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ai no sabaki wo ukero
こんなに泣かされるとは思ってもみませんでした。
郁のひたむきさにやられっぱなしでした。
「はちすがいく、と読みます」だけでもう泣けます。
前作ではあまり印象でなかった陶也と、陶也の夜遊び仲間・篤郎の腹違いの兄、郁。
関係がすでにめんどくさいw
寿命が短く身体が弱いカイコガの郁は口がきけなく筆談なんだけど、そのやりとりが後々きいてくるんですよね。
ヤク漬けの篤郎のせいで郁は酷い目に合うんだけど、あれはかなり辛かった…涙涙
ムシシリーズ新刊の『愛の嘘を暴け!』から入って号泣し、シリーズ既刊も読んでみたくて、購入したこちら。
一作目から読もう!と思っていたのですが立ち寄ったメイトさんに1・2作目がなく、でもこちらの郁くんがとても気になり読んでみました。
…うわ〜、うわー、うわー……読みながらもう、涙が止まらなくて気付いたらマスカラ・アイラインがほぼ全部落ちてひどいパンダ顔に。。
他人に無関心で空虚に生き、孤独を抱えたヤリチン攻め・陶也が愛を知り、とんでもなく大きな変化を遂げていく様。そしてその過程の切なさに胸が締め付けられました( ; ; )
再会後、郁の元に送られてきたノートに綴られた内容を読んだ時は声を出さずに大泣き。「会えない四年間、とても苦しかった。でもお前を愛していたから、一度も孤独にはならなかった。…きっともう二度と、孤独にはならない。」
う、、今思い出しながら書いてるだけで泣ける。。
郁の寿命が、何かすごい技術によって普通の人間と同じようになったり、襲われた時にスーパーヒーローのように陶也が現れて間一髪救い出すーー
といったような奇跡や救いは起こらない。辛い……
それでも再会後、想いを確かめ合った二人、覚悟を決めた二人には確かに幸せな光が感じられ、救われた気がしました。
そして、少ないながら、病院でのえちの描写がね…たまらなく良くてなんか泣きそうになっちゃいました。(そこでは泣かんのかい)
媚薬入りの糸を爪先から出して、弱った郁を傷つけないよう、愛する人を大切に大切に抱くんですよね…
最後の章「something good」の攻め視点のお話も、胸にグッと熱いものが込み上げるものでした。レモンイエローのマフラーを巻いた郁、可愛いだろうなあ。
限られた残り少ない時間であったとしても、郁が今まで感じていた”幸せのようなもの”ではなく、本当の”幸せ”に包まれて、大好きな人と共にずっとずっと笑顔で過ごしてほしい…そんなふうに願わずにはいられない、胸を打つお話でした。
あの陶也がねぇ…最初は鼻持ちならない嫌なやつのままだったのに郁に出会って大きな変化…。中盤の2人の別れキツかったなぁ。でもその後生き方を変えた陶也。ノートでの筆談、小さく愛を育むようでよかった。郁が献身的すぎて鼻がツーンとなりながら読んだ。とても好きなお話。
健気受けの代名詞、樋口美沙緒先生。
スピンオフで受けの兄の話が次の「愛の罠にはまれ!」になるのですが、初見も再読も経験した私のオススメの読み方はやはり順番通りの「愛の裁きを受けろ!」→「愛の罠にはまれ!」です!!
今回の健気受けは、ロウクラスの中でもか弱く、残り短い寿命を抱えながら必死に攻めへ片思いをします。
これがなんとも健気…。
どんなに邪険にされようとも、儚げに優しい笑みで応えます。
また、口が利けないのでもどかしさがより一層増して感情が揺さぶられます。
最初は酷い扱いだったけれど、受けの存在の大切さを知りますが時すでに遅し…。
しかし一度別れてからの攻めビフォーアフターが本っっ当に素晴らしい!!
受けも攻めの事を忘れることが出来ませんでしたが、攻めはすっかり構成して受けに見合う男になりたいと変わったところが愛を感じます。
この設定に萌える方が必ずいらっしゃるはず…!!
そこに追い打ちをかけるように収録されているSS「Something good」は、空白の4年間を攻め視点で楽しめるのですが…。
これがすごく健気攻め…!!
そう…これは健気受けと健気攻めです!!
そしてこの作品で篤郎が気になった方は是非、篤郎編の「愛の罠にはまれ!」を読むことをオススメします!!
これだけ熱く語っていますが、私は「愛の罠にはまれ!」がムシシリーズで一番好きです!!
それくらい推せます!!
これだけ語っていますが、読んで損はないくらいオススメです。
#愛の巣へ落ちろ! で悪役ででてきた陶也(攻)が救済される作品。なので愛の巣へ落ちろ!から読む事をオススメします☺️
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このシリーズ1作品目で翼に非道な事をして自分も他人も傷つけていた陶也が、ムシの中でも余命の少ないカイコガの郁に出会い徐々に絆されていくのが凄く良かったです。
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前作に引き続き主人公が余命の少ない種別のムシなので、幸せになったところで自分はもうすぐ死ぬ..じゃあ何のために生きるのか?という『生きる、死ぬ』が当事者達の考えのベースにあって、だからこそ悔いなく生きようとする姿勢が美しくもあったし、切なくもある作品だなぁ..と思いました
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攻めが社会人になって超紳士になっているのでそこもめちゃくちゃ良いです☺️
「愛の巣へ落ちろ!」の感想で「陶也と澄也のキスシーンがツボ。この2人がキス以上に致していたような設定は公式では無いだろうけど〜」と書いたのですが、まさかの公式だった…どっちがどっちですか?やっぱりリバ?読みたい…
さて本編。様式美になってきた、財力があって頭も良い文字通りハイクラスの攻め×身体は弱いが人を愛せる受け、3連チャンです。
あまり立ち止まることもなくサクサク読み進められます。これで文体が(右腕の前腕部とか、やや気になる表現こそあれ)気に入らず読みにくかったらしんどいけど。
このシリーズの、性犯罪がハイクラスのなぁなぁで揉み消され刑事罰を受けないところは大変苦手。
今回は攻めである陶也目線が長く、受けに苛立つことが少なかったのがよかった。鈍臭くて、心配する人がいることを理解せず無謀な行動をとる郁に呆れてしまうこともままあったので。ひとり立ちと、自分の手に負えないことをひとりでする事とは全く違うんだぞと。
「愛の巣へ落ちろ!」の陶也登場シーンを読み返しましたが、陶也も相当なことをしでかしてるわけで。まだ荒れ気味の陶也が"おっかなびっくり"赤ん坊を抱くシーンが面白い。大の男でも赤ん坊にはなかなか勝てない。
陶也の「これほどの憎悪は〜翼にさえ感じたことがなかった」というモノローグ、完全に犯罪をやらかしてる篤郎と翼を同じ土俵で語るでない…
あと「俺じゃない男見つけろよ」…このシリーズ男×男が普通過ぎて…そういう世界かと思いきや親世代は夫婦だし謎。
萌〜萌2
毎度、郁の健気さに泣かされるー。゚(゚´ω`゚)゚。
郁は本当に健気で儚くて可愛いですよね。
そして、陶也はスパダリになりました。
『愛の罠にはまれ!』を再読してからこちらも読んだのですが、
篤郎があんなに郁を愛していたなんてこの時は思いませんでした。
本作ではとてもいやらしくて嫌な兄という印象だったのに、
篤郎の本当の気持ちを知ってから読むとまた違った思いになりました。
愛を知らなかった陶也と優しい郁が想い合っていく過程が好きです。
陶也が結構早い段階で郁への気持ちを認めたところもいいと思っています。
筆談でのコミュニケーションやプロポーズは、
何度読んでも泣いてしまいます。
かなりキツイ展開もあったけど、
一度愛したらもうなかったことにはできない。
愛したことによって、たとえ離れてももう孤独ではないという陶也の気持ちには胸を打たれます。
お互いがの存在や愛すること自体が生きる希望や意味になっていくーー
たとえ短い命だとしても……という切ないものではありますが、
愛が生きていた証になるという素敵なハッピーエンドに胸がいっぱいです。
何度でも読み返したくなる作品です。
虫シリーズの3作目です。
現代の文明が滅亡し、生き残るために虫と融合した人類の世界が舞台で、虫がカギとなるとても独特な設定です。
シリーズは出版順ごとに読んだ方が理解がし易いかもしれません。
特に1と3と4は繋がりが深く、6と7はほぼ前編後編です。
今作はタランチュラの陶也×カイコガの郁→ハイスペック傲慢強気攻めと健気無垢不憫受けのお話です。
攻めの陶也はシリーズ1作目にも登場し、メインCPの攻め澄也の従弟でひと悶着あった人物です。
1作目で印象が悪い分、バックボーンを知り、かつ郁との出会いで変化していく姿に感動もひとしおでした。
陶也は精神的な郁は肉体的な「弱さ」がポイントでした。
途中、命の重みや強い気持ちを浮き彫りにするようにこのシリーズ中でも相当にきつい展開になります。本当にひどい事件なのですが、そこから転じて二人の新しい強さが生まれていく様は涙なしでは読めませんでした。
シリーズ一気読み!と意気込んで読んでおりますが、2作目を読んだ後、この本作3作目は少し時間を置いて読むべきだった…。
1・2・3作と全てハイクラスxロウクラス、俺様攻めx不憫受けの切ない切ない物語…みたいな感じで、デジャヴ感で目が曇ってしまう。
本作の主人公は、1作目の傲慢タランチュラ、ロウクラスを人とも思わぬ七雲陶也です。
受けは3作で最も儚げなカイコガの郁。
郁はロウクラスの中でも特に弱い種のカイコガで、子供の頃は喋れたが今は口もきけなくなっている。30才まで生きられるか、とも言われるほど弱くて。
これだけでもうどんな話になるか想像できるわけですが、実際想像を絶する酷い仕打ちが郁に襲いかかり、もう見ていられない、という位な可哀想展開。
1作目で超俺様だった陶也が、本作でその悪行のしっぺ返しを食らう。
本作では陶也x郁の関係性以上に、郁の異母弟でハイクラスの癖にドラッグに溺れて素行不良の「蜂須賀篤郎」の存在が大きく関わってきます。
その篤郎がかつての陶也と同じ振る舞いをして郁を傷つけるのですね。そして1作目の澄也x翼同様、陶也と郁はお別れ。…4年間も。
陶也も1作目の澄也同様ロウクラスに溺れ、恋い焦がれ、前半の俺様・鬼畜の振る舞いから一転、郁一筋の真面目誠実男になります。
4年後の再会後も、郁は自分の寿命が短い事から陶也との関わりに消極的で2人の仲はジレジレとしますが、今や誠実男となった陶也の方が郁の頑なな心を溶かしていくのですね…
「明日死ぬのだと思って、今日を生きる」
この命題は深く染み入りました。
再びのデジャr・・・
シリーズ3作目でございます。
1作目で登場いただきました、あの!陶也さま救済企画w
あの暴走していたところからどう展開するのかが楽しみだった1作。
まるで双子のように、自分の半身だと思っていた
澄也が、よりにもよってロウクラスとくっついてしまうなんてと
傷心気味な陶也様。
そんな彼が出会うのは、これまた希少で短命なロウクラス。
カイコガの郁。
小柄で真っ白で、今はもう言葉を話すこともできない。
しかし彼はあの陶也が好きなのだという。
健気でまっすぐで。
そんな郁に癒されていく陶也が良かった。
前半と後半ではちゃんと好きになることを知って、
変わっていく姿が面白い。
まるで別人・・・・
自分が過去、してきたことを
そのまま返されるというしっぺ返しの刑
弟君との確執、事件、
そして4年の別れ。
命に限りをあれだけ話しての4年は痛い。
相変わらず受には厳しいお話でございますが
幸せになっておくれと思わずにはいられませんな。