光が死んだ夏

hikari ga shinda natsu

光が死んだ夏
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
15
評価数
3
平均
5 / 5
神率
100%
著者
額賀 澪 

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イラスト
モクモクれん 
原作
モクモクれん 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
発売日
価格
ISBN
9784040750859

あらすじ

ある集落で暮らす少年、よしきと光。同い年の2人はずっと一緒に育ってきた。
しかしある日、光だと思っていたものが別のナニカにすり替わっていたことに、よしきは確信を持ってしまう。
それでも、一緒にいたい。
友人の姿をしたナニカとの、いつも通りの日々が始まる。
時を同じくして︑集落では怪事件が起こってい
き――。
話題の人気コミック、待望のノベライズ。

表題作光が死んだ夏

(仮)忌堂光,高校生
(仮)辻中佳紀,高校生で光の幼馴染

その他の収録作品

  • エピローグ
  • あとがき
  • 原作者あとがき

レビュー投稿数1

「光が死んだ夏」のノベライズ版。

モクモクれんさん原作の「光が死んだ夏」のノベライズ作品。
ノベライズ化された作家さまは「額賀 澪」さんと仰られる方で、ごめんなさい、私ははじめましての作家さまでした。

モクモクれん先生の絵柄が、この作品の世界観を作り上げている一つの要因だと常々思っているので、ノベライズ化は正直いかがなものかと思いつつ、それでもこの作品のファンとしては読まなくては、という感情に駆られて手に取りました。

ノベルズ版「光が死んだ夏」は、通常版と特装版の2種類が同日発売になりました。特装版は、有償特典ではありますが48Pの小冊子がついています。私は当たり前のように特装版の方をお買い上げしましたが、個人的には特装版を買って正解だったな、と感じました。興味のある方はぜひとも特装版の方をお勧めしたいです。

ということで、肝心の本誌のレビューを。

ノベライズ化するにあたり、作品によっては番外編とか、あるいはスピンオフ作品になる、内容が若干異なる、ということもあったりしますが、今作品は原作に非常に忠実で、多少時系列が前後するところはあれど、ほぼほぼ原作のままです。今作品はコミック版の2巻までと、3巻の序盤(田中さんが依頼を受けて村にやってくるところ)までが書かれています。

文体って癖があるというか、書き手によって文章の感じが変わる傾向があると思っていますが、このノベルズ版は、モクモクさんが描かれたのかな?と思うくらい原作のイメージがそのまま伝わってくる作品でした。書き手が違うので世界観が違うかも、という予想は良い意味で裏切られた感じ。挿絵は原作のそれを(おそらく)そのまま流用しているので、より一層原作のままだな、と思った向きもあります。

原作は文字が多いので、登場人物たちの感情は読み取りやすい作品ではあるのですが、それでも文章になったことでより一層補完された感があります。特に萌えた部分は、序盤のプロローグ。光が、山で遭難したときの、その最期の時の彼の心理描写。

光が、最後に思ったのはー。

今作品は非BLに区分されている作品ではありますが、もう、もう…!と悶絶しながら読みましたです、はい。

先述しましたように、ほぼ、というかそのまんまコミック版と同じなのでコミックの方を読んでるからなー、と思われる、そこの腐姐さま。

そんなあなたに特装版を強くお勧めしたいです。
48P。モクモク先生の8P分の漫画と、額賀先生の描き下ろしSSが収録されています。これはコミック版や通常版では読めないので、ぜひ。

コミックはあまり読まなくて…、という文字読みの方には、特におすすめな1冊かと思います。

ノベルズ版の今作品は2巻(+3巻の序盤)までしか書かれていないので、ぜひとも続きを書いてほしいなと思う、そんなナイスな1冊でした。

1

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