夜明けの序章

yoake no josho

夜明けの序章
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神164
  • 萌×280
  • 萌28
  • 中立4
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
37
得点
1228
評価数
279
平均
4.4 / 5
神率
58.8%
著者
三月えみ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784801964433

あらすじ

【褐色フェロモン美形×やさぐれリーマン】

最愛の弟に「彼氏」ができた。
ブラコンの晃一はショックを隠せず自分も職場の上司であるアルーンと付き合っていると嘘をつく。
褐色の肌、優しい物腰、甘いマスク、仕事もできる魅力的な男・アルーンは弟に彼氏ができたそもそもの元凶。
アルーンへの腹いせも込めて始まった偽物の恋人関係だけど過去、2人には忘れられない「一夜」があって…?

ウブな男子が互いの右手でイケないことを覚えてく!?
大人気「右手」シリーズも同時主収録★

表題作夜明けの序章

アルーン・ジェイン,インド人ハーフ,晃一の上司,SE
甲斐晃一,IT企業のSE

同時収録作品三学期は他人の右手(前後編)

甲斐輝一,高校3年生
木曽新奈,大家の息子,高校3年生

その他の収録作品

  • さよなら遠くの右手(前後編)
  • 夜明けの終章(描き下ろし)
  • カバー下(あとがき)

レビュー投稿数37

ヒッソリ告白&堂々カミングアウトにめっちゃドキドキした!

三月先生はエピソード使いがうまいなぁ。
萌え心をコロコロ転がされて、全力疾走したい気分です!

兄弟それぞれの話、最初が弟、次に兄の話が収録されています。
表紙でステキな褐色肌に包まれてるのは兄です。


●「三学期は他人の右手」「さよなら遠くの右手」
大家の息子・新奈の家に、クラスメートの輝一が卒業までの3ヶ月間、居候することになった。
人気者の新奈と、寡黙ぼっちな輝一、二人は話したこともなかったけれど、せっかく同居してるんだから、新奈が一緒にAV見ようと誘うと…

輝一は黒髪メガネでいかにも優等生なのに、新奈秘蔵のAVにダメ出しをするくらい詳しくて、「他人の右手が一番」って、本性隠してた攻めキャラなのにドキドキする!

そうして右手の貸し借りをするようになる二人。
エロ盛りな男子高生の興味の延長みたいに見えるんですが、二人の実は…な隠していた気持ちが漏れてくるところに、もーう、たまんなく萌え転がされます!!!

取り壊される校舎の壁に告白の言葉を書き込む高校生たち。
輝一は「本人に届かなきゃただの自己満ポエム」だとクールに否定してるけど、それは自分自身に向けられた言葉。
書きこんだ新奈も自分の女々しさに落ち込み気味。

男同士だから、話したこともない関係だから、絶対に叶うわけない恋。
自分のなかで思い出にするしかない言えない気持ちをなにかのカタチにしたくて書かずにはいられない、めちゃくちゃ切ないじゃないですか!

右手の貸し借りからエッチをしちゃう時、輝一は余裕がなくなっていて、新奈は怖がるんだけど、それでもブルブル震えながら大丈夫って輝一を受入れようとする新奈の健気さったら!抱きしめたい!


「三学期は他人の右手」は高校卒業するまでの新奈視点、「さよなら遠くの右手」は就職した輝一視点で語られます。

就職して離れて暮らすことになった輝一の家に新奈はたびたびやってくる。
新奈は綺麗にちょっとエロく雰囲気を変えていくけれど、輝一は新奈がどうして自分を好きになってくれたのかわからないから、好きなままでいて欲しくて変わらないようにしている。
恋人になれても輝一にはどこか遠慮があるんだなぁ。

でも、浮気ばっかしてる同僚クズ男が、男の友人に恋していたのに言い出せず、友人は結婚し、「伝えなかったことがすべてだ」と自分もどーでもいい女と結婚しようとしているのを知ると…

クズ男の未来は、ほんの少し勇気を出せなかったら、思わず暴走しなかったら、輝一の未来でもあったかもしれない。
そうして輝一は大胆な行動に出ます!それがめっちゃ男前でかっこいい!

新奈だって、変わらない輝一のことを不安に思っていたんだよ。
ひらきなおってぶっちゃけた二人のその先は、楽しくて幸せな約束がいっぱいできると思う。

隠していた気持ちを少しずつ種明かししていく展開に本当にドキドキさせられました。
そして最高に幸せな読後感!!!!!


●「夜明けの序章」
輝一のブラコン兄・晃一の話です。
親が居ない兄弟二人、晃一は健気な弟が大事でしかたがなかったのに、海外赴任中に弟に彼氏ができてしまい、紹介されるのが嫌で逃げ回ったあげく、インド人ハーフの年下上司・アルーンのことを恋人だと嘘をついて…

弟と離れることになったのは、海外赴任に引っ張ったアルーンのせい。
(ノンケだけど)俺もゲイだって弟に仲間アピしたいのと、アルーンへの腹いせでついた嘘。
なのにアルーンは本当に付き合おうと言ってくる。

海外赴任中、寂しい晃一は酔った勢いで、アルーンを誘ったことがあり、アルーンはエッチなことはしなかったけれど、裸のまま体温を感じて眠ったことがある間柄。
その時のお礼もあるし、エッチなことをしてもいいかと、最初は晃一が攻めてる。
褐色美形男が喘がされるのもイイけど、どちらかというとアルーンの攻めるところが見たいと思っていたら、形勢逆転!
「晃一の口に出したいなぁ」と攻めキャラに転向して、イラマをさせちゃう強引さ…
優男が強気に変貌しちゃう瞬間って、性的にキます♥

でもアルーンは晃一を最後まで抱こうとはしない。
だって晃一はあきらめた人生を歩もうとしていたアルーンを助けてくれた恩人で、とても大切に愛しているから…

お兄ちゃんの話は、美形褐色男にほだされていくのがステキでした♪


●「夜明けの終章」
兄弟がそれぞれの恋人を連れてご対面!
酒で失敗しちゃう無防備キャラの晃一と、明るい新奈は気が合いそうで、アルーンと輝一は苦労させられてるところで気が合いそうw

本編では実は両片想いだった輝一と新奈、お互いどこを好きになったのかがわからなかったけど、酔った晃一がとんでもないキッカケをバラします!
えー、あんな切ない恋のはじまりがそれかよ!って笑っちゃったけど、新奈おまえもか…
でもキッカケはキッカケ、そのあとが大事だから^^
ほんと晃一と新奈は似た者同士。

一方、輝一はアルーンが恋人だっていうのは兄が自分のためについた嘘だと見抜いてるのがするどい!
そして「兄は俺の代わりが欲しいだけだと思いますけど」と痛い所を突かれたアルーンは…
アルーンは意外と強引なところがやっぱりステキ♥

描き下ろしは本編のシットリさを吹き飛ばしちゃうくらいコミカルだけど、もう2カップルのことが大好きになってるから、このプラスコミカルさでさらに幸せな気分にさせてもらえました♪

どっちの話もすっごく良かった!
最後に、セレナちゃんになろうとしてる新奈、かわいくって抱きしめたい。


三月先生は某美少女アニメの作画を担当されて、お忙しくなりそうだけど、キュンエピソードで萌え転がせてくれるBLも描き続けて欲しいです!

17

うわー…これまた大好きなコミックス…

『泡にもなれない恋ならば』がめちゃくちゃ好きで
麗人さんだし期待してしまうわーと発売日を心待ちにしておりましたら
やはりぎゅんぎゅんさせて下さる!!!
読み終わってもまた読み返してしまうループ…余韻が凄い…。
ジャケからしてセクシーフェロモン全開!!

“右手”シリーズ、高校生らしいピュアさもありつつ
しっかりエロいコミュニケーションもあり!
しかもクラスで地味なタイプの輝一が攻めで
良いコくんかと思ってたらなかなかの裏の顔もあるって
こういうギャップに弱いです。
新奈は軽めのモテ組なのかと予想していたら
輝一の寂しさをちゃんとわかってあげていて
自分しか知らない輝一の表情が愛しくて…。
することしちゃってるのに純愛というのがたまらない!!

卒業後の二人も読めて幸せ……。
輝一の職場の越後さんのクセの強さ、実際いたら関わりたくないですけど
えええー…越後さんには縁の無さそうなエピソードだから
尚更グッときました!!!
でもホントそれでいいの?って悲しくなってしまった…。
輝一にしか見せない素顔が、読み返す度じわじわ染みました。
輝一も越後さんに負けず言い返すのが気持ちいいww
輝一と新奈の周りの人々が温かくて読後の充実感がハンパないです!!!

『夜明けの序章』
タイトルもめちゃくちゃ良いですね。
こちらがメインカプだと思っていたので
もっと読みたい欲がむくむく湧いてしまいましたが
とぉにかく顔がいい!体格もいい!!ドストライクな二人!!!
インド人ハーフは卑怯でしょ……褐色肌でしかもやさしいし……。
けどエピローグでの大人げの無さも最高です。
輝一の兄・晃一のブラコンっぷりもちょいツリ目も
酒が入るとズバッと言っちゃうあたりも好きだー!
晃一自身、特別な事を言ったつもりはなくても
アルーンにとっての夜明けが晃一となったのが沁みます。

なんだかもう、三月さんのお描きになる線の全てに見惚れてしまいます。
髪質、咥内、唇、首、鎖骨、肩…挙げたらキリがありません。
やっぱり手もすんばらしくて色っぽいです。大好きです!!

17

神だろ、この方面

先生買い。せつない色気描いていただいたら、現在№1だと勝手に思っている三月先生。今回も期待を裏切らず、たまりませんです。おかしい、高校生カプなんて眼中になかったはずなのに。麗人に掲載された高校生カプの話4話分+その兄貴たちの話2話分+描きおろし11P+カバー下あとがきです。いやー良かった。

攻め受け含む登場人物は
同級生高校3年生カプ(アパートに住んでた眼鏡男子、その物件の大家息子)、日印ハーフSE(表紙の褐色男子)、眼鏡高校生の兄(SE、褐色男子の部下)、越後(眼鏡男子が働いている勤務先先輩)といったところかな。この越後がキツイ・・・中途半端なことせず、頼むからきっちり幸せになる努力をしてほしい・・

**好きだったところ

高校生カプの「なんだ、こいつら!!!」というもだもだ恋話がたまらんかったです!うわーーーーー高校生なのに、なにこの胸きゅん!すれ違ってしまう寸前が新幹線のホームなんですが、このシーンが一番こたえた。ぎりぎりのところで想いが通じ、握手した手を・・ってヤツです。駅で別れ等を経験したことがある人には、胸痛すぎるかもなので要注意と思いました。

その後、遠距離恋愛しているのが2話分あるのですが、これの最後もまた眼鏡男子がカッコよすぎて、おい、出来過ぎやろ、お前!!とめっちゃ思いました。芯のある子っていいです。

で、その兄貴ですが、酒の力を借りているとはいえ、この兄貴もまたカッコいい。もちろん褐色男子はビジュアル的にさいこーーーーーーにカッコいい(あまりに評判がいいので表紙をかっさらったらしい(笑))
そしてこの褐色男子、意外にねちっこいというか嫉妬深いというか・・弟にまで見せつけちゃう。思わず「やるなお主」とつっこんでしまいました。まあ眼鏡男子(弟)が褐色男子を怒らせたのがいけないんですけどね。この辺りが三月先生の味っぽくて好きでした。

やっぱ三月先生、好きだわと再認識できた1冊でした。

15

褐色攻めが好きならおすすめ

褐色攻めの表紙ホイホイされて購入。
読み進めて「あれ、表紙の攻め様出てこないじゃん…!」ってなる。
だがしかし、前半のストーリーもよかった。ぴゅあぴゅあしている。若さゆえの葛藤だったり、そこから成長後の覚悟だったり。

そして、後半でやっと褐色攻め登場。インド人のハーフ……そして「挿れていい」と言われてるのに愛がないとSEXできない…スペック高めなのにかわいい攻めでした。
欲を言えば、もうちょっと多く見たかった…!

番外編の受同士のAV談義が面白い。

12

どう"思い"を表すか

表題作と他1カプ載っていますが、このカプ達は繋がりがあります。
表題作"夜明けの序章"はブラコンの兄 晃一(受)の話、右手シリーズは晃一の弟 輝一{攻}の話です。

どちらの作品もすっごく素敵ですが、特に右手シリーズは涙無しには読むことができず、大号泣してしまいました。
特に号泣シーンは、輝一が同僚 越後の結婚式でスピーチを頼まれ、隠していた恋人の話をしたり、話をしたことを恋人 新奈{受}に伝えたところです。輝一と新奈は、遠距離恋愛中で、互いに付き合っていることは周りには隠していました。好きだから、大切だから、守りたいから、隠していました。友人の男性に片思いをしていたのに、思いすら伝えられず、結婚する越後…そんな話を知ってしまった輝一は、後悔の念を抱えたまま自身の気持ちを隠して結婚式で笑う越後を前に、ある決心をしてスピーチで恋人(新奈)の話をします。結婚式の後、新奈に会いに行く輝一…好きだから、大切だから、守りたいから、新奈との関係を"伝えた"と告白します。お互い想いは一緒でも、"隠したかった"新奈と"伝えた"輝一。どちらが正しいかは分からないけど、2人の真剣な思いに涙が止まりませんでした。後悔してるのに笑う越後に対しての切ない気持ちや、まるで自分達を否定されているかのような悔しさ、"隠す"ことがまるで罪悪感を抱いているかのように自問自答してしまったのかなとか、私なりに色々な思いがこみ上げてきました。新奈の友人が"よく言った!"と輝一に声をかけるシーンがあって、まさに私も同じ気持ちになり、泣きながらガッツポーズしちゃいました。

晃一のお話も素敵です(^^)
"夜明け"の意味を持つアルーン…腹違いの兄から"トワイライト(薄明かり)"とちゃかされ、自分の気持ちは後回しにされ、政略結婚させられそうな同僚のアルーン(攻)と、彼を"無意識に"助けた晃一の、大人の恋愛です。"本気だから抱かない"アルーンの思いがグッときます。

ぜひぜひぜひ!読んでいただき作品です(^^)

10

とにかく巧い!

むしろ、表紙の2人ではない方の話を読んでほしい!!褐色のハーフの彼は後半ちょろっとしか出てきませんが、むしろそちらではない高校生2人のお話こそ至高です。
高校生ならではの甘酸っぱさにキュンキュンし、ドラマチックな展開に涙しました。
三月先生は小道具やシチュエーションの使い方がとてもお上手で、お話こそは王道なのですが独特の感動が毎回あります。

高校生が好き、可愛くてキュンキュンするようなお話が好きな方にはオススメです。

8

どちらの物語も好き!

作者さん買いです。
表紙がめっちゃ官能的で惹かれますね。
目次のページでおや?
一冊のメインが表題作じゃないパターンでした。

右手シリーズは高校生から社会人、大学生でした。
オナニーは「他人の右手」が1番という事で、抜き合いから始まりそしてHも…というよくあるお話なのですが、高校3年生、三学期の間だけの同居生活、春にはお別れ、壁に書いたお互いへの告白…などエモいシチュエーションが詰まっており、1、2話エンドのお見送りのシーンで心を持ってかれました。

3、4話も引き続きこのカップルのお話で別の街の学校事務として働くキイチと、ニイナは大学生かな?
遠距離で週末ニイナが会いにくる関係。
キイチの職場のドクズな先輩がキイチが同性と付き合ってると知り、「右手を貸せ」と家にやって来たのですが…。
先輩が本当にクズでしたが、背景には切ない過去があるんですよね…。それを知れたお陰でキイチが一歩を踏み出せたので良かった。
元クラスメイト達へのカムアウト、歩道でのキス…感動的でした。友人達がいい奴で泣けた。
抜き合いしたあの日から一年、2人の成長がまぶしかったです。
このカップルいいなぁ。好きです。その後約束を叶えた2人が見たい!

表題作はキイチのお兄さんのお話でした。
この兄晃一は、ブラコンで弟に気を遣わせない為と、海外赴任を命じたアルーンへの仕返しとして付き合ってるフリをしてもらうが…なお話。
こちらのカップルも良い。アルーンがまず素敵すぎる。強引で自信家なのも良い。
アルーンが晃一を好きになった理由のエピソードも良かったです。

晃一がアルーンを好きになり始めたくらいの所で終わるのですが、描き下ろしでお熱いところが見られましたので、補完されました。
甲斐兄弟はお互いにブラコン、年少カップルはきっかけがAV、リバの可能性アリなど、色々盛り沢山な11Pでした。

8

悔しいけど神3くらい出せちゃう!


前情報何も入れずに購入。
ちらーっとパラ見したら、表題作は別の二人で?しかも表紙の二人の話が全体の四分の一しかない!?
正直騙されたと…表紙の二人に惹かれて購入したのに、こんな仕打ちってないわ…と、気分急降下させたまま読み始めたわけです。

ごめんなさい…最高でした…!!!!

作画が上質であれば大抵許せてしまう人間なので、数ページで墜ちました(笑)

表題作の攻め君は真面目で大人しそうな顔してるのに中身はその辺の人より野獣かもしれない、狡猾系まじ眼鏡くんなんです。攻めとしてすごくタイプな子でした。表向きおとなしいのに中でいばらを飼っているような、外はカリッと中はアツアツのとろ~りなんですよ!
その上顔がいい!!

表紙で察してほしいんですけども、たまにさりげなく魅せる表情が、強烈なんです!
とくに私がお気に入りなのは、さよなら遠くの右手前編の攻め君が上司から受け扱いされて良いように言われるシーンの後の無言のあの顔…!

何あの顔…!好きッ!!!!

なんとも表現しにくいのですが、台詞が要らないんですよ。
馬鹿にしやがってとねめあげるような、実は攻めなんだぜとちょっと勝ち誇るような、腹黒くて可愛くて格好いい顔なんです!すごく詰まってるお顔!!

お話の内容も、とても優しい世界のお話で、すとんと入ってきました。あたたかい気持ちになれます。

エロスも、ペニスはほぼわかる修正ですし(単行本)
おしるも、おしり気持ちよさそうだなあと思えるくっちゅり感が出てました。
最高でした。

うーんでもどうして表紙があれなんだろう!!!
表紙裏で作家先生もどうしてと、褐色の方が人気らしいから?だそうですけれども、うーんならば続編をくれという気持ちになります(笑)
でも決して四分の一のページ数しかなくても、物足りないという気分にはならなかったんです。しっかりと楽しめました。

とにかく!
顔と作画が上質だったので買ってよかったです!
気になっていらっしゃる方は前情報ある程度入れてからがおすすめかと(笑)

7

安定の満足度です

三月先生の作品はどれも大好きですが、これが一番好きな作品になりました!少ない話数でも萌えもありつつしっかり読み応えのあるハッピーエンドに持っていく安定感、さすがです。
今回は2カップル収録されていましたが、特に右手シリーズがお気に入りです。寂しさを見せられず行為に吐き出す輝一と、それを健気に受け止める新奈の不安定さに萌えた後の、雑踏の中でのキスシーンはグッときました。
一冊で満たされる読後感もあり、でも続きが読みたくもある作品です!

5

漫画がうまい!

6割強、表紙の作品ではありません。カバー裏のあとがきでも触れられてますけど。表紙は随分くどくて重い雰囲気ですが、そうでもないです。

◾︎三学期は他人の右手/さよなら遠くの右手
◾︎甲斐輝一×新奈(ニーナ)
同時収録作が先に掲載されてます。
三月えみ先生の絵柄が、この高校生2人にぴったりです。描きわけもきっちりしてるし、お父さんとか男女年齢問わずお上手。
高校生モノへのアプローチとして、捻りがきいてるところが何よりよかった。一般漫画的というか、BLや萌えに頼りきってない面白さがあります。
「三学期は〜」前編をさらりと読ませ、後編で新奈の思いを種明かししつつ甲斐も…泣きながら思い出を欲しがる新奈や、2人でテレビゲームをして高校生らしく笑う甲斐が愛しい。
からの「さよなら〜」…あ〜〜…変化しない事が相手のためと勘違いしてる甲斐が、それに気付いて振り切って進み出す。この2作品で主役が変わるところが素晴らしい!!人の結婚式のスピーチでこういう事するのは良くないかもしれないけど、先輩がまぁまぁクズなのでそれでバランスとってるのも上手いなぁ。

◾︎夜明けの序章
◾︎アルーン=ジェイン(晃一の年下上司,日本人インドハーフ)×晃一(輝一の兄)
年下上司だぞー!!アルーンが人気なんですね(あとがきより)。自分は続編短話の「morning lover」読むまでそこまでアルーンの魅力に落ちてませんでした。同時収録作の漫画的良さに落ちてすぐだったので笑
落ちてはなかったけどアルーンの口元のエッチさには、くらっときてました。むにってする唇に弱い。

おにいちゃん目線輝一くんが可愛くて可愛くて…これは溺愛しちゃうさ。輝一とアルーンがバチバチなのも良かったな〜白ジーンズ白シャツは真のイケメンにしか許されないそれ笑

ひかり 修正白抜き
電子限定おまけ かなり重要な居候開始エピソード漫画2枚◎

4

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う