こわがり君にキスの雨

kowagarikun ni kiss no ame

こわがり君にキスの雨
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神59
  • 萌×251
  • 萌9
  • 中立3
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
16
得点
529
評価数
122
平均
4.4 / 5
神率
48.4%
著者
さがのひを 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ラブキスボーイズコレクション
発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784344845800

あらすじ

恋愛経験ゼロのまま三十路を迎えるところだった叶十。思いがけない出会いを得て、今は年下の恋人・未来と東京⇔大阪間で遠距離恋愛の日々を送っている。互いに忙しい合間を縫って逢瀬を重ね、想いを重ね、これまでの自分からは想像もつかないほど幸せ――なのに、未来には言えない秘密を抱えていた。一方の未来は、誰より大切にしたい叶十の瞳に憂いを感じていて……。
大人だけど夢中だし、大人だから不器用にもなる。キュートな大人たちのじんわり沁みるラブストーリー、描き下ろし後日談も収録して待望のコミックス化!!

表題作こわがり君にキスの雨

アパレル系商社勤務,25歳,関西弁
画材メーカー勤務,29歳

その他の収録作品

  • 胸いっぱいの一日
  • スーパーダーリンと蜜の味
  • あとがき

レビュー投稿数16

年下しっかり×年上くよくよ

虹野叶十てまたすごい名前ですねw
叶十が未来に弟と間違えられていること、年齢のことを話せずにずっとうじうじしているのが正直イラッとしてしまいました。
未来を信頼していない、自分がゲイであることを卑下している。
それって未来のことも肯定できていないってことですよね。

対して未来は叶十がどこか悲しげなことに気づいているし、年齢のことがわかっても好きな気持ちが変わらないし、なんなら叶十の気持ちを尊重して年齢のことを黙っている。

自己否定が強い年上と頼りになる年下のすれ違いありつつ、それでもお互い好きで強い絆が結べましたというお話。
仲直りしただけでなく、叶十が家族にカミングアウトし未来を紹介できたり。
2人が一緒に住むところまで描いて下さりよかったです。

0

男前会社員✕健気会社員

ゲイの出会い系イベントで出会った未来と叶十の遠距離恋愛について描かれています。

出会い系イベントだけあってすぐにセックスします。
叶十は未来に流されて処女喪失しちゃうので、もっと大事に抱かれてほしかったです。

叶十が近所のおばちゃんから未来の家庭事情を聞いて、それを鵜呑みにしてしまう流れに引きました。
そういうことは未来が叶十に話すべきことだと思います。

シーモアは白抜き修正でした。
始まりは軽かったのに付き合ったら純情です。
遠距離恋愛でたまに会うだけなのにセックスしません。電話越しで自慰するくらいです。
描き下ろしはバイブを使ってのセックスでなかなかえっちでした。

0

色々つまってますね。

人気作のようなので読んでみました。
タイトルも良いですよね。

しかし…、読んでみると…。
もうだめだ…。自分枯れてるのに新しい本を読んでは評価を下げて。

一番言いたいことは、さっさとはっきり言えばいいじゃない?ですが、そこが言えないのが遠距離恋愛で初彼なんですよね。

うーん、なんか少女マンガみたいなクヨクヨ主人公に、そんな主人公に一目惚れしてグイグイくる年下イケメン。
この年下イケメン未来くんも元カレと別れて傷心でグイグイ行ったのもあり。

叶十も弟と間違えられてるの言えなくて、どうしようのループだし。

こんなにお互い好きなのに、不安や嫉妬でビデオ通話でエッチさせようとしたり、そんな自分に落ち込んで叶十に会う資格がないと、ジムに通い詰めたり走り回ったり。
いやいや、話せばいいじゃないの?と思ってしまいますが…。
だから枯れてるんですよね。もうトキメキやキュンや萌えをどこかに落としてきたのかも(泣)

1

凄く良かった♡

ツイートに流れて来て興味を持ち、試し読みで購入を決めました。買って大正解でした。キュンキュンしっぱなしでした。
「きみ色に汚されたい」も凄く良かったですが、こちらの作品も同じくらい大好きになりました。

お互いに大好きで交際も順調なんですが、2人とも臆病で相手に隠している事があるんです。
叶十が恋人を探してた理由は描いてあるので分かってましたが、未来が最初に叶十にアプローチしたキッカケを知ってちょっと驚きました。

でもキッカケはどうであれ未来が叶十に真剣なのは伝わって来るので、個人的には問題なかったです。でも、その時の心の傷が後に2人の関係をギクシャクさせる原因になります。

叶十の秘密は実は未来はとっくに知っていて、叶十から話してくれるのを待ってただけにこのすれ違いが凄く焦ったく感じました。

それ故に終盤の叶十の行動に凄く感動しました。孤独だった未来を幸せにすると宣言する姿が男前でした。

叶十の家族に受け入れて貰って未来のおばあちゃんも安心したんじゃないかと思いました。

ずっとこの2人のお話を読んでいたくなる良作でした。

1

素敵なストーリー

前にこちらの作品を読んではいたものの再読するほどハマらず…何となしに最近読み返したら、めっちゃ良いお話だよぉ…と感動してしまいました。絵も儚げでキレイなんですが、ストーリーが素敵。雰囲気もキラキラしてます。


恋に臆病な三十路手前の叶十はゲイのハッテン場で年下の男性の未来と出会います。過去に会っていて一目惚れだったとグイグイくる未来に戸惑う叶十ですが、場所はハッテン場。なので未来はいきなりセックスに誘います。セックスが初めての叶斗は驚きますが、そのあと未来は付き合って欲しいと言い2人のお付き合いが始まります。

最初のストーリーとしては、いきなりすごい展開だなぁなんて思っていたのですが、その後の未来はちゃんと叶十を大事に大事にしています。大阪と東京の遠恋なのでたまにしか会えないけど、とても幸せそうな2人です。叶十には、年齢を5歳サバよんでいることと、一目惚れの相手は双子の弟の方だ、ということを未来に中々言い出せずに悶々としています。その隠し事はそんなに大きな問題では無かったです。悩んだ割に、未来の反応は何だそっかぁ程度で終わりました。

ですが、遠恋中の2人なので近くにいない不安があって…未来は愛したいし愛されたい気持ちが強く、自分の知らない叶十がいることにモヤモヤというかイライラして傷つけちゃうんですよ。叶十も叶十で心配かけないように敢えて言わなかったりするので、かえってこじれてしまってすれ違います。
いつも叶十のいる東京で会っていたから、今度は意を決して叶十が大阪に行き、未来の毒母に交際宣言と幸せにします宣言。いつもオドオドしてる感じの叶十の成長が見られた素敵なシーンでした。

そのあとは幸せなエンドまっしぐらです^ ^
未来は東京に勤務になり一緒に住むことになり同性婚もします。叶十の家族にも温かく迎えられてハッピーエンドです。一緒に住んでからもラブラブな2人で、結構エッチもしてます♪ラブホでおもちゃで遊ぶエッチはとても良かったです。
未来の過去が可哀想な部分もあったので、叶十と家族になり幸せになって本当〜に良かったです。


幸せキラキラしたストーリーが好みの方はぜひ読んでみて下さい。読後感が良いので読んで後悔は絶対ないと思います。

1

駆け引きのない愛しさ

恋愛経験ゼロの叶十が未来と出会い恋をして
キラキラになっていく姿がとっても眩しくて可愛くて、本当の年齢を言い出せず悩む姿にすら萌えてしまいました。 
ハッピーオーラが周りにだだ漏れになっているところは、微笑ましさしかなかったです…!

そして未来はとても良い人で元気いっぱい。関西弁萌えました〜!
真っ直ぐに叶十を想い、遠恋だけど本当に大事にしていることが伝わってきます。
だけど、元カレのことや母親のことで何やら心に蟠りがある様子。
そのシコリの部分を上手く伝えられず、すれ違ってハラハラする場面もありましたが
それを乗り越えた先のめちゃくちゃ甘いラストが最高でした。

0

初めから終わりまで素敵な1冊

いつも素敵な表紙に目を奪われます。

お話は、好きだからこそつく嘘。ゲイだか、終わりが見える恋なら今だけは・・・相手の負担に、重くならない様に心配をかけまいと・・・そしてその嘘も相手のために気が付かないフリをする。でも、それではだめだとこわがりな2人が、歩み寄っていく恋愛過程を描いたものでした。

もう本当に絵が素敵でわ表情が可愛くて、関西弁年下リーマン攻めが優しさと愛に溢れてました。かっこいいのに可愛い!
嘘をついちゃったアラサー受けも、普段ぽやっとして可愛いのに決める時は決めた!!電話をするとき、自分の部屋からリビングまで音が漏れないか確認する場面がめちゃくちゃ可愛かった・・・どちらも笑顔が素敵!!


そして!想いが通じあってからの2人がやばい!大人の色気全開の叶十とスパダリ全開な未来。
えー何この2人、大人なのに将来有望すぎる~この先ずっと見守らせて欲しい~!
一気に読んで、幸せに浸っていたら247Pあったことに気が付きました。
スラスラ読めて、心が暖かくなる1冊です。

0

たまらんね…良かったね…

良いですね…
pixivで読んでいたのに、やっぱり描き下ろしが読みたいの。我慢出来ずに、紙で購入しました。

さがのひを先生の表紙は、やっぱり素敵だった!繊細な色遣いと優しい線画。
もちろん、叶十と未来の表情も良い…

pixivで読んでいたのに、まとめるとやっぱり違う。しっかりと、話に入れました。

叶十のつかなきゃいけなかった嘘。5才年上で、もしかして弟と勘違いされてるかも、ぐるぐる恋愛初心者クローゼットゲイだもん。
仕方ないかもしれません。

早々と、未来には嘘バレしていたけど、どちらも相手を思うとハッキリといえない。
難しいですよね。

それにしても、関西弁のリーマン未来は相当なイケメンですよね!性格良くて、一途。出会ったばかりのセックスもがっつき過ぎたと、反省するくらい優しい。

こわがり君は、叶十かと思いきや未来も。未来自身が愛されたいし、無条件に愛して良い人を望み続けていたんですね。

このお話は、付き合い続けていくうちにどちらも相手のために、自分のために強くなっていく経過が感じられた作品だと思います。

なんと云うか、手加減なしで愛し愛されるのは本当にBLの理想だなぁと。
読み終わると、満足した溜め息をもらしてしまいますよね~❤️

そして…私のお楽しみ!描き下ろし…

コレまた、最高かな?なんか甘いわ、エロいわ、やっぱり最高かな…❤️(語彙力不足~すみません…)
後書きも、カバー裏もしっかり作成裏話が盛りだくさんです。さがのひを先生は商業デビュー10年目とのこと。次回作も楽しみにしています!

7

こわがり君たちが可愛すぎて可愛すぎて

29歳東京の叶十と、25歳大阪の未来との、可愛い遠距離恋愛ストーリー。
既に付き合いだして(出会って)10か月目でお話はスタート。

出会いが弟と勘違いされたことがきっかけで誤解を解かないまま付き合いだした為、自分が5歳も年上だとなかなか言い出せず後ろめたさを感じる叶十が可愛かったし、
偶然その秘密を知ってしまった未来が、叶十本人がちゃんと自分で言いたいだろうからと気付かないふりを続けてくれちゃう優しさにキュンキュンしちゃいましたがその優しさがゆえに後々すれ違ってきちゃうじれったさ・・・(笑)
年齢の事を言えず、言う努力じゃなくて歳の差を感じさせない努力(エステ)に走っちゃう叶十のちょっとおバカな所も可愛いかったです。

じれったいけどとても優しくて暖かくて素敵な作品でした!!!

1

250P弱のボリュームに臆病な大人の恋

電子購入だったんで気付かなかったんですが、読み終わってビックリ247Pありました。
攻めが関西弁ですが、作家さんが河内育ちということで、ネイティブな関西弁でストレスなし。
しかも、河内なのにやりすぎない関西弁なのが素晴らしいです。

勘違いから始まった本気の恋。
大阪と東京で遠距離恋愛をする二人が、どこまで相手に自分をさらけ出していけるか。
好きだからこそ関係が終わるかもしれないと臆病になって言えない、
好きだからこそ信頼して貰う為に向き合わないといけない…そんなことは誰だって解ってるんですよ。

だからこそ、
初めての恋愛でちょっとしたウソが訂正できない三十路の叶十がいじらしいし、
押しの強い明るいワンコ攻めの未来が抱えている、傷や弱さに共感して応援したくなる。

大人になるにつれて何をどこまで話すか、相手によって違うもの。
隠すというよりも敢えて言わない、それも隠し事になったり、
相手を気遣って言わないことが誤解を招く要因になるものですが、伝えるタイミングって難しい。

叶十の嘘なんか可愛らしいもんで、これが本筋だと厳しいなぁって思ってたら、
メインは未来でしたね。

祖母と二人暮らしだった未来、祖母が亡くなった頃に元カレと衝突した内容も、
相手への気遣いというより、本当は知られたくなかったし、
母のことや生育背景に踏み込まれたくなかったんでしょうね…。
浮気する元カレは酷すぎますが、未来も不器用すぎて不憫。

心の隙間を感じさせる未来が、
自分が大事にされたくて叶十を大事にしてたのかと振り返る場面は複雑…。
独りよがりな愛し方ではないので、大事にすることは問題じゃないけれど、
不安要素があると自分だけを愛して欲しいと、束縛が強くなってしまう不安に怯えている感じでしたが、
本気の恋で行動力が増していく叶十は、
歳より若く見えても恋愛以外はしっかりした大人で、お互いを補うカップリングでした。

愛されたいカッコいいワンコ攻めと、本気の恋に目覚めたカワイイ受け。
全編通してエッチは多めで、初心な受けの表情がいい。
描き下ろしの同棲あまイチャでは、溺愛攻めがスーパーダーリンへと化し、
三十路の可愛い受けはエロ可愛くなってます。

叶十と未来の対照的な家族描写がけっこう辛い。
未来側はそんなに多くないんですが、母絡みの話は誰も幸せにならないので、掘り下げなくて良かった。
このボリュームですが中だるみすることはなくて、リアルな描写で刺さる部分が多い作品でした。

※シーモア:修正は白抜きです。

2

キスの雨に虹がかかる

恋に不器用同士のふたりがお互いを大切に想い合って
深く繋がっていく、心が幸せで満たされるお話し。

好きな人が居る事で単調な日々が彩られて、
うきうき嬉しくなって…
ちょっとネガティブな叶十が未来と出会って、
初めてのお付き合いに戸惑いながら一喜一憂して
日々を過ごす姿がすごくうぶうぶで、なよなよしてる、
ともいえますがほっとけないかんじです。

でも、実は自分の弟と間違われているかもしれなくて、
未来より5歳も歳上のアラサー…という大好きな人に
いろいろと隠し事をしてしまっている後ろめたさを
抱える叶十。

前の恋人に身の内を話せず距離が出来てしまい、
浮気をされた上責められてしまった未来。

そんなふたりの出会いはハッテン場で、会ったその日に
身体の関係を持ち、遠距離ながらもお付き合いを始め、
交際自体は良好…なのですがそれぞれの胸に
心苦しさがあり…

付き合っている人に自分の事をどれだけ深く話せるか、
晒せるかどうか。
内容の重さも自分の尺度ですが、相手を選ぶというか、
それを話して離れられたら…という怖さがあると
思います。
叶十にも未来にも、誰にでも当てはまる事で
言い出せなくてすれ違ってしまうふたりを見るのは
切なかったのですが、その怖さを振り切って本当の事を
話して絆を深めたシーンは胸熱でした…!

作者様が仰る通りのV字回復ハッピーエンドで
幸せいっぱいのふたりに胸いっぱいです♡
未来の関西弁めっちゃ良かったです〜。

4

焦れったい恋を見届けれるか否か‥

初読み作家さんでした。
表紙絵が淡い色合いでとても優しくてきれい。
過去作品のものもきれいでイラストの構図や色使いとっても良いセンスをお持ちの先生ですね。

っと(๑´`๑)♡興味が湧いて初めて読まさせていただきました!

作中の絵も受の叶十くんは可愛らしいし、攻の未来くんは男らしくてカッコイイし安定の攻受カップルで、キャラ的にも悪くなかったのですが‥

とにかく叶十くんが色々と臆病すぎ‥
まあ、受けくんが基本いじいじ、ぐるぐる悩むのがテッパンネタではありますが、特にそんなに臆病になる過去がある訳でもなく、その気の弱さに感情移入できなくて、逆にそんなに好きな人を信じられないのか‥っと。
でもって、受けくんがぐるぐる悩んでいるところをドーンっと攻めくんは見守って信じてもらえるまで頑張るって感じがいつものパターンというか好きなんですが、このお話は攻めくんまでいじいじと悩んでしまう。

ちょっと待て!そこは男らしく揺るがなくいようぜ!とツッコみたくなるほどのじれったさ!
本の厚さが更にじれじれなページ数増し増しで‥‥。
いつまで続くのかな?っとイライラ‥
パピエンだし、お話も悪いものではないですが‥ごめんなさい‥どうもスレたおばさんの私には温過ぎました(,,> <,,)。。

初心者さん、若い子にはとっても良い可愛らしいお話かと思います。

1

攻めが愛おしくって仕方ない

 ハッテン場で初めて出会った時の攻め・未来の迫り方が、本当にナンパ同然で初エッチも強引だったので、普段はこんなに優しくても実は裏で何かあるんじゃ?と正直序盤では少しびびっていました。が、未来視点のモノローグも挟まれ、彼が当時の自分をすごく反省していることが分かるんですよね。そして、元彼を束縛気味だったことへの後悔も。ああ、彼は本当に恋人に対して一途で、心配が尽きなくて、優しい人なんだなぁと。受けの叶十に会えた時、こんなに素直に嬉しさを露わにする彼を、愛おしく思えないわけがない。

 対して出会った時に弟と勘違いされ、自分が実は兄の方で5歳年上であることを言い出せず、常に恋の終わりを意識しながら付き合っている叶十。それって一見相手に後腐れを残さないようにという配慮にも見えるけれど、結局は自分が傷付きたくないからなんですよね。叶十は別に弟に擬態しながら接してはいないわけで、今の叶十自身を好きだと思うから未来は付き合っているのに、不安が先走ってその事実が見えなくなってしまっている。後々彼も気付きますが、いつの間にか自分のことばかりになっているんです。でも、遠恋のおかげで自分を見つめ直す時間はたっぷりあって、2人がそれぞれ冷静に自分を振り返れたので良かったなぁと。何より未来の一途さが報われたのが本当に嬉しく感じました。ストーリーだけでなく、濡れ場もそれなりにあって描写も濃く、エロにも大満足な作品でした。

3

明るい年下彼氏の秘めた弱さの破壊力たるや。

関西弁に惹かれて購入。
初めての作家さんでしたが、可愛い系の絵で自分の好みでした。
表紙と中身のギャップないので、表紙の雰囲気が良いなと感じたなら合う思いますよ♪


いい意味で「あ、やられた!」と思ったのは、攻めに元彼とのトラウマや家庭の問題があったこと。
第一話は受け視点なので「太陽みたいな人」「憧れる」「カッコイイのに可愛い」「冴えなかった日々を輝くほど変えてくれた」とか、のっけから200点満点に評される攻めですが、実は心に寂しさや弱さを抱えていました。
(ずるいよ!めっちゃ庇護欲刺激されるわ!!)

この恋に救われてるのは、受けだけじゃなかったんですね。
お互いに弱さがあって、だからこそ必要とし合ってるふたりの関係が尊いなと思いました。


ふたりとも性格が可愛くて、根がいいこです。
変な当て馬も出てこなければ、事件が起きることもないので、癒されたい時に読むBLとして激推しします。

1

焦れったさに萌え、多幸感が心地良き…(∩´///`∩)

恋人に一生懸命向き合う姿にキュンとしてとても良かったです(;///;)

タイトルに「こわがり君」とついていますが、
それは攻めにも受けにも当てはまるのですね。
ちょっとずつ臆病なところを補い合って愛を育むのです。

あらすじに書いてある
「大人だけど夢中だし、大人だから不器用にもなる。」
の言葉がピッタリのストーリー展開で少し切なくて優しいお話でした。


ケンカや不安のキッカケはほんの些細なこと。
第三者からすれば"そのぐらいで…"という感じなのです。

受け:叶十には、未来に嘘をついたままのことがありました。
初めて話したキッカケは「一目惚れの人と再会」に喜ぶ未来の言葉だったので、
弟と間違われてることを言い出せず実年齢を言えないまま付き合っています。

遠恋でも愛を育んで一緒にいられるときは幸せで楽しくて。
けれど嘘をついてる罪悪感が拭えず、時折表情が曇っていました。

攻め:未来は、叶十が何かを抱えているのに気付いているのですね。
その上でいつか叶十から話してくれるまで待とうと受け止めています。
けれど未来には過去の恋愛のトラウマが少し残っていました。
ほんの些細なことが不安に繋がりどんどん膨らんでいくのです。

どっちも相手を好きすぎてちょっとずつ引いてしまうもどかしさがッッ(;ω;)
読み手からすればこんなにラブラブなのになんで拗れちゃうの~;;と焦れったいのですよ!

で!
叶十は未来との恋愛がすべて初めての経験。
未来は恋愛経験もあってスマートにリードするタイプ。
一見、未来がすべて包み込んで支えているようにもみえるのですね。
けれどいざという時に逆になるのがとっっても萌えました!!!

未来が自分の不甲斐なさにビビって逃げちゃうときの弱さにキュンキュンキューーーン(;///;)
(↑頼りがいのありそうな攻めが弱るとこ萌える質なもので…)

未来:「大事にされたかったんは自分やろ…」

の言葉に涙腺崩壊しました。
未来のバックボーンも重なり、その一言に淋しさが詰まっているような気がして…。
未来はずっと支える側の人間だったから不安がいっぱいいっぱいだったんでしょうね。
こういう弱音を吐く攻めに弱いのでも~~~~アカンかったです…(;////;)

また、叶十も待っているだけでなく自分から動くのが良き!!!
ホントはめちゃくちゃ怖い、けど未来を信じて、どんどん強くなって…。

叶十は守られてるだけの受けではなく、
攻めに寄り添って強くなるタイプの受けで頼もしい場面が見られました。
いざという時の爆発力がカッコよくて、これまたキュンキュンするのです。

叶十も未来も優しい人柄で、周囲の優しさもあって。
温かい愛に包まれているような空気感にホッとします。
前向きで明るい未来図まで描かれていて多幸感の余韻が心地よき(∩´///`∩)

あと可愛い絵柄で妙にエロいのも良かったです////
未来が服脱ぐときの雄感や、初エッチの強引さ◎
叶十が意外と積極的になるエッチなお兄さん感◎
遠恋といえばコレ!盛り上がるテレホンセッ…◎
もちろん愛情タップリでプライスレス+゚。*(*´∀`*)*。゚+

描き下ろしもたっぷりなのでpixivで読んでた方も是非~!
個人的には叶十の甥っ子・はーくんが可愛くてお気に入りなんですが、
あとがきではーくんについて言及されていたのが嬉しいご褒美でしたv
(16年後の姿が見られるよー!╭( ・ㅂ・)و ̑̑ )

4

甘く幸せな余韻

とってもキュンキュンするお話でした♡
表紙のイメージで切ない系?と思いましたが、
甘く優しさ溢れる作品でした。
一冊マルっと表題作なのもとても良かったです。

30歳を目前に恋愛経験ゼロの叶十は、
ゲイ向け出会いイベントに参加します。
そこで出会ったのはちょっと強引なイケメン・未来。
未来は叶十に会った事があるというのですが……

本作は、叶十と未来はすでに付き合っており、
遠距離恋愛をしているところから始まります。
離れていても、カッコいいのに可愛い未来と
優しい叶十のお付き合いは順調です。

2人の視点が入れ替わりながらストーリー展開されていくので、
読者にはお互いの気持ちがダイレクトに伝わってきます。
だからこそ、すれ違い勘違いする場面にはヤキモキするのです。
両想いなのに、好きすぎてすれ違う焦ったさが堪らんでした!

未来は叶十と弟を間違えているようで、
叶十はそれを言い出せない後ろめたさを引きずっています。
未来は未来で、叶十が何かを抱えていると気付いているのです。

大した事でないことも隠そうとする叶十と、
そんな叶十を不安に思ってしまう未来。
些細なことでも気になり出したら、
どんどん疑心暗鬼になってしまうんですよね。

大好きなのに徐々にすれ違う気持ち、
大切にしたいのに上手くできないもどかしさ……
全てが切なく苦しかったです。

甘々からのすれ違い、そして……

すれ違ったから素直になれたところもあるし、
思いも深まったのだと思うんです。
後半2人の関係がV字回復してから、
加速度的に甘くなっていきます(〃ω〃)

〝ーー俺を未来のパートナーにしてください…!〟
という叶十のセリフ……グッときた!
未来の答えももちろんーー

パートナーシップの手続きのため、
名前を書く練習をする2人が本っ当に可愛い。
叶十が丸文字なのは意外でしたけど^^

描き下ろしもとっても甘くて、
幸せな気持ちにさせてくれました。

また、Hもいいんですよ!
ちょっとオモチャ使う場面なんかもあるのですが、
叶十の表情がすごく気持ち良さそうで良かった。
あとは、未来の体が細マッチョ……イイ!

とにかく切なくて甘くて萌えまくる……そんなお話でした。
未来がバースデーカードを大切にしている可愛さとか、
叶十の瞳に映る未来の表情とか、甥っ子のかわいさとか、
いろいろなところに注目して楽しんで欲しいです!

13

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