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俺は貴方がどんな声でなくか知っているのに――
omega no mukotori
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
こんなにも好きな性癖の作品に出会えるとは、、ってなりました。
オメガバース、オメガだから弱者なような、、世界観が、この作品を読むまで苦手で、苦手で。オメガバースだからって手を出せてなかったのですが、、、本当に買ってよかったです。
攻めの真の、受け義治への気遣い、愛の重さを感じるところがすごく、すごく好きです。2人とも可愛い、、
どストライク、かっこいい強いオメガ好き!オメガバースを忘れる、対等な感じが好き、
めちゃ良かったです。本棚入りです
作家さんの他の作品も読みます(*/ω\*)キャ
若頭でΩだけど強い義治と付き人の真のヤクザもののオメガバースです。
暴力行為が多く、義治が薬を盛られて襲われそうになるので苦手な方はご注意下さい。
義治にαだと気付かれた真が義治の幸せを願うあまり、義治とすれ違ってしまって切なかったです。
しかし、だからこそ真の告白にはキュンと来ましたし、告白が遅いとキレる義治には笑いました!
真と義治が結婚して組も安泰だろうなと思えるラストで楽しく読めました!
シーモアは白抜き修正でした。
両想いになって結ばれるところが最高でした!!
オメガバースなど苦手なんですが、この作品はヤクザの若頭でオメガの義治さんがめちゃくちゃ強くてカッコよくて男らしくてオメガだから…というなんか弱さなどなくて凄くスッキリと読めます!!
若頭付き人のアルファ真もそんな義治さんにずっとずっと惹かれながらも自分がアルファであることを隠しながらずっとそばで支える!切なさもたくさんありますがとにかく読むべき作品です!!
めちゃくちゃカッコイイし、映画を見た満足感があります!!黒井よだか先生凄いです!!
タイトル通り、ヤクザの若頭でオメガの受けがつよつよで大変萌えます。。
オメガというと、”差別され虐げられてる不憫受け”が定番だと思うのですが、まるっきりその逆をいくオメガ若頭、カッコ良すぎて頭が下がります。
おちょくってくる見合い相手のαをことごとく叩きのめしてます(笑)
自分がΩであるということで変に卑屈になったりせず、まっすぐ向き合っている姿が
本当にかっこいい!
攻めもかっこいいんですけど、ちょっと霞むぐらい私の中ではかっこいいオメガヒーローです笑
物語自体はオメガの若頭が婿取りをする、その相手探しのためにアルファと見合いをする、という分かりやすいもの。
その中に攻めとの幼少期のエピソードなどが効果的に盛り込まれていて、きゅんきゅんポイントが多く、読後の満足感が半端なかったです。
オメガバース苦手な方でも、大好きな方でも、どちらにもおすすめできる貴重な作品だと思います◎
萌2に近い萌評価。ヤクザの若頭がΩという、私が今まで読んできたオメガバースの中にはなかった設定でワクワクしました。立場が強い方が受けでΩとなると濡れ場で過剰なほどトロ顔になるのが定石ですが、義治の場合はそれも控えめで本人の気の強さが残ったままなのがいいなぁと。見合い相手に嵌められても、2度目は自分で切り抜ける次期組長としての手腕も見せてくれ、やはり強いΩは魅力的だなと思いました。見た目が個人的な好みにハマらなくて萌評価に落ち着きましたが、幼馴染の真とぶつかり合って両想いになっていく過程には萌えました。
主従、オメガバ、ヤクザ。
しかも子供のころから一緒で両片思い。
極道なのにピュアっていうのはやっぱりギャップ萌しますね。
受けの両親が亡くなっている理由はわかりませんが、唯一の血縁の祖母と後継ぎの孫。
この孫が受けです。
見た目はちゃんと男性でめちゃくちゃ鍛えて喧嘩も強いです。
後継ぎがΩの場合、外からαを迎えるという慣習にのっとって見合いラッシュが始まります。
現組長の祖母の思いもちゃんと孫の将来を考えてのことなので、ひどい!とか救われてほしい!とかはなく、早くメインの2人くっつけてくれーという思いのみです。
なぜならば後書きとおまけが最高によかったからです。結ばれてから、ももう少し読みたかった‥。
真面目な顔してのろける攻めは最高でした。
一読ではそこまで萌えられず。あらすじで補完されてる?
義治にとって真がどんな存在か、過去のエピソードや現在でもそこまで特別感がないというか、心は許してるけどって感じで。
描き下ろしで、そうだったの???!!!ですが、最後なのでそれがわかるまでは、んん?です。
祖母の心孫知らずですね。そして任侠界でのアルファの選民意識が…。
うーん、義治がヤクザのアルファが嫌いだからって…。真は義治命なんですね。付き人だから、アルファだからって。
やってまえ〜!って思っちゃいます。
二度読むとまた全然違って読めるかもしれません。私が読解力と想像力がないせいもあるんですが。
えっ、ちょっ、受けの男前度が最強なんですけど⁉ Σ(゚Д゚;))
読んでるこっちも惚れちまうやろー!
ってか花村組の皆さん(特に組長である義治の祖母も)カッコイイー‼
もうなにこの活気+どっかのライバル組織に殴り込みたい気分は⁇
いやぁ、非常に良いものを読ませていただきました!
まttったく感想になってなくてすみません。(^^;)
少し内容に触れますと、オメガバース作品のΩは大抵ヒロイン役に収まっている感じなんですが、義治はその設定を見事に覆すキャラクターって感じです。先生の次作にも期待。
ヤクザのオメガバ、めちゃめちゃ良かったです。ヤクザがオメガでその世界観が秀逸。黒井よだか先生のお話はストーリーの設定が素晴らしい。オメガのヤクザが強いなんてちょっと不自然なんですけど、全く違和感なく読み進められるし迫力のある描写がすごく合っていてカッコイイ。そしてちゃんとBL要素もふんだんに盛り込まれていてとても好き。オメガなので、跡継ぎを考えるとどうしても相手が必要になる。その相手選びがお見合いなんですけど、もう既にピッタリのお相手がいるのにお見合いするもどかしさ。舎弟たちもやきもきしながら進むお話がとても素敵。組長もカッコイイしほんとにお勧めの一冊です。
ヤクザものはちょっとばかし苦手部類なのに、めちゃくちゃ面白いじゃないの(°▽°)
イカつい身なりと裏腹に、ヒートがくると可愛くなるオメガの義治のギャップが堪りません。組の存続のためにアルファの婿取りをしなければならない若頭・義治。色んなヤクザとお見合いをするけど、うまくきません。ヤクザのアルファなんか嫌いだ!と息巻くっています。
誘発剤をゲスい見合い相手に飲まされてヒートを起こした義治を助けてくれたのは謎のアルファ。義治はあの時のアルファの匂いが忘れられずにいたところ、実はそのアルファか付き人の真であることが分かります。
義治と真が想い合ってるのは分かるんです。組のみなさんたちも分かっているのか、2人がくっ付けば良いのに…と思っています^_^
真がヘタレなんですよね…。
義治は一本気です。俺に向かってドンと来いや〜!って感じだけど、真は勢いとかヒートとか…そういうのに流されるのが悪いと思っています。ヤクザのアルファが嫌いと言っていた義治の言葉を出してきて、俺はあなたに相応しくないと。
真の言いたいことも分かるけど、そうじゃないんだよな…。ヤクザのアルファが嫌いってのは、他の組の偉そうにしてるヤツらのことだって分かってよー!義治の言葉を間に受けて自分の気持ちに蓋をしようとしていたところを義治にガツンと言い返されて、悶々とする真。
義治の見合いの場で盛大な告白とキスで、めでたく気持ちを通いあわせました。そのときの部下の皆さんの嬉しそうな照れ顔が、面白かったです。どんだけ2人のことを応援してきたんだろう(^^)
婚活も止めて2人は結婚式を挙げることができました。2人の子育てシーン見たかったなぁ。
描き下ろしがこれまた良かった。
いつから俺のこと好きだった?のやりとり。
まさかの義治の方が一目惚れだったとは…。寡黙に驚く真がめちゃ面白かったです。
ヤクザでオラオラなのに、このピュアキュンな締め括り…ずるいよぉ…。ギャップ萌えにニヤニヤしっ放しでした(^^)
893の若頭の義治はオメガで後を継ぐ為に他の組のアルファと見合いを繰り返していた、、、が、
本人はさらさらその気は無く、なんならアルファより腕ぷしが強く毎回喧嘩な見合い。
そんな義治の付き人真は、義治と組以外はどうでもよく、義治の隣に居るためだけに出世を蹴る。
雛鳥の刷り込み以上に真はオメガの義治の隣にいる為に強い薬で抑えてアルファである事を義治に隠して来た。
あれだけ腕ぷしのがイイからガタイがふたり共最高!!ガチンコ殴り合い凄い!!
互いにあんなに好き、、、愛してるのに、立場なのかなんなのか、、、
あれだけの執着心を隠して側使えをする真の忍耐力の強い事。
最強のふたりで最高の組と、いつか、跡取りを見てみたい!!
オメガバースシリーズ沢山読んだけど、こんなに血の気が多くて強いΩは初めてです(笑)
大体、Ωは不憫で不幸を背負ってるけど・・・
義治は、まぁ〜なんと言うか(笑)
暴力的だわ!キレやすいわ!ガタイが良くて強い!
これ、サイコーすぎ。
薬盛った〜見合い相手を、やっつけた時はスカッとしました。
付き人のαの真〜背中の紋々が素敵。
出会った時から、運命だったんだね。
オメガバースと言えば、番になるシーン。
これが、大好物でして〜迫力があって、めちゃくちゃ良かった!
出来れば、2人の子育て見たかった。
義治がいいキャラしてるから、どんな母親になるのか想像するだけで、楽しいわ!
評価が高かったので購入しました。
先程読んでみましたが、好みのお話ではなかったです。
オメガのヤクザの跡取りが、番になるアルファの跡取りを探すというお話なのですが、見合い相手を片っ端から断り続けます。
ある日、見合い相手のアルファがオメガを強制的にヒート状態にする薬入りのお酒を飲ませて事件が起きます。
そこに助けに入った付き人から良い匂いがして、運命の番だと気付きます。
二人は結局結ばれるのですが、ヤクザ社会を描くのも中途半端。オメガとアルファを扱うお話としても中途半端。
何にツッコミをいれていいのか迷うお話です。
ただ絵だけは好みでした。
この作品がデビュー作というのには驚きました。
内容のテンポもよく、読みやすかったです。
最初、絵柄はちょっと「ん?」という感じだったんですが、最後には攻めも受けもカッコ&可愛く見えてきたので、この絵柄が持ち味と魅力の漫画家さんなんだと思います。これ以上、線が雑になってしまうとちょっと厳しいかもしれませんが、これから洗練されると個性が光る素敵なマンガを描く漫画家さんになるのではないでしょうか。
絵柄で引っかかった方も是非読んでもらいたい作品です。
とにかく受けが強いのが好きな方におすすめです。攻めも超強いです(笑)
試し読みに惹かれて購入しましたが、どんぴしゃでした!
最初は良かったんだけどな…と思うこともよくあるので、読み終えて満足できるとすごく嬉しいです。
オメガの若頭が婿を取るという設定にまずそそられます。
ストーリー自体には新しさはあまり感じませんでしたが、キャラは魅力的に描かれています。
ベータであるはずの付き人(真)が、実はアルファだった、というのはよく聞く話ですが、子供の頃からずっと一緒の二人の関係性は最初から特別なものとわかるので驚きはないものの、流れとしては自然に感じました。
義治が頑張りやのいい子なので、好感が持てます。
組員もみんな組長(義治の祖母)はじめ義治、真を慕っているし、気持ちよく読めます。
発情した義治がすごく色っぽくて素敵でした。
もうちょっとイチャイチャが読みたかったなぁ〜
コミコミ特典では二人の子供も描かれているので想像が膨らみます。
こちらデビューコミックスということで、これからの期待も込めて神評価です!
Ωの人権が確立されたって、α至上主義はどこかに残っている。完全なる平等なんてのは存在しない。
そういうリアルさの中で、展開されていく本作。
攻めの献身具合がすばらしい。
はっきりとした言葉には表れていませんが、小物や態度が物語っています。
とくに攻めがまとうたばこの香り。
これって自分がαだとは悟られないようにするためかな?と思いました。
どこまでも受けを愛しているけれど、彼のためを思って理性で押しとどめる。
受けはそんな彼の心中などいざ知らず、逞しくも過激にαたちに立ち向かっていきます。
攻めが実はαだと知ったときの、彼の安堵具合を見れば、なんだかんだ攻めを求めていたのだと知ることができます。
自身の境遇に立ち向かいながら幸せをつかむ受けと、受けのことだけを想い続けている献身的な攻め。
甘さと過激さの両方を味わうことができ、楽しめました。
正直、発売日に購入しよう。というお目当ての書籍ではなく予定外に購入しました。
レビューで事前情報を得ていたので面白いかも…と思って購入はしたので購入後即読み。
率直に面白かった!です。良い話とかジーンとする感じはありませんでしたが、ちょっと見たことなかったオメガバース×ヤクザの作品で上手い!良くできてるなー。という印象。
同じような設定作品は過去に読んだ事はありましたが、シリアスが強かったり、設定が盛々でなんだか分からない…とハマらない作品もありました。
が、上手く状況とキャラクターの設定が絡み、お話の進み方も若干早い感じもありましたがテンポ善くて良くまとめてるなーと思いました。しかもコミカル要素あり。ちょっと笑ってしまうページもありました。
ラストがバタついた感じでストン!と終わったのがちょっと残念でした。タイトルが『婿取り』なのでが、本当に婿取った!ら終わりで…そうか!終わりか!みたいな名残惜しさがありました。
描き下ろしも2人のエピソードでラスト笑ってしましたが、何処かでちょっとラブラブが見たかったかな。と。
ヤクザ(裏社会)作品で男臭くない男前なキャラ好きでした。
婿取った後。もしくは次回作。
何かで、また読みたいなと思いました。
初単行本でここまで!という印象が強かったので今後に期待しております。
骨太な画風で筋骨逞しいヤクザな男たちの登場に
ハードボイルド路線かと思いきや、オメガバースで
コミカルと切なさが程よく混ざり合う作品でした。
本書がデビュー作とのことでしたが、個人的に
非常に好みの作風だったので、今から次回作も楽しみです。
任侠一家に生まれた次期組長の義治は腕っぷし強く、
度胸もあり、部下たちにも慕われる男ぶり。
ただ一つ、彼は<Ω>で組を存続させるためには
<α>の婿を迎え入れなければなりませんでした。
そのため祖母から1年以内に「番」を見つけるよう
命じられ、他家のαたちと見合いをすることに。
けれど、義治は幼い頃から付き人の真に想いを寄せていて…。
と、本作において恋するヒロイン的立ち位置の義治ですが、
この男、惚れ惚れするほど漢気あるお人でした。
ヤクザの世界では蔑視されがちなΩに生まれながら、
自らのΩ性を受け容れ、組を継ぐことも結婚のことも、
自分の生き方は自分で選ぶという強い信念をもっています。
渋々受けた見合いでも見下されようものなら殴りかかり、
生来の強気と喧嘩っ早さが災いしてちっとも上手くいかず、
しまいにはヒート誘引剤を盛られて貞操の危機…。
では、受けがこれ程必死に奮闘しているのに肝心の攻めは
何しているのか?というと、黙って耐えています。
真もまた子供の頃からいつも義治を隣で見守り、
いつしか想いを寄せるようになっていました。
やかましい義治とは対照的にこちらは寡黙な一途タイプ。
義治の傍にいるために性別まで偽り、人生の全てを
義治に捧げているといっても過言ではありません。
ただ、忠犬が過ぎて、組や義治への想いの板挟みとなり手も出せず、
見合い話が出ても悶々と見守り、耐えぬくばかり。
でも、流石に義治の健気な想いを拒んだときにはその頑固さにいらっとし、
ヒート状態で真を求める義治を前にして血が出る程に唇を噛み締めて
耐えていたときには、据え膳喰わぬは漢の恥ぃ!ともどかしさのあまり
心中で叫んでおりました。
そもそも義治には真以外の人間と番う気は全くないのです。
短気で暴れん坊で俺様だけど、いつも真のことしか見えておらず、
真の前でだけデレてみせたり、ヒロインモード発動しちゃったり。
そんなギャップがキュン萌えすぎて、いかつい若頭が可愛く見えてきます。
散々じれまくる二人ですが、ヤクザ社会の柵を乗り越えた後は
祖母や部下たち公認の無自覚お惚気カップルと化し、
長年募らせてきた想いをぶつけ合う熱く、激しい夜を過ごします。
互いにこの瞬間を待ちわびたという感じがひしひしと伝わってきて、
すごく良かったです…。
カバー下で明かされる真の禁煙もきっと義治(or子供?)のためだよね?
なんだかんだでとてもいい旦那さんになっていそうな真でした。
育ててくれた祖母を大切にし、結婚も子育ても好きな相手と、と
物騒な家柄の割に“ごく普通の家族の温もり”を望んでいた義治、
そんな二人が作るのだから、きっと騒がしくて、温かくて、笑いが
溢れる家庭なんだろうなぁ。
最後はビシっと小気味よく締めくくられていますが、
我儘を言うとストーリーもキャラも魅力的だったからこそ、
その後の新婚生活や立派な親バカになった二人のお話も見てみたかった!
デビュー作品なんですね!
相変わらず最近の方々はレベルか高く驚きです。
とっても面白かったですよ!
オメガバースα×Ωが大好物♡
最初、攻くんがβとの事でえ!!って慌てちゃったんですがっ!!
ぇ…( ˙◊˙ノ)ノ ‼
‥大丈夫です。
偽ってただけでした!
また主従関係もの大好きです。
ヤクザものは‥お話を選びますが‥
こちらはいいですね!
子分さんたちが頭さんを信頼していて当事者の二人よりその関係に理解があって‥コミカルでわちゃわちゃしてるのがとても好きなんです( ˆᴗˆ )
後はオメガバース設定はどうしてもその性質ゆえ暗く重いお話になりがちなんですが、生まれもった性差別に負けず自分の人生を切り開こうとする強いΩが素敵です。
また、こちら眉目秀麗な受さんです!
絵柄は正直めちゃくちゃ好きというほどではないんですが、この方きっとこれからどんどん綺麗な絵を描かれるようになるんじゃないかって!期待大です!( ˆᴗˆ )
続編の予定はありませんでしょうか‥!
ふたりのお子様もみたいなあ、
育児しながら2人で組を守っていくお話!読みたいなあ!
あらすじとちるちるさんの作家インタビューを拝見して購入。初読みの作家さまだなーと思っていたのですが、今作品がデビュー作なんですね。おめでとうございます!
絵も綺麗でコマ割りもお上手。ストーリーもキャラ設定もしっかりしていてすごく読みやすい。これがデビュー作とはびっくりしました。
オメガバースと任侠の世界を描いた作品。
ですが、ヤクザの世界観よりもオメガバースという世界観の方がメインに描かれいますので流血とかの描写も少なく、そういった展開が苦手な方でも手に取りやすい作品かと思います。でもきちんと「任侠」というバックボーンも生きていて面白い。
ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
ヤクザの世界ではアルファが一番素晴らしいというアルファ至上主義が成り立っている。
それぞれの組で次期組長になるのももちろんアルファ。だからこそアルファたちはアルファの子を得るためにオメガの番が欲しい。
オメガは子を成すための駒であり、だからこそ政略結婚が成り立ち、組同士の均衡を図る存在にもなっている。
そんな世界観のお話です。
両親は亡く、祖母である花村組組長に育てられた義治はオメガ。
花村組の次期組長ではあるがオメガであるがゆえにオメガが欲しい他の組のアルファとの婚姻が望まれている。
オメガは一歩下にいるもの。そんな世間の評価は関係ない。自身がオメガであることは義治にとってなんらネガティブなことではなく、今までそういった声を無視してきた。が、現組長の鶴の一声で義治は番を見つけるためにお見合いをすることになる。けれど自分よりも弱いアルファに嫁ぐ気はなく、横柄な態度のアルファに辟易している義治はお見合いをしてもトラブルを引き寄せてばかり。そんな義治の尻拭いをするのは、いつも義治の付き人である真だった。
真はかつて親に捨てられた子。
それを義治が引き取り、付き人にしたという過去がある。だからこそ真は義治のためなら何でもする。そして義治は真を心から信頼している。そんな二人なのだ。
が、とあるお見合いで、義治はお見合い相手から薬を飲まされて発情してしまい―。
というお話。
もうね、花村組の皆さんがとにかくカッコいいのです。
義治も、真も、組の皆さんも、そして義治の祖母である組長も。人情溢れる、いい意味で昔ながらの極道の人たち、という感じ。
組長が義治にお見合いを進めるのも、きちんと理由が存在していてですね。祖母としての愛情、組長としての心配、そういったものがきちんと描かれています。
で、義治という青年がこれまたカッコいいです。
彼はオメガではありますが、それを理由に見下されるのが大嫌い。その理由が…!かっこよ!って感じ。
彼は面子を非常に大事にしていますが、それは決して自分のために非ず。彼は次期組長としての誇り、花村組を愛する思い。そういったものがあるからなのです。
「オメガ」という性によって苦労してきた部分もあるであろうに、それを見せない強さが彼にはある。
そしてその彼の付き人の真も。
寡黙で義治のためなら何でもできる。それは義治のことを愛しているから。フェロモンを放つオメガである義治の傍にい続けるために彼が選んだ選択が健気で泣ける…。
真が花村組に来ることになった経緯。
義治がオメガゆえに苦労してきたであろう過去。
二人がともに信頼を寄せながら過ごしてきた日々。
そういったものが過不足なく描かれているからでしょうか、読んでいて彼らに感情移入してしまう。自分よりも相手の幸せを願い、だからこそすれ違ってしまう姿に萌えとハラハラを抱えつつ読破しました。
黒井さんの絵柄が、すんごい綺麗っていうタイプではないんですね。どちらかというとごついっていうのかな。青年誌っぽいっていう感じ。その絵柄が、このアウトローなストーリーにすごくあっていたように思います。キャラたちの体つきが肉厚なのも良い。ヤクザな世界に棲む男達ならではの男の色香がプンプンします。
義治は性的な意味でも狙われることが多いですが、真×義治の濡れ場はさほど多くありません。ないのですが、やっと相手に触ることができる、という嬉しさとか、相手への愛情とか、そういったものがてんこ盛りでめちゃめちゃ萌える濡れ場でした。
カッコいい男たちに、彼たちにひけを取らないカッコよさを持つ祖母。
良い。
めっちゃ良い。
次回作も楽しみに待っていようと思います。