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koku no tsuki
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
原作者さまが逝去なされたこと、謹んでお悔やみ申し上げます。
そのため話が途中で終わっていますが、結末は草案を読めばわかるようになっています。ただそれは草案でしかなく、なんとなくの話の流れが書かれているというものです。
元刑事、インテリヤクザ、決して揺るがない強気な受け。原作者さまらしい話だなと思いました。
受けの志堂は強くあるものの、心の中は可哀想なのです。それを救ってくれるのはきっと攻めの比賀しかいないと思います。
ふたりがハッピーエンドを迎える瞬間を見てみたかったです。その後の仲いいふたりも見てみたかったです。
それが叶わないのが残念でなりません。
原作者さまは、ここでどんなセリフを書いたのだろう。志堂はどうやって心を許したんだろう。それは草案だけではわからない。原作者さましか描けないもので、このような形で完結となったことは致し方ないと思っています。
ですが、見てみたかった。原作者さまがいないことがさみしくてなりません。
先生の訃報に接し、未だに胸が痛みます
謹んで哀悼の意を表しますと共に作品を通し先生の想いをこうして受け取れる事に心より感謝をお伝えしたいです
この作品の完結を見届けられた事が感無量です
確かに見えそうで見えない部分もありますが、全く闇の中という訳ではないのはやはり英田先生の草案の収録が大きいです
そして草案を読むだけでも映像で自分の中で再生されるような気持ちになれるのは、この草案を拝読するまでに西本先生の作画で作品の中に生きたキャラ達が自分の中に既に住みついていたからこそなんだろうと思えました
お二人の先生方の協力があってこそ生まれた作品であった事が伝わって来る、世界観が大事にされた作品でした
当初想定された形での2巻ではなかったと思います
それでもこの2巻を読者として読めた事には感謝と物語の広がりを感じた満足度の高さで胸がいっぱいです
胸の痛みの中に沁みる1冊
作家様が与えて下さる創作物が秘めている力強さに魅せられます
先生方の想いがこもったインタビュー記事やラフ案にも大変心が満たされました
ハードボイルドな世界に潜む郷愁
普遍的な人を恋しく想う気持ちの美しさを魅せて下さった「虚空の月」
ふと見上げた夜空に月が見えたらきっと私の胸の中でこの作品を恋しく思うと思います
大事に大事に読んで行きたいです
西本先生による漫画部分は60P
(※巻末に1巻巻末小説”月下の独白”の漫画版もあります)、
そしてその後に続く英田先生による”草案”...
高校時代、比賀の前から姿を消してからの志堂の壮絶な半生に
言葉を失いました。
ぜひとも、英田先生の手による小説で、そしてそれを基にした西本先生の
漫画で拝読してみたかった。。
それでも、こういった形で読者に物語を残してくださった英田先生に
ただただ、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます...
漫画部分の途中、原田が比賀のことを”加藤”ではなく比賀さん、と呼ぶシーンがあり
あ、この原田という人物も秘密の鍵を握る重要な人物なんだな…と
思ったところで、草案で明かされた真実。
その細部、詳細については正直まだ謎の部分も多かったけれど、
”草案”という形であっても、緻密な設定、
パズルのピースが組み合わさっていく様子にただただ、ため息が出ました。
祖母の家へと赴いた志堂が犯してしまった…
というよりも、犯さざるを得なかった、とも言える罪。
1巻で出てきていた「月を見上げる」印象的なシーン、そして
タイトルの”虚空の月”にはこんな意味があったんだな、と。
沁み入る内容、タイトルに心震えました。
裏切り者を炙り出し、制裁を科した後、
長い空白期間を経てついに心を通じ合わせた二人。
この二人にどうか心安らかなひとときを…と願わずにはいられません。
表紙の穏やかな二人の様子、安心しきったように目を伏せて微笑む志堂の表情に
救われます。
”草案”に続く、英田先生のインタビュー記事や西本先生によるラフ案。
そして”第一夜”の小説。
噛み締めながら拝読した2巻でした。
本を開けばそこに先生を感じられることに、感謝の気持ちでいっぱいです。
★修正:白抜き(電子シーモア)
2巻発売してくださり感謝の気持ちでいっぱいです・・!
まず目次を見たときに144ページある中で漫画として読めるのは50ページ程なのだと分かりました。
読むのが本当に勿体なくて、、涙
ゆっくり読み進めました。
比賀の気持ちが揺れ動き…焼きそば出てきた時には1巻の楽しかった学生時代を思い出して胸にくるものがありました。真実を聞きたいけどまだ…というところで8話が終了。物語はこれから…!!というところです。
そして次のページから始まる草案。2巻の発売が決まった際に読めるのは知っていたのですが、こちらを世に届けてくださり英田先生の考えていた結末を知ることができました。比賀と志堂が和解していくところやラストの歩道橋のシーンなどは自然と西本先生の美麗絵が頭に浮かびました。
黒幕の存在も分かり、久住・原田が珠月とどう関わっていたのか詳しくは分からないですが西本先生のラフで原田と珠月が付き合っていると。
初期設定から変わっていることもあると思うのでなんとも言えませんが、原田が比賀の目をきれいですねと言ったのは珠月と似ているからなのかな・・。
でももしかして裏切る?怪しいかも?と個人的に思っていた原田が悪役ではないことが分かりすっきりしました。
先生方のインタビュー、1話の小説版、月下の独白の漫画版も収録されており有難かったです。
作業場のお写真もありここで素晴らしい作品は生まれたのだなと…!
なにより壮大かつありきたりではない英田先生のストーリー。先を想像することは不可能なので草案を載せてくださったこと本当に嬉しく思います。
先ず、改めて英田サキ先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます
そうか、、、今作の続刊が出るという事はこういう形を取るのか…と、読み進めながら徐々にその現実に身が詰まされる思いでいっぱいになりました
この2巻は「虚空の月」という作品部分とこの作品を創り上げられた先生方の想いを最大限感じられる構成になっています
先生方の作家としてを振り返るインタビュー記事も大変温かみを感じました
「虚空の月」という作品自体への満足度だけに留まらず、この1冊に横たわる多くの温かい想いが届く、そんな大事な1冊です
西本ろう先生
たくさんの去来する想いがおありだったとお察ししますが、こうして作品をカタチとしてまとめ上げて下さりありがとうございます
「虚空の月」
比賀と志堂の物語としてのレビューを残します
作中表現(1巻原作SS部分、2巻「月下の独白」より)を拝借すると前作では「肌の上から腹の内を探り合う」ヒリヒリな時間
互いに思惑があっての関係が始まり、徐々に途切れたハズの2人の糸が絡み合い始めます
比賀は妹の死の真相を探る為に志堂に近付きますが、忘れ去られた記憶が徐々に戻り志堂とは再会であった事を思い出します
志堂は始めから比賀がかつての忘れられない旧友であった事を知りながら彼が偽名で近付いている事を承知で傍に置きます
その上彼を誘い絡めていく、、、
この2人の思惑と妹の死の真相は?
という先を知りたくなる1巻!
そこにヤクザという漢達の意地と矜持がぶつかり合う世界が骨太に世界観を支えます
そんな1巻を受けて後に続いた2巻
漫画部分としては2話分がコミカライズされています
その後に英田先生がしたためられた草案が収録されており、彼らの背景を知りこの物語の真髄を慮るには十分な仕上がりとなっていました
>続編の7,8話
>作品草案
>そして初期のキャラクターラフ
1巻だけでは当然分からなかった部分がしっかり分かります
キャラクターラフでのろう先生の英田先生への伝言メモのやり取りからもどんなキャラなのか?を推し量れるのでじっくり拝見しました
お話しの肝になっていた志堂を追い詰める過去の罪
2人を再会させた珠月の死の真相
そこに絡まるヤクザ事情
知りたかった事へのアンサーを得るのには十分過ぎるピースが揃っていました
これらを読み解き自分なりの解釈を備忘録としてコメント欄に残そうと思います
但し、本当に自己解釈ですし、こういう形でまとまった作品へのレビューとしては無粋かな?と思ったのでコメントにこっそり残させていただきます
このような状況になった中で読者へ届けて下さった作品として、これ以上ない位のBest of Bestでまとめ上げて下さった2巻だと思います
編集部の皆様のお仕事にも感謝したいです
訂正
大事なキャラクターのお名前表記を誤って記載してしまいました、、、
誤)美月
正)珠月
ここに謝罪と共に訂正をいたします
申し訳ありませんでした…
2巻で先生方が下さったピースから読み解いた「虚空の月」への解釈
本当に完全なる主観ですので、、、
解釈違い、何を勝手な事を、、、と思う方もいらっしゃるかも、、、なので興味の無い方はどうぞスルーして下さい。。。
私なりに作品と向き合った事を残したくて書きます
実はキーパーソンが原田だった事に驚きました…!
きっと志堂の世話係として側に居た際に志堂と美月が偶然?再会し、その流れで原田と美月が近付いていったのかな?
だから志堂的には比嘉のように兄としての心持ちで2人を見守っていたのかも知れない
そんな穏やかな時間に割って入って来たのがヤクザ事情
頭の代替わりがにわかに現実味が帯びて来た事で跡目を争う久住と赤木
結局久住の暗躍が引き起こした事が美月の死に引火してしまったのだろうと推測
だからこそ原田は志堂の元を離れ久住に付いている、、、
そして証拠固めをしながら定期的に志堂に報告
きっと志堂は美月を通して比嘉の事を聞き及んでいたのだろうと思います
ずっと叶えられなかったあの日の海の約束を覚えていたんだろうな、、、
志堂の破滅衝動は「こんなはずじゃなかった…」という悔恨に尽きるのだろうと思います
もちろん父を殺めてしまった贖罪もあるだろうけど、その罪の意識よりももっと根底には悔しさがあって、取り戻せない過去や比嘉の前で綺麗でいられなくなった自分を晒す事へのやるせなさが込み上げて来る事が苦しくて堪らなかったんだろう、、、と思うのです。。。
本当に哀しい。。。
だからこそ、比嘉のブレない「正義感」は救いでもあるし同時に枷でもあったんだろうな、、、
それでもせめて比嘉が美月の事でそのブレない正義を歪めてしまわないようにどうにかしたくてヤクザとしての自分を最大限利用していたのだと思うと、すごく献身的だな、、、とまたグッと来ます
草案を拝読する限りしっかりお互いが向き合っているのが分かります
きっと1人でぼんやり眺める夜空には月があろうとなかろうとただの空だったかも知れない
月がなければ無い月を探し、月があればその月明かりに眩しさに目を逸らした日々があったかも知れない
だけど2人で眺める夜空からは優しく注ぐ光が2人の道を照らしてくれるような気がしてなりません
そんな2人を想ってこの作品に想いを馳せる、、、
こんな読後も幸せだと思う作品でした
原作者の英田サキ先生の突然の訃報のニュースに、作品の行く末が気になっていました。通常なら続刊のお知らせは喜ばしいことですが、思いもよらず、遺作となってしまわれたことがとても残念でなりません。
本来の完結巻の意味する"完結"といえるかどうかは読み手側次第でしょう。表向きは完結とされていても、未完の気持ちのままの読み終えた方も中にはいるかと思います。
私個人の感情としましては、未だに比賀と志堂のストーリーがまだ続いているような……そんな気持ちだけが取り残されたままでいます。空虚感や喪失感を伴いながら続刊を読むのは複雑な心境でした。
今巻には、第8夜までの話(1巻からの続き分としては2話ぶん)と英田サキ先生が残された最終話までの草案が収録されており、作品の終焉までのストーリーを大まかにですが知り得ることができました。
多くの読者が気になって仕方がないであろう結末を掲載して下さった出版社さん、本当にありがとうございました。
なるほど……こんな風に話が導かれていく構想だったのかと。ざっくりとではありますが、比賀の妹の死の背景や、比賀と志堂の関係のその後に触れています。ですが、最終話までの草案を読み終えたところで、かえって物足りなさが込み上げてきたのは私だけでしょうか。
この草案に西本ろう先生の絵と、細部まで詰めた最終話までのストーリーがあればどんなに良かっただろうかと。この作品の完成形が見たかった思いに駆られてしまい、改めて悲しみに包まれました。
かつての同級生との再会BLというにはかなり重ための内容でしたが、志堂の比賀への想いには、どことなく中学生時代のあの日に繋がる清らかさが見え隠れしていて、ヤクザの世界観とは真逆にある純粋な感情にジンときました。
主従関係の名の元にセックスを強要している行為からは、喜び(悦び)や切なさの感情がひしひしと伝わってくるのがやるせなく、比賀の志堂に対する感情に徐々に変化が見られてきたことに期待があっただけに、2人の恋愛模様を最後まで見届けられなかったのが非常に悔やまれました。
作品は終わってしまいましたが、彼らの物語はずっとこれからも続いていきます。
自分の感情にただ素直に従って生きていく……志堂にはそんな当たり前の世界に愛する者と生きて欲しい。比賀と志堂の未来が幸せという名の光に包まれていくことを願うばかりです。