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coyote Ⅲ
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
1巻を読み返したら、もう止まらなくなってしまったこちらのシリーズ、3巻目。
1巻はコヨーテ、2巻はヨシュのみの表紙が、この3巻で2人の絡みになっているのが嬉しい…!
ヨシュ、どんな表情してるんだろ?正面に回って覗き見したい…妄想を掻き立てられるセクシーな表紙。。
”現代版ロミジュリ”の2人の間に亀裂が入った2巻でしたが、この3巻では離れていくリリーをマレーネが追う!!それも考えなしにただ情動にまかせて追うのではなく、そこにしっかりと考えられた策もあるのが、できた攻め様だなあと。
(ヨシュ&コヨーテって呼ぶより、なんとなくマレーネ&リリーの方がしっくりくるのは、なんでだろう?)
とはいえ、ひとたびリリーとのことになると自身の身の危険も顧みず敵の懐にも飛び込み、愛を乞う姿がたまらなく刺さります。
そして言うまでもないことだけど、座裏屋先生の画力がこの巻も素晴らしくて!
コヨーテの吸い込まれるような瞳、しばらくじっと眺めちゃいました。
人質交換が終わり無事マレーネは解放されるも、この後しばらく会えなくなる2人…( ; ; )
家と生い立ちに翻弄される2人が、これから何を手に入れ、何を失うのか怖いけれど、しっかり見届けたいと思える、重厚なストーリーでした。
ヨシュがコヨーテたちの住処に乗り込んで、人質になり、このまま二人で逃避行エンド?と期待しましたが、そんなわけないですよね_(:3 」∠)_
ヨシュの言う通り、どちらが敵で、どちらが味方なのか。
今のところコヨーテを通してヴァラヴォルフの勢力にばかり着目しているので、ガーランドが悪者のように感じますが、争いのきっかけになったものはヨシュも結局掴めてはおらず、もちろん読者にも明かされていないのですよね・・・。どちらも家族を守りたいという気持ちは同じはず。
ここからヨシュはガーランドで軟禁されるわけで、ハードモードが続きますね。何かを得るためには何かを失わないと、か。切ない。
コヨーテ3巻目です。
今回は、リリーとマレーネが発情期以外でのエッチシーンが良かったです!
発情期もエロくて良いんですが、それはそれ、これはこれです。
リリーのソロプレイも二回あって大変エロかった。
そして、リリーからの告白シーンもあってと3巻目もストーリーが良いです!
まぁ、これからの展開が心配ですが…。気持ちは通じあったのであとは敵対関係をどう解決するかですね。
紙本購入
修正は見えない描写とトーンで白抜きはないです。
一目コヨーテに会いたいとマレーネは単独で人狼の住処に乗り込むところから3巻が始まります。
リーダー(キーファー)に「ここからは生きて出られないぞ」と言われるマレーネ。
「目的はなんだ?」と聞かれたマレーネは「リリーに会いにきた」と言います。
そんなマレーネに 「お前に残された選択肢は【一生監禁】か【死】だ」と言うキーファー。
怯むことなく「彼とこのまま何も話さず1人で街を出るなんて出来るわけがない」といマレーネ。
リリーへの愛に溢れていて言葉になりませんでした(/_;)
そんなマレーネは監禁されるのですが…。
キーファーと話をするところも監禁されているところも見ているコヨーテは
なんでここに来たのか。なんて馬鹿なことをしたのか。
俺に会いに来たのか?俺との仲を修復するために…?
そんなことの為に殺されでもしたら…。と頭いっぱいになります。
一方のマレーネはここにリリーが居て良かった…!と、コヨーテを見つけて思います。
コヨーテの気持ちとマレーネのそれぞれの気持ちの交差が
とてもわかりやすく表現されておりすごいの一言でした。
満月期が終わった朝にコヨーテは狼の姿でマレーネの前に現れます。
そしてそんなコヨーテにマレーネは全てを話します。
自分の生い立ち、ヴォラヴォルフを殺した経緯、両親の遺体の不可解な点。
コヨーテに恋をしたこと。
マレーネの考えていたことが読者の私にも痛いほど伝わってきました。
そして二人は…。
二人の気持ちが通じ合って胸が躍るそんな気持ちになった3巻でした。
が、問題は全く解決しておらずシリアス展開もこれからもっと増えていくんだろうなぁ…と漠然と思いました。
何度読み返してもいい、独特の世界観に引き込まれる傑作、ベルトリッチの映画のよう。一コマ一コマが美しすぎてため息が出ます。官能的な美しさと緊張感のあるストーリーに胸が締め付けられます。大好きです。3巻は特にリリーの苦悩する姿やら純粋さやらに胸打たれました。マレーネがリリー、リリー言うのがよくわかる!月明かりに照らされた二人の美しいことといったら・・。二人以外のキャラクターもたくさん出てきてみんな魅力的で作品に厚みがある。芸術的な作品でありながら決して漫画的な面白さから外れない読みやすさもあってほんと傑作。一瞬で仕事の疲れや日常のゴタゴタから解放してくれる作品、大好き。先生ありがとう!
もう帯の「リリー愛してる…愛してるよ」が全てを物語ってる…
マレーネの渾身の行動はもちろん、リリーの揺れる気持ち、固まる気持ち…何か思うふせ目、意を決した目、焦がれる目、目から漏れる想いが!!…肉体の造形美はもちろん目が!目がいい!!隅から隅までため息もの!
予想以上の展開にもーもーもー
絞り出すように想いを伝えたリリーも受け止めるマレーネも!真摯で美しくて…噛み締めました。めちゃくちゃめちゃくちゃ尊い。いろいろ乗り越えただけあってリリーの感じ方に愛が溢れてるのが!!筋肉はもちろん、tkbも後孔もキレイすぎるのも!!語彙力なくなる。
マレーネ、優男風なハイスペック紳士なのに、男気もあって、リリーのことになると変態執着度が振り切れちゃう、執拗に攻め立てる狂気と紙一重なとこ溜まりません!!リリーは芯がしっかりした強気なのにどこか儚げなとこが美しくて…まぁ、とにかく二人とも目が良くてエロいのが本当に本当に…
新たなスタートを切った二人だけど、不穏な人もいっぱいいるし…血が流れるんかなぁ、嫌だなぁ、どうなるかなぁ、これからの展開が恐ろしい…
完結していないので神に近い萌2にしていたけど…やっぱり神に訂正しました!
リリーが狼の姿になってマレーネを見つめる横顔の美しいこと!
ジャンルとして獣人とか苦手でしたが、ここまで本格的ならそんなの関係ないと思いました。
余談ですが、狼自体は美しく神秘的で大好きなので。
昔のSF小説、ウルフガイシリーズ(平井和正)にハマったクチです。
狼の姿でも、真摯な瞳でまっすぐマレーネを見るリリーがリリーそのもので。
ストンと座るのもとてもかわいい。
狼の聡明さとリリーの真摯さと繊細さが瞳に表れているなと感じました。
満月期が終わった朝に狼の姿で現れたリリーの意志をすぐに汲み取るマレーネは頭がいいしさすが。
「…本当、君には勝てる気がしないよ」
はいいセリフだな。
リリーのことを認めて敬意を感じるし何より愛情に溢れている。
マレーネの話を聞いて人間の姿に戻った時のリリーの表情が切なくて、またかわいい。
リリーに恋をしてしまったというマレーネの言葉を聞いて人間の姿になるリリーの気持ちが伝わるようで。
(どうでもいいかもだけど、狼から人間に戻る時は全裸かと思ったら服を着ていましたねw)
で、素直に
「あんたの話を聞くべきだった」
「あんたは悪くない」
「すまない…こんな所まで来させて…っ」
と言うリリー、いい子!
そこですかさず
「リリー 愛してるよ」
「愛しているよ 愛してる…」
これぞすばらしい攻め様マレーネ!
はぅ〜いいちゅうジーンだわぁ。
さすが座裏屋先生。
2人の気持ちが通じ合ったのがわかる。
マレーネが子どもの時、助けたのはキーファーだったのかと。
メンバーへの指示の出し方とか、とても頭の良い人のように見える。
(ふと、キーファーはもしかしたらコヨーテの父親?と思ったけどそれはないかなわかんないけど)
自分は傷を負うかもしれない、何かを犠牲にするかもしれない、その覚悟をしてリリーに会いに来たマレーネの覚悟たるや。
「…そんな事言うな 俺がなんとかする」
「俺がなんとかするっ」
のリリーが…かわいいかわいい。
「じゃあ…2人で何とかしよう」
「…2人で?」
「そう2人で」
はぁ〜いいわぁ〜(萌え萌え)
マレーネの頬に触れる手が震えながら
「だから…2人でいられるのは今夜だけだ」
とお誘いするリリーの瞳が切なくてかわいい。
(リリーかわいいしか言ってないw ついでに猫がリリーになつくのもリリーが猫を抱っこしたりするのもかわいい)
今更だけど、感じると犬歯と爪が伸びるのエロスですね。
涙が出ちゃうのも萌え〜!(鉄板!)
で、リリーが
「マレーネ 俺は…っ」
「俺は…」
とすぐに言えないのもかわいい。
「言って、リリーっ」
のマレーネもいいし
「…お前が好きだ」
のリリーーーーー!!(涙)
萌え〜かわいいかわいい〜。
ちゃんとまた
「リリー 愛してるよ 愛してる」
と言うマレーネ最高だし
「僕達はもう大丈夫だよ」
もうれしい。
が!
状況はそうではなく、2人が離れてしまうわけですが。
ドミニクとかガーランドの世話役?とか今後出てきてまだ混沌は続きそう。
にしても、屋上にいるリリーがかっこいい。
1巻の冒頭の姿からそうだったけど、絵になるわぁ。
あと、マレーネが普段の一人称「僕」なのにたまに「俺」になるのエロい。
はぁ〜何巻まで続くんですかね。
4巻が楽しみです。
リリーに誤解を解きたいがためだけに単身ヴァラヴォルフの住処までやってきたマレーネ。
リリーへの愛が揺らぎない。
満月期が終わってからマレーネに会いに行くのがリリーらしい。しかも狼の姿で。
マレーネの過去の話から、謝罪、もう嘘はつかないとの誓い、愛の言葉まで一連の流れが美しい。
台詞の全く無いキスシーンがまるで映画のワンシーンのようでした。
人質交換することになり、2人が会える最後の夜もまた…美しいしエロいし、リリーの告白には涙だし、ひたすら感動させていただきました。
禁断の愛とはどうしてこうも萌えるのでしょうか。
次巻ではまた一波乱あるのかな。
2人が逃げも隠れもしないで会える機会はあるのだろうか。楽しみで仕方ないです。
人間とヴァラヴォルフ(人狼)。
相容れない種族に属する2人が、偶然出会い、恋をして、結ばれる。
ふつうであればそこで”happy ever after”となるはずが、そこから物語が動き出すのがこちらの作品。
結ばれて、引き離されて、お互いが自分には相手しかいないと分かっているのにそれを許さない環境が切なすぎます。
簡単に言ってしまえばロミジュリですが、圧倒的な作画と長編映画を観ているかのようなストーリーテリングで完全に超越してます。
3巻ではとうとうコヨーテがヨシュに自分の気持ちを告げたものの、次に会えるのは一体いつになるのか。
また会えるまでに2人は無事でいられるのか。
気になって仕方ありません。
早く続きが読みたい!!
みんなさん、きいてください!!!
座裏屋先生のサイン本を手に入れちゃいました!某Webサイン会で当選しました!!コロナ影響で、なかなか発送されです、先月ようやく我が手に!!!!!硝子ペンで書いたようなクリアブルーのインクで、真っ正直に書かれた
❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎座裏屋蘭丸❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎
が神々しぃぃぃぃぃぃ(*´∀`*)
感極まって抱いた寝ました!!!!!!
今回シリーズ3作目!!!!!
マレーネこと、ヨシユの瞳が全編に渡って、読者を魅了します。みるってもう何かなんですね。
その瞳は真実見据え、愛を語ります。
マフィアの息子ながら、そこかしこに見え隠れする紳士的な振る舞いに萌えます。
リリーことコヨーテに逢うため、敵陣に乗り込んで捕まったマレーネでしたが、人狼たちはとても文化的で優しい暮らしをしています。
ヴァラヴォルフの生活様式がよくわかったのがわたしとしては大満足でありました。
発情期を迎えたとき自分が側にいなければと強く思うマレーネ。本人のリリーは悶え苦しみながらもその時期を乗り越えて、コヨーテそのものの姿でヨシュの前に現れるとこが、緊張感があり、ヨーロッパの映画のようです。本当にヨーロッパの映画監督が実写化してくれないかなー
あと、わたししては絶対触れておかなければいけない!!!!乳首!!!!!!!!
次はいつ逢えるかわからない人質交換の前日、
ヨシュとコヨーテはむさぼり合うように愛し合います。
マレーネがはじまりを表すように、髪を解くとところがいい(*´∀`*)満月じゃない君を抱くのは初めてだと、頂のまわりを抑えながら、雪山を滑走するように愛撫していきます。
そして、おちくびのドアップ(*´∀`*)
コミックスでこんなにクローズアップされて描かれた乳首後にも先にもみたことない!!
そして、宝石のような美しさ。思わず拝みました@(・●・)@
さすが座裏屋先生!!!!!!!天才!
リリーの口からあるひとことが!!これがもう萌え萌えです!!
乳首大好きマンと強気受けが好きな人には絶対読んでいただきたい一冊!!!
『コヨーテ(2)』の続編です。
人間×人狼CP
ヨシュ・ガーランド(マレーネ)と人狼のコヨーテ(リリー)のお話。
前作では、マレーネがキーファーやリリーと話をするため、1人でヴァラヴォルフの居住区へ乗り込むこところまででした。
今作は、その続きから始まります。
マレーネが居住区の奥に進むと、3人の男性が佇んでいました。
体格からヴァラヴォルフだと確信したマレーネは、リーダーに会いたいと申し出ます。
キーファーの許可が下り、3人のヴァラヴォルフと共に、敷地内に入るマレーネ。
ミミと歩いていたリリーは、マレーネを目撃してしまいます。
キーファーとジーノと向かい合ったマレーネは「リリーに会って話がしたい」と伝えました。
ガーランドの跡取りにヴァラヴォルフの居住区を知られてしまった現実
キーファーが、マレーネに告げた言葉は
「お前に残された選択技は「一生監禁」か「死」だぞ」
自分の利用価値や今後の展開も考えて、1人でヴァラヴォルフの居住区に乗り込むマレーネ。
ガーランド一家の跡取りで、暗殺メンバーに入っていることを考えると、普通では考えらません。
でも、マレーネは自分の命も顧みず、リリーへの一途な愛だけで行動しています。
マレーネの深い愛情と決断力には、心を揺さぶられました。
一方、自分のためにここまで来たマレーネにリリーは悩みます。
マレーネが、危険を冒して自分に会いに来た理由を聞きたい
ヴァラヴォルフの一員として、マレーネには会ってはいけない
リリーは、悩んで苦しんで…そして、満月期が終わった翌朝にマレーネに会いに行きます。
「リリー」ではなく、狼の「コヨーテ」の姿で…。
今作では、マレーネと両親の過去やガーランド一家とヴァラヴォルフの因縁と抗争が明かされます。
幼い頃にヴァラヴォルフに両親を殺され、とても悲しくて辛い人生を送ったマレーネ。
その話を聞いて、リリーは自分の誤解に気が付きます。
「リリー」に戻り、気持ちが通じ合った2人。
本当に良かった。もうそれだけでいいと思えるほど、素晴らしい場面でした。
リリーが部屋を出た後でベッドに顔を沈めるマレーネは、どれだけ嬉しかったでしょう。
もう会えないかも知れないと思っていたリリーと話が出来て、再び気持ちが通じ合えた。
きっと、一生監禁されてもいいとさえ思ったに違いありません。
後半は、ヴァラヴォルフに監禁されていたマレーネとガーランド一家に監禁されていたハリスの人質交換により、マレーネとリリーは離れ離れになります。
でも、今の2人はどんなに離れても心が繋がっています。
最後の夜に、リリーから誘ったセックスは、濃厚で愛情に溢れていて素敵でした。
とくに、リリーの初めて告白がとても良かったです。
「僕達はもう大丈夫だよ」
マレーネも、より強い絆を確信したでしょうね。
描き下ろし『After sence:14』
本編の最終話の裏話になります。
人質の交換で、待ち合わせ場所に到着したヴァラヴォルフとマレーネ。
そこにリリーの姿はありません。
ビルの最上階を見上げるマレーネの視線の先には…。
いつもより、リリーの気持ちがクローズアップされていて、読み応えがありました。
また、ヴァラヴォルフのメンバーがみんないい人で良かったです。
中でもノーランとミミはリリーの良き理解者なので、こちらまで嬉しくなりました。
自分がこの抗争を終わらせたいと思うマレーネは、今後どのように動くのか。
続編を楽しみにしています。
待ちに待った3巻!
マレーネがヴァラヴォルフの住処に乗り込んでくるところから始まります!
マレーネもキーファーも頭が良くて、どっしり落ち着きがあって、相手やまわりのことまで考えられる切れ者同士。
2人の対面にはドキドキ圧倒感大。
人間達が警戒しているヴァラヴォルフ達の存在だけど、彼らの何気ない生活や人柄がそこにはあり、マレーネもそのことを感じ取ります。
メインはリリーですよね!
マレーネが乗り込んできたことを知り、動揺を隠せません。
そして迎えた満月期、リリーは決してマレーネの元には向かわず…。
でも満月期が終わった朝、マレーネの元にヴァラヴォルフ姿のコヨーテが現れるんです!
マレーネは自分のことを話し始めます。親の死、自分のした事、ヴァラヴォルフについて思う事、ガーランドの事…
コヨーテはリリーの姿に変わり頷きます。
身体を寄せ合い、愛を囁き、口づけを交わす2人。
もう本当に良かった( ・ ・̥ )
だけど束の間の時間を過ごすも、マレーネはガーランドへ戻ることになります。
安堵する一方、また離れ離れになる2人。
そんなリリーが自分からマレーネに触れ、発情期じゃない時に愛し合うことを求め、意を決してマレーネに自分気持ちを伝える…
心がギュっとして痺れました(//o//)
無事愛を深く確かめ合ったマレーネとリリー。
これからの2人がどうなるのか、心穏やかにとはいきませんが見守っていきたい。
なのでまた次巻を心待ちに待っています。
続きをとてもとても楽しみに待っていました。
いや、楽しみ、というよりは、ドキドキハラハラな気持ちで待ってたよー。
人間だっていろんな人がいるように、ヴァラヴォルフだっていろいろだとは思うけど、リリーを取り巻く人達はキーファーをはじめ、みんないい人だー。
これから先、どうなっちゃうのか。
2人のロミジュリな関係はまだ変わらないけど、幸せになって欲しいと心から願ってます。
そしてまた、マレーネの、リリーを見つけて一人でほっと笑みをこぼす顔。
寝起きの美しい顔。
リリーと話ができて嬉しげな顔。
もうね、いたるシーンでとってもきれいで目を奪われます。
もちろん、リリーの色気がにじみ出る恥らってる顔もかわいい。
マレーネを想う全裸の後姿がモノローグもあいまって、とても切なくてたまりませんでした。
ラストの方でのやっと想いを通じ合ってのえっちでは、幸せでしたー。
リリーからの「好きだ」に、マレーネよかったねぇ、と私までとっても嬉して、ききゅんやら萌えやら、いろんな感情があふれかえってしまいました。
書き下ろしのラスト、どこからか見守ってくれているリリーの姿を想い、人知れず笑みをうかべるヨシュ。
すぐ上のコマに、静かにキスをする2人が描かれているので、最後までたまらない気持ちになったのでした。
あー、次巻発売までまたドキドキな気持ちで楽しみに待ってます。
作家さん買いです。
BL界を代表する作家さんの1人だと思います。
いつも思いますが、作画、ストーリー、キャラ、どれをとっても素晴らしく、間違いのない作品を堪能できます。
VOIDで感嘆して以来必ず買ってますが、後悔したことがありません。
エロもすごく上手いんですが、それに固執せず、しっかりしたストーリーを作り上げてくれるので、純粋に作品を楽しめます。
マレーネはsexyでソフトなのに芯の強さを感じさせてくれて素敵♡
コヨーテも健気なかわいさが垣間見えてたまらない♡
丁寧に作品を作り上げていることがよくわかります。
BLに興味がある人が身近にいたら間違いなく勧めたくなる作家さんです。
今後の展開も気になるので、早くも次の巻が待ち遠しいです。
身分差や家系など、恋には障害があれば燃え上がりますが、この2人はまさしく、ロミオとジュリエットのよう。
前巻で単身ヴァラヴォルフの拠点に乗りこんだマレーネ。
ラブラブパートは少なかったですが、無事にリリーの誤解も解けて、お互いの気持ちも確かめることができました。
抗争について今回の巻はそれほど大きな動きはありませんでしたが、何やら不穏というか、何か2人の中を決定的に引き裂くようなことが起きそうな予感がしています。
リリーやマレーネが幸せに暮らせるにはどうしたらいいか考えますが、2人の出生や立場を考えると全く思いつきません。座裏屋先生、どうか2人に明るい未来が訪れるよう、よろしくお願いします(;_;)
『コヨーテ』、待望の3冊目!!!
前作最後、マレーネのヴァラヴォルフ区域への侵入によって、ヴァラヴォルフとガーランドファミリー間の緊張感が高まります。結構ヤバい状況ですが、あくまで冷静なマレーネと、マレーネの身を案じて仲間にも動揺を隠せないリリーが対照的で、印象に残りました。離れていても互いを強く思う姿がロマンティックです。そして次回が待ち遠しい…
よかれと思ってしたことが裏目となって、やっと心を開きかけてきてくれたリリーの信頼を失ったマレーネがとった行動が、ヴィラヴォルフの居住区に入り誤解を解くこと。
敵対するガーランドの人間がそんなことをすれば、監禁はもちろんのこと、拷問や最悪死さえもありえる中、自分の誠意と揺るぎない想いを伝えるために覚悟を決めて身一つで乗り込むマレーネ。そんな姿にちょっとロマンチスト過ぎない?って読み始めは多少引き気味でした。
ですが、ヴィラヴォルフたちの穏やかでのびやかな生活や一族の深い繋がり、捕虜である自分に対しても紳士的に扱いをする彼らの態度に、マレーネの考え方が変化していくのを見て、あえて青臭いと思いつつもこんな行動をとらせたのかなぁ~と納得。
今までは『一族から抜けたい』とか『ガーランドと自分は関係ない』とか『二人で~』とか個としてしか考えていなかったマレーネが、リリーを育み、大切な拠り所となっている一族ごと抗争とは無縁にしなければリリーとの幸せな未来はないと覚悟を決める姿に、一皮剥けてさらに魅力的になったなぁ~とうっとり。
そんな風にマレーネを強くしたのは、彼をもう一度信じて、やっと気持ちを伝えたリリーの一言というのが、めちゃくちゃ熱くなりました。
この先、ヴィラウォルフとの対決のために、マレーネには口を割らさせようと何らかの方法がとられ、読み手には辛い展開になるのではないかと思いますが、『自分が』ではなく『二人で』という言葉が表すように、揺るぎない愛情を確認しあって、より一層強く結ばれた二人なので、どんなに苦しい状況になっても、愛する人のために立ち向かってくれると思います。
最後に、今回は座裏屋さんにしてはエロ少なめでしたが、かみかみ、コネコネしたくなる美ちくびは健在でした(笑)
甘々な話もなく萌えポイントもないように見えてもあたしとっては【重要な巻】だと思いえる3巻でした
内容やネタバレは諸先輩方にお任せして この後迎える終結に向けてのお互いの気持ち・立ち位置・宿命を改めて確認するために重要な1冊だったな と
さらなる不幸が訪れないよう祈るばかり の巻でした
てか リリーが可愛すぎでしょッ!
敵対しあう立場の2人が、惹かれ合う。障害があるほどに燃えますが、でもどうやってピンチを切り抜けるのか…前巻以降ウズウズしてました。自分達だけの問題ではなく、先人達の罪や思いも知って背負って生きる2人を、応援せずにはいられません!!!
冒頭のカラー、ヨシュの覚悟の始まり。
お互いが理解し合える部分もあれば、譲れないものもあると思います。でもそういう部分全部ひっくるめて、ヨシュにとっての1番譲れないものがコヨーテ なんだと感じました。コヨーテの、覚悟の愛の告白にもグッときて涙が出ました。揺るがない気持ちを、互いが、互いのためにもち続けていられることが、こんなにも自信と希望になるんだって、胸が熱くなりました。
まだ、何か裏がある気がするので、続きが楽しみでなりません!!
とにかく全ページに惚れ惚れしました。座裏屋先生のタッチが今までもずっと美麗だったのは間違いないのだけど、今回はマレーネとリリーを美しく描くことに並々ならぬ情熱を感じたというか、2人の表情1つひとつに思わずうっとり見惚れてしまうほどでした。やはり目元、瞳の描写が秀逸ですね。文字が少なくても、多彩に煌めく瞳を覗き込めば彼らが今何を考えていて、何を伝えたいと思っているかが手に取るように分かる。改めて座裏屋先生の漫画家としての技量に惚れ込んでしまいました。
真正面からリリーに会いに来たマレーネ。もちろん自分を人質として利用してもらうこと、あわよくば抗争を終わらせられるかもしれないことなど内心ではいろいろ考えているけれど、彼がリリーに言った通りそれらはあくまでついでのことで、ここまで大きなリスクを背負って身1つで来たのはただリリーに会うためなんですよね。護身するものを持たないどころか応援すら呼ばず、危険過ぎる賭けだった。でも、誤解して壁を築いたリリーに話を聞いてもらうためには、ここまでする必要があったのかもしれません。その行動力、決断力に、優男な見た目に反して本当に漢気あるなぁと思います。
その一方で、満月期を1人でやり過ごし、やっと明けたと思ったら、獣の姿でマレーネを訪れたリリーの自制心の強さにも痺れました。マレーネに惹かれるのと同じくらい、仲間のヴァラヴォルフ達がとても大切なんだなぁと。マレーネに悪意がないことは薄々分かっていただろうけど、それでも一度自分から拒絶した彼に、そう簡単に縋るような真似はしない。マレーネの話に静かに聞き入り、敵ではないと判断してからやっとキスを受け入れたリリー。和解した2人が敵と味方という枠からどう解放されるのか、4巻が待ちきれません。
とにもかくにも、巻頭のカラーページがとても美しいです。
もう、これだけでも、紙の本を買ったかいがあるというもの。
内容の方は、お互いの誤解も解けて、人質交換も無事すんでと、かなりあっさりうまくいきすぎな感じもしますが、ここで終わりじゃないみたいなので、この先がどう展開するのか楽しみにして待つことにします。
描き下ろし分はラブラブハッピーな感じでしたが、個人的には、結末はバッドエンドがいいなぁと思っていたりしたりして、、、(まあ、そんなことないでしょうけど)。
ようやく誤解も解けて気持ちが通じ合って良かったです。
でもまた離れ離れになってしまうなんてと、ガッカリ来たところで終わってて悲しいです。
人狼の仲間たちが皆良い人ばかりで、ガーランドの爺さん早く死んでくれないかなと思ってしまいました。
リリーのヨシュの匂いが付いた服での自慰シーンも、人質交換前日の2人の逢瀬はとても色っぽくて良かったです。
座裏屋先生の描くヨシュとリリーの眼の表情がとても好きです。
次巻が待ち切れないです。
待ちに待った3巻!!素晴らしかったです!!
物語のターニングポイントとなる展開なので説明の場面が多いですが、その魅せ方が素晴らしいです。
特に11話のラストから12話がたまらないです。
端的に言うと「イケメンがワンちゃんを前に延々身の上話をする」と言う絵なんですがこれがとても深いです!
2巻で夜中にリリーの獣の姿を見たマレーネが今度は朝日に照らされた獣リリーの姿を見ます。
白日の下にさらされたリリーの人とは違う姿・・・それでもマレーネは優しい眼差しでリリーを見つめ語りかけます・・・。
もう・・・このシーンだけでマレーネのリリーに対する揺るぎない深い愛情が感じられて身悶えしました!
マレーネが全てを話した後、人の姿に戻ったリリーとのキスシーンはただひたすら美しいです。
夜の闇の中で惹かれ合いながらもお互いの胸の内を探り合っていた二人が、朝の光の中でようやく向き合い話し合う・・・二人のわだかまりが溶ける過程がまさに闇から光へにマッチしていてドラマチックでした。
とは言え、まだまだ幸せへの道のりは前途多難です。二人はもちろん、二人を取り巻く人々も良い人ばかりなのでみんな幸せになって欲しいです!!
エッチシーンも最高でした。特にリリーの一人エッチシーンはものすごく可愛いです!萌え!
作者買いです。このシリーズ大好きで発売をずっと待っていました。
ですが、正直に言って読んでいるのが苦痛でした。どうしてしまったんだろうってくらい面白いとは言えません。
今回はほとんど心理描写がなくダラダラと物語をなぞっているだけです。
常に一つのフキダシの中に長々と3行以上台詞が詰まっていて、それに対する絵はバストアップばかりで画面構成的にも面白味がありませんでした。
台詞のやりとりの文脈もおかしいところが多々あって気になりました。
ストーリーもどこの部分ががクライマックスなのかわからず、ただ平和に終わったのがこの巻のお話は何だったんだろうという感じでした。
今後の伏線に繋がっているのかもしれませんが、ヨシュがただ手厚く監禁されて人質交換されただけっていう内容に1巻丸々使ってまでやるのは長すぎでした。
コヨーテからの愛の告白もサラッと終わってあまり感動できませんでした。
緊迫して暗い雰囲気のお話なのに至って平和な感じに違和感を感じます。お互い対立している組織に属していて禁じられた恋愛なのにどうしてもお互い求め合ってしまうという、禁断の恋愛の良い部分が全部死んでる気がします。危機的状況にもならず、物語に強弱がないのでページをめくりたい気になりません。
辛口コメを散々書きましたが、この作者さんの漫画でこんなことを思ったのは一度もなかったので連載漫画とは難しいのものなのだなと感じました。
今回の巻は残念なことが多かったですが、好きなシリーズなので次の巻も楽しみです。
ヨシュの命がけの恋はどうなる!?からのターンで、コヨーテの属する組織の全貌やガーランドとの確執が明らかになっていきます。
二巻から引き続きダークでしたが、冒頭のカラーページがめちゃくちゃ雰囲気があって、物語のなかに引きずり込まれます。
恋にうつつを抜かすヨシュが素敵、そしてコヨーテのヒロイン感が増し増しです。二人が再会して、気持ちを確かめあう場面のエロが最高に美しくて眼福でした。抗争が激化しそうな状況のなかで、愛し合う二人に萌え。
今回、メインの二人だけではなく、心優しき人狼の面々が魅力的に描かれていました。彼らの宿命の悲しさが伝わってきます。
なにしろずーっと切ないので、次巻では糖分もう少し高めでお願いしたいです。
「神」ばかりでかなり書きづらい…が、思うまま書きます。
一読しての印象。
冒頭の美しいカラーページからの感覚もあるが、何ともダークで暗い印象。夜。闇。
そして、内容的には「コヨーテが窮地に陥る」だと思いました。
ヨシュはただリリーに会いたくて、リリーと話がしたくて、ヴァラヴォルフの棲家にやってきた。それはその通りなのだと思う。
だがそれゆえにヨシュは軽率だったのだと思う。
この物語の描き方として、ヴァラヴォルフは非常に理知的で紳士的。
だから読み手は、ヴァラヴォルフを殲滅しようとしているガーランドの方が間違ってる、そうリードされる。
ヨシュも生身のヴァラヴォルフたちを見て、話をして、こんな闘争はやめるべきだと考えたと思う。
だけど、多分そうはいかない。
ヨシュは跡取りとしての自分が望めば闘争は終わる、と考えているかもしれない。
だから恋しいリリーと共に何とかしよう、何とかなる、愛してる、となる。
ならコヨーテは?
一度は行かない、会わない、と決めていたのに結局は会って、抱かれて、愛情を感じて、彼を信じて、殺す命令に背く気持ちになって、今はもう彼に従いていく気になっているよう。
だけどガーランドはヴァラヴォルフを消すだろう。
ヨシュの行動によって。
ヨシュが一度はヴァラヴォルフに捕らえられたことによって。
暗く恐ろしい殺戮の一歩が始まった…
本作の印象はこれにつきる。
先に叫ばせて!!
こんな神萌えの展開見せられて、冷静にあらすじからとか感想書いてらんない!!!!
この3巻、ラストに極上のエッチが待ってます!!
リリーから誘うんです………!
満月期を過ぎて、もう発情していないリリーの方から。震える指でマレーネの頬に触れながら。琥珀色の瞳を切なげに潤ませながら。
なんだこれ!なんだこれ!!!なんだこれーーーーー(叫)
マレーネの理性が吹っ飛ぶ前に、私の理性が簡単に吹っ飛んだし、めちゃくちゃ萌えた!!!
ストーリーがどんどん込み入ってきてたから、あぁもうこの3巻は2人の甘い展開は無理っぽいな…って残り少なくなったページに半ば諦め気味にしょんぼりしながら読み進めてたところへの・・・こんな極上のご褒美展開ある?!?!
1巻では発情期のリリーの可愛さにあんなにあんなに悶えさせてもらったのに、もうねーその時の萌えを綺麗サッパリ忘れ去ったかのように「発情期じゃない2人のエッチ尊い!!!!!」ってなってますからね今の私は。笑
「僕たちはもう大丈夫だよ」迷いを消し去った2人の姿が強く尊く、2人を取り巻く事態はまだ何も好転していないけれど穏やかな気持ちで(しかし萌える気持ちは大興奮で)読み終えています。
今巻はそんな極上の2人に至るまでが、ガーランドとヴァラヴォルフの直接衝突がいよいよ起こりそうな緊迫した状況の中で丁寧に描かれていく巻でした。
ヴァラヴォルフの居住区に乗り込んだことで、外部でただ恋い焦がれて会っていた頃とは少しずつマレーネの心に変化が起き始めます。
軟禁状態の1週間、ただ外を眺めるくらいしかできないあの部屋できっとマレーネは色んなことを考えたでしょう。
熱に浮かされていた間は、ただ2人でガーランドもヴァラヴォルフも関係のない何処か遠くへ逃げればいいとだけ思っていたマレーネだけど、ヴァラヴォルフの居住区に実際に足を踏み入れて、彼らの穏やかな日常を日々眺めて、キーファーやノーランとの対話を通して、リリーからも彼らからも「これ」を奪ってはいけないと、きっと気づいたのでしょう。
リリーに対しても、自分の家に対しても、逃げない道をマレーネは模索し始めます。
マレーネのその真摯な思いはリリーにも伝染していきます。
マレーネを殺したくないと、キーファーに意思をはっきりと伝えに行き、マレーネに対してももう逃げないことを意思表示するリリー。
そしてラストの激萌え展開へと進んでいくんだからもうたまんなかった。
理性的なマレーネに対して、マレーネにはない熱さを持っているリリーの対比が巧いんだよなぁ。
何かを手にするためには何かを犠牲にするように世界は出来ているんだと考えてしまうようなマレーネの理性的ゆえの思考癖を一蹴できる強さがリリーにはある。
そしてマレーネのようなタイプはリリーのようなタイプに出逢えた時、一気に強くなれる。(と、私は思っている。)
描き下ろしの最後のマレーネの言葉がすごくいい。
「君が何処からかずっと僕のことを見ていてくれるのかと思ったら
僕は安心してその場に立っていられる気がするよ」
リリーが見守っているはずの頭上を見上げる姿が、自分の真上にいるはずのマリアを仰ぎ見ているようにも見えました。
連載が始まった瞬間から好きだ好きだと叫んできたけど、巻を増すごとに更に自分の理想の恋愛観へと向かっていく展開が嬉しくてたまらないです。
当たり前のように4巻に続くことが嬉しいなぁ。
願わくば「まだまだ」続きますように!
名前が覚えられなくて作った登場人物メモ、折角なのでここにも置いておきます。誰かのお役に立てば幸い。
──SIDE:ヴァラヴォルフ
コヨーテ(リリー):ヴァラヴォルフと人間のミックス、父親が誰なのかは不明
キーファー:ヴァラヴォルフのリーダー、妻子をサイモンに殺されている
ジーノ:ヴァラヴォルフの医師
ノーラン、アガシ、シュナイダー:コヨーテの仲間、「例のメンバー」達
ミミ:コヨーテの幼馴染
ミケ、ジョバンニ、アリシア:最初に襲われたヴァラヴォルフ達
ハリス:ドミニクとの連絡係、ミケ、ジョバンニ、アリシアが襲われた際に行方不明になる
アンジェ:ミケ達の報復を果たして死亡、牙の出た死体を人間に見られてしまう
──SIDE:?
ドミニク:政治家、ランドルフを通してガーランドと協力関係にある、ハリスを通してヴァラヴォルフとも繋がっている
──SIDE:ガーランドファミリー
ヨシュ・ガーランド(マレーネ):両親をヴァラヴォルフに殺された報復で3人のヴァラヴォルフを銃殺した過去を持つ、その時キーファーに助けられている
サイモン・F・ガーランド:ガーランド一家の頭首、ヨシュの祖父
ランドルフ・リーブ:ガーランド一家の顧問、サイモンの相談役
マイケル・テイラー :ガーランド一家のトップ2
ベンジャミン・ドイル:ガーランド一家のトップ3
アレン・ブラウン:ガーランド一家の元使用人家族の息子、ヨシュの幼馴染
モレノ:サイモンの世話係
※紙本カバー下なし
風景や表情の描写、たくさんの登場人物、読ませてくれますね!そしてまだ続くの?これで決着が着くのかと思ったらまたまた複雑な展開に。
マレーネとリリー二人だけの物語じゃないですね。
しばらくは会えなくなるなんて。
でもでも紆余曲折あってとうとうリリーは想いを伝えられましたね。
マレーネのこぼれるほどの愛情、リリーにどうしても自分の口から伝えたい事情、とうとう人狼のアジトを見つけ出し潜入してマレーネすごい!
リリーの出自とガーランドももしかしたら関係あるのかな?もう二人で街を出ればいい問題じゃないですね。マフィアや政府や色んな思惑や関係があって。
これからどうなるのかな?4巻では二人の接触は少ないのかなあ。
初めて発情期以外で抱き合って、良かったよ!
帯や表紙裏のあらすじからどんなことになるのー?とハラハラしてましたが、思ったより平和で良かったです。
マレーネが果たして組織と人狼の抗争の解決に役立てるか。
はぁー、続きが楽しみです。
ヴァルヴァルフの集落に入ったマレーネが捕まって監禁。コヨーテはマレーネの話を聞くため狼?の姿で彼の部屋に。和解した2人は愛を誓う合う。マレーネはマレーネの一族が監禁していたヴァルヴァルフと人質交換される事に。またしばらく会えなくなる2人。両種族の対立はまだ続く感じ…。といった3巻でしたが2人はもうくっついてるんですがお話はまだ続きそうです。でもBL的な王道展開、ここでこうなってほしいってポイントをしっかりついてきてくれる作品なので人気なのがわかります。見えないような描き方なので真っ白に飛ばされてて不自然みたいなカットもありません。
両種族が和解し2人が仲良く暮らせるのはいつになるのか…。
オススメ!
なんだかとても贅沢な時間でした。BL漫画を読んでいるという感覚を超えています。満足度が非常に高い。
読み始めてすぐのカラーページの量が多くて、美しさにうっとり…
今回ひかりの電子書籍で買いましたが、無粋な白抜きもありませんでした!最初から修正対策を意識した描き方をしてくださっているようで、それだけで集中力が増す。歓喜。
◾︎ヨシュ(マレーネ 人狼を狙うマフィアの跡取り)×リリー(コヨーテ 人狼)
やっとこリリーがヨシュと向き合い、心を通わせました。終わり方、リリーが見ていてくれるのか…と目線を上げるヨシュの表情がまた良くて、続きが楽しみです。
1巻読んだとき、そこまでハマらないかな〜と思っていましたが、3巻まで読んで今や続きが楽しみでしょうがない作品の一つになりましたね。加速度的に面白くなってます。
2巻の、赤みを帯びたセンシュアルな冒頭とは違って、本作は立ち込めた青の夜で幕を開ける。ややコントラストの強い、満月の夜。ヴァラヴォルフの集落に忍び入ったマレーネは、彼らのリーダーであるキーファーたちに軟禁されてしまう。けれどそれは覚悟していた事だった。
少し間が開いていたので、私は1巻から読み返して行く。本作はおそらく次の段階へのブリッジ的な役割で、大きくは物語は動いては行かない。謎は深まるばかりだし、何も多分解き明かされてはいない。ただ高い緊張は張り巡られたままだ。
少し意外だったのは。マレーネが中々自分の正体と気持ちを打ち明けられなかったばかりに、リリーに誤解されたまま二人は離れ離れになってはいたが。マレーネが我が身の危険を顧みず行動したことで、それはアッサリと解決する。マレーネは自分の言葉でリリーに身の上を話し、リリーはそれを静かに、実に静かに聞いて。そして全てを受け入れる。
え?その件についてはもぅいいの⁈っていうくらい。互いを取り巻く危険と確執は消えはしないけれど、「僕たちはもう大丈夫だよ。」と言えるくらいに愛を交わす。
ここまで来たら、ツンデレだったリリーも素直に気持ちを告白‼︎ そりゃもぅマレーネを欲しがる肢体は堪りません‼︎ マレーネと会えない夜を重ねたリリーのソロプレイもギッチリ描かれてますし。物語が進展しない代わりのサービスショットなのか。煽情的なそれらのシーン、特にリリーの表情にはクラックラします。全部、ぜーんぶマレーネに見せたい‼︎ 見せてあげたい‼︎
1巻で出て来た政治家に関わるドミニクが顔を出し、この権力闘争はマフィアであるガーランドのヴァラヴォルフ狩りだけでは終わらない予感。
また、マレーネの両親は確かにヴァラヴォルフに殺られたのか? 少年だったマレーネを手引きし、ヴァラヴォルフのアジトへ向かわせ殺戮を繰り広げた仕掛け人は誰か? まぁそれはガーランド本人だと思うけど。放って置けば死んでいただろうマレーネを救ったのはおそらくキーファー? 彼は妻子をガーランドに殺され、誰よりも深くガーランドとこの闘争を憎んでいる筈。群れのリーダーとして冷静に振る舞う彼の哀しみはいかほどだろうか。キーファーの苦しみを思うと胸が詰まります。
本作は決戦前夜なのか。血で血を洗う因縁の闘いにどんな結末が訪れるのか。愛し合う二人が幸せに笑える未来はいつなのか。固唾を飲んで待ちたいと思います。
その瞳を隠す様にしてシャープなサングラスをかけているノーランが映画「ウルヴァリン」のサイクロップスみたいですね。しかも「ウルヴァリン」も狼男。彼らも人社会での共存を巡る物語。何となく思い出してしまいます。
マレーネとコヨーテの裸体の美しいこと!
ギリシャ彫刻みたいに美しい肉体の二人が求めあい絡み合うシーンは、エロティックで美しくて、ただただ眼福です。
それだけで「読んでよかった!」と思うのですが、マレーネの血縁・ガーランド一族とコヨーテの仲間・ヴァラヴォルフの闘争が、現実世界での様々な争いに重なって見え、胸に迫るものがあります。
「発端はなんだったのか、どちらが先に仕掛けたのか、分からなかったけれど」というマレーネのセリフが深いです。二つのグループのほとんどのメンバーは、なぜ争いが始まったかを知らないのですね。皆、それぞれのボスの思惑通りに動かされているのかもしれません。
ほんの短い時間、マレーネの世話をしたヴァラヴォルフのノーランが、マレーネと気持ちを通わせる描写も、知り合うことで人の気持ちが変わる可能性を感じさせて、グッときました。どんな相手か知らないことが恐れや偏見を生むと、最近ある新聞記事で読んだことを思い出しました。
争いを止められない、人の業みたいな暗い面が描かれていることが、物語に深みを増している気がします。リアルに寄せたBLが好きなので、そこにすごく魅力を感じます。
マレーネとコヨーテの愛が二つのグループの争いを解決するカギになるのは間違いないけれど、その道はとても険しそうです。
二人が次に抱き合えるのはいつになるのでしょう。展開が全く予想できなくて、次巻がとても待ち遠しいです。
BL界のロミジュリ、続き待ってました!
BLの枠を超えてストーリーが秀逸。
そしてちゃんとBL要素も健在。
座裏屋先生の圧倒的な画力で2人のSEXはもはや芸術、エロい飛び越えて美しい…
2人に悲しいことが起きませんように、酷い展開ありませんように…と祈るような気持ちでページをめくりました。
結論、2人の誤解が解け互いの愛を確かめあえて身体も繋げて…酷い展開どころか神展開でした!あざます!
ヨシュを想ってヨシュが着た服の匂いをかぎながらコヨーテが自慰する場面、こんな尊いオナニーありますか!!コヨーテほんとかわいいぜ。
何日もリリーを待ちわび(その間、リリーことコヨーテはめちゃくちゃ悩みまくる)満月が終わった日にようやく獣の姿で現れたあの場面、めっちゃ痺れた!!!展開が素敵過ぎてキャーって叫びながらごろごろ転がってしまった(安心してください、自宅内です笑)
今回、ヨシュがコヨーテ以外の多くのヴァラヴォルフと言葉を交わし本当の彼等を知る機会があったことが素晴らしかった。
恋人の為に恋人が大切にしているものも丸ごと全部守り抜きたいと決意するヨシュが漢前です。
座裏屋先生、どうか2人をハピエンに導いてあげてください!
あ〜すごい良かった〜。
内容も画力も展開も文句なし。
奇声発しながら読むなんてはじめての経験ですよ。
ほんと二巻は心臓に悪かったけど、マレーネとリリーが和解して一安心です。エロは少なめの印象ですが大満足!待った甲斐があった!
ヴァラヴォルフ側はみんな情が深くて仲間思いで、安心して読めますね。
理性的で先を読むキーファーにも惚れ惚れします。
裏表紙のマレーネとキーファーがすごい好きなんだけどわかる方いるかな??
一難去ってまた一難…
このジレジレがたまりませんね…!
三巻では、ヨシュの大人びた対応や仕草が際立っていました。一方でコヨーテを一目見ただけで嬉しくなっちゃって、ちゃんと再会できた後にはベッドへ倒れ込んでしまったりと、ギャップ萌に溢れています!!
それから、BLで女子が出るのが好きじゃない勢なのですが、ミミちゃんだけは大好きです(笑)
コヨーテの周りは彼を愛してくれる人等ばかりですね!シュナイダーでさえ、優しい人だなと私は好感が持てました。
次回も楽しみにしています!!
愛が深いーー
それが、率直な感想です。
そして、圧倒的画力!
冒頭のカラーページは何度も見返してしまうほど美しく、
このままアニメや映画に出来そうなほどでため息がでます。
人質になったマレーネとリリーが和解する展開です。
命の危機を冒してまでリリーとの和解のためにヴァラヴォルフの住処をみつけ出したマレーネ。
リリーと話し合いたいがためにここまでの危険を犯すのかと……
居るかも分からないリリーを探しにここまできたのかと……
マレーネの愛の深さを感じて胸が熱くなりました(´;ω;`)ウッ
マレーネと交流するヴァラヴォルフ達にも情の色が見えました。
ヴァラヴォルフは野蛮な獣ではないし、とても理性的で、
人間もまた全てが敵ではないのだと知って欲しい。
早くこの闘争を終息させてほしい。
人間と人狼が愛し合える世界になってほしい。
ただ、その道のりはまだ長そうです。
人質となったマレーネはガーランド側の人質・ハリスと人質交換になりました。
生きて出られることを喜ぶリリーと、
リリーに会えなくなることを残念に思うマレーネ。
愛し合う二人は、ようやく身体を繋げることができました。
このセックスがまた美しくて肉体美に惚れ惚れ(///△///)
腹斜筋がとにかく美しいから注目して下さい!
リリーの告白には胸キュンでした♡
目で語る、表情から読み取る……そんな場面が多々あり、
機微に触れる絵の描きわけが素晴らしかった!
これからもまだ連載は続きそうですが、
この物語の結末を想像しながら待ちたいと思います。
見える描写はないので修正はなしです。
修正がないと白けず、趣がそのまま保たれて最高!
むしろ見えなくていい‼︎
電子版も紙本と同時発売、非常にありがたいです。
マレーネが自らヴァラヴォルフのアジトに乗り込むという、緊張感のあるシーンで終わっていた二巻の続き。
マレーネはそのまま捕らえられ、人質として監禁されてしまう。コヨーテ(リリー)はそんな彼の真意がわからず、葛藤する日々。そうこうするうちに満月の夜が来て、コヨーテは発情期に入ってしまい、ひとり苦悶する…。
このあたりの焦らしは、ちょっとドキドキ。マレーネも、リリーが我慢できずに会いに来るんじゃ、とうっすら期待してたはず(私はしてた)。
そうこうしてたら、悶々としてるコヨーテに「後ろが寂しいだろ」的なことを言ってアナルを弄っていくチャラ男がいきなり登場。なんなの、この人。ヴァラヴォルフにはいろんな人がいるのね…。
まあそのお陰で、コヨーテのエロ可愛いソロプレイが見られたから、結果オーライか?
そんなこんなで無事に発情期が終わり、やっとマレーネの前に、コヨーテが狼の姿となって現れる。そこでマレーネの口から語られる、両親が亡くなった時のエピソード。ガーランドでの立ち位置も、今まではどこか不透明な感じがしていたんだけど、これで大まかな部分は納得。けど、まだ明かされていない謎はありそう…。
ふたりの関係は、無事にマレーネが解放されることが決まった夜に、今までとは大きく変化を見せる。マレーネを好きだと、ようやく言葉にできたコヨーテに涙…。
初めて気持ちが通じ、お互いを信じ合った状態で抱き合う場面は勿論だが、その前の、中盤でのキスシーンがめちゃくちゃドキドキした! 求め合うふたりの表情が色っぽくて、とにかくヤバい……。
ラスト、解放されたマレーネの、コヨーテを振り返る表情には愛情と信頼が滲んでいる。このふたりがまた、無事に会えることを願わずにはいられない。
今回はヴァラヴォルフ側の描写も増え、彼らは決して野蛮な獣という訳ではないという風に描かれているので、マレーネが双方の間に入ることで、平和的解決ができそう?という希望も少し見えてはいる。
あ~、でも絶対それだけでは終わらないよねえ…。
このお話、マレーネが「リリー、愛してる」というセリフを言うたびに、なんだか無性に悲しくなるので、早くふたりを幸せにしてあげてほしい。いろんな意味でドキドキハラハラして、心臓に悪い3巻でした。
ただただ感無量。
なんだろ、解決の糸口がない状況なのにこの充足感…。
鳩尾の辺りをキュウキュウさせながら読み終えました。
3巻は少し分厚め。読み応え有り!です。
禁断の恋はまだまだ先が見えませんが
すれ違ってしまった2人に進展が見られてとても良かったです…!
2巻のレビューと重複しますが座裏屋さんが雑誌のインタビューで
『「本名」や「あだ名」が重要な役割を担っている』と仰ってました。
素性を知った上でマレーネ・リリーの呼び名が続いてるのは意味がある気がして、
3巻でコヨーテがずっと「マレーネ」と呼んでいるのがなんかね、嬉しかったです。
(マレーネがガーランド家の人間だと周囲にバレないように…という意味もあると思いますが)
※ストーリーの状況で分けて愛称と本名を混ぜて書きました。
わかにりにくいですがニュアンスで読んでもらえたら嬉しいです。
3巻は恋愛部分はもちろんのこと、2人の男のリーダー性にも魅了されました。
○ヨシュ・ガーランドの頭の回転の良さ
○対するキーファーの理性的で心のある対応
2人の会話の中には長年の因縁はもちろんあって駆け引きめいてるのですが
少しずつ通いつつある心も端々に感じられるよう描かれているのですね。
思えば共通点はいくつかあるのです。
大事な家族を殺され、リーダー同士(ヨシュは次期ですが)で。
何より長年続く復讐の連鎖を止めたいと願っている。
終わればもうくだらない諍いで大切な人を失うことがないから。
ヨシュは自分には関係ないと「ガーランド家」から逃げ続けていました。
けれど今回ヴァラヴォルフの生活や優しさに触れ、
ガーランド家の人間としてこの争いに終止符と打とうと決心するのがすごく良かった。
そう決心したのはリリーを守りたいのはもちろん、
キーファーの人間性に触れたからでもあると私は思ってます。いや、そう思いたいんだ。
それくらいキーファーが素晴らしくてめちゃくちゃカッコよかったんですよ!!!
キーファーだけでなく、ジーノも、ノーランも、ミミも、
みんなみんなヨシュがコヨーテの大事な人だと気付いててさりげなくアシストするのに涙腺が緩む。
なんかね。ヴァラヴォルフ側の人としての矜持というのかな、懐というのかな、が温かいんです。
その中で育ったコヨーテも然り。ですね。
マレーネがヨシュと知っても、一度「情」を持った相手を敵だからと割り切れるわけがない。
群れの未来の為に殺さねばならぬ相手とわかっててもどうしようもできない葛藤が切ないです。
苦しみながら悩んで、悩んで、悩んで。
マレーネの口から本当のことが聞きたいと答えをだすのですね。
そんでマレーネが監禁されてる部屋へ赴くのですが、
その時のタイミングや姿がまぁぁぁカッコよくてカッコよくて…!!!
発情期が終わって冷静に向き合い、シンッ…とした空気感がスッと通る。
この凜々しさがまさに"コヨーテ"って感じでめちゃくちゃ良かった。好き。
ちゃんと話をして誤解が解けたあと、
惹かれあうようにゆっくりキスを何度もするのが萌え通り越して泣けたッ。
萌えすぎて泣けるってなんだよもう。最高じゃないかチクショウ。
いやいや、ラブはこれだけじゃないんですよ(∩´///`∩)
また再び心を通わせたマレーネとリリーの蜜月期ともいえるような時間が胸熱…!!!
マレーネはまだ監禁中だし状況は何一つ変わらないんですが、
2人の心が重なっているというだけでこんなに力強さを感じるとは。
そしてそして…!
リリーからとうとうッ!とうとうッ!!!!(;///;)
心臓打ち抜かれて息切れするほどドキュンズキュンですよ~~~~(萌泣)
気持ちを確かめ合ってマレーネが「俺達はもう大丈夫だよ」と言うのがとても印象に残りました。
ガーランド家との取引で再度離ればなれになってしまったけれど
この時の言葉が御守りになるというか。。。
今までにない絆が感じられるようになってすっごく良かったです。
ガーランド家とヴァラヴォルフの対決は次巻へと続きますが
マレーネとリリーの結びつきが強くなっただけでこの先も大丈夫な気がしてくるから不思議ですね。
物語の佳境はまだまだ先なのに充足感に浸れて最高の気分です(∩´///`∩)
余談追記
アニメ限定版CDはキャストトーク含めて約27分間たっぷり楽しめました。時系列では2巻冒頭辺りでマレーネの不安な本音など補完されてて良かったです。
『コヨーテ』の3巻。
えーっと。
控えめに言って最高。でした。
初っ端から最後まで悶絶しっぱなし。
萌えが上がりきって降りてきません。
人狼と、彼らと長い間敵対してきたマフィアの後継者との恋。
種族も違う。さらに敵対している間柄という高いハードルを、マレーネとコヨーテは乗り越えられるのか―。
ヴァラヴォルフとガーランド一家との闘いを終結させるため。
そしてリリーに会うため。
自身の身の危険を顧みることなく単身、ヴァラヴォルフの住処へとやってきたマレーネ。
というところで前作が終わっていましたが、3巻はその続きから。
ガーランドの跡取り(直系の孫)であることを早々に明かし、リリーのことは告げずにリーダーに合わせてほしいと頼むマレーネだったが―。
マレーネに裏切られていたと勘違いし、心を閉ざしていたコヨーテは、自身の間違いに気づくんですね。
そして、マレーネの、自分に向ける深い愛情にも気づいていく。
マレーネ、そしてリリーともに、自分のことよりも相手を想い、心配する深い愛情にめっちゃ萌えた…。
2巻はマレーネがリリーに対する想いを再確認し、自分の愛を貫く覚悟を決めたところまで、が描かれていましたが、今巻は、仲間を想い、家族を想い、葛藤にまみれていたコヨーテがやっとマレーネへの愛情を受け入れる、重要な巻になってました。
コヨーテの、その感情の機微の描き方が素晴らしいのです。
今までは発情期にしかマレーネの行為を受け入れなかったリリー。
「発情期だから」という免罪符が彼自身必要だったのでしょう。
それが。
今巻では発情期が終わったタイミングでマレーネに抱かれる。
セックスをするのは、マレーネを愛しているからなのだと。
自分もまたマレーネを想っているのだと告げるシーンが、
クッソ萌えた…!
3巻はマレーネとコヨーテの想いが通じるまで、が描かれています。
次巻はいよいよガーランドvsヴァラヴォルフに突入するのかな。
マレーネ×コヨーテはもちろんですが、ヴァラヴォルフの仲間たちが素敵すぎてこれまた悶絶必至。
ヴァラヴォルフのリーダー・キーファー。
コヨーテの幼馴染であり親友でもあるミミとノーラン。
ミミは女の子なのでちょっと置いておくとして、キーファーとか、ノーランとか、スピンオフいっぱい作れるんじゃね?という素敵キャラです。座裏屋先生、彼らのスピンオフを正座してお待ちしております。
3巻は離れ離れだったマレーネとコヨーテ、なので、濡れ場の回数としては少ないです。終盤に一回あるだけ。が、回数が少なくても、ページ数が少なくても、満足度はかなり高いです。想いを通じ合わせた二人の優しいセックスシーンが、非常に綺麗で、そして温かかった。
座裏屋作品には多く使われる手法ですが、なるべく修正(無粋な白抜きとかですね)がかからないように描く描写が素晴らしい。tkbも、筋肉も、めっちゃ綺麗。時間がかかるでしょうに、とっても丁寧に描いてくださっているのがよくわかります。
やっと思いが通じ合った二人。
彼らがどうか幸せな結末を迎えてくれることを願いつつ。
「神」という評価では収まらない、最高過ぎる神作品でした。