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ありがとう いい夢見れた
rental tamachan
猫になりきって矢澤と遊ぶタマがすっごい可愛かったです。
二人が一緒にいるときだけはどちらも安心したような顔をしていて
すごく平和で、ずっとこのままでいてほしいなと思っていたんですけどそうはなりませんでした(泣)
まじで絶望を感じました。もう落ちるところまで落ちました。
タマの本名を知ることなくタマが死んでしまった場面の矢澤の気持ちを
考えると胸が張り裂けそうなくらい悲しくなりました。
最後にタマが猫転生して出てきたときはえっ!?ってなったんですけど(笑)
そのおかげで矢澤は前を向くことができて安心しました。
最後に、運命的な感じでタマの本名が矢澤に伝わって?本当に良かったです!
しばらく放心状態になる可能性があるので時間がたくさんあるときに
納得するまで何回も読むのがおすすめです。
もう少し長編で読みたかったなぁと思うのと同時に、1巻という短さだからこそより印象に残る作品でもあったのかなとも思います。タイトルから受けの境遇がある程度想像できますが、そういう行為のシーンは匂わされる程度で、メインである矢澤とタマは最後まで健全な関係。そこに頼らずタマの今までの人生の暗さや、矢澤との間に生まれた光の大きさを描ききっているところが素晴らしかったです。
タマとの出会いが非現実的な分、役所の職員である矢澤の働きぶりがリアルに描かれていたのも良かったですね。時には無意味なんじゃないかとつい思ってしまう、けれど、彼は地域の人との交流をけっして諦めません。タマと一緒にいてくれるのにこんなに安心できる人はいないなと思えるし、タマが心底懐くのもとても自然な流れに感じました。別れはいつでも突然やってくるけれど、私は最後の瞬間を共に過ごせるのはこれ以上ない幸運だと思っているし、そこでお互いに感謝や幸福さを伝え合えることはさらに恵まれた別れ方だと思います。とても温かい結末でした。青がタマでも、そうじゃなくても、タマの人生に矢澤の穏やかで優しい愛が降り注いだことは確かなことでしょう。
ネコレンタルかぁ。確かにそういう需要多いんだろうなぁ……なんて思ってたら、え?人間??ってびっくりしました。
でもタマには事情があって、猫のふりをしてるけど、だんだんタマが本物の猫に見えるような?そんな錯覚さえ覚えました。
でも、陽の当たるところでは生きては行けない運命だったの?何も悪くないのに。タマが不憫でなりません。
矢澤さんのところにいる時だけは、本当に安心して心が休まってたのかな。
お別れのシーンは号泣でした。都合の良い奇跡なんてないんですよね。
最後、迷い込んできた猫に“青“って名前付けたのを見て再びダーッと涙が止まらなくなりました(泣)
切ないけれど、素敵なお話をありがとうございました。
(Xの引用での応援をリポストしていただきありがとうございました。嬉しかったです)
やっと読んだー!レビューチラ見していて、これはしばらく読めないー。となかなか手がつけられなく。大好きならくたしょうこ先生の本だし読みたい、でも電子でささっと読むのもナシだし。そして調子の良い日を選んで紙で買いました。
もうね、もう涙腺崩壊したよー!タマちゃんめっちゃキレイだしかわいいし!矢澤良い奴だし!BLの枠超えてる!とさえ思ってしまった。(はらだ先生のワンルームエンジェルとかの様に)とにかく良かった。あんまり感動してらくた先生にお手紙書いてしまいました。良いお話だよ。いつか訪れる別れ、死、記憶、命、出会い、全て全て愛おしくて(自分も寿命あと少し)今を生きよう!て思える作品です。
好みが分かれる作品だよと言われて読んでみた作品。私はメリバも全然読めるし大丈夫よと読み始めた。
大筋はこうしたいならこうでいいと思うんだけど、説得力に欠けた。
青くんの悲壮さをもっと描いてくれたらよかったのにとか、タマちゃんとしての矢澤との時間の尊さを感じさせて欲しかったとか。
「金があれば」って矢澤の言葉に影響されて青が金庫の金盗むって短絡的すぎん?そんな事したらどうなるかわからん?
青が知的障がいがあって細かい事が考えられないって事ならまぁ納得出来るけど。
そんな事なさそうやん?
で、ラストもえぇ〜?!そんなオチ?
って私の好みでは無かったです。
矢澤はタマが死んだと思ってるけど、実は生きててそれぞれの道を歩むみたいなのが私は良かったかも。
同じ様なダークサイドのお話でも痺れる神作はあるけど、なんだか中途半端なメルヘンなフワッと感を感じさせられる作品でした。まぁ、タイトルは軽い感じだもんね。
シーモアで購入。
修正の要らない描写のみ。(密着しすぎてて)
BLを買う時表紙だけでは不安で試し読みをする方は少なく無いハズ、そこまで慎重に行ってもこの冒頭からこれは想像出来まい。
間違い無く良作だと思います、まず「ねこレンタル(※人間)」の発想だけでも面白いし、変わっていくものと変わらないもの、BL部分以外もメッセージ性を感じるストーリー&ヒューマンドラマ、感動するしこの内容&結末にしたのは挑戦的でもある。でも失礼を承知で私は「神」まで後一歩、な感想です、期待値上げ過ぎちゃったかな。
私はある程度内容と結末を知ってから興味を持ったので、そのせいもあるかもしれません。何も知らずに試し読みにまんまと騙されて読み始めたら、号泣していたかもしれないし、その衝撃とギャップに拍手を送り「神」を押したかもしれない。
私の読解力の無さも悪いけれど、説明・詳細不足で一読では解り難い所や、消化不良で気になる所が多かったです。例えばあの黒い粒が何なのか?皆さんのレビューを見させて頂いてこういう事を表していたのかな、とやっと解ったような気がする。
家庭環境のエピソードもじっくり場面とセリフを見て、初めて何となく事情が解った、表現が控えめ過ぎて何が起きたのか解り難かったです。
兄弟の「赤」について、あの女の子との関係、ヤクザの人達との関わり、この仕事を辞められない理由、矢澤の部屋から何故あの絵本が出てきたのかetc…過去の辛いあれこれやタマを取り巻く人間関係が断片的にあっさりしか描かれておらず、憶測で考えるしか無いスッキリしない部分も。
ただでさえ辛くて悲しいお話に鬼!悪魔!と言われても仕方ないけれど、私はこの辛い過去、可哀想なタマの人生についてもっと詳しく知りたかったです。内容の可否やページ数等諸事情もあるかもしれませんが、辛ければ辛い程最期の悲しみにも重みを感じる事が出来るし、読後も強く印象に残り続けるので。
あと一つ足りないのが二人の想い出だと思う、極端な事言ってしまえばキャストと客の関係で殆どがそのやり取り、この「愛おしい」はBL・恋愛と言う感じはあまりしないのも正直な所です。
細かい所に着目せず、二人のやり取りと関係性に純粋に萌えて感動して…真っ直ぐで綺麗な心のBLオタクに生まれて来ていたら、素直に感涙し皆様と感動を共有して心底楽しめたんだろうな、と我を残念に思う。
終盤、動けないほど絶望していた矢澤の元に、彼が関わって来た人達が次々と心配して来てくれた所が、人と人との絆を感じられて好きです。何だかんだ矢澤は色んな人に慕われていて、勘違いして頑張り過ぎていた面もあって、そういう事も含めて後悔の中にある希望の部分に彼らのお陰で気付かされて、再び立ち上がる事が出来て良かった。
序盤の小暮のじいさんとの会話とかもそうだけれど、BL以外の部分の方がこの作品は印象に残ったかもしれない。
描き下ろしは完全に猫マンガ(*^-^*)玩具に目がランラン、元気いっぱいの鳴き声と表情、撫でられてほっこり顔のアップ、そして最後の横顔…とにかく猫の「青」が超可愛く描かれている!癒されたので読後感は悪く無かったです。
そう言えばヤクザの石田でさえ「大切な猫ちゃんを~」とリアル猫には良心的な事を言っていたよね、作者さんの猫ちゃんへの愛が伝わって来るようでした。
作中に登場する絵本はまるでこのお話そのものを指しているよう…少々辛口に書きましたが総評としては読んで良かったし一読の価値がある作品、BLが好きな多くの方に読んで欲しい作品だと思いました。
発売された頃にいっぱいレビューがあがったのは覚えてましたが、なんとなくレビュータイトルから不穏な話なのかな?と思い読んでませんでした。
読みながら最初に思ったことは、自分しかできない仕事は無いし自分がいなくなっても仕事はなんとかまわってく。だから体や心を壊す前に逃げるべき。
自分しかいない!と無理をするのは思い込み。仕事の場合はですが。
架空?の制度の日本のお金のない自治体の町が舞台のようで。
追い詰められてる役場職員の矢澤が癒やしにレンタルネコを頼んだら…、キレイな男の子がネコ耳尻尾をつけてヤクザに連れてこられました。
設定なんですけどね、ですけど…極端すぎますよ(泣)
タマ〜!!!!
金さえあればなあ。せめて贅沢しなければ飢えない程度の。
知恵があればなあ。食いものにされず生きられるだけの。
力があればなあ。逃げるだけの気力体力があれば。
矢澤の最後はまるで別世界の別人で。
ワリキリが大事なのかなあ。あの町のあの人たちは矢澤がいなくてもきっとたくましくやってるんですよね。
タイトルからもっと軽いお話なのかと思っていたけど。。
旨をしめつけられるような人間ドラマだった。やられました。
猫レンタル、という名に惹かれて、猫が好きなのになかなか懐かれない矢澤は、猫がくるものとオーダーを入れてみると、やってきたのは猫耳カチューシャをした人間だった。。
近未来を思わせる架空の荒廃した都市が舞台。そこでまじめに人のために役所で働く矢澤。要領は悪いけれど誠実で実直名人柄。食うか食われるかの世界観が支配する中、矢澤だけが唯一の救いのように思えます。
しかしこの青分するタマちゃん、本格的に猫を演じるのです。まるで猫としてタマちゃんをかわいがる矢澤。いつしか二人は心を通わせるようになる。。
Hとか恋とかいった軽いものではなく、それぞれの人生を背景にそれが交差して生まれる真実の愛、そんなドラマがありました。
心をえぐられるラスト。どうか二人が平穏に幸せに過ごせますよう。
必読です。
ラストでひきずる、というレビューを見て身構えて読み進めたら割とさらっと読了してしまった。胸糞を読み慣れてるから?ラブラブライトなBL中心に読んでる腐の人はこれでショック受けるのかな。
役所勤めの主人公とレンタルねこサービスをしてる青年の話。エロはなし、プラトニックな交流中心となる。話に重さを足してるなら受けと攻めの関係性よりむしろ朽ちてく町の描写。小暮さんの最期の言葉とか結構ずっしり。
わかりにくいが、日本が社会保障制度を廃止した世界って事は近未来を描いたある種のSFなのか?とはいえ全然SF要素はない。
受けの生い立ちが悲惨であるものの、起きた事件の割にさらっと描かれちゃうので鬱らない。
父親は既に一人虐待死させてるってことだよね……?
このへんがもっと掘り下げられてたら感情移入捗ったかもしれないが、良くも悪くも受けが人間味増すのが終盤のモノローグからの爆発シーンだけなので、読み心地がふわっとしてる。
どんなに重たいテーマでも登場人物に感情移入できなきゃ余韻って残らないんだな、と妙に感心。
見開きでばら撒かれた札束をそれをかき集める人たちが印象的で、作者さんこのシーンが描きたかったのかなーと思った。
ラストは猫転生オチ、と見せかけて幸せな勘違いを推したい。だって世の中そんな都合よくないし人は死んだら死んだままだし。
でも人には信じたいことを信じる自由と権利があるよね。それで前向きになれるならそれでいいよね。
一冊でよくまとまってるが、この作者さんに関しては、将来的に一般レーベルに移行する気がした。BLよりも人間ドラマにシフトした方が成功しそうな気がする。
一個すごい疑問なのは、小学校も行ってないような受けが、突然「浸透圧」なんて言葉を出してきたこと。ちゃんと意味知ってるしどこで学んだ?生い立ち考えるとどうにもちぐはぐで、一気にリアリティー薄まった。
その後のモノローグはカタコトで拙いのに……
あそこはキャラの背景捻じ曲げて作者の言いたいこと、表現したいこと優先させちゃったのが残念だった。
読者に違和感を与えないように、もっと上手く落とし込んでほしい。
ぶっちゃけ受けのとばっちりで巻き込まれて死んだ彼女の方が気の毒だった。特に悼まれてる描写もないし。
レビューを読まず先入観なく、暫く前に売れていたようなので購入、読みました。
おお〜面白いじゃないか!タマちゃんは本当に人間?矢澤頑張れ!!
と初めは作品ジャンルすら分からず、綺麗で丁寧な絵とテンポの良い展開に気楽に読み始めました。が、作品設定の世知辛い世の中にある愛が単純に幸せをもたらすものではないかもしれないと思い始めてからは、胸騒ぎを抑えながら読み進み、泣けた。
読みはじめに期待したワクワクも、中盤に願ったエンディングもなかったけれど、でも最後に登場人物が幸せを感じる姿を確認することができて良かった。
作品の完成度が高いからこそ登場人物、主人公への感情移入や愛情が強すぎて、物語の終わり方に納得できなくて評価できない読者もいるかもしれない。そんなことを考える作品でした。
色んな意味で揺さぶられた作品。
また読めるかと言われると答えに詰まる作品だけど、一度は皆に読んでもらいたい、神作品です。
試し読みをして気になった作品。レビューはとにかく辛い、悲しい、メリバ…といったものが目立っていましたが、内容が気になり思い切って購入しました。
結論、読み手の解釈次第でいくらとも取れるお話です!あらすじで明確に”最期”という表現がありますし、割と最後の方まで不穏で重い雰囲気なので完全なるハピエンではありません。
ただ私はこの話を輪廻転生や、浄土宗の世界観として読みました。現世は苦しみが多すぎるのでせめて来世は幸せに…という考えがこの作品と近いような。
それを思ってもう一度読み返すと作中のセリフや表現にもそういう意味もあるのかな?と感じる箇所がありました。辛いけど最後の最後で救われた気分。
ちなみにエロは全くありませんので、よりストーリーが濃く、色々な鍵を握っているように感じました。
こういうお話もあるのか、という新しい引き出しが増えた一冊でした。
本作がyoutubeのショート動画で紹介されているのを目にし、気になって購入しました。
舞台は「社会保障制度のなくなった日本」ということで
作中で100,000円札が登場することからも、物価が上昇しお金の価値が下がっている世界なんだと推察できます。
地方公務員である主人公(攻)が暮らすのはとりわけ貧困に苦しむ町。
癒しを求めてレンタルした猫が、本物の猫ではなく美少年(受)だった〜…というところから物語がスタートします。
絵柄やキャラクターデザインは非常に好みです。
受の壮絶な過去も、具体的にどんなことがあったかは
行間を読まないとわからない(説明的な表現が少ない)のでサラッと読めます。
猫転生エンドというのも、表紙からは想像がつかず新鮮でした。
ただ、細かいところが気になって困惑している間に物語が終わってしまった感が否めません。
そもそも、タマ(珠井 青)というキャラクターが理解できませんでした。
ただの人間でありながら猫のような縦長の瞳孔をしており、
(コンタクトレンズではないはずです)
幼少期の回想でも言葉を発するシーンはなく、行動もどことなく猫っぽいです。
彼は精神障害を持っていて自分を猫だと思い込んでいるのでしょうか。
それとも絵本のタマのようなハッピーエンドを夢見て、必死に猫を演じてるだけなのでしょうか。
「演技」にしては猫用の餌を食べたり猫用のオモチャを飲み込もうとしたり…。
お風呂を嫌がるシーンでも、「身体の傷を見られたくないから」という人間としての感情で嫌がっているのかと思いきや
見られた後もなおお風呂に威嚇し拒んでいます。
この辺の描写、演技にしては真に迫りすぎでは。
猫レンタルの目的は美人局なので、だったら↑のような
徹底した猫の演技は必要ないはずでは…?と思い
最後までよくわかりませんでした。
タマにとって主人公だけが、自分から何も搾取しない安心できる存在だったということなのでしょうが
であれば他のレンタル先で酷い目にあってる描写を入れて
主人公の真っ当さを際立たせて欲しかったなと。
また、主人公の方もずっとタマを猫扱いしていたので
タマと会話を試みたり人間用のご飯を与えたりしてみて欲しかったですし
タマをお風呂に入れたあと裸のタマを温めるシーンで、
作中では耳と尻尾を付けたままでしたがあそこは外して欲しかった。
猫のタマにも人間の青にも変わらない愛情が注げるんだ、というところを予め見せて欲しかったです。
世の中の汚いもの全て啜って生きてきたような青(タマ)が、主人公とは最後までプラトニック。
スキンシップも触れるだけのキスまで。
主人公はタマにときめきこそするものの性愛を向けることは一切ありません。
飼い主と飼い猫の間にあるものは家族愛だと思いますが、
まさにそんな感じの無償の愛を感じられるストーリーでした。
みんなが泣けると書いていたこの漫画。
晩御飯の用意も済ませ、号泣してもOKな状態で読んだ…いやホント…涙が止まらんよ。
序盤はみんなが生活に満足出来ず、社会保険制度が破綻し、役所に不満をぶつける様子が描かれていて、何となく日本の未来を予感させます。
タイトルとか序盤のイメージから、やってきたタマちゃんと少しずつ距離を縮めて、暗い過去を乗り越えてHappyになる癒し系ほのぼのストーリーだと思ってましたが、いやはやとんでもなく重かった!
もう1話目で"死"というテーマが出てきます。
この時点で何とも言えない悲しさが出てくるんですが、さらに2話3話と読み進めていくうちに、タマの置かれている劣悪な状況や矢澤の過去が明らかになります。
人のために働き続ける矢澤、
矢澤のためにあえて線を引くタマ。
本当にどちらにも幸せになって欲しかった!
タマの最期のシーン…
なんかもう本当に「なんでだよ!!!」ですよ。
ここで涙腺が決壊しました。
しかしそのあと。
矢澤は一匹の猫と出会います。
その猫に矢澤がつけた名前。
もう個人的にはここが超絶無理でした。
涙がダム放流レベル、今書いてても泣けます。
BLという枠を超えた、とても深く優しく温かく、そしてとても切ない愛情の物語でした。
巷で話題になっていたので読んでみました。
メリバも死ネタも全然問題なく(ものによっては号泣して引きずるけど)読める雑食派ですが、これはなんとなく好みではなかったかも、、、??
自身が想像してた結末と違ったというのもあるけど、青の過去の掘り下げがあまりされていなかったり、最後の最後で現実味がないファンタジー寄りになってしまって、方向性が見えなかったなあ、、、。
まあBL自体がファンタジーなのでそれ言っちゃダメか!!!笑
あとエロは全くないです!
BL感もあんまりないように感じました。
ボーイズラブっていうより、絆??みたいな。
ちなみに絵はドンピシャに好きでした。
タマちゃんかわいかった。
作品を読んで、タマちゃんは、生まれる体を間違えたのではないかと思いました。
作中でも、「抜け殻」とあったように、体は魂の宿る場所に過ぎず、魂とは全く別のもの解釈をしました。
生まれる体を間違えてしまったタマちゃんは、本当は猫として生きていきたいので、人間社会に馴染めず、失敗ばかり起こしてしまっていました。取り返しのつかないことをしてしまい、このまま人間でいたら、どっちみち殺されてしまうので、自殺を選び、自分なりに罪を償ったのかなと読んでいて思いました。
人間の頃の名前と、生まれ変わった猫の名前が青という伏線が読んでいて面白いポイントでした!
らくたしょうこ先生の作品は、これが初めてだったのですが、絵も言葉も美しくて読んでみたいです✨
らくたしょうこ先生の作品からよく感じていた闇の部分が表に出きっていて、それが商業に乗ると言う意味では面白いというか興味深くは感じましたが、漫画を楽しめたかというとそうではなく。タマちゃんは可愛い。しかし自分の価値観とは合わない死の描き方だった。死の描写は、創作物において容易にドラマチックに見せられる劇薬だと考えているので使用方法が合わないと冷めてしまって…
自分の感想は別にしても、これだけ神評価がつくんだ〜っていう純粋な驚き。意外と完全なハッピーエンドでなくても受け入れられるんですね。
青(タマ)は何のために生まれてきたのか、救いがない。
どなたかが言っていらっしゃった感想の言葉です。
本当にそうだろうか?
啓介と出会うまでの青はその通りだと思う。
ただ、どんな生き物も“生まれてきた意味なんてない”らしい。
残酷だな...と思うのですが、どう受け止めるかは人によって違います。
受け止め方によっては、「そうか。なら自由に、自分らしく生きよう!」と背中を押してくれる言葉でもあるはず。
ただ、青もしかり、愛を受けて育たなかった人、自分で選ぶ権利がなかった人、今も何かに苦しんで生きている人達は、誰かに理由を教えてほしい人も多いと思う。辛くて葛藤しすぎて。
理由がほしいのなら探せばいいと健全な人は思うでしょうが、行く方向行く方向なぜか悪い結果で、なんでそんなに器用にそういう道に向かうのかと感心するほどツイてない人って存在するんです。
だからまた現状に落ち込んで、生まれた意味に固執しがちだし、しまいには生きているけど死んでいる状態。
青の周りの不気味な黒点描写みたいに、よくないものが体の周りにまとわりついてそれが広がっていく感覚...。
あの描写すごくお上手で気持ちが分かりやすかった。
そんな人が、健やかになる時はもうないのか。あります。
人からの愛、人を愛せた時、安心感、温もり...そして、多分死ぬ時だと思う。
啓介が様子見に行っていた家のおじいちゃんが目の前で息を引き取った。
あのおじいちゃんの言葉って、昔から抱いていたものなのだろうか?
きっと死期を察し残りわずかの日々の中、自分の人生を回想し、嬉しかったこと、誰かに助けられたこと、ありふれた幸せはあったことに気づけて至った心境だと思う。
死を“軽くなる”と言った青にもとても納得した。
痛みももうすぐ感じなくなり楽になるという意味だろうけど、そんなことより今までの人生そのものを言っているようにも感じた。
何事も、結果が出た後に初めて答えあわせができる。
青は何のために生まれてきたんだろう?という日々だったのかもしれないけど、諦めずに生きた最期の時に、あぁあれは楽しかったな...出会えてよかったな...そんな感情が自然と湧き上がって息を引き取れたのだと思う。
そしてそれは生まれた意味の答え合わせでもあったと思う。
どうしようもなく理不尽で不平等なことがある世界だけど、青があの日まで生きた意味は啓介に出会うためで、死ぬのは輪廻転生で今度は幸せになる為なのだと思うと、ハッピーエンドと言わざるをえません。
たとえそれが、世間からしたらメリバと言われる程度のまやかしの幸せでも啓介に出会わなければそれすらなかったのかもしれない。
色んな感情で胸がぎゅっとなり、切なくなり、愛しくなって涙腺が緩んでしまいました。
こういう結末なのか...と、私もどうしようもない感情にはなったので、読んで落ち込む人の気持ちも分かります。
地雷の人はどうやっても地雷だと思いますし。
でも、私はこのお話をメリバ(バッドエンド)とは思いきれなくてハッピーエンドだとも思っていてこの違いはなんだろう?と思ったので、とある転生のお話を書いてみます。
何という読み物だったかうろ覚えで自己流の説明になってしまいますが、例えると虐めている人は来世では虐められる側になるそうで、それは痛みを知るため...だそうです。
.........は???知らん前世の奴のせいでそんな役目を担う意味がわからん!って思います。(怒)
でももっと大きな話らしく、前もその前もその前の前も辿れば同じ1つの存在。
記憶を継承していないだけで、ここは前の自分が学ばなかったステージだよ...と説明されると、全部私かい!!って頭を抱えながら一瞬黙ってしまいます。(また理不尽な気持ちが湧き上がってきて受け入れられないけど。)
なぜ転生するのかというと学ぶためで、生きるというのはまだ理解出来ていないことを学ぶことで、その生を寿命まで全うするとまた別の生を学ぶ仕組みだそう。
だからどんなに不幸な人も恵まれた人もみんな平等ということらしい。
うーん......と思うけど、本当にそうなのだとしたら確かに平等ではあるのかもしれない......?
話が逸れますが、自/殺したら課題を放棄したことになるので、また同じ勉強をするための生を与えられてしまう=死んでもまた同じ苦しみを味わう=自/殺はだめだという解釈も書いてあった。
どれもものすごく宗教臭い話なんですが、1つの考え方としては面白いと思います。
青は色々あっだろうけど苦しくても死なずに生きてきたし、最期まで全うしました。
だからあぁいう形で夢見た啓介との生活を与えられたのだと思うと、よくがんばったもんね...と違う角度で見れます。
猫だったのは、今度はひたすら愛を知り甘やかされ癒されることを学ぶためなのかな?とか、啓介のこれからの人生にもまだ青の存在は必要で、でもあそこで知った愛しさと失った寂しさとそれを消さないということはとても大事な学びだったから人の姿ではなかったのかな?...とか、色々浮かんできたりもします。
(あの猫は青だと思って読んでいるけど、そうではない可能性もありますが。)
読み方は様々でいいと思うのですが、2人にとって大事な意味がある結末だったと思いたいですよね。
最後のコマの背景が絵本のような表現だったのにも先生の思いが伝わりました。
転生は永遠と続くので、次の転生では同じ生き物として傍にいる可能性も希望もある。
私はこういう考え方だから、辛くても幸せなお話に感じたのかもしれません。
私は救済の本だと思っていますが、もし人に勧める時は「光の腐女子ですか?」「死ネタとかメリバ大丈夫?」というのは確認すると思います。
というか、これはBLなのか?BLでなければだめな話なのか?の方が悩ましかった。
そんなご本です。
ともあれ、大好きなお話でした。
かわいくて、これからどうなっていくんだろ?ってワクワク読み進めてましたが
もう本当に吐き気がするくらい辛かった…。かわいい+愛くるしいからの落差が酷くて、いやまだこっから良くなるよね?!って期待を打ち砕かれ…。
たまにはこういった作品も良いのかな?だが私には重くてツラくて救われなかったです…ず〜ん。。
ラストではね、まぁこんなのも…?と思いこもうとしたのだけど、ダメージでかすぎて無理でした…。
らくた先生の作品大好きだけど、これはもうホントに読むタイミング超選ぶと思う。。タマちゃん可愛いからこそつらさ1億倍きます。ぐはー。
話には聞いていましたが、表紙と内容のギャップが凄いです。初めの方は表情豊かな矢澤さんと青に癒されますが、段々と切なさを感ました。矢澤さんと青の癒しや優しさを求めている純粋な心が余計身に染みます。猫は死の間近になると姿を消すという話を聞きますが、青が急に消えたのはおそらくそういう事だと知って、思わず泣きそうになりました。そして、青が最後に吐いた「ありがとう いい夢見れた」というセリフでさらに泣きました。しかし、鳴き声や最後の「キレーだね」とあとがきを読んだ感じおそらく青は猫として生まれ変わっているということなので、とても嬉しかったです。この2人が一生幸せに暮らしますように。
試し読みを読んだら続きが気になったのと、レビューを見て読んでも大丈夫だと思ったので購入しました。
冒頭で、暮らしていくには困難な町であり、矢澤は責任感が強い性格だとすぐに分かる描写のお陰で人物像が分かりやすくて、ストーリーにすっと入る事ができました。
仕事で疲弊したところにレンタル猫として人間のタマちゃん(青)がやってきて、猫じゃない!…けど、矢澤はタマに癒されて…
タマこと人間の「青」としての生活を変えたのが、矢澤が発した「金があればなぁ」という言葉ひとつという事で、「青にとっての矢澤」が表現されていて、青を飲み込もうとする黒い粒の根源(過去)と、勢いと疾走感のある今成し遂げたい事の緩急のあるストーリー展開は秀逸でした。
矢澤の部屋にあった、青が幼少期に読んでいた絵本を青が目にして…そこからの青の反応。
ハピエンコースとは正反対の青の反応がとてもリアルで、人生は甘くないし、人の心も簡単ではないという描写がとても良かったです。
青も矢澤も吹っ切れてからは、二人の優しい時間が流れ、青は幸せな最期を迎えられたと思い安堵しました。
でも愛しい存在を失くした側はなかなか立ち直れないんですよね。その気持ちもとても分かるなぁと思いました。
多分、メリバにジャンル分けされると思うのですが、読む人によってはハッピーエンドになるかも?
猫転生して再会できる事自体奇跡だし、それだけでも幸せなことなんじゃないかなと。
最初から最後まで丁寧に描かれていて、斬新な設定全てが生かされているのでストーリーに違和感は全くなく、一気に読み終えました。
最初は一気に読んだので、二度目以降は丁寧に読んで、大切にしたい作品となりました。
らくた先生、本当にお疲れ様でした。そして素敵な作品をありがとうございます。
こちらの作品は表紙に惹かれて購入しました。
twitterの1話試し読みでも絵が可愛らしくて、ほのぼの系かなと思って読んでみたら、予想とは全然違って、割とダークだったり、結構辛い世界の話で最初びっくりしました。
コミックスを読むときはなるべく事前に情報を入れないようにしているので、正直かなりショックでしたが、あとがきで先生がこのお話描きたいということで、商業では難しいかもと思っていたけどそれほど思い入れのある作品なんだなと。
ねこレンタルを頼んだらやってきたのはどう見ても人間なんだけど、猫になりきってるタマ。タマがめちゃくちゃかわいいんです。
仕事でお疲れの矢澤は最初タマをレンタルするの乗り気じゃなかったけど、一緒に過ごしていると、気に入ったのかまた指名するように。
タマをレンタルするために仕事も頑張る矢澤。
矢澤の生きている世界も結構ハードな世界だけど、タマもかなり辛い境遇で。
2人とも多分現状を変えたかったんだろうけど、まさかのラストで。
もう泣けて仕方ありませんでした。
何か他の選択はできなかったのかな?とも思いますが、先生が描きたかったのはそれじゃなかったので、ちょっと思っていたのとは違った形でしたが、これで良かったのかな。でも何度読んでも辛い。かなり引きずるので読む人を選ぶ作品ですが、個人的には大好きです。
表紙とタイトルからもっと軽い感じのお話かと思ってましたが、切なすぎました、、。
でも2人が幸せを感じられるなら、これもハッピーエンドなのかなぁ。
普通のハッピーエンドとは全く違うけど、とても切ないけど大好きなお話のひとつになりました。
可愛い表紙につられたのですが、レビューをみると好みが分かれる結末と書いてあるものが多くなおさら気になり読んでしまいました。やっぱり結末は幸せハッピーが大好きですがこれはこれで受け入れられました。この2人が一緒にいて少しでも幸せだと思える時間があったならばそれでいいです。
らくた先生大好きなので作家買いです!
ネタバレですが、死ネタなのでnot for meでした。が、綺麗な作品だと思ったので中立です。
それに絶対評価が割れるとわかっていたはずなのに、これを連載して世に出そう!となったのもすごい。悪い意味ではなく。
好きな作家さんや期待値の高い作品ほど前情報なく読みたいタイプなんですが、これはそれが裏目に出てしまったかも。
こういうことあるから少しはあらすじ知っといた方がいいなーと思い直しました。
でも後に引きずってしまうほどの重たさでは個人的になかったのでそこは救われました。
変わらず先生は推していくので次回作期待しております!
個人的にはBLというよりひとつの物語として間違いなく神作品だと思いました。
裏表紙のあらすじや帯をろくに見ずに読み始めたので、タイトルと絵から感じた物とはかなり違う方向性の物語で衝撃を受けました。
後々読んだら、ちゃんとあらすじや帯に凝縮されていましたね。
この手のお話はとても好きなので私としては嬉しい誤算でしたが、おそらく好みは分かれそうです。
じんわりとあたたかくて切なくてさびしくてなんとも言えない読後感がたまらない。
そんなお話が好きという人にはおすすめです。
さてここからはネタバレで。
疲れた役人矢澤とねこレンタルとして働く人間タマが朽ちる町で出会って愛を育む物語。…というと合ってるんだけど全然違う気もしてくる、深い重い物語。
これ、読み返したり深く考えていくと、メリバかと言うとなんとも言えないなと思えてきて。
小暮のじーさんのセリフが、この作品の芯の部分なのかと思います。
愛しいと思える存在、一緒に幸せになりたいと思えた存在、最期に愛しいと伝えてくれる存在。そんな存在に出会えた。
タマにとってはハッピーエンドなんですよね。
矢澤にとってはどうなのか。
本編最後で、見つけたこねこにタマと名付けず、タマは自分の中にいるからと違う名前をつける選択をした矢澤が、結果的に知らずにタマの本名をつけた流れがなんとも切ないけどあたたかくて、胸がいっぱいになります。
読者的には救いなんですが、矢澤にとってはタマの代わりではなく、もちろんどこかで重ねる部分はあると思いますが、あくまで新たに出会った「青」と一緒に進むということで。
描き下ろし部分も印象的で、「さびしさだけが残る」「ちゃんと残ってくれる」という表現がもうなんとも言えない気持ちでいっぱいになります。
さびしさを抱えたまま生きていくのは悪いことや不幸なことではなく、矢澤にとってその思いと一緒に生きていくのは、隣にいられなくてもタマと一緒にいられるということで。
そんな存在に出会えた、それはきっと幸福なのかもしれない。
…と、哲学のようにぐるぐる考え始めてしまいだんだん分からなくなります(笑)。
何度も読み返したい!と言うよりは、少し日を開けてじっくり読み返して浸って、を繰り返したいですね。
この2人もう一度人間として出会って、例えば幼馴染みとか同級生とか…恋愛してほしかった!
らくたしょうこ先生作品です。絵が可愛らしくて、いつもはコメディ調の楽しいお話書く先生じゃなかったっけ?
このお話は、のっけから死をちらつかせていてなんか荒廃的で、不穏な空気が…この先生メンタル大丈夫だろうかとかいらん心配したりしなかったりm(_ _)mゴメンナサイ
私は猫耳着けた可愛い男の子が出るラブコメ程度に思って手に取ったのですが、ヤバい!重めだった
前半はタマがもう可愛くて可愛くてしかたありませんでした。お話もしないので、ほんとに自分を猫だと思ってる子だと思っていたのですが、お話が進むにつれて過去の悲惨な幼児期が明かされていきます
もうこの辺は辛くて、重かったです。
そうして怖い人が猫レンタルとは言ってますが、多分デルヘリっぽい風俗の匂いが…
矢澤さんに出会います、矢澤さんは、タマをプロ猫だと思ってるようで天然?タマに手を出すことはありません
ひたすら遊びます癒されます。好きになります!
Hシーンはありませんが、傷だらけのタマを、毛布で優しく包み込んであげるシーンで十分なんです。それだけで満たされました。
さんざん闇組織に利用されたあげく幼いときも良いことがなくて、でも最期に矢澤さんに看取られて行ってしまうシーンは涙が止まりませんでした。
人間として生きたなかで多分唯一の幸せだったのでしょうね。
やっぱり1番泣けるシーンは見開きの猫に転生して矢澤さんと再会したとこです
最後のセリフのきれーだねはタマのセリフだったのかな?
多分人を選ぶ作品だとは思うのですが、私はすごく好きです。何よりも前半のタマがすごく可愛かったです
TikTokでこの作品をおすすめしている動画を見て購入しました。読後感の苦しくても尊いとぐちゃぐちゃになる感情が堪らず、ここ最近は毎日読んでいます。
裏表紙側の帯にある「俺もお前と一緒に幸せになりたかったんだ」というセリフ、読後にもう一度繰り返すと温かく愛しいとともに深く深く苦しさを感じます。
たくさんの人に読んで欲しくて、商業BL読んでいる知り合いやTwitterのフォロワーに布教しています。
購入を検討している方がレビューをご覧になっていたら是非買ってください。
可愛い話なのかと思いきやのラスト。
基本的に自分自身がBLに求めるものはファンタジーであり、
ハッピーエンドなので正直ちょっぴりきつかった。
なので、読後感は正直最初は悪かったかもしれない…。
でも本編ラストの背景に少し救われたなぁ。
誰にでもおすすめできる内容ではないけれど、
私は好きかもしれません。
いろんな幸せの形があって、二人はそこにたどり着けたのかな、と。
少し時間置いて、また読みたいと思わせてくれるお話でした。
試し読みを見てタマの顔面が良すぎたし、らくたしょうこ先生の他の作品が面白かったので買ってみたら重くて驚きを隠せませんでした笑
読んでいくうちにどんどん雲行きが怪しくなってバッドエンドか、と思ったら本当の猫になって再会でなんとも。どうせなら死なずに人間のまま2人で新たな人生を歩んでほしかったと思う派なので複雑な気持ちになりました。
漫画らしくなく現実的でした。
地雷まではいかないのですが、重めな話は一度読んだら読み返そうとなかなか思えないのでしゅみじゃなかったです。
もふもふ癒しが見たいと読み始めた方は、作中の攻めのようにアレ?可愛いもふもふは?と思ってしまうかもしれませんね。
猫ちゃん仕様の受けはめちゃくちゃ可愛いです。「にゃん」と鳴き、猫おやつを食べ、猫じゃらしで遊び、まるで本物の猫ちゃんのように振る舞います。でも人間で、背景がめちゃくちゃハードモード。
後半はまさかの死別展開で胸が苦しくなって悲しいです。
しかし作者様はそこのところを描きたかったのかなと。
願ってもどうにもならない現実の不条理とか、上手く言い表せませんが、このお話には攻めが大切は存在をなくした後に何を感じて気持ちをどう昇華させて、どう立ち直っていくかが欠かせなかったんだと思います。
レビューを読むかぎり、しゅみじゃないと思ってしまわれた方にも、攻めが受けを失くした辛さが伝わっていると思うので(悲しい展開で趣味じゃないだと思うので)、私は神評価にさせていただきました。
猫ちゃんとして戻ってきた受けと、攻めがまた出逢えて本当に良かった。
作中の言葉に胸を打たれました・・・。
気になった方はぜひ。
猫のレンタルサービスでメインの二人が出会うという今までにない設定に惹かれ、試し読みでタマちゃんが可愛くてどんなお話なんだろうと思い、読んでみましたが…。
前半、タマちゃんが本当に猫の動きをまねていて、笑顔満面で「にゃーん!!」と言っているコマで癒されつつも何か黒い粒が表す闇を感じさせる展開に夢中で読めました。あまりに猫すぎる言動に実は本当に猫だったり…とも思いました(いつ、どのような日本語を喋るのかも楽しみでした)。
後半は怒涛の展開で、読むのが苦しくなる展開が続きすぎました。暴力、家庭の闇、流血、モブ姦、殺人と続き、二人のこれまでのつらい境遇を考えると、どうにかハッピーエンドであってほしいと最後まで願っていましたが、その思いは打ち砕かれてしまいました。タマちゃんの本当の姿が見えてきたのもつかの間、死別してしまうという最悪の結末となってしまいました。ここがもしこうなっていたらとか何度も考え、矢澤の気持ちが痛いほど伝わってきました。
ここ最近メリバの作品をまあまあ読むようになってつらい展開に耐性が出来上がったのではないかと思い込んでいましたが、本作品の結末は個人的には受け入れられないものでした。笑顔満面の「にゃーん!!」を読み返すと、タマちゃん(青)は帰ってこないという事実を実感し、悲しく胸が痛くなりました。アニメイト特典リーフレットのちょっとしたシーンを本編の読後に読むと尚更でした。二人が本当の愛を知ったからこそ、猫と人間という形ではなく、最終話の扉絵のような二人とも人間の姿で日常を幸せに過ごしている場面を見たかったということに尽きます。
もしこの作品にメリバ要素があることを事前に知っていたら果たして手に取っただろうか…?と考えてしまうほどには感情を揺さぶられた作品でした。
個人的な好き嫌いだけで「しゅみじゃない」評価をしてしまうのはあまりにもったいなく感じたので、感想を書きつつ気持ちの整理をしていきたいと思います。
らくた先生の描かれるキャラクターの繊細な表情が大好きです。
タマちゃんの、かわいいけれどどこか世を儚んでいるような危なっかしさとか、矢澤に抱き締められてじんわりと緩んでいく様子とか、セリフがなくても感情がダイレクトに伝わってくるので、ものすごく感情移入してしまい読み進めるのがとてもつらかったです。
最終話の扉絵を見たとき、きっとこのページの先にこんな展開が待っているんだろうと期待したのですが、そんなシーンは永遠に来なくて。だんだんと終わりに近づくにつれて、心臓が痛くてページをめくる手が震えたのは初めての経験でした。
あの扉絵は矢澤とタマちゃんどちらが夢見た光景なんだろう。
タマちゃんの人生が本当に苦しくて、でも最期に矢澤に見守られながら笑顔で旅立てたのが彼にとって一筋の救いになっていればいいなと思います。
一瞬でも幸せだったと思える時間があれば、人生なんてそれでいいのかもしれません。
「さびしさが残る ちゃんと残ってくれる」
この言葉を見たとき、また涙が込み上げてきました。
私の好きな作品に、「誰かを愛するということは、失う時の痛みも引き受けるということだと思う」というセリフがあるんですが、それを思い出しました。
愛しく想っていた相手との別れはつらく悲しい。でも裏を返せば、それは本当に相手を愛していたからこそ感じられる特別なものだとも言えます。決して前向きな気持ちではないかもしれないけど、いつまでも忘れずに心の中に住まわせることがタマちゃんへのせめてもの手向けになっているのかなと思いました。
猫の青ちゃんにはもちろん矢澤からたっぷり愛情を注いでもらってすくすく育ってほしいと思いますが、光の腐女子としては、人間のタマちゃんと矢澤が幸せに過ごしているところをもっと見たかったです…。
しんどすぎてしばらくは読み返せそうにないので、もう少し落ち着いたらまたゆっくり味わいたいと思います。
かわい〜癒されそう〜!と思って購入しましたが、
しゅみじゃないの多さが気になりネタバレ有りレビューをチラ見してから読みました!
レビュー1行目だけ見るレベルのチラ見でしたが、メリバだというレビューを見て、癒しを求めている時に見るものではないと知れたのがよかったです!笑
途中は悲しい涙で最後はよかったね〜の気持ちの涙で止まりませんでした…!
個人的に死別でも最後にキャラ達が幸せそうならそれでいいタイプなので神評価にしました。
ねこちゃんは正義!
タマちゃんがめちゃくちゃ可愛かったです!
これは、ネタバレなしで読んでほしいですが…作者さん本人もおっしゃる通りに人は選びます…。
ダークなのが好きな方は大丈夫です。
私はネコも好きだし、タマちゃんのネコがもう可愛すぎて刺さりましたので…大号泣。
前半は、ほのぼのとても可愛いです。
後半はもう…。
絵柄もとても綺麗で瞳もキラキラしていて…。5話目の扉絵も切ないです…。
ストーリー重視の方にオススメです!
ちなみに2人のエロはない(軽くキスする程度)です。
紙本購入
修正なし
メリバだった!
私、メリバだめなんですよ。
ごめんなさい。メリバは本当に苦手なので「しゅみじゃない」を選びました。
作家様、すみません。
表紙の可愛さに、タマちゃんの可愛さにつられて買ってしまった。
最後まで、本当はタマちゃん、生きているんじゃないの?と期待したんですけどね。
たぶん、この作品、メッセージ性があるんだと思うんです。
でも、メリバだと、そこまで頭が回らなくなっちゃうんですよ、私。
なんでタマちゃんはこんな不幸な最後になったの?
貧乏だから?親が毒親だから?
タマちゃんは何も悪いことをしていないのに、環境のせいでこんなにふこうになっちゃうの?
頑張って生きていたら、いつか幸せになれるのかな。
なんだか、そんな寂しい気持ちになりました。
生まれ変わって、矢澤に大切に飼われていても、タマちゃんは幸せじゃないまま死んじゃったじゃないですか。
読み終わって悲しい気持ちのまま書きなぐりました。
今から、甘々の作品を読むことにします・・・
盛大にネタバレします!!
らくたしょうこ先生の絵が大好きだし、タマの絵をSNSで見かけて、ほんと絵だけで買いました!!
完全な光属性の腐女子である私には合いませんでした泣
転生があるとしても、死別はどうしても無理なんですごめんなさい〜泣
地雷踏んでしまいました…。
読み返すことは無いと思います…。
でもタマちゃんはめちゃくちゃ可愛いです…。
闇の癖の方(?)には合うと思うのでとりあえず中立にしました!
可愛い幸せハピエンがよかったな、、
猫と暮らしてるので尚更そんな気持ちです。。
レビューなど前情報を何も入れずにコミックスで読みました。
読んで衝撃!号泣でした。
これは救済BLって言っていいのかな…救済されたと信じたい。
社会福祉制度の無くなってしまった世界、辛い世界でも出会った2人が少しずつ愛を育んでいく姿がとっても素敵でした。
2人で幸せに暮らしていってほしいなと強く願った先での展開で、涙が止まりませんでしたが、矢澤くんの言葉に救われた気持ちになりました。
人は辛いことも抱えて生きていけるんだな…と。
きっとタマちゃんも矢澤くんに出会えて、しあわせだったんだと…。
矢澤くんと猫の青の生活も微笑ましくて、もっと見ていたくなりました。
最後まで読んで、始めから読み返してまた号泣…。
王道なハッピーエンドしかダメな人には、きっと趣味じゃないってなってしまいそうです…。
らくたしょうこ先生にしか描けない世界観。
でも、いろんな人に読んでほしいな…と感じました。
感じ方や受け取り方はそれぞれかもしれませんが、素敵なお話でした。
先生の「万人受けするお話ではないだろうのと、刺さる誰かにどうか届いてほしいというので〜」というツイートを拝見したのと、とにかく号泣したという感想呟きを見かけて興味を持ちました。
変わった設定ではありますね。
でもストーリーはシンプル。孤独な者同士が出会い、ぬくもりを感じて惹かれあっていったというもので読みやすかったです。
矢澤が恋なのかもしれないと浮かれたりバリバリ働く姿がユーモラスで好きです。
ラストが感動的でした。
ボロボロになった矢澤が涙を流すシーン。
「さびしさが残る ちゃんと残ってくれる」←ちゃんと残ってくれる…が泣かせます。
このラストの受け止め方は人それぞれだと思いますが、私は悲しいけれども、よかったねと思いました。そのままですが。
タマが回復して再登場するかと期待したのですが違いましたね(泣)
廃れていく町でのリアルな姿(辛い)
矢澤はタマと出会ったからこそ、青に懐かれたわけだし。矢澤にとって姿形は変わっても青はタマだし。
タマと過ごした時間は矢澤に残っているし。
タマは一見不幸だったかもだけど、矢澤に会ってしあわせだっただろうし。「ありがとう」と言えたし。黒い粒が光に変わってよかった。
私はこのお話は現代設定のままで、社会保障制度がなくなった世界でなくてもいいのではないかと思ったんですが。
死んでゆく町だからこそ、2人がこうして生きてこなければならなかった。孤独で頼るものもほぼない中で出会い、それまで感じたことのないささやかなぬくもりが愛おしかった、ということかなと思いました。
そして、社会保障制度がいかに重要かということ。
個人個人の力では限界があるということ。
矢澤は孤軍奮闘、自己犠牲で献身的にそんなにがんばらなくてもいいんだよ。変わらないもの変わっていくものがあるんだよというメッセージもよかったです。
社会保障制度がまだあってよかったと心底思います。大事ですね。
終わりたてホヤホヤで書いています。まだ頭ん中ぐちゃぐちゃです。
はっきり言える事は、5月上旬にとんでもない新作が出たなオイ。
買う前に、なんで「しゅみじゃない」の評価が多いんだろうって、少し不安を持ちましたが… なるほど。そういう事かぁ。
自分も途中でまさか?っと思いましたけど、流れとか感情の変化が非常に丁寧な物語でしたので、個人的に納得できるエンディングでした。
しかし、やっぱり苦手な方には勧められない作品かもしれません。
♦ 内容について少々 (ネタバレなし) ♦
レンタル猫とその一時的な飼い主という、ユニークな関係を築いているタマと矢澤ですが、はじめは「あ、あぁぁ」と戸惑いつつも、そんな二人がだんだん愛おしく見えてきて、最終的に「はあああ~♡」ってなりました! (← 文章下手か)
本気でタマを猫ちゃん扱いして癒される矢澤って、マジでヤバい奴だなぁっと苦笑しながらも、同時に気づいちゃった: 仕事から疲れて帰ってきて毎日BLばかり食い散らかしてる自分はどうよ…?
おっ。急に親近感。
タマの場合はほとんど「にゃあ」しか言わないけど、本っ当に可愛くてカッコよくて賢くてイイ子なの!ああああああタマァァ―!! ヾ(*´∀`*)ノ
そろそろ壊れてきたので、感想はこの辺にします。
タイトルにある通り、映画化に向いている感動的で素晴らしい作品でした。
今年に入って3人目です
はじめまして だと思い込んでタイトル買いしたの
はじめまして を書いちゃう前に気づけてよかった
前お二方には申し訳ない気がしますが
忘れちゃうのよ お年のせいもあるんだけど
日々 下り坂を猛スピードで転がり落ちるように生きてます ハイ
いやコレ 設定が抜群に面白いです
日々募る疲れに癒しを求めたのが「ねこレンタル」
壊滅的に猫に嫌われる男が諦めきれない思いからモフモフレンタルに踏み切るんだけど まぁまぁまぁ
怪しい男に連れられてきたタマちゃんの可愛さを読めばいいのかな?
なんて ゆるっ としたソコのアナた((怒)) あたしか
とんでも8分 歩いて10分 歩く姿はユリの花((怒)) ←え
やっていいのか毎度悩みますが ラストネタバレです
サヨナラは別れの言葉じゃなくて 再び会うための遠い約束 とは思えない方
何度でも何度でも何度でも 立ち上がり呼ぶよ きみの名前 声が涸れるまで に胸潰れそうになる方
お気をつけください
表紙と試し読みで買っちゃうと どエラい目にあいますから フフ
そしてこの 最大のネタバレ
エロはないッ! 期待すんなッ!受け攻め設定すらないからなッ!
※ ワンカットですがモブ姦シーンがございます
社会保障制度の廃止により各自治体の自主性で制度が設けられるようになったっ今 財政逼迫に死にゆく町がある
あの 世知辛い世の中だから求めてしまう暖かいものだったり 優しい時間 ってのが時にコミカルに 時にシリアスに いい塩梅で入ってくるんだけど 荒廃の中でみた夢があまりにも哀れで
いいッ!すんごいいいッ!
いいんだが 石田って男とタマと井上の関係が描かれてないのが超残念 悔やまれる
ネグレクトや貧困がそれとなく描かれてはいるんだけど 身体に刻まれた傷やなぜヤクザと関わることになったかがないせいで タマが抱えていたものが矢澤が勝手に背負い込んだ町や人への思いや覚悟ほど鮮明にみえてこない
そこにもってきて 蓄積されたものからの解放だったり 己がための幸せな時間 ってのを読むかっこうになっちゃったので いまいち盛り上がり損ねるというか 魅せ場足らずになったというか
いや 感動的なんですよ? 変わりゆくもの 変わらず残るもの
見えないけど確かに繋がる想いはあったし 最後までネコとして生きたタマへの情も
彼を喪ってから手にしたものに知らないはずの彼の名を呼んじゃうのも 涙なくしては読めない?
うーーん せっかくここまで優しいお話に仕上げたんだから 君はかわいーいボクの白ねーこ♪ だけの設定勝ちにして欲しくなかったというか
あんまり暗くしたくなかったんだろうけど 見せてしまった以上 タマが飲み込んでいった黒い鉛の粒の正体はもう少し見せなきゃダメだったかな