裏切り者のラブソング 1

uragiri mono no love song

裏切り者のラブソング 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神280
  • 萌×268
  • 萌20
  • 中立11
  • しゅみじゃない8

67

レビュー数
42
得点
1743
評価数
387
平均
4.6 / 5
神率
72.4%
著者
外岡もったす 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784799762509

あらすじ

「お前を一晩、抱いてみたい」
19XX年イタリア。
とある港町を治めるガルディノファミリーには、二人の次期ボス候補がいる。
伝統を重んじる純血派の幹部・ジーノと、新しい時代を求める自由派の幹部・ダンテだ。
何かと理由をつけては絡んでくるダンテをライバル視するジーノだったけど、
不覚にも〝最大の秘密〟がダンテにバレてしまう。
秘密を守る対価として、ダンテはジーノのカラダを求めてきて――!?
溺愛攻×強気受、異国マフィアラブ開幕!

表題作裏切り者のラブソング 1

ダンテ・ベルティーニ,27歳,イタリアマフィア自由派幹部
ジーノ・アメリア,27歳,イタリアマフィア純血派幹部

その他の収録作品

  • あとがき
  • カバー下(キャラクター紹介)

レビュー投稿数42

絵が綺麗すぎる

読みやすいし、話も面白くて2巻も買いました!
受け可愛いいい〜ってなりました

0

BL要素以外の物語もすごくおもしろい

CDを聴いたので何度か目の再読。

何度も読み返していますが、物語も人物も世界も魅力的で素晴らしい作品です。

イタリアマフィア、という映画でもあまり接することのない世界の物語。
かっこいい男、人情、血縁、などが描かれているので、なじみやすい日本の任侠ものではいけなかったのかな、と途中で思いましたが、読み終えて、これはイタリアマフィアの話だからこそ、純血と混血、という価値観、広い世界だからこそ、かっこいいのだと思いました。

独特な世界観、設定がよく練られていて、かつ、難しくなくて、すんなり読ませてくれておもしろいです。
余計な知識を増やす必要もなく、新たな勉強をする必要もなく、その世界に浸れます。

マフィアファミリーの次期後継者の選考が、死傷者を出さないようにすること、という指示もかっこいいです。
マフィアものなのに、死傷者が出ない、跡目争いなんて、今まであったでしょうか。
ダンテのいたずらによって自宅が爆破されたジーノ、後継者選考期間に、同居することになります。
王道ではない展開が、どんどん続いて行くのに、それぞれムリなく、理解し易いというのもすごいです。
物語の組み立て方が秀逸だと感じました。

自由派幹部のダンテは、その主張の通り、自由でかっこいいです。
純血派幹部のジーノは、その主張の通り、高貴でかっこいいです。

ダンテが大型犬のようにジーノにからんだり、甘えたり、ふざけたりする様子、ジーノが鬱陶しそうに、でも冷たくすることなく対応する様子、どちらも違った可愛さがありました。

それぞれを慕う部下たち、純血の上流の人たち、街の人たち、それぞれの思惑、人間関係が入り乱れるなか、純血派幹部のジーノの正体がダンテに知られてしまいます。

正体を知られたからには殺すしかないはずのに、殺さなければならなかったのに、殺せなかったジーノ。
自分の気持ちがよくわかっていないけれど、とにかくすべてに一生懸命、必死な様子がかわいそうで、切なくて、がんばれ、がんばれ、と応援しながら読み進めました。

ジーノの秘密、嘘は、大切な人の気持ちを守るため、その思いを継ぐためのもので私利私欲によるものではなく、ダンテとのやりとりでどんどん調子を崩して、目指すべき気高い言動が取れなくなって、人間味が出てくる様子は、切なく感じつつ、萌えました。

ダンテはジーノが好きで、守る、仲間が大事で仲間も守る、やることなすこと、全て、男であり、漢であり、とてもかっこよいです。

想いが通じ合って二人三脚で組織を守り、盛り立てていけそう、というところで人助けでの怪我により正体がばれてしまうジーノ。
死を覚悟したジーノの素直な言葉の数々が何ともかっこよくて、男気にあふれていて、感動し、涙が出ました。

そして次期後継者選考の話し合いの場でのダンテの演説もとてもかっこよくて素敵で、感動しました。

そうして時期ボスに決まったジーノ、その就任式の前の夜、部屋に忍び込んできたダンテとの熱く激しい混じり合い、事後の口喧嘩、全てが程よく、程よくバタバタしていて、程よく甘くてとっても素敵でした。

これで素敵なハッピーエンドかと思ったら、不穏な展開、謎と裏切りのあるラストとなりました。
え、これで終わり!?え、まだ続くの!?と、漫画を読んでいて久しぶりにラストで慌てました。

ハッピーエンドでもよかったのに、新たな謎を残してのラストが素敵でした。
裏切者、は、途中まではジーノのことかと思っていたのに、ダンテだったことも、読者も二度裏切られて、なんとも粋なタイトルでした。

0

絵が上手すぎてジャケ買い!

書店で久しぶりにジャケ買いしたのが本作。
とにかく絵が上手く、好みでもあったことからすぐ手に取りました。
マフィアものも大好きなのでワクワクしながらいざ...。

さて。ジャケ買いした本作ですが、結論 : 本文ページも充実していてとっても満足でした。

自由を掲げる兄貴肌のダンテと、伝統を重んじる真面目なジーノ。そんな二人はマフィアのそれぞれの派閥のトップでバチバチすることもしばしば...と、キャラクターの対比が分かりやすく作品にすぐ馴染めました。
マフィアものはもともと大好きなのでその点も満足で、対立や抗争も描かれそんな中で実は幼なじみなダンテとジーノが秘密の関係を結んでいく様子にドキドキします。

ジーノは自身の身体にとある秘密を抱え、それが彼の出生などにも関わってくるのですがその辺の描き方もとても楽しめる内容でした。
単純な恋愛ものにならず、なんだか一難ありそうな展開も好きです。

そんなジーノを全力で受け止め抱いていくスタイルのダンテはTHE・兄貴肌!という感じで
見ていてとても気持ちがいいのも読んでいて楽しかったです 。
ジーノはなんだかんだ言いつつも彼のこの性格に救われているし、誰からも信頼され頼りにされるダンテのことを心のどこかで憧れているんだなぁと読者である私たちもジーノの気持ちを体験できるようなそんなキャラクターでした。
ふふっと笑ってしまうようなやり取りも多く、対立している派閥の頭であるという立場を取り去ってしまえば二人はただの悪友のようでとても微笑ましかったです。

1巻はラストの終わり方がとても不穏で、この先どうなっちゃうの!?これはバッドエンドなの...??と当時とても慌てました笑
しかし続編があるということを知り、多分絶対ハッピーエンドなんだろうなという気配も察知したので安心して続編を待ちたいと思います。

このレビューを描いてる時にはもう2巻を手にしているのですが、1巻の終わり方が終わり方なだけにこの作品が気になっている方は是非1、2巻セットで購入することをオススメします笑

重たくなりすぎないテーマや世界観で2人の恋愛模様を上手く表現されている作品だと思いました。
山あり谷ありではあるのですがハッピーエンドが約束されているのでそういう意味では気楽に読み進められます。

ジャケ買いしてよかった作品の一つで同先生の他作品やドラマCDも先日購入しました。

ダンテとジーノに幸せになってもらいたい!と願ってやまない日々です。

1

神!ハイテンションでスピーディーで

すごいハイテンション!展開はスピーディーで大人数で賑やかにドンパチしてて、読んでてずっと楽しかったです。1巻で後継者問題を解決し、次巻への引きも完璧!メインキャラも魅力的で、気付けば引き込まれてました。
マフィアの時期ボスという立場上、敵対するジーノとダンテ。主義主張の違う二つの派閥を束ねるボスは大変そう。当然内外で反発があり、あちこちで事件が。
ジーノとダンテの関係性が変化していく流れの中で、人助けや争いの仲裁をしてみたり、ボスとして人としての成長が見られたり、盛りだくさんな内容。
ジーノも、たぶんダンテも、抱えているものが重く切ないです。いつも明るく振舞っているだけに、そうした裏側部分が見えるとぐっときてしまいます。
本編ラストは衝撃でした。読者はある意味で安心できるところはありますが、ジーノの気持ちを考えると…。
前作を読み、作家買いすると決めていた作家さんですが、こちらは完結してから読もうか迷ってました。でもこの1巻は1冊の満足度が高く、さらに続きが読みたい気持ちにさせられるので、完結前に読んでも後悔ナシです。最高でした!

0

しっかりストーリー物でありながらラブコメで

またもやどんな話か分からずに読み始めて思ってたのと違ってました。

日常系わちゃわちゃラブコメかと思っていたら舞台は海外、マフィアの跡取り争い。なんならロミオとジュリエット的関係。

しかもお互いに秘密を持っていてラスト、えーー?!こんなとこで終わっちゃうの?気になるわ〜って後引くとこで2巻に続く。

この作品で気に入ったところは、ケンカップルに見えて案外素直なところ。いつまでもツンツンしてる受けはめんどくさい。今作のジーノは、照れたり怒ったりするけど、自分の気持ちちゃんと言えるし行動するし好感持てます。
そんで何より見た目が好みです。作者さんどっちかというとお尻フェチなのかな?って思ったのですが、とてもいいアングルや構図がいくつかありました。シャツだけ羽織った後ろ姿のジーノの下尻がチラリと見える絶対領域感。手持ちにある方見てみて、私は最高!って思ってしまった。(P104)

それ以外でも、シャツガーターを愛用してるのもエロくて最高。なぜこんなにもガーターはそそられるのでしょう?

構図も凝っているし、セッのシーンでコマ割を飛び出している描き方がされているのが迫力を感じさせてくれて良かった。

ジーンの事溺愛してるダンテが恋に落ちた描写も良かったしより好きになった理由も説得力があってよかった。

2巻が気になるけど、完結してからまとめて読みたい気もする作品です。

シーモアで購入
太めの白線修正。しっかり描かれているものが見えています。バッキバキ系

2

良い攻め

イタリアマフィアもの。
裏切り者がキーワードですね。

ジーノの必死さと気高さ、ダンテの攻め味、良かったです。
こうやって好きな子を追いかけて口説いて危機には駆けつけ助けて。許しが出たら抱きまくって。良い攻めですね!
受けを丸ごと包み込むような。

あんなに逃がしてやるって言ってたのは…。

人気の高さに前情報無しで読みました。
凝りすぎて、わかったようなわかってないような…。誰かシンプルなチャート作ってくれないかなあ。

2

もうね、好き…

もうね、好き
これに限ります(語彙力…)

この二人は幼馴染みでマフィア、そして対立する派閥の二人なんです!素晴らしいと思いませんか!?

そして、「別に聞いてない!」って思うかもしれないんですけど、溺愛攻め×強気受けって私の一番好きなカプなんです!
同じ癖をお持ちの方は読んでみてください!!

さらに、絵が皆さん見てわかる通り、スッゴい綺麗なんですよ!
是非、表紙買いしちゃってください
(間違いないです、私が保証します)←誰やねん笑

終始何言ってんだって感じだと思うんですけど、読んでみたらわかります!本当に!「うわぁ好き」って絶対なるので!読んで!ほんとに!!お願いします!

2

ストーリーも良い!

マフィアのファミリー内の派閥が違うもの同士のロミオとジュリエットのような関係の二人のストーリー。

ジーノの秘密がダンテにバレた事がきっかけで二人は対立する立場ながらも身体を重ねる関係になります。最初は秘密をバラされるかもと思うジーノですが、ダンテの事を知っていくうちに彼の事を理解すると共に自分自身が仮初の存在だという事を思い知らされます。

キャラそれぞれの心理描写が丁寧で、感情移入してしまうシーンがたくさんでした!
海外のマフィア…という馴染みのない設定が少し分かりにくくて、暴力的なシーンもあるので苦手な方もいるかもしれません。
えちシーンは二人の身体がしっかり描かれていてえちえちです♡
表情がとてもいい。

2

心地良く奏でられる裏切り

外岡もったす先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
男前 4
エロ 3
強気 3
溺愛 3
な感じだと思います。

ダンテさん×ジーノさんのカプです。

ガルディノファミリーの次期ボス候補である純血派の幹部、ジーノさんと自由派の幹部、ダンテさん。幼馴染みでライバルのダンテさんに何かとちょっかいをかけられるジーノさんだったが、ある秘密をダンテさんに知られてしまい…。

今作はイタリアの港街を舞台にしたマフィア物です。外岡先生があとがきで書いていますが、薬物を捌いたり血生臭いドンパチなどをするマフィアではなく、港街を治める権力者という感じなので、そこまで物騒な描写や血表現は今のところありませんので、そういうのが苦手な人でも安心して読めると思います。

幼馴染みでライバルのダンテさんとジーノさん。ダンテさんをライバル視しているジーノさんですが、ダンテさんの方はちょっかいをかけて絡んできますが、そこまでライバル視している感じではないので、あまり2人の間ではギスギス感はありません。
それどころか、ダンテさんのちょっかいは、もうそういうやつのじゃん、って察することが出来るので、ダンテさんのちょっかいに思わずニヤニヤしてしまいます。

自身のある秘密をダンテさんに知られてしまったジーノさん。ファミリーや自身に対しての葛藤や苦悩を抱き続けてるジーノさんに素敵な言葉を掛けて優しく溺愛するダンテさん。その言葉に励まされ自身を受け入れ、ファミリーに秘密がバレてしまっても最後まで堂々としていたジーノさん。2人共凄く男前で勿論格好良いです。

物語り終盤で、ダンテさんとジーノさんの想いが通じ合って良かったな、と思いながらもタイトルに1と表記されているので、このまま綺麗に終わる訳ないなとは思っていましたが、まさかの展開に「え?どゆこと?」と一瞬理解することが出来なかったですね。作品のタイトルも相俟って「そういうことか!」って脱帽致しました。今後の展開が勿論気になり楽しみなので、次巻も買わせて頂きます。

2

キャラとストーリーはいい

ギャングもの好きなのと高評価が気になり読みました。
ジーノとダンテはとてもいい。
2人ともかっこいいし、好き合っているのがわかる。やりとりもいい。
最後の「裏切り者」ってそういうことでもあったの?という展開もいい。
おもしろいです。高評価なのもわかります。

ただ個人的な好みを言わせて頂くと
せっかくのギャング設定なので、もう少し凄みとか渋さが欲しいところではある。
ギャングと言っても、あとがきに書かれていたように地方の権力者のような存在なので、ハードボイルドでスタイリッシュなギャングとはまた違うタイプなんですね。
かっこつけるところがちとくさく感じてしまったり、外しているのかちょけているのかスカしているのか、決めるところでどうも軽く感じてしまって。
デフォルメ顔でギャグっぽいところも残念ながらツボらない。相性てやつかと思います。すみません。

設定上しょうがないんですが説明とセリフの文字量が多い。
集中力が低いもので、247ページがものすごく長く感じました。これは私の能力が低いためで申し訳ないです。

あと、サングラスを下げて目が直接見えるのが苦手でして。せっかくサングラスをかけているならレンズ越しの目が見たい。
表紙とか少しならそれでもいいんですが、本編でもせっかくかけているサングラスを下げている顔が多かったのが全く個人的な好みですがちょっとしんどかったです。

2

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う