条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
old-fashioned cupcake
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
初めて読んだときは、ガッツリ野末さんに寄り添って、自分まで救われた感じ、というか、これまでの自分を肯定できる、と思えて、温かい、ほっとした気持ちになりました。でもこれはおばさん目線かなとも思いました。何度も読んで、やっと心落ち着けて感想を書けるかなと。
この物語には、人生の哲学的な要素もあると思うんだけれど、それを抜きにしても、きゅんポイントやシックなおしゃれポイントがいっぱい。
まず、外川くん、可愛すぎ。いつもいつも野末さんを思って動いたり、時にはズバッと攻めの姿勢を見せたり。健気でほんっとに野末さんに惚れ込んでる。何度読んでも、よかったね、よかったよね、外川くん!うん、うんって気持ちになり、ニヤニヤ泣けてきます。
そして、野末さん。外川くんを意識して、そんな自分を認めていくことで、人生の色が大きく変わりましたよね。好きなんだっていうことを認め、告白することには、おじさんだからこそ(おじさんには全く見えないですよね)の勇気が必要だったんだろうな。
あと、大好きなのは、女の子ごっこで出会ったスイーツたち。オシャレなんだけど、落ち着いててほんとにすてき。それから野末さんのお家。シックでおしゃれで、じっくり見入っては、いいなあって。
読む人の年代によって、刺さるポイントが変わってくるのかなと思えますが、でも間違いなく、穏やかな温かい、しあわせな気持ちになれると思います。私も、これからもさらに読み返していく作品です。まだの方、ぜひ!
『女の子ごっこ』から始まる年の差10歳上司野末さんと部下外川のアンチエイジング活動。
次第に野末さんは外川への特別な感情に気づきながらも、社内恋愛、しかも同性ということから気持ちに蓋をする。
見てるこちらからするてた、外川の方は態度も全部あからさまで分かりやすい。時々見せる野末さんを見る目や、言葉が明らかに特別な人へ向けられたそれで。もしかしたらそうなのかも……と思いながら、いざ想いを伝えられると怖くなって逃げちゃう野末さん。40手前の大人だからこそ、その1歩が踏み出せない野末さんの心情に痛いほど共感します。
雨の中思いを伝え合うシーン。この場面は映画のワンシーンを見てるような気分になりました。
『人生の一部じゃなくて、全てになってほしい』
このセリフ言われたあとの野末さんが可愛いかったです。
可愛いのに時々口汚く大声出す野末さんにも、ふふって笑いました。1巻最後の2ヶ月セッしなかった理由も、大声で叫んじゃう野末さんも、そんなところも愛しくて可愛いと思える外川。二人の空気感がとても大好きです。
口コミもよくドラマ化した人気作品ということで読みましたが、描き込みも多く絵もおしゃれでよかったです!心理描写もかなりしっかり描かれているのが好みでした。おじさん受けでしか得られない癒しってありますよね…♡
ただ細かいコマ割りにセリフもぎっしり詰まっているので、スマホで読んでいると目が滑ってあまり頭に入ってこなかったのか、内容が少し薄く感じてしまいました。
紙で読む方がより世界観に入り込める作品なのかも知れかもせん。
佐岸老师的这本对我30岁以后得人生观产生了巨大的影响,我一直因为年龄的原因很不自信,后来才发现,大家都会遇到一样的问题,随着年龄增加的阅历与经验是我人生最美好的收获,以后我也一定会有更多的东西可以教给你,这段台词真的太好了
先にCDを聴いていたので(鬼リピートで)内容はわかっていたのにも関わらず、いちいちドキドキ、そわそわ、ハラハラしてしまいました!
あぁー、あの空気感はこのコマを意味していたのか、とか新たな発見も多くて。
野末さんがもうなかなか自分の気持ちを受け止められなくて、気づかないフリしてる時が何回読んでもぐうぅ…ってなります。
早く!早く!外川くんとこ走って行って!!と。
それにしても外川くん、よく2か月も待ったねw
すごく評価が難しい作品でした
読んだ後なんだが良い事が描かれていたと感じたけど読むの疲れたなぁと感じてしまいました。ごめんなさい
ページ数が多いだけではなく、セリフ量もすごく多い方だと思います。
基本分厚いと嬉しくなりますが内容があったような、無かったような、
受けの野末さんに納得出来ていないまま読み進めた感があります
まず自分の約2倍の年齢だから想像が付かないのもありますが39歳ってそこまでおじさんではなくない…?
人生に焦るのかもしれないけれど、普段の性格と仕事はできる、はやい、みんなから愛され尊敬されている設定が噛み合っていないきがしました
他の方が仰っていたようによく振り返ると仕事が出来ている具体的なエピソードは無く、ただ周りがキャーキャー言っている印象です
おじさん受けが嫌とかではなく、顔も可愛くて髪型も好みだけどなんだが可愛いと感じられない
カフェに行ったり美味しいものを食べるシーンは素敵だし、背景や食べ物が美味しそうでコマ割りも面白かった
野末さんにあざとい、天然、男前、ヘタレ様々な要素を乗せすぎなのかなと感じました
佐岸左岸先生のかき方がおしゃれすぎます。また、言葉がないコマが割とあるんですが、表情や仕草だけで登場人物の細かい感情が伝わってきます。こういう事考えてるんだろうなと、人によって様々な読み方ができるところも素敵だと思います。
読んだあと、愛しさで胸が一杯になって涙が出てきました。読んでるときも出てたんですが。
2人ともたくさんお互いのこと考えてて、それがとても真っ直ぐなんです。真っ直ぐな気持ちって刺さりますよね。そんな感じです。
おすすめの1冊です。
純粋に面白かったです。
悪いところは全く無かったですが,もう少し波乱な展開とかがあれば満足でした。ずっと最初から最後まで良くも悪くも平凡な話だったので,大胆な展開が好きな私にとってはそこまで刺さりませんでした。
ですが本当に素敵な作品で,お互い悩みながらも少しずつ少しずつ近ずいていく2人には,良い大人ではありますが学生のようなピュアさも感じました。
ページ数も字数も結構多く,時間をかけてゆっくり読め,ストーリーも相まってなんだか久しぶりに温かい気持ちになれました。
ドラマを観て、頭から離れない状態だったので、原作を読もうと手に取りました。
凄く良い作品だというのは、評価などで知っていたのですが、おじさんが主役というところに引っかかってしまって、読んでいませんでした。
自分、本当にアホです。
神作品です!!!
40歳手前で、雁字搦めになっていた野末を、部下の外川が絆して、関係がゆっくり近づいていく。
この2人のやり取りがテンポ良くて好き。
おじさんと何度も言う野末だけど、可愛くてかっこよくて、たまらないです!
ドラマから入ったので、どうしても比べてしまいがちですが、原作にかなり忠実でびっくりしました。
野末の住んでいる家の感じが違いましたが、原作のお家いいですね〜。
そして、スーツ姿。
この作品で、スーツの良さを再確認しました。
表紙の感じもとても良くて、読んで良かったです。
とても人気の作品で、実写化もされた作品なんですが…
残念ながら私には響くものが無かったというか、オヤジンスキーなのに野末さんに全く魅力を感じなかったのですよね。女の子の気持ちになってみる、ということでカフェに行ったり、写メ撮ったり。
なんだか煮えきらないというか、怖がってるってことなんだとわかるんですが。
だからどうして外川が野末さんに惹かれたのか?が腹落ち出来ずにいます。きっかけは、入社面接の時なんだろうけど…
美人設定なんだけど、絵からはそう思えなかったからなのかも知れません。
タイトル通りで、キュンキュンしながらも、悩み、迷い、歩んでいく二人の姿に得も言われぬ感情をいだきました。一言で言うと最高でした。今まで読んだ中で一番大好きな作品です。あぁ、好きなんだなというか、ああ、愛してるんだなという気持ちがひしひしと伝わってきて心の底から素敵だと思いました!
CD、ドラマとチェックして好きすぎて、我慢できずにコミックスも購入!
台詞は何度もCDやドラマをリピートしたので、ほぼ忠実性だったので
すらすら読み終わったんですけど…
うーーーん、CD、ドラマの方が正直者よかった。良かったと思わせた一番の要因は、
キャラクターの表情。
外川が無表情すぎて、残念です。
そういう設定??
もっと隠しきれない嫉妬心や、野末さんを愛でる表情が見たかった。絵は綺麗なんだけど顔のアップとか少なくて文字だけか全体的デッサンみたいなのが多い。
もっとキャラクターの繊細な表情がみたい。
ドラマでの外川とCDでの外川がすごく表情
豊かだったので、そこに物足りなさを感じてしまいました。
ストーリー、台詞のいいまわし、
とても刺さる作品だと思うのであとは、絵がもっと表情豊かだともっと引き込まれるのになーと。
今後に期待したいです。
読み返し。
この作品を読んでいると最初の野末さんの気持ちがすっごくわかるんですよね。
毎日同じことを繰り返していれば~のところとか、
職場以外のどこへも行かないとか、その理由とか。
自分でも枯れてるなぁと思いつつ、野末さんも枯れてることに謎の安心感を覚えるのです。
ですが、野末さんはそのまま人生を終えるわけもなく
部下の外川と…ね…!(*´▽`*)
結構枯れてた野末さんをここまでもっていた外川ってほんとにすごいなぁと
関心しながら読んじゃうんですよね。
ちょっとずつちょっとずつ距離を縮める二人。
付き合うに至るまでの二人が丁寧に描かれていて
その二人の雰囲気と言うか、空気感がすごく好きなんです。
野末さんは『おじさん』と言うのを盾に自分を守ってるのですが、それをぶち破ってくれる外川。
ほんとに外川最高なんですよ…!!!!!
こんな素晴らしい作品を描いてくださった佐岸先生には感謝しかないです(*´▽`*)
「しゅみじゃない」という評価がここまでしっくりくるとわ!
高評価連発の中申し訳ない気もしますが、自分には合わない作品でした。
やっぱ主人公の野末かなぁ。
実社会の中で、ぽあぽあな人は本当にいます。その場を存在だけで収めてくれるような人。でもひと角の肩書きを持つぽあぽあ人って(要はある程度出世してるような人)、どっちかっていうと「人たらし」な部分があるんですよね。
野末は、他のレビュワーさんも描かれていたけど、たらしではなく「あざとい」のですよ。これが女性上司だったら、物語を含め全部しっくりくるんだけど、読みたいのはBLなわけで、ここが最大のネックだったなぁ。あと、二人ともノンケでしたっけ?BLによくある「性別じゃなく、貴方だから好きになったんだ!」はパワーワードの一つで、勿論否定はしませんが、これを全肯定出来るほど、人類は次の高みに昇って無い。そういう意味では、もっと二人には悩み抜いて欲しかった。
エロが少ない分、主役二人の心情を丁寧に描いているとは思います。でもそれも私自身には何一つ刺さらないことばかりで、っつーか、漢の花は四十路からですよ。アブラが乗って、いい男になるのは。体力もギリあるし。つまんねー事をうじうじ考える人もいるけどね(私的統計では、男の人って年齢より、身長の方がコンプみたい)。まあ他人に本当の悩みを明かさないのも「大人」のひとつかもしれませんね。
やっぱ設定が身近すぎて、ファンタジーに乗り切れなかったにかなぁ。
と、考えたら、某漫画でタ○ラヅカ系のTOPの事を「あれは本物の男性じゃなく、妖精みたいなもの」と教えてもらった事を思い出しました。野末は、私的にはそれに近い存在。異世界モノよりも極道モノよりもファンタジーでした。
勿論、独身で綺麗で清潔な四十路男性は現実にもいらっしゃいます。っつーか数十年後にはそれがデフォになるかもね。今の10〜20代って美意識高いみたいなので、その世代が四十路を歩く頃には、、、いいじゃねぇか!!!
電子書籍で購入後の余韻がすごくて、紙版も購入しました。
ザ・大人のBLです。
内容もだけど、この作品の雰囲気や世界観もとっても素敵なんです。
目につくのはすごい神評価の数、レビューの多さ。みなさんのレビューの熱い内容…。いかにこの作品がみなさんに愛されて高評価を受けているのか分かりました。今さらレビューを書くのも気が引けちゃいますね^_^;
私のBL歴は結構浅いので、BLに触れ始めたのはこの作品が発表されたあとになります。とはいえ、BLを読み始めたばかりの頃にこの物語を理解し得たのか分かりません。
電子版で最初読んだとき、?と思うことが多く、どう言う意味?心情?とページを戻ることもしばしば。深い言葉もあって…なので紙版も購入することになったのですが、この作品は奥深いな、難しいなって思いました。野末さんと外川のただの恋愛物語じゃなくて、人生観にも踏み入れている感じがしました。BLに留まってないんですよね。
レビューを読むとBLに親しみ慣れたであろうみなさんからの評価が高かったので、神評価作品であることが簡単にうなずけました。
絵のタッチはBLぽくない…青年誌でも通用するような感じですね。絵は上手いです。細やかな背景や小物まで細かく描かれていて、コミック絵画のようです。コマ割りが多くて気になる人は気になると思いますが、間のとりかたをそれで表現しているようで、静寂とか2人の会話の間とか…マンガなのに動画のように動きが見えました。
でも一番は言葉選びですね。左岸先生はかなりの読書家でしょうか。2人の会話が染みるんですよね…。私も野末さんと年が近いので、抱えてる悩みとか分かるところが多くて、2人の会話や心の声なんか少し難しく面倒臭く考えるところなんかは親しみが持てました。あと、臆病になることも。
マンガだけど小説のような世界観と雰囲気で、その作品に漂う空気がとても心地よかったです。
分かりやすいラブというラブはあまりないんですが、ちょっとした仕草や言葉でラブが見えるんですよね。個人的には外川の野末さんへのアプローチが結構ツボで好きです。
最後の2人の思いが通じたときまで、しっとりと大人の雰囲気満載でこの世界観に浸れました。絵柄と物語の雰囲気がマッチしてます。ほんとに左岸先生の絵がすてきでした。
最後の最後の2人のベッドシーンはすごく良かったです。ベッドシーンないでしょって思って読んでいたので、最後にして最大のテンション爆上げでした。短いページでしたけど、すごくエッチな感じで満足しました。外川のキスの仕方…やたらとエロくないですか。
外川のセックスしたいという願いが叶って良かったと思いました。
この作品はいつか映画化されるんじゃないのかな、って気がしましたがどうなんでしょうね。映画化しそうな雰囲気ある作品なので期待してしまいます。
大洋図書らしいほんわりした恋を描いた作品でした。
部下が硬派で一途な攻め、というパターンは結構あるように思いますが、攻めが10歳も年上の上司で、仕事ができてモテモテな優男、でもかわいい系というのがちょっと珍しい。
仕事ばりばりだけど癒やし系な上司、野末。でもプライベートは疲れていて、何事にも気力がわかない。
その野末を一途に思う部下の外川。これがあれこれと世話を焼き、じんわりと絡め取っていく感じ。決して腹黒ではなく大変イケメン(という設定)で好青年なので意図せずですが、熱烈アプローチには違いない。
このイケメンというのが、絵が自分にあんまりフィットしないのかちょっとそこまでイケメンには思えなかった。。ごめんなさい。
そのせいか、受けの方が、これだけ大事にされて絆されるかも、というのは分かるんですが、好きになった理由がちょっと説得力なかったかなあ。
というわけでアワードノミネート作品なんですが辛口評価になってしまった。
誠実でスパダリな部下外川と、少し怖がりな上司野末さんの行く末を見守る本です。
いや〜いいですね…まったりして綺麗であたたかい雰囲気が最高でした。
受けの野末さん、おじさんだけどふんわり穏やかでかわいいんですよ。この人の笑顔かわいすぎてつられて笑顔になります。
攻めの外川くんもまっすぐ一途で、でもピュアな一面があったりして、野末さんよりも10も歳下なのに安心感が凄かったです。
色々な商業BLを読んできましたが、一番幸せになって欲しいカップルはこの作品の2人です。
この作品は受けがアラフォーの野末さん、攻めがアラサーの外川さんです。同じ職場で働く先輩後輩の関係です。
野末さんは世間でいういわゆる「おじさん」の部類に入ると思うのですが、年齢を言い訳にして恋愛や私生活を諦めて新しいことに挑戦しようとしない部分があります。そういうところが自分と重なって個人的に共感できました。
ただそんな野末さんが外川さんといることで初めてのことを経験したり生活にハリが出てくる感じの生活になったりして、純粋にこんなパートナーいいな、と思えました。
やっと読みました、
もちろん好評価、大人気作品と知っていましたが、どうも好みじゃないかもな〜と感じてなかなか手にとらずにいました。
というのも、イアハーツで何話か読んだ時、野末さんが自分のことをやたらおじさんと言うのと、センター分けが萌えなくてw
でもやっぱり気になるので読みましたが、野末さんが自分のことをおじさんと言うのは、予防線というか、言い訳というか、ちゃんと理由があったとわかりました。
外川が見た目もキャラもタイプです。
かっこよくてかわいい。
野末さんのことか大好きな気持ちが出まくっているのに、我慢するとことかたまりません。
死ぬほど好き
っていいですね。
野末さんか外川に惹かれていくのも手にとるようにわかった。ずっと野末さん目線でしたしね。
タイトル、表紙、中身…全体のパッケージとして、女性はこういうの好きでしょ〜な感じ満々でしたw
初めて書店で購入した作品ですが、大当たりでした。表紙からお洒落で、インテリアとしても使えます(笑)本編の内容は三十路と四十路の会社員同士が段々恋心に気づいていく、というお話です。描き下ろしには少々エロがありますが性器の直接描写はないのでエロの苦手な私でも読みやすかったです!何度読んでも素敵な作品です。BL初心者さんにおすすめの1冊ですね!
最初は39歳に萌えるものなのか?と思ったが漫画だし全然いけた。
まず39歳と29歳の男2人で女子になりきってアンチエイジングをするっていう発想が面白かった。若い頃は思い出がたくさんあるのは毎日が新しいことの連続だからってことで、毎日いろんなことをしていった。
心が若返ると心に余裕ができて毎日が楽しくなって自分に自信がついてもっとやってみたいことも増えて意欲も増す。
でもそんな39歳には不安があって、29歳の部下は口説き文句をしてくる。でも好きって言った時に関係が崩れたらどうしようとか会社にバレたらどうしようとかいう葛藤があった。
ハピエンです
『何でもない笑顔、特別じゃない幸福感』
外川が野末さんから受けとるものは特別で、野末さんにとっても特別になって…日常の特別がたくさん散りばめられてて多幸感すごい。
新しいこと恐くても心地よい人と一緒なら楽しいっていうね…スキ!
小道具や服装、背景や時間帯、隅々まで先生のこだわりが伺えて、
もうもうもうーってくらいトキメキポイント満載なんだけど、
なんてったって、野末さん!!
元々、天然たらし癒し系おじさんだったところに腹をくくってからのカッコよさ!
·
野末さんも外川も可愛いの塊かってくらい可愛いんだけど…
可愛いの切り取り方がさりげないのに刺さる刺さる!!
次から次に可愛い要素が出てきて本当に困る!スキ!!
唯一残念なことは電子にはカバー裏がないことですかね。
読みたいなら紙で買えってことでしょうけど、
重要な内容や2人の仲睦まじさを感じる内容は電子にも収録してほしいです…
死語だと分かっていても敢えて言いたい!キュン死にしましたっ!!!!(笑)
イケメンアラサー部下・外川(攻)×可愛いアラフォー上司・野末(受)
沢山のレビューがあるのでストーリーは省略しますが、本当に素敵なお話です。アラフォーとアラサーの大人の恋のはずなのに、可愛くて、どこか新鮮で。2人の日々にキュンキュンしっぱなしでした。
ただ野末さんの悩みって、きっと若い子には伝わらなくて、歳が近い方が納得いくようなストーリー展開なんじゃないかな、とは思いました。この歳になると「わかる!わかるよ野末さん!」ってなるけど(笑)
なので、この良さが伝わらない人がいるんだろうなーと思うと、少し残念、勿体ない気分…。あー、ほんと勿体ない!(しつこい)
絵柄も細かく繊細で、柔らかい雰囲気が作品とピッタリなのも良かったです。その線で描かれる、野末と外川の可愛いこと可愛いこと。癒やししかなかった(泣)読了感も良く、自分も諦めずに色々チャレンジしてみよう!という前向きな気持ちにもして頂きました。BLに背中を押して貰う日が来るなんて、思ってもみなかった(笑)
おすすめは合コンで外川が泥酔してしまい、野末さんが介抱している駅のホームシーン。外川の苦しさ切なさ、どうにもならないもどかしさ、それでも野末さんを好きで好きで仕方ない気持ちが溢れてくる、とてもグッとくる良いシーンなので、是非読んで頂きたいです。
最後に。サラリーマンの日常を描いてるだけという、何の突拍子もない設定なゆえ、いつか実写化とかされそうで…。良いお話過ぎるので、それだけがほんと心配です…。実写化絶対反対!(笑)
この本がきっかけでダンディーな方々がでるBLが好きになりました!
もちろん、キュンキュンするシーンや、エロいシーンもありますが、野末さんの言葉が外川さんに響いたように私にも凄く響きました!✨
これからの社会経験(恋愛、仕事など)を積んでいく上でとても見習いたいことだと感じました!
この本に出会えてよかった!
おじさん受けとか本来苦手でぜったいに手を出さないのですが、
受けさんの描写は綺麗で可愛いいので、さいごまで嫌な気持ちせずに読み進めました!
むしろ綺麗な作品で、好ましく感じながら読んでいました。
体型とかポージングが2人ともかっこいいので一コマ一コマが目福!!
また、攻めの表情がどれもすてきです!
ちょっと昔のジ○リを思わせます!スキ!
ストーリーも、絵も、セリフも、キャラクター達もとてもストライクの作品に出会えて幸せです。
可愛いスイーツにお洒落な家具に小物、洋服、
一つ一つが細部まで丁寧に描き込まれていて、
まるでイラスト集を見ているようなときめきがありました。
軽妙なようで重みのある言葉選びも秀逸で、じわじわと
胸に沁み込んでくるモノローグや台詞がたくさんありました。
大人だからこそ、心のままにいかないこともあって、
面倒くさい建前や人生経験だとかに雁字搦めになってしまうけど、
そんな大人の男二人がピュアな恋愛を、というギャップが魅力的でした。
四十路目前、仕事もプライベートも順調。
不満があるわけじゃないけれど、満たされることもなく、
変わり映えのない日常に憂鬱を感じていた野末。
ある日、ひょんなことから部下の外川とパンケーキを食べに行くことに。
そして、野末のアンニュイを見抜いていた外川の提案で
二人のアンチエイジングな日々が始まります。
以来、野末と外川はカフェ巡りや遊びに出かけたり、
平日も休日も共に過ごすようになります。
アンチエイジングと言うか、もはやデートですが。
社内女子たちのベタ褒めに違わず、野末さん、可愛らしかったです。
格好いいけれど、可愛いくて、おっさん×スイーツなんてシュール
とか思っていたのに違和感0だし、見てるだけで癒されそうだし、
こんな上司羨ましすぎる。
外川は一見無愛想ですが、実は密かに野末に想いを寄せていました。
クールに見えてその内はとても健気で、一途に野末を見てきましたが、
一度“ただの部下”の一線を越えると、もう後戻りはできませんでした。
老化防止を免罪符に抱き締めたり、子供っぽく嫉妬をしたり、
あからさまなアプローチで下心はだだ漏れの筈なのに、
それでも微塵も気付かれず…
誰よりも傍にいるのに、伝わりそうで伝わらない想いが切ないです。
一方の野末は外川との距離感の変化に戸惑いながらも
彼と過ごす時間を居心地良く感じ始めていました。
口いっぱいに頬張って食べる姿や下がり眉で困ったような笑顔、
自分だけが知る外川を可愛いと思うように。
そして、その感情は次第に“部下”の枠を超えてゆきます。
抱きしめられれば心臓が飛び跳ね、メールの返信一つに振り回され、
好きな子がいると聞けば気になるくらいには意識しているのに、
予防線を張ってしまい中々進展せず。
けれど、気持ちを抑えきれなくなった外川から想いを告げられ…
この場面、胸がぎゅっとなりました。
シンプルでまっすぐな外川の台詞が突き刺さります。
「死ぬほど」なんて言われて響かない筈ない。
完全に外川の告白に心をもっていかれました…
そのことで野末もようやく自分の本当の気持ちに目を向けます。
同性で、部下で、10も年下の男を好きになる怖さ。
だけど、それ以上に外川を可愛く、いとおしく感じる気持ち。
野末は体裁も正論もかなぐり捨て、年齢も立場も関係なく、
ただ一緒にいたいと心からの想いをぶつけます。
対する外川の返事がまたいい。
「俺の人生の一部じゃなくて、すべてになってください」
ってそれプロポーズ(*/∇\*)!
本編はそこで終え、その後の二人は番外編・描き下ろしで描かれます。
こちらも「帰らないで」と後ろから抱きついて外川を引き留めたり、
外川が好きすぎて臆病になってしまうのがいじらしかったり、と
可愛らしい野末さんが満載でした。
外川もベタベタと案外甘えたで、もう最高。
そして、予想外に激しく、生々しいベッドシーンも有。
恋人な二人がもっともっと読みたくなってしまう甘々っぷりでした。
絵も色も出てくる小物(スイーツ含め)もコマ割りも、み〜んなオサレ。
でも何だか疲れました。
多分、コマ割りが細かくてセリフや心情描写が多かったせいだと思います。
の割に、あまり深くない。
考えさせられることも、なるほど〜と思うこともなく、頑張って字を追わされた感が残りました。
それと一番感じたのは「こういう設定があるんです!」「読者にこう思ってもらいたいんです!」というのが見え隠れし、なおかつそれがファンタジーでしかないということ。
例えは野末さん。
39歳であんなに自分のことをおじさんって言う人いないでしょう。
いるとしたら、否定されることを期待した痛々しい人です。
周りの女子からきゃあきゃあ言われてるって設定だし、なおさら嫌味だわ。
「若いよね」って年上から言われて「いえいえ…」って謙遜する流れで言うならまだしも、
本当のおじさんが沢山いる中で自ら口にする人がいたら、相当KY(死語)です。
そんな人が仕事が出来る?
ちょっと想像できません。
何だかリアルでない、作った感があるな〜と感じてしまいました。
仕事に関しても、部下のフォローをそんなにしてるように見えなかったし、出来る男って言うのも環境設定だけ見せられて具体的エピソードはほとんどない。
部下を持つって嫌な役回りもしなきゃいけないことあるのに、ごめんねえへへって笑って「かわい〜♡」って言われるようなぬるい関係、これも理解できません。
私の経験が浅いせいでしょうか。
そもそもおじさんという自覚がある人はそんなことしないと思うし。
野末さんだけでこんなになってしまった…
要するに、どれもが「設定ありきのエピソード」という感じに見えてしまって(本来こういうものは自然に物語に挿入されるものであって、読者に感じさせてしまっては台無し)、
その設定にも矛盾を感じることがあるし、
そういう表現の甘さが「絵物語だな〜」と思わせて入り込めませんでした。
アワードを受賞されていたので購入。
絵柄などあまり買わない系統でしたが
びっくりするほどハマりました。
こんなに繊細に大人の恋を描けるって凄すぎます!
セリフ含め心の声等がめちゃめちゃ長文で
読み終わった時の達成感たるや..(笑)
でも、その言葉選びのセンスがすごく素敵で
こんな素晴らしい作品になぜ早く出会わなかったのか..
女の子ごっこを通じて少しずつ、少しずつ
外川に想いを寄せに行く野末さん最高でした。
書き下ろしが可愛すぎて暫く現実に戻って来れません。
素敵な作品を読めて幸せです!!
評価の高い作品の続編ということで読むのを楽しみにしておりました。
前作は高評価納得!の作品で本当に楽しませて頂いたので( ◜◡◝ )♡
今回の作品もとてもいいお話でした。
ただ楽しみにしている=期待大!って事でおのずと作品評価のハードルも上がるので素晴らしいと思う反面残念だなあと思ってしまう辛口部分が際だってしまいます。
私的には今回の外川さんは‥
とても仕事の出来る上司には思えなかった‥四六時中彼氏の事でうんうん悩み仕事に影響し部下に迷惑かけてる‥おいおい!ちゃんと仕事はしようよ!
流れるような会話劇。
つらつらとフキダシの文字を読み連ね、気が付くとお話に引き込まれていきます。
コマ割りもキャラの表情もたんたんとしているのですが‥なんとも押絵を見るかのようにきれいでその雰囲気作りにはあっぱれ!
小説を読むのが好きな人の方が面白い作品なのではないかな?
っと私の勝手な見解でした。
すごくおしゃれで、なんだか上品な雰囲気のお話でした
パンケーキとかパフェとか野末さんの手料理が美味しそうで、細かで繊細な画の作家さんですね
BLを越えて生き方改革?のような出だしで、後悔なんてしょっちゅうしてるけど、でもそれって必ずしも悪いことではないのかなと、思わせてくれました
でもしっかりBLもしてて
特に外川からの告白シーンは、素晴らしかったですきゅんとしました切ない
外川以外と健気でいじらしい( ´_ゝ`)硬派なのにそのギャップがたまりません
外川への愛を自覚してからの、野末さんがますますかわいくなってて乙女のようです
二人の会話のテンポも良いですね外川の憎まれ口に本気でぷんぷんしたりする野末さんがかわいいです
続編も出てるようなので、そちらも楽しみです
という感じに、読後は、『凄い...』以外の感情が無くなる、全ての思考を上塗りしてくる、全宇宙の神的BL本です。(真剣)
私は野末さんとほぼ同年代なので、余計にグサッと、グッと、クるものがありました。
何か、いい感想を述べたいのは山々なのですが、下手にああだこうだ述べるのも、この2人のお話に対して野暮な気がして、私にはとても出来そうも無いので、兎に角まだ読んでない人に届く様に、そっと神評価をしておきます。
この作品は、ほんとにオシャレ!私の中でオシャレBLに該当します。佐岸左岸先生の、春と夏となっちゃんと、、、も好きでしたが、この作品は、さらに野末さんの四十路という哀愁と可愛らしさがさらにいい雰囲気でマッチしていると思います。
野末さんのお部屋なんておしゃれカフェみたいな笑
久しぶりに読み返すと、ああやっぱりこの世界観好きだなと実感できる一冊です!
野末さん、外川くん、ほんと良かったね!ハッピーエンドの後日談がもっと読みたいと欲が出てしまいます( °ཀ°」∠)
最初に試し読みしたときは、ポエムっぽいモノローグと長セリフと1ページに大量の小さなコマが詰め込まれた画面に、いまいちはまりきれずに除外してました。でも増量試し読みで見事にドはまり!スルメ系なんですかね~この緩い空気感にハマるともう萌えの宝庫でした!
アラフォー上司の野末さんがもう可愛い~!外川の顔に似合わなすぎる行動に振り回されて戸惑ってて、でもちゃんと付き合ってあげるノリの良さ。たまにノリが過ぎて外川を赤面させちゃうところも良き!
外川は屋外で紙新聞立ち読みする29才なとこは微妙だったけど(競馬新聞読むおっさんみたいで)、硬派っぽい表情の変わらなさで頑張ってる感じは好感持てました。顔と行動のギャップは萌えだ~!!
外川の私服がダサいのはわざとかな?10才差には見えないセンスで良きカップル。精神年齢差はもっとずっと小さいよね~と思いました。
告白シーンは神!アラフォーさんのシワが消えて乙女になっちゃってw手の表現とか、ぱっとやっちゃう野末さんが良くって。
えちシーンは逆にあってびっくりしたw全然そんな空気出してなかった二人が急にそんなことになっちゃうと萌え度上がりまくり!
キャラクターがすごく好きで、セリフにぐっときたとか私にはなかったですけど、ゆるきゅんな空気が良かったです。
BLという意味では野末と外川のラブストーリーだと思うのですが、それよりも大人たちの青春物語というか、野末の成長物語だったのかなと思います。後悔も幸せも覚悟もまとめて成長に昇華できるってすごい。自分の殻を破って、年齢すらチャンスに変えて告白する野末にパワーを貰いました。大人の男性かっこいい。
また、私はちょうど外川と同い年なので、就活で突然何やりたいか聞かれて困ったことや社会人でうまくいかなかった話を同じように感じました。野末は上司としてもすごく魅力的だと思います。外川が好きになっちゃうのは仕方ないですね。
二人共それぞれ欠陥があるけど、お互いがお互いの弱い部分を埋めてますます成長していきそうだなと思いました。幸せなお話です。
BLで女の子ごっこときたら…!なんて下世話な話ではなく、心温まるヒューマンドラマ的BL
なんとなく、日々を生きる39歳のノズエさんと、彼を慕う10歳年下のトガワくんのラブストーリー
何が嫌ってわけじゃないけど、いろんなことが面倒になって、何もかもがルーティンと化してしまっているノズエさんの日々。出世欲もなければ、結婚願望もない。ただただ、日々を淡々と送っていく。そして、そのことに怯えている
そんな、代わり映えのない毎日に、新しい色が加わる。何気なく発した一言から、部下であるトガワくんと一緒に始めることになった“女の子ごっこ”。初めは様々な目新しさに心を奪われた。しかし、いつからかその対象は、モノやコトからヒトに変わっていて…
新しいことに一歩踏み出せなくなった中年男性を包み込む、トガワくんの、温かくてエネルギッシュな愛。不安ごと包み込んでくれる、年下の彼。読後、優しい気持ちになる作品
とっても素敵ですが、「萌」ではないかも?
社会的には立派な大人でも恋に対しては臆病だったり消極的だったり。一歩を踏み出すのはなかなか難しい。
ふたりの物語は身近にあり得そうだなと思いました。
部下からも他部署の人からも信頼が厚く、仕事も出来て人も良い。そして良いお家にも住んでらっしゃる(笑)
野末は39歳の「安定した今」に至るまで余程がむしゃらに頑張ってきたんでしょう。
そうしている内に乗り遅れて面倒になって、諦めて。まだまだやれると自分でも思っているのに年齢を盾にして逃げ道を作るというのは、外川が指摘していたようにこわかったからなんだろうな。
自分のことを「もう若くないし」っていう人は大体そんな感じがします(笑)
そんな野末の脳内アンチエイジングをした外川の努力が良かったです。
彼の努力は野末を確実に変えたので、外川の粘り勝ちですね。
何度も好きだって言いたかっただろうによくあそこまで我慢した、えらい!
大人ふたりのちょっともだもだした恋愛を見守る気持ちになるような作品でした。
ずっと気になっていた作品で、やっと読むことができました。
年下クール攻め×年上美人受けに加えて、スーツときたら完全に好みで、もう最高でした。
働く人として、生きていく上で大切なことが作中でいくつか語られていて、ただのBLで終わらない深い作品でした。
心情の表現や、気持ちの揺れが細かく描かれていて、こちらも心を揺さぶられる場面が多くあり、読みごたえ抜群です!
ただ、ストーリーの展開が大人の恋愛ということもあり、ゆっくりペースなので、じっくり読みたい方におすすめです。
食べ物大好き、スイーツ大好き人間としては、この表紙を見逃すわけには行かず。
プリンアラモードも、クリームがかかったパンケーキもおいしそう…。
パンケーキに添えられたアイスクリームが若干大きすぎる気がするけれど、たまりません。
pixivで1話を読んで、気になっていました。
買ってよかった!読めてよかった!
40を手前に、変化のない生活を送ることを良しとしていた野末。
そんな彼の更年期を心配した部下の外川との「女子ごっこ」が始まって…。
最初は「言うほど可愛いかなあ?」って思ってたんです、野末のこと。
周囲に「可愛い」「母性本能をくすぐる」と言わせて、そういう風に思い込ませる戦法だな!?と思って身構えたのに…、身構えてたのに…。
しっかり可愛い。
なんだ、この39才は。
外川との会話のテンポも良くて、ほんとに掛け合い漫才みたいなんですよ。
そういうときに野末がムキになったり、へそ曲げたり、開き直ったりするのが可愛くて。
部下に「アンチエイジングに付き合ってくれてありがとね」って言っちゃう39才。
ほんとに何でしょうね、この可愛さは。
2人で出かけて、女子みたいにいっぱい話して、甘いものを食べて、きゃっきゃする。
一歩踏み出してみたら楽しいことは世の中にたくさんあって、毎日がキラキラし始める。
新しいことをするのが面倒じゃなくて、次は何をしようかって考えるのも嬉しくて。
そういう野末のうきうきした気持ちがぜーーーーんぶ伝わってくるんですよ。
可愛い。わたしも一緒にうきうきしたい。
だからこそ、外川が気持ちを抑えきれずに告げた後の落差が切ないんです。
一個ずつ確認するように、「ふつうの上司と部下は〜しない」と並べ立てる野末の気持ちが分かるから。
そうやって一個ずつ否定していくことで、自分の中にあった楽しいという気持ちも、嬉しかった気持ちも、外川が全部くれたものだという感謝も、芽生えていた想いもひとつずつ潰していって、元に戻ろうとするけれど、戻った後に残るものは?
何もないんだって気付く。
何もないよりももっとひどくて、芽生えた想いだけが失う楽しさの分余計に大きくなって残る。
この辺りのモノローグ、読んでください。本当に良いです。
言葉選びも良いし、センスも良くて。
趣味としての料理と自炊好きのところ、「分かるー!」って大きく頷きました。
「後悔は幸福になる糧で、人生の燃料」という言葉は、ノートにメモしました。
結構この1冊でいっぱいメモを取ったので、今回電子版を購入したのですが、俄然紙も欲しくなりました。
野末の住む平屋の一軒家は文化住宅と米軍ハウスを混ぜたような雰囲気が素敵。
外川のリノベ済みの古いアパートも味があって素敵。
野末の家がちょっと我が家に似ているせいもあって、大嫌いだった庭掃除が好きになれそうな予感までしてます。
何だかものすごくワクワクした気持ちが、読み終わってからも続いてます。
わたしも心のアンチエイジングをしよう。
明日、何かいつもと違うことをしてみよう。
家族にいつもの3倍くらい優しくなれそうな気分です。
素晴らしい作品に出会えました。
この気持ち、少しでも多くの方に味わってほしいなあ。
この漫画を読んだ人はこう言うだろう。
「丁寧に日常を描いている」と。
一コマ一コマの描きこみが美しい。
数ページめくって抱いたのは、漫画の描き方も新しくなってきているなという感想だった。
漫画に重要な役目を果たすコマ。ここに、人物、セリフ、シーンを描いて繋いでいく。そうして、一つの作品になる。
漫画史を研究しているわけではないし、一般的にただ読むくらいなのだが、最近こういう「コマ」という存在に独特な感性を持っている作家を見かけるようになってきた。
まさにこの作品がそうで、令和ならではだろうかと考えてしまう。
もちろん、昭和・平成とこういう特殊なコマを配した漫画はあるのだろうが、絵のセンスや配置の仕方等、私はこの作品でBL漫画というジャンルにおいて新しい息吹を感じた。
まるで、写真系SNSのような箇所があったり、コマ内のひとつひとつの書き込み物は背景、人物、静物ともにもれなく細かく丁寧だ。
気持ちの流れの見せ方も美しい。
しばらく読み進めても「これはBLか?おじさんを巻き込んだオシャレな漫画ではなくて?」と頭をひねってしまうほどにBL漫画を感じさせないのに、だんだんと外川という男の一途さが野末に通じろと念を送ってしまうほどゆっくり、丹念に描かれる。気づいたらBLになる。
その描き方たるや膝を打つばかりである。
外川が野末と「女の子ごっこ」と称したデートに誘い出したところでさえ、シャレがきいてんな、オシャレかよ…と思わず一人ごちてしまったし、他の人間と交流を持とうとする野末が外川がおもしろく思わないシーンなんかも、一切表情を描かないだけで「嫉妬」とか「おもしろくない雰囲気」を見事映し出していて、天才かと唸ってしまった。
外川の気持ちが溢れた箇所も、静物、擬音、そのすべてで表現されてなんと気持ちのいいことか。見てて惚れ惚れしてしまった。あと、野末の覚悟が決まった後の描写にも。
新しい息吹を感じたと先ほど描いたが、その一方でところどころ潜むなつかしさがある。
その懐かしさの正体はわからないが、例えるならリノベされた喫茶店のような雰囲気とでも言えば伝わるだろうか。
作品全体の懇切さは、BLアワード2021ノミノートにふさわしいだろう。
神評価が多いのもうなずける。まるで小説を読んでいるかのような充足感だ。絵のひとつひとつが文字や言葉に匹敵する質量を持つ。
……と、書いたところでなんでお前は萌やねんってなるけども「職場の上司に恋する後輩」という図式にそこまで心惹かれないからだ。どっかのレビューでも言ってるけど「バッてして、ボアーッ!!」みたいなアツい作品が好き。
何気なく手に取った漫画だったのですが、衝撃的でした!!
こんなに完璧で理想な漫画あるのかと笑
ストーリー性、絵柄、コマの回し方が他のBL漫画と度合いが違います!
何度も何度も読み返してしまう漫画です笑
受けの可愛い異常ですよ何年たってもこの方可愛いですよ女でも攻めの立場でおとされます笑
攻めはもう理想のスパダリ文句なしの攻め様でございます。
読んでない人は絶対読むべき神漫画
この作品はずっとおすすめしていきたいと思います!!
かなりひねくれた見方をしていますのでご注意ください。読後の率直な感想です。
受けの野末さんは私と同年代の39歳の設定。本当に?
年齢を重ねると恋愛や失敗が怖くて臆病になる気持ちは分かります。けれど個人差があると言っても、あまりにも枯れ過ぎて老けこみすぎている。
特にひどいのは39歳になってようやくガラケーをスマートフォンに替え、操作が覚束なくて攻めの外川くんに教えてもらっていること。
スマートフォンが一般的になり10年は経っています。当時20代であればどんな機械音痴の人だってスマホに替えていましたし、スマホに替えない人は強固なポリシーがある人で、逆に目立つと思いますし、当たり障りなく刺激を避けて生きているような野末さんと合っていないと思います。使い方にしても、現在39歳と年齢を重ね、かつ機械が苦手なタイプでも、学生時代にはインターネットが普通にありましたし、パソコンの基本操作くらいは誰でもできる年代です。仕事で評価を得ているような人が、アプリのアカウント切り替え分からなかった~という年齢ではないとも思いました。
正直に言って、39歳というガワに、イメージ50代以上の中身が入っている印象でした。考え方やエピソードがものすごくおじさん。
それでいて、ちょっとした下ネタに恥ずかしがるような表情をしたり、相手の様子にやきもきしているのが他人の見ている前で態度に現れたり、外川くんの好意を見て見ぬ振りしたり、気を持たせるようなことを言ったり、臆病になっているだけの39歳とは思えないあざとさや不誠実さ。
いくら野末さん自身も葛藤し苦しみ、最終的に覚悟を決めたからと言って、10歳も年下の後輩に気を持たせて振られたと思わせるような態度で傷つけたこと、『君が好きだよ(ニコッ)』で許される年齢とは思えません。外川くんが許したとしても、39歳にもなって相手の気持ちを思いやれず、自己中心的な人間だな、自分がこんなにも遅れて告白して、今までの不義理もごめんねって謝りさえすれば、相手がまだ喜んでくれると思っているんだな……と感じました。そういうキャラクターだということなのかもしれませんが……。
仕事ができるはずなのにスマホの操作に戸惑っちゃうくらいおじさんで、恋すると初恋みたいに自分のことしか見えていない。野末さんがちぐはぐで、39歳という説得力や魅力を感じられなかった。人格には当然個人差があるので、リアリティとは言いません。どういうキャラクターなのか、何故この個性的な人格が形成されたのか、作品内からイメージできるからこそより共感し、楽しめるのだと思います。例えば、定番ですが、若いときに手ひどい失恋や失敗をして臆病になってしまったという設定ならまだ納得できたように思います。普通に仕事を頑張って、新しいことに消極的に生きただけで、このよく分からない39歳になるとは思えない。
そんなギャップが支持されるのかもしれませんが、私には萌え要素の盛り過ぎに感じて……これってつまり、おじさん受けならではの萌えは感じたい、でもリアルなおじさんだと年齢が気になるからギリギリ39歳で妥協しよう、恋愛要素は若い読者層にウケる描写にしよう、ってことじゃないのかと思えて、商業BLを読んでいて初めてショックでした。最初からなんちゃっておじさん受け作品というならともかく、年齢や人生観を丁寧に扱っている作品だからこそ……。
39歳がガチのおじさんエピソードを持っていても、そんなものなのかな?と違和感のない年齢の方を対象としていて、最早自分のような、野末さんのキャラクターに違和感を覚えるリアル30代後半は、この作品にとって読者と思われていないということなのかと。
野末さんが外川くんに惹かれていく過程や外川くんが野末さんを好きになったきっかけなど、ストーリーや言葉遣いに説得力があり、綺麗でおしゃれで細部まで書きこまれているイラスト、個性的なコマ割り、魅力はたくさんありましたが、野末さんというキャラクターが私にはあまりにも理解の範疇外でした。ひねくれた見方をしてすみません。
同感です。まさに自分が感じた違和感
野末さんはなんちゃっておじさん
最早、自分もターゲットの読者層ではないとかんじました。
ここ最近買ったBLのなかで1番好きです。
とても評判が良くて購入しましたが、想像以上にとても素敵な1冊でした。昨年秋に購入してから、もう何度繰り返し読んだか分からないくらい、ずっと何度も読み返しては癒される日々を送っています。
この本は主役の2人の間に流れる時間がとても心地よいです。
少しずつ歩み寄っていきますが、その距離の近づき方がとても丁寧でゆったりとした時間が流れています。
合間に出てくるスイーツがとても美味しそうで、それがまた癒されます!
時折見せる外川の照れ顔が可愛くて、外川を応援しながら読みました。
告白シーンも外川の気持ちが溢れていて、すごく良かったです。
読みながらこの作品はそういうシーンはないんだろうなーと思いながらページをめくっていましたが、まさかの描き下ろしで…!!
大興奮しました!
2人のイチャイチャを最後まで見れて本当に嬉しかったです。
この2人が大好きなので、さらに2人のその後が見たい!!
続編心待ちにしています。
基本的に電子版を購入していますが、こちらの作者さんのマンガに関しては絵の雰囲気や話の流れ、作風がタイプで電子版、紙の両方を購入しています
まわりの友達にもこそっと教えてあげたいけれど誰にも言いたくない秘密にしておきたいカフェのような、寝る前にもつい手をのばしてしまうほど大好きな一冊です
主人公の丁寧な暮らしぶりや、パートナーや同僚ののやりとりからも学ぶことがたくさんあったり…と、レビューを書きながらマンガに思いを馳せる私
続編も楽しみ!
とても好みの表紙と、裏表紙の
「好きです。野末さんが好きです。死ぬほど。」というシンプルで胸に来る短いフレーズに惹かれて購入しました。
2人ならではの言い回しやいつもの会話が作中に何度も出てくるのが二人の関係性が少しづつ積み重ねられていくようで見ていてほのぼのとします。豆板醤のくだりがとてもすきでした笑
以下ネタバレ含みます。
四十路手前、2度目の成人を目の前にした野末(のずえ)が欲の浅い、掴みどころのないふりをして、出世の責任が増えることや恋愛をすること、これから何か新しいことを始め失敗することを恐れていることを、野末さえも無欲なだけだと自分に言い聞かせているようだった。
テレビでみた美味しそうなパンケーキを食べに行くことさえも。
そんなことを駅のホームで若い女の子たちを眺めながらこぼした野末を見計らった外川(とがわ)は”女の子ごっこ”と体の”アンチエージング”をしようと持ちかけ、野末はそれに承諾する。
こうして始まった二人の女の子ごっこはパフェを食べに行ったりガールズトークのマネをしたりアンチエージングの一環で写真を撮り合ったり…と順調に進んでいく。
そんな中で垣間見得る外川の野末への愛情の大きさが要所要所にあり、ドキドキ出来ます。
最初は新しいことを恐れ、出世の話や合コンを全て断り続けてきた野末が外川とのアンチエージングの末、外川への気持ちに気づき思いを伝えるシーンには序盤の無欲なふりをしている野末とは思えないです(´-`)アンチエージング大成功ですね笑
また左岸左岸先生の作品は初めてでしたが訪れる店の内装や2人の自宅、どの背景や注文したメニューをとってもどこもオシャレですごいです。
ほぼ表紙買いでしたが成功でした!
内容もページも厚く、軽くひとつの映画を見てるような気分になれるので時間がある時にゆっくり読むのに適していると思います。
拙い文章でわかりにくく申し訳ありません。
ありがとうございました!
何度もトライしては調子が悪くて挫折しての繰り返しでやっと読了できました。
すごくいいお話だった。BLとしても、人としても、人生観としても。
ただやっぱり調子が良くなくて心をすごく動かされることが出来なくて悔しい。要再読です。
年(と容姿)を言い訳にして怖がって面倒くさがって、楽しむことや挑戦することを諦めて…。自分にも当てはまって、うっと来ました。
いくつになっても何でも出来る、自分さえその気になれば。
さらにそこに自分のことを一番に考えてくれて、一緒にいて楽しくて、その相手も楽しませてあげたい、明日も明後日もずっと一緒にいたいと思えたら…。
ダメだと思う自分を変えたいと思える言葉をかけられたら、それにすごく心を動かされたら…。
外川も野末もお互いに好きにならずにいられないですよね。
番外編や描き下ろしもとっても良かったです。
乙女で悲観的な野末と辛坊強く待てをするけどやりたいことはしちゃうし、どんな野末も可愛くて仕方ない外川。
外川の前向きさ寛大さ自信やこだわりに流されないところとか、きっと野末のおかげだよね。
いいカップルでした。
初めて読んだ佐岸左岸先生の作品です。
会社員 外川(29)と上司 野末(39)のお話。
今まで読んだ作品とは異なったテイストで、冒頭から物語に惹き込まれました。
佐岸左岸先生は個性的なタッチですが丁寧な絵柄なので、どこかあたたかみを感じます。
また、背景や造形物などの描写をきちんと描かれているのも、ドラマを観ているようでイメージが湧きやすかったです。
個人的には、コマ割りが独特なのが面白いなと感じました。
40歳を目前にして、出世欲はなく、結婚願望もなく、集団欲もない…毎日をただルーティンワークのように過ごすだけ。
そんな野末に部下の外川がアンチエイジングを提案しました。
「後悔は貴重な燃料ですよ」
野末の後悔を燃やして幸せになる手伝いをしたい。
ずっと片想いをしている相手だからこそ、外見ではなく心の変化に気が付いたのでしょう。
外川の提案を受け入れた野末は、平日に限らず休日も2人で出掛けて、お洒落なカフェでスイーツを注文し、おNewのスマホで写真を撮り、たわいのないトークをして、少しずつ生き生きしていきます。
誰かと何かを共有できることって幸せなことですよね。
そして、いつの間にか外川のことが気になっている自分に気が付き始めるのでした。
おそらく、ある一定の年齢を重ねている読者様には共感できる部分が多かったのではないでしょうか?
世の中の進化や変化についていけず、視線や失敗を恐れてしまう。
だから、何もしないまま毎日が過ぎていく。
例に漏れず、野末も自分の価値観から抜け出せない。
でも、外川が外の世界へ連れ出してくれたのです!
女の子ごっこでアンチエイジングを提案する外川のアプローチは上手いなと思いました。
さらに、硬派な外見とは異なり、野末に対する優しさやセリフにもキュンとしちゃいました。
うーん、外川っていい男だな~。
おすすめは、野末の告白に対する外川の返事です。
「…俺の人生の一部じゃなくて、すべてになってください」
(」〃>Д<)」きゃぁぁぁぁぁ♥
キュン死にするかと思いましたよ(汗)
途中、恋愛におけるスレ違いやモダモダはあります。
逆にないと困るのですが(笑)
そのすれ違いやモダモダも自然なストーリー展開だったので良かったです。
だんだん外川のことが気になり始めた野末さんの戸惑いや切なさが伝わってきて、こちらも胸が熱くなりました。
仕事は完璧に熟し、性格も良く、誰からも愛され、それなりに経験もある野末が、まるで初めて恋した時のように翻弄されていく様子は必見ですよ。
番外編
本編のその後のお話です。
お付き合いをスタートさせてから2ヶ月過ぎました。
…が、まだセックスは未体験の2人。
最後の外川のセリフに全てが詰まっている!
描き下ろし
待望?のHシーンです。
ベッドでも可愛い2人にほっこりしました。
究極のアンチエイジングは、愛のあるエロだと思っています(笑)
まずは、恋することから始まりますよね。
大人になればなるほど、変化を受け入れるのはこわくなる。
でも、それが運命の恋ならば?
一途な外川と憶病な野末の恋をこの先も見守りたい!
まだご覧になっていない方は、ぜひお読みいただくことをおすすめします。
想像されている何倍も素敵な作品なので、きっと驚かれると思いますよ。
現在、ihr HertZ で『オールドファッションカップケーキ with カプチーノ』が連載中です。
単行本の発売日を楽しみにしています♡
三十路の若手エリート部下・外川×四十路のほんわか拗らせ上司・野末。
三十路×四十路のリアルな上司部下関係と、初恋のような初々しさのコンビネーションが最強でした。
会社の立ち位置や、おうちの生活感など、描写が綿密なので没入感も半端なかったです。
数えたら驚異の12コマあるページも…!
繊細なタッチも相まって1冊の満足感もすごい。
何より、外川が大好きな野末の拗らせを解していく過程が可愛く、合コンでヤキモチ妬くシーンや、一方で野末が外川からメールの返信来なくて拗ねるシーン、可愛さの破壊力に心臓やられました。
久々に良いBLを読んだなという気持ち。
他の方もおしゃってますが、ほんと心に刺さる名セリフが多いです。
ただ、これでもか!ってくらいあるので、ちょっとお腹いっぱいになっちゃいました。
名セリフはひとつふたつの方がグッと印象に残るのではないかなーと。
冷静に考えると「女の子ごっこ」を大人の男二人がしてるってのはイタイ設定だなと思うんですが、先ほどの名セリフや心理描写の丁寧さで違和感なくまとまっていると思いました。
絵柄があまり好みではないのと、受けの野末さんが美人設置なんですがそう見えない(すみません)のがちょっと残念。
でもお話としては本当に良作でおすすめです。
いやあ、これはやばいですね。
納得の高評価。最の高。てか神作品ではないですか!
BLじゃないとしても良い作品。遅ればせながら読みましたがこりゃ早く読めばよかった、、素晴らしかったです。ため息。
40歳と30歳の恋愛
まずリーマン2人でパンケーキとかやばくない?
そいで私は特に攻め君にやられました。
かわいくて寡黙にむっつり最高一途な年下攻めがここにいるぞ。
めちゃくちゃ萌えさせる男だよ。
こんな男に愛されたいよわたしもと思ってしまった、、
BLまんがからときめきとエロを摂取していますが
めちゃくちゃときめくし羨ましかった受けが!
めっちゃ愛されてるよ野末さん。
ひたすらうらやましい。何言ってんのって感じですけどなかなかそんな感想はないですよ?
そして付き合ってからの番外編もやばかったです。
あのタイミングでの「結婚してください」の破壊力。やられました。
書き下ろしは読者サービス?個人的には2人のセックスはなくても神でした。
あととにかく言いたいのはリーマン最高!ってのと
もう80まで仲良く添い遂げてくれよチキショウって感じです。
年下×年上は普段あまり読まないのですが、受けの可愛さに「おじかわ!!」が止まりませんでした。
攻めが無口っぽいビジュアルなのに意外にもたくさんしゃべる(いい意味で)ところもギャップで楽しめました。
受けをアンチエイジングしよう!と攻めが企画しおじさん2人でパンケーキやパフェを食べに行くのですが、その描写がなんとも可愛らしかったです。
職場で家の鍵を返すシーンがあるのですが、受けが攻めにさりげなく返して的な注文をつけるところがキュンッとしました。付き合ってもないのに!めちゃくちゃ意識してるじゃん!!と笑
臆病な受けと物怖じしないまっすぐな攻めの相性の良さが安心して読めました。
また、最近は「きのう何食べた?」「おっさんずラブ」や「おじさんはカワイイものがお好き」などおじさんが主役ものも存在感を発揮していますし、次の映像化はオールドファッションカップケーキがいいです!笑
評判がいいのを耳にして今更読みました。
世間の高評価も納得のストーリーの良さと絵の綺麗さでした!
何かセリフの多さに腰乃さんを思い出したり…。
目線のみとか表情の変化のみとかのカットがかなり多かったり。
攻めが節度のある少し変態な年下攻めなのも良いし、アラフォー美人の受けがとても感度が良さそうなのも良いです。
ただえろはほとんど無く最後におまけで少しだけって感じなので出来ればこの2人のイチャイチャをもっと見たいですが。
作者さんまだ2作目?なんですか?凄いですね絵もストーリーも上手くて、若い人なのかな?
何かついにハグ来るか?チューするか?って思わせてしないーってシーンが10箇所ぐらいあって悶ました(笑)。くっつくまでにとても時間がかかるという事なんですが。
作者さんの作品は独特の雰囲気というかリズムみたいのがありますね。
前作の「春と夏となっちゃんと…」もそんな感じでしたが、4コマだったので区切りが早く、お話に乗り切れなくても小休止が打てたんでしょうね。
すごく良いお話で…でも読了後一度も読み返してない作品なんですよね。
作者さんとの相性なんでしょうか…。
今作もそのリズムに私が上手く乗れなかったです。
なんでだろ。
受けの野末さんも素敵なアラフォーなのですが、個人的にハマれないキャラクターでした。
体型、髪型、お顔立ちにおいて非現実味がつよくて、想像しにくいキャラだったんだと思います。
攻めの外川さんは年相応の素敵攻めでした。
ちょっとキリッとしたワンコ。大型犬ですね、シュッとしたやつ。
評価が高いのがよくわかりました。
野末の同年代だったら思わず「わかるわー」と言いたくなることが多々あります。
日々慣れた仕事と人間関係の中、そこそこの幸せと安定があって大きな変化を望まない。
出世も恋愛もめんどくさい、もう色々いいかなあ…なんて思っちゃう年頃でもあるんですね。
40手前とはいえ可愛い上司の野末。仕草が可愛いけどふとした表情に色っぽさがあって外川の気持ちもわかります。ペットボトルの水を飲む口元とかのどの辺り。おでこにパラリの前髪とか。
その10歳年下の部下である外川。言葉の端々に野末さん大好きが溢れてしまうイケメン。
キャピキャピした女子達を見ていいなあ〜なんて言う野末の発想からアラフォーとアラサー男子のふたりで『女の子ごっこ』でアンチエイジングしよう!っていうのが面白い。
外川の「年齢差やマイノリティっていうのは故郷や応援する球団の違いくらいのもの」っていう言い方がいいなと思います。当事者にとってはそんな軽いものじゃないだろうし苦労があるのは想像以上だと思いますが、そんなことに怯えて大事なことから目をそらしたり逃げたりしないでほしいという気持ちが伝わって来て、行動することで起こる反発や他者の思惑ばかり気にして本質を見失うことの方が惜しいと思いました。
こんな素敵な上司がいたら私も「彼が結婚して妻子のことを語ったりしたら幻滅だしどんな相手でも許せん!」って気分になりそうです。でも、同僚のイケメンくんが甲斐甲斐しくお世話したりたまに同じシャンプーの香りをさせていたら女子仲間とキャッキャと話題にするし日々の潤いとして密かに応援することでしょう。
いくつになっても、新しいことを始めたりここぞというときには頑張るぞ!と思わせる作品でした。
ストーリーは好みド真ん中、背景や細部に至るまで丁寧な描き込み、心情表現も巧みで、「今年のベスト!」と思いながら読んでいました。
しかし、読了後の印象は、「野末さんの髪型は、アラフォーサラリーマンとしてアリなのか?」
何回読み直してもそこが引っ掛かって、どうしようもない、のです。
あれだけ細部までリアリティー溢れてる(雰囲気)なのに、なぜか髪型だけファンタジー感。
顔のアップだけだと、女性上司に見えてしまい、BLじゃないいい話を読んでる錯覚に陥りそうでした。
とても良いお話です。ただ私が気になるだけなんです。
久々に好み…というか何だか、今まで求めていたのにここまで読んでいる間も読後も満たされる作品に出会えていなかったことにショックを受けました。
それに気付かされたと言いますか。
人物の絵柄はもちろんのこと、言葉選びや細かく描かれている生活の様々な小物が刺さります。
思いが溢れて告白してしまった外川が拒絶を覚悟してからの流れが、BLではとてもよく使われますが、それまでの経緯を思うと胸が締め付けられるし、同じようなシーンでも他作品では味わえない感覚でした。
きれいにまとまっていますが、何事もなかった野末さんの生活がこれから先、外川といることで心乱したり振り回されたり、振り回したり。そんな今後を見守りたいです。
最初から最後まで丁寧に読みたいな〜とじっくり時間をかけて読みました。とても心に残る1冊になりました。
基本的にBLは萌えたいとかエロいものが見たいとかで見るんですが、こんな人生について考えさせられるBL本はなかなかないなと思いました笑
まだピチピチの新社会人だった外川に、酔った野末さんが掛けた言葉が心に残ってます。「後悔は幸福になるための糧で、人生の燃料です」
ふと、自分の生き方を振り返ってみると、何にもしてないなって思う事が誰しもあると思うんです。この言葉は何もしてこなかった人の背中を押してくれるなって、実際押してもらった気持ちになりました笑
ここの一連の野末さんの掛けた言葉が全部刺さってます。「大丈夫。君はまだまだ、これからもっと自分を好きになっていけるよ」とか。え?こんなの言われたら泣きますが…こんな素敵な上司に出会いたかった…。そら外川も好きになっちゃうよ…。
野末さん、スマホすら使いこなせないアナログな人だったのに、外川に教えて貰って新しい事に挑戦してる姿がとても可愛らしかったです。外川流アンチエイジングが気に入って、休みの日のお出かけのお誘いをしたはいいけど返信がなかなか帰ってこず、1人モヤモヤしてイライラしてちょっと素っ気ない態度とったりして…え?どんだけ可愛いの…。しかもオチが返信きてたのに見てるアカウント違ってて気づいてなかっただけって…。素っ気なくされたあとにその理由を知ったら怒れるわけもない笑
野末さんの歩み寄りで2人は結ばれるわけですが、ここでの野末さんの告白もグッときます。言葉選びが本当に角がなくてすっと心に染みます。自分の年齢を卑下しがちな野末さんですが、それでも外川の人生の1部になる覚悟があると言った野末さん…なんて男前なの。2人でアンチエイジングした時間は野末さんにとってとても大事な時間だったんだなと思います。
読み終えると明日から頑張ろうって思える素敵な漫画でした!!神︎︎︎︎︎☺︎
ソムリエさんに何度も勧められて。
丁寧な画面で、ゆっくりゆっくり自覚し認め進む踏ん切りをつける妙齢な受さんとの物語はとても美しいし余韻も大きいです。
野末さん可愛いし、外川くんは気持ちダダ漏れに熱いし可愛い。独占欲もダダ漏れで可愛い。
ですがまず39やそこらで枯れたりアンチエイジング意識してしまう野末さんが、世を儚み過ぎといいますか。説明にもオヤジ属性ついていますが四十路を還暦くらいに思ってないかなとかそこに違和感はあります。野末さん以上の年齢層が少なすぎるオフィスなのも野末さんの感覚を狂わせているのか…
というか正直「オヤジ」観が古いというか。それは他にもオジさんBLて呼ばれる作品でよく感じるのでこの作品に限ったことではないのでしょう。
野末さん可愛いですが髪やスーツの着こなしとかが平成初期な感じもあります。ゲイではなく同性愛に対する感覚もそれくらい前な感じでした。外川くんは今なのに。
40目前と言えば例えば今年活動休止予定の国民的アイドルな皆さんもです。タレントさんと一般人では比較もできないかもしれませんがそれにしても老いを感じ過ぎ世を捨て過ぎ…、野末さん諦めが早すぎる。外川くんに押されて自分の気持ちを認めてく様子はじっくり丁寧なのですが、物語の、特に野末さんの感覚が本当にオールドファッション。そういうタイトルにしてあるのだと思いました。
外川くんによってどんどんアップデートしてくところもオマケのオマケとしてでも見たかった気はします。
描き下ろしで急に体温を持ついろっぽい場面になるのは生々しさが好きです。外川くんは応援したくなる真っ直ぐさ。
余談ですが可愛いタレ目の野末さんとキリッとツリ目な外川くんは、年齢差的にもビジュアルでも、それぞれ、某超人気声優さんとそのコンビも組んでる年齢の半分は芸歴な若手俳優さん、に重なって見えてじわじわしました。
なかなか、ソムリエさんと気が合わないので精度上げ中です。
評価が凄く高い、そして前作がとても良かったこともあって、やっと読めるやっと読める、と前のめりになってましたが…
冒頭から最後の1ページまで、細かく丁寧に描き込まれた作品世界、とても読み応えがありました。
外川と野末の、時間も気持ちも、追いついて並ぶまでは長かったな…
そんな意味でも、なんだか大長編読んだみたいな気分になる。
一言で言ってしまえば「モダモダ」と一括りにしてしまいそうだけど、決してそうではなくて。
ぼんやりしてる野末と、ぐいぐい行く外川と。
2人の描き方はこれまでのノンケとゲイ的なじれったさとはちょっと違う。
それは十分この作品の個性。
野末はもはや周囲の人間や物事に興味を失っていて、頭や心を動かすスピードが鈍っている。(それを更年期障害と規定しているのには賛同できんが。)
その上ノンケだから、外川をなんの対象としても見ていない。ただの世話してくれる部下の子、みたいな?
一方外川の圧はかなり強いですよね。でも野末本人にも読者にも下心は匂わせてない。ただ好きで、別に恋としてどうこうならなくてもいい、というような。
それが延々続くところが新しくもあり、リアルでもあり、だがモタつきに見える部分でもあり。
さじ加減は難しいところだとは思います。
中盤、外川は野末に告白します。外川としては自爆的な?
だからなのか、自分から野末に距離を置いてしまう。
でもここから野末の心も追いつくんですよね。その辺は王道的。だけどBL的。あ、やっぱこうなる?みたいな。
まあ、ハッピーエンディングは読後感も良いので、良かった良かったと言っておこう。
一点。
外川がリアルっぽい塩顔。一方野末はマンガ的美形。ちょっと違和感感じました。
一読して。あまりにも胸が詰まってしまったので。
しばらく放置してしまいました。「春と夏となっちゃんと 秋と冬と僕」の様に。物語の冒頭は何となく4コマ風にスタートするので、一瞬不安になったのだが、いつしかそれはきちんと長編となって行く。
大人になって。恋をするのは怖い。
恋だけでは無い。新しい事に挑戦するのさえ、億劫になって。いつの間にか。
仕事と家のルーティンになっている。多かれ少なかれ、そんな大人は多いんじゃなかろうか。
作者は女性だと思うので。これはBLというファンタジーなので。ファンシーさを追求出来得る女性にとって。男性のその億劫さは想像に難い。女性の方が、男性よりももっと。それは怖くないと思うし。何ならいい歳をしたおばさんのが、女の子ごっこに躊躇しないんじゃなかろうか。いい歳をした大人の女が平気で自分たちの事を「女子」と言い、新しい土地に「女子旅」をし、豪奢なホテルでアフタヌーンティーを楽しみ、スイーツの写真をパシャパシャ撮り、年甲斐もなく恋バナをする。
だから、外川が野末さんを連れてパンケーキを食べに行くシーンが痛過ぎて。我が身を顧みて痛すぎて。直視出来なかった。
大人になって。恋をするのは怖い。
けれど。握力の強い女たちは、また恋をすれば、恋を終わらせ、また恋をする。という強者たちも居る。
恋は相手のある事だから、お相手は男達だったりするので、何も女性だけが強いわけでは無いだろうけれども。それでも。
大人になって、恋をするのは怖いのだ。
『本当はもう気付いていた。
最近少しも憂鬱じゃない理由にも。
苛々してメールを待った理由にも。
預けた鍵が気恥ずかしい理由にも。
後ろめたく可愛いなという理由にも。
拒まなかった理由にも。
殴らなかった理由にも。』
外川の気持ちは読み手側にはダダ漏れだったので。野末さんの悪意ない天然さに煽られている様はくすぐったくて。可愛くて。そんな風に真摯な気持ちを諦めずにぶつけられたなら。
気持ちはきっと届くのだと。信じてみたい気もしてくるけれど。
やっぱり胸が痛くなってしまうのだ。
日常に潜むと信じたい、これはリアルなファンタジー。だから泣かされてしまう。
ただ可愛い、と読めない大人になってしまったから。
これを素直に神作だと認めたくない自分がここに居て。また私は涙する。
大人になって。恋をするのは怖いのだ。
そういえば久しく行ってなかったホットアップルパイが美味しい店に行きたいな、と思いながら読んでたら、野末さんがホントに最後アップルパイ作り出してくれました。お店に行くのもいいけど、作るのもいいな。自分ひとりでは作ったことないけど、作るのもいいな。
言葉では書き尽くせないほど素晴らしい作品でした。自分の中のベスト商業BLに確実に入った。ありがとうございます。
◾︎外川(部下)×野末(のずえ 上司)
外川とのお出かけは、野末にとって彼女ができるよりも「もっと良いこと。」なんだな、と思ったらじわじわ胸が暖かい。うわぁ。野末さん可愛いなの"うわぁ。"
自宅チャンスにぐいぐいくる外川、うわぁ。これは半分だけ可愛いなの"うわぁ。"
あぁ紙の新聞捨てたのねって新聞・雑誌のゴミ箱のカットで分かる、こういう漫画的表現が好きです。小説にはできないのよこういうの。ところどころカレンダーが見えたりとか、季節の花とか、服とかさ。
描き下ろし…散らかった靴、隙間のあいた扉、冷蔵庫に入れられる間もなかった缶飲料、お風呂に散らばるシャワーヘッドとローション、コマの一つ一つが想像を掻き立てる。
そういえばセリフにきっちり句点うってるの珍しいと思うのだけれど、先生のこだわりなのかな。
萌えすぎて泡噴いて倒れるところでした。
こんなに読んでる最中ずっと鳩尾を殴られ続けるBLは久方ぶりです。
年下攻めが好きで色々読んでいるのですが、とにかくこの外川がもう絶妙に萌えツボを抉ってくるキャラで最高でした。
本当にずっと死ぬほど野末さんのことが好きで必死に口説き続けているその一言一言、一つ一つの仕草が健気で切なくてもどかしくて愛おしくて。
そしておじさんを自覚している年上受けの描かれ方もまた全部わたし好みでした。
きちんとその魅力を詳細に伝えたいのに語彙力を完全に消失してしまっていて悔しいです。
年下攻めのことを『可愛い』って思うのたまらなく好きです。
この二人の魅力溢れるキャラクターがしっかりと在る上で、同性同士の、社会人同士の、上司と部下の、じわじわと紡がれて、越えたいけど越えられない、気付いているけど気付きたくない恋の物語が非常にリアリティがあって美しかったです。
また、味のある絵柄が作品にとても合っていて、家の内装、小物、パンケーキなどの描写、そして、海外の漫画のような、無声でポンポンポンと小刻みに感情が描かれていくようなコマの進み方に、コーヒーの香りとキャラメルの苦味を感じるような美味しさがありました。
大好きです。良い漫画に出逢えた。
電子で読みましたが、紙でも買いたいです。
もう・・・何から書けば良いのかわからなくて読んでからだいぶ経ってしまいました。
まず野末が超魅力的です。
アラフォーなのに若々しくて女子にも大人気なのですが、生活や仕草や考えが年相応にオッサンぽくてそのギャップに萌えます!
外川との「女の子ごっこ」に恥ずかしさを感じて挙動不審になってしまうところや、10代の少年のように恋に臆病なところが丁寧に丁寧に描かれています。
そして外川が可愛いです!グイグイ来るのに野末の思いを伺ってなかなかもう一歩踏み出せなかったり、でもさり気なく野末に好意を持つ女性を引き離そうとしたり・・・なんだかんだで外川が野末を振り回しているように見えて、野末に振り回されているのがものすごく可愛いです!
いつも野末のことを見ている優しさからなんですよね。
今回の作品も前作と同じく背景や小物などが丁寧に描き込まれているため、登場人物がとても生き生きしていてまるで映画を見ているように自然と作品の世界に引き込まれます。
この作品はコマ割りがとてもシンプルで、大ゴマやぶち抜きのコマ・斜め割などのトリッキーなコマを多用したページ構成ではありません。その分どんな小さなコマも丁寧に構図が取られて細かく描き込まれています。「映画を見ているよう」と思えるのは、どのコマもスクリーンに映し出された映画のワンシーンのように妥協がないからだと思います。(何も描いていないコマやベタ・トーンのみのコマがほとんどない)
そして今時の漫画にしては1ページのコマ数が多いです。一般的に1ページのコマ数が増えるほど作画に時間がかかりますが、このクオリティでこれだけのコマを妥協なく描くなんて・・・先生の表現に対する真摯な姿勢がにじみ出ていると思います!これは紙の本で買うに相応しい作品です!
左岸先生!野末と外川に、この世界に命を吹き込んでくれてありがとうございます!!
めちゃめちゃよかった。読んでる間ずっと、きゅんきゅんする。野末さんアラフォー愛され上司ほやんとしてるのに仕事ができる。外川くんの会社の面接の頃から知ってるってのもあって、上司のお世話係りなんだけれども、あきらかに恋。長いこと上司に恋してきた男の話。
たまらん、色々たまらん。料理が趣味な野末さんとか、すげえモテるのに。
続きよみたい、とても!
そのうち一緒に住むとおもうな
雰囲気を楽しむとはこういう事かな?
野末さんの年齢でいきなり男にいけるもんだろうか?という変な疑問が湧き上がってはきたが、ちょいそこらへん脳内変換してもう一度読んでみよう。
とても雰囲気が良く、二人の会話のやりとりなんかは楽しく読めたんです。
割と長く一緒に働いてきて、外川にしても職場でそういう流れになるのはかなり勇気のいる事だろうし、ハピエンでなければならない設定ですね。
というわけで安心設計で雰囲気も楽しめました。
久しぶりにこんな良作に出会いました!
ずっとレビューランキング上位にいるなと思っていたのですが、もっと早く読めばよかったです!
どこか映画を見ているような感覚でした。
今風の若い絵柄ではなく、どこか少し懐かしさを感じさせます。それがまたいいバランスで日常と葛藤が素晴らしかったです。
歳を重ねるほど新しいことを始めるのは怖くなります。最高にきれいで、切なくて、ほのぼのしていて、あたたかい気持ちになれる作品でした。
文句無しの神作品。エロは最後に少しだけ。
最初数ページサンプルを見て苦手じゃなければ絶対に購入して一度は読んだ方がいいです。
作品のあらすじは他の方がたくさん書かれているので省略。
作品の空気感、センスがとにかく素晴らしい。
台詞がなくても読めるBL漫画なのかもしれない。
細かい表情、小道具、何気ない日常の一コマ。
そんな些細なことが特別で意味のあるものなのだと教えてくれる。
しばらくしたらまた読み返したくなる、そんな作品でした!
初読の感想は「綺麗な絵、センスの良いコマ割り。雰囲気の良い短編映画みたいな作品だな。」でした。
画面に描き込まれる小物もお洒落で、食べ物ひとつとってもいい感じ。
ただ、モノローグも実際に口に出す台詞も饒舌。
それゆえに行間を読むことなく読了してしまい会話劇を観ているようでした。
あくまで個人的な好みですし、印象でしかないのですが、本や漫画を読む最大の楽しみは行間だと思っている私の嗜好とは少々違う作品でした。
“リアルに近い社会生活を送る至って普通のサラリーマン”をベースにBLというある種のファンタジーを描く場合、そのバランスが大事なのだと思いますが、私が少々引っ掛かってしまったのが受けの在りかた。
リアルから離れた設定であればどんな人物であろうと気にならないのですが・・・。
受けの野末は39才。40を目前にいろいろと思い悩むお年頃。
私自身がアラフォーなので余計に感じたのかもしれませんが、こんなアラフォー男性いるかな?と。
なんだか野末の言動をあざとく感じてしまう(謎の)反発心がわいてしまって。
攻めの外川(野末の部下。10才年下)の一途さや一生懸命さは好感度大!
それゆえに、野末の魅力にはまれなかった私は物語は面白いのに萌えないまま読了。
マイナス意見を並べてしまいましたが、完成度は高く魅力的な作品であることは大多数の高評価が証明しています。
二人のやり取りは丁寧で、少しずつ距離を詰めていくさまは初々しくもあり、恋っていいなぁと素直に思える作品でした。
私の萌えツボとは違いましたが、最後まで楽しくページをめくった物語です。
を観ているかのような気持ちになりました。
デビュー作から、繊細かつ美麗な絵が素晴らしかった佐岸左岸先生。
長編作品が出ると聞いて、コミックスになるまで楽しみに待っていました。
期待通り、むしろそれ以上に今作も本当に素晴らしかったです!
独特なコマ割り・カメラワーク・モノローグ。
2人とその周囲に流れる穏やかな雰囲気がとても良かった。
小物からスーツ・靴に至るまで、働く大人の日常描写が丁寧で、食べ物の描写も本当に美味しそう。
ちょっとマニアックかもしれないのですが、先生の描かれるスーツ姿で脚を組んだ時に見える靴下と靴のラインが好きです(笑)
タイトルにも書きましたが、小さな映画館で上映されている日常系の上質な短編映画を観た後のような読後感でした。
派手さは無いけれど、心にしみる台詞や感情描写が多く、良い作品を読んだな…とじんわり広がる感じ。
読む方の年齢によって感じ方が違う作品かもしれません。
色んな方の感想が聞きたくなる作品かも。
淡々とした日常をおくる少し怖がりな野末が、外川と同じ時間を過ごす中で、ぼんやりとしていた日常が輝き始め、人生が豊かになっていく…
脳ミソの老眼という言葉がすごく印象的です。
一見すると余裕があり、紳士的な外川が所々で見せる感情の機微や年相応の反応がまた良かった。
じっくりじっくりさり気なく野末の生活の一部に入り込んでいきますが、いっそ健気過ぎるくらいに初めから好意がだだ漏れなんですよね。
読者の私達しかそれが分からないというのが堪らなくて。
これだけだと「なんで外川はそんなに野末が好きなのか」となってしまうかと思うのですが、途中で2人の出会いのエピソードが入る事によって、空っぽな時にこんな事を言われたら好きになっちゃうよなあ…という気持ちになります。
野末の外川へ対する気持ちの変化も無理がなく自然に描かれていて、野末が外川への想いに気が付いてからの描写も胸が苦しくなります。
リードされていた野末が最後はリードする側になったのも素敵でした。
くっついてからの番外編も可愛いがいっぱいで最高でした。
こんなに可愛らしい人が自分の彼氏…外川の忍耐力と心中察するべし…(笑)
今後もきっと穏やかで幸せな人生を一緒に歩むんだろうなと思わせてくれるカップルです。
前作に続き、大好きな1冊になりました。
これからの佐岸左岸先生の作品も楽しみです。
最近少し疲れたなと感じている方や、優しいお話が読みたい方、少し大人な人達のお話が読みたい方におすすめの1冊です。
めちゃめちゃ良かったです
働く男で、四十路と三十路
年下攻めだけど、ワンコじゃなくて
ありそうでなかった感じ
評価がすごく高くてMLだったので期待
しまくりで読みましたが大満足
言葉1つ1つが沁みてくる感じが良かった
大人になることは良くも悪くもあって
アンチエイジングというワードには
魔法がかけられているなと思いながら
読み進めました
心理描写が繊細で、表情とか風景がとても
丁寧でゆっくり読みました
終始野末さんが可愛い
仕事出来るのになんでこんなに可愛いの
戸川くんはほんと良いオトコ
素敵な2人です
書き下ろしの2人の情事が凄く色気が
あってほんとにきゅんきゅんしました
また2人に会いたいです
レビューがめちゃくちゃ良かったので購入。
ツボとはちょっとズレていたんですけど、良かったです。
けど、もう一回読んだりはしないと思います。多分。
なぜハマらなかったのか?と言うと…
全体的にオシャレで、絵も綺麗で、めっちゃオシャレ………オシャレすぎました。
男二人の何気ない生活にしてはオシャレ過ぎるんです!
生活感のある感じは大好きなんですが、なんと言うかインスタ映え!丁寧な生活!みたいな雰囲気が濃厚で、個人的にはちょっと違和感がありました。
二人共カフェみたいな内装の家で一人暮らししてるんですよ…ねぇ…
作中で女子活?をしてるのは分かります。
上手く言えないんですけど、男の人が考える「ほのぼの女子高生ライフ」(んなのあるかい!って思わず言いたくなる)の逆バージョン…みたいなかんじですかね?
あらすじは、皆さん書かれてるので割愛しますが、BLとして真新しいテーマではないと思います。
ただ、とても丁寧に描写されていて、じんわり幸せ!的ほっこり幸せな気分になりたい人はハマるのではないでしょうか。
スピード感のある濃いめのBLとは真逆ですね。
属性でいうとガッツリ光の腐女子向けだと思います。
オシャレ系ではないし他作者の作品ですが、「LIFE 線上の僕ら」とか好きな人は好きな気がします。
リーマンが向かい合ってパンケーキ食べてる表紙が面白いなぁということでジャケ買いでした。
実際こんな場面を目撃してしまったら、一人で抱えられないくらい萌える自身があるわーとムフムフしながら…。
一気読みさせるような熱量の高い作品ではないのですが、毎晩寝る前にちょっとずつ読んでたら、じわじわとその尊さが血肉になって、、最後には”なにこれ、すごくいい!!!”という爆発になりました。本当にじわっとじわっと段階的に萌えが沁みてくる作品です。
他人事なんだけど、他人事でない野末さんの日常と心情が切々ときます。ただ、野末さんは間に合ってよかったやん!!という感動と羨望の混ざった複雑な感情になりました。いや、ほんとによかった。更年期前に素敵な恋人ができていいなぁ~。。(笑)
何気ない日常のかけがえのなさを説得力をもって描くのって結構難しいと思うんですけど、見事に描き切っていて素晴らしいなぁと思いました。ただ、他のレビュアー様も指摘されているように、ちょっと、説明(モノローグ)の文字が多いかなぁというところは気になりました。漫画なのでもっと絵やシーンで表現してほしいかもと。でも、そのことが作品の良さを損ねてはいません。
地味だけど、静かに長く優しく一緒にいそうな素敵な二人だなぁと思いほのぼのしました。
(読了した自分は、もっと新しい場所やおされカフェに行くようにしようかなぁとか思ってしまっています。何気に影響受けてます。)
あまりに神作品だったので初レビューです。
言いたいことはたくさんあるのですが、名言なんて山ほどあるんですが、外川のこの言葉だけ置いておきます。
「年の差とか、マイノリティとかそんなのは、生まれた故郷の違いとか応援する球団の違いとか、その程度のことです。」
いいこと言うなあ・・・
めちゃくちゃ評判が良かったのですが、生来の天邪鬼が出てなかなか読めずにいました。
しかし信頼している腐友に絶対に刺さる!と太鼓判を押していただき手に取りましたら
案の定刺さりました…簡単です。
この作品は色々と素晴らしい点が多く、皆さんが書いていらっしゃる通り名言や丁寧な細部の描写
映画のようなカメラワーク、あえて見せない演出、細やかな表情などなど、特筆すべき才能だと感じました。私が言うのもなんですが。
冒頭、時計が6:05を指し、歯を磨いている野末の後ろ姿
着替えている姿と机の上の小物(ミントタブレット、デオドラント、コップ、酒、たばこ、灰皿)
野末がキッチンへ。お洒落なオープンキッチン。片手で卵を割り、一汁三菜の充実した朝ごはんから野末の料理の腕が分かる。
6:30TVを見ながら朝食
「年下の彼女がいたら…面倒臭いな」という野末。ものすごく気持ちが分かる。
その後出社した野末を取り巻く会社の人たちを見て、野末がとても人気ものであることが分かります。
野末は心の中が空っぽなのですが、それを埋めるために若い女の子と恋愛しようとは思わない。
そんな彼がすごくイマドキの『中年の危機』だなぁと思いました。
「四十路は恋する年齢じゃない」という野末さんの格言に思わず納得。
女子のようにキャピキャピしたいとスィーツ巡りをする二人を見ていて
心が枯れたら全員やったら良いなこれ。と思いました。
そしてふわふわのパンケーキを挟み、年下イケメンわんこから「もっと情熱を持ってください」
なんて叱られたい。
外川と野末の馴れ初めがまた良い…外川が面接で「何もしてこなかった」「何がしたいかもわからない」というNGワードを連発し、大失敗して飲んだくれていた帰り道、野末と出会ってフォローされる…こんな暖かく背中を押される言葉をかけたられたら惚れてまうやろ…です。
(野末さんがなんて声をかけたかは読んで下さい)
この時点では外川の方が空っぽだったんですよね。
後に過去より100倍今の自分を好きになった外川が、野末さんを救い返すの最高すぎる‥二人は互いに支え合って80まで生きると確信できました。
ところで、パフェ待っている間に「すげー可愛い」というモノローグが入るのですが、これってどっちの言葉なんでしょうかね。。どっちもですかね!?
このお話は40手前にして枯れちゃってる受けが主人公なので、受けにあれこれ重ねたり、萌えたりして読むお話かと思うんだけど、受けには何も感じないまま終わってしまいました……
そもそも試し読みをしたときに、受けが職場の皆から愛されてる総受け魔性キャラみたいな感じに描かれてて、なんか腑に落ちなかったんですね。
へー……この人が?みたいな感じで。
だけど全編読んでみれば、きっとこの受けの魅力に気づくはず……と思って読んでみたけど、私の心のセンサーには触れずに終わってしまい悲しい……。
清潔感があって悪くはないんだけど、そこまでありとあらゆる女子に持てはやされるほどかぁ?みたいな……。
でも攻めには萌えた!
いい男だったー!!
基本無愛想というかあまり表情がかわらない男なんだけど、だからこそ一瞬見せる表情とか、仕草から普段抑えている気持ちがポロッとこぼれて見える。
そこに萌える!
そしてガツガツ押していくグイグイワンコではないんだけど、ちょいちょいちょいちょい押して頑張ってるところが萌える。
でも、攻めはめちゃくちゃ物を詰め込んで食べるから、ほっぺパンパンにしながらもぐもぐ食べるの。
硬派なイケメンだけど、食べるとリスみたいでかわいいでしょ?みたいな作家さんからの謎アピなのかしら……と思って読んでたら、合コンに行ったときに女子達に
「あ!食べ方かわいー!」「めっちゃ詰め込んじゃうタイプなんだ!」「かわいー!」とやたらウケててドン引き……。
天丼とかならまだ許せるんだけど、おしゃれカフェのパンケーキですらそうやって食べる……。
……みっともない。
ごめんなさい。
小姑みたいで我ながらほんと嫌なんだけど、食べ方が下品な人はどうしても嫌なので、どーしてこんな設定にしたんだよ……と作家さんを恨めしく思いました。
あと最後のページの最後からの2コマ目。
18行もある受けのモノローグ。(文字量にびっくりして思わず数えた)
こういうのをドンとまとめた文章ではなく、漫画なのでコマに散りばめて魅せて欲しいです……。
絶賛高評価レビューのなかこんな小姑みたいな意見、申し訳ないですが、この他にも細部が気になってそこに引きずられがちだったのでこの評価です。
前半の受けさんのモノローグ、「なんでわかるのーッ?」てびっくり。日頃自分の頭の中で漫然と感じていた、考えていた事が全部書いてある⋯びっくりし過ぎて冷汗出た(^^;
のっけからそんなんだったもんで感情移入しないわけがなく、読後の充実感たるや♡この作品、個人的に2次元感は主人公2人のハイスペさぐらい。あとはまるで隣のオフィスで、ご近所で、たまたま飲みに行った店の隣のテーブルで、街角でetc今日こんな2人を見かけたな的な不思議な3次元感を感じながら読んでいた。何で自分がそう感じたかを考えるに、ある程度の年月社会人生活を送っている大人の日常が丁寧に描かれているからだと思う。あと、佐岸左岸先生のストーリー展開のセンスの良さ。お互いの関係の変化に伴う気持ちの変化の描写に思わず「ウ〜ン⋯」と頷きの声が出てしまうくらい納得出来た。番外編、描き下ろしは愛し愛されてずっと幸せでいておくれ、と願わずにいられないくらい可愛い大人のオトコが見られます。
こんなに幸せな気持ちにしてくれる作品は久々な気がします。
30代の私にはとてもしみるセリフや共感できる気持ちがたくさんでした。
絵もとても素敵でやさしいです。
野末さんのかわいい頬のラインや柔らかくてふんわりした髪の毛や、やさしいタレ目など、ながめてるだけで幸せな気持ちになります。
外川は年下で素直で真っすぐなのに、少しずつゆっくり近づいてくる紳士なところがとても素敵でした。
つらい時に読み返したくなる作品だと思います。
あまりの尊さ、可愛さに悶えがとまりませんでした。
本当に40歳手前のおじさんなのか...?と何度も首を傾げます。
でもお顔の描写は少しおじさんといった風貌ですし、三十路の攻めのぴちぴちさとの対比が堪りませんでした。
ああ本当にこの受けはおじさんなんだ...と納得がいきます。でも可愛い!!!
あまりに可愛くて尊い2人の関係がいつまでも続くのかと思いきや、男同士のことに関する現実的な部分とか、外野女子の明け透けでリアルな声が描かれているところが、ふとしたスパイスになっています。
どこまでも平和的ではないところが、この物語の魅力だと思います。
しっかりと丁寧に2人の交流過程が描かれていて、大満足でした。
受けから気持ちがかえって来たときは、やったー!!と小躍りしたくなります。
小物やお部屋の描写も細かくて、全てにおいて『神』な物語でした。
発売日に買ってから、何故か積んでしまいました。積んでいるうちに、どんどん評価が上がっていてびっくりしてました!
が、やっと…ゆっくり読めました。
これは、ゆっくり読まなきゃもったいない!
一コマ目から、世界観に引き込まれる…
ほんとにじっくり、描き込まれたひとつひとつのコマから目が離せない、スゴい吸引力がある作品です。
野末さんの、男女問わない人タラシっぷりも然ることながら、外川のじっとり、じっくりと野末さんに近づく感じが堪らないのです!
野末さん、色気が凄いんですよね。
言葉遣い、スーツの着こなし、体型。外川と
あれこれ外出する前の、諦めている感じも良い。
だけど、外川と出かけて距離が縮まって、気持ちの変化に戸惑って。
野末さんの、年の差や性別や、上司と部下そして何年も過ごしてきた「大人の男」としての自分と向き合っていくと外川に踏み込めない心境が、心底伝わってくる。
だからこそ、外川と向き合って、自分の気持ちの変化「外川がすき」と云う気持ちを受け入れていく過程は、ホントに秀逸❗️
コレ…最高って思いました。
告白の路地裏シーンが、スゴい良い。
好みのシーンでした~
付き合ってからの2人が、また良き良き❤️
外川の雄っぷりが、また…大変よろしくて。
描き下ろしの野末さんの、喘ぐ姿はエロく可愛い。
外川、いつまでも堪らない気持ちで過ごすんでしょうね。
発売日に買ってから、何で積んでいたのか不思議。
ですが、繰り返して読みたくなって、好みのシーンを反芻してしまう…
私の、ベストに入る作品になりました!
佐岸左岸先生、ありがとうございます❤️
部下と上司のリーマンBLだけではない、
二度目の成人を目前にして人生を悩みだした39歳の独身男が、
29歳の優秀な部下に愛のあるダメ出しを喰らいながらリードされ、
臆病な自分と向き合い”生”を感じる人生を取り戻すお話ですが、なぜかラブリーテイスト。
中年のシビアな現実に乙女心が絶妙に混じり合うバランス感覚の良さ、このセンスにやられました。
そして、じんわりとくる人生の名言が、此処彼処に散りばめられていて、
世代によって刺さる言葉や感じ方が変わるだろうなぁと、思わせる描写の数々にも感心。
どれだけ有難い言葉や差し出された手でも、掴んで価値あるものにできるかは自分次第。
軽めの説教臭さが心地よくて、じんわり心に残る言葉が深い。
恋だけでなく、新たな一歩を踏み出すのに背中を押して貰えるような、そんな温かい作品です。
それにしても作家さんは何歳なんだろう。
心に残る名言、ワード本を読み漁っているとしか思えない名言揃いで、
目の前しか見えてなかった脳ミソの老眼が治った…この言葉の強さに頭をはたかれた感じ。
いいですねぇ~好きです、こういうの。
野末は独身上司ですが、とにかく可愛いくて、会社で人気の癒し的存在。
デキル部下の外川は、尊敬以上の感情を持ってずっと側で野末を見てきたからこそ、
野末の更年期障害のような精神状態を見抜き、ズバズバ褐を入れる。
中年男が”女の子ごっこ”でアンチエイジング…これは斬新だった。
若い女の子には”箸が転んでもおかしい年頃”という表現がある位、周囲から見ると幸せそうに感じる。
若くても男にはできない事と言う野末ですが、
残念なことに女子であってもキャピキャピできなかった私は、野末に共感してしまう。
10歳年下部下にイジラレてる、野末のリアクションが堪らん可愛さなんですが、
恥じらいなんかも混ざってて更に可愛くなっていく。
外川は野末に元気になって欲しいのはもちろんですが、
恐ろしい野末の魔性に一線を超えそうな外川、見ててヤバいのがわかる。
解らないのは当の野末だけなんですが、これも本当は臆病で眼を逸らせていただけ…。
脳ミソの老眼が治った野末が、女の子ごっこに興味を失い、
初スマフォで手こずったり、外川に興味を持って関心が変化して活性化していく姿に、
見ているこちらも気持ちが若返って、人生を取り戻す活力を分けて貰える気がする。
鈍すぎる野末に翻弄されている外川ですが、
自分の恋心に気付いた野末から見る外川がまた新鮮で、
両片想いのピリピリ、ドキドキ感は、女の子ごっこなんて目じゃない脳活性…羨まし~~~!
臆病な人生雁字搦めのアラフォーおじさんが、臆病だから尚の事踏み出せた瞬間が愛おしい。
丁寧に描かれた細やかな心情とステキなセリフ。
そして、三十路と四十路が軽口でじゃれ合う、80歳までこうやって…という言葉に満たされる。
この感覚を楽しむためにBLを読んでるんだと実感する私。
BLこそアンチエイジングですよ。
描き下ろしのエッチ描写では、四十路が焦らす理由に悶絶の三十路。
最後まで可愛いキャラがブレない野末に私も悶絶、クソ可愛いとはこの事です。
そして、最後まで至宝の日常描写が詰め込まれた素晴らしい一冊でした。
※Renta:見えない絡み描写です。
電子先行配信で特典はなく、カバー下漫画もついてなかった…紙本にしたら良かったわ残念。
可愛い上司でモテモテの野末と、彼に恋するイケメン部下の外川のお話でした。
あれだけ好き好きアピールしている外川が、途中可哀想になりました。野末の天然発言がもう魔性レベルで、その時の外川の表情がまた気の毒でした。
派手な展開が無いし強烈な当て馬も出て来ないので、丁寧に野末の外川に対する気持ちの変化が描かれていました。
野末が臆病故に自分の気持ちに気が付かない振りをし、外川が離れて行きそうになります。
そこでようやく気持ちを伝えましたが、中々信じない外川とのやり取りもリアルでハラハラしました。
本編はエッチなし。
番外編で恋人になってからの2人の日常が面白かったです。野末のウワサをする女子社員の話が聞こえて来て微妙な表情の外川。相変わらず野末はモテモテです。フェラはしてもセックスはしていない様子。帰ろうとする外川に縋り付く野末が可愛いです。ここでセックスシーンかと期待しましたが、まさかの朝からアップルパイを作る野末。2人の会話からどうやらセックスは失敗に終わったようです。初めてのアップルパイ作りと初めてのセックスの話を重ね合わせてる外川と、それに怒る野末が仲良しで可愛いです。
描き下ろしでは2人の激しいセックスシーンと、若さから何度も求める外川に、拒む野末のやり取りがまた楽しかったです。
歳を取ると新しいことに挑戦したり、新しい人間関係を構築するのも面倒になり、家と職場の往復に週末は家から出ない繰り返しの生活。そんな野末さんの毎日を輝かせてくれた外川。野末さんが感じていた虚無感がすごく共感できました。BL漫画ではありますが、働くこと、歳を取ることについて考えさせられました。
そして野末さんがかわいい!かわいすぎる!
スマホのメール機能使いこなせないとことか、老眼眼鏡なとことか最高!!!!
2人が結ばれるまでがたっぷり描かれていますが、その後のラブラブな2人がさらにいい!!
キス止まりかと思いましたが描き下ろしが♡♡
ぜひ、たくさんの人に見ていただきたい作品でした。
40手前の上司と30手前の部下。
人柄がよく「えへへ」と笑う可愛い野末に社内みんなが虜♪
そんな上司にずっと片想いをしている外川が、日々の生活を憂鬱に感じている野末をランチや休日お出かけに誘い心をデトックス♡
スーツリーマン二人でパンケーキ食べたりパフェ食べたり♪
心のアンチエイジングが効きマイナスな思考に変化の出てくる野末が可愛かったですし、イケメン外川がたまに見せる「かわいい部下」的な笑顔は破壊力抜群でした。
何よりゆっくり近づいていく二人の距離感や、可愛い女子の様なお出かけチョイス、すべてがなんともあたたかくほっこりでした。
我慢できなくなって告白してしまった外川の手が震えるシーンはたまらなく胸キュンでした。
いやあ、全体を通して可愛かったですね。デビュー作では全編4コマという斬新な手法で驚かせてくれた佐岸左岸先生が、長編を描いたらどんな風になるんだろう?と、この2作目を心待ちにしていました。繊細な描き込み、いろんな表情を見せてくれるキャラクター、そして、先生ならではの言い回しで書き出されるモノローグ。どれをとっても1作目に劣らない質の高さで、次回作以降も作家買いしようと思わせてくれました。
ルーティンワークを淡々とこなす仕事のためだけに生きている野末。趣味もなく、恋愛もできず、昇級への野心すらなく、現状維持に努める自分にどこか焦りは感じつつも、何に対しても一歩を踏み出せない彼。こういう人って現代に意外と多そうですよね。確かに日常が変わることは、怖いし面倒。でも、同時に人生がつまらないものになっている自覚もあって、それを部下の外川が荒療治で変化に富んだ日常に変えていきます。下心があるにしろ、こんな風に相手の人生を豊かにするお手伝いをするのをきっかけに、距離を詰めていくのがとても素敵だなぁと感じました。
野末は外川の気持ちに徐々に気付き始めながらも、部下で10も年下で同性の彼の気持ちに応えるのにはさすがに臆病で、何度も自分でストッパーをかけます。2人がくっつくのは本当に終盤の方で、それまで大きな喧嘩はないけれど小さなすれ違いを繰り返す2人。野末だけでなく、ノンケの上司相手に恋をする外川もまた、臆病で。外でスイーツを食べたり、家で手料理を食べたりしている2人はすごく楽しげなのに、それ以上の関係にどちらも踏み出せないのがもどかしい。でも、最後は野末が勇気を出してくれます。部下に引っ張られるだけじゃなく、経験値の多い上司らしく自分もリードできるんだぞという気概を見せてくれた彼に、外川の荒療治は彼の内面にも良い影響を与えたんだなぁと嬉しくなりました。この2人はいくつになっても、互いの弱いところも見せ合って受け入れて生きていけそうだなと思います。
前作『春と夏と‥』でお名前だけは知っていたものの初めて買った作家さん、表紙を拝見してほのぼのしていいなぁとジャケ買いした自分を褒めてあげたい神作品でした。
お話の基軸としてはサラリーマンのよくある感じの‥よく出来た年下攻&ちょっと可愛さもある年上受、ではありますがキャラクターだけでなく背景や小物の一つ一つに至るまでの作画がとても丁寧で緻密。その描写を拝見するだけでまず眼福で楽しさがあり、そういう説得力に満ちた日常的な描写の中で繰り広げられる登場人物、部下外川と上司野末の揺れ動く表情、反して仮面の下に押し留めていて漏れこぼさないように苦労苦悩している表情がとても印象的でした。
そんな彼らの心情を知っているのは読者である自分だけ、というもだもだする感情が頁を読み進めたいのに勿体ないと何度も葛藤を繰り返し、行きつ戻りつもう一回読み直し‥、という動作を繰り返させた素晴らしい作品です。
とにかく作画が丁寧、背景も人物描写もコマ割も工夫を凝らされているのか物語に入りこみやすくそしてお話に真実味が増して‥そのせいか二人にとても感情移入をしてしまい胸苦しくなる萌える作品かなと。
攻である外川はずっと野末に対する思いをひた隠しして良き部下として接してきてひょんな事から二人は平日日中も夜もそして休日も一緒に過ごすようになる。最初は女子っぽく甘いものを食べてみたい、停滞する自分自身に蹴りをつけて自分の殻を破りたいという望みを外川が叶えてやる。そしてそこからどんどんと世界を広げていく野末がどうやって内面を変えていくのか、‥そして自覚する外川への思い。そこから彼はその気持ちを世間的には普通でないと諦めてしまうのかそれともやはり突き進むのか‥そのあたりの描写が読み応えがあってとても読後感がいい作品です。できればもう少し続編があれば‥と思います。ご検討いただきたい!
そしてドラマCDになればいいなぁと‥。切に思います!
連載中からすごく好きで、この一冊を楽しみにしていました。電子版発売でさっそく読みました。
やっぱりいいですね~。
ほんと丁寧に恋が進むんですよね。部下の外川くんはずっと野末さんに片想いしていたわけなんで、もっとぐいぐいいってしまいそうなのに、じっと、じっと堪えていて。セリフだったり、表情だったり。外川君の忍耐と愛の深さにまず感動です。
野末さんは人たらし。笑顔が凄くかわいい。その中に秘めた感情、諦めというのかな…39歳なんてそんなにおじさんでもないと思いますが…(涙)
そんの野末さんの気持ちが少しずつ変化していく様子がもどかしいけども一緒にドキドキしてしまいました。
とにかく良い作品で、毎回楽しみに読んできて、みなさまのレビューもなんか勝手に嬉しく思ってしまってます。
ずっと気になっていたけど電子の配信まで待ってしまった^^;
Renta!で先行配信になったこちらの作品、
本当に最高だったので配信されるまで待ってよかったです。
これで、いつでも開ける^^
一目惚れのような劇的な出会いもいいですけど、
私は好きになっていく過程を大切に、
読者が納得できるように描いてくれている作品が好きです。
まさに、本作がそうでした!
こわがりで新しいことを始められない野末(39歳)と、
硬派なイケメンリーマン・戸川(29歳)の年の差ラブです。
〝後悔は幸福になるための糧で、人生の燃料です〟
出会った頃に野末が戸川に言い、
今になって戸川が野末に返した言葉です。
とても良い言葉ですよね。
何をしたらいいのか何をしたいのか分からなくて、
今まで頑張ってきたことすら後悔しそうな野末。
そんな野末のアンチエージングの一環として、
〝女の子ごっこ〟を始める二人……
パンケーキやパフェを食べたり色々なところに出かけたり、
行動がフィルム映画のように細かいコマ割りで描かれています。
動く視線、変わる表情、三点リーダーを多用した間……
行間を読む楽しさってこういうことだよね!と思いました。
ずっと野末が好きだった戸川に告白されても、
上司だから男だからーー
色々考えすぎて踏み込めない野末が、
外川に本当の気持ちを打ち明ける場面もとても良かったです。
〝好きと言った先がこわかったーー…
…でも、君が隣にいない明日の方がずっとこわいと思った〟
本当に素敵な告白だと思い、感動しました。
そして、外川の応えもとっても良かった。
〝…俺の人生の一部じゃなくて全てになってください〟
キュンキュンしました♡
とにかく、二人の会話劇みたいなやりとり全てにグッときます。
描き下ろしでは、意外にしっかりHしている二人が拝めました(ありがたや〜)
手書きの野末のセリフにドキドキ(〃ω〃)
「いくっ」とか「とがわもだして?」なんて言っちゃうんですね!
萌えましたよ、野末さん‼︎
会話もそうですが野末の小悪魔的な表情とか戸川のリス食べとか、かわいい要素がたっぷりの作品です。
わたしの大好きな一冊になりました。
次回作も楽しみにお待ちしています!
デビューコミックスがすごく萌えたので、新刊を楽しみにしていました。
前作が、若々しい高校生カップルの、萌ポイントだけを畳みかけるような日々の断片集だったのに対して、今回は、40歳目前と20代最後のサラリーマン二人が、ゆっくりと自分の感情を認識していくお話です。
ストーリーは、40歳を目前にした野末の心情の揺らぎを凄く丁寧に追っていきます。
まず、この野末の絵面がすごくいい。
決して若くはないけど、おじさん臭くもないかわいらしさがとてもよく伝わってくる。
そして、野末の部下の十川も秀逸。
野末に対する感情が、わずかな表情の変化ではっきりわかる。
画力もすごいし、この設定と展開の作品としては私史上、最上級!
絶賛の神です。
これ、マジでTVドラマにならないかな。
N〇Kさん、最後のエチシーンはなしでいいから、高橋〇生と松坂〇李でドラマ化してください。
こんな時代にこんなに優しいお話が読めるだなんて、
本当に幸せです。
29歳の部下の外川×39歳の野末さん。
外川がグイグイ行ってるんですけど、全然気づかない野末さん。
野末さんはかわいいひとです。みんなを虜にしてしまう魅力があり、わたしもとても好きになりました。
それに、「もうおじさんだから」と考えている野末さんに自分を重ねてしまい、
外川と一緒に新しいことにチャレンジしてそれを吸収していく(自分のものにしていく)様子が
とても素敵で、おいおい泣きました。
人生っていくつになっても新たな発見があり、楽しいですね。
ストーリー ★★★★★
登場人物 ★★★★★
エロ度 ★☆☆☆☆
それに加えてですね、背景や小物の描写が素晴らしいんですよ。
綺麗だし、可愛らしいし、暖かいし、優しいし。
すごく好きです。
うわー……これはもうぐうの音も出ないくらい素晴らしい部下×上司作品です。
それぞれの想いと葛藤が凝縮されていてドンズバとしか言いようがありません。
外川の世話焼き度も野末さんの可愛らしさも本当に丁度良すぎるし
昭和と平成を引き合いに出すあるあるも楽しいし
なんといってもただの上司と部下に戻ろうとした時の後半約25ページ間で
胸が潰されそうに切なくなりました。
そのあとは超特大の幸福感をいただけてまた最初から読み返してしまうんです。
外川の、これ以上無いんじゃないかっていう程のストレートな愛の言葉(それ以外の軽口も)と大切にしたい態度、
野末さんの、年齢を理由にしながらも、どんどん外川との時間が楽しくなって
かけがえのない男なんだと自覚していく過程、
これが愛でないならなんなんでしょうか。いやもうとにかく愛でした。
エピソードのひとつひとつが愛おしくてたまりません。
最近は電子で買うことが多く、久しぶりに紙の本を買ったのですが、やはりとても良いものですね…!
背景や小物の描写が美しく繊細で可愛らしい。
食べ物が美味しそうな漫画本当に好き。
人物の表情や動きがぐっとくる可愛らしさ。
(告白された後の手がパーになるシーンが好きすぎる…!)
物語の内容や流れるスピードがとても好きで、心が揺さぶられながらも、心地の良い、何度でも読み返したいと思う素敵な作品です。
作者様はもちろん、この作品に関わったすべての人に感謝!
これで佐岸左岸先生の作品にハズレはないと確信致しました✨(何様やねんっ♂️)
もう2人のその後を気になって仕方ないです、、、。
書き下ろしの外川くんの一言にトキメキ過ぎて時が止まりました
これからも先生の作品が楽しみです!
幸せな気持ちになりました。何度でも読み返したいです。
仕事では完璧な上司、外川くんにとっては人生の先輩としてもとても尊敬できる野末さんですが、人生経験があるからこそ、恋に臆病になって自分の気持ちに気づかないふりをしたり、あと一歩が踏み出せなかったり、ちょっと面倒くさくなったり(メールの返信ひとつで一喜一憂して外川くんのことを避けちゃったり)する感情の揺れひとつひとつがたまらなく可愛かったです。そして、野末さんの気持ちを聞いて「同情だ」と言った外川くんに対して、彼の気持ちをしっかりくみ取った上で、彼が納得できる「君が好きだ」を伝えられるところは、完璧すぎる大人の男でした。そのシーンを読んだ時、10歳という年の差がとても大きなものに思え、これから外川くんは何歩も先をいく野末さんの背中を追いかけつつも、支え合っていいくのだろうなと思い涙が出ました。二人が幸せになれて本当によかったです。
ネタバレにならない程度で書きますと、気持ちを伝えるまでにかける時間や、それまでのやりとりが妙にリアルでもどかしいだがそこがいい。
なぜ私が良作と思ったのかは、付き合うまでが妙に早かったり、急展開!!みたいな事もなく、本当に「あぁ、こういう気持ちの探り合いあるよなぁ…」って男女問わず、経験したことのあるような気持ちがきちんと描かれていたからです。
この作品では、受けが年齢を気にする描写が多かったように思いますが、年齢のことを考えると将来の事を考え、このままでいいのかなと誰もが一度は考えるかと思いますが、世間体や周りの目を気にするのではなく誰と一緒にいたいかを、丁寧に描かれていたのが個人的に良い部分でした。
是非みなさんに読んでいただきたいです。
迷われている方、早く買って読まれたほうがいいです。
ネタバレを聞いて楽しめなくなる作品ではありませんが、空っぽの状態で思いっきり浸ってほしいです。
普段は買う買わないは熟考するタイプなんですが、これは連載で知っていたので即買いしました。
二人のことがものすごく愛おしくなるので、遅れて特典ゲットしなかったことを後悔すると思います。
(あ、電子ならその心配はないですか)
素敵なところだらけで、とても書ききれませんが少しだけ。
外川さんの行動(アンチエイジング)を、ちるちるさんの記事で先生が「下心を隠して健気に元気づける」と表現されていて…もうまさにそれです!となりました。本当にずっと野末さんの様子を見ているんだな、と思う細やかな心配り。キュンキュンしっぱなしでした。野末さんのこの周りに愛される魅力・可愛さ、何と表現したらいいのか…読んでメロメロになって下さい。
※ここからネタバレあり↓
穏やかな日常に「変化」というより「彩り」をもたらしてくれる外川さん。ちょいちょい本音言っちゃてるところも可愛いです!しょっちゅう野末さんを写真に撮ったり…とことん好きなんだなと顔が緩みました。気持ちを伝えるシーン最高でした!しかし大好きだからこそ大切だからこそブレーキを踏んで…でもここで野末さん!!もう読んでいて天にも昇る思いでした。誇張なしに最高です。
あと描き込みが本当に素晴らしいです(…すごく大変そう)。
最後に。大げさ過ぎ!と思われるかもしれませんが、大げさに言わずにいられないほど素敵なんです。
雑誌掲載時から熱烈応援してましたが、もう一回読んでもやっぱり萌え萌えすぎるので神にしました。
野末さんも忠犬外川も最高です。リーマンものがお好きな方、可愛いおっさんがお好きな方でしたら絶対。雑誌掲載分+描きおろし7P(来たよ!無いかと思ってた寝室シーン!)+カバー下。ほんま好き。
お仕事優秀、部下への接し方はジェントルなアラフォー野末。めっちゃ素敵。
そんな野末を慕って?やたら世話を焼こうとする外川(ガタイの大きい柴犬状態)。
二人で普段と違うことをして、くたびれた日常からちょっと脱出しているうちに・・というお話です。
攻め受け以外の登場人物は
野末の上司(♀)、同僚、野末の部下たち等々。上司(♀)がさばさばしていて好きだわ・・
まあ読んで下さい。こんな可愛いリーマン他にいないです。頼むから同じ会社で働かせてほしい。
時々ハンコお願いしますとかってフロアにお邪魔できたら、最高。(すごく妄想)
いちいちセリフが可愛い、ちまっとしたコマ割りが可愛い、時々コマ突き抜けているスラっとした立ち姿が二人ともカッコいい、野末の三つ揃えスーツがめっちゃ素敵、テレっとした表情がくそ可愛い、頼むからアーンなんてせんといて、悶える苦しい・・・
とキリがない。
エッチいっぱいのご本がお好きな方でしたら、回れ右していただいて、それ以外の方は是非。
話違う!と思われる方にはお金払ってもいい(冗談)と思うぐらい、おススメしたい。
本棚いっぱいですが、これは永久保存。紙の質感も最高。誰が企画したんや、ほんま罪。いや有難う。
好きすぎて苦しくなるかもという点だけご注意下さい。
アラサーの頼りになる部下×アラフォーの愛され上司による、日常系BLです。
前作の「春と夏となっちゃんと秋と冬と僕」でファンになりましたが、四コマでは無く普通のコマ割りの漫画も読んでみたいと強く思ってたんですよね。
で、今回はその普通の漫画なワケですが、想像以上に可愛くて優しくて、その上心にしみじみ沁みる、素敵な作品でした。
いや、ちょっぴりほろ苦い所まで、心に沁みましたよ。
で、ザックリした内容です。
代わり映えのしない毎日に、少し憂鬱な39歳の野末。
頼りになる部下・外川(29歳)と、ひょんなキッカケでパンケーキを食べに行く事になりー・・・と言うものです。
まずこちら、主人公である野末ですが、仕事が出来て部下からの信頼も厚い愛され系上司。
ただ、寝て、起きて、仕事をするだけの自分に、少し憂鬱な今日この頃って感じのリーマンになります。
えーと、同じ毎日に飽きがきてるものの、変化が起こるのは面倒くさいみたいな。
で、そんな野末の毎日に変化を与える事になるのが、しっかりもので頼りになる部下・外川。
えーと、野末を好きな年下ワンコですが、ワンコはワンコでも番犬系の無愛想な尽くしタイプでしょうか。
こんな二人が、野末の「女の子どうしって(ハッピーそうで)いいよな」と言う言葉をキッカケに、パンケーキを食べに行ったり、パフェを食べに行ったりと、新しい事に挑戦して「野末のアンチエイジング大作戦」を始める。
と言うのが大筋になります。
これ、部下×上司なワケですが、二人のやりとりや日常と言うのが、とにかく萌えるのです。
外川ですが、上司である野末に対して、わりとズバズバ言っちゃうんですよね。
「四十路の全力疾走はほぼ徒歩でした・・・」と野末が言えば、「野末さんが運動不足なだけです」みたいな。
で、もう四十路で恋なんかする年じゃないと言う野末に対して「面倒臭いんじゃなくて、怖いんでしょう?」みたいな。
いやもう、切り込んでくる、切り込んでくる。
ただ、彼が「殴られる覚悟で言いました」と言いながら、そこまで踏み込んでくる理由ー。
それが、すごく萌える。
何てってたって、超真顔で「好きだからです」ですよ。
その後に、視線を逸らせて「野末さんと仕事するのが」ですよ!
えーと、なんだろう。
セリフの一つ一つ、モノローグの一つ一つがすごく印象的で心に響くんですけど、ちょっとした表情、仕草、そういうものでもすごくキャラの心情を伝えてくるんですよね。
で、外川が「好きだからです」と言った後に目線を逸らせて付け加える所なんかに、本心なんかが伝わってきてキュンキュンしちゃうと言いますか。
休日に共に出かけ、美味しいものを食べる。
外川の家に行き、料理を作って家飲みする。
いや、しつこいですが、二人の何気ない日常が、とにかく萌えるんですよ。
なんかこう、野末は自分の事をよく「おじさん」と言うんですけど、
やたら可愛くもありまして。
何だろう・・・。
無自覚の天然煽り系とでも言いますか。
仕事が出来る大人のくせに、くしゃっと笑う笑顔が犯罪級に可愛かったり、妙に無防備だったりするのです。
また、外川は外川で普段無愛想なのに、ご飯を食べる時は口いっぱいに食べ物を頬張って頬をパンパンにして食べる癖があったりと、見てるだけで微笑ましくなっちゃうと言いますか。
年下番犬系ワンコ、妙な所で可愛すぎる・・・!
ここから、こんな「日常」を共に過ごすうち、少しずつ変化して行く野末。
そして、変化して行く二人の関係。
実は野末ですが、外川から想いを伝えられます。
すると、嬉しさより怖さを感じて、怖じ気づいてしまう・・・。
う~ん・・・。
これな、何で好きなのに逃げてしまうかなんですけど。
大人でも、いや大人だからこそ、傷つくのが怖いんですよね。
傷の治りはすごく遅いし、ダメージもでかくて立ち直るのに時間がかかる。
これまでたくさんの経験をしてるからこそ、負の予想と言うのが一番にきてしまうのです。
39歳って、すごく微妙な年だと思うんですよ。
若さ故の勢いは失ってしまっているし、全てをあるがまま受け入れられるほどに達観してもない。
傷つくのは怖いし、これまでの二人の関係を失う事も怖い。
そんな野末の心の揺れがとても丁寧に綴られ、すっごく共感しちゃうんですよ。
また、だからこそ、それでも衝動に突き動かされるようにして行動を起こすシーンでは、深く感動する。
いや、読んでいてグッときちゃうのです。
ちなみに、本編終了後の番外編と、描き下ろしがとても素敵でした。
野末が初エッチを躊躇う理由。
そして、二人の為の食事だから、自炊では無く手料理だと語る野末の言葉。
なんだかとってもあたたかくて幸せな気持ちになりますよ。
ついでに、描き下ろしは最初からエッチ。
外川がワンコ丸出しで、結構ムッツリですな!って感じで。
と、あたたかくて優しくて、ちょっぴりほろ苦い、とても素敵な作品でした。
四十路のおっさんが、こんなにかわいいだなんておもってもみませんでした。
寝て起きて仕事をする、代わり映えのない日常を送り変化させるのがこわい四十路の野末さん。
仕事にも恋愛にも臆病になってしまいましたが、部下の外川くんのおかげで少しづつ変化していきます。
始終やりとりが可愛くて、ほっこり。そして、変化を怖がる気持ちも分かるぶん、グッとくるセリフが沢山ありました。
食べる姿がかわいい!!女の子ごっこを楽しむ2人がとても可愛いです。へへって笑う野末さんも、ニコッと微笑む外川くんも・・・可愛いおじさんなんじゃなくて、ただただ可愛いのです。
えっちなシーンは多くありません。しかし、読後は本当に満たされ心が暖かくなりました。
絵がとても綺麗でお話も凄くよかったので、前作も買ってしまいました。