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一途な大学院生×魔性の大学助教授、11年の時が紡ぐ燦爛初恋譚
manatsu no yuriika
全体を通して流れる昭和の空気が何とも言えず美しくロマン溢れていて、すっかり入り込んで夢中になって読ませて頂きました。
鵜飼先生のように、目が合うと好きになられて困るという人、実際にいますよね。 鵜飼先生も、きっととても魅力的な瞳なのでしょうね…。
私は、鵜飼先生のように、自分の好きな分野に没頭して夢中になっている人や、自分の好きなことを嬉々として語ってくれる人が大好きなので、鵜飼先生が現実世界に存在していたら、きっと好きになってしまうと思います。
それから“遠”で“はるか”と読むお名前もとても美しく、鵜飼先生にぴったりだなぁと思いました。
そして、あんな可愛かったシュウくんがこんなに大きくかっこよくなってるなんて…!
博多弁もとても良かったです。自分も数年間福岡に住んでいたので凄く懐かしかったです。
肌を重ねるシーンでは、迫力があって湿り気のある肉体のぶつかり合いが最高にエロくて美しかったです…!
描き下ろしでは、遠さんを好きで好きでたまらない土岐くんが描かれてあって、幸せのお裾分けをもらったような気持ちになりました。
舞台は1979年、45年前の設定なんですね。
それよりさらに10年前の物語も描かれているので、昭和の物語!といった空気が全編に渡って流れています。学生運動といった言葉も何度も出てきて、今とは違った時代背景が伺えます。
10年前の夏に出会った学生と少年が10年の時を経て再会する、といった物語なのですが、タイトルがとても素敵。全体を通して時代を感じる、時代ものBL?という感じでしょうか。
先生の作品は全て読んでいますが、画力とエッチなシーンのエロさ、肉々しさが今作もすっごいです。
身体、汗、ほとばしるエロス!
ストーリーとしては少年の憧れからの尊敬、愛、鵜飼先生の方は過去の失った恋愛と色々詰め込まれているのですが、レビューで他の方も書いている通り、淫乱の目?の設定はなくてもよかったかなぁ。
そういうことでなく、先生はとても魅力的で良くも悪くも人を惹きつけてますね。
土岐くんは終始素晴らしくいい子。心の広さ、真っ直ぐさ、先生の過去に対しても敬意を払う、簡単なことではないことをサラッとこなしてしまいます。パーフェクト!
時代背景を考えたら簡単な恋ではないと思いますが、2人が幸せそうでよかったです。
舞台は1979年。鵜飼さんはほんと不思議な色気がある人!これは魅了されてしまう誰だって。天方さんも素敵な人だったよね。土岐くんの若さとまっすぐさが眩しかった。さすがわぎもこ先生、大迫力のラブシーンですっっっっごかった……!描き下ろしも!!!
昭和、学生運動の最中から高度経済成長期を舞台にした作品。
10年ほど前に出会っていた少年(後の攻め・哲学を志す学生の土岐)と、大学助教授で数学をこよなく愛する“魔性”の青年(人を惑わせる目を持つ鵜飼)を主軸に展開するストーリー。
昭和という時代背景、バリバリの博多弁という事もあり、若い世代の方は読み進めにくいかもしれません。
でも、スマホもメールもない、SNSやス◯バ的なカフェやタワマンもない時代に、密かに同性同士の愛を深めていく土岐と鵜飼からは、現代の若者とは違う熱量や意志を感じました。
10年も前の「帰ってくるけん、今度会ったら・・・」という口約束一つを頼りに再会を果たすというのは、いささか都合良すぎにも思えるのですが、でもね、「不便」が当たり前だった時代だからこそ、これはあり得る設定なのかもしれないです。
スマホ世代とは、時間の流れ方が違うのです。
人が自身の脳内で処理出来る速度で時間が流れている・・・
そんな時代だからこそ成立するストーリーなのだと思いました。
それから、わぎもこ先生は圧倒的に確かなデッサン力をお持ちで、安心しながら読み進められますね。
まぐわうシーンも肉感や湿度の表現が素晴らしく、誌面から湯気が立ちそうなほど。
鵜飼が元カレ・天方に未練がありつつも、土岐に惹かれたのは納得です。
鵜飼もまだ若いですしね。
というか、鵜飼はもともと知性に色気を感じるタイプなのでしょう。
サピオセクシャルというそうですが。
自分の話す難解な数学的トピックにもしっかりついてきて、時に的確なコメントを土岐がくれるというのは、鵜飼にとって最高の前戯なんだと思います。
全体的に大きな喧嘩や当て馬騒動は無く、土岐と鵜飼二人の間でちょっとしたすれ違いがある程度なので、ストレスフリーに読み進められます。
博多弁の独特なテンポと、知的な男性二人が織りなす恋の方程式。
学術系BLがお好きな方はぜひどうぞ。
いろいろな要素が噛み合っていない印象を受けました。
たとえば、再会。以前子供だった頃に交流を持っていた土岐が大学生になって鵜飼の前に現れる。
自分がこの向日葵より大きくなったら会いに行くので待っていて、という科白もありますが、お話の芯がこれだけであれば、可愛い初恋の再会話として読めたと思うのですが、問題は、このとき鵜飼には好きな人がいたということ。土岐にとっては鵜飼が全てだったかも知れないけれど、鵜飼にとっては当時天方という恋人が居たということ。
その過去の恋も要素の一つですが、鵜飼にとって天方との恋は、天方が死んだ今でも忘れられないくらい強い思いが残っているのか、それともただの思い出として既に片が付いているのか。ところどころに登場する挿話を見ると、天方への思いはまだまだ健在で、他の人が入り込む余地がないのかなと思えるのですが、その割にはあっさり土岐にときめいているので、どっち?となりました。
また、以前淫乱の目だと言われて人と目を合わせられなくなったというエピソードがありますが、これについても思い悩んでいるのか、言葉は自虐だけど自分の武器だと思っているのか、やはりどっちなのか分からなかったです。
さらに、ストーカー問題。不気味っぽい演出されているのですが、土岐と何が違うのかと思ってしまう。鵜飼が相手を好みと思うかどうかが境目で、その辺りはセクハラの真髄なのでしょうが、ここまであの学生に怯えているのに土岐といい仲になることに違和感が拭えませんでした。逆にストーカー君が鵜飼の好みど真ん中だったらそういう関係になったということ?
土岐とストーカー君のキャラ立ちが近く思えたので余計にそう思ってしまい、そもそも天方のことは?とも思ってしまい、入り込めませんでした。
数学の研究の話とか、昭和の大学の雰囲気とか、全編博多弁とか、魅力もたくさんあったのに残念です。
まるでなにかのつづきものかのように唐突にはじまったというのが、私の印象でした。
理由は世界観だと思います。
年代や、口調が、すごく個性的なので、
なんの前情報をなしによんだ私には
世界観にスムーズに入ることが出来ませんでした。
でもハマルひとにはハマる作品なのだと思います。
そして、わぎもこせんせいのかく男同士が裸でまぐわっている姿は、本当にえろいな、、、と思いました。個人的にはニッチな作品ではあると思うのですが、どうなんでしょうか。
いや…無自覚だから魔性なんでしょうね…
わぎもこ先生の新刊!
前作で天授さんに骨抜きにされたワタクシ、
とっても楽しみにしておりました…!
真冬に発刊された真夏の物語。
美しかった~!ものすごく美しい世界でした。
わぎもこ先生、魅力的な攻めさまを描かれる先生と
お見受けしておりましたが、
今作は儚げ年上受けさまの魅力が溢れてました…!
この受けの助教授、鵜飼先生…
ちょっと抗えないくらい、猛烈に魅力的なんです…。
控え目で知的。シンプルな白シャツからも匂い立つ色香、
さらに嗜虐心を煽ってくる照れ困り顔…!すぐ赤くなっちゃう…
黒縁メガネをズリ上げながら目をゴシ…かっわ!!!
こ、これは…ワタシ知ってる!これが魔性や…!!!
で、年下攻めの土岐くんは、ちょうど性の目覚めの時期、
ピュアーな小学生のときに、清楚で知的なお色気を放ちまくる
ヤング鵜飼に出会ってしまい(当時25歳くらいかな?)
癖をバキバキに歪められてすくすくと…
(実際は複雑な家庭環境でしたが)育ってしまうんですね。
まあこんな美人で優しい知性派だけど生活能力からきしダメで、
自分が支えないとダメなお兄さんおったら、
誰でも守ってあげたい…ポワポワポワってなるし
その宇宙とか数字にフワフワいってる意識を
自分に向けてもらえたらハァハァ…って、
まあ、なっちゃいますよね~わかる。
この、12歳年下の土岐くんが大学に入ってきて、
助教授となっている鵜飼と再会するところから物語は始まります。
年の差や時代背景なども相まって、お話自体はハピエンですが、
甘いだけではない恋愛で切なく、かなり大人っぽい展開を楽しめます。
博多弁も柔らかいのに芯は強い感じが作品の世界にピッタリで、
ページごとの充実度も含めて映画を見ているようでした。
しかしワタシにとって本作の超絶萌えポイントは…
なんとゆーても!年齢を重ね妖艶さがマシマシな鵜飼先生…ッ!
勉強にしか興味なさそうなテイなのに
夜はガッツリグッチュグチュのソロプレイ。
ギャップすご!!!前のページの切なさと儚さはど、どこへ…!
我慢できず体を重ねる2人の肉体の厚みたるや…!
(突然の雨、いい仕事してくれた…!)
ギリシャ彫刻がセッしてるみたいな美しさでございました。
ムッキムキじゃないんですよ。きれいな筋肉のつき方してる体…。
(シーモア版でしたが、修正も甘めだと思います!)
とにかくギャップ萌えが…この普段は清楚な先生が…ッええッ!アッ!
結構…アッ!大胆にこう、淫蕩に耽る姿が…ッ!OH…!
なんかもう、えっちすぎて
いけないモノを見てしまっている感がすごいッス…。
(電子の描き下ろしでは、土岐くんの土岐くんを
おくちに含んじゃったり結構上手だったり…(赤面))
前作では攻めの天授さんの魅力に抗えなかったのですが、
今作は受けの鵜飼先生の魅力に抗えないワタクシでした…。
このヒトになら人生狂わされてもきっとみんな幸せなのでは?
ほんとの魔性はビッチにあらず。無自覚な色気に勝るものナシ…!
こんなすばらしい受けさまを爆誕させてくださった、
わぎもこ先生に感謝でございます…!
昭和が舞台なノスタルジック〜〜〜な雰囲気
博多弁の丁寧語の奥ゆかしさが素敵でした!!
再会ラブであり一目惚れであり丁寧な恋であり…
肉体美!!!!でありながらも、じっくり恋心が描かれているのも良かったです。
学ぶことの深みや美しさを語り合ってる姿も素敵
好きに夢中になって、それを分かち合えるって良いですね!
わぎもこ先生と言えば…の潮吹きっぷりも素晴らしい!!
もっともっと漏らしてくれて良かったんですが…
前作2作と比べると堅実な感じがしました。
素敵な恋物語ではあったんですが、
初めての人との一時も尊すぎて、感情移入しすぎて、
なんでそんな結末になってしまったんやーって
悲しい気持ちもあったので複雑な面もありました。
わぎもこ先生はデビュー作がフェチ系っぽい?のでスルーしてしまったのですが、画風がとても好きで...
2月の『アフターグロウ』を拝読してどハマりの作家様です。
わぎもこ先生の作品はエ◯チシーンにもとても力が入っていますが、あまりそういったシーンに興味がないのでパラパラめくってしまって申し訳ないです。
が、それ抜きで考えてもストーリーの重厚さが半端じゃないので、読後感ずっしりで読んで良かったと心から思えるような作品でした。
ページいっぱいに広がる独特の空気感。
そして わぎもこ先生といえば方言でしょうか。
読んでいて新鮮みに溢れていました。
吾瀬わぎもこ先生といえば、デビュー作から
一貫してどエロ!なイメージでしたが…
本作は色気が漂いながらもどことなくノスタルジーな雰囲気でした。
大学の助教授の鵜飼はある日、ゼミ室を訪れていた院生・土岐と出会い、
その整った容姿と誠実な人柄に心を奪われてしまいます。
実は10年前にも出会っていたという二人。
小学生と大学生…と年は離れていたけれど、
数学の世界を通して育んだひと夏の思い出。
けれど、鵜飼はそれから間もなくして恋人を喪った
悲しみから土岐との記憶も封印してしまっていたのでした。
それでも学部が違うにもかかわらず懐いてくる土岐に
鵜飼は徐々に絆されてゆき、のめり込んでゆきます。
一見地味そうな鵜飼ですが不思議と周囲の男を誘惑する性質で
学生時代から襲われたり、付き纏われたりと魔性の魅力の持ち主なのです。
それゆえに学生からストーカーされており、その一件を通じて
土岐との関係も深まってゆくことに。
一度は情欲に打ち負けて土岐と身体を繋げるようになる鵜飼ですが、
年齢にしてみると二人の年の差は10歳以上離れており、葛藤します。
けれど、そんな鵜飼の不安を包み込む土岐。
年下ながら包容力に溢れていてどこか頼りなげな鵜飼とは
まさに割れ鍋に綴じ蓋カプでした。
純愛ながらエロもがっつりと描かれ、
吾瀬わぎもこ先生色をひしひしと感じられる1冊でした。
そして、前作に引き続き、キャラたちの方言も魅力的です♪
最後に少し気になったのはあの鵜飼のストーカーのその後。
土岐に追い払われて諦めてくれたのかな…?
真夏のユリイカ。
なんて印象的でうつくしいタイトルなのでしょうか。
吾瀬わぎもこ先生の前作が自分の癖に刺さりに刺さり、新作も読みたいと手に取ったのですが…
結果、前作の方が全体的に好みだったかな…とこちらの評価になりました。
というのも、ここは良かった!という点と、あまりはまりきれなかった点と設定に関する疑問点の多さの差が激しかったのです。
数学を愛する教授と、かつてともに暑い夏を過ごした当時少年だった青年の再会もの。
こちらの題材はすごく良いなと思います。
2人が過ごしたかけがえのない夏の描写が眩しくて、ああこの回想シーンはドラマチックでとても素敵だなともっと読んでいたくなるもの。
ですが、いかんせん受けの鵜飼の思考回路が最後までよくわからなかった。
数学を心から愛する気持ちは伝わってきますし、フィボナッチ数列について語る彼のいきいきとした表情は魅力的です。
きっと彼が使う方言は柔らかい響きに違いないと、その物腰から想像を膨らませるところも。
ただ、恋愛面のエピソードに関しては疑問点や違和感が残ります。
ストーカー被害や、「淫乱の目」の設定ははたして必要だったのか?と思うところも。
男性を避けているのかと思いきや、まだ過去を思い出せていない状態で土岐にグッと惹かれていってしまいますし…
天方とのエピソードもやや唐突に挟まれていて、特別な関係性だったのが分かるだけに、ここは別軸でじっくり描いてほしかったかも。
どちらかというと、土岐との恋愛よりも天方との過去の話の方が気になった自分がいます。
うーん…なんだかよくわからないうちに土岐へ恋愛感情を抱いて、離れて…と、鵜飼が1人でぐるぐるとしていたなという印象のまま読み終えてしまいました。
合間に挟まれるエピソードはどれも良かっただけに、細部の繋ぎの荒さと設定のブレが惜しいです。
土岐の筋肉の迫力と、彼の一途さは好みでした。
コテコテの昭和感溢れる時代背景が非常にノスタルジック。
作者さん、時代考証や数学的知識、方言にいたるまでかなり勉強されたとのことで、それに基づいた世界観の構築が巧みだなと思いました。
タイトルの"ユリイカ"に関しても、その意味合いからピッタリ。たまに"ユリイカ"って聞くけど、どういう意味なのか分らなかった謎も、作者さんがあとがきにて教えてくれました。
素数やフィボナッチ数列、過激な学生運動などなど、学術的な面でもなるほどと思う知識がいっぱいで、BLとは違う部分でも楽しめました。
作者さんが物語の設定や舞台をを妥協せずに作り上げてくれたからこそ、この作品の世界がグッとリアリティを増しますね。全体的に野暮ったい雰囲気も、激動の昭和の時代のイメージに合ってますし、セックスシーンに関しても、じっとりと汗ばむ情欲がより引き立っていたと思います。
かつて知り合った少年が美丈夫に成長して現れるドラマ性や、ストーカーから守る頼もしさは、色々と萌えポイントをついてくるニクい演出がベタだけど良き( ´∀`)
一見地味めだけど、人を惑わす目を持つ鵜飼の魔性の魅力性は、どことなく暗い影が見え隠れしていてワケアリなのがそそりますね。土岐を意識してドキドキするおぼこさも目を惹きますし、すごく興味を掻き立てられました。
だって、すごいエッチな一面があるんですよ。真面目一筋って感じなのに。気にならない方が無理ってものでしょう(//∇//)
再会によって気持ちが盛り上がっていく2人の想い、心の駆け引きが面白かったです。
今みたいにすぐに繋がれるツールがなく、離れてる時間の切ない描写が新鮮に感じましたし、年下のカレとの濃密なセックスも、甘い時間も、存分に楽しめました^ ^
大学の助教と学生という関係性、学生運動が盛んだった頃という時代設定など、美味しい要素、新鮮な要素はいろいろあって、吾瀬先生の筋肉美と汁気を楽しめる濡れ場も素晴らしかったです。ただ、受けの鵜飼の受け身な性格に最後まであまり好感が持てず、人にものを教える立場でこんなに弱々しいのはどうなのか……と萌えられない要因となってしまいました。土岐を受け入れておきながら、途中でやっぱり相手のためには身を引くべきだと1人で結論付けて黙って距離をとるところも苦手で。自分が今どう考えているか、ちゃんと伝えればいいのにと思ってしまいます。土岐から再び歩み寄らなければ自然消滅したんだろうなぁと。あとストーカーや鵜飼の目つきが妖艶だという話は本当に必要だったのか、読み込みが浅いのかもしれませんが、私にはそこもよく分かりませんでした。そこを削って天方とのエピソードをさらに掘り下げてくれた方が、鵜飼をより理解できたような気がします。
画とえちえちなお話がとても魅力的な、わぎもこ先生。
新刊は、、、というと、1979年初夏を舞台にした大学院生と大学助教授の再会Loveでした。
主役は、大学助教授の鵜飼。
人を惑わすつもりはないのに、勝手に男女問わず狂わせてしまう淫乱の目を持つと言われて以来、人と目を合わせるのが苦手となっていた。
が、ある日、研究室を訪れていた土岐に目を奪われる。
11年前、好いた相手を事故で亡くして以来、男を好きなことを隠してきた鵜飼。
土岐へ芽生えた感情を押し殺そうとするが、つきまといの学生から庇われ距離が縮む。
やがて土岐が、かつて鵜飼とヒマワリを通じて再会を約束した小さな少年だと知って、、、
というお話です。
年齢差(35歳と23歳)と時代的な背景もあって、受けが攻めには自分が相応しくないのでは、、、と避けるシーンが切なかったです。
時代モノのこういう切なさが大好物なので、胸の奥を苦しくさせながら(ドMか?!!)終始読みました。
そして、過去の恋人の天方の存在感が強すぎて、個人的には別枠で鵜飼と天方の出会いから蜜月編を読みたくなってしまいました。(……すみません、マイノリティ読者で……切腹!)
でも、年下大型ワンコに護られる鵜飼を見て、幸せになってよかったなあと思うのもまた、本音でした。
今回のお話ですが、やはり攻めの肉体美が素晴らしすぎます。
帯裏のイラストでもお分かりのように、かなり腹筋バキバキで、脇毛も描かれています。
汁びしゃ描写は、若干少ないように思いますが、それでも妖艶なえちえち描写は、さすがわぎもこ先生です。
まるで絵画のような美しさなので、ストーリーだけでなく、そちらもまた愛でて楽しめる(変○まりあげは)、価値ある一冊と思いました。
+目だけアップのコマに宿る、目の感情の訴求力が強い!!(褒め言葉)
今のところパターンが毎回違う、わぎもこ先生のお話。
次作がどんなテイストで楽しませて下さるのか、とても楽しみです。
私的には2度目以降の読み込みで楽しみが増した感覚が強かったです!
過去2作は初読み時からストレートにストーリーとエロさが一緒に押し寄せて、その波にグワっと一瞬でさらわれて巻き込まれて、気付いたら見知らぬ浜辺に寝そべっていた・・・Σ(゚Д゚)‼という感覚になったのですが、今作はその感覚とは違っていました
先ず初見で「どんな物語なのか?」という部分に馴染みの薄い時代背景などがあって、全く予想が付かない感覚でソワソワしながら読みます
なので大きな波にさらわれるというよりは、波打ち際から小波を足でピョンピョンしながらかわしつつ大きな波にのまれないように注意しながら沖に進んでる感覚です
その穏やかな心地よさに身を任せ何度も小波を飛び越えて・・・
気付いた時には結局見知らぬ海岸?国?に漂い着けてしまっているという新境地!!!(分かり難い例えですみません…!)
やっぱり先生の作品には先生からではないと得られぬ読書体験があります!
そしてクセになってしまう引力があります
今作は特に見え隠れする攻め受けお互いの気持ちを奥ゆかしく抱えて伝える流れが特に好きでした
こういう性格の2人を表現するのにこの時代背景がすごくピッタリだったように思いました
勢いやノリ、世間体などが「今」とは違うからこそこの2人のキャラが活きてるように感じる設定がまた上手さを引き立てていたと思います
個人的にはこの時代を知らないからこそ自由に妄想出来てしまう、というのも楽しかったです(´艸`*)
たっぷりのあとがきもとても見応えがありました!
あとがきにもしっかり描き込みをして下さって、すごく最後まで楽しませて頂けた1冊でしたので是非最後までじっくりゆっくり、そして何度でも味わい続けたい作品でした♡
理学部助教授の鵜飼はゼミ室を訪れた文学部院生の土岐との出会う。凛とした佇まいの土岐に惹かれるけれど、鵜飼には恋人を亡くした過去があり…。
人を愛する気持ちを封印して生きる鵜飼に真摯な情熱で真っ直ぐぶつかってくる土岐は、実は11年前に出会っていて…!
憧れだった人を追いかけ少年から逞しい男に成長した土岐が、鵜飼の心の壁を溶かし2人で満たされていくのが素晴らしい。
数学と真理を愛する可愛い博士、その博士が愛おしくて仕方ないかつての少年。なんて尊い2人。濃いめの博多弁がまたたまらなく良い〜!
そしてなんと言ってもわぎもこ先生の描くまぐわいの美しさと生々しさ。とんでもなくいやらしくてもう最高!!描き下ろしも電子特典も、びゅるびゅるプシャーでこれでもか〜の素晴らしさ!!!
ユリイカは古代ギリシャ語で「見つけた」という意味だそう。私も2人の愛に出会い見つめる事が出来て幸せだ〜。
こちら、時代設定がとても独特だなぁと第一印象思いました。学生運動が盛んだった頃に出会った二人、そこから11年後の再会でお話が始まります。
数学者の鵜飼が無自覚に人を惹きつけるという設定だったのですが、数学のことしか頭にない学者がそんな強姦未遂やストーカーにあったりしてしまう迄に他人を狂わせてしまうような魅力があるのか?というのが最後まで読んでも私には良く分からなかったのです。
それでもここでのそんな輩の話はともかく、
年の離れた土岐にとってはその現実離れした鵜飼が崇高な精神の持ち主である事に魅力を感じていたのにはとても共感出来ました。そして、鵜飼も過去に出会った少年とは気付かずに土岐の好青年な態度や振る舞い、そして見た目に惹かれていくのです。
土岐と鵜飼の過去の出会いを知ると、ほどなく土岐と鵜飼は身体の関係になるのですが、、最初ここでの土岐が「男同士は、どげんしたらよかとですか…?」と、物凄い立派な体で、そんな事言うのが可愛いかったです。
電子で購入したのですが、私が読んだ漫画の中で一番修正が甘い濡れ場が楽しめたと思います。
土岐とその後恋人関係になる鵜飼ですが、土岐に会う前はあまり物を食べないでいるというのもリアルな表現に思えました。
しかし、鵜飼には過去に恋人と死に別れていた経験があり、ここでようやく学生運動の設定が重要になってきました。当時としては突然連絡取れなくなった恋人の死を数日後に親から噂話で聞かされるという残酷な感じも時代を感じました。
土岐の将来を考えて一度は身を引こうと考えた鵜飼ですが、土岐は鵜飼に恋人でなくてもいいから「僕ば遠ざけんと あなたの傍にずっといさせて…」という言葉には心がギュンとなりました。方言てほんとズルいですよ。
二人の濡れ場は畳の上で、昭和ポルノ(想像だけど)のような雰囲気が出ていて、吾瀬先生のエロ表現がこの作品でも秀逸でした。そういうちょっとニッチな雰囲気を出したかった為の時代設定なのかなぁ?などと思いながら読みました。そして、土岐の大柄なワンコっぷりがとても良かったです。
現代よりも少し前の日本が舞台。
その時代ならではの生きづらさや複雑さを感じつつ、恋が始まっていくふたりの胸の高鳴りがきこえてきそうな描写の数々にグイグイ引き込まれたお話でした。
いつも俯きがちな鵜飼は、どこか影のある人という印象だったのですが
学生時代の恋人のことや心に傷を負った過去の出来事が明かされると、そうやって自衛して生きてきたのだなと伝わります。
研究に没頭することであえてひとりきりになることを選んできた、これまでの日々を思うとなんだか切ないなと思ったりもしたけれど。
そのどれもが土岐との再会に繋がっていたような気がして、とても運命的に映ったのでした。
好意を持っていることをすぐ口に出していたら、きっと遠回りせずに気持ちは交わっていたと思いますが。
"簡単ではない"日々を紡ぐことで輝くモノもあって、そういう部分を彼らは大切にしていたのかなと感じました。
現代の物語の切なさとは一味違う、少し重たい含みに何度もハラハラしてしまいましたが。
そこを抜けた先のふたりがとっても幸せそうで、すごく満たされました。
表紙から漂うノスタルジー。
学生運動真っ只中の1970年代の話です。
学生が世の中を変えようとしていた泥臭い時代に、
理学だけを見つめて生きてきた助教のはるかと、
居場所のない孤独な世界から脱げたかった修一郎の年の差カップル。
時代背景だけではなく、方言や服装が骨太さをより強調しています。
受け攻め両方とも、画面的には雄臭く、
内面はあまりにもナイーブで正直でした。
そこにエロティシズムがあるのかもしれませんが、
さしたる妨害もなくくっつくので、
もう少し丁寧に近付いても良かったのではないかと思いました。
コミコミさんの同人誌は四十八手のいくつかと69でした。
突き抜けた描写力とエロスに度肝を抜かれたデビュー作、次いで胸がギュンギュンするようなキャラ萌え地獄(と書いて天国‼)の沼に堕とされた前作、、、
絶対に買う!と決めていた先生の新刊♡
お迎えさせて頂きました٩(♡ε♡ )۶
※あらすじにある内容含んで以下、ネタバレありで書きます
設定などを分解して並べてみるととても切ない要素や郷愁や原風景などを感じさせるエモさがあります
かつて愛し愛された恋人を亡くした数学者の鵜飼先生(受け)視点で進みます
時代は1980年に差し掛かる中という事で、同性愛者に対して積極的な理解がある世の中とは言えない昭和の時代で、方言から九州地方でしょうか?恐らく東京などよりはまだ偏見などもあったのではないかな?と察する舞台背景
そんな中で再会した眩しい記憶の中に居た少年が精悍な青年として目の前に現れ、窮地の自分を救ってくれ、あまつさえ彼から好意を感じる
未来ある青年、土岐(攻め)を自身の劣情で乱してはイケないと身を引く鵜飼
それでも一途に鵜飼を慕う土岐の真っ直ぐさと包容力
身を任せてしまいたい、でもそれでいいのか、、、良い訳がない、、、‼と悩む鵜飼先生の悩ましく見悶える姿
そんな想い人を亡くした喪失感や人を惑わすと苛まれた過去を抱えた鵜飼先生の未来を見守るようなお話しとして読むのが主流の読み方かな?と思います
正直、私はこの手の「受けが受け過ぎる」ような性格にそこまで惹かれない方です
一見健気な身を引く行動、、、それまで距離を近く感じていた人が急に離れたら寧ろ気になるデショ…普通に考えたらサ…(ー_ー)、、、って思っちゃうんです。。。
身を引いて見せていながら結果「無言の圧」になっているように見えちゃう。。。健気さがあざとさに見えるんですよね(性格が捻くれてるんです…スミマセン)
なので今回は受け視点で進むお話しですがそんなに鵜飼先生に寄り添って読んだりは出来ませんでした
逆に、失礼かも知れませんが過去に傷を持つ賢い人が肉欲に溺れ、ピュアな想いで好意を寄せる青年を肉欲で絡めていき、結果そこに「生と性」を感じる事で潤いを取り戻すような官能的な描写にこの作品の楽しみ方を私個人としては覚えました///
純文学に官能的な薫りを見出して愉しむ、というような褒められるようなものではない読み方をさせていただきました(ホント…個人の趣向なので…‼)
邪道かも知れないし、褒められたものではない読み方かも…とは自覚しています、、、(>︿<。)
それでもこの読み方が、私のこの作品から得られた最大級の萌えだった事は否定出来ませんので素直に告白させていただきました (,,•ω•,,)
先生がこんな読み方をして欲しいとお考えになったかは勿論分かりませんし、皆さまにこの読み方をおススメしている訳でも決してありません
ただ、私に取ってこの作品は奥深さを感じたり切なさや救済を感じる作品というよりも、抗えない人の素直な欲を否定しない…とても大らかでそして官能的な作品としてその甘やかな時間を目一杯享受させていただけた素敵な1冊でした
官能に忠実だなって思った描写で指が止まったシーンがあります
それは、えっちする前にご飯を抜く描写!!
コレ、なかなか見ないからちょっと「おぉ~~‼」と心の中で手を叩きました♡
実際のセックス前ってコレが普通なんだそうですが、漫画の中ではここに言及してるのって少ないですもんね
そこを敢えて描いてるのを見て、やっぱりこの作品、めちゃえっちやん//♡//って思っちゃったんですよね(*´ェ`*)
そんな官能的な描写を盛り上げる修正、、、これがまた大変良かったです‼
ココ、声を大にしてお伝えしたい٩(♡ε♡ )۶
先生の作品を既読の読者さまなら言わずもがな、キャラの男性らしい体つきのいやらしさはご周知の事と思いますが、、、ずっと憎い…‼思っていた白抜き修正が、、、!!!
ナント、、、今回はナイ!!!!!
色んなアングルから描かれる2人の男性らしい肉感ある体躯の交わり
色っぽい、、、違うな…”ぽい”じゃない、、、セクシーの塊、そのものでしかなかった⁄(⁄ ⁄•⁄ω⁄•⁄ ⁄)⁄
描き下ろしのお互いキスマバチバチの濡れ場、、、♡
最高でした(♡´∀`♡)
地雷かも?POINT
・あらすじにありますが過去に人が亡くなる描写あります
・無理強いされる過去シーンあります
・攻め受け以外との受けの濡れ場あります(浮気ではない‼)
・気持ち悪いストーカー居ます…
・作画で毛の描写あります(腋、アンダー)
修正|上記記述通りの高修正…!!!白海苔修正で元画を感じられます!!兜合わせと素股描写も後ろからアングルとか、、、エロかった~~~!!!(シーモア)
たんたんとお話が進んでいきます
お話の世界に引き込まれて、今は冬なのに夏の暑さを感じます
読後の所感は救済にはいろいろあるなでした
最愛の人が亡くなったとき、残された人間がどのように生きるのか
描かれた作品はたくさんありますが
今作はこれまでの救済とは少し違いました
時代背景がそうさせるのか、主人公の賢さがそうさせるのか
いろいろな理由が絡み合って先に進んでいくのでしょうが
コマいっぱいに描かれた二人の表情や情事から伝わるのは
美しい余白でした
静かにひっそりと愛情深く二人がこれから過ごしていくのだと思うと
とても嬉しく思います
読み応えのある作品でした
お話自体に『うぉぉおおおお これわぁぁああああ』ってのはまだないんですが 毎度画力にひれ伏してはおります
個人的には 見せるタイプの作家さま に分類させていただき 慢性的カス目(かすみ目ではないです カスですカスッ!クズカスのカスッ)の眼福点眼に有効活用 効果覿面でカス回復 ←眼福で性格までは治りませんの オホホホホ
前回に引続き 方言男子
この設定は性癖をくすぐりにくるのでズルいな と←なにが?
あの 今回ハッキリわかりました あたしがわきもこさん作品にいまいち乗りきれない理由
再会部分は よくあるよくある だったんですが設定や流れにグッと グググッと
忘却の彼方に押しやられた うだる暑さの中の出会いも 淡い初恋の魅せかたも 密かにしていた恋の話 ほんっっっとよかったんです
ただ 1冊に納めるにはもったいなかったのかな と
んんん 何て言えばいいのか
わぎもこさん作品って 個人の生い立ちから趣味趣向 人間関係までをきっちりと作り上げすぎてるんですよね きっと
だから お話や設定を楽しめても もっと彼らが知りたくなるし追いたくなる ここに物足りなさがでてしまうんじゃないかと
あたしの欲をどんどん引きずりだしてくださるんだわ たぶん
『そこは創造力で補えよ』では追いつかない欲になるんですよね
このお話で言えば「天方」
先輩後輩の関係がカタチを変えたのはいいのだけれど出会いの部分がないので彼のどこに惹かれたのかがいまいち見きれなかったのと死因がないっていう
ここ!ここですッ!
ここ大事だった あたしの中では
あと「目」
これも 目を合わせることでうけた屈辱はわかるんだけど なんで目のせいになったのかがわからない
ここに母親が売女だったとか 妾の子だったみたいなものがあって蔑まされてきたのなら んーー
忘れられない恋に慰める身体
目の前にある身体 馳せる想い 絡む熱
相変わらずの肉体美にエッチなのは堪らんのだけど なんかがちょっと急?
いろいろ先走ってごしゃりましたが 天方との出会いや関係は一応中盤で語られ
は したんですが あたしの理解力と読解力が壊死しすぎていて どうにも辻褄が
Σ もーーーーーッ こっちってどっちよ!
大学に行くまでは標準語圏の関東の人なんだ っての飲み込もうとすると田舎の施設って言われ混乱し
関東は広いッ!ってのを刷り込むのにえらく時間がかかって ふたりの学生時代しか残っとらんがッ!
そう前のお話でもあったんですよね この後出し経歴からくる解釈違いなのか なんか違う感 で行ったり来たり 言い回しのせいなのかな?
ばってん 自分の中で辻褄あわせるのに何せ時間がかかるかかる
鵜飼の内に秘めた想いや思いはすんごいよくわかるのに 結局は独りよがりをみていただけのような…
今まで読んできたわぎもこさんの作品にしては珍しくクセのない主人公でお話だったのかな
いやッ!年下攻めの可愛らしい嫉妬と盛大なお潮は見せ場だったしな 間違いなくッ!うん
考察への力の入れようと 直向きなふたりのキモチを若干難しくしすぎたような気もするけど豪華に盛られた設定に満足できたなら 神押し間違いなし なんだろうな
大好きなわぎもこ先生の最新刊という事で発売日にアニメイトへ走りました!!
昭和の時代の純愛BLでした!わぎもこ先生の哀愁漂う世界観にとてもマッチするお話でした。恋人と死別した悲しい過去をもつ受けくん(30代大学教授)と10年以上片思いしていた攻めくん…耽美なBL最高です。なかなか恋人の死を乗り越えることが出来ずに葛藤する受けくんを、優しく寄り添う攻めの愛に乾杯(泣)
わぎもこ先生の描く作品は本当に心理描写が繊細で緻密で魅せられます。前作のアフターグロウは白塗り修正でしたがこちらのレーベルさんでは棒消し修正で最高でした!より官能的になったわぎもこ先生の作品是非一度読んで欲しいです。
ユリイカ、という言葉が冠されてる限りにおいては今回はアルキメデスの理系界隈なのか雑誌名からであれば文芸界隈なのかどっちかなぁ
といずれにせよ期待値MAXで読み出しました。
でもまさか1960年代終わりから70年代終わりにかけてのノスタルジー風味とは!
ごめんよ、この年代にはめちゃこだわりがあります、わりと詳しいです、だからいくつかの有名な先生の作品にも結構キツいダメ出しをしています、わたし。
事実と違う相違点をつい指摘してしまうんですね、、、
そんなわたしから見てもこの作品中にはおかしなところがありません、噛みつく隙を与えてくれません、吾瀬わぎもこ先生&ブレイン、スゴいです。
でもまあ昭和レトロ云々を抜きにしてもぜんぜん楽しめます。
だって今回もエロエロですもの!
舞台はQ大なんだろうけど方言は長崎弁?博多?
九州に住んでいたわりにはさっぱり分かりませんがとにかくこの方言のせいなのかえらくエロい!
何処かでこの方言を耳にしたらわたしもう顔真っ赤になってモジモジするんじゃなかろうか?
挙動不審じゃな!
前回の「アフターグロウ」と比較すると多少インパクトに欠けます。
方言にも慣れたし濡れ場はスゴいんだけどこれも慣れたというか実をいうとわたしの好みのエロとはもともと少し違う。
今回メインキャラに近い第3のキャラもいて3人の顔が似ています、、、わかりにくいシーンがありました。
まあ神評価ですけどね!
紙本、白短冊。
短冊の数は多いけどけっこうせめてます。
この数学博士はこんなにえちが好きで積極的で今後だいじょうぶだろうか?
最後に、
わたしが最後まで理解し得なかった高校数学、博士が言いたかったのは美しい自然の節理の顕れこそ数学と永遠の定理の一端なのだと思う、博士のような人に公園を散歩しながら教えてほしかった。
ちょっとは分かったかも。
電子のみで楽しめるスペシャル修正仕様!と謳われてたのでどんなものかと思ったらR18版でもないのにこんな感じでいいんだ???!という甘々修正でした!(コミックシーモアで購入)
初手の感想がそれかよ!って感じですが吾瀬わぎもこ先生の作品に関しては濃厚な濡れ場が魅力の一つなので、その魅力を電子でも存分に楽しめる修正でしたよということはお伝えさせてください…
そして今作の内容についてですが…すみません、個人的にはハマりきれなかったです…
過去作は単話配信のものも含めて全て大好きなんですが、今回は受けの心情がよくわからなくて背景や設定が重厚な割に恋愛面はけっこう簡単に行ったな〜というのが主な印象です。
恋人と死別して、ストーカー被害にもあってるのに攻めに対しては昔のことを思い出す前からイケメンってだけで好印象だし…(しかも自分の勤める大学の学生なのに!)
現在軸が1979年っていう設定もいまいちピンとこなかったのですが、山口百恵さんとかピンクレディとかが活躍してる昭和ど真ん中ですよね?
過去軸に学生運動があったのはわかりますけど現在軸が昭和っていう感じは正直そこまで感じなかったですかね…わたしの読み取る力の問題かもですが。
あと1番気になったのは天方(昔の恋人)と土岐くん(攻め)の見分けをつけるのが難しかったこと…もちろん文脈でわかりますけど同じ作品内に背格好似てる2人がいると気が散っちゃいました。
ここまでめちゃくちゃ辛口でコメント書いてしまいましたが、「数学の神秘に魅入られた"博士"を愛おしげに見つめる恋人」の構図は大変に萌えました…!風変わりだったり別の世界に夢中になってることを愛おしいと思うのってでっかい愛ですよね…
恋愛ストーリーとしてはのめり込めませんでしたが、幼少の土岐と鵜飼が一緒に過ごしたひと夏のエピソードはすごく鮮やかで心を通わせる瞬間を感じられたので、そこの部分を読めただけでも購入してよかったと思います^ ^
今後も作家さん買いは続けようと思います!
わぎもこ先生の新刊…!
「聞いて、俺の恥ずかしい音」や「アフラーグロウ」が大好きで、楽しみにしていました。
紙本もコミコミさんのR18公式同人誌付きを注文したのですが、
シーモアさん先行で、電子で一足先に拝読。
良かったー……!!
学生×先生、歳の差、昭和(1979年)、トラウマ・喪失からの救済、一途攻め…
そんなキーワードにどこか引っかかるところがあったら、ぜひ!とおすすめしたい一作。わぎもこ先生ならではの濡れ場の濃さも必見です。
胸震える、読み応えある一冊でした。
ちなみに、タイトルにもある「ユリイカ」とは…
ユリイカ(εὕρηκα)
:ギリシャ語で「見つけた!」を意味する言葉。数学の大天才であるアルキメデスが叫んだとされる
とのこと。
先生のあとがきでこの言葉の意味が分かったところで、「ユリイカ!」という言葉の
意味を噛み締めてしまう。
以下、簡単なあらすじと共に感想を。
今回の舞台は1979年、博多。
主人公である大学の理学部助教授・鵜飼(うかい・受)は11年前に同郷の後輩で
恋人でもあった天方(あまかた)を亡くし、そのトラウマを抱えたまま、
研究に没頭する日々を送っていた。
そんなある日、学内で文学部院生の土岐(とき・攻)と出会い、一目惚れをしてしまう。
必死に自分の想いを押し殺そうとする鵜飼だけれど、付き纏いをする困った学生から
偶然助けられたある日、土岐とは11年前に一度会ったことがあると分かってー
と続きます。
途中、複数の男達からの強姦(未遂?)描写があるので地雷の方はご注意ください;
失われてしまった天方との恋の記憶がとても甘く、優しい香りのするものだけに、
鵜飼がこの11年間、いったいどんな気持ちで生きてきたのかー
と想像すると、胸が締め付けられました。
男同士、相手は未来ある若く優秀な学生、歳の差…とままならない恋。
踏み出すことに臆病になる鵜飼の気持ちに、とても共感しました。
で!ここからの”追い縋る攻め”の姿が…自分的に大大大好きなシチュエーションで、
刺さって刺さってしかたなかったです…!!!!!
なんとか距離を置こうとする鵜飼に追い縋り、震える手、涙ながらに想いを告白する土岐。
…ここ、完全に心を持っていかれました。
震えるその手、振り払えるわけがないけん!(すみません、作品に引き摺られて…;)
攻めの涙に、自分も涙が。。
互いにかけがいのない「ユリイカ!」な存在である二人。
再び手にした”ひまわりの種”が大きく花咲くところを、今度こそ二人一緒に笑顔で
見て欲しい。
そんなことを思いながら、本を閉じました。
学生運動、内ゲバ……聞いたことはあるけれど実体験がなく
自分の中でふわっとしていたものが、作品を通して”巻き込まれた人がいる”ことが
リアルに感じられたのもまた(作品自体はフィクションではあるけれど;)、新たな発見でした。
あ!そしてわぎもこ先生ならでは、の濃厚な濡れ場描写(いろんな体位、潮吹きなど…)にも大満足です◎
特に描き下ろしの攻め視点でのえちが!甘くて甘くて最高だったー…✨
電子限定描き下ろし漫画も、通常1ページだけのことが多いと思うんですが
3ページあります!
そちらの攻め視点での嫉妬&えち(鵜飼のフ◯ラ事情)も言うことなし!文句なし!
の素晴らしい内容でした・:*+.
★修正:白短冊(シーモア&紙本)