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awanimonarenai koi naraba
作家買い。読んでみたら短編集らしいことに、ややガッカリしましたが
そのお話も良かったです。もっと深堀して欲しかったくらい。
神様シリーズオムニバス。良かった。(オムニバスも苦手)
据え置かれている神様の存在も癒されるし、その周囲での恋もちょっと切なくて素敵でした。
最後はちゃんと神様自身も幸せになってくて、こういう立ち位置の場合、恋に関しては傍観者なのかと思いきやでした。
BL初心者の頃、過激なコミックに疲弊していたときに三月えみ先生の「結んで、ほどいて、キスをして」に出会い。BL頑張ろうと思えました。
このころは、ちるちるサイトの存在も知らなかったのでとにかく一人でkindleでBLらしきものをジャケ買いしていました。
BL2年目、久しぶりに「結んで~」を読み返して、先生の作品を買い初めまして、やっぱり三月先生の作品はいいなと再確認してます。
単話5作品で真ん中3作品は同じ世界で主役が変わります。
最終話の「いい子でごめんね!」だけ高校生が主役なのでちょっと雰囲気が違っているよーに感じました。
他4作品は自分にとって神でした。
ストーリーが独特で面白いのでしばらくすると
再読したくなるお話です。
表題作はタイトルと内容の設定がパズルのピースみたいにぴったりはまります。
石原が小林を初めて連れて行った趣味の店での行動にはかなり衝撃を受けました。
何度も読み返すと、その位のショック療法を選択しなければ長年の友人関係から抜け出せなかったのかも。と気づきました。
表紙にも描かれている泡がキレイです。
神シリーズはスーパーナチュラルとBLの融合でこれまた三月先生でなければつくれない素晴らしい作品です。
3カップルそれぞれ良さがありますが、共通するのは「思いやり」かな。
恋人だけじゃなく、同僚、師弟、友人。色々な間柄でも相手を愛し、思う気持ちによって人は生かされて/生きていけるんだなぁ〜と痛感。
ハートウォーミングな物語でした。
表紙買いした作品です。
他の方も書かれていますが、キス直前の表紙に、口絵でキスしてる二人がもう超絶美しい…!!!
表題作のほか4篇が入っている、村役場が舞台のオムニバス集。一つ一つの話が切なく儚い雰囲気を持っていて、ぎゅっと胸が締め付けられます。
どのお話も三月えみ先生の綺麗な絵柄と、独特の雰囲気にうっとりなんですが、特に好きなのは「その神は、役場にいる。」と、グイグイ健気一途な年下攻め様を堪能できる「今日も神は、役場にいる。」の二つです。
「その神は〜」の方は亡くなった蓼科の想いが切なくて、、本当は絶対タカに鳥海を渡したくなかっただろうなあ。好きな人の幸せを願いつつも、無念だろうなあ…と泣きたくなっちゃうやつ。
「今日も神は〜」の方はですね、個人的に大好きな「攻めがとにかく受けを追っかける!」というもの。専門学校の生徒(攻)と先生(受)のお話です。
別れを切り出した先生をどこまでも追いかけて、「どこかが好きだから好きなんじゃなくて 好きになったから全部好きなんだよ!」って叫ぶ年下攻め様…こんなふうに言われたら誰でも落ちるよ!!! 若さと青さと情熱が眩しい✨
短編集っていまいちこう、「最高…!」ってなることが少ないんですが、こちらは本当に一つ一つの満足度が高くて何度も読み返したくなる作品でした。
短編が5作品入った短編集です。
石原✕小林
初体験が店での見世物だったので残念ながら萌えられなかったです。
立山✕鳥海
鳥海に片想いしていた蓼科が亡くなり、あちら側に行きかけた鳥海を立山が引き戻すお話です。
一話だけなのに心に残る優しいお話でした。
旭✕穂高
昔の恋に囚われてる穂高が旭の真っ直ぐな愛によって絆されていくお話です。
素直になった穂高が可愛いです。
赤石✕荒島
お互いにお互いを神だと思ってるところが楽しかったです。
キス止まりだったのが残念で、えっちしてるところが見たかったです。
世良✕翠
世良が大学生になってからのお話も読みたかったです。
DMMは白抜き修正でした。
んんんん〜、とても良かった。
三月えみ先生〜短編でこれだけ面白いって、やばいなぁ〜。
実力がありますね。
これから、読む方はネタバレ無しでおすすめしたい。
サラッと、感想だけ。
「泡にもなれない恋ならば」
電子書籍、短編35ページに、萌の塊が詰まってる。
石原の趣味がこれだったのは以外。
まさか、あの場に赤木さんが居たとは・・・www
「今日も神は、役場にいる」
これは、続編欲しいわ〜。
3カップルからなるストーリー。
しかし、手を振って笑顔の、蓼科さんには泣けた・・・
どの作品も、丸々1冊で読みたかった。
表題作は32ページですが引き込まれました。
表紙から3枚繋がっていて素敵。
先が読めず、面白くて充実感は有りましたが、まだ本質の気付きが足りないような気がして何度もよみかえしました。
行間を読む感じでしょうか。
拒まない男でも三月えみ先生はストーリーが一筋縄でない印象なので私の語彙力と解読力が足らないのが悔しい。
大手配給会社勤務、勝ち気で強気プライドも拘りも強く仕事で行き詰まりを感じている小林。正反対の性格、優しく冷静な元同僚の石原。
仕事で人魚姫のオマージュのコンセプトと現実がリンクしてるのが良い。
小林は転職先で今まで全て上手く出来ていたのは石原の自己犠牲のお陰だと知ってショックを受けてしまう。
自己犠牲とは一方的な自己満足。
自己犠牲までされる程、石原に好かれている気持ちを利用して小林は贖罪をするが、手の震えながらの覚悟は本当の贖罪だけではないよね?
エロシーン鬼 畜な石原にゾクゾクした。
帰り道
石原は自分が好きとは伝えない所が上手い。
「お前、俺の事すきだもんな」で全てが計算だったのかもしれない。
途中、あぁこれはバッドエンドだと予測したがまさかのハッピーエンド。現実は映画より美しい。
三月えみ先生に一コマずつ解説してほしい。
取り敢えず読んで感じてみて下さい(*^^*)
他作品も面白かったです。
超好みのお話でした。この単行本の構成はよく考えられていて裏テーマが深い!と、うならされました。最初の短編だけあとの村役場ストーリー3編と趣きが違い、映画配信会社のお話ですが、この話がテーマのプロローグになってるみたいなのです。
テーマは人魚姫=自己犠牲。この作品群は表題作を含め見返りを求めず、相手に愛を返してもらえないとしても自分は相手を愛し続けるという人物が全てに登場します。自分の幸せより相手の幸せを願う人。泣ける。ロマンチック。
そうはいいつつ最後は報われるハッピーエンドの話が多いですが、唯一2つめのお話だけ自分の恋は報われなかったけど幸せを感じてる本物の人魚姫が。人魚姫おじさんというべきか…泣けました。
村役場ストーリーの方はオカルトチックな所もすごく自分好みで、ストーリーテラーのようなロン毛の神と呼ばれる男・赤石さんの存在が面白かった。彼は霊感が強く死者の意思がわかる人。最後のストーリーでは彼もBL当事者に。
どの話も素晴らしいけど私が1番好きなカプは村役場シリーズのトリを務める赤石×荒島。柔らかくて飄々としたキャラ×堅くて真面目でストイックに自分を抑えてるキャラのカップルは大好物です。荒島可愛い。同級生って所も良い。欲をいえば20代じゃなく30代前半くらいのキャラ設定でも良かった。もっと長い期間こじらせてる感じで(笑)。
追記…最後の男子高校生のお話は人魚姫的な要素はありませんでしたが、面白かったです。
短編集は読みやすいけれどやっぱりどこか物足りなさを感じてしまう作品が多いなか
どのお話もその一話ですっかり引き込まれて満足できてしまうという…
なかなか出会うことが出来ない短編集だなと思います。
表題作のふたりも違う切り取り方をしてしまうとチープな内容になってしまいそうな関係性なのだけど。
そこはさすが三月先生、という感じで"ストーリーテラー"と云われるだけある絶妙な描写で
切なさと葛藤と言葉にしていない部分で揺れるふたりの恋を表していました。
普段強がりでちょっとキツめな小林の涙にはグッとくるものがあるなと感じました。
他のお話たちも素敵な作品ばかりだし、サクッと読めて満足できる、本当におすすめな短編集だなと思います。
短編集。
泡にもなれない恋ならば
「人魚姫の愛は自己犠牲か?」
制作スタッフの二人。ずっと秘めていた想い。小林の為に譲った大手入社試験、石原の自己犠牲。
◆死者の送り人、神さんシリーズ。
その神は、役場にいる。
好きだと告る先輩が作業中死亡。霊が想い人を連れていこうとするのを止める神さん。
今日も神は、役場にいる。(前後編)
神さんの名前は、「土木課の赤石さん」。
旭君の好きな人は、担任教師穂高さん。穂高は異国で死んだ恋人を忘れられない。
穂高は、恋人の嘘にずっと騙されていた。
僕の神は、役場にいる。
神さんが言う、「付き合おう、荒島」・・荒島さんは、ノイズキャンセラー体質。
「荒島は、僕の神様だ」
いい子でごめんね!
〆はコメディだった。本田世良くんは、叔父の川崎翆にずっと秘めた恋をして藻掻いていた。
・・が収録されてます。
どれも、抒情的詩的な展開で、綺麗な描写、大人の恋。
独特な構成で、読後の余韻が深い。
このシリーズ、続編出ないかな。出たら絶対に購入して読む。
三月えみさんのコミックは面白いなあ。短編だとどうしてもストーリー展開が駆け足になりがちで物足りないものが多い印象ですが、三月さんは短編もいいですね。
最初の作品が一番心に残りました。
仕事仲間、同期かな?熱い小林は職場でやや煙たがられがちだが、石原は彼を支え、彼が活躍できるようなポストを斡旋してあげた。新しい職場の上司も、彼の熱さにやや引きがちだが、嫌いではない様子。
そんな二人が飲むシーンから始まります。石原が自分のことを好きだと感じている小林は、彼を挑発する。石原の趣味はハプバー。そこにつきあってやると覚悟する小林。
しかし、いざ関係してバーを出ると、小林は泣き崩れて。。
たぶん、ずっと石原のことを好きだった小林。「知ってたよ」という台詞がキザですがにくいですね。
短い中にもしっかり展開があり、切なくも、また心温かくもなる作品。
他に、役場の「神」が活躍するオムニバス形式の短編があり、こちらも面白かったです。
大好きな三月えみ先生の短編集です。
どのお話も読み応えがあり、とても面白くて、胸キュンがたくさん詰まった1冊です。
私は神シリーズの旭と先生のお話が1番好きです。先生のようなズルい感じの大人は結構タイプです。そんなズルい大人に翻弄される年下の可愛いワンコ攻め…最高に好きです!旭はとにかく可愛いし、本当にいい奴!!
無事に2人がハピエンになってとっても満足です。
あと最後の「いい子でごめんね!」も良かった!翠さんの色気がヤバかった…。
欲を言えば、世良と翠さんが結ばれるところしっかり見たいです…。
あっ、神と荒島の結ばれるところも是非ぜひお願いしたいです!
どうか何卒!!続編期待しています!
いまさらなんですけどほんと
これは神作品ですね、、素晴らしかったです。。
なんで今まで読んでなかったの、、
三月先生色々読んでたんだけどなぜ?
読んでからはもうこれが一番好きです。
短編で読ます力がある方がやっぱり上手な作家さま
だと思うんですが
やあこんな短編で読ませてくる先生だったとは、、
ごめんなさい。
素敵な表紙で2017当時も流行っていたのに読み逃していました。
神シリーズさるものながら
タイトルが!表題作が最高っでした。はあ。
読んですぐさま読み返しました。
せつなくってぐっときた。
「泡にもなれない恋ならば」
短い中にこじらせリーマンが詰まってます。
最高の男前攻めだし
はあ素敵です。何回も読み返します。
神シリーズもせつない珠玉揃いでした。
尊い一冊です。ほんと好き。
読んでよかったです。
絵がきれい。背景も含めアニメ風に感じた(2回目。個人の感想です)
ちゅうやエロの時の表情、角度とかとても好み。
短編5本。いろんなCPが見られて楽しい。穂高、翠のクールで実は顔がきれいな受けが良かった。特に穂高はエロかったしデレもかわいい。
お話はじゃっかん唐突ぽさを感じる箇所があり…柔軟性に欠けるポンコツ脳のこちらの問題なのでこういうことがままある。
5本のうち3本が地方の役場、土木課が舞台でそういう職業の人たちが新鮮だった。
不思議な能力があるキャラが出てきたりw
三月えみさんの作画が好きで、こちらも読みました。
みなさんおっしゃってますが、本当に表紙が美しい…電子で買っているのですが、紙のも見てみたい。
そのくらい好きな表紙です。
短編集で、そのうちの3作品はオムニバスになっており、作者さんが「神シリーズ」と表紙裏で命名されています。
こちらの神シリーズが大好きでですね、特に神こと赤石と荒島のお話が短めなんですが良いです!
荒島が赤石にキスした後、確かめるように赤石が荒島にキスするのが…良い!
あまり長髪のキャラクターに萌えないのですが、赤石はGODみが溢れてて長髪くせ毛がよくお似合いです。
このシリーズ、続編があるような予感を感じるのですが、未だ音沙汰なし?
赤石と荒島の続き見たいっ。
同時収録作の
「その神は、役場にいる。」
「今日も神は、役場にいる。」
「僕の神は、役場にいる。」
「いい子でごめんね!」
全部好きです。でもここ何日か、ずっと頭から離れない表題作についてのレビューだけしたいと思います。
「泡にもなれない恋ならば」
恥ずかしい話ですが一度読んだ時点ではところどころ
引っかかる部分があって『自分の解釈は間違っているのでは…』と理解力の無さに不安な気持ちになった作品です。ですが「この話好きだな」という思いは揺るぎなかったので好きなものは余すところなく理解したい、それも自分の力だけで…と何度も読み返しました。
結果、読み返すほどに好きは募っていきました。
大手配給会社に転職した小林。しかしその幸運は、元同僚の石原の自己犠牲の上に成り立っていた。
自分の手掛ける映画のコンセプト「自己犠牲」には懐疑的な態度をみせながら、石原に対しては自己犠牲以外の何ものでもない行動をとる小林。
そして石原への恋心を自覚するタイミングとしては、むしろ最悪。ここはとても切ないシーンだけど描かれ方が本当に綺麗。
石原は小林からの「提案」を償いと理解し、彼の煽りに乗ってあげたんだと私は思う。「気になる奴」を抱ける、という打算はあったのかなかったのか…そこは石原も聖人ではないので、神のみぞ知るところ。
でも『俺の事大好きだもんな』と小林の感情を先回りし、想いを告げやすくしてあげるところはホント男前。
二人の初めては、あけすけで悪趣味ですらあるのに二度目のシーンで、すべてが浄化される。
小林と石原の大人な恋愛に見え隠れする不器用さが、たまらなく愛しく思える大好きなお話でした。
備忘録(作者あとがき、インタビュー等)
・石原(人間できてる男前ゲイ、理性的ワイルド、自分に厳しい)
・石原は作者的に好きなタイプの攻め。『好き過ぎる攻めはいつしか受けになる傾向があるので気をつけます』らしい。
【BL アワード 2018】BEST コミック 王道系
短編集って物足りない気がして、なかなか手が出ないんですけど、レビュー高評価だったので読んでみました。
最高に良いじゃないですか!
表題作も神シリーズも、どちらもすごくまとまっていて、余韻を残しながらも完璧な仕上がり。
みなさんおっしゃってますが、神シリーズ続編読みたいですね。無限ループで読んでいられる。
三月えみ先生の作品は、「結んで〜」以来読んでなかったのですが、絵の安定感がものすごくUPしていてとても魅力的な絵柄になっていらっしゃいました。好きです。表題の扉絵の見つめ合う2人が美しい。
三月先生のお話は元々好きでしたが、やはりこちらも面白かった!短編、町役場を中心としたオムニバス3話、短編、の構成です。
表題作とオムニバスが好きでした。ストーリーと演出は表題作が好き。
「僕の神は、役場にいる。」の最後のコマ、こういう言葉遊び的落ちの話が大好きなので、読後の満足感がかなり高かったです。
神シリーズはお仕事BLとしても楽しめ、オムニバスで増やして欲しい気持ちもあるのですが、小さい町の中で男性同士のお付き合いがどんどん増えていくシリーズはあまり好きではないので、なんとも。
CPとしては赤石(神と呼ばれる役場職員)×荒島(赤石の同級生かつ同僚)の今後が見たい。赤石にグイグイ来られてパンクする荒島可愛いよ。
表紙の美しさに息をのむ。
人の気持ちなんて。計り知れないのだ。
映画の配給会社で、コピーの製作をしている小林は焦っていた。
良い環境で優秀な人の元で働ければ、いい仕事が出来ると思っていたのに…。
物語は、ちょうど小林が手掛けていた「自己犠牲」をテーマにした映画についてのコピーと。
自分の恋と、友情の間で激しく揺れ動くその「自己犠牲のようなもの」を描いていく。
とても心憎い演出。
小林は思い通りに転職出来たが、それは自身の実力などの理由では無く。友人の石原のお陰だった。
それだけでは無い、それまでも石原に陰で助けられていたという事を知る。
石原の「激しい自己犠牲」の上に成り立っている現状。
ままならない現状。
ある日、ヤケになったかの様に、石原に抱かれる小林。
「…自己犠牲ってのは、美しくも何とも無いな。」
表面的には、身体を差し出したかの様に見えていた「自己犠牲」の返礼の様にも見えない事もない、
小林の方が、恋をしているのだ。
最後のページは泣けます。
ちょっとこれはお洒落過ぎないかとも思うのだけど。
『泡にもなれない恋ならば』という、美しいタイトル通りの切なさと、
少しだけこれは、「人魚姫」の物語を嘲笑っている様でもあり。
「自己犠牲」を美しいとのたまいがちな世論をまた、優しく笑っている様にも思うのだ。
同じ様にトリッキーな「その神は役場にいる」も好きだ。
表題作とテーマが酷似している、と思う。
仕事中の事故で亡くなった、自分を好きだと告白してきていた蓼科さんを思い出しては自責の念にかられる鳥海。
あの時、足場を代わって貰っていなかったら、死んでいたのは自分の方なのだ。
それは単なる事故であって。蓼科さんの「自己犠牲」では、もちろん無い。
しかし、鳥海は、蓼科さんにしつこく迫られて困っているなどと、営業のタカにこぼしていて、
タカから「オレと付き合ってる事にしてもいいですよ?」などと言われ、誘われるままに一線を越えてしまう。蓼科さんにその事をも言わないまま、うやむやに応え無いままに死なせてしまった事も。
おそらく鳥海の自責の念に重くのしかかっている。
村で「神」と呼ばれる男の登場で、物語は救済されて行く。
生きている恋人たちと、死んだ魂の救済と。「神」の手ずから導かれる優しい結末に涙。
以降、この「神」が関わるオムニバスに連なって行く。
最後の方には「神」である赤石の正体と、彼の恋についても描かれていて。
不思議な物語ではあるんだけど、ちゃんと腹落ち感のある展開になっている。
ラストに収録された物語だけ、テーマの異なる作品なので、ここに収録されなくても良かったかなぁ、とちょっと思っちゃった。
コンビニの前でヤンキーを見張っている大人よりも、ヤンキー友達の兄のゴロツキ共よりも、
伝説のヤンキーと恐れられるコンビニのメガネ店長よりも、さらに自分の叔父さんが最強で。
しかもエロいっていう、コミカルなお話。
表題作が素晴らしく、だんだん落ち着いて行くっていう並びに収録されています。
ですが、やはり。心を切なく締めつける珠玉の作品集だと思います。
・『泡にもなれない恋ならば』
「結局何が言いたかったのだろう」と、思いました。
作品の雰囲気は好きですが、お話の展開が微妙で……
この作品は表題作でもある為、残念です。
・「神」シリーズ
コレは不思議系のお話なのでしょうか??
何が何なのかよく分からないまま、読み終えてしまいました……
自分が 神やら心霊現象やらを全く信じていない質であるが故に、そもそもの設定が受け入れられず……申し訳ございません。
・『いい子でごめんね!』
自分の好みに1番近いお話でした。
作中では、ヤンキーの世良くん受のように描かれているのですが、カバー下で「世良くんは攻」と書かれており、その点にはかなりモヤっとしております……
イラストはとても美しく 惹かれるモノがあるのですが、ストーリーがとことん自分の趣味とは合わず……
また機会がありましたら、先生の別作品を手に取らせて頂きたいと思います。
一冊に5cp入ってます。どれも短編とは思えない程ストーリーが深くて、一気に惹き込まれました。
個人的に立山×鳥海、亡くなっている蓼科のお話がめちゃくちゃ良かったです!短編であんなに切なくてきゅんとして胸が締め付けられるようなストーリーを描けるなんて、さすが三月先生だなと思いました。特にきゅんとしたのは、鳥海くんの泣くところです。切ないシーンなのですが、子どもみたいに泣いて、ギャップが可愛かったです。心霊現象系とかオカルトとか本当に苦手で、普段なら絶対に読まないのですが、この作品は本当に読んで良かったです。キュンと切ないが詰め込まれていました。欲を言えば、立山と鳥海の絡みをもっと見たかった笑笑この二人大好きなので、もし続編が出るなら絶対に読みます!というか、是非読ませて頂きたいです!笑
あと、神こと赤石さんが好きすぎます笑笑まさか神さまの恋愛も拝めるなんて思わなかったのでめちゃくちゃ嬉しかったです。
三月先生の作品は他にも読んだことあるのですが、ステキなお話ばかりでいつも楽しみにしています。お気に入り作家さんです♡
泡にもなれない恋ならば
表題作です。んん?小林と石原は両思いだったの?
石原は元同僚で小林のフォローというか尻拭いばかりしてくれていました。後に小林が知ることに。
また石原が誘われた大手に小林も誘ってくれて。なのに小林の尻拭いで面接に行かず。
バーで語るところからの会員制クラブでいきなり!しかも覗きOKでズコバコ。なんなのでしょう、ついていけませんでした。いや、小林は覚悟が出来てたみたいですが、本当は二人で仕事を成功させてホテルの部屋でワインをあけてキスする理想があったのに。
人魚姫の自己犠牲で相手を幸せにする映画になぞらえたのでしょうか?
読解力がなくて、へ?という感想でした。
その神は、役場にいる。
いいお話でした。蓼科さん優しいですね。
立山は鳥海のことが好きだったんですね。当て馬に名乗りを上げてキスだけのつもりがエッチまで。
鳥海も好きになっていって。
残った二人が幸せになりますように。
今日も神は、役場にいる。
旭がいい子ですね!先生は恋人の死をちゃんと確認しないで旭に逃げてたんですね。
でもそれがわかったときの旭の反応に最後のひと押しされちゃったかな。
赤石さん神がかってますね。
僕の神は、役場にいる。
赤石と荒島の出会いから今の状況までですね。
荒島は前のお話にも出てましたがゲイなんですね。
高校で赤石から友達になってと言われて期待してでも小さな村で同じ職場でどうしようもない状況で。
そしたらいきなり赤石が付き合おうって!
赤石にとって荒島は特別な存在なのですね。
でも恋愛となるとどうなるんだろう。
いい子でごめんね!
翠さんのお仕置きがどこくすぐってるの!そしてついでに何してんの!いい子だから止めちゃったから世良はヤンキーに?
責任とってやるってどっち?
気になります。
表題作があんまり萌えられずどうしようかと思いましたが神シリーズが面白くていいお話で萌え!
私、三月先生の繊細な心理描写があるストーリー大好きなんです。
でも偶然を重ねすぎたり、設定を盛り込みすぎて、せっかくのストーリーに集中できないのが残念で…
いち読者がクソ生意気なこと言っちゃいますが、削ぎ落とすところは削ぎ落として、メインを際立たせて欲しいと思ってました。
本作は私の願い通り、バランスが良くて、三月先生らしい心理描写を読むことができます♪
●「泡にもなれない恋ならば」
映画会社大手に転職した小林は、一緒に転職するはずだった石原が自分をフォローするため転職を蹴ったことに負い目を感じている。
そして石原への負い目から、ゲイバーで誘われるまま石原に抱かれ…
その前に、人魚姫のオマージュ作品の宣伝について、「自分の愛が他人を幸せにできると思いこんでるのはエゴだ、自己犠牲なんてクソくらえ」って話してたのに、自分のことは石原に差し出してしまうパラドックスも面白いなと思いました。
でもこの話にはちゃんとラブストーリーらしいオチが用意されているんです♪
表紙の絵も、タイトルも、大人の意地っ張りを描いたストーリーも、なにからなにまで好き!
そしてこの本の大半を占めるのが神様シリーズ。
神様と呼ばれてる赤石さん。不思議な力を持っていて、長髪で神々しいオーラを放ち、まさに”神”って感じなのに、正体は町役場の土木課職員…w
●「その神は役場にいる」
片思いされてた鳥海、片思いしたまま死んでしまって幽霊になった蓼科、鳥海と恋人のフリをしようって話から関係を持った立山、それぞれの想いの軸が複雑に絡むストーリー!
この複雑な感じは三月先生らしい!でもギュッと詰まったもの全てが物語を紡ぐ重要なファクターだから、削ぎ落として欲しいところなんか全然ない!
ページは短いのにいろんな気持ちが凝縮されていて読み応えがあります。
蓼科の愛するがゆえの想いが切ない。それを赤石さんだけが知っている。
●「今日も神は、役場にいる」
先生のことが大好きーってストレートに気持ちを伝える生徒と、死んだ恋人を想ってる意地っ張りな先生の話です。
生徒がまぶしいくらいまっすぐで、「どこかが好きだから好きなんじゃなくて、好きになったから全部好きなんだよ」なんてことを真顔で言うんですよ!もう見えない言葉の鎖だよ、逃げられるわけない!
赤石さんが元恋人の事実を暴き、先生は自分の弱さにを向き合わされるけど、せんぶを綺麗に解決しちゃう生徒の一言がパワー絶大!
●「僕の神は、役場にいる」
これまでの2編の赤石さんは、外枠から大事なことを伝える第三者でしたが、やっと赤石さんがラブストーリーの当事者になります!
役場同僚の荒島は高校の時から赤石さんに片思いしていて、でも友達だからずっと気持ちを隠していて…
そんな荒島の気持ちに応えるという赤石さん、荒島も嬉しいんだけど、神様を独占はできないと諦めようとすると…
もう赤石さんが男前すぎて惚れる!!!
自由人な赤石さんをフォローするモラリストの荒島、すごくお似合いの二人なんだけど、荒島は筋金入りの片思い野郎だから恋人感が物足りないし、最後までいってないのが心残り…
カバー下でどっちが受けかバラされてますが、どっちも攻めっぽさがあるから、彼が受けてるところが想像できない。そこはぜひ続編で描いていただきたいです!
●「いい子でごめんね!」
ヤンキー甥×元ヤン叔父の短編。これは可もなく不可もなくかな。
表題作と神様シリーズは、心に刺さる一言や、印象的なワンシーンがたくさんで、実際に読まないとわからない良さがたくさんあります!
最後にもクソ生意気なこと言っちゃいますけど、この一冊通してのバランスの良さって、麗人と三月先生の相性の良さからくるんだろうか?
だとしたら三月先生には麗人で作品を描き続けて欲しいな。
(BL自体の執筆が減ってるみたいなのが残念ですが…)
切なさあふれるタイトルと美しすぎる表紙に期待を膨らませて読んでみたところ…、期待以上でした。
短編集では「もう少し知りたい」と物足りなさを感じることが多いのですが、過不足なく余韻も心地よい作品でした。
【泡にもなれない恋ならば】萌2
大手の映画配給会社に勤める主人公と、その会社に転職する機会を作ってくれた元同僚兼友人の話。
予想と違う方へ転んだ後半はゾクゾクしました。
場所や流れと反した行為の間の妄想とモノローグが最高に綺麗でロマンチックでした。
【その神は役場にいる。】萌2
神シリーズ第1弾、測量会社の営業・立石と作業員・鳥海と先輩の蓼科の話。
神さまの登場シーンからの浮世離れ感がすごくて、神さまに興味津々です。
つらくて切ないけれど、意外な告白で読後感は爽やかでした。
【今日も神は、役場にいる。 前後編】萌2
神シリーズ第2弾は、専門学校生と土木系専門学校講師の話。
弱くてずるい大人と、その大人に本気の恋をする若者です。
若くて真っ直ぐだから言える最高の殺し文句や価値観。
でも若さだけではない面も描かれていて、この作品では神さまのお手柄というよりも若者の人柄の勝利でした。クズになりきれない大人もかわいいです。
神さまのポスターは何度も見返してしまう魅力で必見です。
【僕の神は、役場にいる。】萌
神シリーズ第3弾は神さま・赤石と高校からの同級生兼同僚の荒島の話。
神さまも人の子。神さまだからと言って遠巻きにされたいわけでもないんですよね。
神さましか知らない荒島の体質?特技?目当てなだけではないといいのですが、その辺りは神さまがクールすぎてチラ見せ程度でした。
【いい子でごめんね!】中立
叔父さんと甥っ子の話。
短い中にいろいろ裏が知りたくなるような設定が詰め込まれていてちょっと消化不良でした。
あとがきにもありましたが、作者さんが考えたいろいろな裏の設定が全部知りたい。
特典は神さまと荒島で、荒島のおもしろかわいいところが全開でした。
5CP登場するオムニバス形式で、そのうち3CPが同じ世界線です。表題作は転職したリーマンと前職場での元同僚とのストーリー。何でも直球型の小林は元同僚の石原に前職場ではずっと尻拭いされており、更に紹介してもらった転職先でも上手くやれずに燻っていて、それでも全く怒らない石原に贖罪として投げやりな態度で自ら抱かれます。いわゆる会員制のハプニングバーのような店で行為に及ぶんですが、その際小林が理想のセックスへの道のりと、現実でのなし崩し的な展開とを頭の中で比べるんですよね。ロマンチックな理想と、きっかけも場所もロマンチックの欠片もない現実。でも、その後の小林のことを全て分かっていた石原の言葉で、映画なんかよりずっとロマンチックにストーリーが急展開していきます。この流れが非常に良かったです。それこそ一本の映画を観ているようで。石原の押し付けがましくないスパダリさや、気が強いけど乱れると可愛い小林が本当に素敵でした。続きが読みたくなる作品です。
3CP登場する『〜神は、役場にいる。』シリーズは霊感のある赤石をキーに、死者のことを忘れられない受け2人が赤石の言葉をきっかけして、今自分を想ってくれている攻めに向き合って救われていくストーリーと、赤石自身の恋の話でした。真夏と田舎の情景が相俟って、独特の雰囲気が出ているので強く印象に残ります。私は最初の立山と鳥海の話が一番好きでした。自分に好意を寄せてくれていた人が身代わりのような形で亡くなってしまい罪悪感を引きずっている鳥海が、赤石に救済され、ようやく本当に好きだった立山に向き合えるようになります。亡くなった蓼科に赤石が話しかける場面で、蓼科も鳥海を守れて良かったと思っていることが分かり、すっきりしました。どのCPの話も短編とは思えないほど引き込まれるので買って損はないと思います。
表題作が神、同時収録が萌なので間をとって萌2です。
ひねくれがかったロマンチストな主人公にかなり感情移入しました。
主人公は自分なりのコンセプトの解釈をしっかり持っています。自己犠牲についての語りシーンはその内容にも背景にも作者さんとの感性の一致を感じました。
芸術方面や小説を好きな人にもおススメですが、なにより自分で小説やマンガを描いたりタイトルを決めたりしてる人が見たら最後のコマにビビッと、くるかも。(私はイィ…!ってなりました)
短編としてよくまとまっています。
役場シリーズは「僕の神は役場にいる」以外あまり好みではありませんでしたが、見せるのが上手な作者さんで苦労なく読めました。
最後に収録されているいい子でごめんね!はその…主人公が金髪のまま受け攻め逆だと好みでした。
まず、表紙の美しさとタイトルの秀逸さ。本当、素晴らしいですね。
表紙から、内表紙、表題作の表紙までの流れも美しい。
好きな作家さんなんですが、一作ありえないくらい大ハズレがあるのでいつもビクビクしながら買っています。しかしあれ以外ハズレはないので、あれが何かあっただけなんだろうか??(うーん)
短編集なのに、この読み応えさすがですね。
どれも良かったのですが、私は表題作が好きでたまらなくて!
もうおかしいくらい読み返してます。
人魚姫ネタもちゃんと仕事してるBLも、本当ツボで!
ここまで読ませてたったの32Pなんですよ。
素晴らしい。
ただ受けがずっと蚊帳の外なのは、可哀想だったかも。
この手のタイプは知らないままのほうがいいというのも分かりますが。
満足してはいるのですが、わがまま言えば表題作で一冊読みたかったです!
いくつか作品を拝読していますが、どれもお話が面白くて好きな作家さんです。
今回の作品も、高評価が頷ける素晴らしいお話ばかりでした。
パターン化していないというか、キャラクターも物語も背景もいつも新鮮なのが魅力だと思います。
特に、神シリーズは、本当に神でした。もっと読みたかった!
あとがきにこれからが本編かな、とあったので、続きがありそうで楽しみです。
個人的には、荒島が可愛かったな・・赤石がまだ底知れないので、気になります。
結んで・・が大好きだった先生。切なげなタイトルにやられてついget。
ページをくると、表紙のキス直前、キス、キス直後と
3ページがパラパラ漫画みたいになっていて とーーーーーーってもキレイ!うっとり♡
内容は 2015年~2017年に麗人等に掲載された短編 6つ。
どのお話も艶っぽくて、ちょっとせつなくて 好きだなあ。
1.5.以外は、迷っている魂に道を教えてあげられるという能力もちの
「神」(本名赤石 ロン毛天パ) が絡みます。
1.泡にもなれない恋ならば
元同僚攻め(ゲイ)×映画配給会社のリーマン受け(ノンケ)。
人前プレイあり。色っぽいーと思います。
お仕事話が割合背景にしっかり書いてある気がします。
2.その神は、役場にいる。
測量会社営業 立山(ノンケ?)×測量会社測量員 鳥海(ゲイ)。
測量中に事故死した先輩の想いを浄化する役で「神」登場(笑)。
インパクト「大」すぎ。こちらは当作内で最も切なかった(涙)
こういうネタに弱い。
3.今日も神は、役場にいる。(前後編)
専門学校生(超ワンコ)×専門学校先生(臆病者ゲイ)
測量仕事をワンコがお手伝いしていて、神(村役場土木課勤務)とも
お知り合い。
逃げる先生を、ワンコが誠実に口説き落とすお話。ワンコ健気すぎる。
せつない+張り出されている「神」のポスターに爆笑したお話でした。
4.僕の神は、役場にいる。
攻め受け不明。「神」×神の同級生であり土木課同僚の荒島(ゲイ)。
荒島にはどうやら色々寄ってくる雑霊を祓うという能力がある模様。
それで、「神」にとっては 荒島が神 というタイトル。
5.いい子でごめんね!
前4作とは関連なし。リアル叔父さん×ぐれ始めの高校生。
初体験を色々叔父さんが仕込んじゃったもんだから というお話。
だめじゃん、叔父さん。ばれて、多分受け父に半殺しにされるな(笑)
あー面白かった!いつもコミックは1冊30分とはもたないのに、
このコミックで3時間は楽しめました~うん、よかったです!
短編集ですが、全話すごい良いです。
読了後は余韻半端なかったです。
何度も読み返しては要所要所で喉元がじわっとします。
特に表題作に「はあぁぁぁん…」で膝から崩れ落ちました。
もうね、表題作の扉絵、カバー、中のカラーの素晴らしいイラストでまずやられます。見つめあって、近づいて、キス。はあぁぁぁん…
話自体は短いのですが、セリフ、表情、背景、一コマ一コマにいろっいろ詰まっていて、行間を読み解く力が弱い私は一読しただけではイマイチ理解しきれませんでした(残念脳)
でも何度も読み返していくとだんだん意図がわかってきて、はあぁぁぁん…
神シリーズも最高です。
測量BLって言い回しにニヤリ。
このシリーズでは特に旭くんのスーパー最強ウルトラ年下ワンコぶりが最高です。表彰もの。
「先生のいいところは…オレが全部教えてあげるから!」
のセリフとか、もう、はあぁぁぁん…
巻末は年上ヤンキー受けですが、「年上」「ヤンキー」「受け」ですよ?最高以外になにがあるのでしょうか?はあぁぁぁん…
不自然な展開や過剰な演出や動きはなく、セリフ、表情、コマの切り取り方、流れが実に絶妙に描かれていて、繊細な心の機微が読み取れるのが楽しかったです。
三月さんの絡みシーンで、口が開いてて上の歯が見えるところが実にエロい、と思ってるのですが、文にしたら何言ってんだお前みたいになりますね。でも上の歯がエロい!
全話短編で終わるにはもったいない珠玉の作品。
あー是が非でも続編を!!!!
こちらは短編集で最初と最後のお話が独立したお話で真ん中の三本がオムニバス形式になっています。
表題作はまず表紙の美しさにうっとりしちゃいました。題名も素敵ですよね。
以前勤めていた職場で同僚だった二人なのですが、こだわりが強すぎて周りと上手くやれない受けを陰でフォローし続けていた攻めなんです。その頃から受けの事が好きだったんですね。
一途な攻めは大好きです!
受けは償いと思いながらゲイの攻めに「石原とならエッチしてもいい」とバーでエッチに誘います。
口では平気そうなのにグラスを持つ手が震えていて仕事中の時とのギャップにやられました。
初めてがギャラリーに見られながらなんてかわいそうですが、初めてなのにメチャクチャエロかったです。
ちゃんと両思いになってからの二人のエッチがロマンチックでよかった! もっとラブラブな二人が見たいです。
その神は、役場にいる
こちらも切ないお話ですね。 受けに片思いしている先輩(作業中の事故で亡くなっている)が出てくるのですがいい人すぎちゃってツライ。 先輩にとっては鳥海を守れてよかったのだと思うのですが自分の代わりに事故に遭ったようなものなので鳥海もツラすぎますよね。
先輩の死を乗り越えて幸せになってほしいです。
すごく切ないお話なのに役場の神の存在に癒されました。
今日も神は、役場にいる
年下の攻めがすごくよかったです。
両親を亡くしていて大変な思いをしてきたはずなのに、すごく強い! 明るくて優しくて、この攻めといれば先生も大丈夫だろうな。
僕の神は、役場にいる
恋愛している神が普通の男だったのにすごく萌えました。
こちらはもっと続きが読みたかったですね。
ちゃんと恋人になった二人が見たいです!
いい子でごめんね!
こちらは甥っ子攻めなんですね!
ちゃんと成功したお初が見たかったですが、自分の家ではまず無理ですよね。
叔父さんが絆されただけにも見えてしまうのでちゃんと両思いになった二人をもっと見たかったです。
全体的に短編集なのに物足りなさもなくどのお話も素晴らしかったです。
欲を言えばもっと恋人になってからが見たかったですが大満足です。
最近、同じ三月えみさんの「 結んで、ほどいて、キスをして」を読みまして、文句なしの神!!!でしたので、以前から素晴らしい表紙が気になっていたこちらを読みました。
表題作と神シリーズのオムニバス、それともう一つの短編が収録されています。
表紙のイメージと表題作は、人魚姫を意識していて、自己犠牲は果たして本当に美しいのか?というのがポイントだと作者さんがインタビューで答えていました。
【泡にもなれない恋ならば】
自分本位で頑な受けとそれを陰から支える攻めのお話です。
攻めのそれまでの自己犠牲に対して、これぐらいは返してやるよ、と強気なフリして攻めとのエッチを承諾するんだけど、手が震えてるんです。
受けが前から想像していたのは、ロマンチックなシチュエーションで、攻めに告白されたら、知ってたよ、と余裕で応える状況だったはずなのに、実際はギャラリーに見られながらという理想とは全く異なるシチュエーションでも受け入れるのが、いじらしかった。
終わった後、自己犠牲ってのは美しくないな、と言ったあと、最後はやり直すかのように、受けが想像していたようなロマンチックなシチュエーションで再度愛を交わし合っていたところが良いなと思いました。
【神シリーズのオムニバス 4つ】
その特殊能力(霊感の類)により地域の人から「神様」と呼ばれる役場の人でして、人の心を操ったりみたいな大それた力は持っていませんが、その力をときどき用いて人と人との心を繋げるような役割を果たしています。
このオムニバスの中で一番、キターっ!!と思ったのが【今日も神は、役場にいる。(前編・後編)】。
私のだーいすきな一途な忠犬ワンコ(攻め)登場。
それもご主人様(受け)を見るだけで、ぱぁぁぁ〜♪とキラキラが飛んでしまうような、人前でも大好き!大好き!を隠さないタイプ。
それに対して受けは黒髪で悲しい過去を持っていて、あまり顔に表情を出さない、という王道キャラです。
一言で言えば「ワンコは人の心を溶かす」系のお話で、こういうのが大好物な私にとってはたまらなかったです。
お話の最後に受けが攻めに抱っこされながら言うセリフが冴えていて、
この人が!こんな事を!!ぷはーっ!!!ってな感じなんですよ。
もうたまらなくなって思わず手で顔を覆ってしまい、しばらく動けませんでした。
ワンコにとってこんなお言葉はこの上ないご褒美。そして私にとってもこの上ないご褒美でございました。
こちらのワンコは「いとしのワンコを愛でる会」会員登録決定です。
【いい子でごめんね!】
叔父と甥っこのいわゆる近親物でして、甥っこが中学生くらいの時から勉強を見てもらうかたわら叔父さんに抜いてもらって・・・というストーリーなのでNGな人もいるかもしれません。
背徳感は無しで描かれているので大丈夫だとは思います。私も基本避けたい設定なのですが読めました。
基本的に短編集やオムニバスはあまり好きではないんです。盛り上がったところでお話が終わってしまって、自分の興奮した感情を持て余してしまうから。
本作品は、表紙を見た時にあまりにも綺麗で目が離せなくなって初めて表紙買いしようと思ったものの、短編集と聞いて泣く泣く購入を断念。
しかしやっぱりずっと気になっていたのでレビューを見てみるとかなり高評価でしたし、「神様シリーズ」の神とはなんぞや?と興味が湧きドキドキしながら今更ながら購入致しました。
いや〜。予想をはるかに超えてよかった。こんな短編集読んだことありません。読んでる途中から短編集なんてことは頭からどっか行ってました。
まず、表紙をめくると出てくる2人のキスシーン、見つめ合ってる2人の絵にずきゅん。本当に絵が綺麗で、ほぅ…とため息をつきながら見飽きるまで眺めておりました。
表題作は一度読んだだけではイマイチ意味がわからなかったのですが、なぜか読後感は切なキュンで胸いっぱい。
ノンケ受けの最初がああいう場なのはかなりのハードルだったろうに、手を震わせながら攻めを誘う様はかわいくて、がんばったねと声かけたくなりました。
「その神は、役場にいる。」
出てくるみんないい人で、苦しかった。
言わずもがな蓼科さんはいい人で、再読した時にやっとキスを受け入れてもらったはずの蓼科さんが複雑な表情をしていたことに気づき、彼の迷いが伝わってきてとても切なかったです。
そして、自責の念を抱き蓼科さんが連れて行きたいならそれでいいと考えている鳥海、鳥海さんに惹かれているけれど、事故が起きてしまってもう自分の気持ちは伝えるべきではないと考えている立山。
みんな優しくて切なくて苦しかった。
特に、最後の蓼科さんの言葉。もう、切なくて切なくて…。
蓼科さんがいい人すぎて攻めである立山に感情移入しにくかったのですが、最後の告白はかっこよかったです。鳥海さんを幸せにしてあげてください。
「今日も神は、役場にいる。」
旭はキングオブワンコ攻めではなかろうか。身体の関係は持っていても決して好きだとは言ってくれない先生に対して、それでもきっと両思いなはずだと冷たくあしらわれても笑顔でそばにいるのもよかったですが、先生から別れを切り出された時の逆上した表情にグッときました。
「どこかが好きだから好きなんじゃなくて、好きになったから全部好きなんだよ」
こんなこと言われたら先生も絆されるよなー。素敵なセリフ。恋っていいな。
最後の先生の柔らかくて優しい笑顔が嬉しかったです。
「僕の神は、役場にいる。」
ようやく神様シリーズの主役登場です。初登場時にはキラッキラで出てきて主役をかすませ、ポスターになって私たちを笑わせてくれた神様こと赤石のお話です。
読んでみて、このタイトルの意味が分かりほっこり。みんなを救っていた赤石ですが、ずっと自分を救ってくれてたのが荒島だったんですよね。荒島と一緒にいたいと素直に思う赤石に対して、村の神様である赤石を独占できるはずがないと思っている荒島のやりとりがもうかわいくてかわいくて。
片思いのプロって(笑)
「いい子でごめんね!」
叔父さんの設定、好きすぎます!!ギャグも好き、世良も好き、友達もいい味出してるしその兄貴もなんか好き(笑)2人の初めてが見たかったなー。(初めては失敗したみたいだけど…)
あまりに全話よかったので、長文になってしまいました…。(読みにくくてすみません。。)
姐様たちの素敵なレビューに全力同意だったのですが、私のように短編集が苦手の方にもぜひ手にとっていただきたいと思い、私もレビューさせていただきました。
あ〜読んでよかったー。
最高です。これまで三月先生の作品は全て読みましたが、短編集も最高でした…。
胸がギュッとなってため息がフゥ〜ではなくハアッ…苦しい…という風に出ます。(伝わりますかね(笑))
優しいけどそれだけじゃない、心のどこかにチクリと刺さって抜けない流石の作風です。
三月先生がカバー裏の後書きで仰っていた、「”オレなんかのために”という台詞は、受けが言っても攻めが言っても大変ずるい」…激しく同意です。
収録されているどの作品も、切なくて、でもいじらしくて、読みながら萌え転がりました。
ありがとうございました。
三月えみさんのコミックスの中で一番好きです!!
ジャケからしてめっちゃ雰囲気ありますが
口絵でそのままキスしちゃってる……美しい……!!
そして作品の表紙では見つめ合った二人で
この構図で3パターン拝めて嬉しいです…。
表題作は、二人のハジメテが人前(そういうお店で)って
なかなかノンケ受けの小林にはハードル高かっただろうけど
平気そうな顔で了解して微かに震える手で酒を飲む姿がすごく好きでした。
仕事で、小林の知らないところでいつも助けてくれていた石原に
転職先を譲ってもらった償いと言いながら
本当はずっと前から好きだったんだね…。
うまくいかないのを周囲のせいにしていたとは思えないような
素直に泣きじゃくる姿が可愛らしかったです。
“神シリーズ”、まさかの測量BLをありがとうございます!!
私が存じ上げないだけかもしれませんが
今迄職業として測量ものに出会えていなかったので
めちゃくちゃテンション上がりました!!
私は小さい測量会社の事務なので現場はわかりませんが
機械とかポールとかしっかり描かれていて感激です!
『その神は、役場にいる』
測量会社の営業・タカ(ノンケ)×現場作業員・鳥海(ゲイ)。
年上の同じ作業員・蓼科に好意を向けられながらも、
実はタカと勢いでHまでしてしまった鳥海。
ある現場の不慮の事故で蓼科が亡くなってしまい、
自分を責めて気の毒でしたが、役場土木課の神こと赤石に
蓼科の声を届けてもらって良かった…。
すげえいい人なんですもん蓼科……幸せになって欲しかった……。
『今日も神は、役場にいる』前後編
測量学校教師・穂高(ゲイ)×そこの生徒・旭(ノンケ)。
両親を一度に亡くしているとは思えない程朗らかで強い旭が
まさに年下ワンコ攻めで最高でした!!!
どこか陰がある先生に猛烈アタック、体を何度も重ねて
先生からは好きと言ってもらえないけど嫌われてはいないと安心していた矢先
突然終わりを告げられ…。
その時の詰め寄る様子と涙を落とす姿が切なかった…。
赤石により先生の元カレの真実がほぼ確定され
頼もしく宣言してくれた旭とやっと心を解放出来た先生、
何度読んでも泣けてきます…。
神シリーズの中でも一番大好きです!!!!!
『僕の神は、役場にいる』
神こと赤石(ノンケ)×同じ土木科の荒島(ゲイ)。
特殊な能力がある赤石、
最初(『その神は~』)の登場シーンがあまりにもインパクトありすぎで
つい笑ってしまったのですが
その力ゆえ学生時代毎日ツラかっただろうと思います。
荒島が無自覚なノイズキャンセラーみたいな存在だった為
助けられていた過去あり、
荒島は赤石を好きだったけどずっと言えなくて…。
その二人の距離が一気に縮まったのに躊躇う荒島の気持ちもわかりました。
でも例え障害が多い恋だって、本気で好きな気持ちは変えられないですよね!
あー神シリーズ面白すぎる…。
『いい子でごめんね!』
叔父でしかイケない偽ヤン・世良×絶大なる権力&実力があった元ヤンで叔父・翠。
ヤンキー云々はおいても、昔叔父にそそのかされた甥っ子が
叔父にまた触って欲しいからヤンキーもどきになったのって可愛いww
惨獄死時代とか笑った…ギャグセンスも好き…。
レビューしたいと思い本を読み返すと
その都度何度も読み返してしまってなかなかレビュー出来ませんでしたww
それくらい大好きな作品です!!!
手の感じとか喉仏あたりとか表情の変化とかとにかくたまらない…!!!
麗人さんなのでH描写のサービスもしていただけてこちらも大満足です!!
短編集です。5本の短編が収録されているのですが、そのうちページの7割ほどを占める3話が、島の役場を舞台にしたオムニバスストーリーになっているので、あまり短編集という感じはしませんでした。
表題作は、映画の配給会社に勤める受けと、転職する前の同業会社で同僚だった攻めのお話です。
最初は空気が読めず、自分本位っぽい受けがあまり好きになれなかったのですが、攻めが陰で自分を守ってくれたことを知り、素直になるあたりから可愛くなってきました。
初エッチがかなり変形的だったのですが、普通なら引きそうなそれを受け入れるいじらしさにキュンとしました。
村役場のオムニバスシリーズ。
作品別に、3カップルが登場します。
1作目は、作業員受けと、その受けに言い寄っていた先輩(故人)、受けの想い人である役場の営業攻めの三角関係っぽいお話。
亡くなってしまった先輩が個人的に好きで、そのぶん攻めに対して評価が厳しくなってしまった感がなくもない。ちょっとウルっとしてしまうお話でした。これ、できることなら、先輩が生きていたバージョンも読んでみたかったな。
2作目は、攻めが役場の作業員で専門学校にも通っている若者、受けはその担任教師というカプ。
身体の関係を持っていて、ワンコタイプで受けとの恋愛を誰に恥じることもない攻めに対し、受けは人の目も気にするし、元恋人のことが忘れられないキャラ。
攻めが一途で可愛らしく、tnkにちょっとコンプレックスがあるのもキュートで、好感の持てる子でした。描写的には、おおらかに明るく、生活環境に何の問題もなさそうなのに、実際はかなりヘビーな人生を送ってきたようなのが切なかった。受けには攻めを幸せにしてあげてほしいものです。
オムニバス1話目からずっと、通称神様と呼ばれる役場職員の霊能力者・赤石が登場していたのですが、3話目は満を持して(?)彼が主役です。
お相手は、元高校の同級生でもあった同僚の荒島。大人なのに何とも可愛らしい人でした。赤石の能力を知っていて、霊能を使った後は疲労するのであまり使わないように見張っているオカン気質。
この2人のお話が個人的には一番好きでした。神様は飄々としすぎていておかしく、荒島の顔に似合わぬ振り回されっぷり、ワタワタっぷりにはギャップ萌えしました。
もう1本、まったく別のお話が入っていました。
ヤンキー高校生くんが、叔父に対するある感情を抱いていて…というお話です。
田舎のヤンキー的な、笑える描写とグダグダ気味のオチでした。ヤンキーくんは、黒髪にした方が断然好みだったな。
表題作と、「僕の神は、役場にいる。」が好きでした。
表題作、小林の告白シーンが可愛すぎて可愛すぎて。
あんな抱きつかれてヒックヒック泣きながら「好き」を連発されたら、そりゃ萌えますよ(笑)。
正直、このシーンまでは「まあまあ好きな作品だけど~」くらいのテンションで読んでましたが、この小林泣きシーンでテンション上がりました(笑)。
全体的に独特の雰囲気がある世界観ですね。
「僕の神は、役場にいる。」続編読みたいな~。
とても印象的な一冊でした。
イラストはもちろんですが、心理表現が目立っています。
そして、作者の作品はやはりキス描写にうっとり。何度でもください、いつまでも見ていたい!と思いながら読了しました。設定などカバー下に細かく丁寧に描いてくださっているので、ムラムラが続く?読後にも、またゆっくりと楽しめてよかったです。とにかくどれも続きが読みたくてたまらない、切なくも甘いステキな短編集。
一冊210ページほどの約7割が、独立話が少しずつつながっているオムニバス形式。その "神シリーズ" はまさに神でした!こちらは3カップルによるオムニバスです。短編でも一冊通してがっつり「恋愛」が読めますし、お仕事ものや、表題作はスーツですがほかに土建作業をする人たちも出てくるのでユニフォームが好きな方にもおすすめ。最強年下ワンコ攻めもいました♡表題作は違いますが、ノンケ×ゲイが多めかな。Hシーンも◎
ラストの作品もすごくよくて...こんなお話も描かれるんですねぇ。
ヤンキー受け。読み終えて、カバー下を読んでびっくりしました(笑)。
そうと聞いたら続きが読めないなんて、耐えられないわ~。
短編作なのに読み応えが凄くて脱帽です!!
表題作はまず表紙と1ページ2ページと絵柄が続いていて、とても綺麗です。
素直じゃない恋というか、苦い切なさがあって、短い作品なのにここまで胸を打つって凄いなーとただただ感心します。
そして神様シリーズもそれぞれにキャラが立ってて惹きつけられます。
亡くなった方を浄化させられる神様。
そこには悲しい、切ない出来事もあるのですが、みんな一生懸命に恋していて、いいなーと思えます。
神様自身の恋も俄然応援したい!!
表紙裏の受け攻め論もまた楽しいです。
1冊でたくさんの恋愛模様を楽しめるオススメの作品です!!