孤独が怖いから誰かを愛したフリしてる

liar[ライアー] 下

liar

liar[ライアー] 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神69
  • 萌×228
  • 萌7
  • 中立3
  • しゅみじゃない2

46

レビュー数
17
得点
481
評価数
109
平均
4.5 / 5
神率
63.3%
著者
千代崎 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics iHertZシリーズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784813033905

あらすじ

「俺は圭兄を兄とは思ってない」

成長とともに春は圭を兄と認めなくなった。
あからさまに無視するようになっていた、なのに
夜になると同じベッドに入って、セックスする。
春に抱かれていると気づいてからもお互い普段通り過ごした。
ずっと、何も言わなかったくせに。十年、会いにも来なかったくせに。
今さら、キスして「俺を選んでよ」と言われても──…

弟×兄、完結。

表題作liar[ライアー] 下

五十嵐春(棗千春)、圭の義弟、俳優、26歳
五十嵐圭、広告代理店営業、28歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし7P
  • カバー下(知ってても知らなくてもよい設定/あとがき漫画)

レビュー投稿数17

幸せならオッケーだな

ときどき、破綻していて既にレスなのに結婚しようとしたり結婚してしまうお話あるけれど、確かに仕事して生活してってやってたらない方が楽なの解るんだよな
とは言え、結婚しちゃったら不貞になってしまうのに瑠璃子も圭も今のままで良いって思っていたのかな
ケジメが必要だって、それだけだったのかな
圭が瑠璃子を愛して、浮気を咎めて、夢に瑠璃子を求めるようになるような希望もなくなりはしないものなのかな
浮気こそしていたけれど、圭には圭なりの事情があるって受け入れていたとも言えるのかな
酔ったときの感じとか、やっぱり日常的に我慢してるから?

あんだけ見てたんなら春があのマンションに住んでいたのは瑠璃子が通ってきてるの知ってるからなんだね
なんなら圭に接近することにした際に引っ越したのかも
そして、顔合わせの後実家を整理しに帰ったのも、本当に諦めるつもりで思い出の品を捨てることにしたってことで、春は間違っていると思っても、結婚してしまったらずっと孤独になるってわかっていても、決断する圭を尊重してたってことで、本当に大切なのね
そして、役者をやることで他人を理解はできないのだと解っているんだな

ただ、家で寝ていたら犯されるってのはどうなん??と思うので、その辺、圭は準備して受け入れてたってんだとしても、もう少しハッキリと期待していたくらい明言してくれないとモヤモヤは残るわ

弟抜きで顔合わせした後にやっぱり結婚はなしになって、弟と同居する養子、迷惑かけられるくらい家族で何より
しかし、あのマンションに住んで瑠璃子とときどき鉢合わせて、とかで良いんかね

深い傷を持った人が救われるお話が得意な作者さんなんだと思うけれど、彼らの幸せなその後もいつか見られるかな

0

上下巻であることに感謝

世界観にズブズブに入り込んでこちらまで夢を見て彷徨ってしまうような不安感やそこから救い出される安心感を得られた作品でした。

とにもかくにも幸せになって欲しい2人という感想です。

すれ違いまくって拗れまくった2人の関係性はきっと過去に戻ったとしても今このきっかけがないとこういう風には落ち着かないとは思うものの、果てしなかったんじゃないかなぁと思います。

何より幼少期から誰よりも圭くんの孤独や迷子のようになっている気持ちに気づき寄り添いそばにいた春、そんな春に無意識にも縋って心の支えにしながらも認めず自他ともに偽りながら生きてきた圭くん。
まともであろうとしたが故に春を拒否し、その結果春が先に気持ちを拗らせ、春の現実と夢との違いに違和感を覚えながらもそばにきてくれる春の心地よさを拒否することもできず、夢だと思うことで許して、そして現実と夢の違いを目の当たりにした時に逃げてしまった圭くん、、って拗らせすぎ…

圭くんのなんであの時言ってくれなかったという泣きながらのセリフと春の兄をよろしくお願いしますの泣きながらのセリフになんでこんなに想いあってるのにうまくいかないんだともどかしさに苦しみ泣けてきました。
瑠璃子さんだってきっと最初はちゃんと圭くんのこと好きだったんだろうなぁ、、、

自分の気持ちに嘘ついてもうまくいくことなんかないんだろうと改めて突きつけられる作品でした。すごかった。

0

言葉が足りなかったあの頃に潜む温かさ

 真に孤独な人生が始まる前に、また、新たに孤独な生命を生み出す前に、圭が春の手を取る勇気を出してくれて本当に良かったと安堵しました。もちろん、彼がその選択をすることができたのは、春が諦めずに何度も圭の前に現れて行動し続けたおかげ。春もずっとすべてを曝け出せていたわけではない。彼にも臆病な部分はあって、圭との接し方を間違えたと後悔していた気持ちもある。

 圭から見たら周りは皆自分より強い人、恵まれている人ばかりで心細かったかもしれないけれど、どんなに優れて見える人でも人間の心の強さというのはたかが知れている。春も瑠璃子も自分と同じ、脆い部分のある人間なのだと圭が気付いたことは一番の収穫だったのではないでしょうか。どんなに言葉で家族だと言っても、五十嵐家と血縁がない事実を圭が意識しない日はない。だったら血縁などなくてもあなたが帰ってくるべき場所はこの家なのだと、赤の他人であることを認めた上で春は娶るように圭を受け入れてあげたかったのかなと思いました。一度は瑠璃子に任せようと決断したくらい、子供じみた執着ではなく本気で圭の幸せを願っている春の優しさが沁みました。

1

読みたかったところが読めず惜しい

非常におもしろかった上巻から引き続き下巻へ。
義兄弟BL、読み応えのある上下巻で良かったのですが…
うーん、本音を言えば上巻の方がまとまりが良かったように思います。
下巻で読めるのかなと期待をしてしまっていた部分が描かれていなかったり、明かされると思っていたセリフが明かされなかったりとすっきりしないことが多く、萌と悩んで2.5寄りのこちらの評価になりました。

というのも、下巻で明かされる圭の拗らせっぷりと不誠実さと自分勝手さがあまり刺さらなかったから。
結婚にこだわる理由が理由なだけに、ここは睡眠障害を患うほど圭の心に大きなトラウマを植えつけた母親とのエピソードをきちんと描いてほしかったところ。
これがあるかないかで大分感じ方が違うと思うんですよね。
そして、圭の身勝手さによる作中での瑠璃子の扱いがあんまりで、よっし!くっついた!良かったね!とはとても思えず…
義兄弟ものも、ぐるぐる遠回りをした末のゴールも好みのはずなのですけれど、下巻でメインどころである受けへの好感が薄くなってしまったのが惜しかったです。

しかしながら、圭が何年もかけて何重にも巻いた本心を隠すための繭をザクザクと容赦なくひん剥いていく春の姿は気持ちが良かった。
髪を切ってまで説得を試む執着心も、涙を流す攻めの図もすごく好きでしたし、終盤の受けの前でだけ見せる甘さもとってもおいしい。
だからこそ、下巻では2人揃って好感が持てるキャラクターになってくれていたらなあ…!
もしかして秋は春の想いを知ってしまったのか?と、秋と春の言い争いの内容にわくわくしていたものですから、この辺りも明かされていたらもっとうれしかったかもしれません。

2

評価は悩む所ですが……(>_<)…‼

上下巻を通して読むとやっぱり未回収事案というか、勝手に私が上巻で嗅ぎ取ってしまった数々の気になるアレコレへの疑問が残ってしまった…
私の読解力が低いのか、逆に深読みし過ぎたのか…
この辺の消化不良感が残ったなぁ~というのが読後の感想で半分を占めました

もう半分は当然ですが、2人の物語を最後まで見届け切れた事への満足感です!満足感、ちゃんとあるんですよね♪
モヤッと消化不良があるにも関わらず満足も出来る…!不思議ゃ…
なので悩みに悩みはしたのですが今回は「萌え2」評価にしました

正直消化不良個所の数から考えたら「萌え」でも甘い評価位なんですがそれを別腹として考えてもいいかな?って思えてしまえる位には何だかこの2人を応援したくなってしまう魅力はありました

多分私は積年の想いが実ったりする感じが好きなんだと思います
いっぱい遠回りしても収まるべきところに収まる!みたいな流れに安心するのかな?と思っています

あとは初見の作家様でしたが濡れ場の描写が好みだったのもプラスしましたw
上下巻で心が伴っていく上での濡れ場を見れるのはすっごく見応えもあってとっても満足でした!!
修正が良かったのもだいぶプラス評価です★

消化不良個所はこの際なのでいくつか書きたいと思います
以下ネタバレですのでご注意を…
上の方が上巻で気になった所で下の方が下巻で気になった所

春はなんで最初仕事の依頼を断ったの?
そんで意趣返ししたきっかけは何だったの?瑠璃子との結婚???
って事は結婚の話がなかったらずっと再会しなかったのかな…?

瑠璃子と圭が初めて春のお家に泊まった時に瑠璃子がコンビニ行った描写あったけどアレは浮気相手のお部屋に行ったの?

圭の両親、特に母親の回想シーンが結構あったけどトラウマっぽい過去な割にあんまり深追いなしだったのはなんでだ…?結構壮絶な感じだったけど…

小学校高学年で「圭」呼びになったのに再会時は「圭にい」だったけど「圭」と「圭にい」の呼び方で春の心境の違いを示してるの?どうゆう事?それとも意味ないの?良く呼び方が変わってて混乱しました

回想シーンで秋と春が言い合いしてたところで春の発言に秋が驚いたようなセリフを言ってるけど春は何を言ったの???
秋はどの辺まで理解してるんだろう?

2人の事、家族には言わなかったのかな?
ここまで見たかったなーーー

と……実は結構あるんですよねw消化不良が……

それでもちびっ子時代の春の物おじしない感じとか圭の事が大好きなんだなって分かる数々の可愛さに萌えまくったのでたくさん加点しちゃいます♡

そして春だけが頑張るんじゃなくて、遅かったけど圭もちゃんと頑張る所を見せてくれたので、やっぱり満足できました

気になる作家様と出会えた作品となりました!
読んで良かったです!!

3

ちょっとしっくりこないところもあるけれど、溺愛執着攻めはやはりいい!

(こちらは下巻のみのレビューです)

上巻で婚約者の浮気現場を見させられて…の続きから。

上巻は、受け視点で垣間見られる攻めの春の強い執着がとてもいい!と思ったんですが…。
下巻は読みながら、ちょっとしっくりこない部分が多かった気がします。

例えば高校時代、春は家で女子とセッして、それを圭が見てしまう。受けへの想いを拗らせて女子を抱くのはよくあるシチュですが、夜に圭を抱いてるのに、なんでそれする?と思っちゃいました。(そりゃ圭も嫌になるよ、トホホ…)

春はどうしても圭を手に入れたくてがんばるけど、圭は婚約者との結婚にこだわり、春を強く拒絶する。でも体を求められると、簡単に抱かれてしまうのが、ちょっとチョロいって感じる。
ただ濡れ場の描写は、上巻に続きすごくエッチで見応えあります。電子なのにR18のごとき緩い修正なので、おお!となります。

春がいったん身を引こうとしたのも、ちょっと唐突に感じました。あんなにしつこかったのに、急に諦めちゃった感が…。
でも瑠璃子に涙しながら「大事な兄なんです」って頭下げるシーンは、美しくて感動的でした。

春の長年の圭への執着はすごくよかったです。小さい頃から圭を「家族じゃない」、兄じゃないって言うのも、好きな人だから兄として見たくないってことなんだろうな、と思うと萌えます。でも圭は勘違いしちゃって切ない…(泣)

終盤に想いが通じ合ってからは、甘々な雰囲気がとてもいいですね〜。二人ともなんだか可愛くなってるし。両想いエッチも甘〜〜くて大変良きでした♡

最後、小さい頃から睡眠障害の圭に寄り添う春が健気で可愛くて、キューンとなりました。

書き下ろしも甘々エロエロで最高でした♪

ちょっとしっくりこない部分もあったのですが、お互いが長年拗らせていた想いが実ってよかったです。
重い溺愛執着攻めが大好きなので楽しんで読めました♪

(上巻レビューにも書きましたが、血がつながらないせいか、兄弟ものの背徳感は、私は全く感じませんでした。)

電子 細め少なめの白短冊修正(電子とは思えぬ緩ーい修正でエッロエロです!電子でここまで緩い修正は珍しいです!ありがたい!)

3

拗れてしまったその先

全然噛み合わないふたりがもどかしい。
居場所が欲しい圭と、家族として受け入れられない春。春にとっては好きな人だから到底受け入れられないんですよね。お互い曖昧にしてきたことでお互い傷ついて終わりが見えない。
正直もうダメなままなのかと思いました。
春が圭の婚約者にいった言葉が本当に切なかった。どんな気持ちであの言葉を言ったのだろうと…
最後の最後でもう涙が溢れました。
本当に胸が締め付けられました。
これ以上苦しまないでいてほしいと願うばかりです。あとこの先を読んでみたいです!

1

いつもそばに

ものすごく複雑な展開ではないけれど、結末へ向かう道のりは単純というわけでもないので
それぞれの気持ちを受け止め、そして紐解きながら読み進めた下巻でした。

浮気している婚約者を咎めることもなくそしてその心がそれほど乱れることもないまま、結婚を事務的にすすめようとする圭。
その様子から圭にとって結婚が愛の証ではないことが伝わってやるせない気持ちに。
親に捨てられたツラい記憶に縛られ、家族という存在や自分が帰る場所を求めた結果な"だけ"…。

春が指摘していたように、あのまま結婚していたら圭の心の傷は癒えないままだったでしょうね。
結果的には無理矢理にでも気付かせてくれた春に救われて、自分自身としっかり向き合えたのは良かったのかもしれません。
やり方はかなり強引だったけれども。

上巻ではミステリアスなように映っていた春も、彼の考えていることがわかってしまえばその印象は変わって。
思っていたよりずっと純粋な想いで圭を見ていたことに驚かされつつ、遠回りしたけれどふたりともが望んだ場所へ収まったことに感動すらしました。

ラストまでを知ったうえで読み返せば上巻の見え方も変わって、2周目も新鮮に楽しめそう。
魅せ方がすごく上手な兄弟BL、とっても面白かったです。

0

春への期待と義兄弟作品だからこそ期待する所…

上巻ですっかりちびっ子時代の春の強さに将来性を感じた私
明かされていく過去のすれ違いの始まりに少々解釈の違いを感じてしまいました…
大事過ぎて、好き過ぎて、だから拒否されるのが怖くて逃げてしまった過去…
ここの春の行動が……
あのマイペースで芯の強さを滲ませていた春らしくないというか…
それが思春期というもの!と言われてしまえばそれまでなのですが…
何となく勝手な私の春君像とは違ってたかな、と感じた所です
こう見えてしまうと始まりのあのお仕事の再会も少々穿って見てしまう
彼女の浮気迄突き詰める位の春の執着があるならば、お仕事のあの受け身な感じの再会になった理由は何だったのだろう?と腑に落ちない点が気になって来ます

たぶん私、ダメな所が1個見つかると連鎖的にマイナス面が見えて来ちゃうという若干ネガ体質なんですよね…

上巻で春の将来性にワクワクしてしまった分だけ期待値がいつも以上に上がってしまっていて肩入れしてしまったんでしょうね
すっごく挽回してくる成長した春とかも最高だしイイ男だな!偉いぞ!って思える所も勿論あったんですよ?分かってはいるんですけどね…
狭量な性格が恨めしい限りです

何となくこの惜しいなぁ~という個人的な感覚が払しょくされ切らずに終わってしまった所が神評価に出来なかった所です

そして、義兄弟もので折角上巻から家族も出してくれていたのだから最後はこの2人と家族との関係性まで描いて欲しかったな…という所も気掛かりな点として残りました

雰囲気や空気感を感じさせる作画の上手さやセリフ、構成の上手さには魅了されました!
次回作も楽しみにしています

1

優柔不断な義兄弟の恋の行方

上巻で提示されていたクエスチョンのアンサーをまとめてドバッと下巻で読ませてくれます。

義兄弟の仲は会って話す機会は増えても実際は何も変わっておらず、なかなか壁を乗り越えられません。壁を登る。壊して進む。はたまたUターンする。どれを選んでも間違いでは無いけど自分に正直に後悔しない選択を出来るか?
この悩み苦しんでいる様子を楽しめるかどうかがこの作品の評価に繋がるのかなぁと思いました。

圭が春の一挙手一投足で心を掻き乱されるのが私は面白かったです。春は下巻で急速に好感度上がりました。クールな見た目と違い健気で純情な良い子です。

家族とは何なのか、一般的な家庭をもつという事への憧れと現実の違い。扱っている内容が頭の働きがにぶくなってきた私にはちょっと難しい面もありましたが、とても興味深く楽しめました。

0

ただの義兄弟BLではない

千代崎先生作品は5月の『バカで弱くて無様でも』がお初で、圧倒的なストーリー展開に魅せられ、今回の新刊もワクワクしておりました。

ただ義兄弟モノは個人的にあまり刺さった経験がなく、そこは少し不安だったのですが、とても素敵な作品でした。

やはりストーリー展開が素晴らしく、一筋縄ではいかない関係性が上下巻でじっくり描かれていました。

回収もお見事でした。
『バカで〜』ほどの衝撃はありませんでしたが、読了した時のこの満足感が好きです。

あと、アニメイト特典のリーフレットの内容が面白かったです。

0

長兄にはなんと説明を?

ついたウソに人は何度でも繰り返しウソをつく とでも言いたいのか嘘つきだらけの中で弟の春だけが素直で真っ直ぐで自分本意で そこがいい具合に狂気にみえて面白かった上巻
家庭の都合がなかなか見えなくてちょっと立往生を強いられておりましたが

自分に嘘をつき続けることが1番ツラいってのがあって
それでも認めたくなくて自分を追いこんで 読んでいて痛々しさは増していくのにどっかが釈然としない ←日本語あってる?


そもそも春の幼稚さも悪いんだけど 大事にされたくて愛されたいのに「家族じゃない」の意味も考えず自己完結しちゃう圭のひ弱さ
ここが哀れなんだけどこう 優しさとか 人の気持ちを汲んでってのには見えなくて 女の狡さや厭らしさも同時に見せられてはいるんだけど なんだか中途半端だったせいか 薄くらい自己弁護と拒絶で隠す思いを曝け出したところで悲劇のヒロインになりきらなかった あたしの中で

互いの欲や執着は絶品だし 嫉妬も独占欲も絶望も旨味しかなかったんだが 圭が 圭がさぁぁ

お話的には面白く読んだんですが 結局安眠できる居場所を求めてさまよったけど10年かけて元サヤに出戻りましたってだけでよかったのかしら?と

昼メロなみのドロドロを期待したけどそれがなくて みんななんかしらで傷ついてはいるんだけど結局それって圭の空回りが引き起こしただけで んんん
正直 血の繋がらない兄弟の10年愛それでいい たぶんそんなお話だ と思わなきいけないくらいあたしには難しいお話だったんだな うん イマイチ何が言いたかったのかが拾えてないの ごめんなさい読解力なくて

いやでもこの義とはいっても 兄弟 ってところの背徳感を楽しむのにはよかったのかな
 

0

見事なタイトル回収。切なさに涙、涙。。

はあ……下巻も最高オブ最高でした。。昨日読後に呆けてしまい、今朝あらためてもう一度読了。
以下ネタバレ含んでいますので、未読の方はご注意ください;

どこまでも一途・執着なんだけど、頑なな兄のため気持ちに折り合いをつけようとし、ライバルに頭を下げられる攻め……最高じゃないか…!
「俺を選んでよ」手を伸ばす春の言葉が圭には届かない、手をとってもらえない切なさ・やるせなさ。
読みながら涙ぐんでしまいました( ; ; )

裏表紙側の帯の文言がですね、もう。。下巻を読む前からこの春のセリフが刺さって刺さって、そして本編の流れの中でこのセリフを見て、また涙。
”100人とセックスするより、1人の人と100回セックスしたいよ”

「liar」とは一体誰のことで、どんな嘘だったのか。
見事な回収に力一杯拍手を送りたいです。
今年読んだものの中でもとても印象深く、刺さりまくる作品でした。大好き…

義兄弟もの、切ない展開お好きな方にぜひぜひおすすめしたいです。

嘘からも、一人ぼっちの寂しさからも解放されて…春×圭に幸あれ〜!!と願わずにはいられません。

想いが通じ合ってからの「痛くない?大丈夫?」と気遣う優しいえちも、描き下ろしの、朝のちょっと意地悪えちもどちらも愛が溢れていてとんでもなく幸福感で満たされました✨

カバー下に千代崎先生のコメントなどがあり、なんと先生も不眠?というか夢遊病の症状をお持ちなんだ!とびっくり。圭兄のように、先生も安眠できるようになりますように…!

0

liarが誰なのか、真実が見えた瞬間爆泣きした下巻!!(最近涙腺弱い)

下巻読むのもったいないとか言いながら、結局続きが気になりすぎて読んでしまった、、、


さ、最高でした!!涙

一途に受けへ寄り添う義弟の攻め。

なにより大変胸を打ったのが、受けの妻となるはずだった相手から聞かされた、モーニングのときの攻めのエピソード。(act.10)

攻めも泣いてたけど、まりあげはもつられて泣いちゃいますよね。

で、そこでようやくタイトルのliarが誰なのか気付く受け。


そして、こんなにもずっと長い間頑なに攻めを拒否していた受けを、それでも好きだと広大なる海よりも広いお心で受け止めた攻めに、さらに涙でした。


攻めのLove忍耐力がすごかったし、愛そのものの力もすごかったです。


で、なにが言いたいかというと、好き嫌いが設定で別れそうではありますが、攻めの献身的な(夢遊病に関してなどとくに)激重愛が好きな方はぜひ読んでほしいなあと。


で、受けが結婚しようとしてた彼女も、本当は可哀想だったわけで、、、


もっと続き読みたい!
上・中・下巻だったらよかったのに!!
と、残るページ数が少なくなるにつれてそう思いましたが、おそらくこの作品はここで完結するまでの過程がドラマティックで面白かったので、これでfin.で良かったのだと思いました。

三人兄弟の兄様も良きキャラでしたねー!


いや、いつもだったら修正甘いtnkに興奮するんですけど、それ以上にお話が面白くて夢中で貪りました。


fakerも大好きでしたが、最近の千代崎先生の描かれるストーリーはとくに目が離せません。
次作も楽しみにしております!

1

嘘は誰の得にもならない不幸せの道

こっちの下巻は圭が春を後ろ抱きする表紙なんですね。
上巻と逆の構図だけど、対になってるとこが意味ありげでオシャレ。果たしてこの構図の意味は……とか考えながら読むのも楽しいと思います。


お待ちかねの下巻に突入。泣いても笑ってもこの巻で全てが決着します。
圭のグラングランに揺れる気持ち、春に心をかき乱される気持ち、自分が向き合うべき本当の気持ち……全部回収されます。圭の選択、春の執着、2人の未来…最後まで見逃さないようにして下さい。

ずっと圭視点で物語が進んできました。なので、圭の気持ち寄りで見てしまうのは仕方ないとして。それでいても、義弟の春の気持ちや彼がずっと抱いてきた圭への恋心があまりにも深くて切なかったです。家族とはなんだ、兄弟とはなんだ…の部分に深掘りしていくところにも注目の下巻。圭本人の気持ちに加え、春の圭への想い、そして圭の婚約者の圭への想いがハッキリと分かってきます。

言葉悪いですが、圭は自分のことばかりで相手のことを何も考えてないなと。
春に対しては被害意識が強いし、婚約者に対しては不誠実。圭の婚約者は上巻で浮気が判明して、彼女こそ不誠実なのは間違いないんですが、そもそも論として圭の言動が引き金です。
彼女はずっと苦しんでた。なのに"結婚できて家庭を持てる相手"として、愛そうとしなかったこと、不幸せな結婚を彼女にも背負わせようとしたこと。この罪は大きい。
しかも、この結婚は自分の家族を持つことの意地みたいなところもあって、春が圭は家族じゃないよといった当てつけにもなってるし、自分の気持ちに踏ん切りつける意味のある結婚にもなってる。もはや圭の得にしかならない結婚だね、と思いきや、実は圭にとっても得にはなってない。だって自分の気持ちを殺してるから。
圭は、春も婚約者も、そして自分自身の気持ちも傷つけてる。彼が臆病であったばかりに、みんなが不幸せの道を辿ってる。

学生時代、春にそっけなくされて嫌だったんだよね。
春の彼女(彼女ではない)に嫉妬したんだよね。
めちゃくちゃ意識してるし、引きずってるし、ずっと大好きなんだよね。

臆病と拗らせが過ぎて本音を言えなくなっちゃってるのは理解できるけど、周りの人たちの心まで傷つけないで欲しい。結婚を逃げ道にしないで欲しい。
春が圭の婚約者に、兄をよろしくお願いしますと言ったシーンは、涙がドバッと出てしまいました。自分の想いを封印して、圭の願う幸せを見守る方へシフトした春のあのときの気持ちを考えると涙が止まりませんでした。


そのあとどうなったかと言うと、間はハショりますが最高のエンディングです。
11話と描き下ろしは何度読み返しても楽しいです^ ^
個人的にはその後が気になります。秋兄に報告するのかなとか。あと、圭の元婚約者と花芽のその後の関係とか。

一途な義弟の義兄への報われ愛に胸がじんわり…。満足の読後感でした。

1

本音と建て前が胸に迫ります

それなりに色んな経験をしたりする事で自己防衛力って養われていきますよね
そのひとつに「本音と建て前」の使い分けがあったりするかな?と思うのですが、段々と自分を守る為の使い分けと誰かを守る為の使い分けが出来るようになって来た気がします

この2人の不器用な兄弟は多感な10代に自分の感情を上手くコントロールが出来ずに歪なカタチでカラダだけを繋げ、その真意をお互い確かめる事もせず(出来ず)に逡巡に苦しみ、結果距離を取るという最悪のカタチで自分の気持ちの本音の行き場を殺してしまう、、、

そして圭は建て前で自己防衛の壁を厚くする事で瑠璃子という婚約者との未来を選ぼうとする

春はそんな圭を兄とは思っていない、家族としては瑠璃子には会わないと想いをぶつける
この春の想いは目いっぱい屈折した春の色んな本音・感情が詰まっていて胸に迫ります

あの頃の自己防衛しか出来なかった春ではもうない
芯の強い春だからこそ自分の想いを大事にしながらも、圭の事もそれ以上に思い遣りたい
だからこそ圭に幸せになって欲しい
圭に本当の家族を知って欲しい
圭に幸せになって欲しいから圭の選んだ瑠璃子との道を受け入れる「建て前」
圭を幸せにしたいから自分が「家族」になるべきだと信じてるのが「本音」

10代の苦い経験からしっかり成長した春の姿が感じられる春の葛藤と行動に切なくなります
自分ではなく圭を守る為に届かぬ本音を抑え込み建て前を口にする春

そんな春を知る事で自己防衛しか出来なかった圭がやっと気付いた自分の為の春の建て前
気付かせたのは建て前に潜む春の本音
とてもアツイ!!ムネアツだった…!!

長年のすれ違いを埋めていく2人
すごく願っていた時の訪れ
そんな2人の濡れ場もまた最高でした (ღˇ◡ˇ*)♡

こんなにも良い!と思えるのに満点評価じゃない、、、
これは、、、私の読解力不足なのか見落としか、、、私の頭では解せないシーンがあったからなのです、、、
回想シーンです
秋と春が言い争いをしていて止めに入る圭
この流れでの秋が春の胸ぐらを掴んで迄問いただそうとした所です
ココは実際春は秋に何を言ったんだろうか、、、?
「お前まさか…」で終わっていて圭が止めに入ってしまう
その後大人になった秋と圭のシーンに戻るから、そこで回収になるかと思ったのですが特にこの核心部分には触れていない、、、
ココが非常に気になります
これは私の読み方が間違ってるのかなぁ、、、(ㆀ˘・з・˘)

そして「家族」「居場所」を人一倍欲していた圭だからこそ五十嵐家との「今後」は最後まで見たかった、、、
あのお母さんと秋なら2人を受け入れない訳はないと思うけど、だからこそあともう少し先までを描いて教えて貰えたらもっとしっくり来てホクホクでページを閉じられた気がします、、、という甘えた事を少々思ってしまったんですよね…

でも好きな所も既にアツく語った2人の成長以外にも引き続きたくさんありました♪
春の「圭にい」呼び、上巻からずっと好きです!
描きおろしの寝起きえっち、最高でした♡
これからも引き続き千代崎先生作品はチェックしていきます⸜⸜٩( 'ω' )و //

地雷要素かな~?を一応残します
受けの圭さん、婚約者います
婚約者いますがレスなのでココの絡み描写はなし
攻めの過去回想では女性との絡み描写少ないですが描かれてます

修正|引き続き最低限の修正のみの高修正!白細短冊で一部挿入前のanlへの修正なしも…!上巻は素股にドキドキしましたが下巻は兜合わせが良かったです♪でも何となく上巻の方が修正良かった気がしました(気のせいかな???)Renta!

6

両片思いの切なさと不器用さが心を震わせる

春×圭

2人のもどかしい関係性。
下巻では、それぞれの複雑な想いが次第に明らかになっていく。
圭の押し殺された感情と、
春の素直になれなかった感情が絡み合って、
極上の両片思いの切なさと不器用さが心を震わせる。

圭、
ただ家族が欲しくて、愛したい気持ちと、
嫌われたくないからくる偽りの感情で、
好きではない瑠璃子と結婚しようとする「偽愛」に陥ってしまう。
母親に愛されなかったトラウマと、
素敵な家族の中で養子として劣等感、
さらに読めない春の心だから、
「真実の愛」に心を委ねることができなくて、
好きなのに自信がなく、逃げてしまう様子に苦しくなる。

春、
不器用ながらも、実の圭の理解者。
夢遊病の圭を守り、大切な人だからこそ、
圭が求めていた家族関係を破壊したくなかったから、
高校時代の無理やりな方法や、
圭を遠ざける選択しかなかった。で、
会わなかった10年間の重すぎる執着が・・・!
俳優になった理由も感動的で、
圭の偽りの感情を見透かし、圭の結婚を止めるため
沸き立つ強引さで圭に迫るエッチ、
その熱い想いを伝える光景と圭の泣き顔が胸が痛くなるほど切ない。

紆余曲折を経て、
ついに春への「真実の愛」に向き合う圭・・・苦辛かったよね。
ほぼ全編、寂しそうだった2人の表情が、
最後には、安らぎのある顔に変わって、
愛で嬉しそうに笑う春、
そして、2人のイチャラブな空気感に安心と胸キュンが溢れる。

2人の兄・秋が全体に良い流れを与えている。いい男で、
女性と結婚しているから、彼の恋のスピンオフが期待できないのが残念。

『faker』の2人が圭と同じ職場で働いている!

瑠璃子は美人だけど、おかしい、
最初から圭との間に愛がないことがわかって、
その点が背徳感を感じさせず良かった。

春は見た目だけでカッコよすぎて、意志の強くて一途だし、
子供の頃から温かさで圭を包み込み、
ガンガンより次第に圭を侵食していく攻め方が最高で、
圭の穏やか美人での強がりながらもちょっぴり哀れさもたまらない。
20年以上にわたる2人の健気な想い詰まって、
表情からエッチに至るまでの感情表現が見事に描かれている胸に迫る作品でした。



・コミコミスタジオ限定特典 4Pリーフレット(上下巻同時購入特典)
描き下ろし漫画2P「性の目覚め」:
春(7歳)が圭(9歳)をトイレ我慢させる意地悪・・・
その我慢している顔が可愛いと思う春(7歳)。という性の目覚めのお話。

4

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