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momo to manji
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
時代物にちょっと苦手意識があり、存在は知ってはいたものの避けてきたこちらのシリーズ。
…なんでもっと早く読んでおかなかったんだろう…!!最高に粋で色気漂うシリーズでした。。
最新刊が出たのを機に、一気読みしようと思って思い切って紙本で全巻揃えたのですが、買って良かった。担当編集さんの言葉どおり、「もう、二人を見守る障子になりたい…」という気持ちでいっぱいに。
何より、卍にぃの執着と溺愛がたまらない。痛くなく、心地よいや優しい執着。卍にぃに愛され、にぃを愛することが、どんなに百にとって救いとなっているか。
百の壮絶な半生、百兄の最後の頭を深々と下げる姿には、痛みと切なさで胸がいっぱいになりました。
虹の出た日に卍に拾われ、優しく愛おしく抱かれて、幸せそうに微笑む百。そんな百を見ていると、こちらの心までじんわり温かくなります。
この先二人に危険なこと・辛いことが起きませんように…!起きたとしても、二人で乗り越えられますように…!と祈りながら、2巻も読みたいと思います。
電子で試し読み、紙本買いしました。何でもっと早く読まなかったんだろう!私の好きがてんこ盛り、溢れてる!!
まず、江戸の市井の人々の生活がほんとに丁寧に細やかに描かれています。季節ごとの暮らしの変化、楽しみ、何気ない日常、やっぱりこのリアリティが作品に厚み、深みを加えているんだろうと。そして、約200年前の、その日を生きていた人々への作者の愛着、優しい眼差しも感じます。巻末に参考文献を載せてくださっていることにも感謝です。
辛い辛い子供時代を送ってきたのに百樹は本当にいい子!振り袖でも何でもおばちゃんが買ってあげるよって言いたい、これからは温かい日々が続いていきますようにって祈ってるよ。陰間茶屋についても色々知ることができて満足です。
卍兄ィはどっからどう見ても色気の塊、当人の思惑とは関係なく、そこにいるだけで世間がざわつくであろう罪なお人。お百を大事に大事に思ってる。
二人の人生が交わって開けていく、幸せになっていく、そんな展開は、設定が現代のものと同じだな、と思います。ってことは、作者は時代設定をお好きな江戸にはしていますが、描きたいテーマは普遍的なのだと、勝手に解釈してます。(笑)
江戸時代という設定に苦手意識を持つ方でも、絶対刺さってくる物語だと!オススメしたいです。
3,4巻はあるのに1,2巻が見当たらず、タイミングよく1,2巻無料公開されていたので久々に。4巻は装飾過多に感じてきたのでこの頃は画面がすっきりしていて好み。卍も最近やけに美の圧強めになってますが、表情のコミカルな表現が多い気がする。まぁそれぞれのよさ。ももはちょっと初心な感じ。それもまた良し。
美な卍さんもいいけれど、若かりし頃の万次はさらにツボ…可愛い……これで年上で体格もいい男を可愛がりたいと思ってるとか…
この巻だけだと卍百より卍祝や兄百の方が萌える。因果な商売に足がとられた真面目な人が好きで…醒兄さんは美しすぎないところも含めていい。
卍百の萌ポイントは本気出したら百が強いってとこ。素で兄ィが可愛いと言えるとこ。六文銭を手放せるとこ。卍は強く見えて心身存外もろそうな。風邪はひかないけど。
買ってはいたものの、まとめて読みたくて宝物の様にしまって置いたコミック・・・
やっと、熟読です。
とにかく、一つ一つ手の込んだ絵柄や、言葉ひとつとっても、凄く良く調べて描かれているのがわかります。
読みながら、すっごく勉強になるわ。
良くこんな発想出来るなと、さわ先生〜天才!
素晴らしい!の、一言につきます。
ストーリーも、百さんと、卍さんの甘々で〜すこぶる良きよき。
こんなBLに出会えて良かった。
ありがとう〜さわ先生、これからも応援してます!
このBLと出会うまでは陰間茶屋というものの存在を知りませんでした。
この漫画には江戸時代には男色というのがあったこと、陰間茶屋で働く男娼の生活がどういうものであったのかなど詳しく描かれてありました。
私はこの漫画を読んで男色に興味を持ち、図書館で男性の同性愛の歴史についての本を借りて読みました。男色とホモセクシャルの違いなど書かれてあって、初めて知ることがありました。この漫画に出会ってなかったら、その本にも出会えていなかったかもしれません...
満を辞して、名作と呼び名高いこちらの作品に手をつけました。
1ページ目から水彩画の筆が流れるような美しい線で描かれる背景と美太夫たちに釘付けです。
先日、国立博物館でかの有名な『鳥獣戯画』原本を見る機会があり、細部まで見逃すまいとしていましたが、こちらの漫画も本当に同様の気持ち。着物の柄や道端の雑草、橋の上を行き交う人たちの表情一つ、細かくて本当に美しい。
現時点で既刊は4巻ですか。残りの巻も噛み締めながらじっくりと粋に味わいたいと思います。
好みではないだろうと思いつつも購入
結果、、これはBLか?
おそらくものすごく忠実で、ものすごく完成度が高いのだろう!という感じはします(知識が皆無なのでなんとも…)
お江戸なかんじがお好きな方にとってはまさにパラダイスかと。個人的にはお江戸好き・丁髷萌などの嗜好はなく、強いて言えば陰間茶屋ネタは好きですが、ここまでガッチリしているのは初めて(見た目現代風のキャラクターが着物着てますレベルは何度か出会ってる)なので、なかなかストーリーに入り込むことができませんでした
低い評価で恐縮ですが、中立です
これは…とても好き。
百と卍をはじめとした魅力的な登場人物たちや
会話の端々から滲み出す江戸の人々の人情、
少しずつ明かされていく二人の過去など、
読みすすめるほどに引き込まれていきました。
一方で、当時の時代背景や言語など、慣れていないと
読みづらさを感じるという声があるのもわからないでもない。
自分の場合は幸いそこに抵抗を感じず、逆に興味を惹かれる
性質だったのでハマったというのもあると思う。
あと、百と卍のキャラクターや関係性がとても大好きなので。
いつでも無邪気でニコニコとめんこい百と、流し目が色っぽいクールな卍。
互いに深く惚れ込み、恥ずかしげもなくベタベタする二人がもう尊さの極致。
受けの百はともかく素直で愛嬌たっぷりで、兄ぃ大好き!が
だだ漏れなんですが、実は陰間上がりという過去をもっています。
なので、月代を剃った大男にもかかわらず、卍に抱かれるときには
この上なく艶めかしい表情や陰間時代に培ってきた手練手管を見せます。
対する攻めの卍も極上の色男でモテまくりなのに、百のことだけを
まるで宝物のように蕩けそうなほど溺愛したり、嫉妬深かったり、と
そのクールな顔と百の前でだけ見せる甘さのギャップに萌え悶えます。
あと、二人並ぶと実は百の方が若干身長が高かったり、
力勝負では百の方が強かったりと面白可愛い意外性もあり(笑)
そうしてゆるりゆるりと呑気に暮らす二人ですが、
ふとした瞬間に百が覗かせるどこか悲しそうな、
切なげな表情に胸がぎゅっと締め付けられました。
不幸な巡り合せによって陰間として生きた子供時代、
幼い身体で全てを受け止め、ひたむきに生きる百が不憫でした。
そんな百を弟としていとおしく想っているのに、可愛がることも、
抱きしめてやることも許されず、突き放すことしかできない醒の心情も
苦しくて苦しくて…
年季明けの雨の日に、卍に拾われた百。
それは百が今の百に生まれ変わった日でもありました。
たった一つ心の拠り所だった兄も失い、
それでも、迎えにくるはずもない兄を待って、待って、
観音堂に居座る百が生きる気力すらなくしてしまったように見えて悲しかった。
だけど、そんな百を卍が見つけてくれました。
今の明るく笑う百が幸せそうで、本当に出会えてよかったなって。
向き合って笑い、いとおしそうにくっつく二人に嬉し涙が出そうになりました。
悲しみも幸せも二人で分かち合ってこそ。
そんな百と卍の一日一日を、大切な瞬間を切り取って丁寧に描き、
優しい読後感を残してくれる1冊でした。
難しい言葉(セリフ)の解説がありわかりやすく読むことが出来ました。セリフも街の風景そして小物までも忠実に再現されているのですね。作家さんの絵柄や文字が作品にすごくあっていて作品への愛を感じました。
とても人気だと聞いていましたが、私にはハマりませんでした。
皆さんのレビューを見て感じたのは「江戸っ子」を萌えコンテンツとして消費できるかどうかが、好みの分かれ目ではないかということです。
残念ながら私は江戸っ子には萌えないので、下記のような感想を抱きました。
・日本文化のお勉強をした気分
現代とは違う言い回し、単語、文化がたくさん出てきます。知的好奇心は満たされても「BLを楽しみたい欲」は全く満たされませんでした。
(一定以上歴史に興味があればまた違うのかもしれません)
・読みづらい
分析できないのですが、1冊読み終わる頃にはヘトヘトでした。上記の「お勉強した気分」というのもあるかもしれません。
・キャラクターに萌えない
絵は綺麗です。キャラクターも可愛らしいしカッコいいと思います。
ただ、物語に引き込まれるようなものを感じなかったこともあり、共感しながら楽しむことも、萌えて楽しむこともできませんでした。
面白くないとは言いませんが、BLらしい面白さも、萌えも、物語へのドキドキワクワクも感じることができませんでした。
笛吹きの美丈夫×元男娼の義弟。
百が天真爛漫で、卍とのエッチにも積極的だから楽しいテンポで読めるのですが、過去編は男娼時代の苦しい境遇がとても生々しく描かれていて心臓が縮む思いでした。
だからこそ命の恩人である卍と、超両想いな現在の様子は心から尊くて……!
百の男前で真っ直ぐなところと、卍のクールに見えて愛情深いところとが噛み合って最高なカップルだなと、拝むばかりです。
あとHシーンのエロスが凄まじすぎます。和風な絵柄がヤミツキになる!
私はとても好きです。
最初は本格派っぽい江戸BLに抵抗がありましたが、このBLがすごい!か何かで注目されていた作品だったので読みました。
作者の紗久楽先生がかなり江戸時代が好きなお方なので絵柄や時代背景、しゃべり口調がBL作品の中でもかなり本格派。苦手だという方もかなり多いかと思います。
しかし、イラストはデジタル調でとても綺麗なんです。それに口調も慣れればかなり読みやすくなります。
話の内容は他のレビューで書かれてあると思うので省略します。
やはり読み進めていくとキャラクターの魅力にはまハマってしまいますよね。陰間上がりで世間知らず、でも無邪気で愛らしい百。元火消しで兄貴分の男前な卍。このふたりの関係って愛という言葉では足りないような気がする…。
百は卍に恩をたくさん感じているだろうが、卍も底なしに明るい百にたくさん救われているのだと思う。
そんな明るい百さんも過去にとらわれていたり、若干コンプレックスがあったり時代は違えど悩むことはあるよね。ふぅ…
ふたりの関係は続巻なども読んでいくうちに萌えてくる。さらに萌える。あと新キャラたちもステキ。
あとえっちの描写がえっろい。
なんてったって卍さんかっこいい…色気がむんむん。
少しでも興味があれば、抵抗感をちょっと押しのけて読んでみてもらいたい。時代モノという新しい扉が開いてしまうかもしれないが…。
時代物苦手だったのでずっと読まずにいましたが、評価を見て読んでみました。
が、やはり私には言葉がわからなすぎて読むのに時間かかるし言葉が理解できなくて物語に入り込む余裕がないというか、言葉を理解しようと頑張るのが精一杯でした。
流れがよくわからなかった。
江戸時代の詳細な説明も私には難しかったし、特に求めていなかった
相手に惚れ抜くさま、尊さ、エロの良さはわかる。わかるけど、個人的には順を追ってなぜそうなるのか描かれるほうが刺さる時思った作品。
たまにこういう素敵な作品に出会うから腐女子がやめられないんだよなぁ…。
読んだのはこのblがすごい!一位になって話題になっていたため友人が購入したのを借りたのですが、友人はあまり刺さらなかったみたいで。。
でも私はすごい可愛いし面白いし、なんか心に刺さるなぁ、、素敵な二人だ〜すごく気に入りました。
百も可愛いです。
この作者様を調べてみたら、この時代の作品を沢山書かれてたので、慣れてらっしゃるからかな?違和感なくこの時代も楽しめましたし。
自分の本棚にも追加するか悩んでます。お金に余裕ができたら買おうかなぁ〜
全部読むのにすごい時間かかりました。
話題になってるのは知っていたんですが、時代ものがあまり得意じゃないので読んでませんでした。
今回、友人に勧められて読んでみました。
いや...言葉がわからなすぎてなかなか物語に入り込めませんでした。
2回ほど読み直しましたが、なかなか入り込めない。
わからない言葉がありすぎるのもありますが、やっぱり好みではないかなぁ?
百はすんごく可愛いんです!!卍が大好きなのも伝わってくるし素直だし。にこにこ顔が本当にかわいい!!
ただ、その百に救われてとりあえず1冊読めたかな?って感じでした。
はまれば本当に面白いお話だと思いますし、絵も綺麗!
読んだ事を後悔とかではないので今回は中立で。
時代ものはあまり得意では無いのですが、こちらでの評価が良かったので読んでみました。ただ、やっぱり私にはちょっと合わなかったかな、というのが読了後の感想です。
二人の日常や過去を切り取ったショートストーリー仕立てのお話が中心だったのも、個人的には入り込みづらい要素の一つだったのかな、と思います。
私にはあまり合いませんでしたが、作者さんの江戸時代設定へのこだわりとかはとても伝わって来るので、時代ものが好きな方にはむしろお勧めできる作品だな、と思います。評価は辛めになってしまいましたが、刺さる人には必ず刺さる作品だと思います。
〖DMM電子書籍〗
修正:白抜き、トーン
カバー折り返し:なし
カバー下:なし
帯:なし
裏表紙:なし
備考:
〖紙媒体〗
未読
〘追記〙2019.8.31
〖紙媒体〗
修正:白抜き、トーン
カバー下:表紙と同じイラスト
備考:修正は電子と同様のようです。
話題になっていたので読んでみました。
たしかに江戸時代の知識は豊富に詰まった作品だとは思います。
ですが、段々読み進めていくと「これをBLでやる意味があるのか?」と思うように。
というのも江戸時代知識がストーリーの中で浮いているからなんだと思います。
ストーリーの中に雑学や知識が散りばめられていたら自然に馴染むのでしょうが、この作品は知識が大黒柱で周りにストーリーやキャラクターがあるイメージ。江戸時代に生きるキャラクターなら生活の一部で特別なことでもない知識を説明したりひけらかすので変な違和感がありました。
どうしてもキャラクターも薄く感じてしまい、読後は受けの子がちょっと頭が弱いことしかあんまり覚えてなかったです。あまり自分には合わない作品でした。
はっとするような絵の美しさ、現代語と当時の言葉の絶妙な混ぜ具合、雰囲気先行ではなく当時の状況をきちんと調べて描くのと同時に現代に通じるBLとしての萌えを随所に散りばめる技量、どれをとっても素晴らしかったです。卍と百がある程度蜜月を重ねた時分から描き、後々2人の出会いや百の陰間時代を描くという順序も、時代物を読むのに抵抗感なく入り込みやすくなっていて良かったかなと思います。
百と触れ合う際に卍の頭には、彼が陰間を始めた時に手練手管をすべて仕込んだという兄の存在がちらつくわけですが、百からすればそれはもう過去だと割り切ったものなんですね。完全に忘れることはできないかもしれない、でも今の卍との関係に何ら影響を及ぼすようなものではない。穏やかな百が卍を怒鳴りつける場面では、1つひとつの言葉が胸に沁みました。その上で、百の陰間時代の話はまた彼の過去の恋として、とても心を締め付けられるものでした。百の叶わなかった恋も辛いけれど、彼を一番陰間にしたくなかったであろうに自分の手で陰間へと導かざるを得なかった兄を想うと視界が滲みました。
ところどころ当時の言葉の割合が多くて理解するのに時間がかかった部分もありましたが、時代物として高クオリティなものを仕上げるためには必要だったと思うので、そういう部分も意味を考えながら楽しんで読むことができました。濡れ場はまるで春画に息を吹き込んだような印象でしたね。百の白くて肉付きの良い丸いお尻がすごく可愛かったです。
二巻が出たので読み返しました。
ちょっと読み返すつもりがいつも、のめり込んで
最後まで流れるように読まされてしまいます。
そして毎回、湧き上がる感情が優しくせつなく、甘酸っぱいです。
醒さんとの決別シーンや、卍との喧嘩からの仲直りで、泣いてしまいます。
色っぽいシーンの百ちゃんのおいどに笑みがこぼれ、卍兄ィの艶めかしさに息を呑みます。
百と卍の二人の日々を淡々と描き、
お互いの愛情だけでなく、
これだけ二人のことを読者に愛させてしまうのは
並みのことでは無い才能の作家さんだと思います。
もはや受けとか攻めとか、そんなカテゴライズでははかれない、百ちゃんと卍兄ィというその人たち自身が生きているとさえ感じます。
きっと江戸の町にいるし、いたんだと思えます。
この作品がさらにひろくいろんな人に読まれて
愛されることを大事に祈るばかりです。
手にとって損は微塵もありません。
自分の好みにあったとしても、合わなくても、
かならず心に何か痕跡を残して行く、稀有な作品です。
このネタ完全にはらだ先生の「やたもも」でしょ。
百(もも)が昔ウリやってて、卍(やたちゃん)が拾って、百には昔好きな人(すだ)がいて~…って完全にやたももじゃん。
ってずっとツッコミを入れながら見てました。
やたももを見たことがない人にとっては新鮮で、内容も深くてすごくいい作品(いや、実際にいい作品ではあるのだが…)だったのかもしれないが、
こっちからしてみれば、もはやパクリ…とまで思ってしまう始末。
あと、用語や内容が難しすぎて一度読んだだけでは理解できないと思う。
そこがいい所なのだろうが、自分は正直見てて疲れた。
ただ、百がとても可愛い。卍の事が大好きなんだなぁってよく伝わるし、攻めより力の強い受けが個人的には大好きなので、それはいいと思った。過去の話のショタ百も最高だった。
でもまぁ、、、それくらいしか評価できないかな…
ここまでちょっと辛口め(?)だったけど、
そこらへんの簡単に出会って、テキトーな当て馬がいて、安直に結ばれてハッピーエンド!なんてゆーつまらないBL作品なんかよりよっぽど面白いし、新鮮だし、中身も詰まってる。
ただ、何回も言うが自分は他作品と重なってそれがどうしても拭いきれなかったので、高評価はできないかなと。ただそれだけ。
時は江戸時代、後期。
真夏の蒸し暑く狭い長屋で熱い吐息まじりにまぐわう男二人…
今から約一年半前、そんな文言を裏表紙に飾りBL界に颯爽と現れた まるで春画の様な月代(さかやき)が美麗な伊達男の卍(まんじ)と 大きなナリの陰間あがりの百樹(もも)の 周りも認めるイチャイチャラブラブなお江戸LIFE!
それがこの【百と卍】だ。
今はそんな幸せいっぱいの百にも陰間としてのツラい時期もあり…
一巻では百樹が見世で月百姿(つきひゃくし)という陰間として 実兄の醒(さむる)に(まわし)→[一人前の陰間に仕込む男]仕込まれ、客を取らされ、やがて陰間をあがり(やめる事)そんな兄とも別れ…そして卍と出会うまでが描かれている。
他の陰間より大きくガッシリとして美形でもなかった百樹への風当たりは強く、つく客も優しくなど扱わない。綺麗な着物に憧れる百樹が羽織るのはいつも他の売れっ子陰間のお下がりを継ぎ足した振袖…
故に巻頭で卍が気を利かせ 百に女を世話してやっても選んだのは(女)ではなくその女が着ていた振袖。
女を抱いていると思っていた百が 女とは遊ばず 振袖を被り路地に潜んでいるのを見つけた卍は愛おしそうにその振袖の中に顔を埋め百にキスをする…
等など、萌え死にそうな場面がそこかしこに散りばめられている。
「時代物、しかも月代なんて萌えられない!
言葉も難しくてイヤだー!」等と思っているアナタ。
言葉は読み進めていくうちに自らも(べらんめえ調)になっていきます(笑)
そして読み終わる頃には二巻が読みたくなり
ふと目にする春画や、日本史の教科書の挿絵を食入るように見ている自分に驚くと思います。
そしてこのレビューを思い出してください。
「…やられた^^;」と(笑)
ほくそ笑んでる私はココにいます(*´艸`)ププ
これは間違いないなく神BLだと思います。
時代ものは正直敬遠していました。描きこみも細かいので読みにくいのではと思ってました。
すいません、浅はかでした。もの凄く美しい世界が広がっています。
切なさ、エロ、胸キュン、感動…求めてる以上のものが詰まってます。
百さんの愛らしさ、卍兄さんの色気ある男らしさに魅了されました。
1巻では百さんの過去の描写があります。泣けます。
本当に本当に卍兄さんと出会って良かった!最後の扉のシーン大好きです。
表紙の男子カップルが主役だが、これはお気楽お江戸BLではない!
切見世(安価な色街)の利用料金が出てくる。セリフ「一人じゃ入れねェ」に「しとりじゃへえれねェ」とルビ。廓から見た風景は、アノ浮世絵のイメージ。
主役の片われは蔭間だった過去を持つが、そのエピソードが、陰惨なトラウマであるだけでなく、江戸期の性風俗の活写として見事。買われた子供が家畜のように扱われ、商売の道具へ仕立てられてゆく過程を、兄弟の切ないすれ違いの心情を織り込んで描きだす。著者の時代物を扱う本気さと並々ならぬ力量を見せつけられ感動した。
絵も見事。目はキラキラと潤み、頰はやわらかく赤らんで今風の可愛らしい表情なのだが、月代の一本一本書き込まれた美しい生え際や着物のシワや輪郭の線の強弱に浮世絵風の典雅さが漂っている。
いなせなニイさんと蔭間あがりのクセおぼこい&デカイ男子のちょっとピュアな相愛物語でBL的王道ストーリー。
そして巻末2ページの蔭間自由研究のページが圧巻!この先生の入れ込み具合は本物ですぜ。自分も興味のある分野だけに読みながら熱くなった本でした。続刊も楽しみにしてます。
とにかく絵が綺麗です。
表紙から見てわかる通り、引き込まれるような迫力ある絵。
言葉選びも、テンポも良い。
「堪忍して」「後生や」「そなたの菊座と私のへのこ」なんかは時代モノBLじゃないと味わえない言葉づかいだと思います。
あと「~だゼ」とか「虫の居所が悪ィのかィ」とか「いねンじゃねェかなァ~~」とか。カタカナが入ってて洒落てるんです。なのに全然読みにくくないのもすごい。
卍と百の絡みはラブラブイチャイチャしてて可愛くて良かったです。
百も可愛いだけじゃなく、ちゃんと男らしいのが最高。
身長も大きいし童貞じゃないし髭も生えるし力も強い。普通の成人男性なんですけど、天真爛漫さがあって、ギャップがすごく可愛い。
卍さんは男気溢れる人で、もう……全身の刺青がカッコイイ。
陰間時代の過去、慕っていた兄に接吻をして拒否されてしまったとき
「此れは商売や」と言って頭を抱え込んだ兄の姿を見たときの百の絶望した顔が切なくて切なくて…。胸がギュッとしました。
陰間なので、客(モブおじさん)とのエッチシーンや、多少ながら女性とのシーンもあります。
正直そこが興奮しました。
十六夜さんという先輩陰間が良いキャラしてる~。すごく好きです。
卍さんと百の甘々描写、エッチシーンも多くて満足。
ふんどしズラシ挿入という性癖にヒットするシチュがあるので、好きな人にはおすすめです!
あと、個人的に
163pの波の描写が浮世絵風になってるとこが一番感動しましたwこまかい~
初読み作家さんです。だいぶ前にランキングで上位で、表紙が受け攻め髷だったのが印象的でした。ずっと気になっていたので、今回読めてよかったです。
ストーリーは表紙どおりエロエロでした。受けの百が幼少期に辛いことがありますが、最初の方が二人のいちゃいちゃが多く、そのような過去があることが到底信じられませんでした。ただ、時折見せる表情にああ、となりました。よく自分は売れなかったと百が言っていて、切なくなります。百の過去もありますが、正直しんどかったです。なので万次と出会えてよかったです。
そういえば、そろそろ2巻発売なんですね。次も楽しみです。
ちゃんと萌えはあるのか、難しいストーリーで理解できないのではないかという警戒心から時代物のBLって読んだことがなかったのですが、これはすごく良かったです。
百ってかわいい顔と裏腹に身長高いんですね、もうそこからギャップ萌えでした。私はシリアス系のお話が苦手なのですが、こちらは全然大丈夫でした。百の過去のことなど結構シリアスな部分もあったんですけどね…普段の2人のやりとりが暖かくかわいいものだったのでそこまで重い感じはなかったです。
絵も丁寧で綺麗。ストーリーも最高!まだ読まれていないかたは是非読んでみてください。本当にオススメです。
「このBLがやばい2018」で1位を獲っていたということもあり、ちるちるのレビューを見て購入しましたが、期待以上でした。特にストーリー構成やドキッとするような妖しい絵柄、素晴らしい。
たくさんの方が思うことでしょうが、こんなBL作品は今まで読んだことがありません。
江戸ものは初めて読んだのですが、日本的な美しさの源流が垣間見えて、紗久楽先生の作品への愛も伝わってきて、とても満たされた気持ちになります。
表紙のデザインから台詞回しや仮名遣い、扉絵の細部にまで先生のセンスが光ります。昔の人が考えたこと、守りたかったものに思いを馳せるということはとても趣があり情緒深いことだと思います。あとがきのページには、実際の出来事と絡めて大体この辺りの時代、ということも明記されているので分かりやすかったです。歴史に興味のある人だと更に入りやすいですね。
※以下、内容についてです。
百は、元陰間ということでとても辛い幼少時代を送っていましたが万次と出会い義兄弟の契りを結ぶことで、そこからは甘く幸せな時間を過ごしていきます。でも、私は過去があってこそ今の百がいるわけで、それは決して不要なものではないと思います。重く、苦しい過去だけれど、それを魅力的な彼を形作った大切な要素として扱いたい。
その過去に出てきた実の兄 醒についてですが、彼のこともなかなか憎みきれないんですよね。むしろ、親が亡くなって2人で生きていかなければならなくなった時、微力ではありますが精一杯百のためを考えてくれていたのだと思います。辛そうな表情をしているページもあり、心が痛みました。結局百と別れて以来、彼は今頃どこでどうしているのでしょう...。
また、百の同僚(という表現で果たして合ってる?)である十五夜さんと十六夜さんもとても魅力的なキャラクターでした。
メインCP2人のエロシーンは、とにかく甘いです。昔ならではの手法(?)などたくさん出てきてまた新たな知識が追加されました...(笑)
また、少し難しい部分もあったので、何度も読み返すことでまたじっくり味わいたいと思います。時代設定が昔のお話で、逆に現代に新しい風を吹き込む紗久楽先生の技量は計り知れません。続きものということで、2巻も楽しみにしています。
江戸時代のBLものって、初めてで最初はどんな感じか全くわからなかったです。
結構序盤からエロシーンがあるんですが、百が結構たくましい体つきなのにものすごくエロいし、卍は男の色気があって格好良くて、すぐにハマりました!!!
自分は、ちょんまげの人にエロスを感じれるのか不安だったのですが(笑)、そこは杞憂でしたね。
百の過去から二人のすれ違いがあったり、BLならではの社会からどう思われるかという不安がつきまとっていて、現実を見ているちゃんとしたBLだなと思います。
絵のきれいさもそうですが、いろんなシーンに伏線があって(部屋の家具一つにさえも)何度でも楽しんで読める作品です。
最後についているおまけの陰間のコラムも歴史考証が付いていてアカデミックな感じも素敵です。私も時間もないというのにうっかり江戸時代について勉強しなおしたいと思いました。これから江戸ブームが来るのではないでしょうか!?このBL大賞も獲っていますし。
先生の江戸愛が伝わってきます。
百と卍さんの身長差にも萌えました。
タイトルの通り、どこにも書いてないのですが(※私の見る限り)まさかの続きものです。
今回の1巻は百(もも)の過去編と二人の出会いが描かれていました。
歴史的風情を感じるお話は大好きでよく読むのですが、これはすごい濃いです。
何が濃いって、時代背景はもちろん言葉遣いまで全てです!!
寝る前に読み始めたのですが、読解しながらだったので理解するのに結構時間をかけて読みました。
(22時に読み始めて気が付いたら0時…漫画一冊で2時間って!)
歴史的言葉遣いが苦手な方は、話の内容があまり入ってこなくなってしまうのでは!?というくらいのお江戸話し言葉です。
また、百(受)が陰間をやっていたため他の人(男女問わず)との性描写がありますのでこちらも苦手な方はご注意ください。
と、地雷源となりそうなものをあげてみましたが、それに勝る画力が半端ない作家さんです。
キャラが可愛いしカッコいいし表情の絶妙な表現が凄く巧く、躍動感であったり動きが細かくて、いっそ絵だけパラ読みしてからじっくり言葉と併せて読んでいく手でも良い気がします。
絵だけでも十分話の流れが伝わってきます。
但し、話が短編集のような形式のためもう少しじっくりと1つのストーリーを掘り下げてるものとしても読んでみたい気がしました。
最初に文句のように書いてしまいましたが、続刊嬉しいです!!楽しみにしてます!!
淫猥で妖美的、且つ華やかさと明るさを兼ねそろえた一作。
紗久楽さわさんの描く人々は、太腿がお美しい。そして何より研究し尽くされた江戸の雰囲気。
そこらの下手な時代物などとは比べ物にならないほどの美しい時代背景。
「おいど」やのばしたり同じもじが使われる際の文字、お百の独特な喋り方。
卍兄のお百を可愛がる気持ちや、切ないまわしと蔭間の絡み。
切なさから泣いてしまいました。
少年という細く美しい蔭間の背徳感や、成長し年季を終えた後の明るさ。全てを兼ね揃えていてよかった。
月代など、さわさんの独特なこだわりやしっかりと様子を捉えた素晴らしい一作でした。
今後も続くようなので、次巻での卍兄とお百の可愛らしい絡みや、妖美で淫らな濡れ場、卍の過去編。
とても楽しみに待っていたいなぁと感じました。
丁寧な描き込みで、パラパラ眺めるだけでも素敵な一冊です。
画力も高いし、もっと暗いストーリーになってもおかしくない設定の中、
こんなに優しい恋愛作品にしてくるなんて。
暗い話敬遠派にも極上のやさしさー。
受け攻めのルックスがいい感じだな、なんて
軽く読み始めたら、ざっくり刺されて呆然とする羽目に。
着物とふんどしは、最高に粋で色っぽく、
二の腕から腿まで入れ墨の卍と、もっちり白い百の肌の対比が秀逸。
そして、胸が痛くなる程の百の健気さと明るさ、卍の百への深い恋慕、
キャラの表情の描き方、江戸言葉などなど。
本当に何から何まで表現が巧みですー。
卍に出会う前の百の過去が切なくて切なくて、百が大好きなので
読んでると具合悪くなっちゃいます。
でも、この辛い過去にすら愛があって、ただ苦しいだけではなく、
百をより魅力的に肉づけしてるから、とっても大事なんです。
そもそも陰間時代がないと、すんなり卍とくっつけないし。
兄ちゃんには、感謝したくないけど、労いたいです。
そして、現在のラブラブな卍百の輝き倍増しですよ。
このカプを末永く見ていたい気持ち、抑えられないです。
続編ありがてー。
二人のなれそめと卍の過去も楽しみです。
最初読み始めると、色男の卍と陰間あがりの百の、けっこうアッサリとしたお江戸話かと思ってましたが、話が進むにつれて、今の百から想像できないような過去があったんだなと。 陰間あがりとなってたので、その時の客が卍かと思ってたらそうでもなく、実の兄も絡むちょっと切ない感じでした。 卍に拾われなければ、ずっとあそこにいたのかな…。 でも今はお互いが、すごく大事なもの同士になってるし、いっぱい卍に愛されてて良かったです。
百が明るくて元気一杯で可愛くて惹きつけられました〜〜
見てるだけで幸せになりそうな邪気の無いお顏から繰り出される愛嬌のあるセリフの数々にもうメロメロです。着物を慌てて着る時の「んしょんしょ」は反則かって言うぐらい可愛いかった〜。
そんな明るい百ですが蔭間時代を語る時、何とも言えない寂しそうな表情をしていてとっても気になります。
そして百の子供時代は想像以上に過酷でした。直視出来ないシーンも沢山ありました。何だか人間の性衝動とか性欲求を呪いたくなりました、こんな事が商売として成り立つなんて…。お兄さん…同情の余地は有れど最後に後悔するぐらいなら最初から何とかできたんじゃないかな、とやはり思ってしまいます。百はお兄さんの言う事に従うしか無かったんだよ(泣)
それでも百が卍兄ぃと出会ったのはあそこを出てすぐなんですね?一人ぼっちの期間は少なかったようなのは良かったです。
一方の卍兄ぃも男前でウットリ。
クールな表情だけど端々に百への愛情が感じられてgood。執着嫉妬もバッチリな受け溺愛攻め様ですね(笑)
ところでちょこっと登場でインパクト大だった祝オジキ。
オジキの回想の卍が……受けにしか見えません。…うん、ありです、めっちゃ有り!百も卍兄ぃが可愛いんだって言ってるし次巻はリバにも密かに期待しています(笑)
背も体格も百の方が大きいんですものね!
とか勝手な妄想をしていますけど、本当は2人が仲良く喧嘩しながら幸せに暮らしていたらそれで満足です。次巻も楽しみにしています。
ももとまんじって読むと聞いて、読み始めようと帯を目にした瞬間、ああ、きっと神評価下すだろうなって思いました。(笑)
神評価です。
よくぞ描いてくだすった…!という思いと、本当好きでなければ描けないだろうなぁという尊敬の念、それから、一目みて良い子だって判る受けちゃんの切ない過去のお話。ぼろぼろ泣きつつつゞくの文字に驚きつつ、もっと知りたい、もっと読みたいと思うので楽しみです。
ありがとうございます。
生まれた瞬間から存在する過去。読み手として、江戸時代だ何て、生まれる前の過去です。そこに、こんな風に恋愛しているひとがいただ何て考えるだけできらきらしました。嬉しい、に似た気持ちでした。
宝物、の件がよかった…‼︎
高評価だったので気にはなっていたものの、表紙の絵があまり好みじゃなかったのと「甘々」よりこじらせたり、病んでる関係の方が好きな私としてはあまり期待せず読み始めたのですが、そんな先入観持ってごめんなさい、すごいよかった、めちゃくちゃツボでした、はまりました!
一話一話が短い話で構成されているのですが時系列で出会いから描かれている訳ではないし、時代背景もあるし、言葉づかいや表記も現代のものと違うので、読み始めは取っ付きにくいのですが、読み進めるうちにどんどん引き込まれて最後まで一気に読んでしまいました。
※ガチ兄弟での絡みがあるので地雷の方は注意して下さい。
褌に紋々(刺青)なんて私の最強萌えアイテムが揃ってるだけでも鼻息ぶんぶんものなのに、図体は攻めより大きいし、力も強い、よく笑うかわいさ溢れる百の陰間時代があまりにも壮絶でこのギャプにもかなりやられました。
遊廓物が好きな私には繰り広げられる痛々しい場面はたまりませんが、なかなかハードなので苦手な方はちょっとキツいかも…。
一筋の希望も救いもなく、ただ体を開くだけの辛く暗い毎日から解き放たれても、今度は精神的にも自分の帰る場所さえ見つけられない日々を過ごしていた百を拾った卍もなんらかの苦しい過去を抱えている様子。
「甘々」というよりはお互いが無くては生きていられない存在として依存し合うかのように求めあって生きている二人ですが、この先どんな試練が待ち受けていても唯一無比の存在として乗り越えて欲しいなぁ。二巻が楽しみ‼
そして何より…褌ずらしてオサワリするのは反則ワザだと思う。鼻血出そう…。
女にモテモテ一途イケメン×健気元気。
受がたまらなく可愛くってエロいんですよ~(*´∀`)フハー!
攻が受を可愛がってるシーンが多いし、受はカラダ超敏感なのかすぐとろけるしvそんでそんで、元関西出身みたいで、普段は東京弁なのにカラダ触られてる時「後生や、やめんといて」「堪忍して」って言うんですよ~!くは!ツボ!
なんといっても引き付けられる画力!
平成生まれの作家さんなので、27歳以下ってことになります。そんな若いのにこの雰囲気を出すとは一体作者は何者なのか。
とにかくラブラブしてるの読みたい時におすすめです。個人的に、回想シーン?かな?の、騎馬位してる受の感じ方どストライクです。ふんどしを横にズラして挿入してるシーンでごはん3杯いけます。あの受のお尻の艶やかさといったらもう・・・・っ。
攻はどうやらイイトコの家みたいですねぇ。2巻が出る予定なので楽しみです。早く二人のなれそめ読みたーい!
褌、ズラすのいいですよね~。たまんないんですよね~。さらにヒートアップしちゃうと関西弁が出ちゃうところも可愛い〰っ、そうそう!ってうなずきながら読ませて頂きました!
頂いたコメの後にも書き込んでしまいましたのでよかったら見て下さい。
興味本位で購入しましたが、正直思ったほど萌えませんでした。江戸時代の世界観や風情は感じて雰囲気は好きなんですが、エロはそれほど萌えきれず・・・。何故でしょう。
百の一途さや純心さは可愛かったです。万次の男らしいどっしり構えた感じもかっこいいし妙な色気がありました。表情を描くのが上手いなあと思いました。
一話一話で完結してる感じなのでもっと長編でじっくり描かれていれば萌え倍増したかもしれません。
万次といるときの百の幸せな姿にほっこりします。
江戸好きな私にはご褒美です。芸術的にもストーリー的にも感動的です。若い読者の方々は、百の置かれた状況など理解に苦しむかもしれませんね。エロエロと表示はありますが愛が溢れているからなのか、エロに特化したものではなくて、情緒があって読んでいて素敵な気持ちにさえなります。
これも年齢が高いとそう思うのかな?
続きが楽しみですが1巻だけでも満足できて、2巻が出るまで苦しく待つ状態では無いのも嬉しいです。
きちんと江戸を研究して江戸が大好きな作者さんの作品なので、安心して読めます。
江戸風俗のきちんとした知識と理解の上に描かれたBLでした。浮世絵の構図と手法を取り入れた画面が、江戸情緒に溢れて良かったかと思います。当時の美意識に基づいて造形された卍の美貌が素晴らしく、切れ上がった眦に細面のいい男は、日本男児にしかない美点だと思われます。当時は、百のようなどんぐり眼は美形じゃないらしかったですから、現代人から見ると可愛い百でも、陰間としては売れなくて、でもいじらしくて可愛いのがリアルだなと思いました。
しかしやはり、陰間の本来的な姿が描かれており、確かに切なくなります。善と悪を分けて考えない日本人古来の、当時の価値観に立脚しているようですから、悲劇性や脱俗性はありませんが、やはり苦労しますよね。当たり前ですけれど、お金で身を売るというのは辛いです。ましてやお客が美青年ばかりではない訳ですから、クソじじい!百に触るな!と怒り心頭に発します。それでも年季が明けて、新しい人生を出発できた百に、人間としての直向きさや強さを感じ、心打たれます。ラブシーンも美しいですが、近代的な意味でのエロスとはまた違い、どちらも美形なのもあって、爽やかで可愛いです。『コヨーテ』や『セクピス』、小笠原宇気系統の禁忌的な官能を探している方は違うかなと思います。
本当に素晴らしい漫画です。ですが、他の方のご意見にもあるように、確かに、ハッピーな気持ちの時に楽しみのために読もうと思うなら、やめておいた方が良いかもしれないです。BLというか、陰間あがりと、いなせな色男との普通の漫画です。少女を大人の女性にしてくれる、お涙頂戴の物語でした。
ちなみに表紙よりも中の絵の方がずっと良く、トップクラスの画力です。
ごめんなさい、残念ながら私の好みではなかったです(*´・ ・*) お江戸の文化は興味深いので、せめて中立にします、、、。
ときめきとかきゅんとする、というよりは、エロエロな感じです。私はもっと2人のストーリーがあって知った上でないと、あんまりエロに萌えないので、はじめからラブラブして絡み合っているばかりでちょっとついていけていませんでした。わりと生々しかったです。
事情があったのでしょうけど、実の弟を蔭間にするのはきつい。本当にそれしか道がなかったのか。借金のカタに売られたわけでもないのだし(その場合、足抜けできないですからね)、他に奉公先を見つけたりできなかったのか、など考えてしまいました。丁稚奉公するのと身体を売るのとでは天と地の差があります。本人は幼すぎて何をするのか分かっていなかったのも、本当につらい。しかも、けっこうひどい調教のされ方。そんなことしたら死んでしまうのでは、と吐き気がした。時代背景に通じてないので分からない部分もあるけれど、娯楽として読みたい話ではなかったです( ;∀;)
元・女形・火消し:卍(万次)×元・陰間:百(百樹)です。
本屋で偶然、なんか面白そうだなぁ~と思って購入したのですが・・・
みなさん高評価ですが、残念ながら私は、あまり好きではありませんでした。読みきるのに数日かかっちゃいました・・・←ごめんなさい。
正直、現代のBLではなく、元・陰間の話で興味があったので購入したのですが、すごく読みにくかったです。昔の言葉の意味を知るには大変勉強になりましたが、どうも1話ごとの読みきりっていうので、ダメでした。
百がなんで陰間になったのかが分かってよかったですね。
お兄さんマジか・・・!って思いましたが。
どうやら続きもので卍も百も、今はフリーター?みたいな感じですが、ちゃんと職についてほしいものですね。今後そうなったらいいなぁ~と思います。
最初とっつきにくくて…
読み終わるのに時間がかかってしまいました。
切れ長で色っぽい目の卍兄さんと
つぶらなお目目の百ちゃん
らぶらぶな日常がいいですね。
百の陰間時代のお話はなかなかに辛いです。
言葉遣いとか、なれるとどっぷり漬かれる。
以下、なんだかどうしても気になる部分
卍兄さんあんなに刺青入れといて
長生きできるのかな?
刺青って身体に負担がかかって
肝臓が悪くなるって
早死にしないでほしいな。
そしてまさかの続き
続くんだ…
舞台設定が特殊だったのでどうかな、自分にあうかなと思いながら読んだのですが、
いやーよかった!
特に舟で喧嘩するシーンが凄い好きです
ここでのやりとりのモモの健気なセリフ全部いいんですが、とくに「兄いの方が何百倍も、モモには恋だ」っていうセリフが好きで好きで
ももが可愛い!
あと、この時代設定独特の言葉使いもいいんです!名前の前に「お」をつけて「おモモ」と呼んでたり
「兄い」呼びだったり現代の言葉にはない萌があります!
面白かったし、よく調べてあって勉強になりました
みんな月代なのにちゃんと描き分けができてる画力もすごい
十六夜とか脇もいいキャラですね
「1巻」って書いてないので完結だと思ったんですが、続き物なので注意
発売から1ヶ月遅れで手にしたら既に4版目!
さすが話題になってるだけありますね(﹡´◡`﹡ )
沢山のレビューがありますので、個人的な感想を。
2人の関係が甘々で話の内容は取っつきやすかったけど、
江戸の言葉や時代の風習がさっぱり理解できず難しかったです。
1読目めは萌えを感じるより理解をする方に頭フル回転(´×ω×`)
2度、3度と繰り返して、少しずつ江戸言葉に馴染んで純粋に楽しめました。
時代物は全くの無知なので分からない言葉だらけなのですが
攻めと受けのひたすらに甘い甘い日常はとても色っぽく、明るく、楽しい。
時代物特有の空気が新鮮で、読み慣れない苦労をしてでも読む楽しさがありました。
天真爛漫でちょっぴりアホっ子の受けの可愛さもすごく良かったのですが、
それ以上に、攻めが受けに心底ベタ惚れで拗らせちゃってる感に萌えでしたねぇ…。
粋な伊達男は拗らせ知らずだと思ってたから、中々素敵なギャップでございました(人^//^)+゚。*
そんなふたりの甘々な日常とは別に。
受けの過去を垣間見るお話がすごく切なくて悲しくて…。
何の因果かタイミングの悪さで大切な弟を蔭間(男娼)にしてしまった兄の苦悩と、
愛する兄から蔭間の仕事を仕込まれても慕い続け、ずっと一緒にいたいと思う弟。
決して交わることのない悲恋で胸が痛いです。
このお話だけなら神評価。1冊かけてじっくり読みたかった。
評価が悩むところです。
内容は神〜萌え×2なのですが、この時代について理解がないと少しハードルが高かった印象。
意味が分からない言葉が多々あるというのが中々難点でした。
というわけでど真ん中の「萌え」であげます。。。
でも内容はとっても良かったので続刊も楽しみにしてます!
お次は2人の馴れ初めや攻めの過去とのことなのでワクワク待機!(﹡´◡`﹡ )
すごい良かったです(T . T)
とにかく、お百のお尻から太ももにかけてのムチムチ感がたまりません♡ 触りたくなる!もう出てくるたびに目が離せませんでした!
浮世絵のように切り取られた構図の絵が散りばめられており、見てるだけでも世界観が楽しめます!
ストーリーは、らぶらぶですが、お百の過去は切な過ぎて辛いです( ;∀;)
江戸時代、陰間の事も知らない事だらけだったので勉強になりました。細かいところまで調べられています。
絵もストーリーも楽しめた大満足の1冊です。
絵もきれいで艶があり、絵柄はとても好みでした。
表情も魅力的でかわいいなと思わせるシーンなど多くありました。
ですが言葉遣いがかなり独特で難しさがあり、個人的にはお話に集中できない点もありました。
作品としては時代背景など多分たくさん勉強されて描かれているのかなと思うので
言葉遣いなどもこだわりとしての良さなんだろうなと思ってはいます。
1巻ではまだ不明な点などもあるので、次巻以降でどんな過去が明らかになるのか
楽しみですし、それによってまた印象も変わるのかどうなのかな?といった感想です。
作品としては素晴らしいなとは思いますが
評価は、あくまでも好みとしての評価になります。
いや結構言葉遣いとかが独特で難しかったです(笑)。最後に参考文献がたくさん書いてあってかなり勉強なされてから描かれた事がわかりました。言葉遣いとか漢字が難しくて内容はふわっとしか理解できてないんですが、絵が綺麗でとにかく尻がこだわりを持って描かれているようでBLとして充分楽しめました。この作家さんは江戸時代専門の漫画家さんなんですかね。ちゃんと取材された上で描かれているBL貴重なので推したいです。
百と卍は終始ラブラブでいたしてるんですが百の過去編では過酷な人生だった事が伺えます。
続くみたいですがすでにラブラブなんで今後どうなるんでしょうね…?
これ、良いですよね。いまランキング上位なのもうなずけます。キャラも良いしストーリーも良いし、萌えもエロもある。
個人的に、きちんと調べて書いてある話ってだけでも好きなんですよね。作者の「江戸が好きなの!」って気持ちが溢れているところが良い。だけど、会話文は現代の若い層がすっと受け入れられる現代語で。ポイントポイントに江戸のことばが効果的に使われてるのもいいですよね。
本当にそのさじ加減が上手いと思います。
陰間の仕込のシーンなどは、足穂の「少年愛の美学」のお稚児さんのエピソードと比較してみたりもして。
巻末の参考図書も未読のものは読んでみよう!と思わされました。
初読みの作家さんです。
あらすじなどはみなさん書いてくださっていますので感想を。
タイトルにもしたんですが、もう全てがそのまま1つの世界として成り立つくらいぴったりでした。
違和感なく百と卍の世界にどっぷりはまれると思います。
イラストの、細くて細かくて繊細な部分と、筆(かな?)の太くて艶かしい線のバランス。
手書き文字。
百の大柄だけど可愛くて健気で純粋なところと、卍の男前で懐が深くて嫉妬深いところ。
もちろん内容も。
最初のページをめくってから、最後まで夢中で読みました。
続くとわかって本当にうれしい。
全体的には明るくやらしく可愛くという感じですが、やはり過去の百のお話は可哀想で(そういうの大好きですけど)切ないです。ただ重たく暗くなりきらない。
今が幸せなのがわかってるし、百の性格が本当に本当に健気で人を恨んだりくよくよして悩みすぎないのでとっても良いのです。
ただ百の兄ちゃん切ないなぁ。
続きがとっても楽しみです!
陰間あがりの受け・百と、義兄弟の契りを交わした攻め・卍の、ラブラブにして甘々な江戸時代の男夫婦の日常話です。
表紙などから予想していた「暗いエロス」的なイメージ予想とは遠かったです。いや、過去編ではそういう面もありましたが、とりあえず卍×百のカプの間にあるのは明るいエロスと愛と嫉妬。周りの人たちにも公認の男夫婦はあっけらかんとラブラブで、しょっぱなからエロい戯作を元にしたぷれいを楽しんでらっしゃいました。
とにかく百と卍のキャラクターがいい。かっこよさとヘタレさが入り混じった攻め、可愛くて明るくて大らかな受け。お互いの存在がそれぞれにとって何よりの宝物で、揺るぎなくラブラブ。時々攻めが陰間時代の受けを思って嫉妬したり、訪ねてきた攻めの兄と攻めの絆を知った受けがモヤモヤしたり、そういう事件はあっても仲はわずかも揺らぎません。「エロくて耽美」と「粋でいなせ」と「きゅんきゅん甘い」が奇跡的に同居している作品です。
でも、合間に挿し込まれる陰間時代の受けの話は切なさ一色。受けの実兄との最後の別れには思わず涙しました。(注・死んでません)
攻めは嫌だろうけど、いつの日か受けと兄が再会する話なども見てみたいな。
腐女子歴ン十年、こんなBL見たことありません。絵、ストーリー、キャラクターすべて言うことなし。文句なしの神評価です。
編集さんのおっしゃるように、私も二人を見守る障子になりたい。二人をつなぐふのりでもいい。(笑)
特典が欲しくて発売に翌日にアニメイトさんに買いに行ったら売り切れ。
え、マジか!という事でほかのショップさんを覗いてみても軒並み完売状態。買えないとなるとどうしても欲しくなって探しに探して、ようやく手に入れました。
内容はすでに書いてくださっているので感想を。
「なんちゃって」ではなく、かなり忠実に江戸時代を表現されてるんじゃないでしょうか。ワタクシ、うっすい知識しか持ち合わせていませんが、きっとお好きな方が読んだらかなりツボに入ると思われます。陰間ものには必須の「いちぶのり」が甘いという事を、この作品を読んで初めて知りました。
江戸の言葉遣いや小物なんかが細かく描かれていますが、それをさらに盛り上げているのが紗久楽さんの絵柄と文字の字体。なんか、すごくしっくりくるんですよね。紗久楽さん自身、江戸文化がお好きなんだなというのがひしひしと伝わってきます。
で、そういった「江戸文化」をバックボーンに、ストーリーがこれまた良い!
陰間だったもも。
そのももに惚れて、桃の過去もすべてをひっくるめて愛している卍。
二人の、相手を想う愛情に激萌えしました。
百の幼少時代。
百と、百の実兄との関係。
そして、陰間としての哀しくつらい過去。
「兄ちゃん」を慕う百と、兄ちゃんとの間にあった深い愛情には思わず涙腺が崩壊しました。
二人の「兄」の愛情に包まれて、百はなんて幸せ者なんだ…!
百の体つきがちょっとムチムチッとしてるんですね。
このムチムチ加減がなんともたまらない色気を醸し出してます。
思わず褌を剥いてしまう卍の気持ちがよくわかる。ぷりっぷりのお尻が可愛いんです。
卍兄ぃも。
帯に書かれている通り、まさに伊達男。カッコよかった。
何が嬉しいって、終盤に「つづく」の文字が。
まだ読める!ヒャッホイ!
と喜び勇んでしまいました。
次回は予約しておこう。
と思っておりますです、はい。
いかがわしいお話を期待して読んだら、何とも切ない純愛物でした。
江戸時代の世情や生活の様子などが細かく丁寧に描かれていて、時代物としても楽しめます。
受けのももの陰間時代の過去が辛い。。
あんなに小さい頃から、しかも大好きなお兄さんに仕込まれて、そんな辛い過去を感じさせない一生懸命でワンコのように愛らしい姿がまた切ないです。
卍兄ぃに出逢えて、たくさん愛してもらって本当に良かったねと心から思います。
卍さんが色っぽくて度量が広くていなせでカッコ良いです!
鬼の刺青にはどんな過去が隠されているのか。
次巻では卍の過去が描かれるとのことで、楽しみにしております。
以前より紗久楽さわさんの漫画がとても好きで、こちらも本になるのをずっと楽しみにしておりました。
月代(さかやき)好きさん、お江戸好きさん、お待ちかねの一冊です。
主人公は元陰間(男娼)の百樹と篠笛吹きの卍。
百樹は体は大きいけれど甘えたで無邪気な子犬のような子。そしてもっちもっちなお尻がたいへん可愛らしい。
卍は背中に立派な彫り物を背負い、切れ長で涼やかな目元のいなせな江戸男子。女が放っておかない見た目ですが百にベタ惚れです。
年季明けで見世(みせ)を出た百樹ですが、どこに行くあてもなく一人お堂で眠っているところを卍に拾われる。一目で百に惚れた卍は百を連れ帰り、狭い長屋での二人暮らしがはじまった。
百は卍を「兄ィ」と呼び慕い、卍は百が居ないと生きてはいけぬと言う。
睦み合い、笑い合い、愛し恋する二人。
物語は甘い幸せに満ちた二人の暮らしとともに、互いの語られぬ過去も垣間見えます。
中盤には百が卍に出会うまでの陰間時代のお話もあります。
ちるちるさんのインタビューにもありましたが、作者さまは江戸の春画風俗をエロシーンにふんだんに盛り込んだり、陰間の実態についてなどを調べ史実に忠実に描いたとおっしゃっています。
確かに『陰間』って江戸時代の男娼という、うすらぼんやりとした知識はあるけれど、実際どのようにして陰間になるのか。その作法や出で立ちなど調べた事もありませんでした。
百樹の過去編では少年が陰間になるための仕込みから、使われる道具、陰間を仕込み世話する男、『まわし』の存在、陰間を抱く客層(のプレイ)などわかりやすく描かれておりとても興味深いものでした。
それらを上手く取り入れながら陰間というひとつの地獄のなかを懸命に生きる百樹の姿もしっかり描かれております。唯一の拠り所であったはずの『兄』を最後まで想い続ける様は健気でもあり不憫でもありました。
そして舞台は『江戸時代』の江戸の町です(浅草、上野、湯島辺りを描いていおります)。
台詞はもちろん町人たちの暮らしぶりや火事、花火、見世物小屋などなどリアルな江戸の空気を感じられます。サブの登場人物も多種多様です(わたしのお気に入りは四三婆さん)。
端々に描いた草木や花などで季節の移ろいを巧みに表現し、二人の過ごす時間は夏から秋、冬へと移り変わります。まるで浮世絵のような情緒溢れる素敵なシーンも。
どこもかしこも本当に細やかに丁寧に描かれておりますが、二人のまぐあいも色気たっぷりです。卍の手で甘くふやける百、艶かしく濡れる卍の表情。大好きな卍の優しい愛情に包み込まれる百は幸せそうです。
喘ぎにも少しばかり春画のような表現が入っていて面白いです。
この本は漫画としても楽しめるし、江戸時代の風俗、文化などをわかりやすく且つ忠実に描くことを心がけた作者さまの真心が込められた一冊のように思います。
私自身、紗久楽さわさんの影響で江戸や日本の古い文化、芸術に興味を持ちました。別段詳しいわけではありませんが、好きなもの(興味を持てるもの)が増えるというのは良いものです。
物語を純粋に楽しむも良し、何かしらに興味を持つきっかけになるのも良し。読み手それぞれの楽しみ方で『百と卍』の世界を堪能できればと思います。
素晴らしくよかった!
私は存じ上げない作家さんでしたが、杉浦日向子さんの作品をBLにしたかのようなお江戸もので、すっかりとりこになりました。べらんめぇ調の江戸ことばが粋で艶っぽいし、月代(さかやき)のビジュアルにも思いのほか抵抗無く楽しめました。伊達男の卍兄ぃはもちろん、中年の祝さんまでもが強烈に色っぽい。悲しい生い立ちのお百は元気で素直で絵に描いたようなかわゆいワンコです。画風も美麗でBLファンを自認する皆様なら決して読んで損はないと思います。江戸の風俗に興味をお持ちの方もぜひ!
江戸の
ちょんまげと着物、彫り物、陰間、火消し、流し目。
ももの過去。兄がまわしで弟が陰間。女とも寝る三流陰間…
卍の過去。どうやら大店の坊ちゃんで火消しを辞めた後は篠笛吹き。
好きあう2人の散文詩のような日常と交情。躰を売る奉公の現実。散りばめられる江戸の風俗。
そして目を見張る画力。
美しく色っぽい卍、可愛らしい百、柔らかい躰の線、卍の背を彩る彫り物、着物の動きに連れて揺れるとりどりの柄、隙間無く埋められる背景、かと思えば柳と雨の間の余白、格子に映る影……
今まで読んだBLのどれとも違う。お江戸BLが今キテます。
乗り遅れるな、必見!