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bokura ni namae wo tsukerunara
馨が和泉を追いかけてきた経緯ときっかけが分かる下巻。
上巻よりも弟・馨側の気持ちがよく分かり、おおおお…!とゾクゾクしました。
寮生に陰口を言われていた馨をかばった和泉の前で照れる馨が可愛かった。。
上巻の方では”押せ押せ”だったけど、こんなところで「弟感」が出てて、ギャップにきゅん。
自分が「初めての相手」だと知ってめっためたに甘く優しくなる馨にも、ニヤニヤが止まりませんでした。
「兄さんの初めて 俺がもらっていい?」…なんとも刺激的なこのセリフが裏表紙にも書いてあって、フフンとした薫が言うのかと思いきや、この表情で言うのかー!!と。めちゃめちゃ嬉しそう幸せそう…萌え。。
そして体を繋げた時の、攻めの毛がしっかり描いてあるのが最高。
タイトル回収にも拍手です。兄弟でも先輩後輩でもなく、、ね。
下巻、面白かった!
2人が兄弟だったからこそ、過去一緒に交わした会話や過ごした時間がすごく響きました。子ども時代の2人が可愛いよー
兄弟ということも、先輩後輩ということも、ルームメイトや恋人同士ということも…彼らはたくさんの名のつく関係を持っています。でも、どれか1つに限定せずとも、「和泉であり馨である」のが2人の関係。無理に1つの名称でくくらなくて良いと思います。
学校では先輩後輩だし、デート中は恋人同士で良いんじゃないかな。関係性なんて当事者にはそんなに必要じゃなくて、誰かに対してのみ必要だと思うので^^
下巻ではついに馨の想いが報われ、和泉も自覚して、気持ちを通いあわせたシーンが素敵でした。初めてのセックスシーンは、これぞあがた先生って感じの色気とエロ気がヤバかったです(〃ω〃)
馨が和泉を好きだと自覚したシーンが良かった。女の子とシてるとき(女子との絡みが苦手な方はご注意を)、その姿を和泉と重ね合わせながら妄想する馨にドッキーーンしました(♡∀♡)やっぱり絵が素敵。絵から溢れ出る熱っぽい気持ちの昂りは、あがた先生の絵に破壊力があるからこそです。
ずーーっと、ジーーッといつまでも見ていられます(*´∀`*)
その後の学校生活も覗いてみたい。
学校で育まれる2人のイチャイチャをおかわりしたいです。
血の繋がったガチ兄弟かつ、かなり不穏な雰囲気があるので絶っっ対何か起こる!と思って読み進めると、本当に何事もなく二人が結ばれ、ちょっと肩透かしを食らった私です。
でも!!でも、いいんです…!!
こんな平和的なガチ兄弟も好きだから!!
けれど障害が多ければ多いほど、ハッピーエンドがより一層美味しくなるじゃないですか…。
ゾクッとするような背徳感を楽しむというよりは、兄弟愛の美しさを楽しみたい方向けかもしれません。
作風も上下巻通して会話が少なく、風景や雰囲気といった描写で訴えてくる作品でした。
漫画というよりはイラストのような一枚絵の威力も凄まじいです。
二回、三回と読んで味が出てくる素敵なお話でした。
また、周りの人が良い人達ばかりです。
離婚して久しぶりに会う母も全然いい雰囲気…。
更には二人が付き合った後に、元カレである先輩とも遭遇しますが、受けの幸せを願っていて、こちらも始終いい人。
友人もいい子で「あ、これ悪者が一切登場しないな…」と察しました。
ただ、お互いの父親などは登場しなかったので、離婚してからの受けの家庭環境も少し気になります。
そして本編はページ数半分を残して終了。
後半は、大ボリュームの番外編となります。
過去の出来事が、攻め視点で描かれています。
これがすごく良かったです。
兄弟愛から恋心へと変わっていく描写が特に最高でした!
攻めも狂っているほどではないものの、ちゃんと兄を追いかけて受験したり、元カレに妬いたり執着要素はかなりありました!
人気者な弟と真面目な兄というテンプレもとても良かったです!
タイトルにもある「僕等に名前をつけるなら」。
この二人の関係の名前が最後は伏せられていて、個人的にはとても気になります。
読んだ皆さんは何と名前をつけるのだろう…。
兄弟ものということで、終わり方がどうなるのか少し不安でしたが
ふたりともが幸せだと思える結末になっていて安心しました。
お母さんの怪我も大したことはなかったし
久しぶりに再会したけど何も波乱はなかったし。
でもあの場面で何故他人のフリをする必要があったのか謎でした。
離婚してそれぞれに子供を引き取ることになったとはいえ、元夫のもとにいる子供のことを気にかけない親は居ないと思うのですが…
気付かないフリをした母のその気持ちをもう少し読み手側にわかるようにして欲しかったな。
和泉と馨がその関係を恋人同士にステップアップさせたところはすごく良かったけど
背景にモヤモヤしてしまうところが多かったかなと思いました。
下巻は萌えました!
馨視点がやっと描かれてて。
そっかあ、それで横浜まで来たんだね!
中3ですごい行動力だ。
兄弟なんてだめだろってところから、和泉もどんどん素直になっていって。
学校の伝説にのっかりとうとう馨に告白。
きゃー青春だね!
年末年始はお互い実家に帰って離れ離れ。
せっかく昔みたいに同じ部屋の同じ布団で寝られるのに…。
馨、それ絶対やると本人来るフラグだから!見られるって!
兄弟だから恋人になっても上手くいくってことなのかな?
合体が1回じゃ足りないんだよっぉぉぉぉお!
スミマセン、ストーリー大事に描かれたお話でございます。
長年思い続けた兄、
会いたくて会いたくて写真を飾っちゃうところとか
修学旅行できた兄を見つけたと同時に
男と付き合っていることを知ってしまいショックを受けるとか
それをきっかけに、性的にみてることに気づいちゃうとか。
思春期を兄でこじらせる弟モユv
それだけに、もうすこし暴走しちゃっても
良かった気はするんだよな。
16歳男子が大人すぎるぜよ!
兄に見立てて女抱いてるとかもゆるけどもさ。
なんやかんや、難が少なそうなカプなので
近親相姦苦手でなければおすすめです。
何度も読み返したいレベルでキュンキュンしました。
下巻めっちゃいいですね!!
上巻の、兄弟それぞれのキャラクターの良さ、出来事一つひとつのエピソードの丁寧さから、もうこれは良作だと思っていたのですが、下巻を読み終えてなお、まぎれもない良作でした。(笑)
この下巻は、ほぼ終始、キュンキュン来る甘酸っぱいラブラブ感で満たされていました。
個人的には2人で実母に会いに行く時の去り際のシーンが好きで、何度も見てしまいます。
そして登録名のくだり。あの終わり方がなんとも絶妙で、「感動」で読み終えることができるなんて、最高に幸せなひとときを味わえました!!
あ、でも下巻の本編で少しだけ…
長く紆余曲折してきた分、くっつき方が少しあっさりに感じました…くっつく時こんなに正統派だと逆に不安になるもんですね(笑)
しかし、そんなことは些末なことになるくらい、兄弟それぞれのキャラクター性とエピソードの胸キュン感動具合に惚れ惚れしました。
番外編と描き下ろしも入っていたので、これだけでも満足感は十分にありましたが、これからの2人の成長ももっと読んでみたいです。
最後に…
弟の髪色の抜けていき具合…すごい!
作者様のこだわりと丁寧さが伝わってきました。
兄弟モノは地雷だと思ってたんですが最後まで読んで、弟視点の番外編まで読んでもやはりこの二人に気持ち悪さは感じられませんでした。
確かに、兄と違って弟の方は偶然再会した兄が知らない男の人とキスしているのを見て、自分の兄に対する気持ちが兄弟愛を越えていることに気づいてしまいましたし、、兄の近くに居たくて高校も兄の通うところに入学してきたので、再会してからはそういう目で兄のことを見ているわけです。でも、そもそも親の離婚で引き裂かれた大好きな兄、寂しくて会いたくて仕方ない気持ちから独占欲に変わっていったので責めることが出来ない気がしました。
男女間とは違って子供が出来てしまうこともありませんし、兄弟なら年老いてから一緒に暮らしていても周囲から不審がられることもありませんし、これからは末長くお幸せに。
事情はあれど、実の兄弟ものってなかなか受け入れにくいなとこのお話を読んで実感
あがた先生の美しく繊細な絵と丁寧な心理描写があっても、漫画と分かっていても兄弟モノはやっぱりどこか引っかかってしまいます
下巻では実母に再開?するシーンがあってそこには含みがもたされているのですが、どちらにもとれる描写
それが全てなのかなと思いました
いろんな気持ちが、シンプルに描かれているので読みやすいです
シリアス過ぎず、けれど丁寧に描かれていたお話だと思います
兄弟モノはあまり読みませんが、作者様買いです
実兄弟モノなのでドロドロした展開を期待していたのですが、拍子抜けするほどあっさりと終わったな…というのが率直な感想です。
上巻の終わり方が意味ありげだったので、お母さん絡みで一波乱あるんだろうな〜とワクワクしてたんですけどね… しかし何も起こらない。母親が登場する意味はあったのだろうか?と首を傾げながら読み進めました。
ですが、インモラルさを敢えて強調しないという先生の強い意向があったのならばやや納得できます。
兄弟BLは何かと暗い話になりがちなので、こういうのは逆に新しいのかな〜
(私のような鬱展開マニアには少し物足りないですが…)
和泉視点で繊細に心理描写されていたのはとても良かったと思います。
ただ、丁寧な割に「なぜ和泉が血の繋がりという障壁を乗り越えて弟を愛することができたのか」がイマイチ腑に落ちませんでした。
話の前半で散々葛藤をしていたのが嘘のように後半ではさっさと合体していたので、そこが少し残念だったなという印象です。
なんでもお見通しの母親や元彼の先輩など役者は揃っていたのにそれを使い切らず終了した、という尺不足感も否めません。
全体として淡々としすぎているような気がしますが、優しい世界の兄弟BLを楽しみたい方にはオススメです。