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ennead
「ENNEAD」の2巻目。
1巻の序盤にも書かれているのですが、太陽神・ラーの産んだ子たち(さらにその子たちが産んだ子も含めて)9人いる神、つまり9柱(神の数え方は「柱」だからか?)とを「エネアド」と呼ぶんですね。
2巻は、エネアドの裁判の続きから。
暴政を敷いたセトと、エジプトの最高神であったオシリスの息子のホルスのどちらがエジプトの神としてふさわしいのかを見極めるために、彼らは様々なテーマに乗っ取り闘うことになりー。
ほかの神たちの思惑も絡み、勝負の勝ち負けというだけではなく彼らを巻き込んだ心理戦も始まっている。これが、え、どゆこと?という謎解きも孕んでいてどうストーリーが展開していくのか全く想像できない。
セトとホルスの勝敗の行方も気になりますが、それと同時に気になるのが「どことどこがくっつくんです?」という部分。どこに愛が芽生えるんだろう…。
個人的萌えツボは、ホルスとアヌビスという、時代と生まれに翻弄されてきた二人の青年たち。いい子たちなんです、二人とも。幸せになってほしいと願ってやみませんが、彼ら二人の存在が今後のキーになるんじゃないかな。
あー、続きが気になる!でも3巻は1か月後に刊行されるんですね。正座して待っていようと思います。
1巻の表紙はセト。
2巻はホルス。
そして3巻はオシリス。
ということは時間はオシリスがメインのお話だったりするのかな…。