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ikigami to donor
うっかり夜中に読んだら、冒頭から涙が止まらず、翌日顔がパンパンに腫れました…(笑)
この作品を涙なしで読める人がいるだろうか?いやいない。バスタオルを準備して読んでください。
※前作『イキガミとドナー』のネタバレを含みます
前作を読んでいる読者は二人のことを知っているわけで……しかも想像以上に春人がいい子で純粋で可愛くて、読み始めからもうホロっときてしまいます。
けど、さらに想像の上を行っていたのが柴田の可愛さ。冷淡な野心家だと、周囲の人も柴田自身も思っていそうだけど、実はただ、真面目すぎて不器用すぎる人でした。まあプライド高いのは見た通り。そして頭はいいくせに天然で鈍感で無自覚という……。
どストレートに告白されてやっと「ああ…そういう…」って、これまで気づいてなかったんか! じゃあ高校生の頭をナデナデしたのは策略じゃなくて天然だったのか!
柴田が無自覚に春人を煽ったり、無自覚に春人に堕ちていったり……が可愛くて可愛くて。前作の鬼道もそうだったけど、情緒未発達の男が恋をして、人間らしい心が育っていくのってめちゃくちゃ好きです。
でも、お互いを想う気持ちが強くなるほど、追い詰められてしまうのがイキガミとドナーの関係。
イキガミにとって、危険や恐怖に身を晒すことももちろんだけど、それで自分が傷を負ったら、ドナーを傷つけることに直結してしまうのが二重に辛い。ましてそれが愛する人だったら。でもドナーからすれば「全部あげる」ことが愛であり。
同じ場所に包帯を巻いて向かい合う……何という残酷さ。
冒頭のモノローグが作中で繰り返されるんだけど、そのたびに言葉の意味合いが違って見えてくる。柴田の不器用さが哀しい。
春人編はとにかく泣きっぱなしでした。イキガミとドナーの置かれている立場の過酷さや、喪失の悲しさもあるけど……それ以上に、春人と柴田がお互いをただ一心に想い合う、その愛の深さに泣きました。
上巻の後半から滝編がスタート。
滝は、国民から人気があるところとか、柴田に惹かれる過程とか、春人と共通点が多いんだけど、まるっきり春人にそっくりでもない。健気!って感じだった春人より、滝の方が明るい図太さがあって、なんだかホッとしました。
(下巻のレビューに続く)
前作を読み下巻のレビューで「光」だなと思った柴田さんの「闇」のお話しでした
BLアワードノミネートきっかけで先ずこの「二人のイキガミ」を読みたい欲が刺激されました
ただ、前作を読まないときっと分からない内容なんだろうな~とシリーズ読みを決意し読む事にしたのですが、あらすじなども見ていなかったのでこの作品で柴田さんのお話しを読めるとは思わず、、、読み始めて、、、あぁ。。。だからイキガミが2人なのか…。と深く納得しました
1人目のイキガミ
柴田さんのお話しは前作を読んでいれば「春人」の存在を知っている訳なので彼らの歴史を知って行く過程は否が応でも胸をキュッと締め付けて来ます
それでも「二人のイキガミ」を描くには知らなければいけない大切なコト
春人の選んだ熱く貴い想いの深さに胸が打たれます
普段の春人の大らかさからは想像を絶する強い意志に柴田さんは愛を感じつつも自身の無力を感じずにはいられなかったと思うと、、、イキガミとドナーという関係で結ばれた2人の残酷さを恨めしく思ってしまいます
「お互いがお互いの人質」である辛さが貴さと共に最悪のカタチを迎えてしまった事が苦しい
柴田さんの首元に顔をうずめ呼吸をする春人の熱さ、返せなかった「好き」という言葉。。。
数々の柴田さんの後悔に満ちたモノローグがとてもとても切ない…
2人目のイキガミ
前作で湊の存在が見せた、今が動き未来に繋がったように見えていたあのシーンの後にまさか、、、まさかこんな事態になっていたとは。。。
柴田さんの「闇」はまだ「光」を取り込めても吞み込んでしまう程の深さ
光の輝きが強い分、闇の濃さが比例してしまうのだろうか…
同じ分だけ輝か無くてもいい。。。
その闇に光を取り込み続ける事が出来るだけの穴を開けて欲しい
柴田さん、、、
早く下巻を読まないと…!!
柴田さんと二人のイキガミのお話。
初めは春人を利用しようと考えていた柴田さんが春人の中身を知り惹かれていき、そして……という展開にもう…。前作であの過去が描かれることは分かっていたはずなのに。
春人が最後まで春人らしくてあの回は何度読んでも心に来ますね。
でも春人の大きな愛が柴田さんを変えそして行動力となり前作があるのですから。
でも、滝くんも柴田さんを追いかけて追いかけてどこまでも追いかけていて。柴田さんを救ってくれる人が現れて良かったと思います。
エピローグは賛否ありそうですが、まるごとひっくるめて愛する滝は男前ですね。
だからこそ滝に柴田さんは惹かれたんだなって思います。
下巻のレビューをした時は初見で、よくわからないまま書いてしまいましたが、何度か読んだ後にプロローグである上巻のレビューをやってなかったので書きました。
上巻は下巻よりも分かりやすい話で、なんだかあらすじみたいなレビューになってしまいました。
自分のエリート人生を狂わせたイキガミの春人を操ろうとする柴田に一目ぼれした春人は、イキガミになったばかりの高校生で、彼もまた人生が突然変わってしまい戸惑っています。
柴田に戦うことへの恐怖と弱い気持ちを伝えます。そこで柴田は「実戦になったら……私を守ることを考えて」と伝えます。
春人は何度も「好き」と言いますが、柴田は一度も返せません。それでも柴田は純粋で懸命に好きだと伝えてくる春人を好きになるし守ってあげたいと思います。
でも結婚しても柴田は「好き」って言えないんです。いろんな想いがあって、好きなのに言えないのが読んでいて辛かったです。
結局、春人は柴田を守る為に死んでしまいます。もう柴田の身体を自分の身体を治す為に傷つけたくないから。
防衛省と国は国民的人気の春人を死んだ後も利用し、それが許せなくて柴田は復讐を決意します。きっと自分のことも許せなかったから、下巻のような柴田の行動になったんだと思います。
好きだと伝えることができないまま、自分の為に愛する人が亡くなってしまったらもう辛すぎますよね。
滝は春人みたいでした。高校生でイキガミになり、実践を怖がり自分の弱さに気づいて優しくしてくれた柴田に恋をします。
柴田は「君を好きにならない」と言いながら滝に身体を許します。柴田も滝に春人を重ねていたんでしょうね。でも上巻では柴田の気持ちはまったくわかりません。
イキガミとドナーとしての関係と個人的な婚姻関係と切っても切れないと思いますが、その想いがイキガミの方が募っていてドナーに対しての愛情と執着が強いんだと思います。
だからこその悲劇が繰り返されているような気がします。
下巻にもそんなイキガミが出てきます。
そして、とても考えさせられる終わり方になっています。
ぜひ、上下巻で読んでください。
勿体なくてなかなか手が出せず
積読してましたが読了しました!
ヤバイだろうなーと分かっていたけど
読み始めてすぐ涙が.....
自分如きの陳腐な感想で
この作品の感動が薄れたら嫌なので
ネタバレはしません!
ただ読む価値はある!
そして紙媒体での購入を
オススメしたい!
何となくですが物語の良さが
紙の方がより伝わる気がします
あまり参考にならない
レビューだと思いますが
感動を伝えたくて...
心に沁みる作品を
創る先生にはいつも
心から感謝と尊敬をしてます^_^
癒しをありがとうございます
このシリーズ、イキガミという存在、扱われ方が残酷で辛くなるんですが。
本作は前作より戦闘シーンが少なく、ラブな場面が多めなのがよかったかな。上巻までは。
や、春人のあのシーンはきつかった。しかも敵のイキガミが子どもというのがまた…。
山中先生の絵がますます色っぽさ、いじらしさが強くなっている気がして。
特に後頭部からの襟足が短いうなじ、伏し目がち、長いまつ毛、うるうるお目目が萌えです。
キャラが愛おしい分、ストーリーの切なさが沁みます。
柴田は重い十字架を背負ってしまいました。
春人をイキガミとして利用した。
春人は自分を守るために死んだ。
春人は何度も好きと言ったのに一度も返せなかった。
これは回復できないのでは…というくらいの後悔と罪悪感。
滝くんとの関係性でどう再生するのか。
下巻、楽しみに読みます。
鬼道が吉野に甘える場面が出てきてうれしかったです。萌えシーンでした。
前作「イキガミとドナー」からのファンなので上巻の春人がどうなるかは分かってて読み始めるわけですよ。
幸せな二人の様子を見れば見るほど心がえぐられる...
パラレルワールド的な感じにしてくれないっすかね...と何度も思いながら読みました。
上巻下巻通してシリアスで辛い部分も多いけど前作カプの登場などで緩急のバランスが良く、辛くて読むのをやめてしまうような事はないと思います。
BL要素を抜きにしてもすごく心に残り何度も読み返したくなる作品なので是非多くの人に読んでほしいです。
ドナーだった頃の柴田の過去が明かされた上巻。
前作の柴田はとても冷静というか淡々としていた印象だったのですが、パートナーである春人とこんなに悲しい別れを経験していたなんて…。とても苦しくなりながら読み進めました。
春人の真っ直ぐな想いに応えたいけれど、ドナーの柴田の立場はあくまでもイキガミである春人を"生かす"こと。
ふたりの間に恋愛感情があったとしてもイキガミとドナーという関係上、その気持ちだけでは動けないもどかしさがあって。
好きだと伝えることすら難しい状況を見ているのは本当に悲しかったです。
春人はイキガミの任務中に命を落としてしまうわけですが、それも柴田への愛だったというもツラすぎました。
そこから場面は変わり滝とのお話になっていきますが。心の整理もつかないまま時間だけが過ぎていく、その虚しさの中を生きている柴田の心が下巻では無事に救われることを祈りたいと思います。
前作上下を読んでいるので、春人がどうなってしまうのかはわかってはいました。
わかっていましたが、上巻の過程を経た結末は終わりであることが辛く悲しい。
柴田と春人の絶妙な掛け違いが、苦しくてたまりませんでした。
もっと素直に感情をぶつけて!と外野は思ってしまいますが、当事者はそうもいかないものですよね。
どちらも相手のことを想った最善だったのでしょうが、最悪の結末になってしまいました。
春人が柴田を愛していたのはもちろんですが、柴田からの小さな愛もきっと伝わっていたのだと信じます。
でも死んでいては答え合わせができないので。
そういう過程だったから、復讐のために動いていた柴田がぷつりと切れて無気力になってしまうのも理解できました。自分自身の身体は大事にしてほしい...
でも相手が滝だったことが救いでした。
柴田の気持ちがどこにあるかを理解していて、けれど自分の気持ちは抑えられない。
弱り切っている柴田にとっては荒療治かもしれませんが、じっくりと効いていく優しい薬のような存在でした。
上巻は終始苦しかったです。
表紙からしてもう、涙せずにはいられませんでした。