STAYGOLD 新装版 1

STAYGOLD 新装版 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神164
  • 萌×253
  • 萌28
  • 中立8
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
28
得点
1124
評価数
258
平均
4.4 / 5
神率
63.6%
著者
秀良子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE COMICS
シリーズ
STAYGOLD
発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784396784089

あらすじ

甥っ子→叔父
ひとつ屋根の下で、暴走する片想い。

「隙みせたら容赦しねーから覚悟しとけ」

両親不在、血は繋がっていたり、いなかったり。
ちょっとフクザツなお家事情の中山家は
叔父兄弟と甥姪の4人ぐらし。
それでも歪な「家族」は、なんとかうまくやってきた。

――駿人(甥っ子)が優士(叔父)に好きと告げ、キスをするまでは。

13歳のままならない恋心は、
大人と子供の境目で、ついに暴走をはじめる。

秀良子がおくる、ひとつ屋根の下BL、新装版1巻で再始動!
待望の第2巻も同時発売中!

◆同時収録
宇田川町で待っててよ。特別編
[八代智哉には悩みがある。]

表題作STAYGOLD 新装版 1

?中山駿人・中学生 甥・13才
?中山優士・叔父 保護者

同時収録作品八代智哉には悩みがある。『宇田川町で待っててよ。』番外編

百瀬・高校生
八代・高校生

その他の収録作品

  • オマケ漫画
  • line drwings
  • カバー下・オマケ漫画:カバー案ラフ

レビュー投稿数28

一気読みした感想

良かった…BLって大抵1巻完結で出会い!すれちがい!仲直りH!って物凄いスピードで関係性が深まってすぐ終わっちゃうじゃないですか。それが嫌な人におすすめしたい作品ですねこれは…もう最終巻での告白(?)シーンは萌えすぎて崩れ落ちました。そんな即答するんだ…好きなんだね…そうなんだね…って親の顔になってしまいました。Hよりストーリーや心情描写にこだわった作品が好きな方はぜひ読んで欲しいです。じわじわもだもだ進むもどかしい恋愛が詰まってます。

0

とんがったコドモがうっとうしい

旧版の1巻は読んだけど、その後離れていた作品。
結局6巻まで行ったのですね。

この(1)では、中学生の駿人が叔父の優士に告白して物語が始まります。
告白といっても、もじもじと顔赤らめて…では全くなく。
逆に喧嘩ふっかけてんのか⁉︎的な。
ここがね、旧版を読んだ当時もそして読み直しの今も、どうも心に入っていかない。
今までは子どもだったけど、これからは。
ずっと好きだった、本気だから。
イヤイヤ、アナタ今だってコドモですよ。と言いたいの。
コドモだからそんな宣戦布告みたいになんのよ。と言いたいの。
これは言われた優士サンも難儀よね。
確かに血は繋がってないよ。でも保護者よ。父みたいなもんよ。
少なくとも優士の方はそういう心づもりよね。
だから、オレは好きなんだ!、でグイグイくる駿人が読んでてうっとうしい。
そりゃBLですから?こっちもそういうつもりで読んでますし?この2人にこれからどういう変換があってどうなっていくのか、そこを読むわけだけど。
だから私にとっては、物語に対しての萌えはまだ無くて、ここからどうBL世界に持っていくの?というのが興味ですよね。
また、もう1人の叔父さん・コウにもBLの芽がある。こっちの方がイイ匂いがぷんぷんするぞ。

0

ぴったりハマりました

やっぱりこの空気感が私的には1番好きですね語彙力ないからうまくジャンル分けできないけど、駿人のあの情熱と、優士のあの押されてる感と作品のほのぼの感、時々入ってくるギャグとか、普通に笑えて、絵柄ももう私好みでどこを取っても完璧としか言いようがありません。日高とコウのあのなんとも言えない素晴らしい関係とかもうサブカプとか言ってられない。全て設定から神が一から手がけた感。言葉選びとか、コマ割りとか、角度とか、もう全ての要素に萌える。伏線回収から何から何まで神です。

0

神作品です!

出会いはたまたま「STAYGOLD」の意味を調べていた時に見つけました。
Blについてもあまり詳しくなく興味本位で試し読みをしたのですが、最初の「誰かに取られるくらいならいっそ殺して俺も死のうと思った」この一言で優士(叔父)への愛が異なるものだと知りドキドキが止まらず、それから全巻を購入し期待以上の作品で驚きました。
エチエチも好みですが、そういう場面が少ないからこそ少しの行為がよりキュンキュンします!そして私の好みどストライクということに気づきました。
「STAYGOLD」という熟語の意味を教えてくれなかった先生!ありがとうございます

1

それぞれの想い

読み返し。

複雑な家庭環境の中山家。
優士が叔父で、駿人が甥っ子という関係で、
優士と優士の弟のコウと、駿人と駿人の妹の菊花の4人暮らしです。


1話から駿人のエンジン全開、不覚にもきゅんとしました。
駿人が髪色を金髪にしたところからお話が始まるのですが、
その理由が13歳って感じですごくかわいいんですよ。

結構年の離れた叔父(優士)が女の人と出かけているところを見て
後日怒って問い詰める駿人。
そして言うんですよ。
「ぶっ殺してやろうかと思った。」
「誰かに取られるくらいならいっそ殺して俺も死のうと思った」と。
13歳の男の子がですよ。
うーわ!これはとても良い執着攻めになりそう!と読んだ時に思いました。

優士と駿人のお話以外にも、
コウ(優士の弟)のことが好きな日高のお話も入っていて
そちらもそちらで胸がギュッとなりました。
コウは女がコロコロ変わるような人間で、
日高はそんなコウのことをひっそりとずっと好きなんです。
表向きは友達なんですけど。
そこがまた苦しくて 切なくて…と言う感じでした。
それぞれの想いに目が離せない1巻でした。


また、1巻では『宇田川で待っててよ。』の番外編も読めます。
こちらもきゅんとしてとても良いお話でした(*´∀`*)

0

心が洗われるようなホッとする作品

名作中の名作ということでよくきく作品だったので購入してみました。
これはもう駿人の粘り勝ちですね、一途さに感服しました。最終巻の電車の中でのシーン凄く良かったなぁ。
.
秀良子先生はヒューマンドラマ寄りの心が洗われるようなホッとする作品多くて好きです。今、onBLUEで連載中の続編もとてもいい。サブカプがね...( ◜ω◝ )もうすぐそっちの方も単行本になるので感想はまたその時に。心に沁みる作品でした。

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駿人を全力で応援したい!

中学生の片思い最高です!!相手が大人なのも良い!ってか幼児期を知られてる叔父なんて!難攻不落すぎて切なくて、まだ一巻なのにすでに泣きそうです笑。
駿人と優士の環境はなんとも複雑で、駿人がぐいぐい迫りながらも設定説明が結構ある感じ。豊富な過去エピソードで駿人の一途さが伝わり、どんどん駿人に肩入れしたくなってきます。
特に好きなのが怒り泣きする子供時代の駿人。あの表情が可愛すぎる~!でも子供駿人が可愛いだけに、優士に目覚めさせるのは大変だな…ってなるのが辛かったりもして。
駿人はまだ中学生で押し一辺倒だし、読んでるぶんにはそこがたまらないんだけど、優士に響かせるのはキビシイのでは?と思っちゃいます。あぁ~このジレンマ苦しくってめっちゃ楽しい!
もう一人の叔父?のコウの方でも何かBのLが進行していそうですが、個人的には駿人に絞って進んで欲しいなあと思います。駿人を全力で応援しながら読みたいです。

1

常識なんて なぎ払うほどの情熱で。

甥→叔父なんて、同性・近親の2大タブーと思いきや、
中学生男子の爽やかで、ピュアな情熱に心奪われておりました。
恋と家族が交錯するお話。

義姉が二人の子どもを残して出てゆき、3年。
叔父兄弟と血の繋がらない甥と姪と4人、
歪ながら穏やかに〝家族〟をやってきた、はずだった。

けれど、ある日、甥っ子の駿人が金髪に。
突然グレてしまった駿人に戸惑う優士でしたが、
「誰かに取られるくらいなら いっそ殺して 俺も死のうと思った」と告げられ―

熱烈アプローチを仕掛ける駿人とそれを突っぱねる優士の
攻防の日々が始まるのであった…チンッ☆

たぶんこの優士の対応が正しいんだと思う。
だって、相手は中学生。
大人の階段に足かけ始めたとはいえ、13歳って、やっぱり子供だよ。

それに、中学生の頃の恋なんて、ぶわっと燃え上がった
かと思えば、あっという間に冷めてしまうのがほとんど。

その恋が本気じゃないと言うつもりはないし、
むしろ、盲目なくらいの熱がこもっているのだと思う。
ただ、それが一生モノの恋になることなんて、そうそうないんですよね。

そんな命短し恋心をいい年をした大人がまともに受けちゃったりしたら、
逆にが大やけどを負ってしまいかねないわけで。

ましてや、二人は同性同士で、叔父甥(義理だけど)の関係で、
優士は大人で、駿人の親代わり。
たとえ、一瞬でも駿人の熱に浮かされたとしても、心揺らいだとしても、
優士が駿人の保護者であるうちは受け容れちゃいけないんだと思う。

でも、駿人は真剣そのもので、幼い頃から抱えてきた本気の恋心を
そんな大人の正論で片付けられたくないっていうのもわかるんですよね。

正直、最初ちょっと駿人が怖かった。
世間一般の常識も相手の気持ちもなぎ払って攻め入ってくる
そのまっすぐさが、無敵な感じがしてなんだか嫌でした。

だけど、心の中ではドキドキしたり、ぶるぶるしているのを知ると、
年相応さにホッとして、途端に可愛く見えてきました。
淡々として見えるけれど、妹の面倒もみるし、
中学生らしく拗らせているだけで、根はいい子なんですよね。

好きと伝えるのだってどれだけの勇気がいっただろう。
しかも、相手は家族。
そう考えると、子供だからとか気の迷いとか、
そんな一言で切り捨てちゃいけないだろうって思えてきてしまいます。

受け容れたら優士、大人的にアウトじゃない?
でも、子供だからって理由で退けるには本気すぎるとか、
駿人のそれは家族愛にも見えるんだよなぁ…とか、
読みながら、正論と情熱の狭間で揺れ動いてしまいました。

あと、ちょっとおませさんな菊花が癒しでした。
コウとの組み合わせ、大好きです♪

1

駿人の片思いが切な萌え〜

のっけからドキドキしますね。
グレた甥っ子が叔父に好きな人がいないとわかると、抱きついて
「ぶっ殺してやろうと思った 誰かに取られるくらいなら 俺も死のうと思った」
熱い。

で、菊花がかわいい。
秀先生読むの久々だからなんか懐かしいやらうれしいやら。

駿人もかわいいです。
優士が、ちゃかぽこちゃかぼこ と考えて、チーン「思い出せない」となるの地味にツボです。

駿人がいきなり優士にちゅうした時の菊花の顔〜ww
ちゅうよりそっちに目がいってしまった。
ちゅうの後、1人になってドキドキする駿人がいいね。
駿人からしたら子どもの頃から長年思い続けてきたことなのね。

優士は実はイケメンでモテるんでしょう。
秀先生の絵とキャラという感じで萌え萌えしますね。

コウもいいキャラだな。
日高もコウへの重い気持ちを抱えてるんだな。
こちらもこの先ドラマがありそうで楽しみ。

駿人のことで混乱する優士がおもしろい〜とおもしろがっていたら…優士のお風呂全裸を時間差で、学校で、ドキドキする駿人〜!!
その場ではしれっとしていたくせにw
叔父を翻弄する13歳、やるなぁ。

恋する少年…萌えかわゆいです。

優士のシャツや写真や思い出を隠し持っている駿人、重い、重いよ。や、尊いとも言うか。

そうか、優士はタチが悪いのか(コウ談)わかる気がする。
それはこの先、駿人は思いやられるわね。ただでさえ思春期なのにたいへん。

誕生日に家に誰もいなくて駿人が探しにいくくだり…先生らしいというか、上手いなぁと思いました(偉そうにすみません)

秀先生作品は文学的というのか(言葉が合っているかわからないレベルですみません)淡々と日常と人物の心情を描きながら、ふわふわじんわりドキドキと…まるで真綿で首を絞めるように(たとえが悪いねw)気づいた時にはやられちゃってるんですよね。それがまた心地いいというか、刺さるというか、ハマるというか。

菊花とコウのコンビもいいですね。
おまけマンガで、朝、家族みんなにお布団かけてあげる菊花、いい娘に育ちそうで。
菊花の髪の毛がどうなっているのかすごい気になるw

相変わらずのあとがきがうれしい。
お布団の中の先生の自画像が大好きです。細いお手手がかわいい。

2

交わらない恋があちこちに

6巻購入記念に読み返し+足跡残しに参りました。
金髪美少年の表紙が麗しい1巻を購入したときには、まさかここまで続くとは思っておりませんでした。

姉が子供たちを置いて家を出てから3年。
海外赴任中で両親不在。
優士を筆頭に、大学の弟・コウと甥の駿人、姪の菊花の4人暮らしの中山家。
平穏だと思っていたある日、駿人が突然金髪で現れて…。

日常の中に、それぞれの人物のさまざまな想いを描いた作品です。
おませなゆるふわ女児のキッカ。
優士を好きだと言う駿人。
両親の再婚で姉弟になった姉を好きな優士。
彼女が切れたことのないコウ。
そんなコウへの想いを隠して、親友を続ける日高。
駿人に恋するクラスメイトの美浦さん。
BLあり、思春期のモヤモヤあり、ほのぼのあり、女子BLあり。
いろいろな要素が組み合わさって創り上げられた世界は、登場人物が増えるごとに厚みを増して魅力も倍増。

どの人物も気になる。
キッカがかわいい。
駿人の恋は?
優士はどうする?
キッカがたまらん。
日高の想いは報われないまま?
美浦さんは蛹から蝶になる日が来る?
キッカに癒される。
秀先生の巧みな話芸とでも言いましょうか。
会話、モノローグ、すべてが生きた人間から発せられるものに感じられるので、説得力も増して、余計に引き込まれます。

否が応にも先が気になります。

同時収録は言わずと知れた超名作『宇田川町で待っててよ。』の番外編。
百瀬の真面目っぷりに笑えて、八代のモノローグできゅんとします。

さてさて、2巻へ参りましょう。

0

難しい家族構成 多感な少年

再婚した家族の義姉の子が主人公
タイトルの一節がこの物語の鍵。
このシリーズの心理描写、一筋縄でつかめない、複雑で解釈につかれる。
かなり暇なときに読まないと、疲れてしまう。
こんがらがった糸をほぐす作業が好きな人向け。

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タイトルの「stay gold」:
動詞「stay」は「stay in...」「stay at...」の形で「...に滞在する」の解釈。
「輝き続けろ」「**をいつまでも忘れるな」というニュアンスになります。

「**」の部分、「gold」の解釈で変わる解釈。
例・・「Nothing gold can stay.」
「gold」の解釈は(素直、正直)/(無垢)(純粋)/(汚れのない)/「青春」と、多様。
「若さは続かない」「無垢のままではいられない」という意味になると、作品の内容とマッチ。

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沼へ誘われた

作者さん買いしている秀良子さんとの出会いの一冊でした。
多分BLにハマりたての頃にAIソムリエにオススメされたんですよね。
シリーズものでしたし、ためらいはあったもののまずは試し読み。

1ページ目でもう購入を決意して、2ページ目ハイもう面白い。そのまま布団の中で1〜5巻一気読みw
それから沼へ一直線で今に至る。

久しぶりに読み返しているのですが、コミカルな導入でしたね。
駿人と優士のやりとりもこのころはほのぼの見ていられたなぁ。

甥っ子が、13歳の甥っ子が

誰かに取られるくらいなら いっそ殺して俺も死ぬ

(何故か短歌風味)と言い出した!そこから始まる訳ですよ、攻防戦が。

幼稚園児の頃から優士に対する想いを燻らせて来た駿人。
優士に対する眼差しが熱いんですよねー。
反抗期も相まって、少し乱暴で青臭い好意の伝え方や強引なキス。暴走した気持ちが止まらない感じが萌えました。

「宇田川町で待っててよ」の番外編も初読み時、本編未読でしたが問題なく読めて、本編を読んでから再読で2度美味しかったです。
そしてまた本編を読みたくなる無限ループに突入です。

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ひたすらまっすぐ

表紙の男の子、駿人くんは中学生なのですが、ご覧の通りめちゃイケメンです。そして、ヤンキーっぽい見た目でめちゃめちゃピュアです。コレ!と思ったら突っ走る系の子です。とてもかわいいです。

序盤から叔父にあたる優士にキスをかまし、好意を伝えるところから物語が進みます。もちろん、甥っ子にキスされた方はおろおろとして、ぎこちなくなってしまいますよね。そんな様子も可愛らしい。

家族だけど、まあワケあり家族です。でも出てくる子、みんながみんな本当にいいキャラしてます。

これからどんな風に発展するのか楽しみになって、絶対次巻買いたくなりますよ!!

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本当に大好きな作品

大好きで何度も読んでいる作品。1巻の雰囲気が一番好き。ダラダラ続いてほしくない反面、終わらないで欲しいとも思う。これからも楽しみにしています。

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続きが気になる

「宇田川町で待っててよ。」以来の秀良子先生作品でした。
新装版である今作に同時収録として収録されている番外編もとても良かったです。
短編も本当にお上手で、宇田川町〜を読み返したくなりました。

こちらの作品、作品の存在は知っていたというのに、なぜかまだ読んでいなかった作品のひとつで、5巻発売を機に1巻からゆっくり読んでみようかなと購入。
結果、ゆっくりなんて読めませんでした。
いやいや…なんでこんなに面白い作品を読んでいなかったの?というくらい面白かった!


叔父とその義弟の若い叔父、叔父とは血の繋がりがない思春期の甥、小さな姪、長期間家に居ない母親など、血の繋がりがあったりなかったり、一見するとかなり複雑な家庭環境の中山一家。
視点もころころと変わりますし、適切な表現が思い浮かばないのですが、色んなことがとてもごちゃごちゃとしています。
けれど読みやすいのが物凄く不思議。
これだけの設定と登場人物をそれぞれ魅力的に描く秀先生の力量に改めて驚いてしまいました。

1巻は、中学生の駿人が叔父の優士に恋愛感情を抱いている事が判明して…という流れなのですが、視点が頻繁に変わる事によって1冊の中でも見え方が違って来るのが本当に面白い!
優士視点で読めば、姉への複雑な感情と中学生の甥から突然寄せられた、家族愛ではなく恋愛感情からの好意への戸惑いでぐるぐるとしますし、駿人目線で読めば一途さと健気さと真っ直ぐさに甘酸っぱい気持ちになります。
優士が駿人の部屋で見つけた宝物入れの中身にアァ〜〜…っとなりました…
もう、どちらが受けだ攻めだなんていうものは関係なく、2人の関係が今後どう変化していくのかを見届けたい。
そして、合間に入るコウと日高のエピソードもずるいんですよ…
とにかくモテまくり、彼女がどんどん変わるコウに長年片想いをしている日高に胸がギュッとなりました。
一生自分は友達で良いと思っていたのに、思わぬコウの発言に、脈ありなのか?!と悶々とする日高…む、報われて欲しい…!
この2人の今後もものすご〜く気になる…!

それぞれのキャラクターの心情や関係性とともに、賑やかな中山家の日常が描かれているのも楽しい。
菊花ちゃんとコウの組み合わせがとっても可愛い!
駿人に密かに想いを寄せる同級生の女の子の描き方もお見事。

まだ起承転結でいう起の部分である1巻。
このボリュームでまだ1巻な事に驚きです。
本当に?続きがまだ読めるのね?と、今から続きが読める事に喜びを感じています。
これからゆっくりと進んでいくであろう彼らの姿を想像しつつ、早速2巻を読みたいと思います!

0

5巻は明日までお預け

5巻が優駿メインとの事で復習目的で久しぶりに1巻読みました。電子のgâteau版。個人的にこの時期の絵柄好きです。新装版より表紙の駿人が少年っぽい繊細な感じ。こちらの色使いも好きだ!

優駿の関係性メインにサラサラっと読み返すつもりが、面白すぎて読みふけってしまった…秀良子さん天才…

やはり1巻は甥の駿人から告白されて気の迷いだとかなんとか言ってどうにか無い事に持って行こうとしていた優士が駿人の本気に気付くシーンが好き。
ここは(誕生日の回)駿人の年齢相応な子供らしい所と、年の割に大人にならざるを得なかった切なさの両方描かれていて好きな回。ウルっときます。

…この時点では私優士攻め一択だったなぁ笑 とにかく優士がガンガン攻める所が見たかった。でも今はどちらでもいいです笑

1

長期戦

持っているのは旧版です。ちるちるに新版でのレビューを促されたのでこちらに。

俗物的な萌ではなく、長期戦を狙ってる!今読むと日高のくだりなんか泣くしかない。駿人も長期戦。

まだ、これから何かが始まるぞ…という予感を描いている1巻です。この緩やかな始まり方が許されるのは実績と信頼のある作家さんだけだと私は思っている。そして今は萌評価だけれど、いずれ神になる作品だと確信を持っていた…のが初めて読んだ時の感想です。そんなわけで萌2にしました。

実際今は4巻まで既読ですが、素晴らしい作品です。秀良子先生がもともと大好きですし。中学生という年齢にちょっと及び腰になってたこともあり、この後はどんどん深みに嵌っていきます。

1

かなり複雑な家庭だけど雰囲気は柔らかい

 思春期と反抗期を同時に抱えたような中学生・駿人の恋の相手は、叔父にあたる優士。基本的に優士目線で描かれていましたが、私はどちらかというと駿人側に感情移入しながら読んでいました。優士が好きだけど、鈍感だしデリカシーがないし自分のことを何にも分かってくれてなくて、ムカつく。相反する気持ちに苛々させられつつも、時々優士にキスを仕掛ける駿人。その気持ち分かるなぁと共感したり、甘酸っぱいなぁと可愛らしく思ったり、楽しんで読める作品でした。

 メインの甥っ子と叔父の関係も気になりますが、それ以上に私の気を引いたのは優士の弟・コウと彼に片想いしている日高の関係です。駿人の恋にも寛容で、皆好きなように生きればいいじゃないというスタンスのコウ。でも彼自身に向く同性からのベクトルにはさすがに気付かず。この大らかな青年が、友人の想いに気付くのか、2人の関係性に進展はあるのかも楽しみです。

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金髪美少年の純愛片想い最高です

存在は知ってたけど某所で1話無料だったので読んでみたらどハマリ!!1話無料は偉大。
今まで読まなかった事後悔。
しかもこれ最初中学生くんの方が受けと思い込んでたけどもしかして少年攻め?!何それ最高では?まだそこはっきりしないっぽいしそもそもこの少年と叔父さんくっつくの?くっついてね??少年攻めだったらいいな〜!(願望)
もーー主人公の中学生くんの一途な純愛が可愛いよ!叔父さんが羨ましい。戸惑う優しい叔父さんも可愛い(笑)。
最高ですとにかく最高!!秀良子さん天才では?
金髪美少年の一途な片想いが見たい人絶対オススメ!!
まだ完結してないけどこの先絶対追ってく作品の一つになりました!

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せめて左右が逆ならなあ

旧版をかなり前に読んだのに記憶になくて新装版を買ってしまい、読んでる途中も内容を思い出せなかった。日常系の話だと印象に残らないのかこういうミスを犯しがち。

叔父と甥っ子は好きな設定なはずなのだけど、叔父視点のエピソードが多いからか、つい保護者目線になってしまい、中学生男子に萌えるのが申し訳なくなってくる。
でもって最後まで読むと、甥っ子が攻めっぽいオーラを出していてそこも自分の嗜好とずれていた。

絵のタッチは好きだし、モノローグは印象的で、所々キュンとくるエピソードもあるだけに、乗りきれないのがどこか残念な気持ち。

3

受け攻めを逆に読んでしまったので混乱

このマンガ家さんを読むのは初めて。
試し読みで興味を持って。
ただ、あまりにも絵が雑で、画面がまっしろで、ちょっと・・・・・と思いましたが、あちこちに、いい表情があったりして、それなりに楽しく読みましたが、これって襲い受けではなくて、年下攻めなんですか? 年の差とは思いましたが、受け攻めを逆に読んでしまったので混乱。
同時収録の短編は、まったく知らない話なので乗り切れず。
続きを読みたいとは思えませんでした。

2

控えめに言って神作

甥っ子(攻め?)と叔父(受け?)のストーリーです。※叔父と甥といっても血のつながりはありません

控えめに言って神作ですwww
もともと何の理由もなく読まず嫌いしていた自分を殴りたい。

まず駿人がかっこよすぎる。叔父に告白するなんてすごい度胸だなと思うし優しいし性格いいんすよwwwでも、実は負けず嫌いだったりとかすっごい照れたりとか可愛いしあー好き。
あとこの作者さんの絵柄が好きです!手書きっぽい感じが読みやすいしキャラみんなイケメンですwww

また、この作品はメインCP以外にも様々なキャラクターが登場するのですが全員好きwww
特に駿人の異父兄妹である菊花ちゃんめっちゃいいwwwwあの子がいるからこそこの作品が成り立ってるところもあると思います。

駿人と菊花の母で優士の義姉である弥生も自由奔放なところが好きです。もともと弥生は優士が思いを寄せていた(いる?)相手なので腐女子としてはCPの幸せを邪魔するうざい存在でもあるのかなとおもうのですが、憎めない。かっこええ。

あと、駿人に思いを寄せているクラスメイトの女の子もいるのですが、その子も憎めない。本当に好きなんだなと思うし、駿人をちゃんと見てる。

とにかくみんなすこ

1

好きな絵柄ではないけれどストーリーに惹かれて

一緒に住む甥っ子がある日髪を金髪に染めてきてから、自分の事を好きだと言われ、駿人の感情は恋愛感情なのか、自分を大事にしてくれる叔父への感情を誤解してるんじゃないかと思い戸惑う優士の気持ちが凄くわかる。
ましてやずっと好きだった姉の子じゃあ戸惑って当然だと。
優士が姉を好きだってこと周りにバレてるのかな、駿人はそう言ってたけど。
その辺はよくわからないです。
駿人の学校での様子を一人の女子生徒の目線で語ってみたり、優士の弟のコウの日常を描いてみたり、話に厚みがあって何度も読み返してしまいます。
二人を見守るコウと駿人の妹の菊花がいい味出してます。

1

しみじみ「好きだなぁ…」と唸ってしまう

秀良子先生といえば『宇田川町で待っててよ。』が私の中で至高の存在として輝き続けているのですが、この作品もとても素晴らしかった…なんだろう、決して派手じゃないのに輝くこの魅力は。
秀先生の描く思春期の少年には、ほっとするのに食べたことのない隠し味が効いている和食のような、不思議な味わいがある。
あー、しみじみと、好きだなぁ。

いろいろなバージョンがあるようですが、新装版を購入したのでこちらに。

血の繋がりのない姉が置いて行った甥と姪。
ひとつ屋根の下に暮らす血の繋がりのない叔父と甥の物語。
まだ1巻しか読んでいないので、とりあえず主な人物が出揃い、関係性や性格がわかったところなのかな?と思います。

叔父の優士に長年の想いを告白した駿人。
2人の関係を中心に、家族の日常も描かれ、ほのぼのと楽しい。
優士の弟・コウに片想いしてる友人の日高くんのエピソードも大変に気になる〜!

あー、うまい。本当に好き。
続巻が楽しみすぎるー。

特別収録
『宇田川町で待っててよ。』番外編 八代智哉には悩みがある。

18Pほどの短いエピソードなんだけど、やはり光ってる。
語り口のうまさ。うーん…天才だわ〜…
こちらが収録されてるのも購入の決め手になったのですが、やはり大正解でした!

4

男の子がみんな素敵。

秀良子先生の作品はどれも好きなのですが、これは成長していく好きを見守れる作品です。年を追うごとにグイグイかっこよくなっていく様子がもうたまらんですね。
何度でも読み返せます。レビュー書いたらまた読みなおそうと思います!!

5

「宇田川町で待っててよ。」の番外編狙いのはずが…。

表題作のほうは13歳という文字が目に飛び込んで以来、自分には向いていないだろう…と思っていたのでずっと手を出していなかったのですが、「宇田川町で待っててよ。」の番外編【八代智哉には悩みがある。】の18Pがどうしても読みたくて、入手しました。
ということで、「宇田川町で待っててよ。」の番外編【八代智哉には悩みがある。】のレビューから先に。

本編で「組み敷かれてあえぐあっち側に」なりたい願望に気づいた八代。
しかし一切手を出してこない百瀬に悶々やきもき…。
そしてついに…!ところが初挿入は痛くて、過去抱いた女は適当に突っ込んでもたいてい気持ち良さそうだったのに、どうして…?というところで、自分は女とは違うのだということを思い出した八代。
百瀬が大事に扱ってくれるからそういったことも忘れていたという八代と、痛がる八代を軽々とお姫様だっこしてトイレへ運んであげる百瀬。

いやー良かった。宇田川町〜を読んで感じた八代には百瀬が、百瀬には八代しかいないといった特別感を相変わらず感じることができたし、百瀬不器用だし童貞感まるだしなんだけど、八代を大事に大事に…って思う気持ちが伝わってきて萌えたー。
たかが18P、されど18P。これだけでSTAYGOLD買う価値はあった、表題作は読んでないけど…と満足。
そして、せっかくなので表題作も読んでみました。

正直題材としては、叔父にずっと秘めたる思いを抱いていた13歳の甥っ子がある日堰を切ったかのようにその思いをキスという形で表す、という、やはり年齢的な点からうーむ…と腰が引けてしまうものではあるのですが、色々な登場人物、時にはクラスの女子視点なども描くことによって浮かび上がってくる二人の関係とか心情とか立ち位置の描きかたがやっぱりお見事だなぁと思いました。
叔父と甥っ子という近親関係については叔父が甥っ子の赤ん坊だった頃オムツを替えた時のことを思い出す描写があって、血の繋がっていない甥だけど血云々ではなくそういう対象ではないということが感覚的に伝わってきました。
そして叔父は、血の繋がっていない姉(甥っ子の母)に長年思いを寄せていて、甥っ子は世界中で誰よりも疎んでいた存在…ってうわぁ!
でも叔父甥っ子の関係だけではなく、叔父の弟に恋する同級生なども登場してその行き先が気になる。

宇田川町〜は神、表題作も題材は好みの範囲外だけど続きが気になるし面白いと思ったので、総合して萌萌です。
そして、結局STAYGOLDも続きが気になるので2巻買いました。

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『STAYGOLD 新装版1』

駿人のどこか泣き出しそうな表情が印象的だった旧装版表紙に対し、こちらは色っぽくも見える気がします。でも本の中の彼はちゃんと等身大の中学生で、その部分の描かれ方に私は引きつけられました。彼の恋を見守りたいけれど、成長して今後見た目が変化していっても、きっとそのままの君でいてねと願ってしまう。ひとつ屋根の下「血は繋がっていたりいなかったりする」という4人ひとりひとりに、よい加減のスポットが当たっています。複雑であっても"家族"としてのつながりや、登場人物そのものを、そして彼らのこの恋やあの恋のゆくえをじっくり追っていきたいお話の第1巻。ほのぼのとしていますがタイトルだけで泣けてくる作品でもあります。

さて新装版には、特別収録として下記タイトルも載っています。

■『宇田川町で待っててよ。』番外編 八代智哉には悩みがある。
(初出:『onBLUE vol.18』)
 
雑誌掲載時には今後こちらはコミックスなどに収録されないのかなという印象でしたが、よかった!『宇田川』を読まれた方にはぜひ読んでいただきたい特別番外編です。どうせならバッグの中身も載せてほしかった…単なるワガママですが。メインはこのふたりじゃないですもんね。


メモ「装丁:小林満(GENI A LÒIDE)」
『宇田川町で待っててよ。』や『年々彩々』の装丁もこの方が手がけていらっしゃいます。表紙・背表紙のタイトルロゴはゴールドの箔押し加工。そういえば新装版を手に持ったとき旧版よりかなり分厚く感じました。『宇田川』の番外編(18頁)を除いてもまだ厚い気がする、これはきっと紙質のせいですね。

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『宇田川町で待っててよ。』の番外編、あります。

2巻の発売を楽しみに待っていたら、2巻と同時に出版社を変えて新装版として出版された『STAY GOLD』の1巻。1巻はすでに購入済みだったので、新装版も買おうかどうしようか悩みましたが本屋さんで表紙を見たら駿人のイケメン具合にKOされてお買い上げ。

内容は旧版とほぼ同じなのでさっくりと。




両親の再婚同士で義兄弟になった優士と、コウとコウのお姉ちゃん。
コウのお姉ちゃんは奔放な人で、子どもを産んでそのままいなくなっちゃって。
お姉ちゃんの産んだ駿人と菊花は優士たちの両親が世話をしていたけれど海外に行くことになり、そのまま優士が、コウ、駿人、菊花の面倒を見る形で4人で住んでいる中山家の面々。

複雑な家庭環境ながらも順調に生活してきた彼らですが、駿人が優士に恋心を告げたことで彼らの生活は今までと一変し…。

というお話。

秀さんらしい複雑な心理描写や細やかな表情の描き方は勿論健在で、性格の異なる彼らの生活が見事に描かれています。

優士のお姉ちゃんに対する恋心。
駿人の、中学生らしい猪突猛進さと、優士に対するまっすぐな想い。
コウと菊花の、自由奔放な性格。

とにかく面白い。そして、彼らの恋心に萌え。


新装版という事で旧版にプラスして描き下ろしが。

見開き2P分の『STAY GOLD』の面々のイラストと、『宇田川町で待っててよ。』のその後を描いた番外編が。『宇田川町で~』の番外編、18Pもあるんですよ~。もうこれだけで新装版を買った価値がありました。

内容をざっくりと。






八代智哉には悩みがある。

という八代くん視点での気持ちから始まります。

あれ以降、一向に自分に手を出してこない百瀬くん。
もしかしたら、男同士でのあれやこれやを知らないんじゃないか。
そもそも、「男同士」という事に怖気づいたんじゃないだろうか。

「家に親がいないから」と誘った日、普段よりもおどおどしている百瀬くんの態度に不安になる八代くんなのですが…。

お互いいろいろしてみたいのに(まあ、お年頃だしね)、相手がOKしてくれるのか不安で手が出せない、という可愛らしいお話でした。

彼らの「初めて」は痛くてうまくいかなかった模様ですが、そもそも身体がそういう造りになっていないわけで。

百瀬くんがあまりに大切にしてくれるから、そういう事すら忘れていた八代くん。
八代くんのことが大好きで、とても大切で。だから八代くんの体も心も大切にしてあげたい百瀬くん。

何なの、この可愛らしいCPは…!
萌えすぎてどうしてくれようかと思ってしまった。

旧版持ってるしなあ、と購入をためらっている腐姐さま方にも、ぜひ読んでいただきたい、可愛らしい描き下ろしでした。



旧版と新装版の違いについてですが。

・旧版の一番最初にあるカラーの扉絵→新装版には無し。
・全てのページをチェックしたわけではありませんが、加筆・修正はないと思います。
・『STAYGOLD line drawings』とタイトルの付いたSTAY GOLDの登場人物たちのイラストが見開き2P。
・『宇田川町で待っててよ。』の番外編ですよ、という秀さんの説明と『宇田川町で~』のざっくりとしたあらすじが1P。
・18P分の『宇田川町で~』の番外編。

です。

紙質が旧版とちょっと違うのも、違いといえば違いかなと思います。


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