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有休オメガ コミック

藤峰式 

悲愴感の欠片もないΩ

オメガバース特有の悲愴感等一切ないギャグで面白かったです。
それなりにエロシーンもあるのに、ギャグが強すぎる(笑)
Ωの発情期有休を利用してサボっていたのが会社にバレないように、発情期のフリをしてたら、結局、番のフリをすることになったという斬新設定です。
その有休を最優先にするメンタル、同じ社会人としてわかっちゃうけども(笑)

当初、マイペースな攻αにちょいちょい殺意を抱いていたり、攻婚約者に渡された手切れ金の小切手につられそうになったりと、主人公のモノローグ、ツッコミのテンポが良すぎて笑いっぱなしでした。

キャラと過去・現在のエピソードに一貫性があって好きです

好きな作家さんの作品です。
19歳/30歳のときに一度だけ関係を持った二人が、8年も経ってから会社で再会するっていうあらすじをだけかくと普通のお話なんですけど、再会から始まって、合間合間に、二人が出会ったときのエピソードが入る構成が二人にどんなことがあったんだろう、どうなって関係を結んだんだろう?って思わせてくれてページをめくる手が止まらないです。

攻視点で書かれているんですが、過去エピソード、現在のエピソード、仕事への取り組み方が、全部繋がっているというかキャラとして一貫性があって、あとから考えると「あ~そういう性格だからそういう選択(行動)なんだろうな~」って納得してしまいます。
和(受)が小椋ムクさんの挿絵と相まって大人しそう?な印象を持って呼んでいたんですけど、意外ととガーっと突っ走ることがあるタイプで、達生(攻)の方は逆にちょっと慎重派なんだろうなっていうのが仕事や行動にでています。

和(受)が上司の達生(攻)にお誘い(でもないかもしれない)をかけるシーンがいいです。
お部屋に誘ったシーンはお互い小手調べ感ありますが、お砂糖をなめさすシーンは描写、和のセリフ、挿絵が最高で、過激なシーンでもないのにドキドキしてしまいました。

あとはピロートーク代わりに和が仁科に電話を掛けさせるシーンがいいですね。今後の二人の力関係、大丈夫かな??wってなっちゃいますね。

金持ちイケメン社長×マイペース受

吉田ナツさんの作品はツボに入ることが多いので、作家買いしました。

結果として満足。

丸顔凡庸の親友にずっと片思いしていた会計士の夏目(受)と担当会社社長の伊佐(攻)の話。

夏目は見た目は綺麗なんだけど、自分には無頓着だし、ずっと親友に片思い。
対する伊佐はイケメンだし、金は持ってるし、モテるし自分に自信があるタイプ。

夏目は片思いの相手・新倉が結婚することになり、傷心の中、伊佐と関係を持ちます。
傷心の夏目を支えてくれる伊佐にほだされていく形で進んでいきます。

体から入るLOVE、好きです。
そして初期の夏目は新倉を好き過ぎる(笑)趣味や友人関係も新倉つながりだし、新倉をdisった伊佐とケンカになるほど。自他ともに見た目に拘らないタチらしい。
金持ちだしイケメンで相当なモテ男な伊佐にアタックされても、「え?何?」ってくらいのマイペースな夏目が良かったです。

巻末の「一途な週末」でも俺様なはずの伊佐が夏目に振り回されちゃってるのがいいです。夏目自身は自分が伊佐に振り回されてるって思ってそうですが。

年上の恋人兼兄の立場

「ブラザーコンプレックス」の続編です。
血は繋がらないけど、子どもの頃から一緒にいた兄×弟ものですね。

前作でくっついて、恋人同士になってからの二人の話。
登場人物もBLにしては多く、前作と繋がりがある人もいるので、これ単品では若干読みづらいかもしれません。

尚志(受)が進路を決めるという時期。
兄である俊和(攻)の側に居たいがために進路を変更しよとするんだけれども、俊和にそれを反対された上、別れようと言われてしまいます。

俊和としては、恋人としての立場と一緒に、兄・家族として、尚志が将来自分のせいで後悔して欲しくないという立場からそうなるんですが、尚志は初めての恋人、しかも相手はモテる兄。恋に溺れてしまって俊和の気持ちがわからなくなってるんですよね。

おお、なんかちょっとリアルで真面目なストーリーだー…。って思いながら読んでました(笑)
読んでる間はずっと尚志視点で、兄の心情の描写がないので、苦しかったです。
尚志も友人、俊和の周りの人、長田という知り合いのなどいろいろな人の意見を聞きながら、俊和の思いに気付いていきます。
勢いだけで話しが進んでいくんじゃなくて、こうやって周りの人の意見を聞きながらちゃんと考え直していく、っていうのは尚志らしくもあるし、ちゃんとストーリー作ってるなぁと思います。

ただ、ストーリーはちゃんとしてるしてるんですが、私には兄×弟のBLにありがちな萌えが若干足りなかったです。せっかくの(?)兄×弟なのに!兄の超絶ブラコンっぷりとかかなり萌えポイントなんですけどね…、まぁ今回の話ではあまり強調されないのはしょうがないか…。
そんな訳で「中立」をつけさせて頂きました。

個人的には俊和の元セフレの結城と尚志が絡むエピソードとか読んでみたいです。こういう攻と関係ある綺麗どころに受が気に入られる。ってシチュエーション好きなんです。

ちょっと物足りない

きたざわ尋子さんは好きな作家さんの一人なんですが、最近いまいちツボに入らないです。

絵本作家兼喫茶店のオーナーな攻・逸樹とその喫茶店に店長をすることになった受・紗也
逸樹の弟・洸太郎に見込まれて、紗也は新規開店する喫茶店の店長をすることになります。

今まで大量のセフレがいた逸樹がゲイじゃない紗也を口説くけど、本気だと思えない紗也
っていう構図なんですが、紗也が逸樹とくっつくくだりがなし崩し的で「あ、そう…」と話に入り込めませんでした。

逸樹、洸太郎、紗也、それぞれ家族にあまり恵まれなかった3人が、『家族』にあこがれてるっていうのはいいと思うんですけど、結局、洸太郎が紗也に「お母さん」になって欲しかっただけ、というか。

逸樹はずっと誰も本命にはならず、フラフラしていたような人間だし、紗也はゲイでもなくサバサバしたキャラなので、この二人がくっつくにはもっとちょっと動機づけが欲しかったです。
もっと二人がくっつく過程が長かった方が面白くなったんじゃないかな、と思います。ページ制限とかあるので、難しいとはでしょうが。
洸太郎の紗也お母さん好き好き~な感じは嫌いではないんですけどね。

ちょっと物足りなかった、というのが全体の感想です。

続編では逸樹の悪友が出てきて、紗也にちょっかいを出してきます。
きたざわ尋子さんの作品はサイドのキャラのカップル率高いので、洸太郎と逸樹の悪友くっついたらどうしよう、とどきどきしましたが、洸太郎が大型わんこキャラなので、その心配は必要なかったです。良かった(笑)

マイペース人気者攻×トラウマ受

元々、作者の夜光花を作家買いするほど好きですが、
更にトラウマ受で大好物ですね。

高校時代に行方不明になった間の記憶がない怜士。
写真を撮られたり、人に触られたりするこが苦手でセックスもできない。

そんな時、行方不明になる前の中学時代にあこがれてた櫻木と再会して、恋心を募らせる。

そんなストーリーです。

トラウマもの受には包容力のある攻でしょ~!って思いますが、
なんだろう…。櫻木先輩、包容力…あるようなないような。なんか、のれんに腕押しっぽい感じの人です。博愛主義というか。
受が記憶を取り戻すのに脅えてるときも「ガンガン行こうぜ!」(笑)で、記憶を取り戻すのに積極的。
でもそんな先輩でも好き。っていう作者曰く櫻木信者の受です。
しかもトラウマになった事件思いだしてからの、復讐一直線っぷりはぷっつんキャラですね。
私はそこが面白いと思いましたが。

復讐しようとして、乗り込んだ先での、展開に思わず泣いちゃいました。

受の記憶喪失の間の事件は、まぁ、今の症状から推測した通りの、ガチでのトラウマものなので、苦手な人は苦手だと思いますのでご注意を。

元盲目の攻×相貌失認の受

元々、一穂ミチさんの作品が好きなんですが、
この作品は設定も好きなのでかなりツボです。

盲目の少年・数馬と、一夏の間、親しくしていた縁。
縁は相貌失認(人の顔を判別できない)の障害をあることを数馬に隠していたんですが、とあることをきっかけに別れ、再会する。
数馬は目の手術を受け、目が見えるようになったものの、「ゆかりちゃん」のことは女の子との思い出だと思ってる。縁は数馬のことを気付いてるけど…
というストーリーです。

相手のわからない初恋の人との再会ものといったら王道ですが、やはり盲目と相貌失認っていう設定は特殊ですね。
ただ、それが”設定だけ”、になっておらず、数馬の目が見えなかった時、目が見えるようになってから感じたこと、相貌失認の縁が普段不安に思ってること、気にしていることの描写がとても良いです。

それから訓さん(縁の理解者である叔父)の「その話、最後まで聞いたら俺は鼻からそば出しそうか?」のシーンのやりとりみたいな、軽快な会話があったり、
数馬の好青年でありながら、以外としたたかなとことか、縁の障害があってコミュ症みたいな生活してるのにあっさり女の子と寝てたりするギャップもお気に入りポイントでした。

イタリアンマフィア×孤独なけなげ受

もうシチュエーションが大好きです。
そして挿絵の穂波ゆきねさんも好き。

前作のときはそこまでハマる感じではなかったのですが(多分一度読んでそのまま)、こちらはハマりました!

受のちょっとダークな部分(僕って本当はいらない子なのに的な)とイタリア語もたいしてわからないアホの子だけど、純粋さのみでつっぱしってしまうところどちらも良かったです。

あと、特にライバルでもないけれど出てきた殺し屋フェランドが気に入ってしまいました。もっと受のリクとの絡みが読みたいですね。
フェランドもファミリーに入ったことだし、イタリア語をリクに教えるフェランド、それに嫉妬するクラウディオ、みたいなシチュが読みたいです。

これは続編が出て欲しいな。

学生時代の親友同士が再会

挿絵買いでした。

学生時代の親友同士が攻の告白によって別離し、社会人になって再会。という王道パターン。
最初から最後まで王道なのでハーレクインのように安心して読めますが、その分すぐ印象が薄れてしまいそう。
よくある受を敵視する美形キャラ、攻の義兄キャラ、受の元上司営業課長、元上司審査部課長、大学時代の先輩などいろいろ興味深い登場人物はいるんですが、いまいち真意が読み取れないまま受と攻がくっついて終わってしまいました。なんだかその辺りのキャラもしっかりイメージしてお話を書いていそうなので、その辺も蛇足にならない程度にうまく話に入れるか、諦めて余計な部分はさっぱりカットする方が気にならずに読めて良かったかなーと思います。
あとは二人がくっついたあとのお話ももうちょっと読みたかったですね。
デビュー作ということなので今後に期待ということで、「中立」