ワンルームエンジェル

one room angel

ワンルームエンジェル
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神801
  • 萌×274
  • 萌52
  • 中立37
  • しゅみじゃない36

99

レビュー数
132
得点
4494
評価数
1000
平均
4.6 / 5
神率
80.1%
著者
はらだ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784396784751

あらすじ

趣味なし、友人なし、恋人なし。
生きる価値、なし。


惰性で毎日を送っていたコンビニ店員の幸紀(30代)は、
うっかりチンピラに刺され瀕死になった折、
遠のく意識のなかで、真っ白い羽の美しい「天使」を見たーーー。

お迎えかと思いきや、その後すっかり完治して
帰宅してみると、そこにはあの時の天使が…。

天使のふてぶてしい態度に戸惑いつつ、
記憶もなく、飛べないというのを不憫に思い、
天使をしばらく家に置くことに。

突然はじまった奇妙な同棲生活だったが
天使との日々は、死んだように生きていた幸紀の心に
ある感情を芽吹かせてーー。

あなたは、この関係をなんと名付けますか?

デビューまもなく、自身が執筆した短編
「止まり木」をセルフリメイクした意欲作!

表題作ワンルームエンジェル

幸紀,コンビニバイトの夜勤
天使

その他の収録作品

  • #1「であい」
  • #2「ふたり」
  • #3「てんし」
  • #4「こうき」
  • #5「なみだ」
  • #6「きおく」
  • #7「 」
  • #8 描き下ろし「 」

レビュー投稿数132

ずっと考えています。

最近レビューは全然していないのですが、この作品はどうしてもレビューしたくなりました。なぜなら、なるべく沢山の人にネタバレなしで読んで欲しいからです。ネタバレなしで読めば、きっともう一度読み返したくなります。そして、初めとはまた違ったあたたかい気持ちになれる。こんな感情は何度感じてもとても素敵なものだと思うのです。

私はいつもはあらすじ程度は頭に入れて作品を読むことが多いのですが、この作品は「止まり木」のセルフリメイクだと言う情報だけで読みました。当時の「止まり木」のレビューには【天使がなんか適当(キャラデザが)だけど好きだ】と書いていました。その時のイメージでシュールでコミカルなストーリーなのだと想像していたので、深い深い愛のお話にとても複雑な涙が流れて、上手くは書けませんがひとりでも多くの人が読んでくれますようにと願ってこのレビューを書いています。
ネタバレしないでレビューを書くのはとても難しく、とにかく読んでとしか言えません。心の中がこの作品でいっぱいです。そして帯に書かれた「あなたは、この関係をなんと名付けますか?」という問いかけの答えを、ずっとずっと考えています。

*追記 表紙カバーをめくるのは読後に‼︎
*書いているレビューがない様なので念のために追記を……。

最後のページのQRコードは鍵付きですが、ストーリーの中に回答があるので簡単にログイン出来ます。素敵なものが見られますので見逃しませんように‼︎

53

読んだことを後悔するほどに泣いた

はらだ先生の紡ぐ物語は、何故こんなにも心を抉ってくるんだろう。
痛々しく毒々しく、そして優しくも抉ってくる。
少しずつ噛み締めながら読み、元々遅読なこともあり、読了までに4日もかかりました。

テレビもネットもない六畳一間に住む、友人なし恋人なし、人生に希望もない30男と、そんな男の前に舞い降りた記憶のない天使。
コワモテ30男と黒髪の美少年天使。
汚いアパートで繰り広げられる2人の物語には、決して綺麗な物資なんて存在しないのに、こんなにも美しい物語だと感じるのは何故だろう。

ミステリーやサスペンスの要素がある作品です。ネタバレなしで読んだ方がより深く作品世界に入っていけると思いますので、今回は感想を中心に書かせていただきます。

—記憶のない天使—とは何者なのか。

その真相に少しずつ迫りながら、2人が自分と向き合っていく物語。
天使の正体については伏せますが、このエピソードが本当につらくて、やるせなくて。

なんかもう、言葉にならないです。
優しさとか切なさとか悲しさとか、痛さとか、汚さとか、暴力とか、笑いやユーモアさえも、とにかくいろんなものが怖いほどに詰まっているんですよ。
これほどごちゃ混ぜにいろんなものが詰まっているのに、何も喧嘩せずに、いや喧嘩しても、ひたすら美しく感じるって何…

はらだ先生はそういうのがとてもうまい作家様ですが、作家愛抜きにして冷静に見ても、これが描けるってやはり尋常じゃない。

BLと見るにはどうかな?という部分はあるけど、恋愛やエロだけじゃない、深い繋がりがそこにあって、たまらなく心震えました。

もくじを見ると、最終話と描き下ろしにはタイトルが入っていません。
そして、ラストまで読んで初めてタイトルがわかる仕組みになっています。

もう泣けて仕方ないです。
正直に言うと、読み終えた瞬間、読んだことを後悔しました。
読まなければこんな感情知らずに済んだのにって。
でも長く続く余韻と、脳裏に焼き付く天使の笑顔に「あぁ。やっぱり読んでよかったな」「読まなきゃこの愛しさを感じることは出来なかったな」と、今ではこの出会いに感謝しかありません。

ぜひたくさんの方に読んでいただきたい作品です。

35

♯今年度No. 1かも…

素晴らしい作品です!
はらだ先生の振り幅の大きさを感じます。

今までのはらだ先生の作品は、どちらかというと痛かったりダークな作品が多かったと思いますが、このワンルームエンジェルは最後まで優しさにあふれています。

BLかというとそうではないかもしれませんが、愛はあると思います。

ある日、バイト中にチンピラに刺されて死にかける幸紀。
奇跡的に生き延びて帰宅すると、そこには死に際にみた天使が…。
天使は、幸紀が刺された事件を調べるうちに自分が何者であったかを知る。
自分の暗い過去を知っても実感がわかず、むしろ幸紀の側にいる方があたたかくしっくりくるような気持ちになると告げる天使。
そんな天使の言葉に、幸紀は嬉しさと愛しさを感じるけれど…。

ほのぼのの中にシリアスがあり、切なくもあります。
ラストの天使の顔、思い出すだけで泣けます。

非常に美しい作品です。
先生のこのような作風、もっと読んでみたいです。
メリバやバッドエンドで終わらせず、最後まで救いのあるラストでとても感動しました。

24

きっと誰もが誰かの大切なひと

あー…しんどい……。
優しいお話ではあるんですけど経緯というか、
なんだかもう感情が揺さぶられてしんどいです。
やっぱり生きていく事って簡単じゃないし
何に希望を持てるかもわからない状態じゃ毎日がただ長くて
先の見え無さに不安しか感じないことでしょう。
お金がなければ気持ちももちろん荒むでしょうし。
不幸続きといってもいい幸紀の前に現れた天使の正体と真実に驚き、
二人とも決して悪くないのにどうしてこんな目に遭わなければならないのか…。
でもそういう二人だから引き会わせられたのかもしれないんですよね。
初めて見せた天志の笑顔の可愛らしいことったら!!
あの頃確かに二人は支え合って心を通わせていた
楽しかった天志との日々を胸にまた会える日まで暮らす幸紀を思うと
やりきれなくもなりますが
「人生は悪くない」と言える強さにまた涙が出ます。
いえ、天志が幸紀をそうさせたのでしょう。
そして描き下ろしでまた泣かせられて視界が滲む滲む。

孤独だと思っていても気にかけてくれる人や家族がいて
見えない愛だってあるんですよね。
ヘビーでシリアスなお話に独特なユニークさも織り交ぜて
こんなに泣かせてくれるなんてやっぱり素晴らしい漫画家さんです。

19

言いたいことをダラダラと言うだけですが

まずエロがない事に驚きました。エロがないBLをまさかはらださんが描くとは。短編の方も読みましたがその時にはエロありだったので今回もてっきりあると思ってました。
でも話の流れ的にそこまでホモホモしいわけでもなくどんな流れでエロシーンに突入するんだ!?この流れでエロシーン!?とかなりハラハラしながら読んでいたのでハラハラ損しました。個人的にはエロがなくてホッとしました。短編の方だとエロに違和感は感じなかったんですけどね。

BLというよりかは人間愛な感じというか天使がたまたま男だったってだけでは…といった感じであまり性別は関係ない気がするので個人的にはBLはあんまりしっくりこないような…?まあ人間愛でも男同士であればBLか…そもそも恋愛的な意味でこの2人は愛し合っていたんですかね?#7以降のページは主人公がやけにデレデレしてたのでこれが恋愛要素でしょうか…めちゃくちゃ眠くてぼやぼやした中で読んだので後でもっと読み込もうと思います。

結果としては好きです、こういう切ない系の作品。それにエロがないBLって不完全燃焼感があったりしますがこれはストーリーが濃密でかなり満足感があり、かつ最後まで飽きずに読めました。さすがはらださん。やっぱりはらだ作品が私は大好きだなぁ…はらださんであれば何でも好きだなぁ…と思いました。実は商業BLあんまり読まない私ですがはらださんの作品はどれも大大大好きなので唯一追いかけてます。これからもはらださんを追いかけ続けようと思います。めちゃくちゃ眠い中感情を抑えきれずに入力してるので日本語がおかしかったらすいません。

19

流れ込んで来るこの感情に、名前を付けるとするならば。

はらだ先生の作品は、とりあえず読むことにしているので。
せっかちな私は これが「変愛」に収録されている「止まり木」のセルフリメイク云々の説明を読まずに手に取った。けれど、表紙を見て出オチ感はあった。これ、絶対ヤバいヤツじゃん。
「止まり木」じゃん。あの短編で涙した私は、神経質になる。
今日はもう何もする事が無いな、と準備してから集中する事になる。
後で他の方のレビューを読ませて頂いたら、「やる事を終わらせてから読むこと。」とあったので、
やっぱりね、と思う。

全て読み終えてから、「止まり木」を再読したら、主人公の名前やシチュエーションは、符号はするものの。「if」。別の物語になっていた。はらだ先生は、アレを描いている最中に、別の事を考えていたんだろうか。

なので、「止まり木」とは、絵柄の違う「天使」、どう見ても子供。が、幸紀とエッチするんだろうか? と、少し心配もしてしまう。結果的には濡れ場は無く、ああ良かった。と胸を撫で下ろす。
エッチなシーンが無いから、もしくはそういう意味の「好き」が無いならば、BLかどうかは別の論議になってしまうけれども。確かにそこには愛情はあって。
BL的な何かは、ここではもぅ、別にどうでもいいとさえ思えてくるのだ。
強いて言うなら、彼が「天使」になるキッカケの事件がそれを匂わせていると思う。

バイト先のコンビニの路地裏で、刺された幸紀に舞い降りた「天使」が実は…。
ハゲ店長の台詞、路地裏に来ていた女の子、やつれたサラリーマン風の客。この時は何も気付いていなかった私たちに「あっ‼︎」と言わせる見事な回収。そのストーリーテリングに息をのむ。
そして、無垢そうに見えた「天使」の現世での事件のやるせなさ。幸紀の過去。

終盤に差し掛かって、予想はしていたけれども。やはりぼろぼろと泣かされてしまいました。号泣。
けれど、流れ込んで来るこの感情は、どういうわけか、心を軽くしてくれる。
帯にあるとおり、「優しい」気持ちにしてくれる。
流した涙は、たぶんきっと。心を浄化してくれる。
私たちは 自分の生きる価値をまた、見出していけるのだ。
「BLの臨界点」とはよく言ったもので。このコピーをひねり出した人にも拍手を送りたい。
これは、心の臨界点。人の生と死を司る、愛情の臨界点の物語。

16

迷える人達へ届け。「自分に価値を見出すのは自分」「人生は開き直り」

5年ほど前(30代後半)の自分がまさにこの主人公と同じ思考の渦中にいたなぁと思いながら読みました。
5年経った現在の私は、天使が主人公に言ったような言葉たちを頭の中で唱えながら生きています。

まだ10代・20代の若者が大半であろうはらださんの読者層を考えると、今こういうお話を描かれたことはきっとはらださんが思っている以上に意味と価値のある種まきになっているはず。5年後、10年後により効いてくるんじゃないかな。
そして今まさに渦中にいる人達には「この天使が言っていることは一番簡単な解決策だよ」って、この作品に便乗して私からも力強く伝えたい。
「自分に価値を見出すのは自分」
「人生は開き直り」
天使本人に言ってあげたかった言葉でもあるかな。
このふたつの言葉がなるべくたくさんの迷える人達に届くといいなと思います。
──When one door shuts another opens.
訳すと「捨てる神あれば拾う神あり。」ということわざに変換されるようですが、本作を読んだ後だとちょっと気に入りませんね。神に拾われるのを待つ必要もないですよ。
開くドアを自分で見つけながら進んでいきましょ。

本作のリメイク元になっている「止まり木」って、初期のはらださんの作品の中では異色な系統ながらも地味に強く印象に残る短編でした。
『ネガ』が出た時、私の中でのはらださんの見方が【奇抜な作家】から【異才の表現者】に変わり、その後『にいちゃん』と『やたもも』の2・3巻を読み、はらださんがどういう作家さんかちょっとずつ分かってきた頃に始まったのがこの「ワンルームエンジェル」でした。
その時に改めて「止まり木」を読み返したのですが、初読時よりももっとストレートに刺さってくる作品に変わっていることに気づいて、こんな感想を1話目が載ったonBLUE vol.31に残していました。
“onBLUEで今のはらださんがリメイク。これは期待しないわけにはいきません!掲載誌のレーベルカラー的にもカタルシスたっぷりのモノを読ませてもらえるんじゃないかなと楽しみです。”
完結した本作がくれたカタルシスは期待以上でした!
はらださんの5年の進化と深化をうかがえます。


天使が主人公に最後にする質問の答えが書かれないのは、読んだ各々がその次の天使のセリフとちゃんと繋がるような自分なりの答えをここに入れられる人生を歩んでいけますように、というはらださんからのメッセージかな?と勝手に解釈しています。
(まだ読めてないけど、電子版に付く「秘密のセリフ」ってもしかしてここの答えだったりするのかな?)

「俺みたいのが生きてて価値がありそうに見えるか?」
「さあ?価値を見出すのは貴方じゃないですか」
主人公と天使の会話に何か感じるものがあるなら、ぜひ読んでみてください。


最後に、帯の質問への私なりの回答を。
「私はこの関係にあえて名前を付けたくない」です。

※紙本カバー下に仕掛けあり。


《2019.4.11追記》
電子版購入しました。
「秘密のセリフ」はやっぱりあのシーンの幸紀のセリフが入ったネーム(7ページ分)でした!
これは十分買う価値あると思います!!
きっとこんなことを言ってるんだろうなと想像してても、実際の答えを知れると違うね。
あぁ、なんて微笑ましくて心安らぐラストシーンなんだろう。。これ読んでまたじわりと涙が出ました。

【電子】シーモア版:修正ー、カバー下×、裏表紙×、電子特典(秘密のセリフ入りネーム7p)付き

16

出会えて良かった

BLを読んでいると「BLの棚に並んでいるためにこの作品を手に取らない人が沢山いるんだろうな」と、惜しくなるような作品に稀に出会ってしまいます。
それでも、そんな作品に自分が出会えたこと自体が、とても幸せなことなんだとも思うのです。

この作品は、冴えない日常を送る主人公(30代男、元半グレの末端)と、瀕死の重傷を負った主人公の前に現れた記憶喪失の天使(見た目は中学生くらいの少年、淡々としててふてぶてしい)の、ワンルームアパートでの共同生活を描いています。

お話が進むにつれて、主人公と天使それぞれの重たい過去が明らかになっていきますが、天使とは一体何者なのか?がこの作品の肝かと思います。
その答えに至るまでの伏線の張り方も見事なので、是非ネタバレ無しで読んでほしいです。

片方が人外という時点で、読む前から結末にある種の覚悟をしてしまうのですが、この2人に関しては、ハッピーエンドかどうかとかではなく、出会えたことそのものが幸せなんだ、と思いました。

正直なところ、はらだ先生の作品は絵柄やエロ描写が濃いイメージがあって敬遠していたのですが、この作品はそういう描写も無く2人の関係性はどこまでもピュアです。しかし、2人の距離感や互いを必要とする様子に十分BL的萌えを感じられました。

現実の社会に照らして非常に考えさせられる部分もあり、おそらくBL作品としてよりも、単純に漫画作品としての方が評価されそうです。もしかしたら「このマンガがすごい!」辺りにランクインしてくる可能性も?
できるなら、普段BLを読まない人にも読んでもらいたい作品です。

15

最も優しくて、悲しくて、でも優しい

言葉がうまく出てきません。
何となくずっと後回しにしてきたこちら。

読み始めは、幸紀の夢も希望もない状況と、作画からも漂う淀んだ雰囲気が息苦しくて、読み進めるのが大変でした。
それが一転したのは、天使が現れた瞬間からです。
掃き溜めに鶴とはこのことかと。
尋常ではない可愛さでした。

弟への負い目、母に感じる申し訳なさ、不甲斐ない自分に人生に目的を見出せず、30を過ぎても仕事すら見つけることができない状態だった幸紀が天使と出会って、天使のために行動し始める。
天使が失った記憶を辿って、天使を喜ばせるためにいろいろな場所へ行って、天使を養うために仕事を見つけて、天使のために前へ進む。
ひとはどんなにどん底にいても、誰かのためにまた立ち上がることができるんですね。
そこに大きな愛を感じました。

天使の過去も、幸紀の若気の至りも、悲しい。
だけど1人じゃないなら、また生きていける。
そう思った瞬間の出来事が寂しすぎて。
泣けます。
読んでいるわたしの心にまでぽっかり穴が空いたような気持ちになって、やりきれないけれど、そこまで入り込めたからこそ、描き下ろしの存在が余計に大きく感じられました。

レビューを書くといつも、余計な分析や解釈を並べ立てて、ものすごく長くなってしまうのですが、この作品にはそういうものはいらないですね。
読んで、感じる。
それで十分だと思いました。

12

最も優しい物語。

今までレビューはしたことが無いのですがたくさんの人に読んで欲しいくらい素晴らしかったのでこのレビューを見て買おうと思ってくれる人がいたらなという思いで書かせていただきます。

ワンルームエンジェルの元となったのは「変愛」の中の作品の一つである「止まり木」です。このお話が大好きだったのでセルフリメイクされると聞いて本当に嬉しかったな〜「止まり木」ではえっちしーんがあったのですが本作ではそういう描写は一切無いです。色々なところに伏線がありものすごく考えて描いてくださって感動です…「よるとあさの歌」や「やたもも」を読んでいるとおっ?となる場面があります。

ネタバレ無しで読んでいただきたいので詳しい感想は控えますが帯にも書いてある通りはらだ先生史上最も優しい物語です。ページ数も多く読み応えがあります。BLという枠におさまらない作品じゃないかなと思います。人間の、愛の優しさのお話でした。ぜひ読んで2人の不思議であたたかくて、泣いてしまうような関係を見届けてください。

はらだ先生の作品読んだことない人もBL初心者の人も楽しんで読める作品なのではと思います♡

10

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