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gelateria supernova
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
里谷が掲示板で知り合ったkioというハンドルネーム以外、何一つ知らない男とセフレの関係にあるところから始まります。
詳細な描写はないものの、里谷の初体験はkioではないので、苦手な方はご注意下さい。
割り切った関係のセフレを好きなってしまったお話で、とても雰囲気があり惹きこまれました。
セフレだからと踏み込めないもどかしさが切なかったです。
お互いの名前を明かし、改めて恋を始める二人にニヤニヤが止まりませんでした!
DMMは白抜き修正でした。
セフレの時から散々セックスしているのに、付き合ってからとなると初めてみたいに緊張しちゃう里谷が可愛かったです!!
一度目に読んだ時は、甘さが足りないと思って「中立」に評価してました。でも続きの話にたどり着くまでに必要な話だと思うと、見直さずにはいられず修正に来ました。
この1冊だけで終わってしまったら「中立」ですが、2冊まとめて読んだ物語の前半部分として評価するなら「萌」かなと思ったので、この評価です。
以下、続きの巻を読む前の感想です。
どこがと言われるとわからないけど、全体的にどこかオシャレな雰囲気の作品です。
でも6話分のうち3話分はひたすらもだもだするので、それがつらい人はいるかもしれません。
もだもだしている間が甘々には程遠かったのも個人的にはマイナスだったんですけど、一応くっついたみたいなので続編に期待しておきます。
不器用な受けの気持ちに重きを置かれていて、何故に攻めが一度離れていったのかは少し納得できませんでした。同人でもいいから、そのあたりの攻め(以外でもいいけど気持ちがわかる感じの)視点とか読みたいな〜と思っています。そこがあれば萌える気がするんですよ。
受けのエロ顔は大変よかったのですが、攻めはもうちょっと雄みがほしかったですね。良くも悪くも普通で、ちょっとヘタレな攻めでした。でもスーツ姿は普通にかっこよかったです。
個人的印象としては、攻めは受けの恋愛初心者なところが可愛くて仕方なくて惹かれた感じでした。
出会い系で知り合って、一回やったらそれで終わりのはずが、待ち合わせをして何回も会う。
気軽にセックスする身体だけの関係。相手の本当の名前すら知らない。
居心地がいいのは、後腐れのない関係だからなのか。それとも本当はもっと別の感情なのか。
お互いが、おそらくスタート地点は同じで、季節の移り変わりを感じるくらいの時を過ごし、だんだん気持ちが変わっていく。
さらっと描かれているのに、いや、だからこそなのか、とても深くて、作品の象徴でもあるジェラートのように爽やかな読後感。
人気がある作品なのがよく分かりました。
一番好きなシーンは、町でばったり会って、お互いのリアルを見てしまう、そして見られてしまう場面です。
あのとき、kioは着ているものも髪型も何もかもが違って、どこからどうみても会社員で、話し方も自分の知っている彼ではない。まるで別人の彼は、現実世界では普通に大人で、里谷は大学生である自分との差を痛感する。子供っぽい自分を見られた恥ずかしさと、彼の本当の姿(会社員)を見てしまい、その歴然とした差を目の当たりにしたショック、しかもそれが、二人とも感じた事だということ。
科白も最小限、余計なことは描かれていないのに、二人の気持ちが伝わってくる。
唸るくらいうまいなと思いました。
こちらがキタハラリイ先生初めましてのコミックでした。
読めばやっぱりジェラードが食べたくなりますヽ(*^^*)ノ
受け様は大学生の里谷。
攻め様は会社員の政田。
掲示板で出会い、ズルズルとセフレの関係を続けていた2人。
ずっとこの関係から1歩踏み出すことができずにいた2人が、やっと恋人になるまで。
もう、ドキドキハラハラさせてもらいました。
めっちゃ雰囲気のある、大人の恋の話って感じなんですよね(//∇//)
えっちぃし(*/ω\*)キャー!!
これはもう、Theオトナ~さが漂う政田のせい。
気持ちの読めない表情でさ~。
もの慣れないピュアさが漂う里谷が、政田に翻弄されてる感がありましたが、最後の政田視点の書き下ろしを読むと、政田もだいぶジレジレ考えていたみたいで、やはり攻め様視点はよい(*´ω`*)
それにしても、甘いキャラメルみたいなセッ〇スってどんななんだろう((o(。>ω<。)o))
見たかったなぁ、とにまにましちゃいました(*´艸`)
キタハラ先生初読みです。
出会い系で知り合ったセフレが本気になっていく王道のお話。
この場合(他の設定でもたいていはそうだけど)くっつく場面が見せ場で、そこまでの布石がどう打たれるのか、という作りになるわけで。
本作では、里谷目線で里谷が意識して話が進み、どうなるどうなる?と読ませてもらいました。
里谷の気持ちはとてもよくわかる。
毎回バニラのジェラートを選ぶのは一途な性格で、逆に、相手が選ぶフレーバーが毎回違うのは気持ちが定まらない面を表しているのかなと思わせるのがおもしろい。
それが逆転したラストも良かったです。
ジェラートで始まりジェラートで終わる。
描き下ろしで、直規目線も描かれていて良かった。
直規の方が先に好きになったいたとは。
直規の表情がずっと変わらないなぁと思ったら、そういう人なんですね(続編ではいろんな表情が見られるとうれしい)
気になったのは、脇キャラの描き方。
合コンや彼女のことしか話さない友だち、当て馬でしかない女性キャラ。
ストーリーを進めるためのコマでしかない描き方があまり好きではないので。
本作の場合、メイン2人だけに集中するようにわざと脇キャラに個性や人間性を与えなかったのかもしれませんが。
個人的にはちょっと気になってしまいました。
全体的には、さらっと流れるように読みやすかったです。
出だしの馴れ初め?状況説明?の雰囲気に全部もってかれた気がします
どってことない ふたりの[現在地]の説明に使われた数ページに
シャレオツッ! って死語を心の中で叫んだくらい ← 実際叫ぶとナウでヤングな方とかに笑われちゃうからねw
名前も知らない男 ただ会って抱き合うことには慣れてるのに 初めて食事をし他愛ない会話をしたことで自分の中の何かか変わっていくのに戸惑う
普通が物足りない事で 普通を受け入れられない自分を知り
何を求めて 何が欲しいか知っていく
始まりの歪さから お互いが口にできなかった思い
近づくことで のめり込んでしまう恐怖にすれ違っていくふたり
瑞々しさ 苦味 甘み コク
盛大な盛り上がりはないんだけど 不器用な大人が作り出した味は あっさりの中にもきちんとバランスよく混ぜ込まれていて……
いやいやいや 最後はジェラートどころか ババヘラの甘いピンクとレモン色のお花が咲いちゃってましたよッ! ← ババヘラ シャーベットじゃんッ!
てか ババヘラって なんでバナナ味とイチゴ味の組み合わせなんだろうね?← 知らんがッ
映画のよう、というレビューを読んでその通りだなと思いました。
雰囲気やテンポは落ち着いた感じ。
ジェラートをキーワードにしていてオシャレ~~。
社会人×学生で掲示板から知り合ったセフレ。
受けはイケメン短髪、攻めはセミロングで受けはすごくピュア。
だけど大人の関係だから背伸びをしてしまう感じが切なくて、ドラマっぽいな~と思いまいた。
お互いハンドルネームしか知らない体だけの関係で、その一歩が踏み出せない。
本編は受け視点で、攻めの意味深な表情に「何を考えてるんだ…」と一緒になって考えてしました。
次のページで連絡が途絶えて数か月後になった場面には「え…?」と戸惑ってしまいましたが、書き下ろしに攻め視点があったのが本当に良かったです。
表現が上手くて、一度はこんな駆け引きとかしたことあるよなぁと何とも言えない気持ちに…(笑)
ハピエンですが大人な恋でした。
しっとりめのBLを読みたい方にはオススメです。
サトヤみたいな受、めちゃくちゃに好きです。ゲイであることを隠すために、一歩引いていて、それが一見クールで大人びていて、女子にモテる。でも、本当は寂しがり屋で、繊細なところがあって、それでいてそれをうまく表現できない。我慢してしまう。でもでも、エッチのときはめちゃくちゃ気持ちが表情に出て、素直に強請る、、そんな男子、、尊い!
そしてマサダさん。タイプが「脱ぐと色白の子 コ」だって!なんだそのエロい100点回答!天才!
デートがニガテなサトヤもめちゃくちゃに可愛いなあ、、そりゃマサダさんもめちゃくちゃにシたくなるよなあ、、。あと、ここのエッチのシーンのおしりがすっごくエッチでドキッとしました
ジェラテリアスーパーノヴァってタイトルはジェラート屋の店名なのですが、そのタイトルになにか引っ掛かってそれで読み始めたものの、結局イタリア語と英語を組み合わせてカタカナで表記してることに違和感を覚え、それでそれがどうしても気になっちゃうってことだったみたいなんです
そのせいで、店名がタイトルに最もふさわしいかなぁってなってしまって…お話はとてもおもしろかったです
家を知っていて、どうせそこに向かうのに毎回待ち合わせをしたりして、なんか初めからなんとなく割り切りとはちょっと違う二人に見えるところ、傷つく心配が少なくすんでありがたかったです
おやつ時に会って夜までいるって、結構長いこと一緒にしますし
たくさん種類があるお店でバニラ一択の知り合いはいるけれど、毎回違う味を選ぶ人は知らず、お気に入りができたりしないのかなってちょっと不思議に思います
失敗したくない人なのか一筋な人柄なのか、柔軟なのか決められないのか、はたまたスーパーノヴァのバニラがとにかく絶品なのか
ジェラート食べて甘くてひんやりしたキスがどんどん熱くなっていくの想像するとエロくて良いですよね
政田が里谷の気持ちをお見通しな上で上手く持っていけてなかっただなんて、大人の余裕とか、そんな都合の良いものはこの二人の恋愛にはないんですね
里谷の友達で一人すごく気遣ってる子いるけれど、横恋慕とか不倫とかゲイとか考えて心配してるのかなって、良い子なんだろうなって気になります
でも、気にさせられたわりに特になにか絡んでくることはなかったですね
出会ってからはお互いだけの二人なのでジェラート食べたみたいに甘くて後味も良く良いお話でした
初めて読ませて頂いて、全くレビュー等も読まずでの感想なのですが、この作品、映画をみているような気持ちになりました。
回想や、その時その時の背景、小物とか、すごく二人のそれぞれの感情がより読み手に物言わずとしても伝えてくるようで素敵でした。
絵とかももちろん素敵なんですが、人間らしいというか、不器用な二人のやり取りさえできてない関わりが、臆病だったり、強がってたりうまく出せない感情って負の感情だし、きれいなんて言葉になかなかなるものではないのだけど、この作品では、ああ愛おしいな、きれいだなぁ…って私は思えてならないです。
あと、やっぱりジェラードが食べたくなりますよ(笑)。
ちるちるの受け攻め表記だけ見て、kio…?ファンタジーか芸能界もの?だとあまり好きじゃないな、と思っていたのですが、現代日本の一般人のお話です。
ストーリーの抑揚が薄めですが、しっかり楽しめました。ゲイ×ゲイの良作はなかなか貴重なので嬉しい。
メインキャラ2人が感情の起伏を出さない感じなので、そりゃ抑揚も薄くなる。付き合った後の2人、特に里谷がすごく可愛いんですけどね。おあつらえ向きに付き合った後がもっと読める続刊が出ていまして、神なので是非。
kio(政田)「いつかお互いが嫌になるかもしれないけど」ってセリフが好きでした。すごく後ろ向きだけれど、続く「始めさせてよ」は前向きで、下手に一生一緒にいようなんてセリフより、余程信用できる。
続編の “ royal vanilla ” がとても好きで。
そちらの方を再読する事が多くて。久しぶりにその前日譚に当たる、二人の出会い編とも言えるこちらを再読してみた。
続編は、この本編で語られることの少なかった、「攻め」である kio 目線が多く語られていて。
その甘やかさにヤラレてしまうのだが、この本編では、まだ kio の正体や気持ちが掴みきれない、ミステリアスとも言える存在なので。とてもハラハラとする。するんだった。と、思い出す。
里谷の「自分ばっかり好きで。」と、ジタジタと苦しむ様子が、ああもう、ひたすらに可愛くて。
出会い系なんかで知り合った、衝動的なセックスをするだけの相手に溺れてしまうなんて。
セックスをするというだけの間柄の関係だから。朝まで一緒に居ることの無かった2人が、
ついには朝を一緒に過ごす。…というのは、よくある話なんだけど。
好きだと気づいた時点で、仕切り直そうとする大人の kio の、愛情と優しさに持っていかれます。
ずっと、里谷の目線で語られてきた物語を終盤に、kio 目線で畳みかける。
片想いが両想いだったと知る瞬間の、気恥ずかしさ。嬉しい気持ち。
ああ、良かったーと、ホッとする気持ち。
私たちはもぅ、royal vanilla のとろりとしたその甘やかさを知ってしまっているから。
もっとずっと溺れていくんだけど。
続編が無くても。この甘さはたまらないな、と思う extra chocolate.
言葉のセンスがすごい。
作者の、えっこれ本当に初コミックス?
ジェラートをひとつの軸に、感情表現やモノローグの言葉一つ一つがセンス良すぎて肌が震えた。
いつもバニラしか食べない里谷と、いつも違う味を食べる彼。
そして離れてから、
の、流れが良すぎた。
セフレから〜って作品は本当に星の数ほど読んできたけど、何だろう、とても良かった。
絵がとても綺麗なこととか、ただただ恋に落ちたってだけじゃなく二人がちゃんと恋に落ちていく過程が丁寧だったことがとても良かった。
ん〜ジェラテリアスーパーノヴァ。タイトル負けしねぇ、強い〜〜!
これはすぐにでも続編を買おうかと思います。
ジェラート屋さんが、話の中心になっているところがとてもおもしろかったです。お互いのいい加減なハンドルネームしか知らないセフレの関係から恋人になることの難しさが、伝わってくるのがまた良かったです。
エロのシーンも少なくない数あって満足です。
そして、絵もとてもきれいで、読みやすくて、ページをめくる手が止まりませんでした。
切なくて、複雑で、恋の難しさが、ひしひしと伝わってくるストーリーをとっても、どこをとっても最高な作品でした。
最初は「royal vanilla」を先に読んでしまいまして。
遅咲きゆえの悲しみで、続編→オリジナルはよくやってしまうのですが、この作品に関してはその読み方もアリかなと思ったものの、気になったので時間を置いてこちらから順当に読み直し中です。
出会い系の掲示板で知り合ったHNしか知らない2人。
週末、近所のジェラテリアで待ち合わせして、ジェラートを食べながら家に帰って寝る。
半年続いた関係はそこから進むこともなく、変わることもなくて…。
いろいろな味を試すkioと、いつもバニラしか選ばないsato。
ジェラートのフレーバーを選ぶように、今まで何人もと出会ってきたであろうkio。
一歩を踏み出すことができなくて、同じところに居続ける選択肢しかないsato。
大人と20歳は過ぎてもまだ子供。社会人と学生。
気楽な関係を「恋」だと自覚してしまえば息苦しくなってしまう。
相手に気持ちを求めることすら望んだことがなかったsatoの不器用な初恋の話です。
sato目線で話が進んで行くのですが、kioの表情にも注目です。
ところどころで「愛おしくて仕方ない」という表情をしてるんですよね。
わたしたちにはsatoといるkioの姿しか分からないので、もしかしたら先に読んだ「royal vanilla」の刷り込みのせいかもしれないと思いつつ読み返しても、やっぱり優しい顔をしてます。
ごはんを一緒に食べに行ったり、誕生日に会おうと誘ったり、kioからサインは出ているのに、satoだけが気付かないこの状況。もどかしい。踏み出しておしまいよ、と背中を押したくて仕方ないです。
その後ジェラテリアの冬期休業のせいで関係が後退したようになったときのkioの横顔が…。
きっとこの状態でkioが何かを言ってもsatoの方は誕生日のときのように頑なになるだけだろうし、もう一度あんな拒絶を受け入れる余裕がkioにもなくなっている感じが伝わってきて、すごく寂しい横顔です。
その後の展開ももう切なくて。自覚して赤面するsatoとは対照的にkioの目から感情が消えてる…。この表現力、素晴らしすぎました。
後半の展開はバニラの味のキスやら初めてのはんぶんこやら、ひとつひとつが語り出したら番外編まで延々と止まらないので、この辺りで留めておきます。
出会い方ってそんなに重要なのかなと考えてしまいました。
どう出会ったかより出会えたことの方が大切に思えるけれど、satoのような経験しかなかったり、kioのように大人だからこそ体の関係以上には踏み込んでこない相手に自分も一歩引いてしまうこともあったりして、気持ちを見せる必要がない出会い方だったから余計に見せられなくなっていくものなんですね。
心理描写も素晴らしいのですが、絵が伝えてくる力もものすごくて、文句なしに神です。
読み返すと最初に感じた印象が弱くなったりすることが多いのですが、前に読んだときよりも今回の方が胸に沁みました。こういう作品は本当に貴重ですね。
とにかくタイトルが素晴らしい。
たぶんこれが全てを表している。
絵の流麗さ、流れる空気の美しさ、切り取られた日常の数々。
ストリーライン的には特出するものがなく、今まで何度も語られてきたBL的お話。
それでも他の作品に比べてこの作品が埋没しないのは、作家さんのセンスが抜きん出ていているから。
キャラクターやストーリーに色がないのに、背景だけがビビッドに迫ってくる、そんなお話でした。
続編も出るそう。
ぜひ読んでみたいです。
ゲイの恋愛を限りなくリアルに近づけて切り取った作品だなと感じました。始まりは出会い系から、互いに後腐れないように振る舞う、下手に当て馬が登場しないなどの要素が、淡々とした惰性的関係を表現するのを助長していました。唯一の創作的要素がジェラートなんですね。このジェラートが互いの素性を知らない間、攻め受けを繋ぐ唯一のアイテムであり、相手のことを思い出させる役割を担っています。ジェラートに絡めて描かれる出会い系から始まる恋、一つの作品として素敵でした。攻めも受けもこれといって特筆すべき属性もないですし、セックスも標準的、ストーリーに大きな波乱もないのですが、現実世界でのカップルの誕生に寄り添うような気持ちで読める作品だと思います。くっついた後が気になりますね。
続編が出るとのことで、再読。
最初に読んだ時も、とにかく切なくて、
ほろ苦いとはちょっと違う、まさしくカシスのすっぱい感じ。
自分の性癖を持て余し、上手く恋愛もできなくて、
手頃に求めた先で出逢った相手に深入りもできなくて、
自分の気持ちに気づけない。
そんな切なさと寂しさについ肩入れしてしまって、
きゅんきゅんさせられました。
話の持っていき方がとても上手いというか、ツボを突かれた!
えぇ⁈ どうなるの⁈な展開からの、あのラスト!
幸せそう……というか、嬉しそうな里谷くんの笑顔にほっこりv
いいところに収まって、気持ちいい読後感に浸れました。
私的には文句無しに「神」評価で!
一言で言うならば、オシャレなBL作品。。。でしょうか。
表紙の美麗な絵に惹かれて購入しました。電子購入の場合、あらすじやレビューをじっくり読んでから購入を決めていたのですが、久しぶりに絵で即決した作品かもしれない。
以下、ネタバレを含みますのでご注意下さい。
冒頭のモノローグから、何処か映画を見ているよう気分になります。漫画を見ているんだけど、カメラワーク凄いなと思ったり。キタハラ先生の絵がとても綺麗だからかもしれませんが、風景や食べ物がリアルに感じられます。ふとした一コマ、一ページが本当に綺麗なので、最初はお話が二番手で絵に見惚れていた感があります。
淡々とした調子で進むので、癖のある作品を読みたい人だと、ちょっと面白みが足りないかもしれません。起伏がないわけではないのですが、後半は攻めと受けのすれ違いからハピエンまでもが見所ですし。。。ただ、私自身いつも読んでいるBL作品が濃いめの味付けだとしたら、今回はあっさり目かなという印象でした。
色んなBL漫画を読み尽くして、偶にはちょっとエレガントで大人な雰囲気を楽しみたい、という人にオススメしたいです。個人的に最後のモノローグが冒頭と同じ感じになっているのが素敵だな、と思っています。物語のエッセンス一つ一つが本当にオシャレです。
出会い系サイトで出会って本当の名前も知らず週末だけ寝る関係で割り切っていた二人。
やがて受けは段々相手に惹かれていってしまうのだけど、攻めに好きな気持ちを悟られたらこの関係すら終わってしまうだろうから、本当の気持ちは言えない…という王道展開です。
お話は受け視点で進んでいくのだけど、なかなか細やかな受けの感情描写も良かったです。
そして最後の攻め視点が出てくる描き下ろしが良かった。描き下ろしが一番いいなぁ。恋人になってちょっと甘くなった二人が見られました。
二人が待ち合わせする場所を冬期休業するジェラテリアにしたのがいい。春夏秋は営業して冬期は休業、そしてまた再び春になると再開ということで季節のサイクルと共に恋の前進がとても上手く表現されていました。
ブックパス
本当のところは知りませんが、リアルなゲイの世界を垣間見たような気分です。
出会い系で出会った、互いの本名も知らないゲイ同士。毎回、体だけは繋げるのに、互いのことを知るのも知られるのも怖くて、待ち合わせ場所のジェラート屋さんで買ったアイスを食べながら、ただ当たり障りのない会話だけを繋いでいく帰り道。何度も家に来てるのだから直接家に来てもらえばいいのに、わざわざジェラート屋で待ち合わせするところに、この二人のもどかしい恋が集約されている気がします。
果実系のジェラートのような、甘さの中に爽やかな酸味が融和した、読後感でした。
この作品との出会いはBLCDからでした。攻めの色気ある声と受けのエロさに気になって電子書籍でコミックを購入。初読みの作家さんです。
この中のジェララード屋さんのジェラートが美味しそうで……色んな味のフレーバーがあって、他愛のない話から始まり色んな味のフレーバーのキスを攻めがする。そして共感したのが受けのバニラ派なところ(笑)色んな味に染まっても悪くわない……
セフレの関係を終わらせたkioさんを思い出しながら色んな味のフレーバーを受けの里谷くんが食べるシーンは切ない……ぐっときました。
イケメンなのにセックスだけは慣れた身体で、不器用な大学生里谷くんの可愛さ、妙な色気のあるリーマンのkioさんにやられました。
これからの作品も楽しみな作家さんです。
『はきだめと鶴』がとっても良かったので、こちらも購入してみました。
表紙が超カッコいい。絵柄もきれいだし。
今時の、おしゃれなBLだな、というのが正直な感想。
出会い系で出会った、お互いのHNしか知らない身体だけの関係。
男二人がジェラート屋さんでジェラート食べて、それから部屋に行ってセックスだけする関係。
ジェラート屋さんの店長さんが武骨なおっさん、というのも「いかにも」な感じ。
おしゃれなだけのお話かなあ、と思いつつ読み始めましたが、なかなかどうして、受けの感情の変遷が繊細に描かれていて感情移入してしまいました。セフレ関係の二人のお話なので、エチはかなりありますが、「エロい」というよりもいい意味で「おしゃれ」な感じでした。絵柄がきれいだからかな。
徐々に惹かれていく恋心。
けれど相手にとって自分はただセックスするだけの相手で。
本編は受け目線で進んでいくので彼の健気さにぐっと心がつかまれました。
攻めのkioが掴みどころがない感じで描かれていますが、ちょっとしたしぐさとか、表情とかで彼の気持ちがちょびっとにじみ出ているのも良かった。彼の、気怠い男の色気が良い感じでした。
終盤、kioのセリフで「好きだって気づいた時に、ただそのまま言えば良かったのにね」というものがありますが、その一言が言えなかったからこそすれ違い、でもそのじりじりした恋に萌えました。
受けの里谷くんの大学の友達がいい味出してました。彼主役のスピンオフを出してくれないかなと思いつつ。
ちょびっと絵柄が不安定なところがあって気になりましたが、それでもきれいな絵柄で、今後もチェックしたい作家さんでした。
表紙が黒ベースにカラフルなジェラートのイラストでオシャレだなと、表紙買いしてしまいましたが、話の進み方が小説のようで、落ち着いた雰囲気がとても好みの作品でした。
背景や文字で物語を進める場面が多いところが印象的で楽しめました。
身体から始まる恋なので、ありがち、よく言えば王道だと感じましたが、読んでみれば映画を観ているようですぐに物語に引き込まれました。
とてもお勧めできる作品です。
話題に上がっていないのが不思議なくらいです。
読んだあとはジェラートがものすごく食べたくなります笑
新刊時によんでいたけど、ドラマCDを聞いてあらためて再読。
この作品って、ドラマCDになるべくしてなったというか、むしろ映画的なカット割りで、とりあえず、まずドラマCD化したことにすごく納得。
静かなモノローグで始まる人物のいない扉絵。
そこからモノローグに載せてのカット割り。
セックスのためだけの逢瀬。
お話の展開や構成はすごくよくできている。
この作品、最初に読んだ時には、割とサラッと読んで、それほど印象的でもなかったけど、ストーリーがすごくきれいにまとまっていて違和感がなく、その上、絵が、サラッときれいで特に嫌なところのない絵だから、逆に印象に残らなかったのかも。
あらためた読み直してみてよかった。
好きなタイプの作品でした。初読みの作家さんなのですがみなさんの評価が高いので気になって。
受けの里谷がいいなぁ。大学生で普通にそちらにも男友達がいて、居場所があって、そこそこモテる人種、なのに男性が好きなので出会い系で知り合った人とセフレの関係。攻めのkioさんは、物静かな大人なリーマン。でも、週末にしか会わないから基本私服でそれがまた素敵なんです。
そこまでしといて名前を知らないとか、お喋り大好きな私には想像できない世界だけど、バニラ一筋の里谷くんと色んなフレーバーを楽しむkioさんがそこだけは知ってると言うのが意味深でしたね。
最終的には大人のkioさんから告白してくれて、ほんとよかった。このままじゃ、里谷のことを心配そうに見守るイケメンの友人とくっつくんじゃ?!と心配しました。
里谷の住んでる静かな町と空元気な友達のいる大学というギャップも里谷の人となりを表してるようで良かったですね。
仲の良さそうな友人もいて 賑やかな日常を送っているかに見えるが、どうしようもない寂しさを持て余している様な里谷(受け)の表情が とても印象的だ。
どこか非現実的な時間の中で何度も戯れ、フワフワした空間を共有し続ける二人。
ある日 街中で偶然出会った直規(攻め)の「リアル」を目の当たりにした里谷は、ひどく動揺してしまう。
夜しか通らない道を 昼間通った時に、全く違う景色の様に見えて 知らない道を通っている気分になる。
里谷は、そんな気持ちだったのかなぁ・・・
甘く 甘く 体を重ねた後、直規が連絡手段を断つ形で 二人の関係は一度終わりを迎えるのだが・・
思った事を 感じたままに 相手に伝える、
簡単そうに見えて、大人の二人には 一番ムズかしいことだったんだ。
でも、自分に嘘をついてみたところで、残るのは ますます募る想い。
自分が好きなのは誰か、再確認させられただけで。
最後が、直規(攻め)視点でのエピソードがあったのは とても良かった。個人的に「あの時、相手がどう思っていたのか?」が凄く気になってしまうので。
「なーんだ。二人は遅かれ早かれ・・・ゴニョゴニョ」と 嬉しくなった。
脱ぐと色白の子、が 好みだなんて。エロいなー 聞かされた里谷が 絶対恥ずかしがると分かっていて、言ってますね。
赤面した里谷を 嬉しそうに、満足そうに見つめる直規。
どうぞ 末永く お幸せに・・とだけ、ラブラブな二人に伝えておこう。
所々でどっちの台詞なのかわからないところがあって、確認しながら読んでしまったのでなかなかお話に入り込むことが出来ませんでしたが、良い読後感でした。
ひとつひとつの台詞がとても良いので、この分かり辛さがちょっと勿体無いなかったなと思います。
kioが大人で格好良いです。
いろいろなところで余裕があります。
余裕過ぎて、何を考えているかが全く読めません。
最後にkio目線の話も入っているのですが、やっぱり今ひとつ感情が読めませんでした。
でもこの作品の攻め様は、昼間も夜もスタイリッシュです。
やっぱり年上攻めは良いなあと改めて思わせてくれた作品でした。
・電子書籍のおまけペーパー [やっと友達に言いました]
ファミレスにて、里谷とその友達との会話。
友達「里谷の好きな人って年上⁈」「社会人⁈」「もう付き合ってんの?」
里谷「う…まあ」
友達「お姉さま…」「デートとか割り勘?」
(友人達は里谷が女性と付き合っていると思っている)
里谷「いつも奢られてて、この前は温泉旅行に誘われて…」
友達「それ絶対騙されてるぞ。借金肩代わりさせられた挙句、目が覚めたらマグロ漁船に…」
友人達は本気で心配していました。
ドラマCD化おめでとうございます!!
(もう発売してますね笑)
いやー、おしゃれですね。
私自身、キレイ目の絵がすきなので、結構ストライクです。
身体から始まった関係だからこそ一歩踏み出すには勇気がいる。
なんとも新鮮ですね。最近読んでいる中では、想い→身体ですけど、この二人は身体→想いなのでやきもきしちゃいますね。
少し絵が、ぶれているところもあったりするんですが私は気にならなかったです。
今後のご活躍が楽しみですね。
あと、お料理を書くのが上手なのですごく、食べたくなります。
中出しされたアレを手を使わずにお尻から出して見せてというセリフのインパクトが読後に尾をひいています。。 なんて卑猥な!(〃ω〃)
ネットで出会い、体から始まる関係で、徐々に攻めに惹かれていく受けの、普遍的な恋愛を描いたストーリーに、ジェラートという名前からしてシャレオツアイテムを絡ませてストーリーに味付けしている作品なのですが、
なぜか読み返したくなる作品でした。
エロいから?攻めのフェロモンがすごく出ているから??
徐々に攻めに惹かれていく受けが戸惑う気持ちがよく表現されていて、
共感できたからかなぁ。
作家さんの力でしょうね〜
次回作も期待しています!
すでに皆さまがレビューしていらっしゃる通り、セリフの主がところどころわかりにくい以外は、本当に愛らしい王道BLで、最後までうっとり切なく楽しめました。
ただひとつ気になったのは表紙。構図とか浮遊感とかが、『酷くしないで 小鳥遊彰編』の口絵をすぐ思い浮かべちゃうんです。中身の里谷くんと彰さんとは似てないんだけど、表紙の里谷くんの髪型や顔立ち、視線と半開きの唇なんかが彰さんに似ているので。
まあ、ねこ田先生の方の、表紙を開いて、あの息を呑むような静謐なイラストが飛び込んできたときの感動が、あまりにも強すぎるせいでしょうか。
作品は、攻がミステリアスで魅力的で、いったい何やってる人なんだろう? って、受くんと同じように気になりつつ読み進めました。里谷くんちに来てるのに、テレビ番組の最終回を見たいとかって、「もしかして、その番組をつくっているプロデューサーの人か?」と思ったけど違ってた(笑)。いずれにしても、余裕のある年上の恋人っていいですよね。
物語の中で、二人がずっとそれぞれシングルのジェラートを頼んでいたのに、離れてからは互いに相手の好みのジェラートを選んでいたこと。そして最後の「extra chocolate」が終わったあとのページには、ダブルにスプーン2つのイラストがあったりと、ジェラートを通して二人の気持ちが細やかに表現されていたのも効いてました。
次にどんな作品を描いてくださるのかすごく楽しみ。期待しています。
評価が高くて気になっていた作品です。良作のBLを読んだ!という感じでした。面白かったです。
とってもBLらしいというか、後味もよくて萌えもある。出会えそうでなかなか出会えない良質な作品でした。
出会い系のサイトで知り合い、身体だけの関係の主役2人。
お互いをハンドルネームで呼び合い、本名も職業も趣味も私生活も知らないで会って寝るだけの関係。
もっと話をすればいいのにと思うのですが、好きにならないよう、本気にならないよう、不自然なくらいわざと何も聞かないでいるんですね。
それでも気になってしかたない、ダメだと思っても好きになっていくという心理描写が自然に丁寧に描かれていました。
相手の何も知らないのに好きになっていくという過程がストンと納得できるように描かれています。
一歩外に出れば二人には別々の日常があり、互いの知ってる顔とは全く別の顔をして合コンに行ったり会社に行ったり。
相手の何も知らないから、HNで登録してあるメッセを退会されたらそれで終り・・・。
実際こんなことあるかもしれません。
胸にぎゅーとくる作品でした。
でも、オチはもっと盛り上がってもよかったかもとも思います。
受け視点のお話だったので、実際の本名や職業や私生活もしらないという設定上、攻めキャラがふわふわした存在に思えたのが少しネックでした。
でもこういう攻めはすごくカッコイイ。
せつないけど幸せなお話です。
なのにベッドシーンがすごくえろくて、そのギャップもよかったです。
とてもBLらしいBL。
小品の連作のようでもあり、きちんとオチている。
導入部はポエミーで、どちらの台詞かわからない部分もあり、ちょっと先行きが心配になったが…
結果、これは上手いと唸る出来。
特別画力があるわけではないのに、エロがちゃんとエロく感じるのは、
BL特有の「エロにストーリーを落とし込む」が作用している証だし、
実際読んでいて感情移入できた。
大学生の受けちゃんの人恋しさが可愛かった。
攻めさんも、穏やかな優男攻めで「恥ずかしー、ね?」「出されたの、見せて」が超イイ。
濡れ場の台詞に作家のこだわりを感じました。
非常にすっきりとした読後感です。
キレイにまとまったお手本のようなBLでした。結構な御手前で。
絵も綺麗だし1巻完結ですが読み切り詰め合わせとかではなかつたのでよかったです。
攻め受けとも基本淡泊ですがデレたりすると可愛かったと感じてますねー( ^ω^)(*´﹀`*)
エロ描写も綺麗で最後まであったし受けの赤く染まった顔がかわゆかった:(((∩˘ω˘∩))):←
ツンデレも度が過ぎると苛ついたり萎えたりしますがほどよくゆるくツンデレな受けだったのでそこがよかったですし、話も現実味がちよっとあってあまりファンタジーを好まない方にはおすすめです⊂⌒っ´ω`)つ
出会い系で、適当に知り合い互いに惹かれあう。
優しいスト-リ-です。
待ち合わせの場所はジェラート屋さんで、必ずアイスを買って食べた後に智秋クンの部屋でSEXをする。
名前も知らない相手・・・でも、好きになっちゃうんですよね。
好きだから・・・よけいに名前を聞けない。
智秋クンの『好き!』の自覚がないのがよけいに切ないです。
『好き!』を自覚した智秋クン。
しかし突然、彼との連絡が取れなくなってしまった。
しかも、いままでしたことがないほど甘いSEXをして・・・なま殺しですね(TT)
後半、智秋クンのこのセリフが印象に残りました。
『こんな風に、浮き沈みを繰り返して、慌ただしさにかまけて、いつか・・・俺が全部のフレ-バ-を食べきる頃には、きっときれいに忘れて・・・』
バットエンドと思いましたが彼がタイミング良く逢いに来てくれてよかったよ~~~~!
書き下ろしは彼、直規サン☆サイドからのスト-リ-です。
もう~~~とにかく智秋クンが可愛い!
できれば続編を読みたいですね。
ジェラート屋さんが近くにないので、サー○ィーワンでオレンジシャーベット食べました♪
久々に美味しかったです(笑)
ストーリーとしては、めちゃくちゃ目新しい展開ではありません。
いろんなBLを読んでいたら、なんとなく想像できるような展開。
でも私、このお話気に入りました♪
里谷の気持ちがなんだか理解できるなぁと思ってしまって。
可愛い女の子に好かれてもテンション上がるはずがないし、やっとたどり着いた初体験に何も心が動かないし、体の関係と割り切っていた相手にどんどん気持ちが傾いていくし…。
静かに葛藤してモヤモヤして、妙に覚めた大学生になっちゃうのも致し方ないなぁと。
本編は里谷目線で語られるので、はっきり表されているのは里谷の気持ちだけなんですが、攻めの里谷に対する気持ちも読み取れる部分がいろいろあるんですよね。
里谷へ思いを寄せる女の子への軽い嫉妬だったり、里谷を見つめる若干切なげな視線だったり、里谷のことを憎からず思っている様子が伺えるんです。
だから読んでる方はもどかしいし、じれったいし、でも近づきつつある2人の気持ちを感じることができて、この恋が良い方向へ進んでほしいと願わずにはいられませんでした。
膨らんでいく気持ちを抑えつけるように、ただただ激しいセックスを求める里谷が本当に切なかったです。
バニラ味しか食べなかった里谷。
いろんな味を毎回試していた攻め。
このことが、最後にこんな意味を持つなんて!
ふふふ~ってなりましたよ☆
書き下ろしは、里谷の可愛さをとことん堪能できてニヤニヤもんです♪
セックスには慣れてるけどキスには慣れてないとか、名前呼ばれるだけで真っ赤になるとか、デート慣れしてなくて素っ気ない態度を取るとか、里谷のモダモダ感にキュンとします☆
大人の余裕で、可愛い恋人を大きく包んでやってくださいな、直規さん♪
表紙から漂ってはいますが、とてもオシャレ!何もかも。
ありきたりの話を、うまいことオシャレ演出してるなあと感心。
オシャレなプロローグからの1回目のエッチなシーン
不思議なことに、エッチなシーンが邪魔に感じました。
ページをめくった瞬間、開脚した受けが突然ババン!と
目に飛び込んできてなんか笑っちゃいました。
あとキャラメルみたいなセックスってなに?爆笑してしまいました。
書き下ろしが攻め目線での話だったのですが、すごくよかった!
受けの可愛さを堪能させてもらえました。
セックスは慣れてるけど、デートしたり好きな人と普通のことしたりに
いちいち赤面してぎこちない受け可愛い。
攻めのほうが先に堕ちちゃうのも納得。
黒字に蛍光ピンクのタイトルの装丁が目を惹きます。
食べ物が登場するBLはあれど、ここまで大きく重要なメタファーとして登場するのはとても珍しいですね。
ふたりの待ち合わせはいつものジェラート屋。
出会い系の掲示板で知り合ったわりきった関係なのに、ジェラート屋で待ち合わせというギャップが面白いです。
受けの里谷は大学生。毎回、お決まりのバニラを注文することから、じつは保守的なタイプのようです。
一方、攻めの政田は、毎回、違うフレーバーを頼むことから”いろいろ他も試したい”タイプなのかもしれません。
作者いわく、若干ふてぶてしい隠れMな大学生の受と、名前も歳も分からない謎の多いSっ気がある攻と組み合わせです。
個人的にはもっと政田も里谷も、Sらしさ、Mらしさを際立ったせたものでもよかったのかな、と。
(ちなみに私がSに求めるものは、Mを泣かせて泣かせて甘やかし、
Mに求めるものは、Sに泣かされ泣かされ、でも結局ふりまわしているのは自分のほうという割れ鍋に綴じ蓋的なモノです…)
カラダの関係から始まり、ごくごく平熱に恋に落ちていくお話なので、
そういう意味でもキャラクターにもっともっとメリハリやクセがあったほうが、私はより好みだったかと思います。
エロもキスがさっきまで食べていたジェラートの味というのは、もうひとひねり欲しいところ。
とくに女子に対する描写がステレオタイプだったところは、少し残念な気がしました。
各話のタイトルには、ジェラートのフレーバーの味がつけられており作者の意気込みが伝わってきます。
“バニラ”ではじまり、酸味と香りの“カシス”、ちょっと苦みのある“キャラメル”、季節がめぐり”さくら”…のように話が進み、最後はもちろんあま〜い”エクストラチョコレート”で〆。
今回はジェラートでしたが、今後も独自の掴みが展開されて、もっともっと世界が膨らんでいきそうな作家さんです。
初コミックスらしいですが、どっかで見たことあるお名前と絵柄だなぁ〜と思ったら、オメガバースのアンソロとQpanoなどでお見かけしてました。
お互い何気なしに書き込んだ出会い系の掲示板で知り合ったふたり。
名前も歳も知らない、受の部屋でやることやったら別れる身体だけの関係を続けて早半年。
大学生の受が、周りの友達や女の子に対してもドライで冷めた感じのいまどきの若者かと思いきや…
もんのすごく可愛かった!特にエロのとき!!
全話通して受視点でお話が進んでいきます。
自分の性癖に対して諦めを感じ、恋愛や肉体関係に虚しさを感じていた受。
でも攻に出会って、身体の関係以外でも距離が近づいていくことによって、だんだんと惹かれていっている自分に戸惑ったり、攻の一挙一動に振り回されてぐるぐる考えたりしているのがうまく表現されています。
最後の告白シーンで、勝手に距離をおこうと離れて行った攻に、
忘れたくて必死だけどやっぱり好きで、でも名前も知らなくて…っていうどうしたらいいのか分からない感が切なくて胸にジィンとキました。
攻も受も、始まりがアレだったから、お互い踏み込めず、距離をおこうとしたけど余計に気になって…というもだもだ遠回りをふたりともしていたというわけですね。
実は攻は初めて寝た日から受にハマっていたということが、攻視点の描き下ろしでわかります。
受の、ほんとは駆け引きや計算に全く慣れていない放っておけない感にヤられたそうです。
そう、この受のギャップがたまらなく良かった!
受はイケメンで女の子にもモテるのに、セックスのときはいやらしく乱れ、攻との初めての時を考えてオナニーしたり、セックスには慣れているのにキスは不慣れとか、初デートで緊張しすぎてよそよそしくなったりとか、反則級の可愛さでした。
Qpaなのでエロも期待通り。
攻がちょっとSっ気入ってるもんだから、言葉責めされながら受は涙と涎まみれで
「もっと、もっと、ここ、苛めて…」
「頭、おかしくなる…」
「もっ…イきたくな…っ」etc…
tnk抜こうとする攻に
「このまま出して、中ッ…出してっ」
の中出しおねだりには滾りました!
攻が受に、中出しされたのを手を使わずに出して見せてって言うんですけど、つまり力んで尻穴から精液出せってことで……エロい!!
本編もカバー下のオマケマンガもペーパーもとにかく受が可愛かった!
ずっとお互い本名を知らずにいたので、名前呼びにすら赤面するとかね…
オマケマンガの、初めて見る攻の寝顔に思わずチューして、攻が実は起きてたのを知って恥ずかしがるとかね…どんだけピュアなんだよってね…
オメガバースではシリアス系。Qpanoではリーマンのオフィスラブ。そして今作の長編と、引き出しの多い作家さまで今後も期待大ですね。
初コミックスにして、
本の発売と同時にドラマCD化が発表って、どんだけすごい作品!?
そう思って、興味津々で読んでみましたが、
……納得です!!
エロも切なさも、いじらしさもあって、キャラも魅力的で、
後半、ググッと引き込まれて、最後はあたたかでキュンとくる。
使う音楽とテンポがキモになるような気もするけど、
これはドラマCDにもかなり期待したいな~~
絵がもうちょっと滑らかな方が好みなのもあって、
神評価にはしなかったですが、神寄りです、いい作品でした~
内容☆
出会い系で知り合った、ハンドルネームしか知らずに、
ただセックスをするだけの間柄のふたり。
少し古びたジェラ―ド屋「スーパーノヴァ」で待ち合わせをして、
受けはいつもバニラを、攻めは色んな味のジェラードを食べながら、
そのまま大学生の受けの家に行って、ヤるだけ。
そのふたりが、体を重ねるうちに惹かれていくけれど、
出会い系からの体だけの関係のせいで、
相手の気持ちになかなか踏み込めず、
関係が進みそうになると、途端に怖くなって…
でも、着実に相手を想う気持ちは育っていって……
繰り返し何度も体を重ねながら、
気持ちが揺れ、想いが膨らんでいく様子が、丁寧に描かれていきます。
(基本は受け視点、最後の描き下ろし部分は攻め視点です)
このお話、何も特別じゃなく、
恋愛に落胆したり疲れたり傷ついたりして、
虚しさを抱えて体だけを求めていた、そんな心境がとても親しみやすい。
そして、話が進むにつれて、
相手のことが少しずつ分かっていって、その度に引き込まれました。
いつも穏やかな笑顔をたたえた攻め(表紙上)が、
話に出た女の子に嫉妬するように激しく抱いてきたり、
大口を開けて笑ったり、不意にスーツ姿で大人の魅力を見せたり。
最初は冷めた風だった受け(表紙下)の、
恋を自覚していきなり真っ赤に染まる顔とか、ふと見せる幼い顔も。
ジェラードも、
受けがバニラだけ、攻めが色んな味のものを食べていたことが、
最後に意味を持って、相手を強く想う気持ちの代弁に……上手いなぁ!
体から始まった、どこかにありそうな関係を、
オシャレに、だけど細やかにあたたかく描いていて、
終わってみるととても微笑ましい恋の話……素敵な1冊でした。
たまゆままさん、こんにちは~
コメントありがとうございます、嬉しかったです(^^)
なのに、お返事が遅れてしまってすみません…m(__)m
コチラの本、購入決定とは☆
嬉しいけど、ちょっとドキドキ!
たまゆままさんのお好みかな?あまり期待しすぎずに読んでね^_^;
わたしはこの本、上手くキレイにまとまってるし、
比較的普通の恋の話を丁寧に綴って、
ちょっとオシャレに色付けしてる所が好きだったんですけどね。
>音声化するなら、もっといろいろあるのに!と思っていましたが
あぁ~この気持ちも分かるーー
これからも色々ステキな作品がCD化されるといいですね~
あ、でもされすぎるとお財布が…という問題も??w
とりあえずコチラの作品のCDは期待して待ちたいと思います~
江名さん、こんにちは!
>初コミックスにして、
本の発売と同時にドラマCD化が発表って、どんだけすごい作品!?
こちら、私も思っていました。でも私、作家買いであるので手を出すことを躊躇っていたのです。
音声化するなら、もっといろいろあるのに!と思っていましたが、江名さんのレビューを読んで、「おお!」となり購入決定しましたー!