“完璧”な孤高の皇帝×身代わり花嫁の秘めた熱情 中華ロマンBL開幕!

后と河 1

kisaki to kawa

后と河 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神41
  • 萌×213
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

159

レビュー数
9
得点
269
評価数
58
平均
4.6 / 5
神率
70.7%
著者
山中ヒコ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784796416900

あらすじ

「あなただけが、この願いをわかってくれた」

洪水が繰り返し襲う時代。その度に命を落とす人々を見て心を痛め、河工事を必死に上奏し続けた王佳。しかし、周囲からは理解されず、「変わり者の若様」と噂されていた。

ある日、王佳は皇帝から「妃」として召し上げられることに。それは、王佳の上奏書を目にした皇帝が、身分差を超えて彼と語り合うための計画だった。納得した王佳は妹の名を借りて入内するが、形だけの関係と思っていたのに、夜伽まで求められ……!?

やっと手に入れたから、もう離してはやれない――。不器用なほど一途に、必死に願いを叶えようとする二人の壮大なラブストーリー!

表題作后と河 1

龍楊,皇帝
王佳,皇帝の妃(妹の身代わり)

その他の収録作品

  • 初夜に寄せて(描き下ろし)
  • あとがき
情報修正依頼中

レビュー投稿数9

中華BL初心者でも読み易い!

歴史に基づいたフィクションとの事です
なのですごくその当時の空気感などを感じる事が出来つつも、キャラ達の会話で少しコミカルな感じも味わえるのでとてもバランスの良さを感じます

特に史実に基づいているとは言えフィクションだからこそのファンタジー的要素=兄と妹が入れ替わり皇帝に嫁ぐ、というBL的な萌え設定がとっても楽しみです
※作品情報の設定がファンタジーですがこれは恐らく”架空の”という意味でのファンタジーという意味だと思いますので魔法が出て来たり怪物が出て来たり、、、という類ではありません
架空の国での架空の出来事というファンタジーだと思います
尚、怪物は出て来ませんがとてつもないカワイイモンスターなパンダが登場します!!庭にパンダが居る生活、、、癒しですね(*´ω`*)

背景や衣装、勿論お名前など含めて中華テイストがあまり中華BLに明るくない私でも美しく楽しめます
とても読み易いです!
何と言っても攻め受けキャラの属性が分かり易く、程好い脇キャラもしっかり配置されていて世界観の広がりがある!
人物が魅力的なので安定のBL軸的ドキドキを感じられるのがすごく楽しいです

歴史宮廷BL、とても面白いです!
まだ始まったばかりですし、他の中華BLをあんまり読んでいないのですが、そんな私でも十分入り込んで楽しめる読み易さと中華BLの魅力を十分に感じられるお話しでした!

1

わくわく序章

先生の新刊うれしいです。
先生が描くキャラが色っぽくて好きなんですよ。
表紙がまず美しい。
1巻なので序章な感じですが、舞台設定、人物の相関、2人の関係性がしっかりわかって続きが今から楽しみです。
治水に関する固有名詞、事実関係が私は少し難しく感じましたが、お仕事BL(大好き)として具体的に動き出したらもっと頭に入ってくると思います。
実際の中国の歴史としても川の氾濫が国が傾くほどの災いで治水に力を入れ成功した支配者が国を繁栄させたといううっすら記憶があるので、王佳の熱弁がわかるし、その重要さを理解し実行させようとする龍揚は優れた皇帝なのだなと感じました。

過去、苦悩する龍揚を助けてくれた王佳に対する龍揚の思いがエモかったです。
皇帝という絶対的立場でありながらままならぬ片思いがたいへん萌えであります。
そんな龍揚の思いをまだ知らない王佳ですが既に龍揚に心を寄せ始めていてぐっときます。これから盛り上がる予感しかないですもんね。

王佳は人の気持ちがわからないと悩みますが、龍揚を助けた時のやさしさや妹思いだったり、そんなことなさそうなのに治水オタクゆえに人の心が見えなくなることがあるのね〜と思いました。

王悟と真単が好みどストライクで思わずひゃーと喜びました。イキガミとドナーの鬼道系。色気と男っぽさと愛らしさが同居した先生が描かれるキャラの中でもいちばん好きなタイプです。

1

中華×本格治水事業×執着皇帝攻め…「好き!」が詰まったファンタジー

山中ヒコ先生の「イキガミとドナー」が大好きで、何度も読み返しています。
そんな先生の新刊!

電子で買いたくなったけれど、ぐっと我慢してコミコミさん便で届くのを
待っていました。
やっと読めて幸せ…・:*+.

この1巻、まだまだラブは薄めですが…
中華風で本格お仕事(治水事業)もので執着攻め(皇帝♡)と、
自分の萌えが詰まった内容、夢中になって読んで惚けました。

妹の身代わりとして後宮に召し上げられた王佳(受け)。
皇帝・龍楊に言いくるめられ(?)絆されて、あれよあれよという間に抱かれ…
と始まる二人の関係ですが、実は王佳は気付いていないけれど二人は以前会ったことがあってー

と続くお話です。

命を救われた皇帝が、一途に王佳のことを想い続けて文字通り”見守ってきた”という
ところ、攻め視点で描かれる後半部分に特に激しく萌えたー…!!!

自分が体を張って守ことはできないけれど、密かに近習を見張りとして送り込み
守ってきた、そして王佳の縁談は握り潰してきたー
そんな男前一途攻めの執着ほど心に刺さるものはないです。。最高!//

体は繋いだものの、王佳の方は皇帝を恐れ多く思っていて、
自分の中に生まれた恋心や心情の変化にもいまいち気付いてない様子が可愛い…

出てくるサブキャラたちも皆それぞれ魅力的です。
特に自分はパンダ(ホンホン❤︎)の愛らしさと、褐色肌の王悟に心掴まれました。
自分の”恥”とするところ、人に知られたくない部分を天然な王佳に
ズバッと指摘され、逆上してもおかしくないところをそうはしない彼の心の広さ・強さが魅力的✨

王佳の侍女・小梅ちゃんのいたいけな様子にも胸キュンでした。可愛いよー!

大胆な治水工事の行方、そして今はまだ皇帝の一方的な執着の感ある二人の恋の行方。そのどちらからも目が離せない!

1巻が発売されたばかりですが、今から2巻発売が待ち遠しいです・:*+.

2

河の流れに身を任せ…♡

思った以上に読み易かった…!!
良かった…!!

中華BLジャンルです
舞台は王宮
でも王宮の中での皇帝と后のお話しだけでなく、そこに土地を治めていく政に繋がる河川の基礎工事の一面も加わります

現代の話しではないからこそこの「河川の整備」というお話しがすごく大きな話題となってこの物語のお話しの広がりを支えています
未知の自然を相手にすること自体が神への冒涜、禁忌とされる位の時代だからこそ、そこに手を伸ばす者はなかなかの変わり者とされるような時代
河を龍に見立てて河を整備する事を手綱を握ると表現するくだりがとてもいい得て妙で素敵!
反面生活の基盤を支えるために必要な事の優先事項が判断できる先見の明があった事が分かる、聡い王佳(受け)が魅力的

この王佳が時の皇帝、龍楊の命により昼は河川工事を司る任を拝し、夜は側室として皇帝の閨に入る所がこの作品のBLとしての軸

龍楊の思惑はお話しが進むと読者には分かって来ますが、王佳にはさっぱり、、、その上元から河の事と妹以外には興味も薄く、、、人の気持ちには大層疎いものだから龍楊が本当は何を求めて自分と夜を共にするのか分からず終い
ほぼ宮廷内の「規則」で押し切られていますw

この辺のやり取りはコミカルさもありながらも、しっかり良い具合のすれ違いと溺愛の片鱗が見え隠れ…♡

王宮ロマンスとしての見どころはまだまだ大きな波はありませんが、王佳が側室として宮入しているので他の側室が存在するのか?そして皇后となる人物は?といった所も今後は気になる所です

そして河川工事
こちらはBL的なお話しで言えば「本格お仕事モノ」としても楽しめます
このお仕事を王佳と共にするチームの上司も要注目のナイスルッキングガイです♪この彼、王悟の存在に気が気でない龍楊の王佳への独占欲の発動もニヤニヤが止まりません(๑´ڡ`๑)~♡

更に龍楊の「皇帝」というサイドから考えると彼の担う責務への多さに対して抱える葛藤や派閥の問題などが気になる所、、、

チョット変わり者と思われてるけどその実賢い王佳
聡いけれどウブい王佳
そんな王佳への惜しみない寵愛を見せつつも本人にはその想いが届きそうにない皇帝、龍楊
スパダリ風味多めで王佳を導きつつも、「規則」というパワーワードで王佳を翻弄するチョット狡いお茶目さのある龍楊

魅力的な2人の恋と仕事が繰り広げられる舞台が悠久の時を思わせるかつての王宮…
意識をすっ飛ばしてこのかの地に想いを馳せて読める没入感覚(ღ˘͈︶˘͈ღ)
山中先生の物語の世界への吸引力の高さの前に、ただただ川の流れに身を任せるが如く誘われ、この世界の河の流れの行きつく先を見届けたくなる1冊です!!
次巻が大変楽しみ!!!

そう言えば…!気になったので「川と河の違い」を調べました
川…自然の川
河…人が造った構造物
なので、山中先生のお創りになった「后と河」という河に身を任せる、というの意味でレビュータイトルには敢えて「川」ではなく「河」を使ってみました♪←誤字ジャナンイダョアピールデス…小サッ…ソウ、ワタシハ小作人スタイルw

4

年下攻めだったのか!本格派の中華ファンタジーBL開幕♪

好きな作家様。「500年の営み」「イキガミとドナー」が特に好きな作品。
本作は連載中から拝読して、単行本化も心待ちにしていました。
1巻ということでお話はまだまだ続きます。

まずタイトル通り、読んでいる間は年下攻めって気付きませんでした。皇帝が堂々としてるので同い年くらいかと思ってたら、ペーパーに年下攻との記載が!
そうか皇帝、年下攻めか〜、良き♡
確かに出会いの回想シーン読むと、そうですね。2〜4歳くらい下かな?

単話のレビューにも書いたんですが、この二人のビジュアルがめちゃくちゃ好きです!
王佳(おうけい)は普段は河オタクで、身なりに構わずちょっと汚れてるのに、夜に王貴人となった時の美しさのギャップときたらもう!最高♡
皇帝はシュッとした高身長長髪男前でかっこいい!体格差も大変良きです。

1話を初めて読んだ時には、結構歳がいってる(28歳)のにウブな王佳が、皇帝に上手いこと言いくるめられて初夜を共にする展開に、もうキュンキュンしました♡ 王佳チョロ可愛い〜。

2話以降は、治水計画などについてかなり詳細に描かれます。しっかり描写で興味深いです。
王佳は初めは職場に馴染めないながらも、だんだん仲間と仲良くになっていく。けど皇帝がやきもち焼いてモヤモヤ。気持ちの行き違いが生じてじれったい展開に。
(インタビューによると、イケメン上司の王悟は当て馬とのこと!そこまでの感じでもなかったので驚きましたw)

後半には攻め視点になり、皇帝の過酷な過去が描かれます。二人の出会いのシーンは、切なくてキュンとさせられました。

ラストは、皇帝が苦しそうだけど、二人がいい雰囲気になってきたところで終わり。早く続きが読みたい!
攻め視点の描き下ろしは、皇帝の気持ちがしっかり描かれて(ド執着攻めだった〜♡)最高でした♪

史実をベースにしている本格派な中華ファンタジー、大変面白かったです!
ぜひドラマCDも聴きたいな〜と思いました。
2巻も楽しみに待っています♪

電子 少なめ白短冊修正(「電子のみで楽しめるスペシャル修正仕様」ですが、修正箇所は超少ないです。でもゆるゆる修正で◎!)

3

嫁系BLが苦手な人にこそ読んでほしい

あ~嫁系BLはなぁ~、たとえすり替わり目的でもなぁ~あんまし読まないんだよなぁ…
と思ったものの、皆さんの絶賛レビューが続いてたので、利用している配信サイトでの販売開始と同時にポチリ(意思よわッw
だって「500年の営み」も「イキガミとドナー」シリーズも全部神作認定しましたのでね。抗えなかった…
(てゆーかすでに、赤河左岸さんの「屍と花嫁」である程度の免疫できてました)

女装しててもちゃんと読者には男性に見えるし、手もちゃんとごつごつしていて腕のスジも見えます。
周りの目も欺けるだろうなという絶妙な中性っぽさも兼ね備えている。
そうか、「王子様と灰色の日々」でもそこら辺の絶妙な描き分けをなさってましたね。
さすがだ…

内容はですね…キュンキュンきました。
ギュンギュンと形容してもいいでしょう。
良すぎて途中で目まいしました(病院池
しかもところどころちゃんとオモロイw やっぱりヒコさんのギャグセンス好き!

あと、私的にこの描写があるとそれだけで評価が爆上がりするテッパン描写があるのですが:
◆2人ともベッドで横になった状態で、攻めが頬杖ついて受けの顔を眺める◆
(受けは寝てても起きててもどっちでもok)
本作にもありました…(拝む

その時の攻めの表情だけでなく、その前の「ああ 問題はない」の表情、「フウ」の表情 etc. 無表情に見えて実はこんなに表情豊か。
その絶妙な表情の描き分けができるヒコさん、素晴らしいです。

一枚絵の構成力もおありなので、1ページ丸々龍を乗りこなす主人公のコマが出てきた時には度肝を抜かれました。
今にも絵から飛び出しそうなほど、龍も人物も生き生きとしています。
龍好きにはたまらん!
(ぼぉや~ よいこだ ねんねしな♪ が脳内こだましたover40読者は私だけではないはず)
子パンダ好きにもたまらん!

巻数はまだ続きますが、私が知る限り治水工事のお仕事BLは初めてなので、お仕事BLお好きな方、動物大好きな方、無表情攻めお好きな方はぜひ。
褐色肌の太眉ゆるふわウェーブ黒髪イケメンも拝めます(拝む

<描き下ろし内容>
・初夜を詳しく描写
・物語の根幹を成すほどの超重要情報が散りばめられている
(以上の理由から、単話で追ってる方も必読です)

6

始まったばかりの焦れ焦れラブ!

中華BL大好き!長髪攻めはもーっと大好き!な私が大喜びの新作ということでウキウキで拝読させていただきました!

1巻のところでは皇帝陛下の思い(重めのLOVE)と、受けの王佳の思い(すごい上司への尊敬と畏怖)がうまい具合にすれ違っていてまだまだ恋愛成就の兆しは見えておらず読者の私もしっかり焦らされております…。

本巻は王佳が目論む治水についての前提知識や同僚との出会い、皇帝陛下の生い立ちあたりがメインなのでほんとのほんとに序章。
2人の恋愛がどんな形になっていくのかまだ見えてきませんが、山中ヒコ先生の物語づくりを信頼しているので、この壮大なお話をじっくり描いていただけるのを有り難く追わせていただきたい思っています!

個人的には王佳の相棒となった褐色イケメンの王悟もすごく好きでした!
治水にしか興味がなく人を怒らせてしまうタイプのコミュ障である王佳。
そんな彼が王悟と良き相棒になるため言った一つのセリフが、王悟の抱えていたコンプレックスを一気に掬い上げるようなシーンがあり、本当に素敵でした…
王悟は絶対にいいやつなので三角関係にならず良き相棒ブロマンスを見せてほしい…でもイケメンだから当て馬になるかもしれない…王悟傷ついてほしくない…

はやく皇帝陛下のでかすぎる愛情と情欲が、王佳にちゃんと届くカタルシスを味わいたいし、王佳の治水工事に狂うお仕事っぷりもたくさん見たいし、同僚たちとの絆が深まるのも見たいし、次巻以降も楽しみだらけです!

あ、あと最後に大事なことを書き忘れていました。
赤ちゃんパンダが出てくるのも最高です。ずっと出てて欲しい。

4

中華版大河ドラマ的壮大なBLの物語がここに開幕

すごい作品に出会ってしまった。。。((((;゚Д゚)))))))

大河ドラマの中華版って感じです。脳内のドーパミンが分泌しまくって、最高の世界観を堪能。読み応えの塊のような作品に大興奮しました!
なんといっても内容の濃さ!!まだ1巻だけど凄く面白かったです。
BLカテゴリーに据え置くのが悩まれるほどの歴史書のような重厚な趣もあるし、でもBLとしてのラブ味もちゃんとあるしで、とにかく全部が素晴らしいのひと言でした!


壮大なスケールの中華BL物語は、"治水オタク"な主人公・王佳が妹の身代わりとして後宮に入り、かつ治水事業に携わることから始まっていくストーリーです。
軽くひょいひょいっと読めない難しさは多少ありますが、腰を据えてじっくりと読める濃密さがいい。地理学云々、治水技術云々が色々と話に上がる舞台背景がしっかり描写されているからこそ浸れる世界。過去の混乱の治世、脆弱な治水環境などなど……国難に置かれた現状に立ち向かう男たちの知恵と努力の物語である一方、男なのに皇帝の花嫁に迎えられるといったBL的物語にほわぁぁぁ〜となりました(//∇//)

"それ、身代わりじゃなく明らかに本命だよね?"
の裏読みが簡単にできるほどの皇帝・龍楊の密やかな恋心についついニンマリ(*´꒳`*)王佳を想い続けてきた龍楊の執着はなかなかのものでした。
龍楊の想いはまだこの1巻では王佳に1ミリも伝わっていないけど、今は我慢のとき。恋愛事に疎い王佳を落とすのは難しいでしょうが、側妃として後宮に迎えたラッキーチャンスを是非とも生かして頑張って欲しいです(*´∀`*)


真面目で堅苦しいストーリーになりそうなところ、ちょいちょいコミカルなシーンはあるし、BL展開は魅せてくるしで、バランス力に優れたストーリーだと思いました。
皇帝権限と後宮ルールを建前に、王佳に接近していく龍楊のアプローチには笑っちゃいますが、この調子で絆していって欲しいです(笑)
じっくり、ゆっくり系のストーリーになりそうなので、焦らずゆっくり見守っていこうと思います。

5

読みたいところだけをつまんでるんだけど

作家さま買いです
え~まぢで~ とか思いますよね まぢです

1番すきな作品は【エンドゲーム】ちょっと苦手なのが【500年の営み】

そう 何も隠しちゃいないがあたしはファンタジーものに滅法弱いッ!
しかも 時代物や諸外国もの 王朝・貴族・華族・武家 あとなんだ?そこいら辺りも苦手だし 
その中でもとことん避けてきたのが 中華系

まったく理解できる気がしないッ! キッパリ

いや 本気で悩みました買うか否か ただ作家さまのお話の作りがすきで きれいごとだけじゃない どこかにうっすら仕込まれる恨み辛み そんなものを開けてみもしないで避けてはイカンと
なので時代や国を理解できないあたしがどこまでお話に食い込めるか 半ば試験的な試みってことで おそらく上手く読めはしないってのを踏まえ先にお詫びを ←え


あの お話自体に難しさはなかったです
宮廷入りに目が眩む父の元 度々氾濫を起こす暴れ河をなんとかしたい子息と その家の娘を嫁に娶ろうとする帝との 身代り婚 ってところなので

ただ 今まで読んできた身代わり婚とはまるっきり違う
王佳(おうけい)のほだされっぷりは見事だし 帝のペテン(←手管といえ#)ぷりもクスッときちゃうんだけど 最大の魅せ場は王佳の治水(ちすい ※水害を防ぐ工事 それに関する行政)への執着 ここを核にお話が進んでいくので最早これは

お仕事BL !!?!
 

治水にしか興味が持てなかった王佳のコミュ障がもたらすすれ違いの数々
それをひとつずつ丁寧に諭し正す帝と それに答えようとする王佳の素直さ

帝が若干ジェラって見えるのは 閨に侍るも素直じゃない王佳の んんんッ! ここから先は言えませぬぅw


正直 中国3,000年の歴史に苦手があって宮中だの妃だの大いに不安材料しかなかったし お話の理解力云々より彼らが話している会話自体をうまく飲み込める気もしなかったんだけど 読み始めてしまえばテンポよく進んでいくし 戦で何軍もが入り乱れてなんて事もないので個人的混乱をきたす場面もなく
結果 時々はいる謎のパンダタイムにほぇぇとしながら ただじれったい帝と夜の顔である妃の縮まらない距離や 与えられた職務に真摯に取り組む昼の顔 治水にかける男達の思い「完璧」に込められた一念とそれを救った熱をゆっくり読めたのが自分でも驚愕 ほんとに びっくり で 肝心なことを申しあげれば

Σ めっちゃいいところで終わったぁぁああん もぉーーーーーーーッ!


河川工事のための1年限りの仮初め婚 王佳のなかに芽生える帝への思い
ちょっとヤバめの皇帝の執着 これが過酷を極める治水にどう影響していくのか

いやまぢ 終わるか? こんなところで? ないだろぉ ないわぁ ←いま真顔で本に訴えています

6

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