「最悪な夜に出会った沼な男――」

アフターグロウ

afterglow

アフターグロウ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神387
  • 萌×285
  • 萌22
  • 中立3
  • しゅみじゃない11

16

レビュー数
78
得点
2344
評価数
508
平均
4.6 / 5
神率
76.2%
著者
吾瀬わぎもこ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784758026802

あらすじ

医学部をストレートで卒業し、心臓血管外科でエリートドクターの出世街道を歩んでいた樋口聖高。
しかし、専門医資格を取る直前に"とある理由"で九州の辺ぴな田舎町に内科医としての異動を命じられ、現在はご老人たちのキツい訛りのリスニングに日々、悪戦苦闘している。
左遷とも言える自分の状況を嘆きヤケ酒を繰り返す聖高は、ある日の夜、酔い潰れて泣いているところを、"テンジュ"と名乗るヤクザの男に助けられ、訳も分からないまま淫らな行為に耽ってしまい――

表題作アフターグロウ

天授
樋口聖高

レビュー投稿数78

大好き

ドストライク。余裕で好きなBLのトップに入った。天寿さんカッコ良すぎるし先生可愛すぎる。。。最高でした。

2

天授がとても魅力的。聖高との会話が刺さる。

ヤクザものは好みが別れる時があるのですが、こちらの天授はとても魅力的でした。読者としても、天授に落とされました。
天授が方言で樋口先生を口説く時などはずっと優しくて、言葉も行動も強引なのに、なんだかんだと、あんなふうに優しげな言葉で言われたら丸め込まれるというか。見た目はギラギラしていながら、実際の立ち振る舞いなどはほんとに優しくて。左遷されて落ち込んでいる聖高(しかも恋愛経験はほとんどない)を落とすのは簡単だったと思います。実際、あっという間に身体の関係になってしまうけど、そこからの二人の関係がとても面白かったです。
いつも優しいけどカタギの聖高には連絡取らずに急に逢いに行く天授。ヤクザだからこそ聖高に変に期待させない、約束して迷惑かけない様な心配りなどが天授の人柄が良く分かります。「せっかく会えたっちゃけん 笑ってちゃ 樋口センセ」とても落ち込んでいる聖高の前でこんな言葉を言われれば、ふざけてると怒ってしまいそうだけど、そんな天授だからこそ、聖高は心を開いていけたのが良かった。そして天授に出会ってすぐからとても彼の魅力に引き寄せられているのに、二人でいる時は素っ気ない態度で誤魔化してしまう聖高。そんな二人の会話がとても読んでいて心地よいんです。
そして、二人の関係を上手く説明してくれたり、だんだんとアシストしてくれる葦束と龍之介もとっても良いんです!
二人ともがお互いの弱い所を知る事で、自分の生きてきた世界とは違う世界の人間だと実感しながらも、最後に二人の関係を一歩進ませてくれたのは聖高だったのが、もう最高でした。ずっと天授に素っ気ない言葉しか返さなかった聖高からの、真っ直ぐな言葉がとても心に響きました。二人共に心が救済される物語だったとは。表紙からは予想も出来ない凄く素敵な物語でした。ラストにお互いの気持ちを確認してからの、重たいくらいの愛の告白に心がギュンとしまくりでした。聖高を落とすと言った天授が結局は彼にどっぷり落とされた事を認めてくれたのが涙涙です。
続編決定ということで、穏やかな生活は期待できないけど…それでも、とても楽しみです。

2

素晴らしい1冊

評判やレビューが良いのも大納得の1冊でした。

医学部をストレートで卒業し、心臓血管外科でエリートドクターの出世街道を歩んでいた樋口先生。
とある理由で田舎町に内科医としての異動を命じられ、ヤクザの男テンジュ(天授)に出会うことから物語が始まります。
ヤクザ✕医者のお話は他にも読んだことがあるのですが、シュチュエーションとしてもいいですよね。
交わらない2人が出会い交わっていく。
この本でも素晴らしくそれが発揮されています!
お互いのバックグラウンドもしっかり描かれていて、救いの物語になるのですがそれが素晴らしい。
お互いがお互いを救う、泣けますー!
周りの人たちもとても素敵です。ヤクザの舎弟ってなんであんなに気が利くの?

先生の画も素晴らしく、肉体美、表情、どこを取っても見惚れてしまいます。
エロシーンの肉々しさは他ではなかなか見れません。
とにかく響く一冊でした。

0

信頼関係築けるってすごい

医者×ヤクザの組み合わせを何作か読んでいますが、ヤクザからの連絡が唯一の会える手段で、それをひたすら待っている医者ってなかなか無いシチュでは?
そして、ただ可愛がられているだけキャラのお医者さんじゃないんですよね〜
この作品は、ヤクザの刺青の模様の精度の高さなど、画力に惹かれて購入しました。
えちシーンも毎回切実さがあって、でも医者さんのキャラなのか愛らしく美しく見えます。
最後のほうのキスシーンは、もはや芸術的なパーフェクトアングル。
はい、、これからも何度も何度も読み返すくらいとにかく好きな作品です。宝物的な作品に出会えて本当に嬉しく思っています。

1

続編!!

続編お知らせで歓喜でした!!

おめでとうございます。凄く嬉しいです。

0

天授様が沼すぎる!!!

天授様が沼すぎました!!!!!
すごく整った顔をしていて、ヤクザで強くて、みんなから頼りにされている…それでいて悲しい過去を背負っているからこそ見え隠れする儚い雰囲気が堪らん

湊町をシマとするヤクザの幹部×トラウマケア中のエリート医師
攻めがヤクザですが、そんな痛いシーンはなかったのでヤクザ系の作品が苦手な人でも読めると思います。

3話の扉絵の天授がとにかくカッコ良すぎて、タバコ吸って歩いてるだけで絵になる男!
また、2人の部下が心から信頼できそうないい人でよかったなと思いました…こういう世界で信頼できる人がいることは大事だよなぁ

聖高の医者としてのお仕事シーンも丁寧に描かれているのがすごくよかった!!
漫画としてその設定を取り入れるために、しっかりと資料集めをして下調べしてるのが伝わってきました。

聖高の医師として凛とした姿とエッチの時のトロトロになった姿のギャップが最高でした。
また、過去のトラウマを乗り越えて、天授の圧に対しても臆することなく自分の気持ちを伝える聖高は精神的にすごく強いなぁ

わぎもこ先生といったら汁の描き方が本当に天才ですよね
天授の手に滴る液がエロくて最高!
これでもう少し修正が甘かったら完璧なのになぁ…

続編もすごく楽しみにしています!

1

絵が綺麗ですね。そして筋肉と人体がかっこいい。その説得力あっての、ヤクザと医師の恋。よかったです。

トラウマを抱えて田舎街に赴任してきた樋口。心臓外科を目指していたのに内科なんて。。
そこで出会った天授。ヤクザだが傷ついた樋口を優しく強く包んでくれる。

ヤクザながらどこか優しく寂しがりな天授と、真面目に突っ走ってきた樋口。お互いに本当の自分を曝け出せる相手に出逢い、恋に落ちてゆく。
そんな甘いストーリーでした。

一迅社さんながら濃厚なHシーンの連続でした。竹書房さんでも描かれていたような?
これ18⚪︎で出してほしいなあ。。

2

救いの存在

めっっっっっちゃ良かったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(((((感涙)))))

初作家様でした。
発売当初から話題になってて試し読みしてみたら惹き込まれ即購入。

めっちゃくちゃ良かった…ッ!!!
(((((噛み締め中)))))

え、なに、なにこの美しさ!!?
絵も人も物語も魅力溢れすぎてね!!?
読み始めから終わるまでずっと惹き込まれてました。思わず泣きそうになった…。

コマの外から中へ踏み込んで行く、キャラクターの心情を表現する演出も最高です…!

これは紛うことなき神評価!!神作品!!
読んで良かったあ゙ぁぁぁ…(((((感涙)))))

2024/05/19 読了

修正:紙媒体はほぼ白抜でした
見えねぇぇぇ…(;`皿´)グヌヌ

5

方言にハマれると最高

ヤクザものはあまり刺さらないジャンルで基本敬遠していたけど評価が高かったので読んでみた。

まずは画力の高さで絵をみるだけでも満足感あり。
攻めに翻弄される受けより受けに翻弄される攻めの方が性癖だけど、そんな私でも攻めがとても魅力的で楽しめた。
圧倒的に攻めの魅力を鑑賞する作品だなと。
とてもよかった。

ただ方言作品に関して、個人的に方言によってはうまく気持ちが入れるものとそうでないものがあり、今回は残念ながら私向きではなかった。
これはその方言が好きか嫌いかという話しではなく
聞き慣れていない方言だとどんなイントネーションかがわからず、読みながら頭の中で「この強弱で正解かな?」「この脳内再生のしゃべり方は不自然かな?」とついつい気になって、それがノイズになり没入感が阻害されるのでうまく物語に乗れないため。

これが脇キャラだったらけっこう流して読むのだが今回はメインキャラで萌えどころも方言だったりしたことも大きいかなと。
気にせず読めばよいけど作者がせっかくあえて方言を使っているので、自分もちゃんと正しく読みたいと思ってしまう私の超個人的な変なこだわりのせいだなと思っている。

3

大人の恋愛にうっとり

落ち着いた大人の恋愛が描かれていました。すごく良かったです。
主人公の樋口は都内の大学病院に勤務する心臓血管外科医で、担当する患者の容態が急変し、処置をするも病魔に勝てずに死なせてしまう。そのことがトラウマになり心電図モニターのアラーム音や緊急対応しなくてはいけない状況になると過呼吸になるなど、自分の意思ではどうにもできずに苦しんでいるのですが、その後、九州の病院に異動になり、もう一人の主人公であるヤクザの天授に出会います。
心の傷を持て余しどうにかしたいと焦る樋口と、不遇な生い立ちながら極道の世界で生きる天授は、生きる世界は違っても、お互いがお互いの存在によって救われているという、この関係性がとても尊いと思いました。
なしくずしに体の関係を持ち、最初こそ反発していた樋口ですが、でも口ではそう言いながらどうしようもなく天授に惹かれているのだと分かりますし、二人で過ごす時間を重ねていくうちに、少しずつ心も蕩かされていく様子が見て取れます。
過去という名の、自分の深いところを語るシーンが印象的でした。
天授の余裕の笑みとその包容力も、生い立ちを聞くことで深みが増します。穏やかで優しい語り口、夜景のドライブ、静かな運転、コロンと煙草の香るジャケット、そうした色々な断片が天授という人物を形作っていて、トラウマに苦しむ樋口を包む大きさを一層感じました。
天授が、自分の名前を気に入っているのだろうことも、エピソードの裏付けにも繋がっていて納得でした。
とても質の良い作品だと思いました。

5

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