イキガミとドナー 二人のイキガミ 上

ikigami to donor

イキガミとドナー 二人のイキガミ 上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神166
  • 萌×223
  • 萌7
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
16
得点
944
評価数
198
平均
4.8 / 5
神率
83.8%
著者
山中ヒコ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784396785611

あらすじ

【春人編】官僚・柴田を愛した一人目の戦神

死が二人を分かつまで――――

舞台は未来世界。
防衛省の新人官僚・柴田は
国を守る最強戦闘種“イキガミ”・
春人のドナーだと判明した。  

ドナーはイキガミの唯一の癒し手。

春人を懐柔し、国のために
操ろうとする柴田だったが、
心柔らかな少年の春人は、
すぐに柴田に恋してしまう。

生死をかけたパートナーシップを結ぶ
自分たちの関係に苦悩しながらも
ひたむきな想いを傾けてくる春人に、
柴田の心は徐々に溶け始め――。

ドラマチックSF、待望のスピンオフ!

表題作イキガミとドナー 二人のイキガミ 上

長井 春人(イキガミ),高校生
柴田 直純(ドナー),防衛省職員

同時収録作品イキガミとドナー 二人のイキガミ 上

滝 湊(イキガミ)
柴田 直純(春人のドナー),防衛省イキガミ班職員

レビュー投稿数16

涙なくして読めない

うっかり夜中に読んだら、冒頭から涙が止まらず、翌日顔がパンパンに腫れました…(笑)
この作品を涙なしで読める人がいるだろうか?いやいない。バスタオルを準備して読んでください。

1

伝えられなかった言葉。

※前作『イキガミとドナー』のネタバレを含みます

前作を読んでいる読者は二人のことを知っているわけで……しかも想像以上に春人がいい子で純粋で可愛くて、読み始めからもうホロっときてしまいます。
けど、さらに想像の上を行っていたのが柴田の可愛さ。冷淡な野心家だと、周囲の人も柴田自身も思っていそうだけど、実はただ、真面目すぎて不器用すぎる人でした。まあプライド高いのは見た通り。そして頭はいいくせに天然で鈍感で無自覚という……。
どストレートに告白されてやっと「ああ…そういう…」って、これまで気づいてなかったんか! じゃあ高校生の頭をナデナデしたのは策略じゃなくて天然だったのか!
柴田が無自覚に春人を煽ったり、無自覚に春人に堕ちていったり……が可愛くて可愛くて。前作の鬼道もそうだったけど、情緒未発達の男が恋をして、人間らしい心が育っていくのってめちゃくちゃ好きです。

でも、お互いを想う気持ちが強くなるほど、追い詰められてしまうのがイキガミとドナーの関係。
イキガミにとって、危険や恐怖に身を晒すことももちろんだけど、それで自分が傷を負ったら、ドナーを傷つけることに直結してしまうのが二重に辛い。ましてそれが愛する人だったら。でもドナーからすれば「全部あげる」ことが愛であり。
同じ場所に包帯を巻いて向かい合う……何という残酷さ。

冒頭のモノローグが作中で繰り返されるんだけど、そのたびに言葉の意味合いが違って見えてくる。柴田の不器用さが哀しい。

春人編はとにかく泣きっぱなしでした。イキガミとドナーの置かれている立場の過酷さや、喪失の悲しさもあるけど……それ以上に、春人と柴田がお互いをただ一心に想い合う、その愛の深さに泣きました。

上巻の後半から滝編がスタート。
滝は、国民から人気があるところとか、柴田に惹かれる過程とか、春人と共通点が多いんだけど、まるっきり春人にそっくりでもない。健気!って感じだった春人より、滝の方が明るい図太さがあって、なんだかホッとしました。

(下巻のレビューに続く)

3

濃く深い闇と強い光

前作を読み下巻のレビューで「光」だなと思った柴田さんの「闇」のお話しでした

BLアワードノミネートきっかけで先ずこの「二人のイキガミ」を読みたい欲が刺激されました
ただ、前作を読まないときっと分からない内容なんだろうな~とシリーズ読みを決意し読む事にしたのですが、あらすじなども見ていなかったのでこの作品で柴田さんのお話しを読めるとは思わず、、、読み始めて、、、あぁ。。。だからイキガミが2人なのか…。と深く納得しました

1人目のイキガミ
柴田さんのお話しは前作を読んでいれば「春人」の存在を知っている訳なので彼らの歴史を知って行く過程は否が応でも胸をキュッと締め付けて来ます
それでも「二人のイキガミ」を描くには知らなければいけない大切なコト

春人の選んだ熱く貴い想いの深さに胸が打たれます
普段の春人の大らかさからは想像を絶する強い意志に柴田さんは愛を感じつつも自身の無力を感じずにはいられなかったと思うと、、、イキガミとドナーという関係で結ばれた2人の残酷さを恨めしく思ってしまいます
「お互いがお互いの人質」である辛さが貴さと共に最悪のカタチを迎えてしまった事が苦しい

柴田さんの首元に顔をうずめ呼吸をする春人の熱さ、返せなかった「好き」という言葉。。。
数々の柴田さんの後悔に満ちたモノローグがとてもとても切ない…


2人目のイキガミ
前作で湊の存在が見せた、今が動き未来に繋がったように見えていたあのシーンの後にまさか、、、まさかこんな事態になっていたとは。。。
柴田さんの「闇」はまだ「光」を取り込めても吞み込んでしまう程の深さ
光の輝きが強い分、闇の濃さが比例してしまうのだろうか…
同じ分だけ輝か無くてもいい。。。
その闇に光を取り込み続ける事が出来るだけの穴を開けて欲しい
柴田さん、、、

早く下巻を読まないと…!!

2

死がふたりを分かつまで

柴田さんと二人のイキガミのお話。
初めは春人を利用しようと考えていた柴田さんが春人の中身を知り惹かれていき、そして……という展開にもう…。前作であの過去が描かれることは分かっていたはずなのに。
春人が最後まで春人らしくてあの回は何度読んでも心に来ますね。
でも春人の大きな愛が柴田さんを変えそして行動力となり前作があるのですから。
でも、滝くんも柴田さんを追いかけて追いかけてどこまでも追いかけていて。柴田さんを救ってくれる人が現れて良かったと思います。
エピローグは賛否ありそうですが、まるごとひっくるめて愛する滝は男前ですね。
だからこそ滝に柴田さんは惹かれたんだなって思います。

2

イキガミとドナーの関係とは

下巻のレビューをした時は初見で、よくわからないまま書いてしまいましたが、何度か読んだ後にプロローグである上巻のレビューをやってなかったので書きました。
上巻は下巻よりも分かりやすい話で、なんだかあらすじみたいなレビューになってしまいました。


自分のエリート人生を狂わせたイキガミの春人を操ろうとする柴田に一目ぼれした春人は、イキガミになったばかりの高校生で、彼もまた人生が突然変わってしまい戸惑っています。
柴田に戦うことへの恐怖と弱い気持ちを伝えます。そこで柴田は「実戦になったら……私を守ることを考えて」と伝えます。
春人は何度も「好き」と言いますが、柴田は一度も返せません。それでも柴田は純粋で懸命に好きだと伝えてくる春人を好きになるし守ってあげたいと思います。
でも結婚しても柴田は「好き」って言えないんです。いろんな想いがあって、好きなのに言えないのが読んでいて辛かったです。

結局、春人は柴田を守る為に死んでしまいます。もう柴田の身体を自分の身体を治す為に傷つけたくないから。
防衛省と国は国民的人気の春人を死んだ後も利用し、それが許せなくて柴田は復讐を決意します。きっと自分のことも許せなかったから、下巻のような柴田の行動になったんだと思います。

好きだと伝えることができないまま、自分の為に愛する人が亡くなってしまったらもう辛すぎますよね。


滝は春人みたいでした。高校生でイキガミになり、実践を怖がり自分の弱さに気づいて優しくしてくれた柴田に恋をします。
柴田は「君を好きにならない」と言いながら滝に身体を許します。柴田も滝に春人を重ねていたんでしょうね。でも上巻では柴田の気持ちはまったくわかりません。

イキガミとドナーとしての関係と個人的な婚姻関係と切っても切れないと思いますが、その想いがイキガミの方が募っていてドナーに対しての愛情と執着が強いんだと思います。
だからこその悲劇が繰り返されているような気がします。

下巻にもそんなイキガミが出てきます。
そして、とても考えさせられる終わり方になっています。
ぜひ、上下巻で読んでください。

3

分かってたけど

勿体なくてなかなか手が出せず
積読してましたが読了しました!

ヤバイだろうなーと分かっていたけど
読み始めてすぐ涙が.....
自分如きの陳腐な感想で
この作品の感動が薄れたら嫌なので
ネタバレはしません!

ただ読む価値はある!
そして紙媒体での購入を
オススメしたい!
何となくですが物語の良さが
紙の方がより伝わる気がします

あまり参考にならない
レビューだと思いますが
感動を伝えたくて...

心に沁みる作品を
創る先生にはいつも
心から感謝と尊敬をしてます^_^
癒しをありがとうございます


9

上巻のみの感想です

このシリーズ、イキガミという存在、扱われ方が残酷で辛くなるんですが。
本作は前作より戦闘シーンが少なく、ラブな場面が多めなのがよかったかな。上巻までは。
や、春人のあのシーンはきつかった。しかも敵のイキガミが子どもというのがまた…。

山中先生の絵がますます色っぽさ、いじらしさが強くなっている気がして。
特に後頭部からの襟足が短いうなじ、伏し目がち、長いまつ毛、うるうるお目目が萌えです。
キャラが愛おしい分、ストーリーの切なさが沁みます。

柴田は重い十字架を背負ってしまいました。
春人をイキガミとして利用した。
春人は自分を守るために死んだ。
春人は何度も好きと言ったのに一度も返せなかった。
これは回復できないのでは…というくらいの後悔と罪悪感。

滝くんとの関係性でどう再生するのか。
下巻、楽しみに読みます。

鬼道が吉野に甘える場面が出てきてうれしかったです。萌えシーンでした。

4

前作から読んでほしい。

前作「イキガミとドナー」からのファンなので上巻の春人がどうなるかは分かってて読み始めるわけですよ。

幸せな二人の様子を見れば見るほど心がえぐられる...
パラレルワールド的な感じにしてくれないっすかね...と何度も思いながら読みました。

上巻下巻通してシリアスで辛い部分も多いけど前作カプの登場などで緩急のバランスが良く、辛くて読むのをやめてしまうような事はないと思います。
BL要素を抜きにしてもすごく心に残り何度も読み返したくなる作品なので是非多くの人に読んでほしいです。

8

過去を越えた先にあるモノ

ドナーだった頃の柴田の過去が明かされた上巻。
前作の柴田はとても冷静というか淡々としていた印象だったのですが、パートナーである春人とこんなに悲しい別れを経験していたなんて…。とても苦しくなりながら読み進めました。

春人の真っ直ぐな想いに応えたいけれど、ドナーの柴田の立場はあくまでもイキガミである春人を"生かす"こと。
ふたりの間に恋愛感情があったとしてもイキガミとドナーという関係上、その気持ちだけでは動けないもどかしさがあって。
好きだと伝えることすら難しい状況を見ているのは本当に悲しかったです。
春人はイキガミの任務中に命を落としてしまうわけですが、それも柴田への愛だったというもツラすぎました。

そこから場面は変わり滝とのお話になっていきますが。心の整理もつかないまま時間だけが過ぎていく、その虚しさの中を生きている柴田の心が下巻では無事に救われることを祈りたいと思います。

6

わかってるから辛い

前作上下を読んでいるので、春人がどうなってしまうのかはわかってはいました。
わかっていましたが、上巻の過程を経た結末は終わりであることが辛く悲しい。

柴田と春人の絶妙な掛け違いが、苦しくてたまりませんでした。
もっと素直に感情をぶつけて!と外野は思ってしまいますが、当事者はそうもいかないものですよね。
どちらも相手のことを想った最善だったのでしょうが、最悪の結末になってしまいました。

春人が柴田を愛していたのはもちろんですが、柴田からの小さな愛もきっと伝わっていたのだと信じます。
でも死んでいては答え合わせができないので。

そういう過程だったから、復讐のために動いていた柴田がぷつりと切れて無気力になってしまうのも理解できました。自分自身の身体は大事にしてほしい...
でも相手が滝だったことが救いでした。

柴田の気持ちがどこにあるかを理解していて、けれど自分の気持ちは抑えられない。
弱り切っている柴田にとっては荒療治かもしれませんが、じっくりと効いていく優しい薬のような存在でした。

上巻は終始苦しかったです。
表紙からしてもう、涙せずにはいられませんでした。

13

泣いちゃうのは分かってたけど

まさかの「イキガミとドナー」の続編を読めるとは思わず、発売されると知ってからは予約をして届く日を楽しみにしていました。

ただ、耐え切れずに試し読みやレビューを拝見して、これは号泣コースだなと思っておりました。そして、案の定ですよ。www
でもね、泣きましたが号泣ではなかったです。春人の運命を知ってるだけに、そのシーンまでの晴人の笑顔や苦悩を知るたびにじわじわと眼から水が湧いて来るんですよ。

柴田に恋した胸のときめき、彼の目を奪ってしまった悲しみ、柴田と結婚出来たトキメキとQ国のイキガミに腕を奪われた時に浮かんだであろう愛する人の顔、もうねジワジワと胸を苦しめるんです。

そして晴人の真っ直ぐな愛に胸がトキメキながらも、自分の発した一言が呪縛となり彼に愛を伝えられない柴田の苦しみ。晴人がどんな思いで死を選んだのかを知ってるのは柴田ただ1人なんです。

晴人の死をここぞとばかりに利用する人々、そして晴人の死で生き残って良かったなと笑顔で残酷な事を告げる人。

柴田の元に戻って来た晴人の一部にやっと「好きだ」と言えた柴田の後悔。

ツイートとか拝見してても山中ヒコ先生がとても感受性溢れた正義感溢れる人だというのは伝わって来ていました。
この世の中に凝縮した矛盾や理不尽をギュッと詰め込んで昇華したのがこの作品ではないでしょうか?

目がショボショボするので、落ち着いてから下巻に進みたいと思います。それにしても晴人良い子だわぁ。悲しみ。

10

するめ系

ヒコ先生だし前作良かったみたいだしなと購入。しまったよー…これは先に前作読むべきだったかも…と激しく後悔中。私みたいに前作読んでいないのに今作読もうとしている方がおられましたら、考え直していただいた方がよいかもです。忘れないなと思ったので萌2にしました。雑誌掲載話を加筆修正したもの、カバー下は表紙絵のモノクロ図。

防衛省に入省、エリート街道まっしぐらの予定だったのに、入省後半年でドナーと判明した柴田。閑職へ異動させられそうになったところを、イキガミの情報を提供するからと申し出て・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
防衛省の方少々、鬼道と吉野ぐらい。

++覚えているだろうなあと思う理由

最初のイキガミの春人と柴田の関係がすごくシンクロしたので、ずっと覚えている本だろうなと思ったのです。

春人の優しい雰囲気にほんわか笑顔でとても和んで、クール官僚な柴田が絆されて。

優しい春人が、ドナーである柴田から奪うものを思って涙したら、どうやったら春人を楽にさせてあげられるんだろうって柴田が考えて。

とても納得するんです。好きな人なのに傷つけてしまう可能性があるのってすごくしんどい。自分がそのしんどい思いをさせているんだって思ったら発狂しそうになる。お互いにしんどく重く、でも切っても切れない関係。そして究極の選択をする春人。

設定は超斬新!とは感じないし、大変申し訳ないですが、超、絵が綺麗という訳でもないと思うのですが、読ませ方なんでしょうか?せつないなあ・・・と引き込まれました。

抜け殻になった柴田の行く末を読むために下巻へ。そうだ、2冊セットで買った方がよいと思います。ここで切れて明日本屋に行くまで中断★なんてことになるのは、めちゃ辛いと思います。Mな方でしたら、まあいいかもしれないですが、Mじゃないんなら是非2冊セットで。

5

号泣 胸を抉られた

こんなに号泣して読後も消化できずにずっと胸につっかえて前に進めないって作品に初めて会った気がします。普段あまり難しく考えないタイプでどんな話でも引きずるってことないのにめちゃくちゃ引きずってずっとキャラの心情について考えてしまう。こんなに辛い物語があろうかというほど辛い。そして下巻で救済が描かれるんだけど喪失が大きすぎて救済が自分の中でしっくり行ってない気がします。柴田さんのイキガミ春人のことを考えるだけで涙が止まらない感じです。読み直さねばと思うのですが、救済部分に行く前に自分の中で物語が終わってしまう、春人と一緒に終わってしまう。そんな今まで味わったことのない衝撃を受けています。愛し合うことでこんなにお互いを追い詰める二人がかつていたか。
そしてこの辛くドラマチックな物語が山中ヒコ先生の表現で描かれることで現実味があるというか、抑えた表現が柴田さんの心情にピッタリですごかったです。前作とは全く違った衝撃でした。

12

読んでほしい

良かったです。

前作の鬼道×吉野よりもずっと前の話です。

イキガミの春人は特別な存在でありながら優しく純粋な気持ちは一般の人と何も変わりない高校生。
訓練も終わり呼び出しがあれば戦いに行かなければならない状況を怖いと感じる極めて普通の感性。

ドナーの柴田は望まずとも選ばれた経緯もあり献身的とは言い難く、イキガミの春人を上手く操ってやろう。という野心家。

ただ、春人が純粋に真っ直ぐに柴田へ愛情を注ぐのでクールビューティ柴田も次第にキュン♡とするのだけども、そもそもドナーに選ばれた事自体、当時の柴田にとっては屈辱的で(ドナーになるなら)イキガミを操る。と上司に啖呵をきった手前、心身共にパートナーとしての関係を築いているにもかかわらず、春人の「好きです」と言う言葉に一度も「俺も好きだよ」と素直に返せなかった柴田の後悔の物語。

9

ウルウルきた

待ってましたのスピンオフ。
まずは、柴田さんの過去話。
イキガミのドナーだった時の10年前
何があったのか。

官僚なりたてホヤホヤの健康診断でドナーだと発覚した柴田。ペアに当たるイキガミは、高校生の春人。めちゃくちゃ心の優しいいい子。出会った瞬間にお互い良い匂いを感じ取って春人くんは柴田に一目惚れ。彼をコントロールしていい戦力に育てると上司に伝えて恋愛感情持たないようにしてたのにやっぱほだされちゃうんだよねー。
無関心でいようと思ってるのに、胸がキュンとなっちゃう柴田。しかも本当にキュンって音すんの?どうなってるんだ?ドナーは。
戦闘で負傷するとドナーである柴田のカラダからパーツ提供される事実を右目を移植された後に気付いた春人は、とてもショックを受けてしまう。
そら大好きな人傷つけたくないよ。自分を責めちゃうよ。
そんな事があったから、大怪我するくらいなら、死のうと決意してたんだろな、生命保険入ってたもん。柴田を受取人にして。
切なくてウルウルしたよ。

ここまで過去に囚われてる柴田さん救われるの?
さて現代パートの、滝くんと柴田さんの関係は進展あるのだろうか。下巻を今から読みます。

山中ヒコ先生はエロに関して潔癖なの?今回はちんの描写や挿入してるところはありましたが、キスシーンが絶対唇つけないんですよ、ここまで徹底してると、なんか勘繰ってしまう。違和感感じるレベルです。普通にしてくれたらいいのに。

3

この面白さをどう伝えればいいのか…

先のイキガミとドナーで気になる人たちがいたんです

防衛省防衛政策局戦略課・柴田
それと 今や多方面に引っ張りだこなイキガミ・滝

奪うだけのイキガミと与えるだけのドナー
その関係に 共に生きる未来 を与えたあのお話で柴田が放った

「職場恋愛で失敗したことがあるので」

滝のキモチを受け入れられない 片眼を与えそれでも守れなかった10代のイキガミの存在
それがどうにも気になってて もう新刊情報にタイトル見つけて大興奮でした

電子発売から遅れること1週間 相変わらずの理解力とか読解力のなさに感じかたの違い いろいろ問題は抱えておりますが やっと読める歓び


うんッ!元ネタ読んでいなくてもOKなくらい イキガミ・春人と柴田の話だった
多少前作に触れる部分や絡みはあれど 細かいこと気にせず読めるならコレだけでもぜんぜんイケる

いやまぁ 当たり前ですが続編なので元ネタ読んでるに越したことはないんですが


防衛省総務部 ここに入省して半年 その日柴田に告げられたのは断ることのできない どちらかが死ぬまで解消することのできない関係の始まり

今までの努力をイキガミに奪われ 代わりに得たのは野望や欲望

なんかね 春人が健気すぎて 出だし自尊心の高い柴田に若干イラつきます


スピンオフとは言いながら 春人と柴田の関係だけではなく イキガミとドナーの関係や情勢を前日譚のように見せてくれるので このお話からでもほんと十分楽しめる仕様


国を守るために使われながら たった一人を守るために闘う孤独な神
神には逆らえないパーツでありながら その神を操ろうとした報い

せつねぇーーーーッ! いやもうさ この対で1体みたいな設定の哀しさがさ
好きになったひとから奪うことしかできないんだよ? 自分の存在って

そんな奪うことしかできない彼の精一杯の想いと 少しづつすり減っていくふたりの苦しみ 痛み
叶わないささやかな願い 手にしたとたんに崩れ落ちた幸せ 

春人への想いと交差するように現れた新たなイキガミ


うううん 絶対ネタバレなんかしたくない
絶対させちゃいけない  しないぞ  するもんかッ!

気になる方は実際本を読んでお楽しみください! ってことで あたしは下巻にいってまいります

4

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う