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「今夜の久慈は、一番やらしくて一番気持ちいい」
smoke blue no ame nochi hare
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
久慈の「え どこ行くの」ってセリフと表情が可愛すぎるんだよな。和牛買いたがる久慈も可愛すぎるんだよな。割と攻め萌えの気がある。攻め可愛い。脇はエロい。
5巻も非常に良かった!名前のつかない関係だったはずの2人が、付き合いましょうってセリフなくぬるりとある意味一生を誓い合う仲になっているのがたまらない。
連載中の作品はあまり新刊のうちに買わないんですけど、この作品は長く続いてほしいので、早めに買うようにしています。フルールで連載中に無料で読めることも知りながら、まとめて読んだ方が自分は満足度高いので。これからもよろしくお願いします。
シーモア限定特典は表紙の元絵(上下左右の切り取りがないバージョン)
前巻の終わりで二人の関係に大きな進展があってからの今巻。でもこの二人だからなー、いきなり甘々になったりはしないかな? ああほらやっぱり「何かが特別に変わったわけではない」とか言ってるし、そうだよねーと油断していたら。
いやもう、めっちゃくちゃ甘くなってる! 見ていて恥ずかしくなるぐらいに!
まあ、以前からナチュラルにイチャイチャはしてたし。今も「あつかましい」ぐらいの軽口は叩くけど。でも二人とも何と素直に、何と丸くなったことか。
特に、ちょこちょこ見せる静の素直さが可愛い。
面倒くさい性格の二人が大好きだった者としては、ちょっと寂しくもあったり。波乱が欲しいわけじゃないので、ただの贅沢な悩みですが。
そういう意味で貫田さんは程よいスパイスでした。
前巻で、朔が貫田とすれ違ったときに気づいた、静と同じタバコの匂い。そういうことね、貫田が静と同じなんじゃなくて、静が貫田と同じのを選んだわけね。
派手な傘を持っているのも、静の提案を20年以上も実践してるとか。静本人だけでなく、家族の好みまで把握してるとか。
このじわじわ滲ませてくる“初めての男”感……実際何かあったわけでも、これからありそうなわけでもないのに……朔の夜遊びや枕営業の相手が10人束になっても敵わないような存在感。
そしてカバー下の若貫田の全身ショットがもう何というか……思春期の男の子の周りをこんな男がしょっちゅううろついてるなんて、けしからん。
でも当て馬っぽいイヤな雰囲気はまったく匂わせないのも良し。
慕っていた年上の人が、朔は多治見さんのような人格者で、静は貫田さんのような色男なのも、何とも言えずこの二人らしいと思いました。
三上さんの話はホロっときました。確かに気遣いもあるだろうけど、半分は本当に三上さんのプライドでもあると思う。
翻訳学校に来ている頭が良くて向上心のある女性たちも素敵だけど、家政婦の三上さんやパート主婦の芙美子姉ちゃんのように、家庭や家族を守る女性たちも強く素敵に描いてくれるのが嬉しい。
細かすぎる話だけど、普段、人前では「母ちゃん」とか「姉ちゃん」と言ってるいい歳した大人の男が、ふとしたときに「お母さん」「お姉ちゃん」って言うのが、ものすごく好きで。特に、静の前で朔が「お母さん」連呼してるのが、ツボでした。言葉の選び方にこだわるこの作品ならではの萌えポイント。
それぞれの生活を歩みながら、オフは一緒に過ごす二人。
久慈の実家を離れ、sレぞれ自分のマンションで暮らしていますが、吾妻はよく久慈宅を訪れて勉強をしたりあれこれしたり。
特に吾妻が予備校の仕事をしながら翻訳の勉強を始めたことで多忙を極めています。
そんな彼らの日常と、二人でいるときの会話、何気ない言葉の中に見え隠れする強がりと本音。それらがとてつもなく小気味よくおしゃれで、この漫画が永遠に続かないかなあと思ってしまいます。
最後のやりとりには涙が出ました。。
続巻も待ち遠しいけど、既刊も何度でも読み返して楽しめる、そんなシリーズ。
待って待ってようやく届いたコミコミさん便!待ちきれなくて、電子で買ってしまおうか…と何度も思ったんですが、どうしても紙で味わって読みたくて我慢しました。
本当に本当に、我慢した甲斐があった……!!
シリーズ一とも言えるほど、甘い巻だったーー…!!(私には)
今巻の自分的最高に萌えたシーン(久慈)は。↓
1.ぜえはあ言いながら走って吾妻を追いかけ、「朔太郎!」と叫ぶ久慈。
2.温泉宿でのえち時、浴衣の袖からチラ見えする脇毛。
決して毛フェチではないはずなのに……!浴衣から見える脇毛に”男”を感じて萌えてしまいました。
そして、追いかけられ叫ばれた相手・朔太郎が放ったセリフがもうね。嘘偽りない正直な気持ちが照れもなくそのまま出ちゃってて。眩しかった…!
久慈の過去の淡い恋心、朔太郎が向き合う”老いていく母”という現実、そんな中で交わされる二人の静かだけれど深い愛、描かれている全てのことが愛おしく思える一冊でした。
久慈のお姉ちゃん視点の短いお話があるんですが、それがまた最高に沁みて、なんだか泣けました。弟思いの、いいお姉ちゃんだなあ…
二人が再会してから2年、41歳×40歳の日常と恋を、この5巻も堪能させていただきました。はあ…ほんと沁みる。。
分かりやすく進展しない関係性だからこそ、長編で描くには難しそうなのに、5巻まで続いてもそれぞれの巻でしっかり新しい萌えを提供してくれるシリーズなのがすごいなぁと。今まで嫉妬なんてちょっとしても何でもない風を装ってきた吾妻が、この巻ではもう隠さなくなり。重たいところ、面倒臭いところも吾妻のことなら久慈はありのまま受け入れてくれる、と残っていた不安が消え去ったからですね。そして、吾妻を突然宿に連れて行こうとする久慈の行動力! それに応えて公衆の面前で思わず零れた吾妻の本音。お互い衝動を相手に素直に晒け出せる関係性にステップアップしたんだな、とこちらまで嬉しくなりました。
5巻にして初の吾妻ソロ表紙。
吾妻をフィーチャーした巻かなと思いましたが、それほどではなくこれまで通り2人の話でよかったです。といっても既刊から吾妻視点が多かったですしね。
特にドラマチックなことは起こらないけど、仕事や家族のことなど日常の中で2人の人生、関係性には常に小さなドラマがあり。
それが巻を追うごとに深度が増していくのがとてもいい。
5巻では両思い具合が濃くなって、阿吽の呼吸のキスの回数増えてません? とうれしくなりました。お互いめっちゃ好きなんだな〜と伝わってくる。
でも直接的な甘い言葉は言わない。そこがいい。
だからこそ、吾妻がおどけて久慈にくっついたり、嫉妬や「あいしてる」の真意は照れてみたり。
それに対してクールな久慈が涙ぐんだり。合鍵を渡したり。
説明的な描写ではなく、さりげなさからキャラの心情を想像してひゃー!となる創りがめちゃくちゃ好きです。
ただ2人の恋愛面だけでなく、仕事や家族や過去のことや誰にでも想像や共感できるエピソードに交えて2人の気持ちが絡まってくる描き方がいい。
日常面でわかる〜そういうことあるよねぇとなりながら、相手のことを思い切なくなったり会えてうれしくなったり。こういうのが見たいのよー!とほくほくします。
40歳は不惑と言うけど、めちゃくちゃ惑うよね〜とか。
おうどん美味しいよね〜とか。
家族はありがたいし心配だけどしんどいことも多いよね〜とか。
特に三上さんの気遣いとそれに寂しいけどホッとする久慈のエピソードがわかる〜!となりました。
久慈が古くて小さくてもいいから自分の家を持ちたいと話したこと、以前の実家への愛着からとてもしっくりきました。
あの実家は久慈という人を体現していて、吾妻を一時期住まわせた時に久慈が吾妻を受け入れたんだなと思いましたし。
それがいつか実現して縁側でタバコを吸いながらほっこりする2人が見られるのかな〜と楽しみです。
久慈父の著書へのレビューが辛辣だったのが笑ってしまいました。
毎回雑誌の配信も欠かさず読んでいるので、まとめて読めることも嬉しいのですが各特典の描き下ろしがもう楽しみで♡
毎巻盛り沢山に用意されていてもれなく集めてはニマニマしております。
さて5巻ともなるとこのお話のクライマックス、少なくとも恋愛面のクライマックスが近いのかなぁと嬉しいようなさびしいような。
というのも次巻の予告ページが巻末に載っているのですが、静と朔太郎が再会したのは出会いも期待できるバー、確か2年程前。
予告はその頃のお話に関係していましたから。
時々気になっていたのですがあの再会って偶然?
んなわけないらしい。
再会後まもなく久慈家に呼ばれた朔太郎は2度目の肉体関係を静と結びます。
寝入った朔太郎のそばでタバコを吸いながら
「忘れた事なんか一瞬たりともねぇよ」と呟くのは静。
重い、、、
これって執着攻めっていうやつでしょ、BL界隈でよく聞くよく目にする、、、
皆んな、もちろんわたしも大好きな攻めの典型、一大勢力!
ただ!
わたし個人的にはこの日常がタバコの煙のように流れて消えていくよなストーリーには登場してほしくはないタイプでしたね。
なんていうかアンニュイな曖昧な微笑のまま黙って抱き合って欲しかった、欲しいです。
だからあの静の呟きはかなり無視していました。
つまり久慈静が何年も、製薬会社に勤めていた頃から朔太郎に特別な感情を抱いており退職の日の夜つい感情が爆発してしまった、その後も忘れられなくてついついストーカーしていたとまではいかなくとも彼が行きつけのバーは調べて張っていただなんて事実がもし在ったとしても!
それは朔太郎には敢えて言わないでね。
なんかヤダ…
ごめんね心が狭くて
(それに一瞬たりとも忘れてない、なんてどんな辛い過去の出来事であろうとオムファタール、ソウルメイトであろうと胡散臭いセリフは静ちゃんには似合わないっ)
家も仕事も悩みもそれぞれにある
毎日をしっかり地に足をつけて生きる2人が
お互いに必要不可欠な存在になって
それを遠回しで不器用ながらも相手に伝えられるようになって
自分の感情もコントロールできて周りへの配慮もできる大人だからこそ
たまに感情のままに走り出したり本音がダダ漏れたときの破壊力がすごい
ずっとずっとこの2人を見守っていきたい
お互いを慈しみ合うようにただ一緒に生きていってほしい
そんなふうに思わせてくれるこの作品に出会えたことに感謝
離れ離れに暮らす2人。
それぞれ変化を迎え、多忙の日々を送っています。
そんなある日、久慈の家でご飯を食べていた朔太郎。
ふと会話の流れから久慈が誕生日であることを知り、慌てて下のコンビニでケーキを買ってきます。
そしてその後、編集者の貫田が誕生日ケーキを持って現れ、、、という始まりからのお話。
このお話のなにがいいって、アラフォーの生態を取り繕わず、こんな失敗もしたんだよ。
でもね、、、
と、ありのままの2人の生き様――ライフスタイルの変化を戸惑いながらも受け入れ、それでも2人の関係を持続させていくリアルさがとても良いのです。
今回も貫田との過去の恋だったり、朔太郎が正社員となった話だったり、姉の存在に助けられたり、将来は高齢の母と暮らすだろう想定があったり、、、
常に岐路に立たされている2人。
いつまで2人は離れ離れに暮らすのだろう。
もしや、ずっと離れたままで遠距離となってしまうのだろうか(朔太郎が将来的に母と同居するかもと匂わせたので)、とドキドキしていたら、
久慈が自分の家を持ちたいと告白しましたね。
またいずれは、同居の可能性が見られたということですね。
あと、合鍵エピソードや温泉へ行くまでのくだりがとても良かったです。
とくに派手なエピソードはないのですが、ひとつひとつのエピソードが心に染み入るこちらの作品。
まだまだ2人の雨のち晴れ模様を、スモークブルーの向こうから見届けたいと思います。
5巻、相変わらず日常は続くが同じ日はなく時間は進む。日々多忙で疲れが溜まる中二人の時は前より素直に癒し合えるようになった静と朔太郎。特に朔太郎が誕生日に他の男が訪ねてくるのに露骨に嫉妬を表して、静が破顔してしまうのがよかった。日々の繰り返しを我慢強くこなしたから後半の旅行のご褒美ボーナス感が高くてそこからはただただ気持ちいい。朔太郎からの「本音ダダ漏れ」と決定的なセリフも飛び出す。いつも家で朔太郎からの連絡を待ってる静が前にも朔太郎からの連絡でつっかけで家から飛び出してきたよう、今回は自分から連絡して朔太郎を迎えに必死に走ってくる。普段の静さに対して、あの「動」たる衝動の走りがこの作品の愛の象徴だよなと思う。