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ぶっきらぼう男子×ワケあり大学生、痛いほどリアルな青春ラブストーリー!
Happy Birthday Chitosekun
話題になっていたこちら、ようやく読めました!皆さん良かった良かった!!と手放しに言っている声ばかり聞いていたので、少し捻くれてそんな事ないだろ〜と斜に構えて読み始めたのですが……。
読みながらジワジワジワジワ、甘くてキュンときたりグッと切なくなったり。感情があっちこっちに揺すられ、『あぁなるほど、これはいいわ』と最後は私も拍手を送っていました。
高校時代、野球部のキャプテンだった千歳くんが今作の主人公。彼は自分が男性に興奮するいわゆる『ゲイ』なのだとほんのり自覚しながらも、周りの友人達にカミングアウトすることなくその中に溶け込んでいます。そんな中引越して来たのが高鷹。彼は野球も上手く背も高く、弱小チームにはもったいないぐらいの男でした。そんなある日、千歳くんが部室でエロ雑誌を見て(しかも男性の身体)興奮しているところを見られてしまい……。
二人が仲良くなるまでの過程からお付き合い中の二人のやり取り、そして『自然消滅』するまでがとってもリアルな高校生を描ききっていてすごく身近…というか「いる、いるわこういう子達!」って思わせてくれるんですよね。二人とも決して派手ではなく、真面目でだけど高校生らしい性欲も持ち合わせていて、触れてみたいし触れられたいし、ラブホにも行ってみたいし。それでいて親の目は気になるし、相手に素直に伝えるには気恥しさや周りの目も気になって言えなかったり……。そんな高校生あるあるな性格や気持ちを「誕生日」を主題にとても丁寧に表現されていました。
高校時代はとにかく二人が可愛いし、キュンっと甘くて。
その分、大学生になった現在、1人になってしまっている千歳くんがなんの連絡もないLINEを見ている姿が切なくて切なくて。
過去が甘い分、現在が切なく、その対比がさらにラストシーンを感動的なものにしてくれていると感じました!
1冊で甘さも切なさも味わえて最高でした!
とても良かった。
高校の野球部に転校生が入部してくる。背が高くてシュッとしたイケメンだけどちょっと天然な攻めが受けや野球部のメンバーと仲良くなっていく様子が青春で良い。そして恋人になった二人の様子もとても微笑ましい。
受けが大好きで愛が重めで天然な攻めが可愛かった。
今まで特別に思っていなかった受けの誕生日が、攻めがめっちゃ祝うと約束してくれたのに果たされなかったことでしこりになっている描写も切ない。あとバイト先の人間関係の描写が生々しくて面白かった。二人の恋が過去の切ない思い出にならなくて良かった。
受けが送った数年ぶりのLINEが「祝えよ!」なのも可愛かった。そこからの怒涛の展開も最高。攻めが未練タラタラで重くて良い。受けを祝う食べかけのホールケーキも好き。
「美河」「乙合」っていうと、三河、美合、男川、乙川とかの駅名を連想するんですが、上野先生は三河のご出身なのでしょうか。
美合駅にも男川駅にもサイゼはないようですが、「やっぱ名古屋の方行くん?」というセリフがあることからも、なんとなく愛知県南東部が高校時代の舞台のようで、愛知県出身者としては嬉しい限りでした。
でも、自分よりデキる奴が入ってきても妬まずあっさり受け入れる部員たちとか、グローブで隠しつつのヒソヒソ話とか、ラブホまで行ってイチャイチャするだけの高校生とか......。
いくら何でも純朴すぎてホント可愛いかった!
よかった。とってもよかった!
少しのすれ違いと意地っ張りですれ違い。
最高でした。
高鷹視点の話も読んでみたいし
2人のこれからの話も読みたい!
お気に入りの作品になりました!
初めて読む作家さんです。
書店で表紙の千歳くんを見て可愛い〜〜となんとなく手に取ったのがきっかけですが、読んでみたらどハマりしました!
キスが多めで、メインストーリー内濡れ場はあっさりめです。
なのに男子高校生の性欲がやたら生々しい……!
親がいない短い時間でやることやろうとしたり、ラブホで大はしゃぎしたり、浮かれたり照れたりしながら性欲を発散する姿に読んでいるこっちが照れてしまいました。
特別なきっかけがあるわけではなく一緒にいて相手のことを知って徐々に惹かれていくような、普通の恋愛のあり方がとても好きです。
最終話と描き下ろしで千歳くんが笑顔になれて良かったです!高鷹、一生祝ってあげてください!!
コミコミスタジオの特典リーフレットで、千歳くんのピアスをあけたのが「大学の友達……?ちょっと前までつるんでた奴」と言い直してたのがものすごい気になっています。
友達と呼ぶほどではないという意味なのか、そういう関係があった相手なのか……
あと、BLのレビューとして正しいのかわからないですが、一番すごい!と思ったのが、男子高校生とその家族の解像度の高さです。
母親にツーンとしちゃう反抗期も、やっぱホールケーキがよかったんでしょ〜と言わなきゃいいのに軽口を叩いちゃう母親も、母親に言われておたおめLINEをする姉との距離感も……そして何より父親の描写がとんでもなく解像度が高いです。
息子の誕生日なのに先にごはん食べちゃうところとか、姉の東京行きは許さないのに弟の東京行きは許すところとか、レストランから帰りの車まで一言も喋らないところとか……うわ、こういう父親いる!!とびっくりしました。
1回目に読んだとき、千歳くんって友達いないのか……?と心配しましたが、男同士ってこんなもんですよね。
バイトの送別会をしてもらったりLINEで友達ぽい人との履歴があったりそれなりの人間関係は築いていて、千歳くんの普通の男の子ぽさを感じられました。
上野先生がいつか番外編が描けたら、とSNSでおっしゃっていたのが今の生きる希望です。
高校時代野球部だった千歳は、転校生の高鷹とバッテリーを組む事に。無愛想だった彼の本当の面を知り惹かれていく千歳。高鷹も千歳を意識していて2人は付き合う事に。
坊主頭で純情な2人の初めてのお付き合いがそれは初々しくて可愛くて、グローブで顔を隠しての会話とか初のラブホ経験とかたまらない〜。
進路についての話からすれ違いそのまま離れてしまうけど、誕生日を祝ってくれると言った高鷹の言葉が忘れられなくて…。誕生日って誰にでもあって特別で毎年必ずやってくるものだから、千歳が勇気を出して連絡して一人で寂しく過ごさなくて良かった。速攻で駆けつけた高鷹もまたずっと千歳の事を想ってて、なんですれ違っちゃったんだよ~バカバカ!と(笑)
お互いが好きすぎる2人だから、離れてた分もこれからずっと一緒に誕生日を祝い続けて欲しい。不器用で実に愛おしい2人。
BLとして萌えるかと問われたら、…( ˙꒳˙ )えーと…ってなりそうな作品なんですけど(誤解のないように言っておきますが、内容はきちんとBLです)。
でも感情の描き方がすごくリアルで、わかるー!と共感してしまうようなシーンが多いです。
最初の送別会のシーンとか…誰しもがああいう経験ある気がする。
性別関係なく、こういう風にすれ違ってそのまま自然消滅っていうカップルって多いんじゃないかな〜。
ずっとお互いを好きでい続けた二人が、また一緒にいることになって。
本当に良かった。
高校生のささやかな日常がむずむず可愛らしい!
日々、好きが積み重なってくのいい!!
野球部のわちゃわちゃも可愛い!!
すれ違いの切なさ虚しさも胸にくる……
もどかしい切なさも好きだからこそ。
誕生日に絡めてお話が進められて、日常感と特別感が良かった!!
二人のやり取りがめちゃくちゃ可愛くて多幸感いっぱいです。
なんだけど、初夜は有償特典って悲しすぎ。
特別な時間は特別に配布!は分かりますが‥‥
物語上すんごい大事なエピは単行本に入れてほしいです。
電子民にも、後から読む人も、読めるようにしていただきたいところです(切実)
いい感じで肩の力が抜けてる青春BLだな〜って思いました。
初読みの作家様なのですが、エピソードがいちいち生々しくて独特のリアリティーがあってショートムービーを見ている感覚でした。日常ってそんなに大げさなもんじゃないけど、感情だけは日常のささやかさに関係なく大げさに動くものかもしれんっていう。さらに、10代特有の持て余し気味な自意識、、なんかたまらん気配があってムズムズしちゃいました。
めちゃくちゃ好きだったのが、グローブ越しの告白!照れ照れで最高に可愛い。部活からスルッと発展するさり気なさがなんとも言えずいいなと思ったり。こーゆー部活あるある(?)は、今まで読んだBLでは実らなかった初恋の鉄板エピみたいな印象があったので新鮮でした。かわいい。
些細な気持ち(価値観)のすれ違いから高校を卒業後疎遠になっちゃうふたり。こういうのは一番後悔するパターン、そしてまた、些細なきっかけで再会しちゃうふたり。ずっと好きなんだから早く会えばよかったのに〜な感じがするけど、この2年があったからこその”めちゃくちゃ祝う”が効いてる、としみじみしました。
描き下ろしの最後のちとせくんの笑顔が最高の最高によかったです。
初作者さまです!
疲れた心に沁みました..
このかわいい子たちの養分たるや。
野球部活中のグローブトークで告白、
ストライクーーーーー!(*ノェノ)
もう胸キュンキュンでした♡
もう来年から甲子園を邪な目で見ちゃいそうです〜!
千歳クンの誕生日は、3月末で卒業式の後だから一緒にお祝いできなかったのですね..。
その時から現在まで、放っておかれたと思った千歳君寂しかったですよね。
しかし。
バイト先の人にちょっと気持ちがあったり、デリヘル?アプリを覗いてみたりしちゃう千歳君。
に対して。
呼ばれたらかけつける高鷹君。
毎年ケーキを用意してお祝いする準備をしていた高鷹君のラブ度の上回り方ですよ!
好きすぎて怖かった..涙
純粋すぎるすれ違い。
読み返すと、早い段階で高鷹の想いは溢れてるのがわかります。
不器用ですから!トンガリ帽子で!
バースデーソングで二度目の泣きでした〜
食べかけてるし!ダイスキ!(倒
天然溺愛攻めは何杯でもおかわりできます!
泣きべそだった千歳クンの
舌ペロ顔がめえっっちゃエチかったです♡
描かれていないアレヤコレヤ想像してしまいニンマリです。
同い年の男の子同士の不器用なやり取りがリアルで本当に可愛く、萌えでした。
この二人ずっと見ていたいです!
再会復縁モノが大好物なので、
読了後心底満腹気分になれる作品でした。
ごちそうさまです♡
上野先生の作品過去作も読んでみたくなりました!
作者買いです。
タイトルも導入部分も不思議、先が読めなくて、わくわくしました。
どんな人なのか、背景もわからないまま、主人公と思われる青年、多田千歳がバイト先で送別会を開いてもらい、楽しくもなく終え、誕生日だったのに、と高校時代を思い出します。
高校時代は部活の野球に一生懸命で、仲間たちもみんないがぐり頭、青春、という感じがします。
体格も顔も良いけど、不愛想な転校生、高鷹和也と次第に仲良くなり、野球部でバッテリーを組むことになります。
ときめくエピソードは特にないまま、日々、一緒に過ごす中で水面下で恋心が育って行ったと思われる、急なキス、と急な交際関係への発展、そうした勢いが、若さだ、青春だ、とすごくどきどきしました。
付き合うことになったけど、田舎で、家族と暮らしているので、人目を避けて2人きりになることも難しく、ラブホテルに行ってみたくなる、誕生日にラブホテルでケーキを食べる、というエピソードはすごく甘酸っぱく感じました。やること、言うこと、いちいちすごくかわいいです。
進路に関してすれ違い揉めてしまい、すれ違ったまま2年間も口をきかなったまま2年が経過します。
最後に交わしたLINEの何気ないやりとりを見つめる様子が切なかったです。
若い頃の、環境が変わってからの2年間はなかなか長い時間だと思います。
恋心を、気の迷いだった、と忘れ去っていてもおかしくない、そんな年月だと感じます。
和也を思い出して、会いたくなって、連絡したくなって、連絡がほしくて、ずーっと恋心を引きずっている千歳。
バイトの先輩に「喧嘩ではなく、自然消滅だったのでは」と指摘されて、驚いている千歳は、とても純情でまっすぐで愛らしく感じました。
勇気を出して和也に連絡してからは怒涛の展開。
奇跡のような偶然もあり、とても胸震えました。
その後の展開は好みが別れるところだと思います。
私は両想いを再確認して一緒にケーキを食べる、余韻のある終わり方が、この2人の物語にはあっていたように思います。
でも、両想いになったからこそ、この先も読みたい、という人も多いと思うので、あくまで個人の好みです。
偶然とタイミングとちょっとの奇跡で再会、両想いになったのだと感じました。
すごく素敵で、恋っていいなと思わされるお話でした。
ポテト先生の作品は変化球ものが多いですが、この作品は超直球の恋愛もの。現在の時間軸は誕生日の1日だけで完結してます。DK時代の過去回想がちとせくん視点で上手に挟まれて現在のお話が展開し、読者はやきもきしながら現在のちとせくんをメガホンで応援できる。さあ、大丈夫だからそのアイコンを押すんだ、きっと待ってるよ、押さないと後悔するよーって。
各話の扉絵の作りもとても上手。1話扉絵の伏線を綺麗に回収して、ポテト先生が連載前から全て組み立ててお話作ってるんだろうなーと感心します。
ちとせくん、めっちゃおめでとう。頑張ったね。
ウーン…漫画ってめちゃくちゃ面白いな?
と、あらためて思わせてくださる作品でした。
ちとせくん。
冒頭の送別会のシーンの彼の姿から、
数ページで印象がガラっと変わる。
過去にグイっと戻していく、すごい導入ですよね。
(最初の2ページには高校時代のちとせくんと高鷹くん、
誕生日の朝、お祝いはお店からのDMのみのちとせくんが
さらりと描かれていて、これだけで過去の出来事と、
ちとせくんの現在の孤独がわかるのもお見事…!)
高鷹くんは、転入生でピッチャー。多くは語らないタイプ。
最初はぎこちないけど、素直で面倒見の良いキャプテンで
キャッチャーのちとせくんと、だんだんと打ち解けて。
自然と惹かれ合っていく様子が、丁寧に描かれます。
(バッテリーらしく、グローブで口元を隠しながらの告白は…!
言葉にならないくらいかわいらしく素敵なシーンでした。)
付き合ってはじめての高鷹くんのお誕生日会は大成功。
高鷹くんはとても喜んで、
ちとせくんのお誕生日は「めっちゃ祝うわ」と約束します。
でも…高3になり、2人の進路の問題と、
いろいろな感情が絡まり拗れてしまって、
あの日の約束は宙ぶらりんになり、
2人は疎遠になってしまいます。
一番大切なモノが抜け落ちたまま、
今日、20歳の誕生日を迎えるちとせくん。
勇気をだして…?ほぼ逆ギレのように?笑
勢い込んで高鷹くんに連絡します。
ココからの幸せすぎる数ページは、
これからずっと、忘れられないくらいに素敵な展開でした。
高鷹くんの想いの詰まった飾り、
食べかけの小さなホールケーキ。
大きな体に似合わない小さなパーティハットと、
なんだか必死なバースデーソング。
照れまくるけど、嬉しくて涙が滲んじゃうちとせくん。
(ワタシは、高鷹くん、なんで自分から連絡しなかったのよー!!!と、
ちょっと思いつつ…笑)
2人がオトナになって、ごまかすことを覚えてしまう前に、
自分の気持ちと向き合えて良かった。ほんとに。
誕生日、生まれてきてくれてありがとうを伝えられる、大事な日。
これからもめっちゃ祝い合ってほしいな。と
2人の幸せを祝福しつつ、読了。
1冊の漫画作品としての構成と表現、
それぞれの人物像に全く無理がなくて、
穏やかに、ジワっと沁みるように丁寧に丁寧に作られた作品でした。
甘すぎない可愛らしさのある書影の雰囲気含め、
全てが素晴らしい…!
上野ポテト先生、素敵な物語をありがとうございました…!
主人公の千歳の孤独な誕生日から始まる物語。
現在から過去へと遡り、
千歳が寂しそうな表情を浮かべる理由、
“誕生日”に寄せる特別な感情が明かされてゆき、
読み進めるほどにのめりこんでゆきました。
高校時代に同じ野球部でバッテリーを組んでいた高鷹と
両想いになれたのに、些細な喧嘩から2人が交わした約束は消え去り、
それでも誕生日になると高鷹からの連絡がこないかと期待せずには
いられない千歳が切なかったです。
それだけに再会後に高鷹が実は
ひっそりと千歳の誕生日を祝ってくれていた事実にぐっときてしまいました。
1人でケーキ食べるくらいなら連絡してよ!とも思わないでもなかったけれど、
離れ離れになっても高鷹もまた千歳を想っていたんだな…と嬉しくなりました。
切ないスタートから再会を経ての
完全無欠のハッピーバースデーに読後は胸が熱くなりました。
上野先生の十八番であるリアリティ溢れる人間描写と高校球児たちの青春が混じり合って物凄いビッグバンを見せつけられました。どんなに称賛してもしきれない、最高の逸品ここに誕生です。
流石の上野先生、まず漫画としての完成度が素晴らしく高く、物語として全体を読んでいる間も、読み終わった後もとてつもない幸福感を与えてくれます。
高校〜二十歳までの多感な時期に迎える人生の一つの分岐点で、同性に惹かれる主人公千歳君の繊細な心の動き、友人達との関わり方、明るい性格の裏で密かに抱える葛藤の描き方。転入してきた高鷹と出会い、徐々にお互いを知り、惹かれ合い、幸せに過ごしたと思えば、些細な事で疎遠となってしまうまでの流れ。高鷹が徐々にグループに溶け込んで行く様や、少しずつ自分の状況を打ち明け、バッテリーと言う関係を経て千歳くんと惹かれ合う過程の描写もとても細やかでお見事です。二人に愛着が持てる分疎遠になってしまう状況は苦しいですが、そのおかげでクライマックスの感動は絶大です。
さらっと口から出る自然な一言や仕草の一つ一つがキャラクターに命を与えており、より自然にこの2人の存在を受け入れさせてくれて、まるで実在の人達の生活を覗き見させてもらっている様な気持ちになれます。多彩な人間性を確実に描写できるからこそ、人の誕生を祝う「誕生日」をテーマにした作品に重みが出ているのでは、とも思います。
上野先生はこれまで青年誌寄りの雰囲気の作風で描かれる事が多く、その作風もとっても好きでしたが、今回はBL漫画に読者が求めているものに真っ向勝負で挑まれたのかなと個人的に感じました。見てのとおり、千歳くんも高鷹も、とにっっかくキュート!!!この二人の全く違う方向性の可愛さに悶絶しっぱなしでした。いくらでも見たい二人の表情を、時間経過や成長につれて変わる髪型や服装で存分に楽しめるのがなんとも贅沢。そこに上野先生本来の漫画のお上手さとお話のおもしろさが混じり合うのですから、もう向かうところ敵無しです。神評価何度押しても、足りません!「Happy Birthday ちとせくん」と言う作品が生まれてきてくれた事にただただ感謝するばかりです。
今は側にいない人のことを思う時間。その尊さが心に沁みるような作品です。
遠く離れてしまっても、生活の合間にどうしても考えてみずにはいられない。最後のLINEを遡ってみてはまた思い出し、側にいないからこそ余計相手のことを考えてしまう。
不在によってより相手への思いが強くなる、そんな狂おしいようなもどかしさが細やかに描かれています。
扉絵にある「アルメリア」の花言葉、「思いやり 共感 同情」が胸に響きます。
相手に同情し相手に共感する過程での、ずっとその相手のことを思っている時間。その時間こそが愛を育むのかもしれないと感じます。
第5話の扉絵、高鷹君が通りがかるケーキ屋さんの店名にも見えるアルメリアは、3月30日の誕生花でもあるのですね。
相手のことが好き過ぎて距離をとりたくなっちゃう攻めの高鷹君が良いです。これ以上はまり込んではまずい、と怖くなってしまう気持ちは分かるような気がします。
相手のことを傷つけたくない、と思う心は(その相手を傷つけたという事実に苛まれることによって)自分が傷つきたくない、と思うことでもあるんだろうなと感じます。
そこに向き合うには時間が必要なのかもしれません。
やわらかな空気感に乗せて、物語の空白の部分まで読ませてくれる作品です。
最終話までとてもあたたかな気持ちで拝読いたしました。心の潤いになりました。
千歳君に大声で「おめでとう!!良かったね!!!」って叫びたくなるお話しでした!
千歳君のエイっと踏み出した(実際にはポチっとスマホを押した)勇気に拍手でした
高鷹君が人知れず用意していた千歳君の為のバースデーグッズがちゃんとその本来の役割を果たせて本当に良かった、、、!
高鷹君にも頑張って欲しかったなって思わなくはないけれど、「めっちゃ祝う」と言った高鷹君の言葉が嘘じゃなかったんだなって伝わるあの流れは愛おしさが湧いて来てしまいます
甘酸っぱい恋の始まりの様子と”初恋は実らない…?”というほろ苦さを味わいつつ進むストーリー構成に目が離せなかったです
時間経過が表された物語をこのページ数で1冊にまとめ上げてるのが素晴らしいです!
野球はスポーツの中ではそんなに好きな方ではないのだけど、野球少年が登場するBL作品は刺さるものが多いなぁと個人的に思います。この作品では部活がメインというわけではなく回想で描かれているだけですが、2人がどんな風に出会って、初対面のあまり良くない印象からお互いどんな風に相手への気持ちが変わっていったのか、そして、どんな風にぎこちなく、疎遠になっていったのか、高校野球部の青春を基盤にした回想にそれらが全部ぎゅっと詰まっていました。
私は千歳タイプだけれど、高鷹の気持ちもよく分かります。ただでさえ家庭や将来に日々不安を感じているのに、その上恋愛面で自分だけでなく相手のことまで背負ってしまったら、抱えきれないよね。高校時代の別れ方は寂しいものでしたが、現代編ではたった一夜の出来事で2人とも相当相手のことを引きずっていたんだなぁと分かり、切なさと萌えが同時に襲ってきました。高校時代のやりとりから誕生日に一際思い入れのある2人。祝ってほしいという気持ちも、盛大に祝ってあげたいという気持ちも、年齢を重ねるにつれ薄れていく人が多いと思います。この2人にはいくつになっても変わらず持ち続けていてほしいです。高校時代も今も等身大で可愛らしく、応援したいと思えるカップルでした。
なんか、甘酸っぱいね…
で、ちゃんと素直。
高校時代の野球部同士の高鷹と千歳。思春期の濃密な時期を共に過ごし、仲間としても恋人としても、大切な相手。だった。
でも進路の事で行き違いがあって、急転直下仲違いしてしまう。
高鷹は東京へ。
千歳も急に志望校を変えるも、一浪。
で、疎遠…
…という現実を、今20才の誕生日なのにバイトを辞める送別会というシチュエーションから振り返る形で読ませてくれる。
今の千歳はとっても孤独。
ひとりぼっちの誕生日。
でも意地を張りすぎずにラインを送ってみたのが良かったね〜って思う。
みんなそこで素直になれずやり直せないんだから。
千歳の素直さが結果高鷹も救いましたね。
ただ、私個人的にはちょっと期待しすぎちゃったかな、という印象。多分年齢的に。
同世代だったらもっと「わかる〜!」ってなると思う。でも今の私はただ「かわいいね、よかったね」しかない感じ。
作者様もいつもならもうちょっとキモチワルイ視点が入るような気がするけど、今回はとてもまっすぐな作風でしたね。
総合「萌」で。
【今から千歳のこと・・・めっちゃ祝っていい?(高鷹)】
エロス度★
おやおや、お互いにとっての誕生日が特別となる恋物語ですか・・・まさに青春BLの最高傑作と称されるのに相応しい作品ですね。
回想での球児男子同士の恋がアオハル要素盛りだくさんで、高鷹と千歳の距離感・やりとりにドキドキキュンキュンが止まらなく、高鷹にとって誕生日が特別なものとなったり、何の変わり映えもしなかったいつも通りの千歳の誕生日に特別な意味をもたらす約束が尊さMAXでした。
学生同士の甘酸っぱさとほろ苦さがを含んだ高鷹と千歳の恋がどのような結末を迎えるのかは読んでからのお楽しみです。
【過去→現在→過去→現在】と展開する時系列の構成がうまい!
先が気になってどんどん読んじゃう面白さ。
【過去】─2年前・高鷹の18歳の誕生日─
↓
【現在】─千歳の20歳の誕生日─
↓
【過去】─3年前・高2で出会い・高3で別れる─
↓
【現在】─千歳の20歳の誕生日─
2年越しの再会♡
キャラ的には、寡黙で照れ屋な高鷹(攻)のほうが、好きが強いのがすごく良い。
再会した千歳の誕生日。
高鷹の部屋で、毎年買ってくれてたっぽいバースデーケーキと2年前から用意してあった飾りつけが出てきてびっくり!
普段クールな高鷹のデレがすごくて…にやけました。
描かれていない空白期間が多くて、二人が別れていた2年間のエピソードとか読んでみたい。
無料で連載追いかけてたし、その間沢山読み返したから、単行本で然程衝撃はないかな〜などと思っていたら、最後、最後の表情でくらってしまった。あ〜〜〜〜〜高鷹がちとせくん泣かせた〜〜〜〜〜ほんと一生一緒にいろよな!!!って気持ち。
初のお宅訪問とかラブホでのアレソレは単行本で加筆されるかな?と思ったけどそこはなかった。
連絡したら速攻来た高鷹のくだり、野球部の頃の足はえ〜でひっそり伏線はってたんだなと気づく。通しで読み返す良さ!
シーモア 協力書店おまけイラスト1枚(高校生、野球ユニのふたり)
大学生で20歳になった千歳は、バイトの送別会の日が誕生日だった。
誕生日と言えば、高校時代のとある同級生――いや、付き合っていたが、とある件から気まずくなって以来2年も連絡をとっていない同級生の高鷹の、めっちゃ千歳の誕生日を祝うわ、の言葉を思い出してしまう。
千歳と高鷹。
高校時代の出会いから過去回想が始まり、そして20歳となった二人が再会するまでのエピソードが。
再会後にも関わらず、高鷹の千歳のことを大好きすぎる、変わらない思いに思わずトゥンクとなってしまったのはまりあげはだけではないはずです。
千歳も、高鷹へ連絡するとき、とても勇気がいったでしょう。
それから高鷹も、会えないと思っていた千歳の誕生日を1人祝い続けていた健気な一途愛が実ってよかったねえ。
(どちゃクソに高鷹は千歳のことがずっと好きでしたよね///!)
あの最後の少し食べたケーキはエモすぎて。
いや、違うな。
部屋の飾りの購入した時期のエピソードからエモかったですね。
ようやく本当の意味で両思いになれてよかったです。(感涙)
一生、これから祝われて幸せになってくださいね。
かわいいアオハルの一途成就BLでした。
Happy birthday ちとせくん!!!
(さ、まりあげはもケーキ買ってこよ!)
上野先生作品読むの5作目です。
いちばんポップでわかりやすくきゅんBLでした。
何よりキャラに不気味さがないw(かつとしのインパクト強〜向こうの人他2作を思うと)
野球BLが好きでして、元球児と知らずに購入したのでうれしかったです。
しかも2人はバッテリーだったのが萌え〜。バッテリーCPがヘキなものですから。
あの年齢ならではの甘酸っぱさがありながらかわいい恋愛を見せての別れ。意地をはって素直になれないのもわかる。
千歳の送別会での寂しい描写が絶妙で上野先生のこういうところ好きだわ〜となりました。
千歳の今の髪色やバイト仲間との微妙なやりとりが、高鷹とあんな別れ方をしてやさぐれているのがすごく伝わる。高校生の頃の明るさがすっかりないですもんね。
高鷹にめっちゃ祝うと言ってもらったことを思い出しながら、現実はその真逆な寂しさなのがなんとも上手い描写で。
その分、高鷹と再会した時の千歳の涙に胸を打たれます。それまでに千歳に感情移入するように描かれていましたから。
千歳が高鷹に会いたい、好きという気持ちがめちゃくちゃ伝わって萌えでした。
高鷹もまた千歳を好きと思っているのが不器用なりにわかるのもよかった。
この辺すごくBL的満足度高し君です。
高鷹が東京に進学することを千歳に言えなかった理由が若さゆえのように思えて。家庭の事情が絡んでくる辺り、そのさりげない描写も上野先生だわ〜となりました。
千歳の誕生日をめっちゃ祝う準備をしていた高鷹があきらめてケーキを少し食べていたのがツボでした。こういうところがおもしろい。
そこまでして千歳に連絡できなかった葛藤を高鷹視点で見てみたかった気もします。
千歳から連絡がきた時の高鷹は想像できて楽しいです。
些細なすれ違いから疎遠になった二人が再会するお話。
無神経で空気読めない望月さん、ありがとう。あなたのおかげで千歳は頑張れたよ。
一番の見どころ再会シーン、めちゃめちゃ良かった。返信が来て泣いちゃって、おめでとうと言われて泣いちゃって、千歳の思いが伝わってきて切ないしきゅんきゅんした。そして高鷹という男はいちいち外さない言葉をくれるんです。誕生日めっちゃ祝えて良かったな。高鷹
ちょっと物足りなかったのは、高鷹の心理描写がほとんどなかったこと。後々高鷹の口から説明はありますが、若干物足りん感はありました。が、それ以外は最高です。
こちら、ときめきと切なさで胸がきゅーーっとなる作品でした。。すごく好き…
元高校球児×再会もの。
現在の千歳(受け)の寂しさ感じる飲み会からお話が始まるんですが、なんだかこんな飲み会、自分にも覚えがある気がする…と、千歳の感じる寂しさが身に沁みました。
そして高校時代の2人の青春がもう、たまらなくくすぐったくて輝いてる…!
最高だったのが、メロンパン口移しのシーンと、部室でエロ本を見てたところに高鷹が来てしまって…というシーン。
寡黙な坊主頭の高鷹の不器用さと誠実さが光ってる✨
その後のグローブで顔隠して…からの赤面→「付き合ってください」の流れで自分の中の萌えが爆発しました。尊い…
大学受験絡みですれ違ってしまった2人の再会、そして「Happy birthday 千歳くん」のタイトルの意味が分かるタイトル回収シーンも、最高にグッと来て千歳と一緒にちょっと泣いてしまった、、
大好きな人と一緒に過ごす誕生日。
高鷹と千歳は、きっとずっとずっとその幸せを噛み締めて一緒に過ごしていくんだろうな。
なんとも幸せな気持ちに浸ってしまう、そんなラストでした✨
高2で出会った2人の20歳までのお話しです
この年代って環境も変わるし急に色んな世界が広がってくる時代だと思うんですよね(と、今なら分かる…!)
この2人もすごく自然に惹かれ合って愛おしい時間を過ごしていたけれど、卒業→進学が彼らの分岐点となってしまいます
そして自然消滅に、、、
ココ!!ココの描写に焦点が当たっている所をすごく称賛したい!!!
10代で親元で過ごしている内ではこの進学が大きな分岐点になります
特に地方から東京に行く、、、みたいな場合って未知の世界のお付き合いのお話しになっちゃうからね、、、そんな大事な変化への決断を「後から聞く」という事実が痛手になっちゃうんだよね…ワカル…
一方、言わなきゃいけない方にも言えない事情があって…
自分で自分の気持ちが抱えきれないというか、、、
これもまたまだ大人になり切っていない年頃感が絶妙に伝わる…ワカル…
それぞれの事情が上手く噛み合わなくて、伝えられなくて、意地になってしまって、、、そして埋まらない溝と物理的な距離がもたらしたのが自然消滅という事実
ココをね、こんなにオブラートに包んだりすっ飛ばしたりしないで描いているのがすっごく良かったんです…!
再会までに抱えた2人のモヤモヤに共感出来るし、特に千歳くんは高校では野球部キャプテンだった割と陽気な感じだったのに、大学生になった千歳くんは少しだけ周りとコミュニケーションが苦手そう、、、という変化が、この高鷹との煮え切らない別れから来たものだと思うとすっごく納得できる
「人が人を変える」それ位に自分に影響を及ぼす出会いを千歳くんと高鷹はしていたんだよね、っていうのが伝わって来ます
そして少しだけ大人になった2人だからこそ後悔を自分の手で取り返せる事が出来たのが良かった…!
2人が後悔を抱えたままの日々を過ごさないで良さそうなコレカラを見れてすごく嬉しくなるお話しでした (ღˇ◡ˇ*)♡
一生、2人でホールケーキを食べる楽しい誕生日をお祝いし合って欲しいなって心から思える2人でした
細かい描写に繊細で真摯な萌えが散らばってました
メニュー下で重ねた手、グローブで口元を隠した告白、、、
胸キュンっていうか…胸ギューーーン‼な萌えを拝めました♡
あと、個人的に野球部男子が無条件で好きなので2人もそうだし野球部の子達がとにかく可愛かったです♡
ショリショリしてそうなイガグリ君を撫で繰り回したくなる衝動に駆られましたw
修正|白抜き~
いつもキャラの属性を考えて読んでしまうのですが、この作品の主人公たちは「一言で属性をまとめられないな」と感じました。
それは、二人が「キャラ萌え」としてではなく、一人一人の人間として描かれていたからじゃないかな~と思います。
この物語は、未来から高校生時代を振り返る構成が取られているのですが、高校生のぎこちない感じとか、言いたいことがはっきり言えない感じが鮮明に描かれていて、青春時代のもどかしい空気感が読んでいて伝わってくるのが素敵でした。
現在軸に戻っても、完全に「大人」になるのではなく、二人のままで数年成長したことが二人の行動から伝わってきます。
上野先生は凄く繊細に人間像を描くのが上手な方なんだと感じる素敵な作品でした。
この本は萌葱先生の『偲べば恋』を思い出させます。どちらも愛の思い出を描いた作品であり、どちらも「破鏡再び照らす」のテーマがあります。ストーリーにはあまり起伏がないのに、心がしみじみと酸っぱく、まるでトマト味のアイスクリームを食べたような感じです......とにかく、お互いの誕生日が一人で過ごすことのないように願っています!
大好きな大好きな上野ポテト先生の新刊✨
先生の作品の素晴らしいところは、何といっても共感不可避な圧倒的描写の数々......
読者の我々は千歳くんの背後霊となり、気持ちをダイレクトに受け取って、喜怒哀楽を共にします。
「誕生日を"特別な日"にしたのはおまえのくせに」
寂しい気持ちを抱える千歳くんに感情移入不可避で、だからこそ、至高のハッピーエンドに涙を禁じ得ません。
高鷹の「ちとせぇ〜♪」が面白くて、笑わせてもらいました。
マイベスト2024確定の大変素晴らしい作品でした。
ぜひぜひ読んでみていただけたらと思います。
表紙の可愛さと高評価レビューにも興味を持ち読みました
すごく素敵なお話しだなって思いました
等身大の恋模様を覗かせてもらえるような作品です
再会BLではあるのですが再会後よりも再会前のお話し分量が多いのが特徴的だと思います
この効果があるからこそ主役の2人にしっかり興味も愛着も持って後半の再会を見守れる流れがとても良かったです
再会BLの中でもすごく印象に残ります
そしてその再会前、つまり彼らの高校時代がとにかく良かった…!
部活の友達との空気感含めて多くはないのにすごくアオハルを感じるんです
高校生の初めてのお付き合い感や男の子同士のドキドキ感が感じられます
同時に離れてしまう寂しさややるせなさもしっかり残る、、、
そこからの再会やいかに?という風に展開していきます
ここが良き所でもありますし読みたかった所!
再会前を知っている(教えてくれた)2人だからこそすごくドキドキして見守りました
そういう意味では少し私自身はここに期待をし過ぎてしまったかも知れません
千歳君の勇気に拍手!!ではあります
その分高頭君に思う所がありました
ひっそり用意していたその千歳君お祝いグッズ達をどうするつもりだったんだろう、、、お祝いを欠かせない位好きな気持ちを千歳君に届ける勇気を持って欲しかったなっていう所にドラマ性を求めてしまったかも知れません
こういう性格も含めて高鷹君のキャラなんだと思うんですけどね
少しだけ煮え切らない感じの攻めが自分的な好みとはズレたかな?という所はありました
ここは好みの問題だと思います
評価は個人的な好みの部分はありますが、それでも再会BLとしてはすごく素敵な分量でこの1冊にまとめ上げているのは心から素晴らしい!!!と思いますので是非多くの人に読んでもらいたいと思います
言葉では表現しにくいすごくリアルな孤独とか寂しさとか過去への哀愁とかの先にものすごく最高なハッピーエンドが待ち受けてる、そんなサイッコー!!と言いたくなるラストに最高な気分で読み終えた1冊でした。
誕生日っていい思い出いやな思い出人それぞれあると思うんですが、やっぱり何歳になっても祝ってもらえたら嬉しいし、なんとなく朝起きた時から、なんなら前日からソワソワするようないつもと違う日なのは間違いないと思っていて、その日に約束を守ってもらえなかったりするといつも以上に凹んでしまうし、泣きたくなるような言いようのない孤独感を感じている千歳の気持ちがものすごくわかるんです。そういう寂しい気持ちがとてもリアルでぐわ〜っとなります。
そしてこの作品、回想シーンがメインなのもあって物語上では千歳の誕生日の夜から深夜にかけてまでのほんの短い時間の中でのお話が描かれているというのもまたすごいなと思いました。
そんな短いけど千歳の中では長かった孤独がパーっと晴れてしかも相手も同じことで毎年悩んでいてくれたことがわかる最高に嬉しいラストにこちらまでやったー!と言いたくなります。そんな最高に後味のいい、幸せなお誕生日のお話でした。
.Bloomで読んでいましたが、
コミックス発売までの間があいて
一冊にまとまったものを読むと
やっぱりコミックスで読むのは良いなぁ
と、改めて思った次第です。
本当は、ネタバレなしで読んでもらいたいので
レビューもバラさず書こうかなと思いましたが
無理、レビューもしたいし、ここがイイ!
とオススメしたいので
うまく書けるか分かりませんが
お付き合いいただけると嬉しいです。
話は、本のタイトルそのままに
主人公ちとせくんの誕生日をキーワードに
ちとせくんがハタチの誕生日を過ごす数時間を
現在、回想からまた現在に話を移して
3部構成になっています。
この構成がほんと見事!
特に回想する高校時代の話から
今の気持ちに繋がるキーワードが浮かび上がって
現在の場面に戻ってくるという流れが
そのまま、ちとせくんの気持ちの揺れを
伝えているようで、めちゃめちゃ萌えます❤︎
人物描写がまた、さすがポテト先生なんですが
それぞれがいきいきと描かれていて
たった数時間の間を描いている話なんですけど
ドラマチックなものにしているのかなと思います。
高校時代のがちゃがちゃした感じや
バイト先での人間模様が見事に映し出されて
そのなかで、密かに育まれる2人の恋や
流されるように有耶無耶になっていく気持ち
言葉足らずで、すれ違う幼かった2人の
不器用なやりとり
そのひとつひとつが鮮やかに記憶に残るような
この読み応えは、ぜひ読んで味わってもらいたいです。
また、上手くレビュータイトルで表現できたか分からないんですけど、
この話って、2人とも本心はすごく仲直りしたいのに、なんとなく言い出せず悶々として、そのまま自然消滅する設定なんですよね。
ピュアで好きって気持ちも強い、
尊い~って言ってあげたいんだけど、
肝心なところでなんとなく言えずに…特別でもなんでもない2人なんですよね。
バイトの先輩も言うとおり、あるあるな話っていうそこはリアルにしといてからの再起する流れ。これはクる。ほんとヤバい萌えでした。
個人的な萌えポイントは
まず、坊主ですかねーもぅいかにも青春!部活!
汗!の薫りがリアルでたまりません。
グローブで口元を隠しながらの告白シーンも良かった…
この野球部あるあるがプラスされて、なんかクスッとなるんですけど、萌えが底上げされるパワーアイテム使われた気分でした笑
優しいけど大人しくて頼りない感じの攻の高鷹くん
野球部キャプテン、コミュ強、明るいんだけど実はゲイに目覚めていて、ドキドキしながら日々を過ごしている受のちとせくん。
このふたりの性格を反映しながら、
最悪の第一印象→仲直り→きっかけ→恋愛に発展する流れが、自然で見事に表現されているんですよね。ほんとネタのひとつひとつがエモいというのか、書いてるそばから読み直したくなるほどです。
私は電子なんですけど、紙本の有償特典は
部室での初エチらしいので、買い直すか
かなりそっちに傾いてます。
(これ以上は置き場所に困るのに…)
因みに電子本編、特典は、どれもソフトな描写です。
良いんですけどね、それでも萌えは存在してるので。でも、更なるものがあると言われたら手を伸ばしたくなるのは腐の心情ですよね、まぁ悩んで決めたいと思います。
話は逸れましたが、とにかくこれは是非
読まれて損はないかと!
広まって欲しいなぁ、まじで。おすすめです。
初読み作家様。作家インタビューで興味を持って、増量中の試し読みしたらあまりの面白さに夢中になって、即購入しました。
絵柄がちょっと素朴な感じで味がありますね。受けの千歳は三白眼でつり目が可愛い。攻めの高鷹はちょっとタレ目のイケメンでかっこいいです。高鷹のお顔好きだな〜。
性格は千歳がやんちゃで、高鷹はクーデレな真面目君かな。
高校時代、野球部でバッテリーを組んだ二人。だんだんいい雰囲気になって、ついにお付き合い開始!
(グローブを口に当ててコショコショ話するシーン、すごく可愛いな〜♪)
野球部なので二人とも坊主頭。特に坊主が好きという訳ではないですが、坊主の二人がイチャコラしてるの、なんだかドキドキします♡ なんでだろ〜、背徳感かしらw
周りに隠してお付き合いする二人の描写がなんだかリアルでいいですね!ファミレスで隠れて手を繋ぐシーン好きです、カワユ!
誕生日にラブホ行くシーンもすごく好き!二人のドキドキワクワクが伝わってくる、楽しそう♪ 口元のケーキペロリからのキス、可愛いしエッチだな〜♡
(しかし高鷹、あんなに可愛い顔で「(千歳の誕生日)めっちゃ祝うわ」って言ってたのに〜!)
あんなに仲良しだったのに、こんなことで?、というきっかけでどんどん仲違いしていくシーンはすごく切なかった…。お互い好き同士なのに…つらい…(´°̥̥ω°̥̥`)
それにしてもずっと引きずってるのに、大学も近くになったのに、全然連絡しないなんて、意地っ張りがすぎるぞ、千歳!
そして高鷹も連絡できなくて、こっちはヘタレというか奥手というか…トホホ
卒業して2年後の千歳の誕生日。
しびれを切らした千歳が、とうとう!連絡したーーー!!
よくやったよ、えらいよ〜〜。゚(゚´ω`゚)゚。
はぁ、こっちまでドキドキします。
とうとう再会する終盤は、もうなんというか、キュンの大洪水でした!!
高鷹の「おめでとう」で、こっちまでうるっときました〜、よかったよ〜。゚(゚´ω`゚)゚。
ケーキが出てくるシーンは、ちょっとブフッて吹きましたw もう!あきらめるんじゃない!ww
ラストまでずっとキュンキュンしてました。とっても素敵なすれ違いラブストーリーでした♡
本編はエロ少なめですが、描き下ろしで再会直後の濡れ場を描いてくれて嬉しかったです。高鷹の「かわいい」が良きでした♡
こんなに夢中で読んだ作品は久々でした!
出会って友達になって、恋人になって、すれ違って離れて、とうとう再会して…と、二人の恋の過程がとても丁寧に描かれていて、もう素晴らしかったです!
もうちょっとこの先の二人も見てみたい…。
続編出てくれたら嬉しいです♪
シーモア 白抜き修正(修正箇所は少なめ)
恋愛漫画としての満足度が異様に高いです。
経験したこともないのに読んでいて共感できるような、同じ気持ちになれるような、そんな漫画でした。
読んでいる時、ずっと、「私は今、大恋愛に立ち会っているんだ」という気持ちでした。
こんなに純粋に恋愛模様を描いている作品、他にないかもしれないと思いました
後半は泣きながら読んだのですが、切なさや複雑な心境などマイナスなことで泣いたのではなく、「幸福感」から涙が出ました。こんなに気持ちの良い涙を漫画で流したのは初めてです。
そして読み終わって本を閉じ、タイトルが見えたときの幸福度…。
恋愛漫画の最高潮だと思います。
上野ポテト先生の作品ってわりとわかりづらい物語やストレートにハピエンと言えない物語が多いと思います。この作品はとてもストレートにボーイズがラブしています。
全6話、1冊丸ごと、ちとせくんの誕生日3月30日と高校時代の恋と誕生日の思い出のお話です。
バイトの送別会をしてもらったけれど、疎外感を覚えるばかりで、誰かに誕生日を祝ってもらいたいと切なくなる千歳。その理由は、高校時代に好きだった高鷹のせい。
高2で転入してきた高鷹に感じが悪いと思った千歳ですが、デリカシーがなかった自分のせいだと素直に謝ります。それをきっかけにふたりは仲良くなります。過去のふたりは野球部の中で互いの誕生日を通り過ぎて行きます。
この頃から、千歳は自分の性的対象が男だと気づいていて、野球部の中で自分がキモくないかとドキドキしながら過ごしています。高鷹を思いながら部活の後に部室で勃起しているのを見られて千歳は気まずくなりますが、翌日に部室にやってきた高鷹にキモくないとキスをされます。
そんなことがあっても付き合うということもなく、ちょっとギクシャクするふたり。しびれを切らした千歳が部活中に高鷹に詰め寄ります。バッテリーのふたりがグローブで口を隠しながら、告白し合うシーンはとてもかわいくてよかったです!
そして高鷹の誕生日の前日。ふたりはラブホで1日を過ごします。高鷹にとって辛い誕生日の思いを聞いたり、イチャイチャしたりしてあっという間に時間が経ちます。次の千歳の誕生日はめっちゃ祝うと約束して。
その後もふたりは順調かと思いきや大学受験のことで衝突し、ふたりはそのまま疎遠になってしまいます。
そして2年後の現在。送別会の後にひとりで駅の前で立ち尽くす千歳。自分勝手に話す元同僚に見つかり話を聞いているうちに無性に高鷹に会いたくなってとうとうラインをします。
そして・・・。
この先はぜひぜひ!読んでください!すごくよかったです。ちとせくんの気持ちになってぜひドキドキしてください!
「Happy Birthday ちとせくん!」よかったね、おめでとう!
これからずーーーっと互いの誕生日をお祝いしてください!
単行本、楽しみに待っていました。
表紙、めちゃくちゃ可愛いですね。
上野ポテト先生の独特な雰囲気が今回も炸裂しています。
テンポ…なのでしょうか。
他の作家さんとは何かが違うのです…。
うまく表現出来ず申し訳ないです。
ただ、この雰囲気が大好きです。
絵柄も好みが分かれるところだと思いますが、私は大好きです。
Happy Birthday ちとせくん…題名にある通りちとせくんの誕生日の話です。
はぁ〜もう、良かったです。
良かったしか出なくてすみません。
是非、読んでください…。
アニメイトさん
コミコミさん
ホーリンラブさん
とらのあなさん
電子限定
特典読みました。
エチ補給したい方はホーリンラブさんの有償特典
個人的にはとらのあなさんのリーフレットが良かったです。
ケーキを少し食べていた高鷹サイドを垣間見る事が出来て嬉しかったです。
高鷹×千歳
高校卒業後の2年間は絶縁状態が続いている2人。
ただ不器用で、高鷹のせいにして、拗ねがちな千歳。
千歳のことを大切に思うがゆえに、臆病になってしまうヘタレな高鷹。
甘酸っぱさにに包まれる高校時代の淡い恋、
お互いのことが好きなのに、
未熟なすれ違いが生む引きずる胸の疼きがリアルすぎて・・・
(じっくりと味える作品で)じっくりと味わうと、
ほろ苦い繊細な感情が静かに心を刺激してくるこそ、
ラストのほの甘さが心地いい。
冒頭から、
20歳の千歳が高鷹に会いたいという寂しさで胸が締めつけられる。
読者は2人がもう会っていないことを知って、
高校時代の野球部での2人の関係に入る展開に、
その純粋な恋に微笑みながらも、
2人がなぜ関係を終えたのかが気になって、夢中で読み進めてしまう。
高校時代の2人。
2年の時に転校してきた高鷹。
友情から始まったものの、
ゲイで隠したかった友情以上の感情が、
控える性格の高鷹の意外な行動によって崩されていく千歳。
野球練習中、グローブで顔を隠しながら、
照れ照れと告白し合う光景が、
全然雰囲気に合わなくて逆にキュンとさせる。
少しせっかちな千歳、
照れ屋の高鷹。
恋人になってからも、純で純で、
ホテルに行ってもチュー以外にはほとんど何もしていない・・・ピュアっピュア!
坊主頭〜3年生で野球部を引退してから髪を伸ばし始めた
髪と共に変化していく関係性がまた良い。
助言みたいなこと言われて、
しっかり反省してしまう20歳の千歳。
ついに2年止まっていた送ったメッセージの返信がきた瞬間、
千歳の気持ちに共感して・・・泣きそうになった。
誕生日をお祝いしたいという想いが、
ずっと一緒にいられるための代名詞になっているのが最高に尊い!
2人の誕生日に起こる出来事と、
お祝いの仕方によって繋がる全体の流れがとても見事。
好きだから、
素直になれなかったことも、ふてくされたことも・・・全部がもうどうでもいい!
溢れ出している大きな愛情がたまらなくて、
胸キュンの酸味と甘さが絶妙に効いた作品でした。
正に〝等身大の若者達〟を感じられる作品で、若い故の初々しい恋心にドキドキして、若い故にすれ違ってしまう彼らにハラハラしました。
二十歳の誕生日を迎えた千歳くん(受・表紙)が、自分の誕生日をきっかけに元カレである高鷹くんとの思い出を回想していく回顧録形式の作品です。
日常系の作品なのでドラマチックな展開はありませんが、〝等身大〟だからこそ彼等の悩みや喜びに共感できるんですよね。
彼等の纏う空気感や、何でも無い日常会話に引き込まれてスルスル読めてしまう魅力がありました。
現在の高鷹くんの登場シーンなんて「高鷹くんキターーー!!!(古)」とめちゃくちゃテンション上がりましたよ笑
いやー…良い男に育っていて眼福、眼福
高校卒業から音信不通になり、ほぼ自然解消的な別れ方をした2人ですが、其々ずっと忘れられない存在だったんだろうなぁ。
千歳くんの誕生日の度に、お互いが想いあっていたのかと思うと、切ないけど尊いな…と。
2年振りの連絡への秒返信や、食べかけのケーキから高鷹くんの執着(溺愛)っぷりが垣間見られて堪りませんでした。本当、あの表現は秀逸!
毎年ケーキを買って1人で食べてたのかな…と思うと胸がギューっとなりますね。
「もう、早く連絡しろよ!」とか思っちゃいますが、自分の激重感情を知ってるからこそ連絡できなかったのかなー…とか、再会した後は執着系なのに普通であろうとして葛藤したりするのかな…とか、色々と高鷹くんの心情を妄想してニヤニヤしています笑
そして、描き下ろしの再会Hも最高でした!
高校生の頃とは違う、余裕のある千歳くんエロすぎでしょ(優勝)
最高だったんですが、欲を言えば〝めっちゃ祝いあう〟2人のこれからを見守りたい気持ちでいっぱいなので、どこかで番外編や続編が読めたら嬉しいな〜!
▶︎シーモア/白抜き修正
描き下ろし…14p、電子限定…1p
誕生日という1つのエピソードをここまでのストーリーに仕上げてくるのすごい。
pixivで読んでて、一冊になったら買おうと思ってた作品。描き下ろしが読みたくって即ポチです。
描き下ろしは期待通りのイチャイチャあって、めっちゃ最高でした!
はぁぁぁ……千歳よかったねぇぇぇ…(ノД`)高鷹も。
内容を大体知っていても、連続して読み通すとまた違う趣を感じて面白かったです。
誕生日を祝ってもらえない寂しさとか高鷹への未練とか。それに仲間内の疎外感みたいな千歳のモヤ感情にフューチャーして物語を展開していくストーリーに没入です。過去の出会いから、現在の状況に至るまでの2人の関係の変化が丁寧に描かれていて、終始目が離せませんでした。
過去エピが半分以上を占めるほど、高鷹と千歳の過去は重要です。
千歳が誕生日に一人で過ごすことになってクサクサしてる原因の全てが語られていますし、それに。千歳が高鷹のことをどれだけ好きかってことも全部入ってます。
高校球児として部活と恋愛といった青春をいつも一緒に過ごしてきた2人の思い出があまりにも自然体で、高校生らしいピュアさも相まって魅せられました。野球部のみんなとワチャワチャ過ごす日常の風景もホッコリと温かくて和みます。
派手さも特別なことも何もない、日常の延長線上で繰り広げられていく高鷹と千歳の恋に胸がカアアッと熱くなる思いでした(〃ω〃)
過去エピの厚みで忘れそうになるけど、現在の時間軸でいうとたった1日だけのお話です。それでこの読み応えはホントすごい。
止まってしまった2人の時計の針が再び動き出すキッカケは、ほんの小さな勇気と勢いだけ。なんかね…千歳がずっとグズってモヤっていたこの数ヶ月の時間が、1つの行動で解決してしまうほど簡単なことだったんだなって思うとちょっぴり拍子抜け(笑)
でもそれは結果的にそうだったからで、それまでの複雑な感情を思えば簡単なことではなかったですよね。
離れていても、連絡を取り合うことなくても、想いは同じところにあった2人の離れ離れのパズルのピースがピッタリと合わさっていく瞬間はすごくドラマチックで、萌えが大爆発……っっ!!
再会シーンも最高だし、その後全部も最高。描き下ろしはもっと最高でした!
2人とも思い出の約束を拠り所にずっと今の今まで過ごしていたことにちょっぴり切なくなったけど、意味のある空白期間だったと思いたいです。
高鷹の千歳を前にした余裕のない行動や表情は萌えの塊でした。
これからは共に歩く明るい未来を楽しんで欲しいと思います( ´∀`)