三日月ロックさんのマイページ

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女性三日月ロックさん

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つむぎくんのさきっぽ 番外編

つむぎくんのさきっぽ 番外編~2人だけの温泉旅行~
が読みたくて購入。
幸せそうな 紬と煌ちゃんが嬉しくて何度も何度も読み返しています。紬のセコムの 莉麻&莉生も健在。莉麻の煌成へのジャックナイフのような口撃にも磨きがかかってた!
紬といれば いつだって幸せで、なんだって楽しい…そんなセリフを煌成が言うもんだから、頭抱えてゴロゴロ転げまわってしまった。
あと見所は、煌成の黒タートルネック着てるとこかな。
黒髪攻めの黒タートルと黒Vネック、死ぬほど好きなんです。

読み応えあります。

この作家さんの絵柄が好きなんですよねぇ。
神崎(攻め)の見た目とかモロ好み。今回、神評価をつけるのに
躊躇してしまったのは「ダイナミクスの相性さえ良ければお互い、その人じゃなくてよかったのでは?」感が どーーーしても拭えず、この評価に落ち着いた次第です。
Dom/Sub とか オメガバースは、そこの匙加減が難しいですよね。プレイありきや、体の関係から入ってこられると尚更ね…
序盤、神崎が小鳥遊(受け)に罵倒されてグレアを放つとこは見応えありました。受けにキレ散らかす攻めって最近読んでなかったので、新鮮だったなぁ。


バイプレイヤーの使い方が 神

新年早々泣いてしまった。「主従っていいな」「BLって最高だな」と思わせてくれるお話でした。
この作品のように【話ごとに語り手を変えて進んでいく】という手法が個人的に大好きなので、同じような姐さまに広くオススメしたいです(もう十分 布教されていると思いますが)
当事者同士が愛を囁きあっているのも微笑ましくて癒され、読んでいて菩薩のような感情になれるのですが、私は 脇役を通して語られる二人の関係性や 攻めが彼等にこぼす愚痴や、受けへの執着 無自覚溺愛っぷりが たまらなく好きなんです。

あと単純に、紬(受け)という存在が愛しいです。作中で、歪んだ倫理観を持った人物がいても、それに伴う胸クソ展開を見せつけられようとも、紬の笑顔で 全て無かったかのように浄化されていく…
魂の純度というか透明度が高いんだな、きっと。
それに、名バイプレイヤーの面々の働きが適材適所で、物語を通して でしゃばりすぎず絶妙な干渉具合で描かれていて素晴らしいと思いました。
莉麻・莉生・鼎兄さんをメインにした 小話集、読みたすぎる。
新年一発目に読んだBLが、この作品で良かった。

「つむぎくんのさきっぽ」
【BLアワード2021】BEST ディープ 4位

アニキ!!

褐色が受け(安達)なのです。
アルーン(「夜明けの序章」より)の影響で 褐色は攻めに限る!とDNAに組み込まれているので、読み始めは恐る恐るでした。
そう言えば広瀬(攻め)も、仕事で空回ってる割には傲慢だし 私の好きな包容力溺愛攻めには程遠いしで「このキャラ好きになれるかな…」と恐々読んでいたのが遠い昔のよう。

突然ですが【鉄コン筋クリート】というアニメをご存知の姐さまはいらっしゃいますか?この傑作アニメの台詞に
「 クロのもってないもの、シロが全部もってる! 」
というものがあるのですが、広瀬が持ってないもの、安達が全部持っていたわけです。
そして、安達ビジョンで広瀬を見せられているうちに、傲慢空回り攻めの広瀬が愛しく思えてくるから不思議。
これは作者さまの巧妙なストーリー展開の圧勝というほかないです。めっちゃ面白かった!

全編どこを切り取ってもチャーミング

今年読んだ作品で間違いなく、個人的ベスト3に入る良作。(1つは「バディマリッジ」)
まさにアメリカン ドリームみたいなお話だけど、地に足のついたストーリー展開なので「何を見せられているんだ…」感が一切ないのがスゴい。
でもケイさん的には作中「何を見せられているんだ!?」的なシーンがありますけど^^
というか、ギャグもキレッキレで そこも大好き。すンごい いいとこなのに、ページめくった瞬間 笑かしにくるんだよーーー
元来ファン気質であるトモヤの、推しのケイさんへ対する純情と狂気のバランスがちょうど良く、強欲なオタクの鑑だなと思った 笑
トモヤの預かり知らぬところで、彼のアイドルとしての地道な努力が、ケイさんの仕事のモチベーションになっていくところが胸熱でした。そんなトモヤになんだかんだあって「アイドル辞めたい…」と吐露した時の ケイさんのなぐさめ方たるや、包容力攻めの真髄・底力が画面から溢れだしており【尊い・・・】と天を仰ぐしかなかったです。

お互いに顔に惚れたわけじゃないのもイイなぁ。ケイさんはトモヤの努力家でエロいところを気に入っているし(見てきたみたいに言う)、トモヤはケイさんの存在自体を崇めているので。
お互いへの嫉妬イベント、お仕事と理解していても警護対象にヤキモチ焼いたり、メンバー同士のイチャイチャを目撃(作中、片鱗はあった)してからのお仕置きエ○チ読みたかったです。
あと、「遠藤さん」「トモヤさん」呼びで、お仕事中プレイも見てみたい(遠藤さんはハイネックスーツと皮手袋着用でお願いします)
「俺 両方 利き手」「したい事 何でもできる」の台詞で あらぬ妄想が108個脳裏を駆け巡った、煩悩まみれの私を捕縛してほしい。
あーーー職業柄、秘密を守ることは得意なケイさんが田村に「実はトモヤと…」って打ち明けて、田村が宇宙猫になる未来が見える気がする。

大島かもめ先生、画業10周年おめでとうございます。
そして素敵な作品を創り続けてくださり本当にありがとうございます。

ビター・シガー コミック

熊猫 

可愛いとお味噌汁と煙草

高槻くん(受け)の第一印象は最高に良かったです。
「自分が言われて嬉しい言葉は なるべく言いたい」なんて。
それを「いいね」と言える豊橋(攻め)も素敵なんですが。
そういう根っこの感性が近しい二人は、親友なら死ぬまでその関係は変わらないだろうし、どちらかが その先を望べば 遅かれ早かれって感じです。
ではなぜ萌評価なのか?せっかくの豊橋という男前攻めのかっこいい場面を あまり見ていないなぁーーと感じたから。
高槻くんが作中二度も、理由もなくその場から いなくなったり飛び出したりするから、豊橋が一人で悶々と悩んでいるシーンが多いんですよね。いや、攻めの悩ましい姿は大好物ですが、そういうことじゃない。
そのせいで、後半が駆け足ぎみに思えてしまいました。
豊橋のキャラ設定が文句無しだっただけに勿体ない。

作者の思いが詰まっている

台詞が全体的に多め、これはこのキャラに言わせたい あれも読み手に伝えたいという作者さんの意欲の現れだと思うのですが。
これを(そこそこ重要な役ではあるが)脇キャラ同士の会話でも同じ熱量で語ってこられると、読み応えではなく私は読み疲れを起こしてしまいました。
ここぞの台詞の取捨選択、足して足しての表現ではなく 引き算で効果的に魅せる方法を(作者さんが)手に入れたら、格段に読みやすくなるのになぁ…が読後の第一印象。
キャラの造形も一人一人丁寧に創られていて、キャラの人となりを会話同士のなかから読み手に伝えようとする試みも好ましく感じられたので「頑張れーー」と応援したくなる作者さんです。

素敵だし無敵

今年読んだ作品で間違いなく、個人的ベスト3に入る良作。
表紙が「好き♡」て思った姐さまには購入をオススメしたいです。
起承転結がはっきりしていて読みやすく かつ読み応えがある。
本作に出てくる同性同士の結婚に於いて立ちはだかる問題に 突飛なものはありませんが、それすら様式美に昇華されていて美しく感じます。
ロイ(攻め)はすぐ拗ねるし、ここぞという時の押しも微妙に弱い。そんな事はわかってる!予定調和と言われようが、私はそんなロイがとても好ましく全力で推したいです。
どっちからプロポーズさせるか 最後まで作者さんは悩まれたそうですが、ビリー(受け)からのプロポーズは 腹をくくった感が読み手に伝わって最高のチョイスだと思いました。 男前受け万歳。

バカな猫ほど愛おしい

ウノハナ先生の、エロ度少なめ?作品を読むの「ホームタウンブルーバック」以来だなぁ。装丁の攻め(と思われる)の顔面がイイ。

泊探偵事務所の留守番や掃除に週2で雇われている鈴木幸子さんになりてーー
エロ度少なめだけど、思ったより たくさんキスはしてた。
同級生で腐れ縁で、お互いに拗らせてて 本当に助けて欲しい時、素直に助けてって言えず苦しんでいる受けの心情は察するけど、その先の気持ちにまでは気付けない ちょっとポンコツな攻めがお好きな姐さま方にオススメです。

続きを楽しみにしております。

巡り会い 触れる 君のすべてが 僕の愛の魔法

「愛日と花嫁」2巻の見所はズバリ【人間として完成していない・・・と、苦悩するクロ】の魅力に尽きるなぁと思っている。

この不思議な生き物を
まるごと幸せにするには
何が正解なんだろう
と、自問自答をひたすら繰り返して 悲痛な叫びをあげたくなるたびに、ルカに明るいところへ救いあげられて。

この2巻で、クロは私至上一番の努力を怠らない攻めとなった。
神様だから やることが壮大(生命のメカニズムを解き明かし つわり軽減の薬を生成するなど・・・)
今でも十分スパダリなのに 縁を頼り知識を得て、ルカにとって最適で最強の番へと自らを創りあげてゆく。
ただでさえ魅力的な攻めの、苦渋や葛藤を乗り越えて成長していく過程を 丁寧に繊細に描いてくれている。
攻め至上主義の私にとって、こんな幸福なことはない。

完全で究極な博愛主義者(ウェレ)との蜜月と残酷な別れが描かれた6話は名言の宝箱で神回だった。
クロの無邪気な可愛らしさと 彼の辿るべき運命に思いを馳せると胸が痛くなるのだが。
全体を通して それぞれのキャラへの寄り添い方が緻密かつ丁寧で、神視点の台詞、動物から人間へ生まれ変わったクロの心情など、キャラそのものでないと出てこないようなセリフやモノローグをいつも大事に噛みしめながら読んでいる。クロの台詞が、本人は語彙力を気にしているみたいだが、本能のままにルカを愛おしんでいるところが読み手としては大変尊く感じているので ずっと変わらずにいてほしい。

最後に、トトの言葉を借りて言わせてください。
「(今世紀最大に)面白い。(そして大好き)
(どうか末永く)続けて。(ください)」