光が死んだ夏 1

hikari ga shinda natsu

光が死んだ夏 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神116
  • 萌×220
  • 萌10
  • 中立1
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
33
得点
691
評価数
151
平均
4.6 / 5
神率
76.8%
著者
モクモクれん 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
カドカワコミックス・エース
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784041122730

あらすじ

光はもうおらんのや…それやったら――。

ある集落で暮らす少年、よしきと光。同い年の2人はずっと一緒に育ってきた。
しかしある日、よしきが光だと思っていたものは別のナニカにすり替わっていたことに確信を持ってしまう。
それでも、一緒にいたい。
友人の姿をしたナニカとの、いつも通りの日々が始まる。
時を同じくして、集落では様々な事件が起こっていき――。
新進気鋭の作家・モクモクれんが描く、未知のナニカへ堕ちていく物語、開幕。

巻末には在りし日の2人を描いた、描き下ろし短編も収録。

表題作光が死んだ夏 1

高校生
高校生で光の幼馴染

その他の収録作品

  • 特別篇
  • あとがき

レビュー投稿数33

ドハマり!(スクールバスの運転手さんも…)

話題になっていますし、この作品の良さはただの高校生の私が語るまでもありません。
ただ私個人の感想を書かせていただきます!

私がこの作品を手に取ったのはシンプルな単色に繊細なタッチの光のイラストが映えていて惹かれたからです。

あらすじをネットで調べた限り、正直エモさ重視のB級ホラーかな、と思いました。(ごめんなさい)

それでもいいか、と試しに1巻購入して早速読んでみると思わず息をのみました。

ホラーの設定がしっかり作り込まれており、背筋がゾクゾクする感覚に陥りました。
それとともに、よしきとヒカルの互いに持つ重い感情が強調されるのが個人的に癖に刺さりました。
現在5巻まで読みましたが、怖さに拍車がかかって、謎も解けつつあり、とっても面白かったです。
BLを求めている方にはLoveな描写が少し物足りないかもしれませんが、単に少年漫画だと思って読んでも申し分ないくらい話が面白いです。
天才的に面白いです。

スクールバスの運転手さんも出発時間まで5巻を真剣な表情で読んでいました笑
ホラー好きならどの層にも刺さる漫画です!

ぜひお手に取ってください!

0

試し読みだけで惹き込まれます

某SNSの試し読みで普段ハピエン厨で重暗いお話はあまり好まない当方ですが、気づいたら購入していました。
商業BLというジャンルとして括っていいのか…?と思ってしまうほど作者さんの世界観があってここまで日常のなかにある違和感や非日常な部分を漫画で描写できるんだ…と驚かされました。
好奇心から始まるとある体育館倉庫のワンシーンもまるで性行為しているかのような雰囲気があって大好きなシーンのひとつです。
またよしきはヒカルと幼馴染ですし、いきなり目の前にヒカルであってヒカルではない者(?)が現れ疑心暗鬼となり、それは当たり前の感情だなと思います。
ですが読者は生きていた頃のヒカルを知らない状態から始まるので、読み続けるほど謎の人ならざる者側にどうしても愛着が湧いてしまうという歪さがうまいなと感じました。

0

ページがめくれなぁいいいいい!!!

ホラー系が苦手です!
でもBLだからそこまで怖くないだろう~♪っと、
めっちゃ調子に乗って購入したアホです!

内容がもうすんごい面白い!!
でもビビりすぎて読むのに3日かかった。
頑張ったよぉ… 。゚(/□\*)゚。

バアッ!と飛んでくる恐怖とかじゃなくて、
じわじわ積み重なって這い寄ってくる方です。

駄目や。続きが気になるのに、勇気が足りない。
あとでラブコメか何かを読んで回復しなきゃ。
ストーリーは本当に良かったです!
しかし2巻とその先はしばらく保留w

1

とうとう読みます…‼

あ‟-----とうとう足を踏み入れちまいました。。。
ずっとずっと気にはなっていたのですがだいぶチキッてるのを自覚しているので読むのは躊躇していたのですが、、、

何かもぉ、、、今この不思議な世界観に囚われ気味で。。。
勢いで読んでみる事にしました‼

先ず、1巻目は割とイケます!
ずっと蝉の音とか鳥の音とか校舎内の音などの環境音描写があったりして否が応でも目の前の描写が脳内再生されながら読んでしまう没入感がスゴイです
不慣れな方言でも何故かその辺もすんなり読めてしまう
何とも漫画の巧い作家さまですね‼

あと、不穏さがずっと漂っているのに言葉選びのセンスが長けているというかちょっと力が入り過ぎた肩の力を抜いてくれるようなワードが光ります

光(ヒカル)が人ならざる者である事を告げた後の放課後の会話で正体について言及した際に「はちゃめちゃにバケモンなんは確かやけど(笑)」
っていうセリフ、、、
ネコのメンチ兄貴じゃないけど怖いって……全然笑えないから。。。
マジで。。。数ページ前にあんた=ヒカル(仮)の顔半分イカれてましたからねぇーー…
と、情緒を乱されまくります(¯―¯٥)

でも、でも、、、‼
確実にヒカル(仮)なのか光そのものの想いなのかは分からないけれどヨシキへの執着は伝わるし、ヨシキも同様に大混乱はしてるけれど並々ならぬ想いがあるのは分かる。。。

いやいや、、、
この2人もこの村もどうなっていくの。。。
めっちゃ気になりますやーーーーんっ‼

取り敢えず巻末の「特別篇」がかわい過ぎだしシュールだわ…で読後の情緒がフラットで居られるのはありがたい構成でした(ღ˘͈︶˘͈ღ)
2人ともネコちゃんピン留めかわい過ぎる‼

評価は惹き込まれ度も込みで☆5一択!!!

2

ゾッとする面白さ

試し読みの動画を観てなんとなく購入しました。
1巻のみ既読。
人気があるのは知っていましたが、学生達のお話は特に好みでもなかったので今まで無視していました。
2人とも中学生かと思って読んでいたらどうも高校生みたいで幼過ぎじゃないですか??

こんなミステリーホラーだとは思わなかったし。
光に取り憑いているナニカがとんでもないモノなんだと徐々に明らかにされていく怖さ。
その光に執着されている幼なじみのよしき。
ナニカはとてつもない力を持っているようで村ひとつくらい呑み込みそうです。

でも光はきっとよしきは連れていかないよね。
光であるナニカは苦しみの末、よしきを手放すと思います。
もう既に相当せつない。
しんどい。

でもめちゃくちゃ面白いですね。
絵も上手いし当たり前だけど描き分けがちゃんと出来ているからイライラしないです。

少女マンガやその他を長い事読んでいないので、少年、青年マンガといった一般のマンガとBLを比べるしかないのですが、BLは同年代のイケメンしか出て来ない設定が多いせいなのか?髪型と髪の色しか違わない人物ばかりで混乱してしまうのです。

さて2巻目、読むか。

0

おもしろ…!!!

田舎ホラーの感じでぞくぞくしました。
BL要素もありますが、でもそれだけではない。
ホラー漫画を読んでいる感じがして個人的にすごく好きです。
完結してからガーッと読みたい感じ。でも次巻を待つこの感じも嫌いじゃないです…笑
光は光じゃないのに。化け物なのに。
なぜか私はとても愛しく感じます。

田舎の良さと田舎の息苦しさみたいなのが両方うまく描かれていてすごいな…と思いました。
画力も高いです。ストーリーのひきつけかたもすごいです。
ここ最近のBLで一番グっときたかもしれません。
続巻が待ち遠しいです。

1

最高

BLとして読まなくても物語としてかなり面白い漫画でした。
私の中の何かに刺さりまして、2巻を即ポチしてしまいました。
よしきの恋情寄りの友情みたいな想いも萌えますね。
思春期男子高校生大好物ですし黒髪美人受けというのもかなり美味しいです。
しかもモクモクれん先生とても絵がお上手だし、心理描写、会話セリフすべて天才的。
ちょっと信者っぽくなってしまいましたがそれくらい大好きになってしまいました、モクモクれん先生もこの漫画も。

絶対賛否両論あるかと思うのですがIFストーリーみたいのやってほしい…
ただただ光とよしきがいちゃらぶしているところが見たいのじゃ…

あと3巻4巻、いやそれより先になってもいいから以前に書き下ろししていらしゃったピリオドもいつか収録して欲しいです……お願いします(土下座)

そして最後に一番皆様に伝えたいこと。
描き下ろしに萌が詰まっていました!!!!!!!!!!!

2

不気味

読み返しです。話題作というのもあり、面白かったです。この作品で出てくる擬態語は、不気味さと田舎の蒸し暑さをうまく表現していてすごいなと思いました。BLという分類になるのかはよく分かりませんがミステリーやホラーとしても楽しめる作品です。ある日、よしきの幼馴染である光が突然行方不明になり、やっと帰ってきたと思ったらそれは光の姿をしたナニカだったというお話です。クラスメイトは光が帰ってきたことに安心しますがよしきだけはそれが光では無い事に気づいていて、それが光では無い事を知った日によしきがベッドの中で泣きじゃくっている姿が切なかったです。光(ナニカ)はよしきにおそらく恋愛感情を抱いていますが、本物の光はどうだったんだろう?と気になりました。

1

癖にハマればドンピシャの作品

夏の湿っぽい空気、喪失感、幼馴染の男子高校生2人の絶妙な距離感と、人ではない"ナニカ"に嵌って抜け出さなっていく感覚……

気持ち悪さが気持ちいい、そんな作品でした!

よしきがヒカルの身体の中に手を突っ込んで、ヒカルが「気持ちい…」となるところが癖に刺さりすぎてしぬかと思いました、身体の中身が"混ざって"しまうなんて、そんなえっちなことあります???

この作品が私のようなマニアック性癖腐女子の皆さんに届きますように!これからも応援しています!

3

すごいものを読んだ

とあるラジオで紹介されており、気になって読みました。
圧巻…!
画が内容とマッチしていてホラーを感じさせます。だけどちゃんと萌を感じる。
刺さる人はめちゃくちゃ刺さる雰囲気!
二人はどうなってしまうのか、最終的にどう着地するのか、気になります!
どうしてこうなったのかが解かる話を読むと切なくて悲しいけど光じゃない光も健気で可愛いんですよね…

2

まだ完全に大人になりきれていない少年達のホラー青春BL

今話題?の作品ですね。ホラー好きなのでドキドキしながら読みました
そんなに怖くはなかったです!えっこれホラーなん?ってくらい
ただ絵は好みです。すごくお上手で田舎の夏、ご当地ファミレスとか駄菓子屋とか田舎の風景とかセミの声とかほんとに臨場感あります
そして光が可愛!いやんちゃ不憫受けっぽくていい!好きっ!近くにいたらいたずらしちゃいたくなるような男の子(それ犯罪)とにかくエモいというか
私はホラーというよりは、BL脳で読んでしまったので、森とかトンネルとかホラー慣れしてない人は怖いかもですね確かに不気味な感じはしますが
私はワクワクしてしまいました。
光だけど光じゃないものいったいなんだろう?そこもミステリアスで気になります
でもわかることはたしかに光とよしきは想いあってることですね
夏の風景と禁断の想い(いろんな意味で)切なくも
美しいこれから2人はどうなってしまうのか2巻が楽しみです。

1

作家買いになりそうな予感

 いやぁ、面白かったです。巻数がついていることに気付かなくて1巻完結だと思っていたので、あっまだ続くんだ?と驚きましたが、素晴らしい世界観をしっかり長編で読めると知って嬉しく思いました。初めて読んだ作家さんでしたが、まずタッチや描き込みがとても好みです。物語の季節が夏なんですが、夏の田舎で感じられるであろう音が散りばめられているおかげで、よりその場の想像が膨らんで引き込まれました。

 そして、田舎ならではの他人との距離感の近さ。学校の生徒達だけではなく、近所の主婦やお年寄りとのやりとりも交えることで、この村の不気味さ、人知の及ばない領域と接する不安感が煽られて、ストーリーに深みが出ていたと思います。ただ不穏なばかりでなく、根本にはよしきと光の関係性の深さ、よしきの光への好意があるので、萌える余地もありました。本物の光は本当に死んでいるのか、なぜ死んだのか、そして今のよしきと光の関係はどう展開していくのか、気になることがたくさんあって2巻が待ち遠しいです。

0

ホラー ≫ BLって感じ

舞台が田舎の…村?町?みたいな。
こういう漫画って雰囲気なかったら一気に崩れちゃう的なとこあるけど全然大丈夫だった。
ちょー怖いけどこういう雰囲気がちゃんと確立されてる漫画好きだわ。
怖いけど、怖いとこは省かれて有耶無耶にしてあるからそんなびびって読まなくても大丈夫だった。
結末が全く予想できない!こういうはらはらする漫画読みたかった〜!あとコマ割りに囚われない独特な書き方してて、こういう漫画、すき〜〜。
無理矢理BLに絡めるとしたら確実に受けは光。逆は許す。
BLよりホラー漫画だと思うけど完全にBL要素が無いわけじゃなくて、でも恋愛的な好きじゃなくて君がいないと生きていけない親友超えた2人の好き、2人同士の一方的な依存っていうか、とにかくこの2人めちゃくちゃ危ない。()()
2巻も2人を見守りてえ!笑

1

世にも奇妙な物語の音楽がずっと脳内再生されてる感じ


周りでも好評だったので購入。
なんというか、序盤からずっと、世にも奇妙な物語の音楽がずっと脳内再生されてました。BLが好きで読むというよりは、BL関係なくニッチな漫画が好きで読む人にオススメです。多分、そういう方なら間違いなく高評価になる作品です。
.
読んで思ったのは、この方は漫画描くのとっても上手いなあってこと。キャラとかストーリーもそうですが、背景や吹き出しから感じる後を引く気味悪さ、そこがこの方の持ち味でありセンスだと思います。
.
チェンソーマン等を描いてる藤本タツキ先生と作風が似てるという方結構いますよね。自分も読んですぐそこを連想しました。笑

でも藤本先生はもっとヒューマンドラマとか少年誌寄りで最後に爆弾投下するイメージ。モクモクれん先生は不可思議できみ悪い、そんなニッチな世界のトンネルを序章から潜ってしまった感じかなあ、この方はもっとオカルトやホラーなジャンルに近い方かなあ勝手に思ってます。
.
今年もとんでもない人があらわれたなぁ。今年読んで良かった漫画ランキングで上位に入るであろう作品でした

2

読め‼️

とにかく読め‼️‼️‼️
こういう作品大好きです‼️‼️

「おれのこと好きか?」
「え、なに、めっちゃ好き」
って所の光の顔の影に注目して欲しいんだけど、
半分影で半分光なところ、セリフも黒で影っぽいところから、ナニカじゃなくて光が言ってると思うんですよ‼️違いますか??反論は認めます、(^_^;)

本当に光はよしきのことが好きだったんだな、、、
逆にナニカがいてよかったんじゃない?!
実際自分だったらよしきと同じで近くにいてくれるなら縋りたいと思う。

4

ホラー? SF?

体を乗っ取った宇宙人ではなく、妖?。ホラーBL・・だと思う。 
絵が上手い。

よしきと光は幼馴染。学校の登下校はいつも一緒。
光は、祖父のシイタケ山を継ぐつもり。よしきは、大学に進学。

ある日、光が一人で山に行き、一週間失踪。
その後の微妙な異変をよしきは察知。

秋の彼岸前の蝉時雨、アイスを食べながら よしきが問いかける。
「光じゃないナニカ」をよしきが見破ると、
「言わんといて お前を殺したない」とドロドロと崩れていく光が、凄くホラー。

光が一人で山で失踪した時、光は死んでいたらしい。
 すり替わった「謎の何か」は、光の記憶も読み込んでいる。
謎の何かがドロドロと溶けながら、泣いて「おまえを殺したない 頼む 言わんといて」と抱きついてくる。

「どうせ光は もうおらんのや。偽物でもそばに居て欲しい」と、よしきも泣く。
・・複雑。 よしきは、光の死を受け入れたくない。
大好きな幼馴染が死んで居なくなるより、妖の偽装でも傍に居て欲しいもんかな?

・・彼岸を迎えて、よしきが「光の死」を受け入れた時、結末を打つのじゃないかと推測。
「忌堂光」というネームが意味深。

・・光のナカによしきが手を突っ込む場面は、イトミミズの群れに手を突っ込んだ感触を想像してゾワゾワ。

夏の名残の蝉時雨、ムンムンする草の息を感じる田舎の風景。
太陽が低くなって、日差しが弱く寂しくなった秋の彼岸が来る前に、
死んで欲しくない人の幻を一緒に見ているような感じの作品。

2

とりあえず続きは超気になる

初めての作家さん。
題名からして死が関連してるようだし、ホラー要素が強い作品との事で迷いはありましたが、読んでみました。

段々と怖くなるのを予想してたんですが、結構序盤からホラー描写があり、以降何だかページを捲る手が慎重になってしまいました。
BLじゃない漫画のホラーに近い感じでしたね。
作画も少年漫画っぽい感じかな。

主人公の2人はまだ好きだとか愛だとかはっきり描写されてなくて、でもお互いを必要としてる感じがジンワリと良かったです。
萌え度は少ない1巻でしたが、続きや結末がどうなるのか全く予想できず気になるので2巻を楽しみにしてます。

1

⋯怖っ!

でも面白い。というか今のところホラー物の「それ」であってBL要素は匂わせくらいかな?(作者様も青春ホラー漫画と仰ってますし。)得体が知れなくて怖いけど先が知りたくてたまらなくなる感じが「キャッキャ♡うふふ」系や「キラキラ☆」系を摂取過多気味で胸焼け的症状を起こし少し距離を置いていた自分個人的にはツボでしたので続きが楽しみです。「得体の知れなさ」って結末が想像しにくい故にハマる♪

1

想像以上にガチ。

え、こわっ…!
タイトルの第一印象からちょっぴりホラー要素のある
切ないブロマンスかと思いきや、ガチのやつでした。

初っ端からの出オチホラーでは内心ぎゃぁあああと悲鳴をあげ、
さらに田舎のさびれた雰囲気や画力の高さ、独特な文字表現など
その他の要素も相まって余計に怖かった…!
なので、自分もそうなのですがホラーが苦手な方は要注意です( ´ཀ` )


田舎の小さな集落で、子供の頃から一緒に育ってきたよしきと光。
けれど、ある日、光が山で行方不明になってしまいます。

一週間後、光は無事見つかり、全て元通りかと思われた二人でしたが、
ふと違和感を感じたよしきが「お前やっぱ光ちゃうやろ」と尋ねると…。

なんで聞いちゃったんだ、よしき…。
絶対に開いてはいけない扉を開けてしまったのはよしきの方でした。

見た目は以前の光のままなのに、中身はちがう光のまがいもので、
光ではない“ナニカ”。
1巻ではその正体についてはまだはっきりと明言されておらず、
だけど、禍々しくて、不気味で、“良くない”空気感がプンプンします。

一方で、よしきに対しては“好意”を抱き、異常な執着を見せる光(もどき)。
彼の言う「好き」がBLでいうところのラブなのか、単なる独占欲なのかは
わかりませんが、今のところ“恋”であるようにも見えます。

そして、よしきもまた目の前の光が既に死んでおり、隣にいるのが
自分が思いを寄せてきた幼馴染の光とは違う存在であることに
気づかされてゆきます。

だけど、それでも光が好きだから、拒み切ることもできず、
せめて器だけでも、とまがいものの存在を受け容れてしまうのでした。
光(もどき)の中に残った光の記憶の欠片を見つける度、
寂しげな表情をするよしきが切ない…。

とはいえ、上っ面ではありますが、意外にも続行される穏やかな日常に
もしや、これは人外(バケモノ寄り)と少年の恋を描くピュアラブだったのか!
と思いきや、やっぱり違いました。

二人の周囲で起きる物騒な事件や怪奇現象と、
それに伴って集落の中にじわじわと広がってゆく不穏の色。
時折、光(もどき)の見せる無機質な表情や感情のこもらない発言に
ぞっとしてしまいます。
一連の事件もきっとこいつが関係しているんだろうな…とは思いつつも、
よしきに向ける恋慕のこもった表情や無邪気な姿、懸命に光を模倣しようと
する健気さにに思わず絆されてしまいそうでした。

だけど、それも今のところよしきが自分を拒絶せずに、
傍らにいてくれるからであって、もし二人の関係が破綻してしまったら…?
作中に登場する“視える”おばさん曰く、元々の光(もどき)はとても強大で
邪悪な存在らしく、彼を覆った人間の殻が壊れてしまったとき、
一体どうなってしまうんだろう?

ラストは急展開からの突然の終わりにこんな中途半端で!?と
びっくりしていたら、続きものでした。
ナンバリングに全く気付いていなかった。。。
光(もどき)の正体や生前の光はどうして一人で山に入ったのか、
二人の行き着く結末など、気になることだらけで終えてしまいました。
怖いけれど、ここでやめると謎だらけのままで余計に怖いので、
せめて物語の真相を解明するまでは頑張って追いかけたいと思います。

2

続きが気になる!

作品ジャンルはBLでいいのだろうか…?という疑問は残るものの、
漫画としての面白さは間違いなくあると思いました。
ジメジメとした夏の湿度を感じる、邦画ホラーのような雰囲気が良かった。
サスペンス系のホラー作品が好きな人には刺さると思います。

0

評価が高い理由が分かりません

そもそもBLでもないし、ホラー漫画としても全く面白くは無かったです

1

どこか不気味な田舎町

ボイスコミックでこの作品を知りました。
サムネだけ見た時は田舎のDKもののBLかなって思ったらそんな一言で表せるほど単純な内容じゃなかった。
ホラー、人外、ミステリーと様々な要素があります。あちこちで伏線のようなものがあるので考察するのが好きな方にはぜひおすすめしたい!

ホラーに関しても、何気ない日常のシーンでも日常音やらが文字で表されており、そこに多様なフォントも相まってどこか不気味な田舎の村という雰囲気が漂ってきます。雰囲気からホラー要素が完成されているので怖いものが苦手な方は夜に見るのは避けた方がいいです。

人外に関してはかなりネタバレになるので、詳細は避けますが、モクモクれん先生のインタビューで人外という存在の描き方にこだわったと記述があり、それから改めて読み返すとまた違った読了感があるので一度インタビューを見ることをおすすめします!

ネタバレ避けたら漠然としたレビューになってしまいましたが、ぜひ、ボイスコミックを見てほしい!光たちの方言を直接聞けるボイスコミックは田舎の村という世界観をより強く味わせてくれます。

3

刺さる!!!

 ホラー人外BLというジャンルがとても新しいな思い、読んでみましたが、本当に心に刺さる素晴らしい作品です。
 個人的にはBLを超越した2人の絆や愛を感じました。死んでしまった光はもういなくて、よしきの目の前にいるのは見た目も声も光そのものだけれども、中身はやっぱり違うナニカであるにも関わらず、大好きな親友とずっと一緒にいたいという気持ちが強く、ナニカと分かっていても今まで通り生きていく。中身は違うと分かっていても、好きだから一緒にいたいという気持ちは変わらないよなと、すごくよしきの気持ちに共感します。
 集落での出来事だったり、モクモクれん先生の圧倒的な画力と効果音の表現力などが相まって作品の世界観の不気味さをより引き立たせていて素晴らしいです。
 出てくる同じクラスメイトの友人たちも個性豊かで、作品の魅力を引き出しています。
 読まないと人生損してると思うくらい、私はものすごく好きな作品です。普段BLを読まない方にもおすすめしたい作品だなと思います!

1

鬱!ホラー!エモ!

結構ちゃんとホラーですし、光がちゃんと人外です。
タイトルどおり光はもう死んでいるので、その時点でもう切ない。苦しい。
鬱々とした雰囲気です。人外だからこそできるエロティックな表現もされています。

私はこういう雰囲気めちゃくちゃ好きです。最高です。
ホラーとして怖い描写がされているのも良いです。
これからどうなっていくのでしょう。
光が死んでいるので2人が結ばれてハッピーエンドとはならないのでしょう。
つらい、エモい。

2

不気味じゃ~~

絵柄は青年マンガ、ストーリーは不穏&不気味
BLの要素は今のところ見えません。
(お互い好きだった…?くらいの感じ)

小さい村で起こる不穏感が怖い!
よしきも光が本人ではない事に開始数ページで触れ、光も即暴露(ちょっとだけ)

名も無き住人(視える方)がよしきに断片的な情報を色々教えてくれるけど迫ってくる絵柄やセミの鳴き声が相まって怖っっっ!!

このマンガの後に爽やかDKのBL読んだら全然萌えなかった(泣)
皆さん読む順番には気を付けて!

0

好きなあのこは…

ホラーとかオカルトって好きなんですよね…
で、一番好きなのは「薄気味悪い」っていう感覚。だからホラーは好きだけど、ゾンビやスプラッタとかモンスターものはちょっと好みとは違う。
本作はホラー/オカルト系と知って読んでみたんだけど、どうやらモンスター系が根底なのかな?
「ヒトならざる何かの存在を知るおばさん」、彼女が知っているらしい情報/事実/過去あった事、その辺が私の好きな「薄気味悪さ」かな。
画面に流れる「音」の表記もキモチワルイしね。
ここはまだ1作目で、親友の光が何か別の生命体に乗っ取られている、それは自分しか知らない、誰にも言えない、でも光じゃないヒカルは自分を慕って…というところで続く、となってる。
この先もっとモンスター中心な展開になるのか、おばさんの話の不気味さがクローズアップされていくのか、はたまた人外のヒカルに対して恋心と恐怖を抱きつつの切ないBL方面に行くのか。
それとも、以前の紹介記事に引用された作者様本人のツイ文面「死んだ幼馴染の格好をした人外と村で楽しく暮らす話です!」とほのぼのしていくのか⁉︎
楽しく暮らしました、で終わったらビックリすんぞ!
ともかくまだこれからですね。今のところこのテイストは私の好みバッチリというわけではないので…「萌」で。

3

私のセンサーがビビッときました

ちるちるの宣伝で出てきて何だか気になったので普段はポチらないのに、試し読みして心をガッチリ掴まれました。その時3月6日、こちらの本の発売日は3月4日で2日しか経ってないのに私が普段利用する本屋は軒並み在庫なし。探しまくって在庫ある書店を見つけて取り置き依頼をし紙本でゲットしました。

知らない作家さんです。でも、めちゃくちゃ絵が上手いし内容に引き込まれます。ホラーです。なんか不気味だけど、小ネタが随所にある感じでくすぐってきます。ちるちるではBLカテゴリになってますが、非BLカテゴリではないかな?執着はしてるし、お互い意識はしてるけど。

まだまだ始まったばかりでこの先どうなっていくのか、こういう作品はラストが重要なので満足のいく終わり方して欲しいなと思いながら次巻を待ちたいと思います。

2

想像以上

1話をTwitterでバズっていて見かけた時はなんかすごいなぁ…ぐらいしか思っていませんでした
でも1巻を読んでみて想像以上に引き込まれます

二人の関係性は決して甘い関係とは言えずこれからどうなってしまうのかとても気になります
またBL!!と言えるのか言えないのか…1巻では判断が出来ないと思いました
個人的にチェンソーマンの絵柄に似ていて画力や効果音の書き方が特長的で面白いと思います
ホラーが苦手な自分でも読めました!
悩んでる方はぜひ1巻読んでみてください
描き下ろしはかわいい話で安心しました…

4

こっっっわいけど萌えるし面白い!!

もう何年も前にpixivで見てからめっっっっっちゃ好きな作品で、単行本化されるのを知って歓喜の悲鳴でした(泣)(泣)(泣)
BL作品の中でもかなりホラー色強め。コマの中に描かれている擬音語の文字のタッチも独特で、それが余計に怖さを掻き立てています。
BLとしてだけでなく、ホラー漫画としてもかなり上質な作品で、そっち系が好きな人はめちゃめちゃ楽しめると思います!!!
逆に苦手な方は、夜寝る前とかは読まないほうがいいです(笑)私もメンタルが安定している昼間に読みました。

6

これがデビュー!?

本当の本当にこれがデビューなの?
さすが新進気鋭の紹介文は伊達じゃない。

山陰地方の田舎で暮らす普通の少年(ヨシキ)と親友(光)に擬態したナニカのお話です。
1週間行方不明の末、無事帰ってきた光の違いに誰も気付かないのに、ヨシキだけが気付く。

ナニカは光の記憶を持ち、外見も全て模倣している。「光はもう居ない。それなら偽物でも…」
本当に好きだった人は死んでいる。
中学生1人で背負うのは重い。
自分だったらどうするかな?ってふと考えてしまう。
悲哀の後に何が来るかな?

限りなく本物に近いけれど、本物ではない。
矛盾が2人の歪みを大きくする。

その様が虫の効果音だったり、モノクロだったり、魚眼レンズの構図で更なる恐怖を煽る。
2人だけの世界から、閉鎖された田舎での世界観に拡がる。
スーパーのオバチャンの会話がリアルすぎ。

非日常なのに、余りにも自然過ぎて
ズブズブと引き込まれる。

ひたすら不穏漂う展開。

純愛にもホラーにも、どうとでも転がれるラスト。


個人的には寄生獣+座敷女+ほんのりBLみたいなイメージです。ただ怖いだけではなく繊細な心理描写にも注目です。

ヤングエース、pixivで1話と数話読めますので読んでから判断されても良いと思いますが、読んだら止まらない事請け合い(笑)

こちら1巻で6話まで全て掲載です。ヤングエースで地団駄踏んだ方は是非。7話から2巻に進みます。

6

どこに行ったんやろな〜怖いな〜なんやろな〜

レビュータイトルは暮林さんのセリフから
淳二ネタは笑って良いのか?

試し読みから怖いものみたさで購入

今のところBLとしてはおすすめできないんですが放課後の体育倉庫はちょっとエロかった(セリフはシュールw)

ホラーとしてはかなりオススメ!
夜の宅配便とか絶妙なタイミングの変顔がめちゃくちゃ怖くてSAN値ゴリゴリ削られる

画力と相まって今まで読んだホラー系BLの中では頭ひとつ抜けてます。

お互いに執着はある雰囲気で物語はどこへ向かうのかってところで以下続刊。

夏の寝苦しい夜に読んだら涼しくなりそうな1冊でした。

2

これはただのBL作品ではない

試し読みをして、即購入しました。
タイトル通り、これはただのBL作品ではありません。
他の方が既に書かれているように「オカルト」「ホラー」に分類される漫画ですので、苦手な方がご注意ください。

ただし、私が「神」評価をつけているのを見てお分かりいただけるように好きな人にはがっちりはまります。

ここでネタバレするより、試し読みを読んでいただきたいです。
先に書いたように怖いものが苦手な方はやめておいた方がいいと思いますが「人外」BLがお好きな方ははまるかもしれません。
エロ描写はないのに、あるシーンでぞくぞくとした気持ちが味わえます。
怖いというより、内側から無理やり暴かれるような感覚です。
おすすめです。

4

BL作品、というよりは

不穏なタイトルと、それに相反するような鮮やかなブルーの背景とはじけるような笑顔を浮かべる「彼」に惹かれるようにしてお買い上げ。

んー。
タイトルですが、ちょっと弁明させてください。
「BLじゃないじゃん!」という意味ではありません。オカルトとか、ホラーとか、そういうジャンルに分類されるんじゃないかな?と思ってですね。可愛いお話とか、萌えてんこ盛りとか、そういうお話を求める方。あるいはホラー系が苦手な方には不向きなお話かと思ってですね、こういうタイトルをつけたわけですけれども。

個人的にはとっても面白い、と言うと語弊があるかな?刺さる作品でしたが、好みが分かれる作品かもしれません。







小さい村に住む高校生のよしきには幼馴染で親友の光がいる。
が、光に、違和感を感じるようになったよしきは、思い切って光に自身の違和感を告げることにするが―。

あらすじにも書いてあるのでここでも書いてしまいますが、以下激しいネタバレがあります。苦手な方はここでストップされてください。








光はある日山に行き、その後1週間行方不明だった。
そして帰ってきた時、光の中には「何か」が入り込んでいて―。

入れ替わりもの、ってBLではさほど珍しい展開ではありませんが、光の中に入っている「もの」。これがホラー要素なのでちょっぴり怖い描写があります。

モクモクれんさん、今作品がデビュー作なんですかね?それともBL以外のジャンルでは描かれていた作家さまでしょうか?とにかくお上手です。ストーリー展開も、その魅せ方も。ちょっとした仕草とか表情、言葉の端々。詳細を描き込んでいるわけではないのに、彼らの奥にあるものがきちんと読み取れる。素晴らしいです。

彼らが住まう村は小さくて、閉鎖的で、人のうわさ話があっという間に広がってしまう、そんな閉鎖的な地であること。
光とよしきが昔からニコイチの仲良しさんであったこと。
そして、よしきが光に淡い恋心を秘めていること―。

光はよしきにとって唯一無二の存在。
だからこそ中身が変わっても自分の傍にいてくれるだけで良いと思う。
だからこそ、中身が光ではないのに入れ物だけの「光」を受け入れていいのかと悩む。

よしきが光が「光ではない」ことに気づいたのは光のことが好きでいつも傍にいたから。癖やしぐさ、そういったもので光が光ではないことに気づいた。けれど、光の中身に気づく人が、他に登場してきます。それぞれ事情も状況も違う彼らが見えている、知っていることは一体何なのか、それも気になる。

そして光も。
彼は「経験」あるいは「知識」としていろいろ知っていますが、彼が今現在確かに感じているのは、「よしきのことが好き」という執着心、だけに見える。本物の光が、彼自身気づいていなかっただろうよしきへの執着心。このジレジレな2人の想いが可愛いのに切ない。この二人のお互いを想う感情ゆえに今作品はBLに区分されているのかな。

甘いお話ではありません。
よしきと光、二人の淡い恋心も透けては見えますが、でも性的な接触は一切ありません。
濡れ場が無ければBLではないと思う方にはお勧めしづらい作品です。甘々で優しいお話を読みたいときにも不向き。

が、グイグイ引っ張られる不思議な魅力を孕む作品です。
怖い描写を前面に出した作品ではありませんが、擬音の描き方とか「何か」を魅せる描き方とか、じわじわと怖さが染み渡ってくる。

光とよしきの恋の行方も気になりますが、それ以上に、これからどうストーリーが動いていくのかめちゃめちゃ気になる。萌え、という点では評価しづらいのですが、一つの作品として読んだときにこんなにも惹きつけられる作品もそうそうない。ということで、作品の面白さという点で、神評価しか付けられませんでした。

今作品、pixivや他サイトで読めるんですね。ずっと追いかけていた方ですと既読になると思うのですが、終盤に「特別篇」として描きおろしも収録されていますのでぜひとも手に取っていただきたいなと思います。

次巻が待ち遠しいです。

15

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