京極家の蜜月

kyougokuke no mitsugetsu

京極家の蜜月
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神89
  • 萌×226
  • 萌8
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
15
得点
573
評価数
123
平均
4.7 / 5
神率
72.4%
著者
木下けい子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics CRAFTシリーズ
シリーズ
京極家の結婚
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784813033288

あらすじ

俺が信じられないのは
おまえじゃなくて俺自身だ

法務大臣の父親を持つ政治家秘書の
京極誠志郎の夫は、
有名俳優の両親を持つ京極 尊だ。
偽装結婚から始まったふたりだが、
愛を育みつつ、誠志郎の異母弟の礼央と
三人、仲良く暮らしている。
尊の母親と誠志郎の母親が剣呑になったり、
尊が共民党婦人会の妖精たちの洗礼を
受けたりしつつも、順調な毎日だった。
けれど、あることをきっかけに
誠志郎の中に尊への疑いが生まれてしまい……
家族、友人、夫婦、夫夫──愛の形とは?

表題作京極家の蜜月

京極尊、主夫
京極誠志郎、政治家秘書

レビュー投稿数15

胸が熱くなる一冊…

今、木下けい子先生熱が自分の中で来ていて(定期的に来るやつ)、来月続刊が出るこのシリーズを最初から読み返しています。

いや、初読時には「ふーん」と流してしまっていた私、どこ読んでた!?と本気で思うぐらい、胸熱です…神巻でした。

表紙だけ見ても幸せ溢れてて頬が緩む…
この見つめ合う二人を見よ!神々しい✨
なんてったって「蜜月」ですもんね。(*´꒳`*)

BがLするお話としてもいいんだけど、同性婚とかセクハラとか、現代の問題がさりげなく、でもしっかり組み込まれていて、骨太。
今回、誠志郎が父親の命で党で同性婚についてスピーチする場面、圧巻でした。胸がじーんとしてしまった。。国会で流して欲しい。

最後の描き下ろしで、礼央に「誠志郎は尊のどこが好きなの?」という質問に対する誠志郎の答え。
これ、尊同様胸にズキューン!!でした。萌え萌えです…こんなこと言われたら手離せないわ。。

攻めの尊の気持ちがいまいち分かりにくいな、というのがこのシリーズで唯一うう〜ん、という点だったのですが。尊、今回は少し語ってくれてました。(本当に少しだけど;)

綺麗だなと憧れの気持ちを持っていた「白の京極くん」に偶然再会し、興味本位で同居する仲にまで近付き果ては偽装結婚!となったけれど、誠志郎との同居生活で彼を知ることにより確実に何かが変わっていったんだな、と。

温泉旅行でさあこれから…、といい雰囲気になった時に礼央のおジャマが入るのは、もうお約束ですね(笑)

もう今から続刊が楽しみでなりません。
早く2月になって〜!

2

喧嘩するほど仲がいいって。

1巻→2巻→3巻と、誠志郎の表情がどんどん柔らかくなってきた表紙。やっと目が合いました! 蜜月です。

マダムイベントか~興味ないな~と初めは思ったんだけど、いや良かったです。
笑顔で腹を探りあったり牽制しあったりしつつ、楽しむところはしっかり楽しむ逞しきマダムたちが意外と可愛かった。
ああいう女の集団に、男が一人ポンと入ると、空気がすごく変わるの、わかるなあ。まして、尊みたいな男だったら……マダムたちの女性ホルモンが爆上がりしてるのが目に見えるよう。料理するイケメンって、どうしてあんなに目の保養になるのか。

そして、政治家妻の内助の功。
前線で戦っている政治家たちにはわからない些末だけど意外と大事なものを、後方を守る配偶者たちが掬い上げてバックアップしてるから、全体がうまく回るみたいな。
そんなに大きな力ではないけど、無くてはならない力っていう感じで、説得力がありました(リアルはどうか知らんけど)。

誠志郎の両親って、隠し子がいる時点でもう破綻した夫婦関係だし、礼央への対応も最低だけど、だからといって、ステレオタイプな仮面夫婦とか冷血人間でもない。父も母もおそらく権力ある家に生まれ育って、一般と感覚がズレすぎた人たちけど、どこか可愛くて憎めない。なんだかんだいって、真面目で優しい誠志郎の親らしい。
普通の夫婦愛・家族愛とは全然違うけど、白の京極家は強固な一枚岩なんだと感じました。
芳子さんの「褌〆直して」が、栄一郎さんの「緊褌一番」とリンクしてるのも良き。

一方、黒の京極家は貴子ママ登場。愛情というものがイマイチわからないらしい尊のバックボーンが見えてきました。
でも、よくわからないからこその、掛け値なしの尊の言葉。
誠志郎にそばにいてほしい。誠志郎を支えたい。
シンプルでストレートな気持ちにグッときました。

なのに、そこへまた元嫁爆弾投下。
1巻で元嫁と直接会ったときはそこまで動揺しなかったし、2巻で尊に「俺また間違った?」と問われたときには「大丈夫だ」ってカッコよく言い切ったのに、今回は揺らいでしまった誠志郎。
それは、あの頃とはかなり気持ちが変わってきたということ。愛してるし、愛されたいからこそ、不安になってしまうし、感情を剥き出しにしてしまう。
こんな喧嘩をしてしまうのも、二人がちゃんと夫夫になってきてる証だよな……と、感慨深かったです。

礼央はまさに「かすがい」になってくれたけど……
「うそばっか」には胸が痛みました。
ママと通話はできてるとはいえ、ものすごく辛い状況。
でも、そんな中でも礼央が笑って暮らせてるのは、誠志郎と尊が心から寄り添ってくれているのを感じて、二人を信頼しているから。二人と暮らす生活が、居心地いいから。
このまま親子三人で幸せに暮らしてほしくもあり……ちゃんとママの元に戻してあげたくもあり……今後が気になります。

3

しっとりとした雰囲気がいい

京極家三冊目!!
前回建前だけでなく、身も心も結ばれた2人が、今作ではよりラブラブになり喧嘩。
今までお互いを本当はどう思っているのか、少しあやふやな感じでしたが、誠志郎が尊の元妻による暴露話を聞いた事で喧嘩勃発。結果互いの想いに向き合うことができ、読んでいてやっとしっくりきました。
三冊かけてゆるやかに関係を描いていく、このシリーズが本当に好きです。
誠志郎のお母様も出てきて、婦人会に尊も参戦。
尊の美しさと身のこなしに、皆さんメロメロになるところや、尊が自分の気持ちをしっかり言葉にして、最上さんを味方にしてしまうところがかっこいい!!
大人の2人だけど、可愛さもあり、たまらなく好きな作品です。

4

良くも悪くも引っかかる所なく

 蜜月というタイトル通り、尊も誠志郎も相手を思いやって穏やかな生活を築こうとしているのがよく分かる3巻目でした。尊が奥様方の集まりに駆り出されるのも、同性婚と同様、男性が女性に混じって料理を習ったり、普段家の中にいる側ならではの感情を共有したりすることは新しい時代に繋がっていく感じがして良いですね。礼央という子供がいるのもこの作品のポイントですが、彼が型にはまったようないい子に描かれていない所もやはり好きだなと。誠志郎の考え方に良い変化もあり、もうBLの醍醐味は粗方描き尽くした感もありますが、次巻辺りで彼らを取り巻く環境が何か変わるんでしょうかね。

1

犬も食わない蜜月♪

蜜月♪蜜月♪とうれしくなるタイトル。
少しずつ本当の夫夫になりつつあり、いい感じです。

尊がブレずに誠志郎を好きでいる、ますますかわいいと思うのが萌えで。

清志郎も戸惑いながらも、尊に惹かれて努力するさまがよかったんだけど。

尊の元妻の言葉を真に受けて、尊のことを「信じられない」と言った時はがっかりしました。
婦人会で尊が誠志郎と一緒にいたいと語った後だったので余計に。
尊自身は何も変わらないのに、誠志郎は何を言ってるんだ!?と思ったら…そういうことだったんですね。
尊のことではなく、自分に自信がなくて自分のことが「信じられない」と。
それなら納得です。
さすが木下先生、落とし所がしっかりしている。
私こそまんまと真に受けてしまいましたw

そりゃまだ新婚ですし、行き違いもありますね。
特に誠志郎はまだ尊のことで知らないことがあるだろうし、その辺も自信のなさにつながっているのかなと。

いろいろありながらも、蜜月を過ごし、まだ続くんですね。うれしい。
法案を通すまで、本当の夫夫になるまで描いて下さるのかなと期待。

にしても、誠志郎の母もいいキャラですね。
父親が四字熟語が好きで、タフな政治家でおもしろいと思っていたのですが、母は更に強いw
父親が、さん付けするくらいですもんね。

尊を取り巻く婦人会のシーンが強烈でおもしろかったです。
ここがまたストーリーにしっかり関わってくるのが、木下先生のうまいところだなと。

続編も楽しみに待ちます。

1

もっとラブラブに!!

「結婚」「初夜」に引き続き第三弾の「京極家の蜜月」です。

はじめは口止め料としての契約上と、政治家である父親の同性婚を認める法律ための「愛のない契約結婚」だったふたりがだんだんと仲良くなっていく様子を丁寧に見られるのが嬉しいシリーズです。

自分にコンプレックスを持っているふたりがお互いを羨ましいと思っていたのが萌えますよね。
「自分なんか好かれるわけがない」って思っている受けの誠志郎がかわいい!
攻めの尊はたぶん前から誠志郎をよく思っていたんだと読めるんだけど、どうなんでしょうかね?
「結婚はひとりの努力では成り立たない」からとふたりで愛をはぐくんでいき、ふたりが身も心も結ばれた!バンザイ!!と思って終わったのに…
あああ!!!3巻は「蜜月」なのに!!
1巻よりも2巻よりも暗雲が垂れ込めてきます。

まずマダムイベントとして、誠志郎の事務所に尊の母親がやってきて、その後に誠志郎の母親から政治家の婦人会の集まりへ尊が呼ばれます。
怖い奥様方がいらっしゃる中で、尊が「僕が死ぬ時に誠志郎にそばにいてもらえたらいいなぁ」って言うシーンがあるんですが、ここは最高ですね!
ふたりのエッチもだんだんとラブラブ度がアップしていくのも読んでいて楽しいです。

でも、ここでラブラブな幸せなふたりに浸らせてくれないんですよ。
尊の元妻が爆弾を落としていきます。愛される自信がなかった誠志郎がやっと愛されることに慣れてきたのに、また「俺だけじゃなかったんだ」って尊を信じられなくなって突き放してしまいます。もう切ない!!!言ってる誠志郎も言われた尊もどっちもすごく傷ついてしまうんですよ。
ああ!!尊を信じてやってくれよ!!!自分を信じてあげてよ!!って思っちゃいます。

それからの蜜月の甘さはぜひどうなるのかお楽しみください。
因みにわたしは、最後の誠志郎の「きゅんとする」に猛烈に萌えました!!!


ふたりと一緒に暮らす礼央がとてもかわいくてほのぼのさせてくれます。
子育てBLは好き嫌いあるでしょうが、幼稚園児にしては大人な礼央はとても好感度が高いと思います。ちょっと勘が良すぎて可哀想になるくらいよくできた子です。

また、朝倉先生はずっと胡散臭くて毎回どうするのか気になるんだけど!!動かない!!もうちょっと彼の出番を!!!熱望です。次巻はぜひ!期待しています。

次のタイトルは何でしょうか?「倦怠期」には早いですよね!
もっともっとラブラブなふたりを読みたいです。

2

死ぬ時そばにいてもらえたら

京極家は巻数が進むにつれ面白さが増していきますね。
家族もの、特に子どもが絡んでくる話ってそこまで萌えない作品が多いんですが、始まりが偽装結婚なのに徐々に真実の愛へと気持ちが深まっていく過程がほんとに尊くて大好きです。
蜜月編では尊、誠志郎それぞれのママも絡んできて面白かったですね~。
特に誠志郎ママ!キャラが良すぎる!
京極家は礼央、誠志郎パパ&ママ、朝倉先生等脇キャラがすごく立っているんですが、決して主役二人の存在をジャマしない良いスパイスなっていると思います。

今回、尊と婦人会のご婦人方との絡みがすごく面白かったです。そんな中でも同性婚を認める法案について尊が言った言葉がものすごく心に沁みてそのシーンで何度も泣いてしまいました。
確実に愛を深めている尊と誠志郎。尊の元妻からの週刊誌リークで一波乱ありましたが雨降って地固まるな展開。
しかしまだ尊の両親、朝倉先生、礼央の母親など二人の愛を脅かす要素も残りつつ新章へ続くといった感じです。

3

面白すぎる

前巻のモヤモヤは段々と晴れて来たけれど、まだまだ明かされて無いことは多いと思いました。

でもそれ以上に誠志郎の母親が面白くて、党の婦人会の面々にホッコリさせて貰いました。
この中で頑張る尊の姿はずっと読んでいたい程面白かったです。

それにしても尊の元妻の動きとか、何を考えているか分からない朝倉議員がいまいち不穏ですね。段々と尊と誠志郎の仲が本物になって来てるのに、その事だけが不安要素でした。

そして冒頭のシーンの子どもが尊だった事に驚いて、後に登場する母親から何となく彼の境遇を察する事が出来ました。

偽装から本当の夫夫になって来て、後は礼央の母親がどんな状況なのかです。
礼央は可愛いし2人にとって大切な鎹だと思うので、次巻でハッキリさせて欲しいと思いました。でないと礼央が可哀想です。

早く続巻が読みたくてしょうがありません。

3

ようやく見えてきた本音…

二人の母の登場で背景が見えてくるのに合わせて
ようやく誠志郎と尊、礼央の本音が出てきてギューンです!

他にも
尊ってやっぱり高校生のときから誠志郎に憧れてたんだあ〜(そのへんの話またあるかな?)とか
誠志郎の自信のなさとか

結婚、初夜、も改めて読み返して
あーそうだったのかと…

加速度的に面白くなってます!

礼央の不安にも、そしてそれに寄り添う二人にも泣かされました。
こんな二人に育てられる礼央の将来が見たい!楽しみ!

礼央の母の真意が気になりますが…

婦人会、サイコーですね!
天然酵母、というところも個人的ツボです!
参加して尊とパン作りしてみたいような関わりたくないような…

朝倉先生の思わせぶりは…?とか
ひっぱられつつ
まだ続く〜嬉しい〜

4

そうして夫夫になってゆく

はじまりは偽装結婚でしたが、一緒に暮らすうちに少しずつ
嘘が真実となり、前巻では遂に熱い初夜を迎えた尊と誠志郎。

今回はそんな二人の♥蜜月編♥です。
イチャ甘々引き続き~(∩´∀`)∩ワーイ♡

と思いきや、尊母の襲来に始まり、尊の婦人会デビュー、
さらにはまたも尊の元妻の横やりのせいで喧嘩勃発、と
せっかく蜜月真っ只中なのに二人の周囲は忙しなく…!?

尊の婦人会への初参戦編ではいつもは飄々としている尊が
政治家の奥様方の圧に押されてどぎまぎしてしまうという
レアな一面が垣間見れて面白かったです(笑)
馴染んでくるといつものペースを取り戻し、マダムたちの心を
あっという間に鷲掴みにしてしまうのもさすがです(๑ ˊ͈ ᐞ ˋ͈ )ƅ̋
今回初登場の誠志郎母とのタッグも相性バッチリでした♪
ザ・奥様なキャラを想像していたら割烹着の似合うお茶目なママでした。

この婦人会エピソードの中で一つ心に残った場面があって、
婦人会の重鎮マダムから同性婚について意見を求められた尊が
「僕が死ぬ時 誠志郎にそばにいてもらえたらいいなぁ」という台詞。
これって同性婚反対派への懐柔アピールでもあるのだろうけれど、
同時にまぎれもない尊の本心でもあるんだろうなというのが
そのときの尊の表情からもひしひしと伝わってきて胸がきゅっとなりました。

尊ったらいつの間にこんなに誠志郎のこと好きになってんの~///
とにやにやしたのも束の間、幸せ気分ぶち壊し尊の元嫁再登場です。

とはいえ、ご本人は出てきません。
ただ、尊とのあれこれを週刊誌に売りつけるという卑怯な手を使って
二人の間を裂こうと横やりを入れてきやがります。

元嫁への嫉妬から不安を煽られ、気持ちを揺さぶられてしまう誠志郎。
しまいには愛情が信じられないという誠志郎に向かって
尊が「なら 離婚する?」なんて言い出し…突然の離婚の危機!!

いやいや、尊の愛を疑うようなことを言った誠志郎も悪いけど、
尊も突き放しちゃってどうするの!もっと食い下がってよー!

その後も意地の張り合いでギスギスモードな尊と誠志郎に心臓が痛い…。
あわや破局かと思われた二人の絆を繋いでくれたのは礼央の存在でした。
強引に二人を仲直りさせようとする礼央でしたが、涙と共にこぼれた本心が
切なすぎました…!
明るく振舞ってはいても本当はずっとお母さんが恋しかったのね( ´^`° )
そして、礼央にとって誠志郎と尊と一緒に住む家はいつの間にか
大切な“居場所”になっていたんだなぁ、とぐっときてしまいました。

礼央の涙にようやく冷静になって向き合うことが出来た二人。
子は鎹というのはこういうことなのかも、としみじみ感じ入ってしまいました。

仲直り後は無事蜜月モード復活ですが、温泉旅行でのイチャイチャを
わずかばかり堪能できたのみでした。
それも結局礼央の可愛いお邪魔が入ってしまいましたしね。
足りないイチャ甘は次巻へ期待です!

思わぬハプニングの連続の蜜月編でしたが、こんな風にすれ違いや
喧嘩を繰り返して少しずつ本物の夫夫になっていくんだろうなぁ。

ラストにはまた当て馬?の朝倉先生が誠志郎に絡んできて…ひと悶着の予感?
尊の嫉妬編なんかも見てみたいですね。
“蜜月”の後は何になるんだろう?
次巻も楽しみにお待ちしたいと思います♪

4

この本のことを考えるときゅんとする

きゅんとしました。
今回のお話の中で1番のお気に入りのセリフは
尊のことを考えるときゅんとするんだ
です。
誠志郎、人間として成長してるし、そして変わらず心が綺麗。成長もしながら良いところはそのままって、素晴らしい。

今回は尊が大活躍でした。どこの世界も女の世界が厳しいので、婦人会の皆さんのハートを捕まえれば旦那の出世間違いナシですよ。

誠志郎も尊も当たり前の夫婦の生活を送ってる。男女と変わらないのに、何故紙切れ一枚の婚姻届を許されないのか。
誠志郎の演説も胸に刺さりました。
いい政治家になるよ、誠志郎。
総理大臣になって、ファーストレディ(?)の尊と一緒に世界を回って欲しい。

レオが2人の関係を取り持つところ、子供は敏感なんですね。
オレが子供だからって嘘ばっかりつく、
というレオの言葉が印象的です。

ラブラブな2人とモテモテなレオ。
尊のお母さん問題はありますが、誠志郎ママは味方になってくれたし、きっと明るい未来が待ってます。
クリスマスやお正月、家族で過ごすのも楽しみですね。

3

子は鎹

大好きなシリーズの最新刊ということで、発売を楽しみにしていました。偽装結婚から始まった2人の、異母弟を育てつつ、少しずつ愛情が深まっていく…ホノボノ家族のストーリーです。

『初夜』の前巻までは偽装感たっぷりの夫夫でしたが、この巻になって随分家族らしくなりました。夫のために婦人会に参加して人脈を作ったり、母親と仲良くしたり。夜の方も愛情一杯で、後は法案が通るのを待つばかり…!?

なんて悠長に構えていたら…落とされました、元嫁からの『性生活の生々しい告白』という爆弾が。スキャンダルはもみ消されますが、2人の間の気まずさはもみ消せず…仲違いをしてしまうのです。

それもこれも嫉妬したからで、愛情は着々と育っているようですね。離婚の危機かと心配しましたが、お子ちゃまの心からの叫びに無事に収まって安心しました。
そして、雨降って地固まる…益々甘々になった2人に萌えて、お子ちゃまの可愛さに癒されるのです。
おまけにシリーズはまだ続くとのこと…で、また楽しみができました。

4

甘いだけじゃないけど甘い!

巻を重ねるごとに尊みが増し、萌も右肩上がりの安定成長シリーズ!株なら150%買いですw。

”結婚(偽装だけど)後”を描いてこんなに程よくせつなく萌える作品ってほかにあるのかしら…?(私の偏った本棚にはあんまり見かけないので…)って思えるくらい素敵なラブストーリーだと思います。ちびっこの挙動が今回かなりドラマを盛り上げていて、さらに女性の活躍が目立つ、まさに”家庭的BL”、正直ホームドラマが好きなわけじゃないんだけど、木下先生のBL手腕がすごすぎてハマってしまいました。完結してないし、、という無駄なこだわりすみません、というわけで限りなく神寄りの萌2ということでおねしゃす!

スーパー主夫・尊を”形成している過去”が見えてきます。尊と誠志郎、双方の母親が登場してきて、この母にしてこの息子ありき感満載で面白かったです。愛情の表現は人それぞれだけど、ふたりの育児っぷり(→礼央への)を見てると両方そんなに悪い家庭環境ではなかったのでは?と思えます。あと、政党の婦人会がキョーレツですね。一騎当千の尊の活躍、まさに夫を家庭から支える伴侶の鏡ですよ!

尊の元妻、ちょいちょい出てきますね。こういう生々しさ苦手な方もいるんじゃないかなと思いつつ、個人的には、過去があるからこそ今現在のパートナーとの関係性のよさが強調される気がして、余計に萌えるタイプです。途中ハラハラするせつなさはあったけれど、それでも感情的にならない大人の態度、夫夫の安定感に萌え。さらに騎乗、、いや気丈に見える誠志郎が、自分の弱さを尊に見せるところがめちゃくちゃ萌え、、そして男前受としての株も爆上がり!”結婚っていいね”ってしみじみ言う尊の表情に”おめでとう!”と改めて祝福の気持ちが高まりました。

6

主役交代もありかもしれない?

偽装結婚ではじまったこのお話 タイトルと中身が若干ずれてる気になるのはあたしだけですかね?

結婚とはいってもまだまだ偽装の範囲だったし 初夜といってもまだまだ芽生えたものを育む途中で 
確かに最後にはタイトル通りにはなってるんで そこに向かう過程を読むのが醍醐味ではあるんだろうけど 既成事実だけ先にきているような…

いや 余計なことを考えるのは止めましょう


で 今回は〝蜜月〟

これって 結婚から1ヶ月後って意味でとればいいんですかね?
それとも由来の 「蜂蜜(honey)」と「月(moon)」で ハネムーン?


タイトルをみれば偽装から少し深まった互いへの想いをあたためながら 濃密で甘め それでいて穏やかな日常を過ごすのかと思いきや

お も い き やッ! 尊を苦しめる幾多の困難と与えられなかったものを読まされる


いや そんな大袈裟なもんでもないですけどね

ただ 子どもなら誰でも与えられるものに餓え 与えられなかったもので苦しんで
あぁ 尊が時おりみせる寂しげな顔の理由はこれなんだな…って


なんだけど う”ふッ  ダメ
5歳児の挙動ばっかに目がいってしまう

相変わらずいい仕事してるのよ 礼央のヤツが
下手したら 誠志郎の父 京極栄一郎より使える男

子育てものによく出てくる 大人顔負けの子供じゃなく ほんと子どもらしい子ども
やんちゃで自由で怖いもの知らず そのくせ小さい身体で一生懸命耐えてることもあって 名バイプレーヤーだと思ってる 個人的にw 

いや むしろ礼央を追いかけてるかも? 大人を食うこともないし
このふたりじゃなきゃこんな風には育たないんだろうな なんて

てか それに負けてない 尊のママっぷりと奥さまっぷりが


なんだかんだああだこうだしながら深まる愛や絆は読めても 相変わらず読めない朝倉の絡みの真意

終わりかと思ったらまだまだ続くんかーーーーーーーーいッ


いやでも面白いです 言葉は悪いけど あたしの中ではだんだん良くなる法華の太鼓


せっかく深まった仲を搔き乱され投げつけた言葉に一応仲直りはしたけど ふたりの中にわだかまるものはほんとになくなった?とか
家族を知らない尊に誠志郎ができることって?とか この法案が通ったら なんて

気になるところを挙げればきりがないんだけど 礼央の挙動やら大人の事情全部ひっくるめて次回のお楽しみって事にしておきます

6

神巻

けい子先生ですもん、買わないという選択肢はない。3冊目というのに新しい展開があって楽しい楽しい、大好きだ。すっごく好きなセリフが3か所あったので神にしました。雑誌掲載分+描きおろし。カバー下はなし。当巻の個人的メインイベントは、政治家の奥様方の寄り合い、恐怖の婦人会wめちゃ楽しい。

攻めの母が乗り込んできて「関係ないからマスコミを何とかして」と言われた受け&受け母。かっちーんと来た母、攻め母に家族の絆を見せつけなければ!と奮起して・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
礼央(受け弟)、受け父(政治家)、受け母(the政治家の妻)、攻め母(女優)、その他政治家の妻母たち。怖い怖い。

++良かったところ!

1.ここがよかったなあああああ。
  政治家の奥様方に尊が聞かれるんですよね、「少子化をどうお思い?」って。
  それに対する答えが沁みたー---泣きそう。
  「僕が死ぬとき、誠志郎がそばにいてくれたらいいなあって思うんですよね」だって。
  そう思い続けられる相手と出会えて結婚できたら、ほんとそれだけで勝利した
  って思う。

2.途中で喧嘩しちゃった二人。雰囲気悪くなっちゃってもう礼央が
  わあわあ泣いちゃうんです。ここダメだったなああああ。
  子連れて離婚した経験ある方にはたまらんかもしれない。
  礼央、ごめんねって謝りたくなって、もちろん謝ってましたよ。

3.描きおろしのところで、礼央が誠志郎に質問。「どーしてけっこんしたの?」
  ド直球。それへの誠志郎の答えが良かった・・・「きゅんとするんだ」だって!
  くあー------。こっちが照れる。

と3か所、堪らんところがあった神巻でした。もちろんまだ続くはずで(色々決着ついてないので)続きを楽しみにしています。次巻は大好き胡散臭い朝倉先生が活躍される気がするんだよな!

11

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