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ai no hoshi wo tsukame bangaihen moshimo bara ni te wo iretanara
「愛の星をつかめ!」の続き。本編で今一つだなあと思った央太の中身を知ることができて、良かったです。二人の想いがようやく重なった感じがしたので神にしました。ひ〇りブックさんで購入、中には挿絵は無しです。
付き合い始めて半年弱。央太は変わらずマヤマヤの部屋で衣食住を整え、夕食を共にした後はまた店に戻る日もあるという、めちゃめちゃ尽くしまくり生活。でもマヤマヤは変わらず、部屋にいる央太を見ると「ああ、央太と付き合っていたんだっけ」と少し驚いたような顔をする日々。そんなある日、フランスでお世話になっていたジャンが店を訪ねてきて・・と続きます。
そう、マヤマヤはそういう人なの。でも、央太を置いてどこかに行ってしまうようなことは、無いの。と一生懸命央太に言い聞かせ、納得いくまで抱きしめてあげる、そんなお話でした。だからこのお話読んで、央太が一気に可愛く思えて、泣きたくなってしまいました。ごめんね、本編で「なんだかわからんなあこいつ」なんて思って。マヤマヤ、ちゃんと央太のこと大好きだから。
私みたいに、央太に?と思っている方がおられましたら、こちらを是非~とお伝えしたい短編でした。安堵感ましましになると思います!
「愛の星をつかめ!」番外編です。
本編のレビューにて、真耶は央太に落ちないでほしい、真耶は変わらないでほしい、と書いた私ですが、この番外編で正に「変わらない真耶」を読むことができて驚きました。
本編のあとがき後に収録のSS「愛の星は甘すぎる」にて、スパダリの献身を越えて最早ヤンデレの央太の、実は怖い執着。
央太はこれで完全に真耶を自分の手中に収めてニヤリなのかと思いきや。
央太は不安に絡め取られてる。
なぜなら、真耶は変わってなかった…!
愛を知らない空虚な心はそのままに、「恋人」になったのだから、と央太に応える。
真耶は央太に色々してもらっているから応えようと思ってる。それはギブ&テイク的な関係性。
央太の媚毒での愛撫で意識が飛んだ後も、「好きだ」という言葉が出てこない真耶。それは本心の中に「好きだ」が無いから。
央太にはそれがわかっている。でも真耶なりに自分の事を大切に思ってくれていることもわかっている。
真耶と央太の「恋」「好き」「愛」は異なものなのです。
産むつもりはなかった、と母に思われていたというトラウマを抱えて自分の中に空虚がある真耶。
一方かつてはみんなに軽視されていた下位種だったため、今の自分の全てが偽物のように感じて周囲を信じることができない央太。
矛盾するようだけど、昔も今も自分を好きにならない真耶だからこそ央太は真耶を求めたのです。
真耶だけは上位種の魅力に決してなびかない。だからこその恋。
ラスト、色々策略していた央太の細工や、セックスで好き放題していた事も全てわかっていて受け止めていた真耶が、同居する事を提案してきます。
それは央太の願いに叶う事だけど、まだまだ2人の感情は同等にはならないと思う。それどころか一生真耶は央太と同じ愛は持たないのかも。でもそれでも央太は小さな安堵や驚きを少しづつ貯めて、それを幸せとして生きていくのでしょう。
最高でした。
前作を読んでから、二人のことをとても好きになりました。
独占欲がここまで強いとかわいいですね。
おもしろすぎて、更に続編を出して欲しくなります。
マヤマヤは、かっこよすぎて痺れました。
央太は、ギャップ萌えの宝庫ですね。かっこいい、かわいい、おもしろい、すごい、かわいそう......いろいろな面を持っています。
ページ数は少ないですが、安いためお買い得だと思います。前作を読んで感動した方はぜひ買ってみてください。
こちら「愛の星をつかめ!」の番外編になります。
基本的に紙派なのですが、こちらはどうしても読みたくて電子専門ですが購入しました。
だってマヤマヤが大好き。
内容ですが、二人が結ばれて半年後-。
真耶の事が好きで好きで仕方ない央太。
真耶も央太に心を許してくれますが、彼にはどうしても拭いきれない孤独があってー・・・と言うものです。
央太視点になります。
本編で結ばれた二人。
本編では央太のヤンデレぶりが印象的でした。
今回、終始その央太視点と言う事で、彼の大変な執着ぶりが分かります。
真耶の家で料理を作り、出迎える央太。
二人で食事をし、その後は甘い時間-。
真耶をツマベニチョウの媚薬でグズグズし、正気ならしてくれないような彼の媚態を存分に堪能する央太。
真耶の乱れっぷりもニマニマしますが、それ以上に央太の病みっぷりが凄いです。
溶けていいんだよ。
全部溶けたら僕がアイスクリームにして食べてあげる・・・みたいな。
これぞシリーズ最強のヤンデレ・央太ですよ!!
と、一見幸せそのもののカップルに思えますが、実は央太には心の奥底に不安と孤独があります。
誰かと共に生きる時、央太にとっては真耶で無ければ意味が無い。
しかし、真耶にとっては央太で無くても大丈夫なのです。
どうかその事に気付かないで・・・。
また、ちっぽけなスジボソヤマキチョウからツマベニチョウに変異した央太。
今の自分を愛せていないと言う孤独-。
真耶が手には入って幸せなのに、本当の意味で彼の心を得たとは思っていないんですよね。
真耶がふと外の世界に目をやった時、自分は置いて行かれると思っているんじゃないでしょうか。
真耶を手に入れてウハウハかと思いきや、彼の自己猜疑心はとても根深かかったみたいな。切ないです。
ところでこのカップル、央太より真耶の方がずっとずっと男前であり、包容力がございます。
必要とされたくてストッカーの中身を入れ替えるような男なのです。
エッチの最中、わざと真耶の意識を飛ばして自分の好きな事をしている男なのです!
央太は、その事に気付かれてないと思っているのです!!
が、実は真耶は気付いてたんですね~。
気付いた上で、受け入れていたんですよ~。
だって、央太の孤独と不安にちゃんと気付いていたから!!
いやもう、男前ですよ。そして、愛ですよ!!
央太じゃなくとも、マヤマヤにメロメロですよ。
この後、真耶が央太に同棲を提案して・・・とお話は綴られます。
どうか僕を好きになってと願わなくても、マヤマヤはもう十分央太を好きだよ!!
と、萌え転がるラストでした。