気まぐれなジャガー 2

kimagure na jaguar

気まぐれなジャガー 2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神203
  • 萌×247
  • 萌22
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
30
得点
1270
評価数
274
平均
4.6 / 5
神率
74.1%
著者
ウノハナ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
arca comics
シリーズ
気まぐれなジャガー
発売日
電子発売日
価格
¥763(税抜)  
ISBN
9784866691275

あらすじ

音楽雑誌編集者の新と天才ギタリスト(現在休業中)の椎名は、長い付き合いの恋人同士。
自由奔放で長期間新を放っておくかと思えば、可愛く甘えてエッチを強請る椎名を、その気まぐれごと愛する新だが、圧倒的なギターの才能への微かなコンプレックスを抱いてもいた。
かつて新は、そのコンプレックス故、椎名へ別れを告げた―?
まだふたりが高校生だった頃、若さゆえの焦燥とがむしゃらで一途な恋情、無軌道な性欲で、どうしようもなく傷付け合い、一度は別離を選んだ。けれど、離れられるわけがなかった…。

大人の男ふたりの複雑で官能的な恋、待望の第2巻は彼らの馴れ初めを描いた過去編を大ボリュームで収録!

表題作気まぐれなジャガー 2

音楽雑誌の編集者
ギタリスト

その他の収録作品

  • bitter kiss(描き下ろし)
  • あとがき

レビュー投稿数30

切な過ぎてしんどい

アラタと宗純の高校から大学までの過去が描かれている2巻目です。

東京の大学へ進学することを理由にアラタが宗純に別れを切り出した時は胸が痛みました。
好きだけど一緒にいるのが辛いというアラタの気持ちも分かるし、好きだから別れたくないという宗純の気持ち分かるので切な過ぎてしんどかったです。

そして、別れて3年目にしての再会。
気持ちをぶつけ合って、また恋人同士になれて良かったと思っていたら、アラタの就活で揉めてしまいます。
後悔しないほうを選んだと言われたら尊重するしかないとはいえ、宗純が納得できない気持ちも分かるので、これからの二人が幸せを祈らずにはいられません。

シーモアは白抜き修正でした。

0

2人共かっこよ

現在の2人が動き出すところと、過去回想の宗純大学生上京編が上手い具合に調和されてます。
違和感なく読めるのは、ウノハナ先生の漫画が上手だからなんだろうな。
たまに、え?これ現在の話じゃないの?ん???って混乱しちゃう話もあるんですが、こちらは何のひっかかりもなく読める良作です。

私、この2人のルックス好きなタイプなんですよね。特に宗純は中学生時代が可愛くて好きでしたが、今も人懐っこくて人たらしで堪らんなと思う。
マキちゃん宗純に甘過ぎんだろ。どんだけ好きなんだよ。
そんなマキちゃんとの出会いが3巻にあるのかな?
もうすぐ出会うようなシーンで終わったもんね。
バンド結成の話楽しみにしてます。

アラタの事
クリエイティブな世界で好きな人にコンプレックス抱きながら近くにいるのってめちゃしんどいと思う。だからと言って離れてもやっぱり囚われたままだったから、自分はギターから離れた場所に行くって逃げてはないよ、アラタは自分と宗純が一緒に居られる為のいい選択したと思う。

宗純からしたら何で?!ってなるだろうけど仕方ないよ。私にはアラタの気持ちわかる。

シーモアで購入
完全白抜き

0

俺と勉強と音楽と俺

近所の悪い兄ちゃんに弄ばれた可哀想な子ってのがなかなか生々しい。本編だとそこまでじゃないのに…いや、朝からエッチとか割と快楽に流されまくりか?初回特典の「まぁ…もう少しいいか…」など見るとアラタって性欲に弱いよな。危うく大学落ちるとこ踏みとどままれるし、もはやエッチに備えて早起きしてるのではってところとか、性欲に溺れきらないで冷静なところは面白い男。
一方今のところ宗純に面白さはあまり感じてないので、魅力を見つけたい。

0

ドラマがある

高校〜大学編。
青くて甘酸っぱくて、切なさもキュンもてんこ盛りな第2巻でした。

大人になったふたりは迷うことなく愛を伝えあって、本当にラブラブなのだけど
そこに至るまでにはこんなドラマがあったのですね…
幸せなだけじゃなかったその過去を思って苦しくなる場面はありましたが、後先考えずに一緒に居ることを選ばなかった新の葛藤があったからこそ
東京での再会が素晴らしいものになったのだろうなと感じました。

いよいよPegのメンバーも登場し、どんな風にバンドがカタチになっていくのか次巻も楽しみです…!

2

苦しい

コンプレックスと劣等感と無邪気さに付き合い続けることが出来なくて別れたけれど…。

離れていても変わらなくて忙しくしてもタバコやお酒でも紛れなくて…。

宗純が可愛くて無邪気で一途で。ひたすら新が好きで一緒に東京に行ってバンド組みたくて。でも新は愛しさと苦しさで宗純を傷つけて。

2年間ずっと忘れなくて好きで好きで。
だけど新はもう絶対にバンドは組まない。ギターもひかない。宗純といるためには。

うーん、もどかしい。ところでなんで宗純は海外行っちゃうんだっけ?武者修行的な?

それにしてもウノハナさんの絵はセクシーですね。そうかといえば宗純が可愛くて!
最初は苦手だったんですけど今はトリコです。

0

才能とプライドの葛藤


一巻では現在のお話が少しと、過去に少し触れたくらいですが、二巻では学生時代の二人が中心です。
二巻も引き続き攻め視点。

ここで結構、攻め新がヘタレなことが判明します(笑)

宗純のことを想うとはいうものの、ギターの才能を羨ましく思うと同時に自分と比べて落こみ…。
一途に想ってくれる宗純を受けれたいけど、プライドが邪魔をして逃げている新。

キスはするくせに、完全には手は出さないし、それなのに突然別れを告げる身勝手さには、さすがに受けが可哀想だなぁと同情。
ですが、その行動や新の気持ちがより現実味が増して葛藤がリアルでした。

それでも数年後。
ギターも勉強も励んで、新を追いかけ都会へ来た受けがカッコ良かった…!男前だよ!

あと学生の頃の宗純が短髪ではないので可愛い…!
幼さとイケメン度はこちらの方が高い気がします。

二巻まで読み終えたら、続きが断然気になります。
一巻から二巻までより、二巻から三巻への間隔がより短いです。

0

もう絶対離れないでッ!

2巻は丸ごと新と椎名の過去編でした。
「つらっ…」からの「よかった~( ;∀;)」への振れ幅がすごかったです…!

前巻で想いが通じ合い、付き合い始めた新と椎名。
キスをして、触れ合って、けれど、その先はまだ。
自分だけを一途に想い、抱かれたいとせがむ椎名を可愛く思い、
新もまた感情を昂らせるも、椎名の才能へのコンプレックスが
それを邪魔をします。

家族のことや椎名と生きていく覚悟、椎名への愛情と劣等感、と
混ざり合う複雑な感情に囚われた新は椎名に背を向けることを選びます。

別れたくないと縋る椎名を前に上っ面だけの
理由を並べ立て、椎名を一人置き去りにして逃げた新。

え、新、ひどすぎる…
椎名に対する葛藤があるのはわかるけれど、椎名にしてみれば
なんの予兆もなく新の都合で一方的に捨てられたわけで…
子どもみたいに泣きじゃくる椎名が可哀想で、辛くて、胸が痛みました。

それから2年が経ち―
新は未だに椎名を忘れられず、
音楽に触れる度、頭をよぎるのは椎名のことばかり。

そんな新の前に突然、椎名が現れます。
2年間、新と一緒にいるために努力を重ね、追いかけてきたという椎名。
昔と変わらない目を向け、「俺だけ見てろよ!」とまっすぐ
想いをぶつけてくる椎名に新の葛藤もふきとんでしまいます。

普通なら恨んで忘れて、で終えるところですが、
そこで終わらせなかった椎名がすごいですよね…もはや執念。
それなのに、新が冗談で恋人の存在を匂わせると途端に
「…そんなのやだ」と泣き出してしまう椎名がもうたまりません!
やだってさぁ…もう可愛すぎか///

椎名が動かなければ終わっていた二人の恋。
そりゃ、甘やかしちゃうよね、と現在の新の献身っぷりに合点がいった。

そして、数年越しで“続き”に至る二人。
痛がって大騒ぎしながらも最後までしたがる椎名にキュン♡
やっと結ばれてよかった…!
もう二度と離れちゃいけないんだからねっ!

その後、同棲を開始し、イチャ甘な日々を送る二人ですが、
この辺りからウブで可愛かった椎名から色気が漂い始めます。
新に愛されている証かな…♥

一方、音楽面では椎名がライブハウスで演奏活動を始めます。
多くのバンドからスカウトを受けるもいつも断ってしまう椎名。
けれど、それには理由がありました。
椎名は未だに新とバンドを組むという夢を見続けていたのです。
けれど、新は椎名と一緒に生きていくためにある決意をしていて…

今度こそ逃げなかった新。
椎名にとって新が一番であるように、新にとっても椎名が全て。
皮肉にもそのせいで夢が絶たれてしまった椎名が不憫だけれど、
二人の未来のため、なんて言われたら何も言えないよね…複雑です。

そうしてすれ違いながらも想いが重なった二人の前に
現pegのメンバーたちがやってきたところで次巻へ!

0

萌え死ぬかと思ったw

宗純にいくらねだられても最後までしないアラタえらいな〜あの年齢でよく抑えられるなと思ったら、そりゃ葛藤があるわね。
宗純にギターは続けてほしい、でも一緒にいるのは辛い。
子どもみたいに泣く宗純がかわいそうで。一途にアラタが好きな宗純がかわいくて仕方ないわ。

アラタを追って東京に来たくて一生懸命勉強した宗純!
やっとアラタを見つけて
「なあ 怒ってんの?俺 押しかけてきたから?」
と子どもみたいな顔する宗純かわいいかよっ!!

2年も経っててアラタに彼女いるとか考えもしなかった宗純。
「…そんなの やだ」
と泣いちゃうの、かわいいかよっ!!

また、ちゅうをねだる宗純もかわいすぎかよっ!!
もう、萌えメーターふっきれそうなんですけどw こっから先があるんですもんね。
大丈夫かしら私。

もうね、お互いのことが大好きすぎる2人がめちゃくちゃ性癖なんですよ。
なので、2人ともイケメンでモテるのにお互い一途なのがたまらんたまらん萌えでして。
なかなか先に進めないw

痛いけど、絶対する!と言う宗純。
好きと言って、の宗純。
もうちょい こうしてて。朝も昼も夜もアラタとしていたい、の宗純。
たまらんたまらん!!

「逃げるのをやめて 選んだんだ」
いいセリフだなぁ、さすがアラタ。

一緒にバンドできないと泣く宗純が、アラタの気持ちを変えられないとわかっているのもえらいですよね。
すぐ泣いちゃうのがもうかわいいんですけど。

で、ずっと一緒にいるというアラタの言葉に
「もうどこにも行ったりしねぇ?」
がまたかわいい(もう、かわいいしか出てきませんすみません)

アラタも腹くくって、一生一緒にいると言ってあげられて良かった。

はぁ。萌え死ぬかと思った。
萌えツボ突かれまくりですもん。
改めてすごいなウノハナ先生。
これからもついて行きます!

1巻でも思ったけど、宗純がギターを弾くシーンが必要以上にキラキラしていたり、かっこよすぎないところがいいんですよ!!
これ、私にとってめっちゃ重要ポインツなんです。

なぜなら、ギターを弾いている、ギターが上手い、しかも天才的に、てだけでかっこいいんです。
なんなら宗純はギターを弾いていなくてもかっこいいんですからw

だから、あれ以上、かっこいい演出をしてしまうと小っ恥ずかしくなって、私は引いてしまうんです。
そこをウノハナ先生はうまいこと抑えて描いて下さるから、バンドもので恐れていた恥ずかしい思いをすることなく、ほお〜宗純かっけえぇぇぇ〜と純粋に思えて萌えさせてもらえておるのです。すばらしい!!

現在、アラタが宗純のことを椎名と呼ぶのは仕事柄かな。
呼び方を変えたきっかけが今後出てくるといいな。

3巻はPegの結成秘話ですかね。

あ、アラタのバイト先のライブハウスの店長、いい人ですね。

1

涙の音

ネタバレです。
2巻はですね、二人が別れるシーン、そこがもう素晴らしすぎてその部分だけのために買っても損はないというくらいにツボに入りました。

本当に音がしそうな宗純の大粒の涙が辛くてもらい泣き。夜の田舎道に取り残された宗純も、新も両方の気持ちが痛かった…。
二人はまた会えるよって分かっていても、すれ違いが悲しかったです。
もうすぐ遠距離になってしまうんだから、今だけでも一緒にいたらいいじゃないか!という気持ちになってしまいます。
新が大学進学のために東京に行く日、電車の中で聴いた宗純の初作詞作曲のカセットテープ。
普段冷静な新の涙とモノローグも泣かせてくれました。
この場面だけで何度も泣ける切なさ。

再会のシーンもね、良かったです。
新に会いたいがために、東京のライブハウスを一軒一軒まわるなんていじらしいよね涙
2年越しの熱い交わりも…♡2年間妄想してきたのと違うって言う宗純萌え!

さりげない一生の誓いの場面、一生一緒にいるために新が選んだ道を複雑な気持ちで受け止めた宗純の涙の浮かんだ表情とか良かったです。

5

2人しか無かった世界

年の差があるから、どうしても見てる景色は違うけど深いところでは繋がってるとお互いに思ってるのかな

けど、完璧な関係のようで決定的なものが何もない不思議な2人

ギターだけが2人をつないでるのかもしれないなと思う反面
そのギターでは宗純に敵わないと感じてしまうアラタの切なさ
宗純はただアラタに見て欲しいだけなのかしらと思いつつ、音楽は好きなんだろうなと考えると
やっぱりアラタが切ない

単純なようで、すごく繊細な2人の関係が動き出していく2巻でした

3巻が出て、次で終わりらしいのでまとめて読みたいから次をいつ読むか思案中

1

シリーズ第二巻

この巻は完全に過去編ですね。

宗純を受入ながらも、その才能に嫉妬し、受験に専念すると宗純を突き放す新。東京の大学に進学し、そつ豪語は編集の道を歩む。

一方の宗純は、ギターを追求しながらも、新を追いかけて東京へ出てくる。そして、pegのバンドメンバーと出会うまでが2巻に収録されています。

宗純をかわいく想い、才能に惚れながら、自分自身の道を追求しようとする新にフォーカスが当たった2巻でした。

それにしても、まず1巻冒頭が現在から始まったせいか、どうしても過去編何時終わるのかなー、と頭で思いながら読んでしまう。

0

またまた椎名がかわいい


1巻のときも思ったけど…椎名がかわいくてかわいくて。もちろん、2巻もかわいい椎名が見れますよー(^^)

2巻はほとんど過去の回想編。
最初からかわいいかわいい椎名が見れて、キュンとしていたら、まさかの!!
新がグルグルして、まぁ色々考えることもあったんだろうけど…
まさかの!!距離を置くという選択をする新!!(いや、一度別れてるのか…)
このときの椎名の表情が切ない…

数年後!!ちゃんと、椎名は大学生になって新の前に現れるんですよ。
ここからの2人のイチャイチャもとても良きでした。
そして、新の劣等感はまだあるんだろうけど、少しは落ち着いたのかな?

終盤、過去編に全然出てきてなかったPegのメンバーがやっと現れます。
3巻ではPeg結成なのかな?
また続きが楽しみ♪

3

始まりの物語

2巻は、宗純と新の過去編です。
宗純・中学生、新・高校生の出会いから、
新の葛藤、宗純の才能の開花など盛りだくさんな内容です。
若い二人が初々しく、
特に宗純は髪も長くて可愛いです。
新は…あまり変わらないかな(笑)

今作の見所は、宗純のギタリストとしての才能の開花と、
新のコンプレックスによる葛藤だと思います。
そして、2人が恋心を覚えて…という気持ちの変化であり、
素直になれない苦しさに切なくなります。

peg結成のキッカケになるような出来事もあり、
続きがきになるてんかいです。

ちなみに、ボーカル・甚左の名字について調べてみましたが、
全国的にいるかいないのかも分かりませんでした。
珍しい苗字なので、ウノハナ先生の創作なのでしょうか?
変なところに引っかかってしまいました(笑)

0

まだまだ続きそう

過去編の若い2人はツライ別れも再会も経験して青春!って感じでキュンキュンするしいつまでも見てはいられるんだけど、そろそろどうしてシイナは放浪してるの?どうして今の2人は付かず離れずな関係なの?が知りたいなぁ。
1巻から気になっていたそこの部分が明かされぬまま終わってしまって、あれ?って感じです。
過去編終わったかと思って一瞬現在挟んでまた過去編始まって、ズコーッッ(いにしえのノリ)なりました笑。
いや、私ほんとこの2人のイチャイチャ好きで若い頃もお互いに夢中でイイ感じに欲に溺れてるの眼福ではあるんだけどもさ笑。
まあでも次巻も楽しみに待ってまーす。

1

可愛くて一途で健気。でも男前なんだよ、好きにならずにいられない‼︎

あらま。これって、まだまだ完結していなかったのですね⁈ という今更ながらの驚き。
でもそれだけに‼︎ 二人の心模様が丁寧に描かれているのだと思います。
新が椎名に抱いている、天才に対する劣等感、と簡単には言ってしまえない複雑な感情。
その才能に耽溺しながらも、自分の凡庸さを見せつけられる様な気持ち。
それでも突き放せない、椎名の一途な、一途過ぎる想い。その可愛さ。健気さ。
時間は遡り、新が上京する以前、二人の間に起こったこと、そして再会するまでを綴って行きます。
とにかく、中坊から今に至るまで。特に高校生の頃の椎名の美少年ぶり‼︎ なんて可愛いの‼︎ っていう。
女の子たちが放って置くわけも無く、思春期にありがちな告白受けまくりな椎名。
けれども一途過ぎる想いを新に向ける彼は、微動だにしない。
性欲も恋も。全てを新に委ねようとする。
音楽がしたい、新が好き。それだけしか考えていない椎名を怖くなって、新は逃げ出してしまう事になる。
お寺さんの息子で、いつか住職を継ぐべきだろうとか。その父である住職にお世話になりながらも、
父に隠れて椎名を抱いている事とか。後ろめたい気持ちとか。
椎名の気持ちが真っ直ぐな事が分かっているのに、傷付ける事しか言えないもどかしさ。

椎名が女の子には見向きもせずに、音楽と上京する為の勉学に励んでいた頃、
新は大学生活とバイトに明け暮れていて。飲んだ勢いで、寄って来た女と一夜を共にするみたいな、まぁまぁ爛れた生活をしていて。ここ対象的なんですよね。
新の事を放って置かない女が居るくらいには、新もカッコいいみたいで、ライブハウスで助っ人をやれば、女性客が喜ぶと言われるほどモテてはいる。鬱々と暗そうにも見えるんだが、そうでも無い。
ただ寝るだけに扱われた女どもは怒って去って行く。
新にとっても椎名だけが特別の存在だったのだ。分かってからでは遅いんだけど‼︎
椎名がただひたすらに新を想い続けて来てくれた事で、ようやく。二人の気持ちは重なる事になる。
椎名を傷付け、逃げてばかりいた新をも受け入れる。年下で幼かった筈の椎名の方が、オットコマエなんだなぁ、って思えて。これは惚れてまうよね。

一度解散したバンドも復帰再開するのか。天才ゆえの自堕落さか、海外から帰って来てもフラフラしてそうな椎名が 新曲を書き出したという近況を知って涙する、甚左さんの温かさにもホロリとします。敏腕プロデューサーである彼がどんなに椎名の才能に惚れ込んでいるか。彼の椎名溺愛っぷりはコミカルに描かれている事が多いですが、彼にもとっても良い話がこれから描かれて行くんじゃ無いかとワクワクします。とりあえず、次はバンド結成位までかなぁ。ジリジリしながら次巻を待っています。

3

子供とも大人とも言えない2人

 新と宗純が今の関係に落ち着くまでには、まさにドラマのような展開を経ていたんですね。このまま宗純といても才能に嫉妬したり、自分の進むべき道を見失ったりしそうだと、大学生になるのを機に一度彼を突き放した新。でも、宗純のギターを聴けない生活は色がなくて。ベタだけど、失くしてから気付く、宗純と一緒にいることの楽しさ。

 結局宗純の方から新を追いかけに来ます。新を恨もうとしたけど、やっぱり好きという気持ちの方が強かった宗純。2巻では終始、新を一途に想い続ける宗純が印象的でした。ただ、そんな彼の姿は可愛いけれど、新とのセックスに没頭し過ぎて、大学や他の人との交流を軽視しがちだったり、新との将来も1通りしか考えなかったりするところはちょっと心配になってしまいます。新がそれに引っ張られなくなったので、なんとかやっていけているけど、宗純がもう少し自立してくるともっと魅力的に感じられるのかなぁと思いました。私の目にはまだまだ頑是ない子供に見えるんですよね。3巻で宗純の変化が見られると嬉しいです。

0

椎名がかわいすぎる

椎名の高校時代から始まる二巻。

自分が逆立ちしたって叶わない才能を持ってるくせに、ギターよりもアラタが大事だと言い切る椎名。
何があっても椎名にはギターをやめてほしくなかったからこそ、椎名への劣等感や嫉妬といったドロドロした気持ちがいつ噴き出してしまうか判らない自分とは別れたほうがいい…と別れるシーン、切なくて苦しい。

それにしても椎名ってかわいいなぁ。
ほんとかわいいなぁとしか言えない。
別れを告げられて泣きじゃくるシーンとか、かわいそうでかわいすぎだし、アラタを追って上京し「俺だけ見てろよ!」と言い切ったのに、アラタに彼女がいるの??と考えてブワッと泣いちゃうところとか、ほんとかわいい。
やんちゃ感と一途さが絶妙。

それと「音」の描写がいいなって思いました。
田舎の夏の音。
ただの音でしかないアラタに対して、独特の感性でそれらを捉えて「ロックみたい」という椎名。
椎名の耳で世界を聴いてみたいなぁ。

0

音楽雑誌編集者と天才ギタリストの超じれじれラブストーリー2巻目!

1巻のレビューにも書いたけど、ここがほんと私的に神なのでしつこくもう一回。
主役2人の恋愛サイドがしっかり描かれているだけじゃなくて、+彼等の音楽サイドもしっかり描かれていて、そのバランスがばっちりな作品だなって思いながら読んでます。
BLのジレンマなんだけど、大概はやっぱりどっちかに主軸が寄っちゃうじゃない。
ラブサイドに寄っちゃうともうちょっと彼等の恋愛以外の生き様的なものを見せて欲しいのになぁって思うし、でもそっちに寄りすぎると人間ドラマとしてはいいけどBLみが足りない…!みたいになっちゃう。(ワガママな読者だね、、汗)
・・・ってところで、バランスが最高に良いのです!ほんと最高なのです!!
萌え足りなくないし、読み足りなくない!
ウノハナさんにハマったきっかけの作品でもある「ハイブリッド・スターダスト」ぶりにめちゃくちゃハマってます!!!

2巻は、アラタ高3/椎名高1〜椎名が表舞台に出ていく直前までのお話。
アラタの内に秘めたる根っからの音楽好き野郎らしい熱さに惚れる巻でもありました。
天才(=椎名)を目覚めさせたくらいなんですからアラタのギターだって十分巧い。
だけどホンモノの「天才」を10代で目の当たりにしてしまったアラタはミュージシャンになる道を選ぶこともできずに「音楽が好きだ!」という気持ちだけを燻らせています。
この2巻はそんなアラタが音楽ライターの道を選ぶまでのお話でもあって、で、そこには「椎名と一生一緒にいるため」というとんでもなく熱い想いが・・・
バイト先のライブハウスの店長にアラタが語るシーンが最っっっ高にいいんだ♡
めちゃくちゃ熱い性格だからこそ真面目に考えて苦しんでるアラタの心の中。
椎名のギターから離れることなんでできないけど、自分が椎名と同じ場所に立てるタイプのミュージシャンになれるかといったらなれないだろう。
どうしたら椎名と椎名のギターと自分はずっと一緒にいれるだろう。
椎名と一生一緒にいるってことはアラタは一生椎名へのコンプレックスを抱えて生きていくわけだよね。でも一緒にいたい。椎名とも椎名のギターとも離れるなんて無理だ。
これだからロック好きは・・・って典型の熱い男アラタにシビれます!
えっ、えっ、こんなアラタの想い知らされて萌えない腐女子いる?いなくね??って思いながら床エンドレスローリングで読みました。
(椎名の才能が好きすぎる甚左さんも最高に好きです♡)

椎名が中学生の可愛いワンコくんから現在の気まぐれなジャガーに変わってく過程も、ふふスイッチはやっぱりココだったか♪な感じで納得&超萌えです( ´艸`)
1巻で現在のお話から過去の時間軸にビュンと飛んで椎名のギャップに驚かされたのを、2巻で少しずつギャップを埋めてくように運ばれていくお話の流れ、うまいなーウノハナさん♪
点と点でギャップを見せて、あとからその間を線で繋げてギャップを消してくの。
そうすることでキャラの奥行きが増してくのもこの作品にどんどんハマってく理由かもしれません。

アラタが椎名の呼び方を「宗純」から「椎名」に変えていることについて何人かのレビュアー様が触れてらっしゃるけど、私は逆にそのことをあまり不思議に思っていなかったのでここに書き残しておこう。
アラタが宗純のことを「椎名」と呼ぶようになったのは、【ギタリスト椎名宗純】に対する敬意の表れだと思ってました。
みんなが「椎名」と呼ぶミュージシャン。
椎名の才能を一番買っているアラタだからこそ、椎名が「椎名」と世間から呼ばれるなら「椎名」に変わるのがアラタの心情を想像すると自然な気がします。
アラタの中の「宗純」は自分に憧れて自分の後ろをついてきてた可愛らしい近所の子。
そことの、ライターとして椎名と一緒に生きてくことにしたアラタなりの切り分けの表れなのかなと。

さていよいよ次巻からPeg始動ですね!!!
3巻楽しみです!



ここからは全くの余談も余談なこと書くんですが、
本作を読む少し前(去年の秋頃)に【DURAN】っていう稲葉浩志さんやスガシカオさんのサポートをされている技巧派ギタリストのギターに出会ってめっちゃ興奮しましてですね、1巻も2巻も彼のギターを頭に中に鳴らしながら読んでいました。
使っているメインギターは同じフェンダーでもストラトキャスターですが、とにかくカッコいいので勝手に宣伝です。ソロデビューしたてでPVがまだあんまりないけど、その中でも「TOKYOSURVIVOR」が痺れるカッコよさなので、本作読んでカッコいいエレキギターが聴きたいって思った人ぜひYouTubeで聴いてみてほしい!

5

椎名萌え!

1巻を読んでから日が空いたので、うろ覚えでしたが面白かったです。過去を回想する形で進むので、現在の姿は分かっているけれど、今の関係になるまでに何があったのかを知れて良かった!

椎名の才能に嫉妬して葛藤したり、よく考えた上でバンドを一緒にやるんじゃなくて、音楽雑誌編集者として、別の形で支えると決めた所が新っぽくて好きです。

椎名はギターの才能があるのに、ギターよりも勉強より何よりも新が1番だと言える。新だってもちろん椎名が大事です。ただ、何が1番とかじゃないんですよね。新は昔から考え方が大人びていて、おじいさんみたい(笑)

フード被ってトンガってそうな雰囲気で登場した甚左さん。現在編では色々あって活動休止していて、そろそろ動き出しそうな感じでしたが、過去編ではこれから結成のようで楽しみです。

新が椎名のことを昔は宗純と呼んでいたのに、現在で名字呼びに変わっているのも何か理由がありそうです。

大学時代はまずいと感じながら煙草を吸っていたのに、いつのまにかヘビースモーカーな新。椎名の高校、大学、現在とコロコロ変わる髪型が萌えでした。

1

続きが…!

1巻から一気に読みました。まだ続くとのことでとても楽しみです。
わたしは、青春時代の宗純の一途さと、今の宗純の行動の意味が対象的に思えて、どうにも理解できなくて、1巻も2巻も繰り返し読んでます。でも、まだまだちゃんとは府に落ちず…3巻を待ちます!
大学生のアラタは若いのにムカつくほど冷静というか、自分の実力や能力を自己分析して、葛藤しながらも行く道を「選ぶ」。非情にも思えるけど、それでも宗純はついてきて…この青春パートはほんと最高でした。
現在の二人がこれからどう進むのか、気になって仕方ありません。バンドのメンバーやライブハウスの店長さんなど、脇役も面白くて大好きな作品です!

2

二人とも一途で良かった

ウノハナ先生の作品は今まで二巻が最高だったので、まだ続くようで嬉しいです。しかし、早く続きが読みたいけど。高校時代から宗純が大学生になって再開するまでの2人のエピソードが切なかったです。宗純は会えない間に頑張ってたことが分かり健気だなぁと。新も自分から別れを告げたとはいえ、一途に宗純の事を思ってた事が分かり萌えました。二人ともモテるのに他に相手を作らなかった事にさらに萌えました。それから二人の初Hも。二巻はバンドメンバーがライブハウスに宗純のギターを聴きに来たところで終わってましたが、早く続きが読みたいし、出来るならもっと二人の大学生時代の同棲エピソードも読みたいです。

5

作者買い。買って損はありません。

作者買いです。ウノハナ先生の作品ですから間違いありません。
宗純が本当にかわいい。
絵も安定の綺麗さ。ちゃんと男っぽさのあるところがいいです。
先が気になるし、何度も読み返したくなる。
いいわ~。
アラタに突き放された時の宗純の涙とかもうかわいそうでかわいそうで。
辛かったよね~。
でもそこからちゃんと立ち直ってアラタんとこに飛んでいっちゃう。健気だわ~。
もう、再会できて想いが通じ合った時なんて読んでるこっちが良かったね~
って嬉しくなってしまいました。
片方だけが頑張ってる恋愛モノはどっかで「これダメだろ」ってモヤモヤしちゃうけど、
しんどい気持ちにもならなくて良かったです。
新も宗純もちゃんとお互いを大事にできるいい関係です。
いい男の恋愛は大好物ですから。
続きが楽しみです。

5

羨望、嫉妬、劣等感、孤独。

鮮烈な赤い表紙がすごく印象的だった1巻にも負けず劣らず、2巻もビビットな黄色がとても目を引くステキな表紙で読む前から期待大!『気まぐれなジャガー』は本当に表紙が格好いいなぁ~、1度見たら忘れないような鮮やかで惹き付けられるこの表紙本当に大好きです!

とはいうものの、私の苦手なタイプの1つが天然という可愛さを武器にまわりを振り回す受け。宗純も多少天然の入ったキャラなので、この先地雷にならないといいなぁ~と願いつつ1巻を読んだのですが、そんな心配全然必要ありませんでした。むしろ、純真で一途なところが危なっかしくて、一直線だからこそ苦しむ姿にきゅ~んとしてしまいました。

一方の新の方も何か抱えているとは思いましたが、ページ数をかなり使ってしっかり二人の過去を描いていただいたおかげで、天才の側にいることで味わう色々なぐちゃぐちゃとした感情がすごくよくわかってますます魅力的に感じました。乗り越えてきたものや、いまだに苦しめる後悔、才能に惚れ込みながらも側にいることでひしひしと感じる劣等感、そしてそれと同じかそれ以上の優越感などが、あの淡々とした表情の下に隠されているかと思うとゾクゾクします。

天才ゆえに、貪るように身体を繋げても、愛していると想いを重ねても、愛する人に自分の側にいることが辛いと思わせてしまう。さらには二人でギターを引くという願いさえも拒否されてしまった悲しさが宗純の今後のバンド人生にどう繋がっていくのか3巻が楽しみです。

6

2巻→1巻→2巻...を読み返すループ中。

気まぐれなジャガー(2)を読んでは、(1)を読み返し、またまた(2)を読み...というループがとまりません!ちょうどいいバランスで過去と現在のストーリーが織り込まれているので、確認作業をしたくなるのです。こんなにループする本は初めてで、ウノハナ先生のストーリーテラーぶりに脱帽。

とにかく、思春期の宗純のまっすぐさにやられました~!
アラタに問答無用で突き放されたのに、それでも苦手な勉強を頑張って大学生になり、星の数ほどあるライブハウスを1つ1つ回って、アラタを探して会いに来たなんて、、、ほんとにもう健気すぎる。
普段、何事にも冷めてる宗純がギターとアラタのことになると必死なのが可愛い。
あんな甘いイチャイチャをしておきながら、いきなり田んぼでバイバイはそりゃひどい。
そこで立ち止まらなかったのはやっぱりギターが、音楽が、大好きなアラタとバンドするという夢が、宗純にはあったからまっすぐ前を向いていられたのかな、と思いました。

そりゃもう、アラタは陥落しちゃいますよねぇ。。。
最初はひどい男だ!と思ったのですが、プライドの高いアラタが宗純を支える立場を選ぶまでの葛藤は、読んでいて苦しかったし、心から宗純を好きだという気持ちを伝えることが出来たアラタも頑張ったんだなぁと最後はすんなり受け入れることが出来ました。

は~、ようやく結ばれた2人のイチャイチャがもっとみたいです!

次はいよいよPeg編で一波乱ありそうですが、とても楽しみにしています。

12

どれだけ無垢で純粋なンだ‼️

次作はコレを超えてくるだろう…‼️と思ったので
あえて1巻のレビューは書きませんでしたが…
それは正解だったと思える2巻でした(*´▽`*)

あらすじ等はとりあえず省きます!
表紙買いであろうと、作家買いであろうと裏切られる事はないと思うので。


(新×宗純(椎名)の過去話が現在へと続く2巻。
前作で初めて自分より下の宗純(椎名)が天才的なギターセンスを持っている事に驚き興奮するが その感情はやがて拭えない劣等感と嫉妬心を新に植え付けていく。
普通の人間が必死になってやる10の事を、事もなげに(こうした方が楽しいから!)と20の事をサラリとやってしまう。それがどんなに苦悩や苦痛を生む事なのか…やっても出来ないこともあるのだと気付くこともなく…。
勿論 宗純に悪気など一切ない。
寧ろ早く色々マスターして大好きな新と一緒のバンドでプレイしたい!…ただそれだけの想いが彼の眠っていた才能を覚醒させただけなのだ。
そんなとてつもない才能を自らの手で覚醒させてしまった故の苦悩も新にはあったと思う。
現に父親(寺の僧侶)は昔ギターをやって家にもギターがあり、触れ合うチャンスは生まれた時からあったのだから。
だが父親の弾くギターを耳にしても興味を示さなかった宗純が新の弾くギターには惹き付けられた。
新に特別な感情を抱いていたとしても そこまで宗純の気を引いた新のギターにも勿論それなりの魅力があった事が分かる。

思春期真っ只中の二年差は大きい。
(今は田舎の狭い世界でいるから俺だけしか見えないんだ!)と思う新は、会う度に自分の想いをどストレートに伝えてくる宗純を大切に…大事にしたいと思う気持ちと、自らの欲望と嫉妬や劣等感なんかのドロドロとした思いが葛藤している事に気付き、その狂気が純粋な宗純に向かないように、夜道で別れを告げる。
「俺のこと嫌いになった?」と言う宗純にただ傷つけるだけの安っぽい台詞を並べ立てる新。
宗純の奏でる音の前で自分のミュージシャンとしての未来を早々に突き付けられた新だったが、宗純には…宗純だけにはギターをやめて欲しくはない!それでは困るという気持ちで別れの最後に
「ギター、続けろよな」と釘を刺す。
自分が言えば…そう言い放てば宗純が絶対に止めないことを知って…宗純に呪縛を与えたのかもしれない。
新の中の最後の宗純の姿は夜道で子供のように泣きじゃくる姿……
東京の大学を受験・合格し、一人電車内で宗純が初めて作ったという曲のカセットテープを聴き、改めて自分の思いが正しかったと実感する新。
それと同時に宗純をどうしようもなく好きだという想いと宗純が奏でるギターも、夜の田舎道に置いてきた宗純の涙も…自分が忘れる日など決して来ない事を確信させられた。

東京へ来て3年目の春、生活基盤を完全に東京へ移した新の前に突然現れた宗純。
宗純はあの夜の新が放った呪縛にかかったままギターを続け、新の元へ来る為だけに2年を過ごした。
(その間に新に彼女が出来ているかもしれない!)等一度も考えず。
勿論、未だ宗純を想い続けている新がそういう行動をする訳もないのだが…。
ここでの宗純には本当に萌えさせてもらった(笑)

この後の台詞も絵もコマ割りも…
さすが‼️ウノハナ先生‼️
ってか、確実に腕を上げておられる様に感じずにはいられませんでした。


もうその後はずっと甘々で…
再開した夜、宗純がずっとせがんでいた《続き》をしてw 宗純はそのまま新のアパートに転がり込んで…
見ているコッチが赤面してんじゃね?と思うくらい。そりゃもう何のしがらみもない訳だからあとは欲望の赴くまま…
そしてギターも!
新のバイト先のライブハウスで助っ人に入ったりしている内に…初めて宗純のギターを聴いた新がそうであったように…人はそのギターに引き寄せられ…2巻の最後でPegの顔触れが揃うーーー。


まだPeg復活してないから続きありますよね?
今から待ち遠しいです‼️

14

宗純の健気さが際立つ2巻。

1巻で神評価をつけたのですが、2巻は期待していたより物語にはまれず、萌×2評価となりました。



バンドというシチュエーションも幼馴染みという関係性も、嫉妬や羨望、愛しさが混じりあい渦巻くストーリーも大好きです。
ですが、2巻を読んでいてその感情や関係性の掘り下げ方が惜しいというか・・・。
もう少し天賦の才に対しての葛藤や嫉妬が深く物語の中心に刺さるストーリー展開かと思いきや、そうでもないな、というのが個人的な感想です。
リアルに、自分が喉から欲しい才能を持つ人間が側にいて、尚且つその相手が自分に恋情を抱いている、というシチュエーションの場合、もっともっと人間の醜い部分が表層に現れる気がするのです。
もちろん葛藤は描かれています。
ただ、そこまでどろどろした感情の表出はなく(私が読み取れていないだけかも)新は自分の気持ちに折り合いをつけたように感じました。
きっとそれは新の性格付けがそうした言動をとるような質のものなのでしょうし、素直(ある意味おバカ)で一途な宗純が相手ではドシリアスな展開にもっていくのも物語としては違うのでしょう。

おそらく私がこの物語の文脈を1巻で読み違え、作者の目指す方向性とは違うモノを期待してしまったからこその感想なのだと思います。


勝手な感想を書き綴りましたが、私にとって魅力的な漫画であることに変わりありません。
お話は過去と現在が一冊に入っていて読み応えがありますし、絵柄も大好きで惹きつけられる絵も多々ありました。

今後はもっとフラットに読んで楽しもうと思います。

3

過去編

「1」後半から引き続きの2人の過去編です。
だから表記は「アラタx宗純」ですね。

アラタが好きで好きでまとわりついて、性的好奇心と相まっていつもイチャイチャしたくてたまらない。だけどアラタは…?
宗純の「耳」、センスへの嫉妬、それを認めたくない自分の小ささ、そんなドロドロを消化しきれず別れたくない、でも別れたい、別れるしかない…となるアラタ。
そして意地で別れて…流れる涙は若さだね。
10代で、恋心と相いれない競争心と。認められない敗北と張りたい見栄と。
あ〜、読めば読むほど若いね。眩しいな。
当然大学生になってもその苦い感情を忘れられず暗くなってるアラタと、ちゃんと大学生になって後を追ってきた宗純。もう避ける理由もなく躰でも繋がる2人。
その後、恋愛的には安定、しかし進路のことでぶつかる2人が描かれます。
ぶつかる、といっても一方的に宗純が怒ってる。
ここでも宗純のコドモ性というか、単純で一つの面からしか物事を見ないある意味まっすぐさが出てる。
アラタとバンドがやりたい。だから他のバンドに音を貸すなんてめんどくせー。
気持ちはそんなでも出す音は天才。
そして、その天賦の才が活かせる運命の出会いがやってきた…
…というところで2巻は終わり。

ふむ、まだ続くのですね。
次巻では宗純が才能を爆発させられる場としてのPegでの時間と解散のいきさつ、海外放浪に至るまでのアラタとの関係性あたりが描かれるのでしょうか?
寂しくて死にそうなのに、なんで海外に行くのか。
アラタの都合など御構い無しに自己中なのはなぜか。
そして未来も読めるのかな?楽しみに待ちます。

1

名キュン場面…

電子の分冊版を読んでいて最高に好きなターンだったので、まとめて読めるコミックの発売を首をながーくして待ちわびてました!悩みすぎる男vs悩みを知らない男という、最高のカップリングの大好きなシリーズです。

幼馴染から恋人に、進むようで進まない二人の関係がもどかしい前半、大学生になって東京での新生活がはじまる後半の構成で、バンドへの道は次巻から本格的に展開しそうです。1巻も面白かったのですが、キュン回数が半端ない2巻のほうが好きです。

新の宗純に対する感情がなんともいえないです。状況は違ったとしても、わりと普遍的な葛藤だろうな、、ちょっとシンクロして切なくなってしまいました。愛しさと嫉妬と後ろめたさで悶々とし、そんな思いから逃げようとする新に置き去りにされ、田舎のあぜ道で大泣きする宗純は、信じられないくらい可愛いです…。(置いていけません…)
大学へ入学するために上京する電車のなかで、宗純を思って涙する新のモノローグに切なさ爆発でした。後に、二人が再会するところの新の台詞もシンプルで絶妙、一言一言が挿さりました。青春の美しさを堪能できます。

描きおろしは、エロくないのにとってもエロい”たばこ”のエピソード。ウノハナ先生は「雰囲気」を演出するのがすごく上手だと思いました。

10

”かわいい子猫ちゃん” が、”気まぐれなジャガー” に♪

オトナの包容力あるアラタが、気まぐれな天才ギタリスト・椎名に振り回される、大きな問題は怒らなくても、魅力あるキャラがイチャイチャしているのが嬉し楽しくて、電子単話1話の時から大好きな作品です♪

でも振り回しているのは椎名(宗純)じゃなかった!
二人の関係を左右していたのは、アラタの気持ちと覚悟でした。
アラタのことが大好きな宗純がそれに傷つき、振り回され、もう切なくて愛おしくて、2巻では何度も泣かされました!

※恋人の現代編ではアラタは「椎名(苗字)」と呼んでいますが、幼馴染の過去編では「宗純(下の名前)」と呼んでいます。
逆ならわかるけど、下の名前から苗字に呼び名を変えたのはなぜだろう?
謎は2巻ではまだ明かされません。お話はまだ続きます。


1巻で大好きな幼馴染のアラタに想いが届いて、浮かれている宗純は、学年イチかわいい女子から告られても気にも止めず、アラタのことしか見ていない。

宗純は、視線で、言葉で、カラダで、アラタを大好きだと言っている。
そんな宗純にアラタも応えて、キスや触りっこはするのだけど、宗純がお願いしてもアラタは最後まで抱こうとはしない…

アラタは、宗純の天才的なギターの才能に劣等感と嫉妬があり、それを自分だけが知っている優越感もあって、気持ちは複雑そう。


そして、受験生のアラタには、宗純との未来を想像できなくて、自分の中の複雑な気持ちを向き合うこともできず、宗純の気持ちを受けとめる覚悟もなくて、宗純を切り捨てることを選んでしまう…

宗純には ”アラタ” がすべてなのに…
突然別れを切り出されて、大粒の涙をこぼす宗純が、切なくて愛おしくて、未来の二人を知らなかったら、アラタにブチ切れていたと思います。
この泣き方は切なすぎて一緒に泣いちゃいます!


それからアラタは、宗純への想いも、宗純のギターを好きな気持ちを捨てられず、未練だらけで、誰とも本気で向き合わず、音楽にも中途半端にしか接してこなかった。
自分から捨てたくせに、それが一番大事な物だったから、抜け殻のように生きるアラタ。

でも宗純はアラタを追いかけてくるんです!
あの時振られてしまった理由を考えて、ちゃんと大学に入って、アラタを追いかける努力をして、アラタの所にやってくる。
宗純の一途なまっすぐさには泣かされます!

ずっと忘れられなかった未練が、自分を追いかけてきてくれた。
もーう盛り上がらないわけながい!
宗純の最後まで抱いてもらう悲願がやっと叶います!!!!!
(宗純は痛がって、この盛り上がりムードをぶち壊しちゃうけど、それでもやめずに受け入れようとするのがかわいくて愛おしい♪)


それから二人はちゃんと恋人になって、同棲して、”かわいい子猫ちゃん” だった宗純は年上のアラタに甘やかされて、”気まぐれなジャガー” に育ちつつあります^^
慣れてエロく誘う宗純もかわいいけど、どこを触っても真っ赤になって恥ずかしがる初々しい宗純をもっと見ていたかった…そこだけが心残り。

そしてアラタは、宗純と一緒にバンドをやるのではなく、宗純とずっと一緒にいるための選択をする。
アラタがギターを諦めたのは、宗純の才能を目の当たりにしたから。
宗純もそれに気付いていて、アラタを問い詰めるけど、理由を知ったら宗純がギターをやめてしまうのをわかっているから、アラタはただずっと一緒にいる道を選んだとだけ告げて、理由は明かさない。
過去編のアラタは10代の未熟さゆえに、宗純を傷つけてしまうけど、宗純を失くした時間を過ごしたことで、今度はとことん宗純を大事にしていくんだなっていうのがわかります。

2巻は、アラタが成長して、宗純と一緒に生きていく覚悟を決めるところが描かれています。
そして椎名(宗純)がどんなギタリストになっていくのか?椎名に惚れこんじゃってる愉快な仲間たちとのストーリーを読むのも楽しみです。
宗純には覚悟を決めたアラタがずっと寄り添っているはずだから。

1巻のイチャラブぶりをただ楽しむのも良かったけど、2巻の苦しすぎる切なさから一緒にいるって決めるまでのラブストーリー度の高さは読み応えがありました。
やっぱりこのシリーズ大好きです♪

9

宗純が可愛すぎて泣ける(;///;)

待望の2巻だー!+゚。*(*´∀`*)*。゚+
電子単話の7話~12話分が収録されています。
そのほか、描き下ろし漫画(13P)+カバー下(あとがき)が入っていました。

2巻は過去回想でほぼ占められていて、これがもーッ!めちゃめちゃ良かったです。切なくて、苦しくて、悲しくて、甘くて。萌えで酸欠起こしそうになりハァハァしてました(∩´///`∩)(決して暑さのせいではない)
宗純の可愛さにノックアウトです///

さてさて。
高校生になった宗純はどこか大人びた表情をするように思えました。
そのくせ新の前だと子供のように甘えたり照れたりじゃれついたり。とても可愛い!
反面、新の焦燥感が温度差となってクッキリ浮かび上がるのが見ていて辛かったです。

その温度差に宗純も気付いていたのかな。。。
はやく身体を繋げたがるのも、新に好かれてる不安感が交じり置いて行かれないよう新の後ろを懸命に追いかけているように感じました。宗純のいじらしさ・健気さが切な可愛くて泣ける…(;///;)

新は宗純の姿を可愛く思う一方で罪悪感に押しつぶされそうになってます。
ギターの才能への嫉妬に加え、新を信頼してくれてる住職を裏切ってる感覚。
ドロドロの感情が渦巻き、宗純と一緒にいる時間がどんどんツライものへと変わっていってーーー。

夜の田舎道。
泣いてる宗純を置き去りにした日。

切なさMAXなんですけど、ごめんなさい、傷つき萌え属性持ちなので最高に萌えました…!
泣きじゃくる宗純がすごく可哀想でもらい泣きしながらキュンキュンが止まらない(;///;)
あああ好きだ。このシーン最高に切なくて好きだ。

新は酷いことしてるなと思うけど、同情できる部分もあるから何とも言えぬ。
当時はまだまだ高校3年。劣等感や罪悪感をうまく処理することなんて出来ないよね…。
宗純に惹かれても『好き』以外の感情ばかりが先走り息苦しそうな新は見ていて重苦しかったです;

それから2年離れて暮らし、再会、Pegメンバーとの出会いへと展開していきます。

帯裏に書かれている相反する言葉が響きます。
【愛しているから、そばに居るのがつらい。】
【愛しているから、もう2度と離さない…。】
1度惹かれあってしまったら時間を置こうが焦がれる気持ちは募るばかり。最初離れる原因になった音楽が求心力にもなり、離れられない2人にジンワリしました(;///;)

劣等感と折り合いを付けサッパリした新はカッコよかったです!昔の追いかけるのに必死な宗純の姿を知ると、1巻の気まぐれニャンコっぷりは愛されてる安心感もあってこそなんだなぁと実感しました(∩´///`∩)2巻の切ない過去編を読んでから1巻を読み返すとまた違った萌えが湧き上がってくる…!

と、同時に疑問が…。これだけ新ベッタリの宗純がなぜ放浪してたのか。Peg解散や突発性難聴辺りも明かされていない何かがあるよね…?相思相愛になった過程が見られてホッとしたけど、まだまだスッキリしない点が今後山場になりそうで油断できない…(; ・`д・´)ドキドキ

ちなみに2巻では初エッチ♡が見られます///
これがもう~~~~~!ウブでアワアワしてる宗純がかッッッッッッわいくて萌え禿げました///
顔真っ赤にして半泣きになってる宗純も、ガツガツに貪る新も、今となっては新鮮だw
はー可愛い可愛い可愛い。初エッチのピュアキュン最高でした(∩´///`∩)

◆描き下ろし「bitter kiss」
副題通りちょっぴり苦さのあるお話。宗純を置き去りにしたあと1度会いに行った時に無視され、東京に戻った新が自暴自棄になる姿が苦々しく描かれていました。その頃吸い始めた不味いタバコの味が今ではーーーと展開します。甘さ控えめの描き下ろしです。

◆カバー下
高校~大学~現在と髪型の移り変わりについて書かれています。コピペ3兄弟に爆笑w
バブみ宗純・アンニュイ宗純・アダルト宗純+現在の短髪。宗純はどの時代もカッコ可愛いです♡

5

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