BARBARITIES Ⅰ

BARBARITIES Ⅰ

BARBARITIES Ⅰ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神207
  • 萌×288
  • 萌34
  • 中立11
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
41
得点
1500
評価数
343
平均
4.4 / 5
神率
60.3%
著者
鈴木ツタ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
シリーズ
BARBARITIES
発売日
電子発売日
価格
¥713(税抜)  
ISBN
9784799725726

あらすじ

昔々の遠いどこかの異国。
国の宝である司法卿に届いた脅迫状への対応策として、アダム子爵が警護に任命された。
だがこの子爵、老若男女の全てを虜にしてしまうようなとんでもない色男。
その色男が司法卿の甥である超堅物のジョエルに本気の恋をしたから大変なことに…!?

真逆な二人のハラハラする恋の駆け引きを中心に、他国の次期国王と従者達の気になる面々を携えて、話題の異国ロマンが遂に登場。
大幅加筆&ショート描き下ろし付き!!

表題作BARBARITIES Ⅰ

司法卿の警護,色男
司法卿の甥,仕事一筋の超堅物

同時収録作品BARBARITIES Ⅰ

受の従者
タンセ次期国王

その他の収録作品

  • and more(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)

レビュー投稿数41

始まりのバーバリティース

ワクワクする始まりの巻です!
魔法や妖魔は登場しませんが、中世洋風の異世界物語。遊び人アダムと堅物モンタギュー卿のドタバタコメディながら、切なさも感じるラブストーリーとなっています。4巻まで続いておりますので、1巻を読んで、ワクワクしたらぜひ続きを読んでほしいです!

1

ポールは優秀

評価の高さと4巻完結というBL作品にしては長めの巻数から、シリアスものだと勝手に思い込んでいたこちら。意気込んで読み始めたら(少なくとも1巻は)コメディだったので拍子抜け。鈴木ツタ先生は確かにこういうノリだった。アダムはいかにもだけど、ジョエルのビジュアルはBL作品には珍しいパーマ髭面なので、髭剃ったら美丈夫的な緩急のためかな〜とか髭面どころかお爺さん髭verジョエルにキスするか!などと思いつつどこがそんなに評判なのかも考えながら読む。あまり健全な読み方ではない。

アダムがただの美形貴族になったあたりから恋愛作品のお約束展開。突然構って来なくなった相手にそわそわするアレ。

そんなこんなで色々考えて読んでたら、あまりかためずに描かれてるなということがあとがきから察せられたので、次巻からはもう少し緩い気持ちで読んでみます。

0

面白い

これは面白い。
鈴木ツタさんの作品は他にも初期のものを読んでいますが、実はそれほどグッときていなかった自分。
しかし、この作品は段違いに面白いです。

まるで堅物の法相ジョエルと、複雑な生い立ちながら朗らかでちょっとチャラい護衛、アダム。
舞台はとある場所の中世という雰囲気で、架空の設定のため作者さんの萌えがたくさん詰まった作品になっているように思います。

とにかく背景や髪型、衣装などが壮麗で美しい。これを眺めるだけでも良いのですが、振られ知らずの美丈夫が、堅物をどうやって落とすのか、少しコミカルなので肩肘張らずに、でも続きは?って感じで楽しく読めます。

大変おススメのシリーズ。

0

こことは違う世界の歴史物

鈴木ツタ作品には常々思っていたことがございまして、BLというよりは文学だな、と。

今回、ファンタジーというか私どもが住む世界とはまるきり違う、しかし中世のような雰囲気を持つ世界がお話の舞台です。
全4巻です。4巻でひとつのお話と捉えたほうがいいです。

歴史もの読まされた気持ち。
壮大な歴史の中にあったひとつの事件を1〜4巻で語るんですけど、その主人公がジョエルとアダムという2人の青年になります。
BL要素は始終プラトニックですが、4巻で爆発します。浮名を流してきた攻のアダム、初心で堅物のジョエルというコンビが良いんですよ、これがまた、
ジョエルの高潔さが、アダムを射止めます。
ストーリー重視で、BL要素はオマケ程度で思った方がいいんではないかと。
アダムが「貴方に恋をした」と好意を示しますが、実るのは4巻です。
長期戦が好きな人はぜひとも!

あと、お洋服のデザインがすっごく素敵で、もうこれだけで画集になるんではないかという勢いでした。本当に鈴木ツタ作品は美しい。

2

まだまだ序盤

Ⅲ巻が出たので久しぶりに再読しました。
発売当初に読んで以来なので、記憶も朧でした。

あらためて読んでみましたが、I巻では正直言って評価出来なかったので萌にしておきました。

まず登場人物の多さと、それぞれの背景がまだ余りハッキリとしていないからです。

ひとつ一つのシーンでは気になったり興味を惹かれる点はありましたが、だからといって手放しで神評価には出来ないと思いました。

とりあえずモンタギュー卿(ジョエル)と枢機卿の関係は面白かったです。登場した時は枢機卿が如何にも悪者に見えました。でも違ってたのが意表を突いてて良かったです。

アダムのジョエルに対する執着と、アダムに距離を取られて戸惑うジョエルに萌えました。
II巻以降の展開が気になるところです。

1

異国ロマン満喫

3巻目が出たのでおさらい読み。
「II」はレビューしてましたがこちらは書いてなかったので…

歴史が苦手な私。
ですが、時代も史実も架空の物語、という事でなんとかついていけそう。
雰囲気は中世のヨーロッパ的な。
まず衣装とかがとても素敵。また長髪好きな私には嬉しいアダムの外見。ジョエルのカーリーな黒髪もいい。
「アダムの外見」と書きましたが、内面は浮ついたチャラ男というか…作内では「博愛主義者」とあるけど老若男女問わずのヤリチン系で、快楽主義者というかなんというか。
彼が護衛することになった、年寄りでお堅いモンタギュー司法卿。
アダムの軽口にも美貌にも全く靡かないこの司法卿が本当は…というストーリーが始まる1巻目です。

モンタギュー=ジョエルはアダムに全く靡きません。そういうコミカルさと、領土問題、王位継承問題、宗教戦争のシリアスな要素などが絡んで、かなりスケールの大きい物語になる事はここから既にわかってましたよね。
思わせぶりBL未満のアダムxジョエル組に対して、エロ担当主従CPのジルxルイスも登場して2巻目へ。

ジョエルが若き日のジミー・ペイジに似てるのよね…最高……

1

むむ…びみょー

こちら評価高いし表紙おしゃれだし、ツタ先生作品5作読んできて期待していたんですが、個人的にじゃっかん思っていたのと違うw

読んできたツタ先生作品のイメージとはうってかわって、文字量多い、設定や事実関係がやや複雑、進展遅い萌え少ない、ジョエルが好みじゃない…です申し訳ない。

ギャグは先生らしくて好きなんですけどね。
あとがきのおもしろさも健在で。

個人的には「エロイカより愛をこめて」を思い出しました。
アダムのキャラとその部下とか。

1

なかなか進展しないもどかしさがたまらない!

あまり商業BLを読まないのですが、鈴木先生がSNSに投稿したサンプルを読んで気がついたら買い揃えていました。
世界観やキャラクターの作り込みもさることながら、性に奔放な美丈夫×初心な堅物という進展させようと思えば簡単なはずの、ふたりの関係性の変化をとても丁寧に描かれているのが素晴らしかったです。
ジョエルの外見で購入を迷ってるひと全てにできる事なら、酔っ払いつつカードゲームに興じているときの色気たっぷりのジョエルを見てほしい。アダムと一緒に可愛いのはあなただと叫びたくなること請け合いです。

1

読まず嫌い、よくない。

お役目一筋な堅物司法卿×隣国からやってきた博愛主義子爵。

舞台となる架空の国ロラインは中世ヨーロッパを思わせる。
ある日、司法卿のモンタギューの元へ何者かから脅迫状が届く。
国の宝である彼を守るために警護を任命されやってきたのは隣国の美形の子爵アダムだった。

このアダム、言葉どおりに超絶美しい。
その容姿に釣られて、女も男も関係なくともかくモテまくり、その上来る者拒まずである。
さらに家柄にも恵まれ、剣の腕も立ち、人柄もほがらかだ。
難をいえば、博愛主義が過ぎて軽薄で、奔放すぎるところがあるのだけれど・・・
でも、そんなおバカなところすらアダムの場合は魅力的に映ってしまう。
ああ、アダムに守られるモンタギューが心底羨ましい・・・。

そして、もう一方のモンタギューは・・・お髭受けである。
髭かあ、髭はどちらかというと苦手なのよねえ。
食わず嫌いならぬ、読まず嫌いだったのだと思う。
不正を許さず仕事一筋、国に忠誠を誓う真の臣、
真面目でいい子なんだけど、ちょっと面白みに欠けるっていうか・・・
とか思っていたのに、読み出したらめちゃくちゃ可愛かった。
唇を奪われば、恥じらいながらも相手を平手打ち。
意に添わないままに押し倒されれば、純潔の乙女のように身を震わせる。
貞操を重んじ、恋に不器用な堅物ちゃん。
アダムに組み敷かれ、涙目になりながら相手をにらみつける気の強さ。
任務を全うするために赤面しながらアダムに拙くキスの練習を挑む姿に心を奪われた。
ああ、なんて愛らしいのだろうと、お髭のモンタギューにときめいてしまったのだ。
アダム、今ならあなたの気持ちがよくわかります。
引き続き、2巻へ、ロラインと二人の恋の行く末を追いかけて行きたいと思います。

2

この作品は神である。

0

残念ながらハマりきれず

人気作品と知りながらも、個人的に髭受けがあまり好みではないため、遠ざかっていました。
が、食わず嫌いは良くないと購入。
世界観の作り方はさすがでした!
ただ、やはりあまりのめり込めないのは、受けのビジュアルと攻めのぶっ飛びすぎてる性格のせいかもしれません。。
受けを可愛いと思えるかどうかで評価が大きく変わるのでしょうか。
この先もまだまだすれ違い続けるんだろうな。。と思うと、先が想像できてしまうというか。
サブカプの従者×隣国の次期国王の方が、不穏な感じが気になりました!

2

博愛主義と言って憚らない色男の子爵と王室付きの学者とのロマンス未満。

鈴木ツタ先生と言えば、端正なスーツイケメンでしょ♡ と、勝手に決めている。なので、一度読了してから、やっぱりスーツじゃないと、って放って置いたのだが。トピ立てに「貴族の話」を探されている方がいらして、コレがそうじゃなかったかしら? と、思い出して、読み始めたら、止まらなくなって、最後まで読んでしまった。残念ながら、お探しのストーリーはシリアスで、という事だったので、おススメは出来なかったけれど。とてもとても面白い。
アダム子爵は、ロラインという国の隣国、テハナから、王室付きの学者、モンタギュー卿の護衛の任に就くために王太后の紹介で、訪れる。学者をどんな爺さんかと思いきや、細っそりとした黒い巻き毛の若い男だったので、放蕩者のアダムはつい夢中になってしまう…。世間と離れ、勉強にだけ勤しみ、幼ない国王陛下の教育係を務めたモンタギュー卿は、めちゃくちゃウブで、人付き合いも苦手。アダムの直接的なアプローチにドギマギしつつもはねつけてばかり。これまで、モテてモテて来たアダムにとって、自分からこんなに好きになった事は無いのだと、口説きまくり、拒否られてもめげない。その明るさが好きです。アダムは自分の従者にも呆れられつつ、その明るさだけは認められてもいる。先の国王陛下が亡くなられ、王子はまだ幼なくして、枢機卿とモンタギュー卿とで、政治を支えているのだが、ロラインは「妻神教」という女神信仰を推進している国で、異端の教徒が暴徒化しないかどうか揺れているところ。モンタギュー卿もそれらしき暴徒に襲われている。
モンタギュー卿は、無神論者ではあるが、中立の立場であろうとしていて。彼の野心はこの国に教育を浸透させたいと願うものなのだ。(素晴らしい!)
ロラインのもう一方の隣国タンセから、次期国王と任命されたルイスも訪問にやって来る。いつか、自分が国王に即位したら、ロラインを征服してやろうぐらいに考えている、腹黒いこの男は、最初当て馬かと思われ、アダムにめちゃくちゃ敵視されるが、この男も放蕩者で、女にはダラしないが、実は17の頃、王の側近から巻き上げた、奴隷を従者に従えており、その従者、ジルとデキている。酔った時にしか戯れで寝ていないが、ルイスはおそらくこのジルに恋をしている。そして多分、奴隷の身分から救ってくれたルイスのことをジルも慕っていると思う。このカップルの行く末もとても気になるところ。巻末には病弱な幼ない王子、ルイスの義弟、ルカもロラインに遊びに来ていて、ロラインの幼ない国王陛下がメロメロになっているという、小さなカップルまで出来そうな予感。国政が不安定だという穏やかならざることと、裏腹にラブが展開して行く異色のロマンス未満‼︎ とっても楽しみです。
モンタギュー卿が、日中、バッハみたいな白い鬘(中世に流行ってたヤツ。)に白い髭で、もぅコスプレにしか見えない。黒い巻き毛はともかく、普段も髭を生やしていて、これは好みの分かれるところだと思うな。

3

猛烈アタッカーと尻込みしつつガードが異常にハードなレシーバー

おもしろかった!架空の中世ヨーロッパ風の小国が舞台。その国の司法長官は家柄重視の慣例を破って大出世した人物。かたや彼の警護を命じられた他国の貴族の三男坊。彼らが出会い物語は始まる。

家で持て余され養子にでたが、生まれ持った陽性のキャラクターと美貌、屈強な肉体により人生を謳歌しすぎている貴族三男坊。それに対して庶民の出自で王宮の権謀術数に辟易しながら、国のために仕事するのを無上の喜びとする司法長官。緻密に描き込まれた背景が、人物の心の動きを裏付けていて満足度の高い作品。

奴隷と異国の果物のエピソードがなんか好き。お国の食べ物話で社交性を発揮する、遊び人貴族のゆとりも。庭木の剪定で頭脳労働のリフレッシュをする司法長官のエピもいい。そういうちょこっとした所に、BLと関係ない作者の萌えがふんだんに挟み込まれていて、読み応えがある。どっかからエピだけ削いで貼っつけた感じじゃなくて、キチンと作者の咀嚼を経て表現されているように思う。キャラとエピが無理なくしっくりと馴染んでいる。

恋愛が主旋律の作品であり片思いモノなんだけど、秘めたる恋ではない。猛烈アタッカーと尻込みしつつガードが異常にハードなレシーバーのやりとりがコミカルで面白い。それが時にシリアスにせめぎ合ってハラハラドキドキ!恋をとるか?友愛をとるか?この難題の切っ先を互いに突きつけあって一歩も引かない真剣勝負。男女では発生しないこの奇妙な緊張関係が、非常にソソります。

2

スーツ着て!メガネ外して!ヒゲ剃って!キュン!キュン!キュン!!!

ちるちるかなー、雑誌巻末の発売前の煽り文かなーどちらか忘れちゃったけど、『ヒゲがカワイくみえるんです!』って確かあったと思うんです。
「うそぉーん!いくら鈴木ツタ先生の画力をもってしてもそれは無理!え!この表紙!ウケにヒゲある!買うの回避!」と思ってたらページ半分いった所かな?「ホンマや!カワイイ」ってなって。

最初はこのパターンさー、
"スーツ着たらステキ!キュン!"
"メガネはずしたらカッコいい!キュン!"
の漫画あるあるでしょー?
途中で剃らせてそれから"カワイイ!キュン!"
にもっていくんでしょ?ーわかります、わかります、濁った目でみるぞーと思ってたんです。
しかも最初なんてつけ髭もじゃ男じゃないですか!それがこのストーリーって素晴らしいです!カワイイにもってった!剛腕ツタ先生!
あとがきで『ストーリーぶん投げてる』っておっしゃてますがウソウソウソ!拾いにいってますよー。
書き下ろしの"and more"なんてまさにヒゲなんだけど1巻読んだあとだからカワイクてカワイクて。

それと『読み切りで終わらせるはずだった』『1巻で…』『2巻で…』なんてやっぱりあとがきでおっしゃってますがどうぞ最低でも「5巻」あたりまでお願いできないでしょうか?
失礼な物言いだけど昨今、漫画界全般、人気が出たから引っ張って引っ張って、続編続編って多いじゃないですか。でも先生!本作はまだまだ引っ張ってーーーぇー!と叫びたい!アダムとジョエルのムズキュンをもうちょっと見ていたいもの!
最後にビラビラ!
本作のイラストの楽しみの一つですので、お疲れの所申し訳ありませんがどうぞTシャツGパン回避の方向でお願いします。
勝手ばっかり言ってる読者ですがどうぞよしなにお願いしたい!!!

4

受けのギャップが最高

 受けのジョエルが縮れ毛に髭ありというビジュアルなので受け入れられるか未知数だったのですが、読んでみると全く気にならないくらい可愛くて、むしろこの容貌だからこそ初心な性格とギャップがあってより可愛く見えるほどでした。瞳が大きくて子供みたいに純粋そうなんですよね。攻めのアダムは王子様然とした見目と違わず性格も博愛主義者。男も女も人間は皆愛すべき対象というアダムが、初めて自分に拒絶の態度を見せるジョエルに執心していく様子にきゅんきゅんしました。読む前のイメージよりも、かなり笑えるポイントも多かった印象です。ストーリー的にはまだ序盤というか、そこまで深く世界観に入り込める所までいかなかったので、今後に期待を込めて萌評価です。

1

すこぶる、とんでもない色男(笑)

時代物は和洋問わず大好きなので、表紙につられてふらっと手にしてしまったのですが、すごい面白かった〰️!なんて濃いキャラ、くぅぅ〰️最高!

老若男女数多のお誘いがくるほどの美丈夫の攻め・アダムは、その誘いに来るもの拒まず「全ての人は私に手折られるのを待っている」なんて当然のこととしてさらっと言ってしまうとんでもない色男。収監先でさえ種付けで囚人たちを従わせるっていう荒業をさらっとやってのけちゃう博愛主義者ぶりにはさすがに呆気にとられました(笑)
さらにはどんなことも前向き、超ポジティブ、この打たれ強さっていったら最強(笑)自分にいいように変換しちゃうし、アホ丸出しで…外見がすごい素敵なだけにこのギャップにはもぅ笑うしかなかったです。この突き抜けたカンジ大好きだ~!

一方、そんな相手に見初められちゃった受けジョエルは政治的能力には卓越した重鎮なものの、いい年して生娘かって程のウブの堅物なので、反応が過剰で赤くなったり、怒ったり、寂しくなってちょっぴり後悔してみたり、もうメチャクチャ可愛〰️い!!見た目はヒゲを生やした男っぽい容姿なのに反応がいちいち可愛いっていうギャップがいい、こっちもたまらん(悶絶〰️っ)

こんな二人がメインカプですが、ただのドタバタ恋愛劇ではなく、ジョエルが苦しい心情を吐露するシーンでは、優しいが故に脆いところもあるジョエルに対し、アダムを盾として構える覚悟と強さを求め、自身を使い捨てにされることさえ厭わないアダム。これがメチャクチャ男前で、いつもの冗談でできているようなアダムとはものすごくギャップがあって、きゅ~んとしました。たまにしか見せてくれませんが男前アダムってむちゃくちゃカッコいいし、いざという時の機転もきくし、さらには腕っぷしも強いし、きっとジョエルも必死に抵抗してはいるものの、そんなところを見せられるとつい、ぽっ(赤面)とかしちゃうんだろうなぁ~(笑)わかる、わかる。

分かりあえる友人として長く付き合いたいジョエルと、いろんなジョエルを知ってもっともっと深い関係になりたいアダム。この先、どうやってこの難攻不落の堅物をモノにするのか…うふふっ、楽しみ!

5

どちらのCPもワクワクが止まらない( ´͈ ᐜ `͈ )

昔々のどこか遠い異国の地が舞台です。
中世ヨーロッパ風で貴族や国王などが登場します。

現代だったら歯の浮くようなセリフバンバン出てくるのですが、
さすが貴族の子爵様がサラリと口になさるともぅもぅ!
とっても絵になる王子様がヒゲのお姫様を口説いてるのにトキメキます///
あああ素敵だ…(∩´///`∩)

王子様のアダム子爵。
キラキラの笑顔といつも前向きで明るくて…というのが中々曲者でして。
とんでもない人誑しで老若男女問わず受け入れるオールラウンダーw
相手がハゲのおっさん(義父)でも守備範囲という恐ろしさです。
そして倫理観崩れてるのに悪びれないメンタルの強さ。
さすが王子様〜!ヾ(*´∀`*)ノ

そんな人がヒゲのお姫様へ本気の恋を自覚してからが…!
操立てするのも萌えるし、
喜怒哀楽の「怒」がスッポリ抜け落ちてるような人が本気の怒りや悲しみを見せるのも萌える。
恋に生きてきた百戦錬磨が手こずってるのが良いです♪

で、ヒゲのお姫様こと、ジョエル。
見た目では分からないけれど、実は法で国を支えるすごい人。
とっても真面目で学者畑で生きてきたせいか、恋愛面はウブです(﹡´◡`﹡ )
アダムの口説き文句に半泣きで抵抗するのがすごく可愛い!!!

ヒゲ面で到底女性には見えないのに、王子様の手にかかるとお姫様に見えるから不思議だ…。

脇CPの従者攻め×主人受けも期待大大大♪
隣国の次期国王・ルイスは長いもみあげのワイルドな風貌で受けだったーヾ(*´∀`*)ノ
ベッドで従者にギューってしがみついてるのがメッッッッチャ可愛い!!!
キスする前に一拍おいて唇を合わせる流れにキュンキュンしました。

ああああ最高。ありがとうございます(∩´///`∩)

個人的に脇は脇でスピンでじっくり読みたい派なのですが、
さすがツタさんと言うべきか、絡め方が上手い。
2CP同時進行しつつどう影響し合ってくのかがとても楽しみです♪

1

すっっっごく楽しいです!

アダムwww
何この楽しい攻めは。
攻めの遊び人レベル120!
余りにつきぬけているので印象に残った言動をご紹介(ノ∀`*)ンフフ♪

アダム「私はこの土地に性的なお友達がわんさか欲しいのだ」
そんな願望どおり、お呼ばれしたパーティーでは複数の女性と1つのベッドで裸のお付き合い。

でもそんなアダムが初めて恋したのは生娘のように初心で真面目な司法卿の甥っ子ジョエル?!

1話ラストでモンタギュー卿によって「反省してこい」と牢獄にぶちこまれて…うっかりそのまま島流しにあっちゃうんですが!
荒くれ者が巣食うレイナンド監獄島でもなんのその!
“レイナンド(監獄島)のトラウマ”という二つ名を戴いてご帰還されましたwww
看守長からの礼状付きwww
何やらかして帰ったかって?www
アダム曰く「私の前では上下の関係など無意味だと教え、等しく人は愛でる対象だと説いたのです」
…訳すと返り討ちにした挙句貞操奪って帰ってきた。
むさくるしい猛者どもすら「可愛らしい仔猫」と称する有り様。

ほんっとアダムとジョエルのやり取り可笑しい。
そしてアダムの従者ポールのツッコミはnicewww

ジョエルが涙目で威嚇してるとこなんて、警戒心の強い猫が「ふーっ!!!」って毛を逆立てて威嚇してるみたいで…果てしなくそそられました(*´﹃`*)♡
しかもそんなキャパオーバー状態のジョエルに気付いたアダムの対応もまた(。-∀-)にや♡
このシーンめっちゃ好きです!
遊び人なのにマジ泣きされてオロオロするアダムも好きです。
でもその数ページ後にてアダムがジョエルのこと避け始めるから…うぁぁぁぁぁっここにきてシリアスモード突入かっ?!と思いきやwww
合法的覗きに(´^д^`)ワロタ

ってかモジャ髪&ヒゲのジョエルどころかモーツァルトのようなカツラとモフモフおヒゲなモンタギュー卿すら“愛らしい”と思えるようになるとは…!
こてんって小首かしげるモンタギュー卿可愛い♡
そして釣られて小首かしげるデレデレアダムも可愛い。

メインの2人はキスどまり。

脇カプもおいしかったです。
こちらはほの暗い感じが若干漂ってます。
奴隷上がりの従者×隣国の時期王様。
この2人はエロあるよ( *˙ω˙*)و グッ!

膝に口付けながら「……お慈悲を(上目づかい)」には滾りました(*゚∀゚*)ムッハー!

王様、嫌いじゃないからあんま悪いこと企てないで欲しいな。

クリスとルカのショタ2人はほのぼのしくて可愛い。

2巻楽しみだなぁ。
早く続き読みたい。
続き下さいщ(☆▽☆щ )

5

アダムの突き抜けたキャラ最高です!

とにかくポジティブシンキング、恋にまっすぐ、欲望に忠実なアダムの突き抜けたキャラが最っ高です!貴族なのに手違いで監獄島に送られ、屈強な囚人達をひざまずかせた「レイランドのトラウマ」伝説、ジョエルに対するちょっかいのひとつひとつ、部下に聞かせる恋バナが本当に笑えます。

アダムが恋するジョエルはヒゲの地味顔、不器用で融通の利かない性格。アダムの前向きなちょっかい、それを嫌がり呆れるジョエル、二人のかみ合ってないやりとりも面白い!

1巻はアダムの突き抜けっぷりで上質なコメディに仕上がってますが、中世ヨーロッパ風の国家を舞台に「法の論理で国を守らなければならない」という信念を持つモンタギュー司法卿は命を狙われる存在でもあり、2巻以降は国家を取り巻く陰謀も絡んで展開も変わっていくんでしょうか?

アダムとジョエルの甘々ぶりを見たい気もしますが、正反対の二人のじゃれ合いが面白いので、しばらくこのままでいて欲しいジレンマ。
この勢いのままストーリーを長く続けて欲しいです。

2

連載万歳!

投げっぱなしの読み切りで
終了しなくてよかったです!
(あとがきより)

連載になっていなかったら、
さまざまな萌えシーンにも
出会えなかったわけですから!

アダムの性格がいいですねぇ。
博愛主義だといっても、
囚人、ヒゲハゲのお義父さんにも
愛を注げるというのはすごい!
ぐったりしたお義父さんの表情に笑いました。

ポールのツッコミは的確ですばらしいです!

ジョエルとルカの髪の感じが似ていて、
アダムとクリスに、それぞれ可愛がって
もらうといい!と思いました。

ルイスには、ジルの瞳の昏い色を
早く拭い去って欲しいものです。
(ルイスがその瞳にさせているのもあるのですが。)

今後の話の展開が楽しみです!

1

ヒゲ受け万歳!!!

初めて鈴木ツタ先生の作品を読ませていただきました!
最っ高でした!!(*´꒳`*)
元々オジサマ受けは大好物だったのですが、ヒゲ受けには出会ったことがなく、この作品に出会えて、ジョエルに出会えて幸せです!
特にジョエルの照れ顔がどストライクでした!!

ここからネタバネになってしまいますが、、、
ジョエルとしては、友達としてアダムにはそばにいて欲しい…
一方アダムはジョエルに初恋をする…
アダムの博愛主義で、見境なくオープンな性格から真剣な思いもなかなかジョエルに伝わらなくて、胸がいっぱいになりました。

アダムとジョエルのもどかしいような関係が2巻でどのように変化するのか楽しみでしかたがないです!!
もうくっついちゃえ!!(笑)
でも、ゆっくり2人の物語を見届けたい気持ちもあリますので(笑)
とにかく!末永く続いて欲しいです!!!

長文な上、ネタバレすみません(;-_-)

3

ヒゲはどっちかといえば苦手だったのに…!!

かわいい…!ジョエルかわいい…!

最初にビジュアルだけ見た段階では正直、ぞっこんになるくらいの魅力があるのかが今ひとつ分かりませんでした。

でもそれが良かった。
読み進めていくうちにまんまとハマっていくではありませんか…!さながらアダムと一緒に恋に落ちていくような感覚を味わえまして、大変エキサイトしました。

噛めば噛むほど味が出るとはまさにこのこと…
読むたびに新たな可愛さや色気や可愛さや可愛さが発見できるのが嬉しいです。

そして続刊が出ることがさらに嬉しい。
今から待ちきれないという思いもあれば、この作品を一年でも長く楽しみたいという思いもあります。つまりは続いてください…!どうか!

なんだか頭の悪いかんじのレビューになってしまって申し訳ありませんが、ヒゲが一見ピンとこないというひとほどハマるということだけはっきり述べておこうと思います。

1

頭から離れない!!

一言、素晴らしい!!
物語としての完成度は高いし、BLとしての醍醐味もある。背景でしかないはずの物語にぐいぐい引っ張られて 世界に入り込んでみた先にBLがある。最高ではないでしょうか。
これほど続きが読みたい!!と強く願った作品は中々ないかも。BLとしての二人の続きも気になるし、背景にある物語の続きも気になる。
こんなにどっぷりはまるとは思いませんでした。だって表紙のジョエル、全然かわいくないんだもん!! 読んでいくとまるでアダムになったかのよう。可愛く見えてくるから不思議!!
作り込んだ世界、それに合った細やかな絵。
その絵を生かすキャラクター。
様々なキャラクターの機微に触れ また世界に入り込む。
しばらく頭の中はこの世界で埋め尽くされている事でしょう。
嗚呼、この世界から出たくない。

6

さしあたって一言

評者には珍しくネタバレ的な文言を今から口走ります。




一巻とか三巻とか言わずとりあえず五巻計画で
参りましょう。
なんでしたら十年計画でもよろしゅうございますが?
(あとがき参照)

一番素直そうに見える人物でさえ何処ぞに
胡散臭いというか浮世を取り込み損ねた感が
あると言う。
傍観するにはとても美味しい相関図でございますね。
進んで巻き込まれたくはありませんが。
舞台設定との相関もあるので更に美味しく
仕上がっておりますね。

このお歴々の半世紀後をこっそり垣間見たい気分です。
皆様妙にしぶとそうですので多分勢揃いされて
いるでしょうし。

2

麗しの君、野蛮人になれ。

昔々のどこかの異国、中世(?)ヨーロッパのような設定…といえば、よしながふみ先生ですが、こちらのツタ作品もとっても魅力的。
絵の上手な方が描くと、コスチュームものは迫力が違います!各エピソードの扉絵もまるで肖像画のようで、うっとりします。
神作品にしたいところですが、まだ1巻。助走段階のはず、星は4つにおさえて評価。

受けのジョエルは、コンプレックスを抱えながらも、国と民を守るという信条に揺らぎがない真摯な人物。表紙の“くるくるヘヤーにヒゲ”イメージから一転して、かわいいひと。自分のこととなると脆く、でも気丈にふるまう姿にくすぐられます。
攻めのアダムは、博愛主義の美貌の貴族。庶子あがりという不遇はあれど、大きな苦労なしとのあっけらかんとした人物。放埒ぶりがいっそ清々しいくらいです。
宮廷社交界というと駆け引きや陰謀、快楽主義等が交錯する世界でしょうが、このふたりのやりとりはどれをとっても真っ向から。ポンポンと、会話のテンポのよいところは読み応えがあります。

ジョエルの目指す国の政治の行く末が「信仰と論地」の両立だとするならば、アダムとジョエルの関係「恋愛と友情」「下半身と理性」の天秤はいかに?
下半身で生きる色男アダムは、ひとときの快楽以降を学べるのか?
恋愛を放棄して生きるジョエルは野蛮人=下半身のおもむくままになれるのか?
国の行く末は?

「貴方は強くならなければならない、だから私はここに来たのです。」とのアダムのことばが暗示するように、ふたりがどのように強くなって、敵に立ち向かっていくのか?
井上佐藤先生『10DANCE』のように、ふたりのかけあいはもちろん、“LOVE”以外でも十分読ませる作品になっていって欲しい!

4

少しだけネタバレ?


初めて鈴木ツタ先生の本を購入したのですがとても素敵でした!表紙と帯のジョエル(受)にひとめぼれしたのと、色男×堅物という最高の組み合わせに惹かれました。
読んでみたら絵はとても綺麗で世界観も素晴らしくするする引き込まれました。ジョエルの採寸のシーンは美しくグッと来ました……♡
サブキャラの恋の行方も気になりますし、もちろんメインの二人がこれからどうなって行くのかもとても楽しみです。

1

負けるなアダム!

どことも知れない、とある時代の、とある国のお話。
この装束に、この髪型は、見ている分には眼福だけど、描く方はとんでもない労力だろうなぁ。
そして、次々ひろげられていく大風呂敷、そこここで立ちまくるフラグ。
読んでいるこっちは続きにワクワクだけど、いったいどこで収束させるのか、描く方はとんでも~以下略。
BL的には最大の命題であるところの
「ずっとそばにいて欲しい、大事な友人として」
を、ジョエルがどう乗り越えるのか。
ただ仲良くしたいだけなのに、なぜそれが恋愛でなくてはならないのか?
なぜって、それは、ここがBLの物語の世界だから?
そんな根元的な葛藤に、真正面から取り組んでいるこの作品。
これぞ、BLの醍醐味だよね。

3

天然人たらし

ジョエル凄く可愛い!
物凄く萌えの詰まったお話で、何度も何度も読み返してその度に悶えました。
超絶硬派の受けに博愛主義の色男攻めが素晴らしすぎる(*´д`;)
鈴木ツタさんの本は本当に萌えどころが多くて読んでいて楽しい。
初めてのことにいっぱいいっぱいになって感情を露わにするジョエルの顔が可愛くて可愛くて、それにデレるアダムもかっこいい。笑
脇のカプは従攻めの主受けというこれまたどストライク。
傲慢王子様可愛いです。
だけどなんやかんやアダムの従者が好き。アダムの問題発言をスルーしながらの二人の掛け合いが面白いです。
2巻の発売が今から待ち遠しい!!

2

イケメン攻めと『美人』受け

可愛いお話でした!
表紙に躊躇って手にとっていませんでしたが、こちらでとても好評でしたので半信半疑で購入。笑
この黒髪さんが受けなのですが、表紙からは想像出来ない愛くるしい表情をみせてくれます。照れて赤面した顔とか可愛すぎるよ〜〜
イラストで戸惑っている方は心配無用ですので是非チェックしてみてください(//∇//)←
お話は皆さんが書いてくださっているので省略します。
ストーリー重視な読み応えある作品のようですので、しっかり読み込めて楽しいお話でした!
初作家さんでしたが、他の作品も是非チェックしたいですv

1

誰もが子猫ちゃん

久しぶりの新刊に公開された表紙が余りにも意表を突かれてて、ヤバイついて行けないかも。
そんな危惧がありましたが読み始めれば全く気になりません。
ツタさん節炸裂。
ゆるくあーでもないこーでもないと、愛でる事に全力なアダムの笑顔にあっさりと懐柔されてしまいました。

なんとなく和洋折衷の舞台。
何不自由ない暮らしに精神的な豊かさを貪欲に求める姿が極めきった文化の滅ぶ寸前。
退廃していく煌きを感じさせてくれます。
ちょっぴり歪んだ博愛主義に、つい際どいシーンも期待してしまいましたが寝乱れたシーツに侍る姿まで。
愛でる事に一歩も引かないどころか、チャンスさえあれば大きく攻め込んでくる「レイランドのトラウマ」に脅威を覚えつつも爆笑してしまいます。
だんだんきな臭くなってきてはあっちもこっちも気になりだしますが、まだまだ恋していることに大はしゃぎしてるアダムのテンションをニヤニヤと見守り深みに嵌る瞬間を楽しみにしたいと思います。

2

表紙の彼がさ…

ツタさんは作家買いする作家さまなので、新刊が出ると聞いてひゃっほい!と喜んだのですが、表紙の彼が…。ええ、向かって右側、黒髪・縮れ毛の彼です。彼のビジュアルがねえ。どうにもこうにも受け入れられず手に取るのをためらっていたのです。イヤ、ごめんなさい。

しかしレビューを拝見するとどのレビューも高評価。で、手に取ってみました。

ツタさんで「中世」ってちょっとイメージが湧かなかったのですが、さすがというべきか、政治、宗教などの話がきっちりと描かれていて、そのバックボーンを背景に複雑に絡む利権や人々の欲望が書き込まれていました。それでいてシリアスにならず軽快なテンポでストーリー展開されていくのには脱帽。

そしてキャラがいい味出してますねえ。
博愛主義と言って自らの欲望を隠すことなく堂々と表現しながら、それでいて憎めないアダム。
堅物で、国の人々の利益や幸福を追求するジョエル。
言葉を惜しまず求愛するアダムに、どんどん惹かれていくジョエルが可愛いです。恋愛というところだけではなくて、人付き合いや考え方が、アダムと交流することでどんどん軟化していく彼は何とも素直でいい人なんです。彼とそういう風にかかわってくれる人が今までいなかったのかな、とか思うと、庶民の出である彼の今までの生活がどんな感じだったのか、凄く気になりました。

脇キャラのサイドCPのジル×フレデル公もすごく良かった。実はジルが一番お気に入りのキャラだったりしました。あのわんこ感がたまらないです☆
フレデル公のあの腹黒さもナイス。これからどんな風にかき回してくれるのか楽しみです。

今後に期待して萌×2で。続きが早く読みたいです。


3

中世はツラいよ

本屋さんで何度も手にしてはやめ、手にしてはやめ…。
(只今部屋のスペースが無くて、ドナドナ整理中~なもので☆)
最近、そういう本をつい数冊一気買いしてしまいました。
またやっちまった…。
これもそんな誘惑の一冊です。

中世のBLはいくつか読みましたが、正直そんなにハマるものが無くて。
BLでは難しいのかな?なんて思っていました。
これは、好きなレビュアーさん達が皆さんそろって高評価なので。
思いきって買ってみちゃいました。

読んでみて。
お、面白いやないの~!!!
これは読まねば損するところだった!!!
と、レビュアーの皆様に感謝♪感謝♪

物語は、魔法は無いけどRPGちっくな架空の世界。
いや映画『薔薇の名前』っぽいところも?
政治と宗教の密接な関係があったりして。
主な3つの国には、それぞれに事情があり。
背景がしっかりした、とても読みごたえのある内容でした!

特に面白いのが、この世界の自由すぎる恋愛観。
モンタギュー司法卿の警護隊長、アダム子爵。
この人は特に、かなり奔放すぎて!
彼に恋する女性もいっぱい出てきて、あっさり一夜を共にしちゃったりする。
なんとも軽~いノリなんです。
楽しい♪
彼の前向きさと明るさと面白さが、このストーリーの要かも?

そんな彼が初めて恋した、モンタギュー司法卿の甥、ジョエル。
この人超堅物で禁欲的、でも何だか可愛い♪
そして、妙に色っぽ~い。
でも、簡単に落ちないんですよね。
そこがまた良いんですね~、この焦らしが♪
表紙の長いモジャ毛と濃い顔が、なんとなく気になるところですが。
中身を読むと、気になっていた事さえ忘れていました。

そしてそして、もう一つ他国のカップル。
隣国のイケメン腹黒王子、フレデル公。
そのフレデル公に仕える謎の従者、ジル。
こちらは何だか意味深な二人。
ジルは特に、時々見せる仄暗い瞳が…。
そしてエロ面、こちらの二人がしっかり担当してくれています。
しかも襲い受けですよ!美味しい♪

物語の主な軸は、モンタギュー司法卿が何故だか命を狙われていて。
その犯人が誰なのか?
なんの目的で狙っているのか?
という部分。
そこがあきらかになると、見えないものがパ~ッと見えてきそうですが。
まだまだ1巻ではわからぬまま。
気になる~☆
はやく続きが読みたいです!

12

パッと見読む人を選びそうな表紙のふたりですが

鈴木ツタさんは「メリーチェッカ」が大好きで、おそらくツタさんのなかでも普通よりのおはなしがすきな私なので、今回この表紙を見たときは「大丈夫か…!? 受がパーマ髭+中世でもえられるか…!?」と思って正直一度棚に戻しました(笑)

しかし心配する必要などなかった、さすがツタ先生でした。
もともと軽薄×堅物と帯にあったので、性格は大好物だったのでやはり大丈夫かな…ツタさんだし…と思いもう一度手にとったのですが、正解でした。
天然スーパーメンタルの人類タラシ×堅物で倫理でがちがちの頭をもった仕事人間(でも本当は国想いの優しい人)の組み合わせ、最高です。

スピンオフになりそうなカップルがもう一組いるのですが、そちらも肉体派の元奴隷×性悪な王様なので今後がとても気になります。

表紙にたじろがないで手に取ってよかったと思えた一冊でした。


9

脇役カプに激しく萌える

鈴木ツタ先生の久しぶりの新刊です。
表紙の受の見た目が私の決して狭くはないストライクゾーンから離れていたので不安を抱えつつ読んでみたのですが、このチョビ髭のワカメパーマの受がなかなかどうして可愛かったです!

金髪ロン毛の天性のチャラ男•アダムが、超堅物のジョエルに初めて恋をした。
このアダムがもう清々しいほどのヤリチン良く言えば博愛主義者で、老若男女問わないのはモチロン、島流しにあった先の看守達の貞操も奪ってしまう。屈強な男達もアダムの前では子猫ちゃんになってしまうほどですw
そんな彼が心を奪われたジョエルは仕事一筋の超堅物。
まだ完全にアダムには落ちませんが、次第にアダムに対する雰囲気は柔らかくなっていきます。
でもアダムの本気にも、ジョエルはあくまで友人としての関係を望んで…。
一巻では気持ちは交わらず、初エチまで3巻で間に合うのでしょうか。

そんな心配を払拭してくれたのが、エロ担当カプの隣国時期国王のルイスとその従者ジル!ぶっちゃけこいつらでレビューを埋めたいぐらい好きだし萌える!!従者×主君です!
強欲の国に生まれたルイスは情報を得るため女と寝るような腹黒ですが、酒が入ると「突っ込むだけじゃ物足りない」とジルに乗っかるビッチ受に!
挿入はないけど、ルイスがジルに会陰を指でグニグニ突かせるエロは興奮しました。
もともといいとこの生まれのジルが奴隷として他人に飼われているのをルイスが奪い、自分の忠臣として付き従わせてきたのですが、どのような経緯で肉体関係になったのかは不明なのでそこんとこ早く詳しく知りたいです!
ルイス曰く、「剣術とベッドの上以外では不器用」なジル。つまり普段は忠実でヘタレな従者だけど、戦場とセックスでは超人のギャップにも萌える。
是非ともこのふたりでまるまる一巻使ってくださいツタ先生!
腹黒ワガママ王様が、ヘタレだけど身体は屈強(しかも元奴隷なので傷だらけ)従者にアンアンいわせられてるエロを!御慈悲を!!

主役カプよりも断然気になるこちらのカプ。
そういえばアダムとアダムの従者ポールとの漫才のような掛け合いも笑えた。
個人的に主役ふたりよりも脇役が光ってますね。もちろん初心で敏感なジョエルが百戦錬磨のアダムによがり狂うエロもかなり楽しみです!

6

読みごたえあり!

鈴木ツタ先生初読みです!
え!?今さら初読みなのかよ!と思われるかもしれませんが・・・
初っ端で異世界洋物です!w
まず最初に「Ⅰ」となっていたので連載なんだ~へ~
でも洋物でこの衣装に風景・・・そして・・・
受け様でいいんですよね・・・あの黒髪クルクル・・・
すごい描くの大変そうだな~と思っていたら、
あとがきで先生も悩まれてたんですねww

ということで・・・とにかく読みごたえありました!
美形だけど中身下半身の攻め様と堅物でウブな受け様というところでしょうか

世界観や話の内容も政治や宗教がらみが出てきて面白いし
2人の関係性もハラハラドキドキで今後の展開がたのしみです!
受け様はほだされまくりで、
攻め様はチャラ過ぎて受け様に信じてもらえない!

最後の方のシーンで、受け様の服の採寸中に
受け様が薄々の服を着ているがために光の加減で
体の線がよく見えるシーン凄いよかった!萌えた!!!萌えた!!!!

2巻目・・・受け様のほだされ具合が気になります
そして他のカップルもどうなるのかとソワソワ

4

世界史が好きならより楽しめそう!

お久しぶりのツタさん作品、読めてとても嬉しいです~♪

今回は、架空の中世世界風のお話。
中世時代にかなり似てるけど、似てるゆえに違うところが面白い、
でもすごく本格的でもあって、読み易くもあって~~という、
架空だからこその面白さが詰まった作品かなと思いました☆

架空だからって手を抜かないで、
衣装とか時代背景とかにしっかり拘って、宗教まで創作しちゃって、
でもあとがきを見ると、それがツタさんの首を絞めてもいるみたいで、
そんなところもとても可笑しくて大好きです~~
(「この世 異聞」のあとがきも、毎回とても楽しみだった☆)

本当はわたしがもっと世界史に強かったら、
もっともっとこの作品と、歴史事実との合わせや違いにクスッとできて、
ツタさんの努力と才能も堪能できて悶えそう~~思うのですが、
そうじゃなくても、十分楽しめた☆というところが、
またこの本の素晴らしさなのかもしれません。

エロ度はかなり低めで、
メインCPの、今まで節操なしだった色男 × 堅物は、
まだエロにいくまでもう少し時間がかかりそうで、
もう一方の隣国の主従CPも、朝チュンに近い描き方に感じましたが、
それでも色気はしっかり漂わせているもの、流石。

わたしも2巻がすごく楽しみですーー!!
素敵レビューがすでにいっぱいなので、とりあえず叫んでみました☆

9

歴史物〜?難しそう〜、なんて心配ご無用、面白いよ!

だって、こんな表紙だもの。
コスチュームプレイ好きの私としては
そりゃあ、何?何?って楽しみにしちゃうでしょう?

鈴木ツタさんは、以前に何冊か読んで
楽しかったけれど大好きという感じではなかったのだけれど
これは、面白かった!
(そして、あれ?こんな感じの絵だっけ?という感想も……)

どこかの架空の国を舞台にした歴史物、
(衣装からすると近世ヨーロッパ風)
そのファンタジーとリアリティの加減が絶妙。
コメディと見え隠れする骨太なシリアスの加減も、また絶妙。

      凹      凹      凹

舞台は、山間のまだ少年の王を戴く小さな国ロライン。
民のために日々心を砕く、高潔な司法卿モンタギューの元に
隣国から警護役としてやってきた眉目秀麗の博愛主義者・アダム。
「私はこの土地に性的なお友達がわんさか欲しいのだ」とほざくアホですが
お育ちのいい子爵さまで、その実かなり腕は立つ模様。

こんなアダムと堅物のジョエルの恋の駆け引き(?)
突き抜けたアダムの求愛に翻弄されるジョエルのやりとりが
めちゃめちゃおかしくて、そしてかわいい。
さて、この二人、今後どうなりますことやら!

スピンオフ風の隣国の王子ルイスと奴隷上がりの家来ジルの主従も、
(Hはこちらが担当してます)美味しいカップルだった。
あ、アダムと爺やみたいな家臣ポールの阿吽のやりとりも好き。

軽快な読み口の背景に見え隠れする伏線の回収も楽しみだし
ああ、早く2巻が読みたいな〜!

歴史物〜?難しくない〜?とのご懸念は無用。
神に限りなく近い萌×2、オススメです!




< ちょっと雑学 〜カツラの話〜>

バッハやモーツアルトの肖像でおなじみの、あの白いカツラ。
この物語でもジョエル達がカツラとローブを着用しています。
イギリスでは(21世紀に入り普段着化が進んではいますが)
現在でも法律家がカツラを着用する伝統があります。

その伝統は1680年代に遡り、
黒いローブの方は1685年のチャールズ二世の喪に由来するようです。

さて、そのカツラ。
そもそもはハゲを隠すために使い始めたらしいのですが、
17世紀当時は髪を洗う習慣がなく
ノミや虱が大変だったところ、衛生的ってことで広まっていきました。

人毛を使ったカツラは高価なものだったので、特権階級の象徴となり
その後の時代にも正装の一部として着用の習慣が残っていき
それが最後まで残ったのが法曹界ということですね。
お偉方のことを、bigwigというのもこの流れから。


10

恋する美貌の野蛮人

鈴木ツタさんの作品は初読みだったのですが...
すごく面白かったです!本当に面白い!(何度でも言います!)

中世を思わせる昔々のどこか遠い国のお話。
爵位持ちの博愛主義者・アダムは、誰彼かまわず手籠めにする
好色一代男光源氏もびっくりの美貌の男(中身は冗談みたいな男)。
そんな彼が恋をした。
相手は、堅物で国政に対し志が高い、学者あがりのジョエル。

はじめジョエルの風貌を見た時に、果たして萌えは生まれるのか
少し不安でしたが、それは杞憂にすぎませんでした。
ジョエルは間違えなく萌えの宝庫で、純粋で初心な彼の反応に、
読み手はアダムと共に釘付けになること請け合いです!
アダムも含め、ふたりにはBL魂を何度もくすぐられる始末でした。

そもそも、このふたりのシチュエーション設定がすごく魅力的。
アダムが警護するモンタギュー卿とジョエルの関係性(!)や、
アダムがジョエルとモンタギュー卿のどちらにも惹かれているという事実は
物語への没頭へ導く素晴らしい足がかりとなっています。

又、BL要素以外の物語筋もかなりしっかりしていて
モンタギュー卿が無信心の司法卿であることに悩みながらも、
国や民を守ろうと理想と志を抱いている姿は骨太で格好良く、
彼のライバルであり
高め合うように言い争う枢機卿の存在も、とっても素敵。
他にも虎視眈々と彼らの国を狙う隣国の次期国王ルイスと
彼の従者ジル(ふたりは体の関係あり)、
それにモンタギュー卿の命を狙う影もちらついており
読み応えも第一級!

友情に似た好意+信頼(ジョエル)と初恋(アダム)の狭間に揺れながら
ギクシャクしているふたりの関係は今後どんな展開を繰り広げていくのか
アダムはモンタギュー卿の命を守れるのか
モンタギュー卿とジョエルの理想の国政はどうなるのか
次巻が待ち遠しくて仕方ありません!
わたしにとって、新たなBLの新境地という感じで、
評価は神寄りの萌×2です♪

8

冬草

レビュー主より追記です。
今作を『中世を思わせる』と表現しましたが、わたしは個人的にルネサンス直後のヨーロッパをイメージしていて、そうなると、ヨーロッパ史としては『中世』ではなく『近世』となります。とんだ思い違いでお恥ずかしいですが、”近世風”ということを追記させていただきたいと思います。

欧風×軟派攻堅物受


二つとも設定としてはありがちですが、なんと言っても絵の美しさにため息です!

あとがきに書かれている読み切りのつもりだった、と言うのが分かるような、読みやすさでした。
表紙だけ見ると設定の難しそうな中世の時代モノかなという印象を受けたのですが、思った以上にポップな作品です!

欧風BLは金髪碧眼受けが定石だと思ってる人にお勧めしたいですね。
ちなみに脇カプだとジル(従者)とルイス(次期国王)の二人もエロ素敵ですが、個人的にはクリスとルカのキッズカップルもこれからがとても楽しみです。笑

5

やばい……

好きすぎて繰り返し読んでる。

1巻、エロはないです。アダムは超絶美形のモテモテチャラ男なので、女性をはべらせてるシーンもいっぱいあります。BLではいやがられる要素でもあるのに、むしろそんなところもいい! こんなに綺麗だと私もついて行きたいと思うもん!ってくらい、絵も設定通りに美しい。衣装も美しい。

そして受のジョエルもヒゲだし、そんなに好きな外見じゃないかなーって思ってるうちに、可愛い!!!! といつの間にか思ってました。

キャラもいいんだけど、お話も中世ヨーロッパっぽい架空の世界を舞台にしていて、政治がらみです。1巻なので先がどうなるかというワクワク感がありますが、2巻以降「面白くないかも……」という展開にならずこのワクワク感を維持したまま続いて欲しいなって思います。

ともかくジョエルがどう落ちるか、それが楽しみで楽しみで!!! 別のカプも気になるけど、今はメインカプたちの展開を読みたい。

今から「神」を付けるのもどうかなと思ったけれど、期待も込めて。

13

ヌーベルキュイジーヌですのよ

ツタ作品といえば和物のイメージが定着しているので、架空とはいえ洋風時代物という設定に
そして、コミック装丁がいつもと違った雰囲気になかなか期待させるものがありました。

ドンファンというよりは老若男女問わずのウエルカム♡な博愛主義者の子爵アダムが警護についた、生真面目一辺倒な司法卿の甥ジョエルに惚れちゃうんですが、一筋縄ではいかない。
彼らの住む小国であるがゆえの国事情
ジョエルの目指す司法と宗教の分離した国つくりの難航、それに絡んだジョエルの身の危険、大国タンセの時期国王も絡み、
ただの恋物語だけじゃないドキワク感が期待できる。

キャラクターがしっかりしてるのがいい。
アダムは確かに頭に花が咲いてるみたいなお気楽モノな博愛主義者ぶりを発揮して、気楽に誘ったうえで生まれて初めてフラれてしまったジョエルに対して、これが初恋とハタと気づく。
したらもう一途なんですね。
危機に陥ったジョエルを助けたり、なかなかクラっときそうな言葉でいい線行きそうになるんだけど~やっぱり彼らしく肝心なところでチャラけてしまってうまくいかない。(ジョエルの突込みとかテレもあるのかもしれないが)
ジョエルは平民あがりの貴族だが、その頭脳明晰さをかわれてのこと。
仕事をまじめにこなし、常に真摯に仕事をし常に国の事を考えて、色恋とは全く無縁で生きてきたらしい。
だから疎くて鈍いのかと思いきや、案外そうでもない。
戸惑いながら初めての経験に、アダムという人柄を付き合いの中でだんだんと認めて心を許していっているさまが、顔を赤くしたツンデレ風味なのがかわいらしいのだ。
彼の仕立て屋が20年も型紙が変わらないといっているから、ひょっとするとジョエルはアラフォーなのだろうか?

そんな彼ら、
恋人として口説くアダムと、友人でよくないかと考えたジョエルの
この気持ちの差がどうやって同じラインまでたどり着くのか次巻を期待したい。

主人公たちと同時に気になるカプも登場している。
大国タンセの時期国王のフレデル公と、奴隷からその従者となったジルの関係。
彼らの出会い編などもはさみこまれ、まだエッチのない主人公たちに代わってお色気部門を彩ってくれておりますが(笑)
何気にストーリー展開に重要な役割もありそうでとても気になるところ。
あと、ジョエルのライバルというか好敵手と呼ぶべきか、ひょっとしてお友達!?な枢機卿も渋くて個人的に好みなキャラだったりとか。。。
とりあえず、つかみはOK!

最初読み切りだったのが、長く連載になったというこの作品だそうで
実をいうと、前作の「この世~」が長く続いてすごく表したいことはわかるのに、あれもこれもで自分的に軸がぶれて最後の方がまとまりつかなくなってしまった感があって、ちょっぴりそこが残念を感じただけに、この作品、自分的に満足のあるフィニッシュを迎えてほしいと願ったりもするのだ。

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