美しい彼

utsukushii kare

美しい彼
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神824
  • 萌×2132
  • 萌50
  • 中立17
  • しゅみじゃない41

147

レビュー数
120
得点
4815
評価数
1064
平均
4.6 / 5
神率
77.4%
著者
凪良ゆう 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
葛西リカコ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
美しい彼
発売日
価格
¥630(税抜)  
ISBN
9784199007804

あらすじ

憧れの級友に抱く、信仰にも似た想いーースクールカーストLoveストーリー。

「キモがられても、ウザがられても、死ぬほど君が好きだ」無口で友達もいない、クラス最底辺の高校生・平良(ひら)。そんな彼が一目で恋に堕ちたのは、人気者の清居(きよい)だ。誰ともつるまず平等に冷酷で、クラスの頂点に君臨する王(キング)――。自分の気配に気づいてくれればいいと、昼食の調達に使いっ走りと清居に忠誠を尽くす平良だけど!? 絶対君主への信仰が、欲望に堕ちる時――スクールカーストLOVE!!

表題作美しい彼

平良一成,クラスのパシリの高校生
清居奏,クラスの人気者の高校生

その他の収録作品

  • ビタースイート・ループ
  • あまくて、にがい。
  • 月齢14
  • あとがき

レビュー投稿数120

ひらきよ初め

今となっては宝物でしかない大切な大切な作品です。ドラマで出会って、原作を読み、これ以上ないぐらいハマりました。ハマって抜けない沼の底に今もいます。
今や、文芸で名を馳せる凪良先生ですが、その繊細かつユーモアのある表現力・人物×背景設計は天晴としかいいようがありません。この先の人生でも永遠に大切にさせていただきたい、そんな作品です。

0

試し読みだけじゃ分からないぞ!!

少しだけ試し読みをしてみたところ「攻めがウジウジしてるのが俺様攻めが好きな自分からしたらキツイし、受けがヒロイン力がなくて可愛いくないな…」と思い読むのを途中でやめてました。それから何ヶ月か経ってから読んだらまっっっっっっっっっじで面白くて読んでなかったことを死ぬほど後悔しました( ; ; )清居がめっっっちゃ可愛いすぎる。ヒロイン力がないっすね〜とか言ってた過去の自分を殴りたい…!圧倒的No.1ヒロイン。平良は、「これ1周回って俺様攻めになってる…!?」って思わせる効果がありますので面白いです。あと、極々たまにカッコイイシーンがあるし、Hなシーンはカッコよく見えるし(なぜか)、そういうカッコイイシーンが少ないからこそ輝く部分があるので攻めが気持ち悪いって理由で読まないのは損な気がします…!!たくさんbl小説を読んできたので、美しい彼シリーズはもちろん知ってましたが、自分に合わなさそうという理由で無視してきました……本当に後悔しかないです。皆さん、読みましょう。

1

何度も読めるゴッドレベル作品

This is one of those books that kept me glued to each and every page until the very end, after which I re-read the book maybe 35 times before obsessing over the blcd and live action.

This novel is in no way realistic - it definitely over-dramatises the whole 王様 x loser trope which can be a little cringey for some people for sure (ngl the live action drama kinda did it dirty for me) BUT I felt that the overall speed (ie slooooooooow burn) and dynamics of Hira and Kiyoi were written well enough to help me close one eye

1

「美しい彼」コンテンツはすべてここから始まった

刊行済みの小説は全部読みました。
ドラマも放送済みのものは全話読みました。
コミカライズ、先週発売された2巻まで読み終えました。

それなのにどうしたものか……「美しい彼」コンテンツの原点たる小説のレビューを未だ書いていないではないか!
書くのを忘れていたっていうただの間抜けな理由なんですが、逆に今書けて良かったかも。小説以外にも触れながら評することが出来ました。


美しい彼の世界を堪能してしまくった後だから分かる。この1巻から平良と清居の物語が全てが始まったということが。
スローモーションのように流れる2人だけの時間、透明感のある空気、まっすぐで純粋な愛情、密かやな恋心……最初小説を読んだときに感じた気持ちが、コミカライズにもドラマにも忠実に再現されています。
クオリティがすごいです。


この作品といえば清居の気高い気品と、平良が清居を盲信している描写が印象的です。でも、想いを確かめ合う肝心な告白シーンは、清居のドギマギ混乱感と、平良のクール感が目立ち、2人の立場が逆転したみたい。
すごいですよね、同じ時間軸でも2人の視点では全く違うものを見てるように感じるんですから。こうした別視点からの描きでストーリーに深みを与え、より作品にのめり込ませていく凪良先生の文章の力、魔法の筆致に酔いしれました。


ドラマもコミカライズも読んで思ったのは、清居の「キモ」や「うざ」いには愛があるんだなということ。このたった2文字に隠された清居の言葉には、文字通りの意味もあれば平良への好きの気持ちの意味だって入っています。
素直になれない清居の愛情表現の1つだと考えたら、キモいもウザいも好意的にみえちゃいました。

続刊を全部読み終えていても、やっぱり2人の始まりであるこの1巻は素晴らしいストーリーだなと思う。難解な恋心をここまでうまく表現し、その世界観を構築する力は圧巻。既に何回も読み返しています。


現代の若者たちの恋愛ストーリーなのに、どこか壮大にも感じる物語。
いつでもどこでも楽しんでいきたいと、本棚の一番良い場所に据えています^ ^

4

キャラクターの個性が光る作品。平良くん気持ち悪いです…

「美しい彼」がBLアワードでトップを独占するほど、人気で有名な作品だと知り、凪良先生の作品はずっと読みたいと思っていました。とある日近所の書店をぶらぶらしていたところ、凪良先生が一般文芸作品「汝、星のごとく」で直木賞、本屋大賞にノミネートされていることを知りました。これは私に凪良作品を読めとの神の思し召しだと思い、さらに「汝、星のごとく」の凪良先生サイン本が売っており、即購入し読了。とても素晴らしい作品で凪良先生のファンになりました。

「美しい彼」は正直読み進められるか不安でした。スクールカーストの底辺にいる平良に感情移入して苦しくなりそうだったからです。私も学生時代スクールカースト上位のクラスメイトに、いじめまがいのことをされていました。私は作品に深くのめり込む方なので、若い頃を思い出しメンタルがおかしくなるのではと不安でした。
ですが、そのような不安はすぐに消し飛びましたね。平良のうざきもさと清居のツンデレ、2人のキャラクターの個性と話の面白さに、私の不安は軽く凌駕されました。

BL小説の多くは「受け」を主に書かれているものが多いと思います。ですが「美しい彼」は平良と清居それぞれの視点から書かれており、2人の心情がとてもよくわかります。平良視点だけだときもうざばかりが前に出てしまっていたと思います。清居の視点があったことで、清居がツンデレで女々しいところもある可愛いやつであるとわかることができました。

凪良先生はストーリーやキャラクターの個性を深く練られる先生なんだな、エロは淡白なのかな、と思い読み進めていましたが、エッチの描写も素晴らしいではないですか!!甘々で、平良と清居が溶け合うような様子が目にありありと浮かんで最高でした。先生ごちそうさまです。
特に私が好きなのは「頼りなく開かれた足の間にはまだ平良がいて、力をなくした性器を飴玉みたいにしゃぶっている。」という一文。あそこを飴玉で表現するの可愛すぎるよ〜。平良が清居の恥ずかしい部分も大切にしている感じがして良かったです。

私はあまり小説を読むのが得意ではなくて…途中まで読んで挫折してしまうことがあるのですが、「美しい彼」はスルスルと読むことができました。とても読みやすくてあっという間にお話の世界に引き込まれて、いつの間にか読み終わっていました。とても素晴らしい作品に出会うことができました。

3

世界観を変えてくれた

実写化のドラマから入った者ですが、5週してやっと小説を買いました。
もーとにかく最高です!ドラマとは違い自分でシュチュを想像できちゃいます。
今まで小説に手は出してきませんでしたが、美しい彼のおかげで小説のよさを知れました。本当に感謝しかないです。
私の一日の始まりは美しい彼から始まります、もう朝からひらきよの絡みを見れる幸せ………空飛べますよ。
受け(清居奏くん)と攻め(平良一成くん)の性格が真逆なのもすごくいいです。交わらないはずの2人が交わってしまった…すごく好きです…………。
ですが、平良くんの弱気な性格がたまに読者をいらいらさせてくるかと思います笑そこもまた読みどころです!!!

終始にやつきが止まらないので人が多いところで読むのはおすすめしないです。まじで変な目で見られます。

所々でてくる挿絵も綺麗すぎて5分は見ちゃいますね。濡れ場のシーンの挿絵もあるので見られないようにご注意を…!

ほんとに美しい彼はBLの世界観を変えてくれます。読んで損はしないかと思います…

実写のシーズン2楽しみすぎます……

3

挫折しました

高評価に惹かれて購入しました。
とても読みやすかったです。
ただ、面白かったかと言われると、残念ながら私には良さがわかりませんでした。
本編3巻は読み切りましたが、番外編の短編集はどうにも進まず途中で挫折しました。

主役2人の心情が、どちらにも共感できないんですよね…
攻めのキモさウザさが強調されていますが病的であり、その独特な言動や思考を面白おかしく受けとめていいのか迷うというのが正直なところでした。
この作品に限らず、一途すぎる愛は気味が悪いと思ってしまいがちなので…
私の感性が世間様とズレているんでしょうね…

7

やはりボーイズラブの金字塔

 BL小説にハマり出した時に購入していたのですが、あまりの評価の高さにかえって敬遠していました。昔からどうもベストセラーが苦手なタイプなので。。思い入れのあるジャンルだけに自分の感性と違ったら…という不安もありつつ、ドラマの方も気になるので先に原作をと思い手に取りました。
とんだ取り越し苦労でした。評判どおりのボーイズラブの金字塔にふさわしい作品でした。非常に文章が読みやすいので、普段小説を読まない層にもオススメできますね。
 
 個人的には年々恋愛がメインのものより、世界観等やストーリーが練られていたり、関係性が凝られたものを好む傾向になっていました。この「美しき彼」を読んで、恋愛小説もいいものだな…と感じました。ただ恋愛ものとはいえ、絶妙な変化球があり、そこが大きく刺激になったところがポイント高かったです。

 平良のようなタイプの攻めが希少で、応援したくなるタイプで新鮮でした。平良が自分の世界で解決してしまう独特な性格な為、なかなか二人の仲が進展しないのでヤキモキさせられました。私もオタクの端くれなので、何かを崇拝してしまうという気持ちは良くわかりますが、リアルの世界にそういう感情を混ぜてはいけませんね(笑)若い時に一定の層にはありがちかも…と懐かしい感情が疼きました。

 一見対極にある二人が、一緒になるにつれ意外に似たもの同志だと気づかされる過程も面白かった。清居が平良に向けるニ文字の定番の言葉は、部外者から聞くとネガティブな発言だけれど、「エモい」という清居なりの愛情表現だったのかなーと思うと他人に踏み込めない、二人しか分からない空気感がとても素敵だなと思いました。
二つの個性がぶつかり合って化学変化を起こす恋愛。二人の場合絶妙で常に右斜め上なのが良かったです。
片思い時代、一緒になった後どちらも気に入りました。ずっとこの二人の掛け合いを見ていたいような気分になりました。

 あとがきを読んで、作者さんの趣味に走られた話が読者にも瞬く間に受け入れられて、大人気作品になる…というサクセス・ストーリーは、BLジャンルならではで面白いなーと思いました。あとがきも本文の丁寧な文章表現のままの内容で、凪良先生の性格がわかります。才能は当然ながら、お人柄の部分も文芸界の方で重宝される所以だなと実感しました。

イラストも平良と清居の雰囲気が伝わる絵柄が素敵で、このイラストで良かったです。

6

美しい彼

見るたびに感動し、お互いに助け合う話が本当に良かったです

2

キングと平民の恋

とうとう読みました。
3年前に「美しい彼」シリーズ3冊購入したのに、ずっと積読だったんですけど、ようやく読みました。

なかなか衝撃的なお話でした。さすが凪良ゆう先生。ぐいぐい引き込まれました。

最初はこのカースト底辺の男と、美しい彼はどうやって恋人になれるのか。恋人になれる気がちっともしませんでしたね。
平良の清居への想い。あんなに真っ直ぐに強い想いを持てるのってすごい。キモとかウザと言われても清居からの言葉は違う意味に捉えることが出来るんですね。
清居がキリスト様から恋人に変わった時の平良の変わりよう。性欲が止まらなくて、今までどうやって性欲なしに触れ合えたのが謎なくらいでしたね。

清居の平良への想いの変化が興味深かった。溺れるくらいの愛情が彼には必要だった、という事でしょうか。高校の時から、もっと平良のこと好きなのかと思ってたけど、まだ意識してなかったんですね。
平良が自分の中の「清居」を好きで生身の自分を見てくれないから泣いたところ、感激しました。
ちゃんと2人の気持ちが通じて良かったです。

この先はどんな展開になるのかな?
平良も意外とイケメンみたいだし、楽しみです。

4

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う