はじめの恋

hajime no koi

はじめの恋
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神78
  • 萌×254
  • 萌15
  • 中立5
  • しゅみじゃない1

84

レビュー数
19
得点
656
評価数
153
平均
4.3 / 5
神率
51%
著者
西本ろう 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス・リンクスコレクション
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784344851733

あらすじ

真宮はじめは、組長の死をきっかけにヤクザ稼業から足を洗うことに。組長は愛する女性のために命を落としたが、恋をしたことがない真宮はその行為がさっぱり理解できなかった。そんな時、彼氏と身を寄せ合う大学生の香坂翔と出会う。大好きな相手へ向ける焦がれるような顔が忘れられなかったある日、デリヘルのアルバイトをしている香坂と再会する。人を愛する気持ちはわからないが、彼氏のために身体を売る香坂の献身的な想いを知り、他の客を取らなくてすむよう彼の時間をすべて買うことにした真宮は…? 恋を知らない元ヤクザ×愛し愛されたい大学生のゆっくり恋するピュア・ストーリー!

表題作はじめの恋

真宮はじめ、36歳、元ヤクザの若頭
香坂翔、20歳、獣医学生

レビュー投稿数19

画力の圧倒的勝利!様式美がここに・・・。

密かに私がヤクザもので気になっていた「墨」のクオリティ・・・

ヤクザなのにタトゥーのようなデザインだったり、中途半端な入り方だったり、不安定な描写だったり、最悪シールに見えたりetc...
実は結構これだけで私は萎える事もしばしば・・・

ヤクザがヤクザらしく見えないっていうか、安っぽく見えるっていうか。。。
まぁ、ある程度自前の補正フィルターで補完してそういう時は意識しないようしているんですが。
でもモヤっとはしちゃう事が多かったのは事実でした。。。

そんな厄介なヤクザものへの様式美を求めてしまう私でしたが、、、
今回のはじめさんの彫り物ったら・・・!
流石、西本先生!!!!!!
と言う言葉しか浮かばない程、それはそれは立派なヤクザの「刺青」でございました!!

これだけで「はじめ」のヤクザだった、というキャラクターの凄みと拘りに説得力が増し増し!!!

こういたディティールを疎かにしないからこそ、多くのレビューでも先生のその画力に称賛が鳴りやまないのでしょうね。

こんなに先生の才能を遺憾なく発揮して下さり、本当にありがたい事です。

そんな訳で、ほぼ、攻めのはじめさんの刺青の事しか書いていませんが、、、
こういったひとつひとつのエッセンスを大事に書かれたこちらの作品に不満がありましょうか、、、

ひとつの拘りを丁寧に描く事が出来る先生だからこそ、お話しも当然ですがとてもとても丁寧に創り込まれており、繊細な情景描写が美しかったです。

先生の作品ではめずらしくヒリつく感じの少ないふんわとり優しいピュアなお話しでした。
2人の体格差にも”BLらしさ”を感じ、読んで良かったな、とじんわりさせて頂きました。

3

THE・純愛☆彡

圧倒的な画力で惹きつける端正な純愛ストーリーでした。
心優しき元ヤクザとゲイの大学生、全く共通点のない二人が偶然出会って、運命的に再会して心を通わせ、いつしか恋におちる…優しい世界観に気持ちが温まりました。”ヤクザとデリヘル”っていうことで、切なさ沁み沁みなものかと思いきや…可愛くてほのぼのする内容でした。もうこの流れだったら別にエロなくてもいっかな~ってくらい前半はプラトニックな印象でキュンしてしまいました。

人生を立て直そうとしてるアニキと自己肯定感が低い香坂くんが、いいタイミングで寄り添えて、自然に互いの足りない部分を補いあっている様子がとても素敵でした。真宮のアニキも香坂くんも、それぞれ一人だったらとても弱いし、容易に道を踏み外すんじゃないかって思えるんですけどね、相手を大切にすることで自分自身も大切にできるっていう、よき愛のかたちがありました。

なんといっても、ねっこと香坂くんが法外に可愛いんです、ずるい。強面とねっこ、強面と香坂くん、強面とタピオカ、、しょっぱいものの後に甘い物みたいな無限におかわり可能な最強のダッグを楽しめました。んでも、やっぱ画力!って思ったのはアニキの紋々ですよ。アニキからダダ洩れるエロス!眼福でしかありませんでした…。

2

美麗な絵柄に純愛が最高です

読んでると攻めのピュアさになんか照れが移ってくるようなみずみずしい作品です。
元ヤクザと獣医のたまご、ですが受けの抱えてるものがなんかもーいじらしくてかわいらしくて、綺麗な絵柄にも伴って最高です。
威圧感たっぷりの攻めも、髪をおろせば超絶モテ男です。
クズ男がでますし、お前にやる金なぞないっ!っても思いますが攻めの男気がすばらしくていいです。
思いがけない同居に味をそえるのが仔猫です。

強面男にきれいな男の子に仔猫!
眼福です。

3

表紙が素敵!体格差最高!

今までの西本ろう先生の描くお話と違ってこちらはとてもハートウォーミングなお話でした。表紙から良かったです。
あどけない顔の美少年がいかついイケメンを熱っぽい瞳で見上げてて、優しく彼を見下ろすいかついイケメン
もう表紙だけで萌えますこれは絶対買いでしょ

最初に見た香坂くが美人で今風で表紙で見た感じと違ったので、あれ?と思いましたが、これには理由があって
2回目に会ったときは、メガネの垢抜けてない感じだったので、真宮もびっくり?しかもすれてなくて優しくて美人というより可愛い感じになってました。
真宮も人のよさが透けて見えます。ヤクザのときも良い奴だったんだろうなと思わせます。
その証拠に舎弟たちからはめっちゃしたわれてましたもんね
あと真宮が香坂君を、キミ呼びするのが可笑しいやら可愛いやらで良かったです。真宮実はものすごく実直な性格なのでは?
そんなこんなで香坂くんが、初めて恋を知った真宮と愛し愛される関係になれて良かった
あと動物がたくさんでてそれもこの作品をまるで日溜まりのなかで日向ぼっこしてるような安心感のある素敵な作品にしてくれてます。
あとヤクザさんたちがみんな良い人で、もうみんなで喫茶店でもすれば良いのにと思ってしまいました
ハードな作品も良いですが、こんなこころが暖かくなる作品も書ける西本先生の才能に期待が高まりますね。

4

攻めが受けを“くん”呼び

苗字・名前をさん、くん、ちゃん付け。または呼び捨て、あだ名などでどんな風に相手を呼び合うのかで好感度・親密度を見てにやあとしてしまいます。

今作品ははじめ(攻め)が香坂(受け)を苗字くん呼び。
香坂がはじめを苗字さん呼びなんですね。

私は攻めが受けをちゃんと敬称付けて呼ぶのが好きです。

表紙の見た目+元ヤクザなのに、香坂くん呼びのギャップに終始キュンとしてました。

関係性が深まっても最後までお互いの呼び方は変わりませんでした。


ヤクザとかの裏社会系の話の場合、刺されたり撃たれたりして死にネタ・別れネタが頭をよぎってしまいます。

BLだとそういうオチがまずないのは解ってるんですが、表紙の朝顔、作品中の人物の背景にも朝顔が出てきて、もしかしてと深読みしちゃいました。

青の朝顔の花言葉が「はかない恋」「短い愛」なので。
朝顔、もしくは青じゃなかったか、それともただ単に死にネタ・別れネタが嫌すぎてそうじゃありませんように、と強く祈ってたせいで気にしすぎてただけかもでした。

表紙がバスで隣り合う二人、上にある広告も作中出てくる動物病院だったので、お花も何かしらの大きな意味があるのかなーとか考えちゃいました。



はじめがヤクザを辞めてハロワみたいなとこで職探ししてるんですが、担当者のおじさんが「前職はあっせん業・貸金なんですね」と確認してるシーンがツボでした。そっかーヤクザの仕事の内容を詳らかにするとそうなるか~と。

香坂くんは過去の恋愛で沢山傷ついてきたけど、はじめに対してきちんと自分の気持ち伝えたりするところが好感持てました。しかもメガネ受け!うん、君はいい子だ。

特に好きなのが「嫌いじゃないって言われるのが分かっててさっき俺の事を嫌いですかって訊きました」っていうとこと「抱いて下さい。一度でいいので」ってとこが、あざとい可愛い正直健気可愛い可愛いで感情が忙しい!
あとマフラーの巻き方が可愛い。りぼん巻似合う。


上記のセリフのシーンはお風呂場で香坂くんがはじめの背中を流してるんです。

そこでのやり取りではじめが香坂くんに自分の事を色々知られたら嫌われる、それが怖いって顔を覆うんですね。そこも萌える!

背中を流されてるんで刺青がばっちり出てて、かつガタイのいい男が嫌われるのが怖いっつーて嘆くんですよ!!はあ~たまらん。

もう二人まとめて抱いてやんよとかって思ってしまった。攻め受けどっちも可愛い。

作者さんのコメントで体格差を楽しんでもらえると信じてますってあったんですが、充分楽しませてもらいました!

アニメイトさんで購入したんですが特典のリーフレットは結構えっちくて。
賢者タイムではじめが、香坂くんに翻弄されてるような・・・まあいーかってオチでした。

8

はじめ(て)の恋

西本ろう先生というと突き刺さるようなシリアスな作風イメージを
勝手に抱いていたのですが、今作はとってもハートウォーミング!

とりあえず、あらすじ+作家買いだったので、
“ヤクザ”やら“デリヘル”のキーワードからまたハードなストーリーを
想像していたものだから、予想外に心が温かくなってしまいました(´˘`*).。o

当初の想像とは違っていたものの、読み応えあるストーリーに
ギャップ満載のキャラクター、と最後の描き下ろしに至るまで
読み手の心を惹きつけてやまない1冊でした。
個人的には西本ろう先生の作品の中でも1番好きかもしれません♪

ヤクザの真宮は組長の死をきっかけに極道から足を洗うことに。
家も職も失ったその日 大学生の香坂と出会い、彼が恋人に向ける
恋焦がれる表情に目を奪われてしまいます。
恋に無縁な人生を送ってきた自身とは正反対の香坂のその表情が
忘れられない真宮でしたが、思わぬところで香坂と再会を果たし…。

最初から最後まで真宮が圧倒的男前っぷりでした!
彼を一言で表すならまさしく漢気!
若頭として舎弟たちを率いてきた男ならではの屈強さや懐の深さがあり、
裏社会で生きてきたにもかかわらず誠実で純粋な心をもち続ける真宮に
惚れ惚れしてしまいました///

外見はいかつい強面なのにこと恋愛となると途端に
ウブになってしまう普段との落差も微笑ましかったです♪
元ヤクザの大男が恋を知らないばかりに若い大学生にときめいたり、
戸惑ったり、ピュアなギャップにいとおしさが渋滞しておりました♡

そんな真宮にひょんなことから救われ、居候させることになる香坂。
派手な真宮とは真逆で地味な印象ですが、好きな相手にはどこまでも
一途な青年でした。
その献身っぷりは盲目的で相手がどんなクズ男であろうと、
自らの身体を売るほどに溺れてしまう恋愛依存体質なのでした。
その一方で真宮のためなら単身でヤクザの元に乗り込む男前な
一面もあり、可愛いだけではない強き受けでした。

途中、昔の舎弟に真宮が連れ戻され一瞬ひやっとしたものの、
その決着の顛末も微笑ましく、終始ほのぼのとしておりました。
舎弟たちとの和解によってずっと一匹狼だった真宮の孤独が解れ、
まるで本当の家族のような男たちの深い絆にじんときてしまいました。

「家族」の存在に背中を押され、抑え込んできた香坂への気持ちと
ようやく向き合う真宮。
それは彼が避けてきたのと同時に、焦がれてきた「恋」でした。

恋を知ったのも、告白も香坂にリードされっぱなしでしたが、
初めて身体を繋げるシーンでは宝物のように、優しく香坂の
身体を開いてゆく真宮に大人の男の色気が溢れていました///
だけど、最後はそんな余裕もなくなり、夢中で抱いてしまう
真宮にもそっと萌えを噛みしめました…よき。
真宮の大きな体に包み込まれてしまう華奢な香坂との体格差が
もう控えめに言って100点満点なのです♥
短いれど、濃密な二人の恋人えっちに浸らせていただきました。

描き下ろしは本編から5年後の二人のお話。
タピオカ屋の店長が経営する洋食屋でコックとして働き、
少し老けたものの男ぶりが上がった真宮と念願の獣医になり、
大人の色気が増した香坂。
年齢を重ね、環境が変わっても、互いを大切に想い合う気持ちは
一つも変わることなく、相変わらず純愛カップルな二人でした。
どうぞ、末永くお幸せに♡

5

かわいくて甘々でした

西本ろう先生の作品にアウトサイダー的なダークさと辛く苦しいイメージを持っていましたが、前作「ビタープレイメイト」の男子高校生の恋愛でかわいくて甘い作品でした。
今作「はじめの恋」は元ヤクザにウリをする大学生だと知り、以前のような作風かと思いきや…‥
いや、前作以上のかわいらしさと甘々さでした!

タイトルの「はじめの恋」は、主人公「間宮はじめの恋」であり「はじめての恋」でもあるようです。
命をかけようとしていた組長を変えてしまった「恋」を知りたいと思っていた攻めの真宮が、偶然出会った「恋」する顔をしていた受けの香坂に「恋」を教えてもらおうとします。そして、一緒に時間を過ごすうちにふたりの関係が変わっていくお話です。

ふたり共、別に初心ではないはずなんですよね。経験はそれなりにしているはずなので。でもお話もキャラも設定もみんなかわいくて、なんだか少女漫画を読んでいるようでした。エッチなところも少ないからかもしれません。

西本ろう先生の作品の中では一番、BL初心者でも読みやすい作品だと思います。逆に、今までの作品を好きだった人にはちょっと物足りないと感じるかもしれません。

なんで今、タピオカ屋さん??と思ったりもしましたが…、コミックスの最後の方で数年後になっているので過去のことだからなんだなと思ったりします。そういった時代背景や設定などはよく考えられていると思いました。

4

発売1週間で早くも重版決定なのが分かる!

初めて西本ろう先生の作品を読んだ時から画力の素晴らしい作家さまだと思っていましたが、最近も進化が止まらないですよね。

今作も設定の妙やストーリーの素晴らしさや魅力的なキャラで、一気に世界観に魅了されていました。

間宮の格好良さや香坂の表情の可憐さに目が釘付けになっていました。ヤクザの世界しか知らないからこその間宮の世間ズレした可愛さもとても魅力的でした。

香坂やタピオカ屋の店主や獣医師など多くの人たちに見守られながら、カタギの世界で必死に生きていこうとする姿に胸が熱くなりました。

漢気がありながらも心優しい間宮が香坂に恋に堕ちて行く様子も、香坂が間宮の本質を見て恋して行く過程もとても自然なんです。

間宮は元ヤクザですが人情味溢れる人物だからこそ、周りの人間もそういう人たちが集まっていて、ホッコリ優しい世界観なのがとても素敵な作品でした。何回も読み返したくなる読後感の良さでした。

5

かわいい〜でした

元ヤクザと健気系美少年のお話
前半は割と堅物系攻めと守ってあげなきゃ系受けだったんですが、
後半からアレッ!?守ってあげなきゃなのは攻めで受けは割と強い受けだぞ!?となりました。

恋を知らなかった攻めが受けに「君に嫌われるのがこわい」と言うのはなんだか胸にくるものがあり、名シーンだと思います。
ヤクザだから経験値は高いというのもテンションが上がりました。
5年後は完全にスパダリと化してそうですね。

ただなんとなく所々で話がブチっとぶったぎられてるような、うまく言えませんが1冊の流れが綺麗にまとまっている感覚がなかったので萌×2です。
とてもかわいいお話でした。

3

ぴゅあ恋

ぴゅあぴゅあな恋でした。
エロもお触りも最終話までなしです。
純愛求めている方にはオススメです。受けも非常に可愛らしいです。恋に気付いた攻めも可愛いです。(リバ上等なので、攻めの受け側も見たいくらい…!)

タピオカ(猫)も可愛かったです。
元カシラの南條さんのスピンオフも読んでみたい。

アニメイト小冊子は、ナース服プレイの回収でした。こちらも可愛かったです。








紙本購入
修正はコミックス・アニメイト小冊子ともにトーンです。

3

この作品が収納されている本棚

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