春のデジャヴに踊れ

haru no dejavu ni odore

春のデジャヴに踊れ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神211
  • 萌×246
  • 萌11
  • 中立7
  • しゅみじゃない2

6

レビュー数
44
得点
1279
評価数
277
平均
4.6 / 5
神率
76.2%
著者
おどる 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784047383388

あらすじ

同じ面影に恋をした

母の遺したダンススタジオで晃介が出会ったのは
大人の余裕と色気を兼ね備えたアラサーの淳。

社会人と大学生。異性愛者の同性同士。
恋愛には発展しなさそうな二人なのに
社交ダンスをきっかけに、晃介が淳に憧れを抱いてしまう。

淳は晃介を優しく気にかけ、二人の距離は縮まっていくが
亡くなった母とそっくりの顔を持つ晃介は、あることに気づく。
──淳は母のことが好きだったのかもしれない。

淳の優しさは母のため……そう思うと切なくて
晃介は、やがて大胆な行動に出る──

初めてを知るばかりの恋を花束のように抱きしめる。
大人になろうと背伸びをした、春めく“歳の差”ラブ。

表題作春のデジャヴに踊れ

メガバンク本部勤務、ダンサー、29歳
大学生、ダンサーの息子、21歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • ジェネレーションギャップ/友へ祝福を/ひとり暮らし/社交ダンスのいろいろ/あとがき(カバー下)

レビュー投稿数44

絵が好きすぎる、が!

絵が好きすぎるのと、おどる先生のSNSを拝見し、かなり漫画に対して真摯に向き合っている感じがしたので期待して読みましたが、それがよくなかったのかも。
ダンスを先生本人も経験者?のような発言からダンスをやる人々のダンスへの愛や、練習の裏側、小ネタ、身体で表現するということを中心にした才能とか嫉妬とか情熱とかを起爆剤に燃え上がる恋…みたいなのを期待していたのですが、思ったよりもダンスが上手くお話に作用してないと感じてしまいました。

攻めが受けの母親に憧れていた、というのが重要なデジャブの要素になるんだとしたらなおさら、受けの子もダンスがめちゃくちゃ上手いので攻めは踊っていると母親を思い出す、でも受け自身のオリジナルの魅力的なダンスに心から惹かれて両想いになるとかにしたほうがよかったんでは??てなってしまいました…!

たぶん先生は攻めと受けが踊るシーンが描きたかったんじゃないでしょうか。だってそのシーンが一番良かったから…。
最初の攻めとの出会い、からの一緒に踊ってリードしてもらうところまではかなり良かった。
それだけにもったいないな、と失速感が否めませんでした。

あとノンケだったのに攻めが受けと付き合うと決めてからの流れが性急で、新人さんだからと巻数に制限があったのかな…という邪推までしてしまったり…。

このへんを続編でどうにかするのは難しいと思うので新しい話を書いてほしいです!
(でも教師になるのをやめてダンサーとして頑張るとかならいいかも。)
いつも微妙な作品を読んでも途中から飽きて飛ばし読みしてレビューを書くなんてしないんですが、絵が好きすぎる(クセのない万人受けする絵柄ですよね)のと、先生の漫画へのプライドを感じ本当にもったいないと思ったので書いてみました。
今後のよき仕事相手との出会いを期待します。

0

社交ダンスの描写も美しい

社交ダンスを題材にし、大切な人を失ったダンサー同士の恋愛を描いている作品です。

まず、あまり私にはなじみのなかった社交ダンスという世界。その描かれ方がとっても美しくて、素敵でした。社交ダンスというものをほとんど知らない私でも、その動きとか躍動感とかスピード感が伝わってくるような絵で、ダンスのシーンにもとても引き込まれました。

お話はダンスの先生だった母を亡くした大学生・晃介と、そのダンススクールに通っていた社会人・淳さんの2人。

淳さんダンスを踊ったことで、母を亡くしたショックから前向きになることができ、さらにその瞬間に淳さんに恋にも落ちている。その嵐のような雷のような恋に落ちた瞬間のシーンがとても好きです。

初めてこんなに人を好きになったって感じの晃介のまっすぐさや一生懸命さがとてもかわいいです!
淳さんも絆されつつ、晃介のことを大切にして誠実に接しつつも、自分の思いを我慢できなくなっていくようすにとってもキュン!です!

お話も絵も、綺麗で美しく進むのがとっても素敵です!
2人の今後も見たい、続編を期待しています!!

0

処女作でこの完成度

本当に処女作ですか?
この完成度は驚きです。
ダンスは詳しくないので購入を当初はためらいましたが、軽くダンスに触れていただけで、スポ根ものとは違い、恋愛メインでとても楽しく拝読いたしました。詳しすぎるダンスの説明や、練習風景、大会などはダンスに興味のない私にとっては趣味を押し付けられるように苦痛なので、この作品のようにあっさりダンスに触れていただける程度たと助かります。銀行員の淳さんの苦悩がとても繊細に丁寧に描かれていて、物語に深く寄り添う事が出来ました。

1

エモい〜!

久々にエモい作品と巡り会えて幸せ♡

淳ちゃんの大人でスパダリなんだけどスパダリ過ぎないところがたまらなく魅力的
理性と本能の間で揺れるイケメンって滾る〜!!

晃介は素直でお顔も良くて…周りの女子達が取り合いたくなるようなキャラ
それなりに女性経験はあるようですが今日までスレずに育ってきた環境に感謝

2人の間合いや空気感がホント良い♡エモい♡
ダンスシーンの流れるような描写も凄く良い!!
次回作も楽しみにしています!

拓海もめちゃくちゃイケメンで彼の恋模様も大変気になりました!
スピンオフ出たら良いのにな〜(♡ω♡)

1

健全そうな空気が

前半は健全そうな空気をまとっているのに、徐々にどエロくなっていく稀有な作品でした。直接的だったり下品なエロでは無いところがまた上手です。この雰囲気を味わいたくてまたこの作家さんの作品を買いたいと思うほどに。
ダンスが導入だからかな。シーモア限定おまけ漫画ではダンスをエロ目線で見られたく無い淳さんの情報が出てきます。本編のデート〜お家では大変手慣れていてどこからどう見てもセクシーお兄さんだが、ダンスは別らしい。

ノンケ作品を読むときに自分の考える違和感に少し触れている作品でした。ただ少し触れたからにはもう少し煮詰めて欲しかったという個人的な好みから、つい萌2評価にしてしまった。今日の夕飯、明日履く靴、職業の選択、ありとあらゆる選択が人生に重要ではあれど、最も重要な選択のひとつであろう子を持つこと。「普通に欲しい」と反射で答える彼は今後器用に生きていけるだろうか。ってとこが気になっちゃったんだな〜〜この作品のテーマの一つであれ、固執する部分ではないんだろうと思う。ほんと個人的にはこのテーマには触れないで他で充実させてくれたら神評価だったと思うが、淳さんが付き合う前に触れたいタイプの人だったんだろうから仕方ないんだろうね。

全体で評価つけることが多いけれど、特定のシーンがぶっ刺さって評価つけることもたまにあり、この作品の最初のキスシーンはかなり好きなので、神評価つけようかな〜〜と揺らぐ気持ちもあった。

2

余韻までも美しい大人向けBL

他のレビューにも多い様に、絶妙にリアルなストーリーです。
でも嫌悪感や嫌な辛さはなく終始美しい世界が繰り広げられています。
攻めの淳も大人で素敵だけど、晃介もちゃんと年下感あって可愛かった。キャラのバランスも良いし共感性もあって良かったです。

テーマが社交ダンスなのもあって大人のしっとりした話が好きな人にはハマる作品だと思いました。
逆に感情の勢いやエロス、お互いを夢中で求める様な行動、刺激が好きな人には少し物足りなさがありそう。
きっと品のある作家さんなんだろうなーと作品を通して感じました。

続きもきになるけど、個人的には作者さんの次の作品も気になります!
美しい世界観のBLに期待しちゃいます!

1

綺麗な世界

高評価につられて読んでみました。

とにかく絵が綺麗。

すべてをセリフで語らせるのではなく、音楽やダンスで伝えるものもあり、表現が豊かです。

大人への憧れ、そこからの葛藤、社会へ出ること、責任……様々な問題にも向き合います。

なのですが、なんというか、絵のキレイさだけでなく話の進み方まとまり方、だ〜れも反対しない世界ぜんぶが綺麗すぎるのです。

ペラッツルッとした球体を撫でているうちに終わったような(伝わるんかこれ…)。

以下おもくそネタバレします↓


ふたりとも高学歴で社会的立場もある設定のためもあるのでしょうが、互いの人生に責任をもつと決めるまでが早すぎる印象です。

ものすごく個人的な好みをあえて述べるなら、子どものことまで広げず、これからも一緒にいろいろ悩む。そこを共有していれば充分じゃないかなと思いました。

ひんやりクール感漂う画面のなかでイマイチ情熱は伝わってこなくて(なんでだろう、クールな絵でも逆にコントラストの効いた情熱もあると思うのだけど)、え、いつの間にそんなに真剣だったの? と思っているうちに親にカミングアウトまでする。このへんはちょっと描きたいものを詰めこみすぎかと感じました(エラソーに申し訳ない)。

5

攻めの大人の魅力に圧倒された

正直表紙だけで選んだので漫画中身見るまでは受けがもう少し男感強くて綺麗顔受けではないと思い込んでいたので読み始めはこれはCPはあまり好みではないなと思ってしまった。
けれど、受けは好みから離れたとてストーリー展開そして何より、攻めの大人の男という圧倒的な魅力に素敵ささえ感じました。
BLは基本受けが自分好みで可愛い〜(私の可愛いはヤンキー受けとかもうどうみても漢みたいなタイプ)って思うものにハマることが多いのですがこちらの作品は攻めが最高〜よき〜ってなりました。タイトル通りの優しくダークとか病みとかとは掛け離れた作風で始終あたたかい気持ちになりました。

1

No Title

リアルさがある作品でした。2人とも聡明で、テンポの良い会話が印象的でした。
絵からは、色っぽさと優しさが感じられ、ダンスシーンではそこに勢いが加わり、表現の幅広さに驚きました。

絵もストーリーもとても綺麗でした。

ただ、綺麗にまとまりすぎていて、どうなるの?!というような創作物らしい刺激要素と、ストーリーの余白部分が少なく読後の余韻に浸れず、物足りなさを感じてしまいました。

自分自身の好みの問題だと思いますので、しっとりした雰囲気のストーリーが好きな方にはおすすめです。

7

ずっとこんな素敵な作品が読みたかった!!

BLの沼に堕ちて5年、それまでは本をよく読んでいました。そのため、BLマンガに出会ってこんなにご都合主義というか、色々すっ飛ばしている感じに、正直はじめは驚きと戸惑いで…とか言いながらもその展開にはすぐ慣れて、ハマってしまうんですけど。

この作品は、読み終わった後の充足感というか、至福感がとにかく半端ない素晴らしい作品でした。(語彙力がとにかく足りない…)

まず絵柄が繊細で綺麗。とにかく、私にドンピシャの美しさでした。そして、何より主人公の二人の葛藤や焦り、戸惑いなど、ほとんどのBLマンガですっ飛ばされているものが、キチンと誠実に描かれているというところがとにかくグッときました。
その象徴的なシーンとして挙げたいのが、年下の受けが将来は子どもが欲しい、と年上攻めにぽろっと口に出してしまい、年上の攻め本人もそれを回想しながら自分もそうだなと感じる場面があるところです。このシーンが、より二人の存在のリアルさを感じられて良かったなぁと思いました。
あとは、これも私の嗜好なのですが、とにかく二人の服装や立ち振る舞い、言葉遣いが上品なところも私にとってはドストライクでした。
社交ダンスという独特なテーマの作品ではありますが、ぜひ多くの方に読んで欲しい素晴らしい作品です。かなりのBLマンガを読みましたが、自分にとってTOP3に入るくらいの素晴らしい神作品だと思います。

おどる先生のこれからの作品が、本当に楽しみでなりません。もちろん、出来ることならば、この二人の先も見てみたいです。

おどる先生、素晴らしい作品をこの世に産み出してくださり、ありがとうございました!!

2

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