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ai no hoshi wo tsukame
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
すっかりハマったムシシリーズ。
樋口先生のつむぐ文章の、胸への染み込み具合がやばいです。
それにしてもこじらせ男子しかいませんね、
この学園はw
1巻から出てきた澄也の友人、スマートでちょっと口の悪い美男子の真耶。
お相手は、あの央太!!
1巻では泣き虫な印象しかなかった央太が!
真耶がぜんっぜん本音と向き合わないからやきもきしっぱなしでした。
こじらせすぎている…
離れていた8年に央太に恋人がいたのには複雑な気持ちになったけど…仕方ないよね、こればかりは。
まぁながーいながーい道のりを経てくっついたあとの、央太の腹の中よw
ああいうの、好きです♡
央太がまさかの成長を遂げててびっくり。
央太がしたことも麻耶がしたこともモヤモヤする所もあったけど、麻耶ちゃんがタイプすぎて何度も読み返してしまう…。
自分に対して無頓着で何事も事後報告になっちゃう麻耶様が愛おしい。一人暮らしするってなった時に心配されてるのも可愛い。
あと、星の話に泣いてしまった…。お母さんが結局のところ麻耶どう思っていたのか、知りたかったなぁ…。
お姉さん達が麻耶様をめちゃめちゃ大事に囲ってるあたり、すごく大切にしてきたんだろうなとは思ってるけど、産むつもりはなかった的な話のあたりを詳しく知りたい。
結ばれたあとは央太が麻耶様を囲おうと必死な感じが好き。
いやーー、ムシシリーズ、なんでこんなに面白いの…!新刊を読んでからすっかりハマり、少しずつ集めて読み進めています。
まだ3作しか読んでいないのですが、毎回毎回泣いてる。。
こちらはシリーズ8作目とのこと。メイトさんに置いてあるものをとりあえず買ったので、読んでいる順番はバラバラですが問題なくお入り込めました。
まず、ハイクラス×ハイクラスのカプもいるんだ!と驚き。
そしてやっぱり印象深いのは、央太が真耶を襲ってしまうシーン。。
当然許される行為ではないけど、央太のセリフに滲み出る思いが切なくて切なくて、胸が締め付けられた。。
みんなの憧れ・真耶が、初めて泣けた場所。そして唯一涙を見せられる相手。それが央太の胸の中だったんですね。。お互いに唯一無二の相手に出会えて、本当に良かった( ; ; )
自分を「遠くの遠くの見えない星」に例え、”必要とされない存在”と捉える真耶の姿と、そんな自分を達観する様子も胸が痛かった……
どこか自分と重ねて見ていたあの日の小さな後輩が、突然変異して立派になって現れたら、そりゃびっくりするし、寂しさに苛まれるだろうなあ。
そういった心の機微が丁寧に丁寧に描かれていて、ただただ樋口先生の筆力に脱帽、という感じでした。
で、最後の最後の、攻め視点のお話に、震えたーーーーー!
”早く、自分なしではいられなくなるようになってもらわないと”ーーこの、甘い甘い囲い込みと、執着の罠!
されるのは勘弁だけど、受け君が執着されてるのを見るとこの上なく満足してしまう自分のヘキ。( ̄∀ ̄;)
二人が幸せなら、それでよし!!
大大大満足の、自分にとってのシリーズ3冊目でした。未読のものを読むのが待ちきれない。。
強くてかっこいい真耶がくっつくのは誰だと思ったらまさかの央太だった。激変ぶりがすごい。そしてなかなかのヤンデレ。テフロンから鉄フライパンにこっそり変えとくとか芸が細かい。周りのことばかり大事にしていて自分のことは省みない真耶、自分の存在意義を感じられず拗らせてたけど、央太がいてよかった
このシリーズでは「愛の巣」「本能に従え」「夜明けを待て」を読了してます。「本能に従え」で真耶が出てきて、このキャラ好きだわ絶対受けだな、って思ってたら、本作を見つけたので読み始めた。
真耶が想像の一億万倍意地っ張りでびっくりした。こんなに気が強いと思わなかった。央太からの気持ちを全面無視。拒絶。
相手の気持ちじゃなく自分の生い立ちや置かれた立場しか考えてない。これが結構終盤の終盤まで続くから、あまり萌えがない。
唯一萌えたのは、央太の店に並んでた時に、央太が真耶に声かけたけど央太だと気付かず会話してたシーン。
恋人になってからは、尽くしてくれる央太のことをとことん考える真耶。
午後休を取ってまでして、四苦八苦して下手くそな料理を作るのがかわいい。
もっと早くくっついていれば甘々を味わえたのに。
ムシシリーズ8作目!
今回は央太×真耶カップルです
お話はみんなのヒーロー真耶様が30歳にして今の仕事を降りることになり、自分には何も残っていないーーと思っていた矢先、自分に恋焦がれていた央太と再開するお話。
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これはもう、央太が10年前に会った時から見違えるほどかっこよくなっててそれが読者的に熱かったなあ☺️しかもパリで認められたパティシエで独り立ちして日本にお店を開くって、もうたまらんやつだ( ´_ゝ`)
真耶は央太が見違えるほどかっこよくなって、周りから愛されてる事に置いてけぼりを食らった気持ちになり突き放すけど、突き放しても諦めてくれない央太に..っていうところも安定に良きです
.
普段冷静で高貴にみえる真耶の人間臭さや外面の印象と実際の内面のギャップが印象的な作品だと思います
最後らへん央太が打算的すぎてちょっと怖くも感じたけどまあいいでしょう。央太×真耶に幸あれ〜
執着年下溺愛(なのに非童貞というのも大好き)攻め×高潔美人受けが単純に好きです。央太の真耶兄さま呼びがすっごくいい!僕×僕CPなのもツボでした。
シリーズの各作品に少しずつ登場していた真耶の振る舞いが伏線になっているかのようで、長く続くシリーズものならでは。
本音を言えば真耶なら、こんなにぐるぐるしないでも、もっとはやく答えに辿り着きそうだなと。
央太も言う通り、今までの主役陣と違って真耶て家族にも周りにもバリバリに愛されてるんですよね。それでなおなんだかうだうだ言ってるところに、贅沢な人だなぁと思ったり、彼ほど聡明ならもっとシンプルに賢く立ち回れないもんかねと思ったり。
彼にもそういった柔らかく脆い部分があるということで。央太的にはむしろ恋人到達はかなり早かったという印象だったようだし。
このシリーズで樋口先生が繰り返し使う"◯十路"、多すぎてなんだか気になるのは私だけだろうか。
芹野くん、突然「はらんじゃいそう」とか言い出して、学園のいわば上司の前で何を言ってるんだと引いてからずっと引いてしまった。
萌〜萌2
ムシシリーズ8作目?これを読みたいがためにシリーズ突入、ようやく到達。忘れない1冊には違いないので萌2にしました。マヤマヤは好きだし、はぴえんなのだけど、なんだかツライなあという気持ちになった本編260Pほど+後日談25Pほど。
メス優位な種族ヒメスズメバチ起源種の家に生まれた真耶。当主だった母を幼くして亡くしたため長らく当主代理を務めていましたが、姉が結婚して当主になり結婚相手が越してくる前に、実家を出る予定です。一大企業である実家は社会貢献の一環として星北学園の運営にかかわっており、姉を助けるために副理事を務めている真耶。清く正しく美しく+強くという言葉そのもののような生活で30歳になっても色恋話は一切ない日々。ある日、渡仏し修行していた2歳年下の央太が帰国するので、皆で集まろうという話が翼からあり・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
澄也×翼(1作目のカプ)、真耶の姉、芹野(星北学園の教師)、兜(愛の罠・・の攻め)ぐらいかな。澄也ちょっと頑張る。
**イタイと思ったところ
これまでに出てきたマヤマヤって、高潔で強くて綺麗だったので、単なるツンなのかと思っていたのです。でもそうじゃなかった。高潔で強くいなければならない理由が、私には痛くて辛かった。あからさまなニグレクトの方がまだ分かりやすく、怒れば良いって思えるのだけど、彼の生まれ(女が当主になり、男は要らない)が母、そしてマヤマヤの心の足かせになっているなんて、誰に対して怒ればいいのか分からない。怒りのやりどころがなく、辛く切なくキツカッタです。たとえどのような生まれであろうが、やっぱり生きている意味があると最初に教わるのは親からなのか、親ってそんなにそんなに責任重いのかと改めて思い、イケてない母としてはごめんなさいと百万回子供に謝りたくなる気持ちでした。
攻めの央太は、1作目でぴーぴー泣いてたような印象が強かったので、あらまああの子がこんな粘着質強引イケメンに・・と少し驚きです。まあ粘着する理由もお話読んで納得ですが。
ラブな部分じゃないところで盛大にメンタル落ち込んで、ちょっと萌え上がれなかった部分がありますが、お話としてはやはり非常に印象深く、忘れない一作であることは間違いなかったです。普通な印章のカプとは少し違いますが、二人でなんとか折り合いつけて幸せにやっていってほしいです。マヤマヤの幸せを本当に願う・・・なんだかんだ言って、やっぱりマヤマヤ大好き。
『愛の星をつかめ!』 樋口美沙緒先生 読了
まさかの年下攻め!(笑)誰が年下攻め書こうと樋口先生は絶対書かないと思ってたら!(笑)でもやっぱり王道のぐいぐいくる感じの攻めくんでかわいかった…!
が、真耶兄さまほんと酷すぎます。所詮ずっと自分しか見ていないってことですね。自分だけが可哀想で、自分だけが正しい道を貫こうとし、愛することも愛する人に否定されることも恐れて、結局心を閉じ込め誰とも深く関わらないようにしている。
優しいふりして、結局自分だけが大事。正直女性としてこういう男は地雷です。
でも可愛い可愛い子犬系攻めくんがやっと氷を打ち砕き、無事に愛する人を攻略できたことにホッとしました。
真弥の設定はあまり好まないのですが、話自体はけっこう好きです。樋口先生の作品はやっぱり何回も言いますが、いつも安心して読めます。安定感というか、大体流れは掴められるけど、切なさが本当に半端ない。
今回で樋口先生が描く片思いする攻めくんを初めて読んだんですが、真弥目線で片思いされる側の葛藤が丁寧に描かれていて、これはよくある片想いする側の目線にしてしまうと真弥のあの思考回路は絶対読者に伝わらないと思います(笑)。
最後に修羅場になって2人もいつもの自分を捨て本音をぶつかり合えばとうとう落とされるという流れ、やっぱり微笑ましい(笑)。そうなるよねって(笑)。
今回も可愛かったです!読む順番ぐちゃぐちゃになってしまってるけど、またほかの作品読んでみます。
ムシシリーズ、どの作品もグッとくる話ばかりで本当にすごいシリーズですが、さて8作目。
主人公はアノ雀真耶、ついに雀真耶、です。
あの美しく凛とした学園の副理事・真耶は、やっぱり不憫な受けでした。
「不憫」といってもこれまでのシリーズ作品の受け達とは違い、超ハイクラスで、生活も能力も地位も周囲の畏怖や信頼も全て持ってはいる。
しかし、心は小さな子供の頃にひび割れた大きな傷を癒せぬまま。
それは大好きな母に「産むつもりはなかった」と思われていたという真実…
…重いです。
もちろん真耶の母は「毒母」ではありません。自分の一族では男の価値が低く存在の意味がないとわかっていたのに産んでしまってごめんなさい、と真耶を気遣うあまりの発言なのです。
真耶もそういう事は理解しつつも、一度受けた衝撃を忘れられず自己肯定感を持てない。自分の存在が母を苦しめてしまった、と苦しみ続けます。
そんな真耶の相手が、元下位種で突然変異を経て上位種に変化した央太なのですが…
真耶は今で言う「アセクシャル」、性愛に興味がない、欲しない人物。いつでも弱く可哀想なロウクラスを慈しみたい。だからハイクラスだけど下位だったかつての央太には優しく接したが、今の煌めくような央太には逆に失望すら覚える…
この辺のメンタリティーは何か深いものを感じさせます。こういう心理をもっと掘り下げた設定を読んでみたい。
一方の央太。
真耶への想いはわかるんだけど、レイプシーンは…
どんな兄様でも全部愛してる、安心して、という言葉は真耶の欠落感を埋めると思うのでそこは良かったと思うんですけどね…
真耶は央太に落ちないで欲しかった、かな。
(シリーズファンに怒られる?すみません)
「恋人」になるのは承諾しても、誰も好きにならない真耶、央太に心を渡さない真耶、今までと何も変わらない真耶。それで宣言通り央太はそれでもいい、と尽くす…
不憫攻め物語にヘンシーン!なんてね。
樋口美沙緒さんの愛の星をつかめ!
虫シリーズは初めて読みますが美人さんな受けとスパダリな攻めということで購入‥
読んだ結果一気読みしてしまい虫シリーズ全部買うと決めました^ ^
初めて読んだので人間が虫の特性を受け継いでいることにまず驚きました。
でも、この設定好きです!
そういうシーンでは攻め様の媚毒の描写があり。虫の特性を受け継いでいるからこそ描写できますね!
読む前は真耶の生い立ちや考えがこんなに悲しいとは考えておらず後半になっていくにつれて涙しながら読み進めていました。
しかし、二人のすれ違いながらも距離をつめていくところは読んでいて「良かったね二人とも‥」と親戚のおばちゃんのような心?で見守っていて本当に読んでいて感動しました。
しかし、あとがきの後のお話では攻め様のなんというか外堀を埋めていく?自分なしではいられなくする?行動には驚き通り越して、あぁ、この人なら真耶を一生愛しますね。と何故か納得。
読み終わった後の感想としては一巻から読まなかった自分を殴りたいです。
大変おすすめの大好きな小説になりました!
虫シリーズってとても好きな作品ですが
パターンは決まっています。
健気、不幸、かわいそうな受けが苦難を乗り越え幸せになるという
その切り口は様々です
総じて、受けは愛情豊かなんだけれど、攻めはそもそも愛を受けとめられる
容量を持ってなかったりとか…違ってたらごめんなさいです。
今回の受けマヤは容姿端麗、頭脳明晰、おまけに正義の味方なので
どんな、かわいそうなことがあるのかと思ったら
出生から、蜂族は男子誕生を望まれてなかったとか。
自分の誕生を望んでいなかった母を悲しませて辛いっていう
心情が深い…
いままでの作品を読んで完璧なマヤさまは攻めだろうと勝手に予想していた私の完敗でした。
攻めの央太、すっかりその存在を忘れていて読み終わった後
1巻を読み直しました。確かに居たわ〰
マヤの心の奥底の空虚を埋めた央太偉いです。
お互いに輝く星になったのではないでしょうか?
最後に央太が「マヤ兄さま」っていう言葉に萌えました❤
あらすじだけ読んでいつもと似ているパターンかと思っていましたが、あまりのおもしろさにビビりました。
二人とも似ている素敵なカップルだと思いました。
主人公の卑屈さ、頑なさ、トラウマをとてもよく表していると思いました。感情を顕にする描写に心を揺さぶられました。
心理描写の変化、料理描写、展開、全てがよかったと思いました。愛の罠にはまれの次にムシシリーズで好きな本になりました。この本は、これから何度も読み直していくと思います。
ムシシリーズ八作目。
今作だけでも読めますが、できたら受け攻め二人がガッツリ出る一作目(愛の巣〜)だけでも読んでからが良いかと思います。
以下、あらすじ無視の思いつくままな感想で失礼します。
面倒見が良く、真面目で公正で頼れる人物の真耶。
「強い人」というイメージでしたが、実際の真耶は決してそれだけの人ではありませんでした。
スズメバチの世界では女社会。
当主代理として頑張りながらも、自分の価値を低く見てる真耶が悲しかったです。
そんな真耶をちゃんと分かっているのが攻めの央太なんですが、まさかあの央太だったとは!!
一作目の央太は可愛く甘えん坊だったのが、突然変異によりスパダリ化(*゚Д゚*)
突然変異により側から見ると「勝ち組」になった央太も、その変化により複雑な思い・経験をしたんです。
そんな央太だからこそ、真耶の気持ちも汲みとれるんだろうな…と思いました。
それにしても、央太の愛の深さと重さったら…!
あの重さは嫌いじゃないので、続編等あったら是非とも読みたいです(*´ω`*)
今回は突然変異で起源種が変化した天才パティシエと
学園の副理事長であり女系一族の当主代理のお話。
二人の再会から攻様の恋が実るまでと
攻様視点での裏話的後日談を収録。
受様はヒメスズメバチを起源種とする
ハイクラスです。
受様は本家の長男で
前当主である母が逝去して以来
当主代理を務めています。
しかし、本来
スズメバチ起源種に生まれた男子は
特別な役割を持たされず
受様も次代当主に指名されている姉が
結婚して当主を継承すれば
お払い箱の運命です。
受様は一族が経営に携わりながらも
姉達には刺激がないからと
敬遠されてした学園の副理事長職を
勤めてます。
星北学園は
ハイクラスの子息が多く通う学園ですが
ロウクラスの生徒も積極的に受け入れ
去年からは教師の採用枠も作るなど
積極的に支援してきました。
受様は副理事長として慕われてはいても
身内からの何の期待もされていない身で
一生涯生殖すら期待されていないため
恋愛にも無関心で生きてきて
とうとう30歳の誕生日を迎えます。
童貞処女の清い身を
姉にはいろいろと意見されますが
自分自身に価値を見出せない受様には
響きません。
そんな時に幼馴染であり
パリにパティシエ修行に出ていた攻様が
帰国するとの話が舞い込みます。
攻様はハイクラスながらも
スジボソヤマキチョウが起源種で
ロウクラス並みの能力しか持たない為
受様が守ってきた可愛い存在でした。
パティシエになると言って渡欧中に
好きだと告白された相手でしたが
受様は「パティシエになったら答える」と
ハッキリと返事をしないままでした。
受様は攻様は未だに
下働きを頑張っていると思っていましたが
帰国した攻様は天才パティシエとして
受様の目にの前に登場します。
果たして2人の再会がもたらす未来とは?!
ムシシリーズ8作目。
本作の受様はシリーズ1巻目から登場し
受様達の保護者的な役割を果たしてきたお方です。
ムシシリーズは強い人の弱さ、
弱い人の強さが絡まり合って
胸に響くシリーズなので
前々から気になっていた
受様の相手とはどんな人なのか、
そもそも攻めなのか、受けなのかと
長くワクワクしていたので
入手してからは一気読みです♪
既刊シリーズ中で受様は
強気を挫き、弱きを助けるお方として
尊敬や憧れの対象でしたが
受様視点で進む本作では
女系一族の中で輝く女性達の陰で
ひっそりと存在する者であり
自分自身が輝く存在にはなれない、
いつも外野的な存在でしかないと
思っているのです。
そのためにハイクラスに生まれながら
親より弱い起源種で生まれた攻様を
自分と同じような存在だと
心を傾けていましたが
受様にとって攻様は
か弱く護られる存在であり
恋の対象ではありませんでした。
なのに再会した攻様は
親と同じ強い起源種に突然変異し
自らで輝ける存在に変わっていました。
受様は自分では認めたくなかった
コンプレックスを強く意識し
攻様と一線を引こうとしますが
突然変異さえも乗り超えた攻様は
年上の受様の恋人になるために
受様の逃げ道をがっつり塞いで
雁字搦めにするほどの策士にまで
成長していたのですよ Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
まさかあの彼がこんな策士になって
受様を押し倒しちゃうなんて
びっくりでした。
突然変異で変わったのは
体格や能力のみとの事でしたが
あきらかに思考や性格は
強者のソレになってますが
スジボソヤマキチョウだったからこそ
受様の孤独と思いを理解し
寄り添うことができたのだろうし
自分を大切にできないとはいえ
根本的には強い受様には
これ位の強気な相手じゃないと
受様の視界にすら入らないよね
と思いつつも
おまけとして付け足された短編で
策略をめぐらす攻様の執着ぶりは
スゴイすぎかな (^-^;
でも
男前な受様を素直な恋人にするには
これくらいな激しい男じゃないと
駄目なのかも♡
今回は同じシリーズの1作目、
樋口美沙緒さん『愛の巣へ落ちろ!』を
オススメです。
変異前の攻様のキャラが本作と全く違うので
そのギャップも楽しめますよ。
真耶先輩のことは1作目から気になっており、愛の罠にはまれ!でめちゃくちゃ好きになっていたので、新作が真耶メインだと知って発売前からワクワクしていました!
読んでみたら…真耶の内面を深く掘り下げる内容で、予想以上に心に響く作品でした。
真耶に共感する腐女子って実はめちゃくちゃいるのでは…!?(私もその1人です)
最後の短編もよかったです。
このくらいの攻めじゃないと真耶先輩は捕まえられないと思います!
この後の2人や芹野先生の話もぜひ読みたいです!!
シリーズの初めから登場していたマヤマヤにやーとお相手が…と喜んで読みました。
しかしそのお相手があの央太とはねえ。
真耶兄さま大好きっ子だったけどそういう意味で好きだとは思ってなかったので、あのちっちゃくて内気で泣き虫の央太が!?とびっくりでした。
それもお兄様に可愛がられるんじゃなくて想定外な病み気味な策士に性格まで変わっちゃって。
人類が虫の特性を受け継いでいるという設定ならではの展開でとても楽しめました。
女王さまなマヤマヤですが、複雑な生い立ちや寂しさや心に抱える空虚感が不憫でした。
絶対幸せになって欲しい。
愛してくれるパートナーやあったかい家庭で癒されて欲しいと思いながら読みました。
気弱だけれど心優しかった央太くんが清濁知ってイロイロ経験して大人になったのは、か弱い天使だと思っていたら強い魔王だった!みたいでちょっと残念な気持ちもあります。
でもせっかく得た能力ですから、真耶兄さまのために存分に使って幸せになって欲しいと思います。
一作目の澄也と翼のお話を読んでいた方は、より楽しめるかと思います。懐かしのメンバーが成長した姿で揃います。その中から、今回の主役は、真耶さまと央太です。
強く美しい正義の味方だった真耶さま。彼にも深い悩みや苦悩があって、成長した央太の日本への帰国を機に真耶さまはその悩みに直面していくことになります。
ハイクラス同士の2人の、互いの弱さ。頑なな真耶の殻を様々な方法で剥ぎに行く央太の執着さが良い。
本編の中でも、十分執着さとヤンデレ具合を小出しにしていた央太ですが、番外編では凄まじいことになってます笑 でも、央太がここまで執着したから、あの鉄壁の殻に閉じこもった真耶さまを崩せたんだろうなーと思います。
あと、一度受け入れた真耶さまの積極性もカッコいい!素敵でした!
虫シリーズの中では、大和に次いで精神的に健康そうな攻であり、なんと言ってもあの女王マヤ様のお相手なので年下ワンコ系で間違いない!と安心して最後まで読みました。
しかし、最後の最後、番外編で裏切られました(笑)。
いつも清々しいほどに毒舌な女王マヤ様ですが、今回も終始マヤぶしを炸裂させ、アプローチをかける央太にも塩対応。央太が不憫で仕方ないんですが、相変わらずなマヤ様なので、二人のどこか噛み合っていないやり取りに笑ってしまいます。
どのシリーズでもいつも弱者の見方で、強く美しいマヤでしたが、今回はマヤの生い立ちやコンプレックスを知り胸の痛む場面もありました。とは言え、あの負けん気の強さのせいなのか、全体的に悲壮感のようなものは無く、むしろ央太に対して可愛げがなさすぎて心配になるほどでした。
マヤの人知れず抱える苦悩も最後にはやっと央太に伝えられて、晴れて恋人同士になれて良かったー!!と喜んでいたのもつかの間、番外編で央太の知られざる本性を垣間見ることになりました。
もうね、ぞっとします。
ぞっとするのに、目が離せない(笑)。
そこで最初から読み直してみると、央太の行動の一つ一つが、なるほどなぁ~と、そういう事だったのかと、別の視点から改めて納得できるというか。
怖いのに、クセになる面白さもあって、二人の続編をもっと見てみたい。マヤは央太の本性を知っても、きっと全てを受け入れるのでしょうけど。しばらくは、なんにも知らないマヤを、にやにやしながら眺めていたい。あの鉄鍋のくだりと、小冊子のストッカーのくだりは、最高に笑えて最高に怖いです(笑)。
こちら、虫シリーズの8冊目。
今回は既刊でもチラチラ顔を出していた、ヒメスズメバチ真耶のお話です。
お相手はまさかまさかの…
彼はシリーズ1冊目に登場しておりました。
ですので、できれば1冊目だけでも読まれた方が良いと思います。
受けはシリーズで良く舞台となったハイクラス中心の名門校、星北学園の副理事を務める30歳の真耶(童貞処女)。
ヒメスズメバチは女性中心で構成される種で、男である真耶は生まれた時から不要な者と定められています。
そして攻めは、昔から真耶へ恋心を抱えていた歳下の幼なじみ央太。
彼はスジボソヤマキチョウが起源種でしたが、現在は父の起源種ツマベニチョウへ変異しパティシエとして成功しています。
シリーズ1冊目の愛の巣へ落ちろ!では攻めの同級生として、4冊目の愛の罠にはまれ!では受けを保護する富裕層として登場していた真耶。
美しく賢く強い真耶のお相手はいったい誰になるのか、読みたい!と思っていた方も多いのでは。
しかしそれほど優れた真耶が、実は愛することにも愛されることにも不器用で、そんな諸々はとっくに諦めており、子供の頃母親へどうしても聞けなかった自身のことに長く囚われていたのは意外でした。
そんな真耶には、愛する人へどんなにどん底へ突き落とされてもそれを受け入れ想い続ける強さと貪欲さと愛の重さを兼ね備える央太でなければダメだったんだろうなぁと、納得させられる一冊でした。
央太の真耶への無理矢理な行為は、わたしはわかるなと思ったんですよね。
真耶があの行為で央太の毒によって吐くか吐かないかで、真耶の根底に央太を受け入れられるかられないか、最後の賭けだったんだろうなって。
その辺りはどうも賛否あるようなんだけど、例えアレで真耶が央太を受け入れられなかったら、彼は真耶の前から消えたんじゃなかろうかと思うのですよね。(目に入らないようにするだけで執着は消えないかもしれないけど)
今までの虫シリーズの攻めとはちょっと毛色の違う央太の愛の重さが、とても新鮮でした。
そして相変わらず澄也(1作目の攻め)はラブの後押しやフォローがうまい(苦笑
樋口さんがあとがきに今作のサブキャラの今後を書きたいように言われていましたが、わたしはテオや黄辺のような虫シリーズ他作品のサブキャラのお話の方が読みたいかな。
これらのキャラは同人誌で少し書かれていて、今ならまだ多分入手可能ですので気になる方は読まれてみてはいかがでしょう。
シリーズ8作目、満を持してのマヤマヤ登場です!!
待ってた! 待ってたよ・・・っ!! マヤマヤ!!!
こちらのシリーズですが、毎回胸がねじ切れそうになるほど切ないのがお約束です。しかし、今回は切なさ(普段よりは)控え目。
シリーズ8作目となり、初登場では高校生だった真耶も30才になります。(※時系列で前後してる作品もございます)
彼はですね、公明正大で凛と美しく気高いイメージが定着しておりましたが、そんな彼の「弱さ」が今回初めて語られます。
これは私の勝手な解釈だったりしますが、シリーズ自体が成熟し、真耶が30才と言う年齢になった今だからこそ、これは書けるお話だったんじゃないかと思います。
明らかに今までのムシシリーズとはパターンが違う・・・。
ただ、根っこの所にあるのはいつもと同じ「愛」なんですけどね。
ホント、このシリーズに登場するキャラ達の「愛」は、みんな痛いなぁ・・・。
内容です。
ヒメスズメバチの名門出身で当主代理であり、星北学園の副理事としても多忙な生活を送る雀真耶。恋愛に興味が無く、清く正しい人生を送るうち、童貞処女のまま30才を迎えてしまいます。
また、女性優位のヒメスズメバチでは「男」は必要とされない存在。姉の結婚で当主代理の任を解かれ、本家も出なくてはいけなくなりー・・・といった内容です。
先にも書きましたが、今回初めて真耶の弱さが語られます。
その美しい容姿が誉めそやされ、ハイクラスの名門出身と完璧な人生を歩んでいるように見える真耶。しかし、本人は「男」であった事で必要とされなかった事実により、人を愛する事が出来ない空っぽな人間だという思いが強いのです。
そんな真耶の元に現れたのが、海外でパティシエとして有名になった幼馴染みの央太。
ハイクラスとしては小さく弱かった彼は、父親の血のせいで突然変異をおこし、自分より大きく強い存在になっていて、という流れです。
実の所、私はこの央太をすっかり忘れておりまして。
ようやく、1作目で翼の友達として出て来た央太だと分かった時は仰天しました。
自信に満ちた落ち着いた態度に、どこかチクリと冷たい部分を覗かせる、その言動。変わり過ぎだろー!!
で、実は央太は8年前に好きだと言う事を真耶に伝えており、真耶はそれを受け流したと言う過去があったりします。
ハイクラスに生まれながら、母親の起源種のせいで弱く小さかった央太。真耶にとっては、自分と同じ「必要とされていない」存在だったワケです。そんな彼が突然変異により強く「必要とされる」存在になってしまった・・・。
自分は空っぽの人間で、自分とは逆に必要とされる存在である央太を「愛する」事は出来ない。
と、苦悩する真耶を無理矢理抱く央太、てトコでしょうか。
なのですが、ここからがめちゃくちゃ深い!!
とことん追い込まれた事で、真耶の真実が分かります。これが泣ける( ノω-、)
なんだろう・・・。真耶は「空っぽ」の人間では無いのです。それどころか、実はめちゃくちゃ愛が深いと思うのです。ただ、純粋過ぎるんですよ。もっと、自分の気持ちを優先して!!
また、この時の央太の台詞がいい。う~ん・・・。心が広いんだか、逆にめちゃくちゃ狭いんだか、判断に困る・・・。ただ、真耶への愛は果てしなく深い事は良く分かります。
あとですね、終盤でやっと開き直ったマヤマヤが最高でした。男前過ぎる、その言動。苦悩してる彼にも萌えましたが、やっぱりマヤマヤはこうじゃなきゃ!!
あの流れで、よもや攻めの鳩尾を打つとは誰が想像出来たでしょう・・・。
あとがき後に央太視点(も入る)のSSがありまして、そこで彼の結構な腹黒ぶりや執着ぶりが分かります。これはマヤマヤ、逃げられないよ。
ここでの真耶はなかなかの天然ぶりを発揮しておりまして、そのチョロさにもニマニマさせていただきました。マヤマヤが可愛いすぎるー!!
今作で初めて真耶の弱さが分かりましたが、それで幻滅するかと言うと全く逆でした。より人間的魅力を感じるように。
そして相も変わらず、深すぎる愛に萌え転がる事となりました。
とりあえず、めちゃくちゃ良かったとお伝えしたい!