愛の巣へ落ちろ!

ai no su e ochiro

愛の巣へ落ちろ!
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神133
  • 萌×276
  • 萌51
  • 中立14
  • しゅみじゃない16

--

レビュー数
51
得点
1136
評価数
290
平均
4 / 5
神率
45.9%
著者
樋口美沙緒 

作家さんの新作発表
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イラスト
街子マドカ 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
シリーズ
愛の巣へ落ちろ!
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784592876243

あらすじ

シジミチョウ出身で庶民の翼は、ハイクラス名家の御曹司でタランチュラ出身の澄也に憧れ星北学園に入学。しかし実際の澄也は超嫌な奴で、あげくにすぐに手を出され!? 擬人化チックファンタジー!

表題作愛の巣へ落ちろ!

七雲澄也(ハイクラス種タランチュラ・高3)
青木翼(ロウクラス種シジミチョウ・高1)

その他の収録作品

  • 愛とはかくも、恐ろしきもの
  • あとがき

レビュー投稿数51

翼が可愛い!

現時点での樋口さん作品の中では近作が一番好きです。
何といってもシジミチョウの翼[受]が可愛いの何の!!生きる事に一生懸命で、気も強くて芯がしっかりしてる、こういう受は大好き!

虫の擬人化なので、あらすじだけ聞くとええっって感じかもしれませんが読んでみると違和感無くスッと読めます。
虫の種類によってクラスの差別があり、翼は下級にあたるシジミチョウで学校で虐められたり差別されたりしますが、良い友人や先輩も居るので読んでいて虐め部分はそう辛くありません。
翼の良さをちゃんと分かってくれる人が居て、健気に頑張る翼はやっぱり良い。

そんな翼と対照的にハイクラス種でさして苦労もせず生れ付き高い能力を持ってどこかしら人生に冷めている澄也[攻]
ある意味気まぐれで彼は翼を強姦するのですが、その後も己の匂いが付いた翼を自分の持ち物的扱いをしつつ、それでも何だかんだ言いつつも助けてくれたりもするぶっちゃけ最終的にはクーデレでツンデレ。

翼には性モザイクという男女融合体なので、具体的には出てきませんが女体化に発展しそうな含みを持って話は終わります。
短命と言われている性モザイクな翼を、医師となって生かせてみせると断言する澄也がかっちょいい。

最初から最後まで隅から隅まで面白かったー!読み終えてページを閉じると同時に面白くてため息が出ちゃいました。
いやーーーホント面白いです、そしてやっぱ翼が可愛い!

24

言葉にならない・・・

いやもう、好き過ぎてなかなかレビューできませんでした。まさしく『言葉にならない』くらい好きなんです。

巷の高評価を参考に選んだ中では、一番大当たりだった作品ですね。というより、唯一なんじゃないかと思うくらい、私は他のみなさまと好みのツボがズレている・・・

かなり特異な設定のファンタジーです。本格派とは言い難いんですが、それでもこの突飛な設定を上手く活かして(いちいち疑問を抱かせずに)ストーリーに引き込むのがさすがだと思いました。

ただ私、この作品は『擬人化・ファンタジー』という面で取り上げられがちですが(いえ、それも無理はないと言うか当然だと思いますよ)、センセーショナルな『ムシ』部分を除いても、『ハイクラス・ロウクラス』という設定やストーリーは、『身分違い』ものの王道ですよね。私はその『王道さ』も含めて大好きです。

とにかく、翼(受・ロウクラスのシジミチョウ)のキャラクターが秀逸でした。最初は、設定からしてコメディか?とも思ったんですが、ドのつくシリアスでしたよ。しかも背負っているものがかなり重いんです。

澄也(攻・ハイクラスのレッドニータランチュラ)は、本来は私のダメなタイプの『俺様・傲慢』系のキャラクターでしたが、とにかく翼がよかったのと、澄也が最終的に翻意して、その後の『翼一筋・溺愛』っぷりで一応OKでした。

それにしても、翼の痛めつけられ方がちょっと度を越してましたね。私は、精神的・肉体的・性的問わず暴力描写は苦手なんですが(この作品も相当ギリギリです)、これも翼のキャラクターで救われたかなぁ。

これがきっかけで、樋口さんを読むようになりましたが、正直なところ他の作品は好みじゃないんですよね~。なんとも残念です。
本当にこの作品(シリーズ)だけが例外でした。どっぷりはまりこんで、同人誌まで追いかけたんですが、本編の番外編も、澄也の従兄弟・(今作では悪役の)陶也をメインにしたスピンオフも、言葉にならないくらい好きです。

それはともかく、街子さんのイラストが素晴らしいです。この方、結構癖のある絵柄だと思いますので、小説の挿絵としては合わないな~と感じることが多かったんですが(漫画は大好きです)、この作品は樋口さんと街子さんのコラボで作り上げたのか!?というくらいにピッタリ嵌っていました。メインだけでなく脇キャラクターも、まさしくイメージ通り。
ここまで『小説とイラストが噛み合っている』作品もそうはないと思ったくらいでした。

『昆虫』『ファンタジー』で引いてる方がいたら、騙されたと思って(騙したらすみません~)ぜひ読んでいただきたいです。

21

kirara

むぼちさま。

このシリーズいいですよね。

ショートストーリーは私も読みましたが、書き写したくなるお気持ちわかりますよ!ああいうものは再録もされにくいですからね。

イラストについても、相乗効果のお言葉通りだと思います。そう言えばよかったんだ、と今気づかされました。
実は私も、この作品の影響で街子さんの漫画を(手に入らなかった1冊を除いて)集めてしまいました。同じ方がいらしたとは感激です。

コメントありがとうございました。

むぼち

私も言葉にならないレベルで好きなシリーズです。

なかでもこれは、好きな小説ナンバーワンを争う域にあり、少し前にweb花丸でショートストーリーが公開された時は、「愛の裁きを受けろ!」のそれとあわせて徹夜で10時間ほどかけ、(自分で自分が怖いなあと思いながら)必死で書き写したものです。

イラストも本当に合っていますよね。相乗効果ってこういうことなんだと分からせてくれます。
この本で街子先生のファンになり、漫画を全てそろえたほどです。

また、これを読んだ後に手を出した樋口先生の「愛はね、」がぜんぜん私の好みではなかったのも、kiraraさんの感想とよく似ているなあと、レビューを拝見した当時、驚いたものです。

kirara

ほっこりさま。

すみません、コメントいただいているのに気付かず、お返事が大変遅くなってしまいました。

『この作品が大好き』で『樋口さん自体も大好き』な方はそれはもう多いんですが、『このシリーズだけ』という方は非常に少ないんですよね・・・(私の知る限りは)。私も、特に『狗神の花嫁』があまりにも・・・だったのでレビューにぶつけてしまいました。

ですから、ほっこりさまの書かれていること、いちいち『そうですよね!』の連続です。同人誌についても同感です。

コメントありがとうございました。こんなに遅くなって本当に申し訳ありませんでした。

ほっこり

こんにちは。
昨年、「受けが子を産む」という検索でこの話にたどり着きました。
女性化とか、子を産む、っていうのが好きなんです(^^;

読んで、子を産むとかそういうこと関係なく、kiraraさまと同じように「言葉にならないくらい好き」な話でした。
その後、樋口さんのすべての本を読みましたが、あまりピンとこなかった…。
そこも似てますね。
(特に私は「狗神の花嫁」は、なんじゃらほいでした…(^^;) 

私も同人誌まで追いかけて、通販では売り切れだったのでイベントまで行って買いました(^^;
陶也の話も泣かされました。泣かされ度はこちらの方が上ですね。

今回出た「愛の蜜に酔え!」は、やはり同種だからか、久しぶりに樋口さんで楽しめました。
ただ、また未来があまりない受けなのか(涙)と思ったら、こっちはそこまで弱くなさそうなので安心しました(笑) 
(二人に世間がどんなに厳しくても許せんるんですが、命があやういというのは辛くて苦手です…。) 
更に綾人が、澄也と陶也より、受けラブなおバカさんになっているのも微笑ましかったです(笑)
樋口さん、これからもはずせない作家さんではありますね(笑)
でも虫以外はチェックしなくていいかしら…(^^;

たまたまこちらを拝見させて頂いていたら、Kiraraさまと同じような感想をもっていたので、
コメントもさせて頂いてしまいました<m(__)m>
私も「愛の蜜に酔え!」は「痛い」とは思いませんでした。「切なかった」です~
で、最後はハッピーエンド、「王道」ですね♡
満足しました(^^)
それでは、長々失礼いたしました<m(__)m>

出だしでひきこまれました。

はじめにみたときの感想は、なんだこれ!
でも、この先生の本はまだ二冊目ですが、出だしでひきこまれました。それはこの一文。
「俺だって、もっと生きてみたい。生きてみたい。生きることを感じたい。」

あらすじだけを読むとどんなギャグ小説?と思っていましたが、冒頭のこの文章からもわかるとおり、内容はいたってせつなかったです。

読み終えると、登場人物たちに幸せになってほしいなあという気持ちでいっぱいになります。

最初はタランチュラやシジミチョウなど、なんだこれ?と思っていましたが、すっかり、虫に興味が出ました。
とはいえ、実際の虫が嫌いな人でも大丈夫なように書かれています。

とにかく、主人公の翼くんががんばりやで健気。でも、中身はなかなか男前で強い子なので、そこもよかったです。
擬人化かどうかは微妙だし、人によっては地雷になりそうな要素もたくさんありますが、それでも一度読んでみて損はないかなと思います。

設定は異色ですが、内容は王道。でも、王道大好きですから問題ありません。

続きも読んでみたいな。

19

凄く好きで思い入れのある作品

やっぱりちゃんと評価しておきたいと思い。凄く好きな作品って評価するのが凄く難しいです。
もう、何回も読みましたね。街子先生とのイラストもとても合っていて、こちらもベストコラボ作品だと思います。
樋口先生は好き嫌いが分かれる作家様なんでしょうか。『愛はね、』『ぼうや、もっと鏡みて』
で衝撃を受けて大好きになった樋口先生ですがその中でもこの作品の受様・翼と攻様・澄也には凄く思い入れがあり。
樋口先生の作品は攻様が本当にヘタレで、そのおかげで受様もかなりの被害をこうむったりするのですがそれを乗り越えて自分の気持ちに正直になった時のベタ甘っぷりがもうツボでして・・・
どちらかというと攻ってなんかぐいぐい引っ張っていくイメージがあったのですが樋口先生の作品を読んで、攻様も1人の人間で弱くもあり悩みもして。そんな攻様を内面で強く支えていく受様の描きかたに凄く驚いたというか。キャラクターの存在感というか心理描写などが凄く丁寧でいつも泣かずにはいられないです。
痛い描写は自分的には地雷ですがそこは樋口先生は上手に書いて下さいます。
ショートではいつもこれでも勝って言うほど甘甘になった攻様が垣間見えて凄く幸せな気持ちになります。樋口先生の作品は感覚で読んで下さったほうが面白いと思います。
好きな方は本当に好きななる作品だと思いますのでこれからも沢山の方に読んで頂きたいです。

16

面白かったです☆

ここでの評判が良かったので読んでみました。
虫がというか、蜘蛛が苦手な私ですが普通に面白かったです。

『ムシ』の擬人化はどうなんだろう・・・と思ってたんですが、全然気にならず、むしろうまく設定を使っててスゴイな~と思いました☆

でも、凌辱、暴力、いじめなどの表現があるので苦手な方は注意!!

翼君がとにかく可愛いし、生き方、考え方がカッコよかった。
「俺だって生きてみたい。生きることを感じたい。生きていたってことを、誰かにしってほしい)」
背負っているものは重いのに、暗くならず自分の考え方を通せるってすごいなと思いました。

澄也視点のおまけも面白かったです。イラストも素敵でした。また何回も読みたくなる作品でした。

あとシリーズ2作出ているので見つけたら速攻読みたいと思います。ドラマCDも出るみたいなので楽しみに待ちたいと思います♪

14

ムシシリーズ

ずっと気になっていて、ムシシリーズフェアで小冊子が貰えたので全巻購入。

ムシの作品で、テ◯フォは好きだしあと思い浮かぶのはムシ◯ングくらいです。

花丸文庫って久しぶりなんだけど、口絵ついてないのって寂しいですね…。

ムシは苦手ですが、レッドニータランチュラもツバメシジミも新しいムシの名前が出てくる度に画像検索でチェックしながら読みました。

スジボソヤマキチョウが綺麗な蝶でした。
ツバメシジミチョウも綺麗な蝶だったんで、地味とか貧相とか言われる翼が可哀想でした。
申し訳ない事にベッコウバチが一番気持ち悪かった…。
さすが、悪役の飴宮さんです。

翼のウブさが可愛いです。
自分に自信があるを味に自信があると勘違い、自分をかじって味見するのかとか可愛い。
その天然すぎるウブさが可愛い。

澄也先輩はかなりな俺様なのかと思ったけど優しい人だった。
澄也先輩の蜘蛛の糸は便利すぎです。
でも、一歩間違ったらストーカーのような…。

翼の性モザイク…長く生きられないという設定が切ないです。
二人が結婚して妊娠してホルモンが安定したらちょっとは長く生きられると医者は言っていたけど確証はないだろうし、二人がおじいちゃんになる前にお別れが来るのかな…って考えちゃえました。

翼が澄也先輩に告白した後の顔を真っ赤にさせた澄也先輩が可愛いかったです。

読んで良かったです。

13

擬人化ですよ~♪

商業誌小説ではまだそう見かけない擬人化ものですが、
とても面白かったです!
擬人化といってもそのまま蜘蛛などに変化するわけでなく、一度滅びた
人類の中の生き残りが、節足動物と融合したという特殊設定なので
名残として、蝶なら一瞬羽が出せたり、蜂は爪さきから毒を出せたりなど
特徴が残っているくらいです。

擬人化モノとして良かったなと思った点は、種によってハイクラスとロウクラスに
階級分けされているのですが、主人公はロウクラスの小さなシジミチョウなのに
ハイクラスばかりの生徒が集まる学園に入ったことで、ひどい差別やいじめを
受けるのです。
攻めは中でもエリートのタランチュラなので、受けに手を出しながらも自分の気持ちが
認められず、受けは何度も傷つけられます。

しかしもう一つ擬人化を活かした素敵設定なのが、「小型チョウの独特な匂いは
捕食者を夢中にさせることがある」という面なのです!!

攻めが受けのことをロウクラスと下に見ながらも、惹きつけられて混乱していく様が
よく伝わってきて、受けがひどい目にもあるお話な割に甘くも感じて良かったの
ですよ~!
それと最後には攻めの心境も良くわかるように書かれていたので、そこも読後感
すっきりした点でした。
ぜひ続編もこの二人の話で読みたいです。

12

こういう作品に巡り合いたかったんです!!

こういう作品に巡り合いたかったんです!!私の萌えポイントすべておさえてる作品です。これ読んで樋口先生大好きになりました。もっと樋口先生の作品が見たくてしょうがないです。

受の憧れっぽい片想い(?)から始まり、その相手がひどい攻っていう、とにかくロウクラスであるシジミチョウ出身・翼をことごとく傷つけて行きます。でもセックスの時は優しいのよね、なんてずるいんだ澄也!!

翼を最初は餌だといい弄びます。どんなことがあっても健気に立ち向かう翼の姿を見て前半だけで3回も泣きました。

ある事件をきっかけに急激に近くなる2人。しかし、それで幸せになることもなく、また災難が2人を襲います。また、すれ違いや思い込み、誤解へつながって離れる2人。非常に切ない。じれったい!

どうしても翼視点になってしまうので涙する所が一緒だったり、澄也にイライラしたりと自分自身楽しく読めました。

最後の最後までドキドキハラハラ、キュンキュンで萌え死にました!
私のバイブルになりそうです(笑)
そして、蝶について興味がわきましたw

11

私的マイナスポイントを上回るとっても素敵な切ない作品でした。

すっごい!!めちゃめちゃ良かったです。
今月は結構いい本にめぐり合えた~・・とか思ってたんですが・・今の所これが1番って言ってもいいぐらい、良かったです。本当はネタバレしたい所なんですが・・気に入った所ばっかりだったので・・かなりの長文になりそうで・・
私の記事読むより本を読むほうが分かりやすいかと・・・ネタバレなしでも、結構長くなりそうな・・興奮度でございます・・・

いろいろ私的にマイナスポイントはあるものの、それを上回るほど、良かったです。

まずマイナスから・・「擬人化」でしょうか?・・あまり好きじゃないんですよね~・・
そんな方もいらっしゃると思いますが・・この擬人化・・・これが?ってぐらいですね・・
大昔に昆虫と人類とが生き残って行く為に融合した結果みたいな、感じなので、しいて言えば・・
昆虫独特の能力を持つ人間ですね~♪ハチだと、爪から針を出したり、蜘蛛だと糸が出てくる・・感じ・・

どちらかと言えば・・階級差別が大きい割合を置いている内容です。
受けは「ロウクラス」攻めは「ハイクラス」といった感じで殆どがハイクラスの人間がいる学園にロウクラスの翼が入学する・・

この翼にはいろいろ秘密がありまして・・「性モザイク」なんです・・なんでも、性モザイクは短命という設定。
ほとんど家で過ごす翼がテレビで見た、攻め「タランチュラ出身の澄也」の言葉に励まされ頑張って入学しますが・・
本物の澄也はかなりの期待ハズレな奴ですが・・

結構山場が多いです・・途中いい感じ~になった二人ですが、その後ひと山もふた山も待っております・・
翼の切ない気持ちもすっごくいいですし・・澄也の分かりずらいけど・・翼を思う気持ちも良かったですね~・・・


=俺が確かに生きていたってことを、誰かに知っていてほしい・・・=

この言葉がきっとこのお話の原点になると思います・・

あとがきの後のおまけは澄也視点なんですが・・・もう翼にはまりまくってしまった・・不器用な、カッコ悪い澄也が堪能できて・・これもまたとても良かったです・・

まだ2冊しか出されてませんが、本当にとってもお気に入りの作家さんになりました。

10

スピンオフ希望

続編希望の方が多いようですが、私は陶也をメインにしたスピンオフが読みたい!
さぞかし私好みの「性格の悪い俺様攻め」っぷりを発揮してくれるだろうと、想像しただけでニヤケます。
相手は翼よりさらにロウクラスがいいな。ニヤニヤ。
美登里の話も読みたいけど、こっちは完全に非BLになっちゃうから無理だろうな~。そう思うと、融通がきかないジャンルだわねっ。

スピンオフで妄想が膨らむのは、この作品がそれだけ面白かったということです。
私も擬人化や女体化は苦手なほうなんですが、それは、設定だけに寄りかかって肝心のストーリーがダメダメな作品をたくさん読まされたからかもしれないなァと思いました。

後半、すべてがツボにきて、ボロボロに泣きました。病室での告白のシーン、大好き。
俺様攻めのヘタレ化は大好物なので、泣きつつもニヤニヤ。きちんと落差をつけてくれてるのがまたタマラン!
「互いに好きなのに、互いに相手の気持ちを読めないでいる」ってシチュエーションによるすれ違いを描くの、樋口さんは本当に上手い。

9

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