キャント・ヘルプ・フォーリンラブ

can't help falling love

キャント・ヘルプ・フォーリンラブ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神45
  • 萌×219
  • 萌15
  • 中立1
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
15
得点
347
評価数
82
平均
4.3 / 5
神率
54.9%
著者
kanipan 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
arca comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784866695587

あらすじ

「サキちゃんが俺の部屋にいると、もう絶対逃さないって思う」
橘嵐は家が隣の幼なじみで病弱な咲人のことが大好き。一番側で、何くれとなく世話を焼き、ひとりじゃ疲れて死んじゃうかもと、オナニーまで教えたほどだ。この先もずっと続くと思っていた濃厚な共依存関係はしかし、進路が分かれる高3の春を境に大きく変化していって…。依存系こじらせ攻め×世話焼かれ系病弱受け、みだらでアオハルな幼なじみラブ!


初版のみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記が掲載されている場合でも無くなり次第、終了となりますのでご了承ください。

表題作キャント・ヘルプ・フォーリンラブ

橘 嵐、高校3年
江上 咲人、高校3年

その他の収録作品

  • 描き下ろし ふたり暮らし、ある日

レビュー投稿数15

共依存から相互依存へ

間に合わないぃぃーー… (>ㅅ<)‼
アワードの投票をしたい…
けれど、まだ気になっていて未読の作品が。。。

そんな早く読まねば…!な作品のひとつ、kanipan先生のかわいい表紙が目を引く「キャント・ヘルプ・フォーリンラブ」~恋に落ちずに居られない~ってヤツですね♡

やっと読みました~!
なんとも独特な空気感が漂う1冊
静かな雰囲気のようで所々コミカル、ピュアで一途なのに真っすぐ過ぎて重さも感じる、”ひ弱”だけど”か弱”くない、かわいい~のに色気もある、、、完全に対極にある訳ではないけれど絶妙に毛色の違う空気感をまとったトーンを巧妙にまとめあげている世界観がとてもおもしろく、そして惹き込まれます

確かに共依存っていえば共依存なのだけれどこの2人は共依存を越えて相互依存にしっかりとステップアップしていくんだろうな~というのが伝わって来ます
だからなのか、共依存に付き物(?と勝手に思っている)のゾクっと感は限りなく薄く、読後が温かくなって余韻に浸れます

柔らかなタッチで描かれる絵も世界観にマッチしているのがまた良いな♪と思えます

尚、そんな中で1番私的にゾクっとしたのは各話のナンバリングの仕方
作品の特徴によって単純な「1話」とか「Ep.1」とかじゃない遊び心が見れる所だと思ってるのですが、この作品では「plan.1」ってなってるんですよね~
なんかこの計画的な囲い込み感を表現したかのような「plan」の使い方に1番ゾクっと実はしましたw

出席番号34番のヨシノくんのキャラがめちゃくちゃ好きでした
同窓会とかしたら絶対に来て欲しいタイプです、彼(о´∀`о)

修正|枠線ないタイプのライトセーバー系の白抜き※でも太過ぎない感じ、というかあんまり全体像は描かれない(シーモア)

0

ネガティブじゃない共依存、激推し作品です

はじめましての作家さんだったのですが、今後作者様漁りしてこようと思うほど心に刺さった1冊でした。

絵柄も雰囲気も独特で、全体的にはしんみりとした印象を受ける雰囲気なのですが、キャラそれぞれの表情を見るとすごく嬉しそうだったり感情豊かで終始甘々なのが伝わってきてほっこりします。

序盤は咲人が嵐の気持ちに全然気づかず、むしろ強くなって独り立ちしようとしているのが嵐を苦しめていることに自覚がないことが客観的に見ているこちらとしてはもどかしく悔しくて切なくなりっぱなしでしたが、気持ちが繋がってからは2人はそばにいて寄り添っているのが最上で絶好調になれるっているのがすごく伝わってきて、収まるところに収まったなとほっとしました。
とにかく気持ちが通じてからは1mmも一時も離れたくないという2人がすごくかわいくて、こういう共依存もめちゃめちゃありだな~と共依存への愛が深まりました。ポジティブでもネガティブでも共依存は至高ですね!

1

医者を目指す心意気、男前

 とっても軽やかで読みやすい執着攻めの物語でした。両依存でもあるかな。体が弱くてあまり無理が祟ると入院にまで至ってしまう咲人。そんな彼の世話を焼き頼られることに悦びを感じる嵐だけど、咲人は彼の負担になりたくないとすれ違ってしまう。自分の不調で相手に手間をかけさせるのって申し訳なく思うし、居た堪れないですよね。嵐の好意を理解して初めて、咲人は彼とこれからも関係を続けていくのを受け入れることができる。もどかしくも優しい物語でした。咲人のほわほわ感が現実味が薄くてちょっと好みからは外れてしまいましたが、ライトに執着、依存を楽しみたい時にはちょうど良いと思います。

0

なんだこの素敵な表紙は…!!

 
見てください、この表紙。
めちゃくちゃ素敵で読む決め手となりました。

そして表紙を裏切らない内容の雰囲気でした。

幼馴染の高校生同士の二人。
病弱でほわほわした受けがもうか弱そうで可愛い!!
これは実際にいたら癒される小動物系男子です。

そんな受けが好きでずっと一緒に居る攻めと、もう一歩先に踏み出すお話です。

脆く壊れそうな受けを囲みたい攻めの執着も良かったですし、絵の線も細め。
荒々しく、激しい描写がないのに秘める思いは熱い。
けれど全体的に本当に繊細さを形にしたような作風でした。

0

咲人君がどんどん可愛くなる

kanipan先生の既刊作品は殆ど拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

嵐は幼馴染みの咲人のことが大好き。閉じ込めておきたいと思う程の独占欲と執着から、オナニーやキスも教えた。病弱な咲人には自分が必要だと、このままずっと一緒に居られると思っていたが、高校3年生になり進路もクラスも分かれ、挙げ句の果てには…
個人的、各項目5段階で
執着・依存 3
可愛い 3
青春 3
エロ 2
な感じだと思います。

まず最初に読んで感じたことは、表紙や裏表紙などを見てから本編一話を読むと、受けの咲人君の表情の雰囲気がちょっと違うなと思ったことです。表紙や帯での病弱受けと言う情報でもっとぽやっとした幼さが残った可愛らしい感じかなと思ったら、意外とキリッとした表情をしてました。でも徐々に咲人君の表情が柔らかく儚げで可愛くなります。可愛らしい感じでは無く、普通にめっちゃ可愛いです。だから個人的には全く問題はありませんでした。

嵐君の独占欲や執着が程良くて、咲人には自分が必要と思っていたのに、本当は咲人が居ないと駄目なのは自分だった。と言う関係性が良かったです。でも何だかかんだ咲人君も嵐君に依存気味で、だからこその卒業発言なんだなと思うと、軽めは共依存カプで萌えました。個人的に嵐君が咲人くんを「咲人、サキ、サキちゃん」と場面によって呼び方を変えるのがツボでした。

個性的な脇役キャラも登場するのですが、あまり深く掘り下げられないので、ちょっと気になります。高校生達がわちゃわちゃしてるのってそれだけで良いよね。高校生BLの醍醐味だよね。

絡みではオナニーやキスなど、濃厚な絡みは少ないですが、ちゃんとエロいです。ぽやぽやした咲人君が乱れる姿がエロくて可愛いです。前半の絡みは嵐君の一方通行な感じが、想いが通じ合ってからは意外と咲人君からくっついたりおねだりするので、言動の変化が可愛くてキューンとします。
因みに本編では最後までの絡みは無く、描き下ろしではちゃんと描かれます。

執着や共依存要素があまり重たくないのと、高校3年生なので想いが通じ合ってからの受験勉強や卒業後の生活や親の説得など、高校生物の要素も味わえるので、比較的に読み易いので是非とも読んでほしいです。

2

良質な依存BL

表紙から受けた可愛い印象とは違い、しっかりと感情を描いていて濃厚なBLでした。

攻め受けどちらも自分自身の感情だけではなく、相手のことを想いやっている部分が良い。
互いに依存し執着していますが、暴走しない点と思いやりがある点が良質なBLだと感じました。

攻めの依存執着レベルはなかなかですが、ちゃんと受けのことを考えられている。
もちろん自分自身の欲望にも忠実ですが、絶対に受けを傷つけないところが良いポイントでした。
度々出てくるほの暗い感情が、彼を表していて好きでした。

受けは可愛い見た目どおりの、ぽやぽやした性格。
けれど自分の意志はしっかりとあって、きちんと頭で考える強い男。
攻めから離れるという明後日な方向に向かった時は驚きでしたが、道が決まれば潔く行動してかっこよかったです。

お互いに相手のことを想って行動しているのですが、なぜかそれが悪い方向に向いてしまいながら話は進みます。
けれど結局両片想いなので、安心して読むことができました。

個人的に好きなシーンは、受けとのえっちを我慢している攻めが、最大限に煽られて鼻血を出すところ。
受けは無自覚なので、まったく手を出せないところが不憫でした。

共依存BLでありながら、相手のことをしっかりと想いやっていた今作。
依存系は話が暗くなりがちですが、こちらはそんなことがありません。
表紙のイメージそのままに読ませてくれるので、とても楽しく読むことができました。

初読み作家様でしたが、他の作品も読もうと思いました。

2

あまいあまい執着を。

好きだから片時も離れたくない。

好きだから甘やかしたい。

好きだから誰にも触れさせたくない。

好きだから笑っていてほしい。

そんな恋の甘みと重たい執着が入り交じった
“好きにならずにいられない”二人の甘く優しい
共依存関係を描いたお話です。

高校生の嵐は幼馴染みの咲人に対して過保護気味。
というのも咲人は子供の頃から体が弱く、
目を離すとすぐに無理をして倒れてしまうから。

ゆえに学校でも家でも咲人にべったりな嵐でしたが、
高校3年生の春、咲人とクラスが離れてしまうという大事件が!
その上、咲人からは「俺嵐から卒業する」と宣言されてしまい…。

ただの幼馴染みや親友というには親密すぎるけれど、
恋というには未熟で、幼馴染み以上恋人未満な二人。

病弱な咲人の体調管理をし、常にGPSで居場所も把握、
「練習」と称してキスもするし、オナニーだって手伝うし、
これでもかってくらいに咲人を溺愛し、独占欲を隠しもしない嵐。
その癖いざ恋人に、となるとあと一歩が踏み出せず…

そんな中、突然発令された咲人の嵐卒業宣言。
こんなにも一途に愛して尽くしているというのに、
一向に愛が伝わらず告白もスルーされてしまう嵐に
見ているこちらまで不憫になってきてしまいます。

愛は激重だし、強引なところもあるけれど、
基本的には世話焼きでいつも咲人の意思を尊重し、
大事に大事に慈しんできた嵐。

一見嵐がいないと生きていけなさそうな咲人ですが、
本当は咲人がいないとダメなのは嵐の方なんですよね。

だからといって咲人が嵐を蔑ろにしているわけではなく、
嵐が咲人を大切に想うように、咲人もまた嵐を想っているのです。

咲人のこととなると周りが見えなくなり、
自分のことよりもまず咲人を優先してしまう嵐。
そんな嵐の献身に自分が彼の足を引っ張ってしまうと
罪悪感を感じ、自立を決意する咲人。

依存されたい嵐と、依存したくない咲人のすれ違いがもどかしい…!

その後、咲人の気持ちを知った嵐は今度こそ想いを伝えるために
行動を起こすのですが…
この本気になった嵐がまたかっこよすぎる…!

そうして紆余曲折の末、晴れて恋人同士になった二人。
てっきり恋人解禁で嵐の咲人愛が暴走してしまうかと思いきや、
まさかの咲人のデレ甘ターンでした♡♡

自分からひっついて甘えたり、キスをせがんだり、
これまでの鈍感っぷりが嘘みたいに蜜月モード全開な咲人。
恋に無自覚だっただけで咲人も嵐が大好きだったのね♡

ああ…嵐に口を塞がれ返されて、真っ赤になって
ぷるぷる震えてしまう咲人が可愛すぎて心配になる…。
二人の「好き」が充満していて歓喜のニマニマが溢れてしまいました。

二人が同棲を計画するエピソードでは
母からの反対に落ち込む嵐に「大丈夫だよ、まかせて」と
守ろうとする咲人がいじらしくも頼もしくて、男前でした。

嵐の隣にいるために、守ってあげられるように、と
嵐と一緒にいることで強くあれる咲人。
どちらかの一方通行ではなく、互いの存在があってこそ
生きていける二人の関係性が尊みの極みでした。

言い換えれば“共依存”ともいうその関係は普通なら
ドロドロした情念や重苦しさを纏うのだろうけれど、
この二人の間に漂う空気は不思議とほんわか柔らかいのです。

たしかに閉鎖的で愛は深すぎるけれど、互いを想い合い、
共にあればこそ前に進んでゆけるハッピー共依存なんです。

子供の頃から何一つ変わらず、互いの唯一無二であり続ける二人が
微笑ましくて愛おしさが込み上げてくるのでした。

ちなみにぽわぽわと可愛らしい二人ですがエロもあります。
本編では嵐の過保護により途中までですが、描き下ろしでは最後まで。
華奢な身体で嵐の愛を受けとめる咲人も、辛抱たまらん状態なのに
暴走しないよう、壊れ物に触れるように優しく大切に咲人を抱く
嵐にもキュンが止まりません♥

1

可愛い共依存

試し読みにて購入。初読み作家様。

咲人(受)と嵐(攻)は家が隣同士の幼なじみの高校生。
咲人は病弱で咲人のことをよく知っている嵐は昔から一緒にいることが多く咲人のことが好き。咲人に自分がいないとダメになって欲しい嵐だが、咲人に高校卒業後の進路を聞くと全く想像してない答えが返ってきて、咲人がいないとダメなのは自分の方で…という共依存のお話でした。
進路のことや、嵐がいなくても学校生活を送れるように咲人は前に進んでいるが嵐は咲人から距離を置かれ完全に抜け殻状態。受けがいないとダメになる攻めがタイプなのですごく面白かったです!!

距離を置いてもやっぱりお互いいないと無理で微笑ましかった…(*´˘`*)♡
嵐が告白しても最初は全然気にもしてなかったですがやっと恋人という選択肢を意識してくれた咲人がものすごく可愛くて(/ω\*)
元々自慰を手伝ってたのもあり、エロもたくさんあり読み応えバッチリです!!

こんなに可愛らしい共依存のお話を読めたのが初めてだったので読後の満腹感が大変良く…描き下ろしにその後の様子が少しあります(素晴らしい描き下ろしです)が是非とも続編が見たいです!!
素敵な作品をありがとうございました(〃´-`〃)♡

3

好きな子をイジメるタイプではなかった

最初の部分が、サキに意地悪していたので、「素直になれないタイプ」の攻めなのかな、と思ってました。
思ったよりサキに優しくて溺愛してましたね。サキが好きで実はサキに依存しているのは嵐のほう。最後の方のエピソードですが、サキとの同居をお母さんに反対されたとき「咲人くんがいなくなった時、嵐は自分を見失わない?」というセリフ。お母さん、息子の事、よくわかってるなあと思いました。まさか恋人になってるとは最初は思っていなかったみたいですけれど。

サキが思ったより男らしかったです。さっぱりしていて、うじうじしていない。
うじうじしているのは嵐のほうでしたね。
応援していた嵐が出場する大会。そのために風邪をうつさないようにとか、気を付けていたのに、自分が入院したために、嵐が大会を辞退した。
それは嵐がダメですよ。面会の時間を遅くしても良かったんじゃないかな。
それも待てないくらい、サキが好きだったという事なんでしょうけれど。

弱々しい男子かなと思っていたけれど、心のしっかりした男の子でした。
嵐のお母さんを説得したところもかっこ良かったです。
体力なくても、男らしいです。これからも頑張ってほしい。

3

遠回りも必要な時間

閉じ込めておきたいほどサキを溺愛している嵐。
彼の重ためな独占欲が目立っていたしサキの反応は幼馴染のソレを越えたものではなくて、片想いのままなのかな?と思ったりもしたけれど。
距離はとっても近いのに気持ちだけが交わらないような、ちょっぴりもどかしい日々を過ごすうちに少しずつそのカタチを変えていって、やがて結ばれるまでを見守るような展開となっていました。

身体の弱いサキにとって嵐の存在はとても大きくて、幼い頃から側に居るのが当たり前になっていた部分もあって。
様々な環境の変化で嵐以外の友達と接する機会ができたとき、今のままでいいのか?と思ってしまうわけですね。
でもこれはいい意味での「嵐断ち」だったはずなのに、言葉でその気持ちを伝えていないことでどんどんすれ違ってしまうふたりにやきもき。
一見どストレートに感じる嵐の愛情表現もサキには簡単には届かないので、すごくもどかしい気持ちになりました。

でもサキがきちんと納得するまで急がずに彼への大きな愛があることを証明していった、嵐のその努力がふたりの幸せな結末へと繋がって。
無事に両想いになってくれて本当に嬉しかったです。

遠回りをしたようにも見えるけれど、ふたりにとってはそれも必要な時間だったのかもしれませんね。
これからも幸せでいてほしいなと思える素敵なふたりのお話でした。

2

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