今世は共にあると誓います “愛しいからこそ大切にしたい” 互いに想い合う転生BL

転生アイドルとドルオタの騎士

tenseiidol to doruota no kishi

転生アイドルとドルオタの騎士
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神81
  • 萌×240
  • 萌20
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
18
得点
626
評価数
143
平均
4.4 / 5
神率
56.6%
著者
佐久本あゆ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784866576497

あらすじ

転生を繰り返し、現在は会社員として生きる元騎士の貴生。
アイドルの洸が前世で護り切れなかった王子の生まれ変わりだと知り、
「今世こそは護り抜く!」と彼を推すことに決める。
より近くで護るためマネージャーになった貴生だったが、
前世よりクールな彼が自分だけに見せる笑顔に、
忠誠心を超えた特別な感情が芽生えはじめ…!

表題作転生アイドルとドルオタの騎士

本庄貴生、社会員→「デュマ」のマネージャー(前世:ウィリアム、守護者騎士)
天沢洸、19歳、アイドルグループ「デュマ」のメンバー(前世:フィンリー、王子)

その他の収録作品

  • 報告と宣言

レビュー投稿数18

不思議でかわいいお話

転生もの、アイドルもの、王子と騎士、といういくつもの設定がある物語ですが、設定が渋滞することなく、難しすぎることなく、すんなり世界に入れます。
それぞれの要素が重なったからこその萌えがあり、楽しいお話でした。

アイドルものですが、アイドル活動のキラキラはあまり見せなくて、舞台裏のエピソードが多めです。
仲間たちと仲が良くてわちゃわちゃしているところなど、アイドルものの漫画(BLに限らず)好きにはたまらないシーンがいくつもあります。

転生が始まる前の、はじまりの人生は王子を守護する騎士だった本庄貴生。
いくつもの転生をしてきて、今の本庄貴生になっていますが、なかなかに奇想天外な転生人生を歩んできていて、ほろりとしたりくすりとなったりします。
どんな人生でも、必ず触れ合って来たというのがとてもロマンチックでした。

転生が始まる前の、はじまりの人生が王子だった天沢洸は、現世では職業アイドル、と似ているところもロマンチックです。
昔はとても王子然としたふるまいなのに、現世では全くそういうところがないのも、ギャップ萌えでした。
ふわふわ穏やかな人だと思っていたら、本庄に、ウィリアムだったころから好き、と1度ではなく、繰り返し伝えるところに真の強さを感じ、さらに萌えました。

2度目の告白のために天沢が本庄の家に上がり込んで2人で食事をするシーン、とても小さなテーブルセットにひざを突き合わせて座っているところが、王子時代とのギャップがよく出ているようで萌えポイントでした。

2人が想いを伝えあうところできれいで優しいハッピーエンド。
この2人にはゆっくり時間をかけて優しく愛を深めて行ってほしいと思いました。

0

圭太と輔のことも好き

 前世に割かれる尺は短いものの、何度転生してもフィンリーのそばにいたいと想い続けるウィリアムの一途さが素敵でした。シリアスにもできる世界観ですが、2人の柔らかい性格に合わせたように、時々くすっと笑えてほっこりするシーンもあるのがまた1つの魅力かなと。現世でフィンリーが洸として所属するアイドルグループ・デュマの雰囲気も見ていて心地よく癒され、応援したくなります。本庄の方は洸から迫られなければこの先もずっと自分の本当の気持ちは隠し通すつもりだったようで、歳も下でふわふわしている洸の方から積極的に動いたのが意外でギャップ萌えしました。2巻も楽しみです。

0

素直に良かった!

主従の転生もの。多分今までも読んだことのある設定なのに、このお話は素直に良かったと言える!

美しく可愛い絵。表紙のひかるの目!キラキラしてて引き込まれました。
本編もとてもきれいでストレスなく読めました。

繰り返し転生しては出会い別れていく2人。
やっと今生で同じ世代の人として出会えて。
王子のひかるを護る騎士だった本庄がまさかのドルオタになるとは!そこが新鮮でした。
しかも握手会でも何もできず(笑)
ひかるがアイドルだったおかげで本庄は彼を見つけられたんですね。

同じ世界に生きていてくれるだけで幸せ。その姿を見られるだけで。は〜、たまらん!

どうしてもひかるのためになりたい本庄がなんとマネージャーになり!

そしてひかるのことを知るほどなんて良い子なんだろう。そしてひかるがアイドルになった訳が!!そうだったのーーー!?
わかってたんだね、全部!

なのに!据え膳を食わない本庄がまた新鮮でした。骨の髄まで護衛なのか!?
ひかるが可愛くて読んでてこっちも悶えました。

サラサラと読めるのにすごくテンションが上がる、とても素敵なお話でした。
あ〜、車の修理代頑張って稼ぐぞ〜!

0

アイドルオタクになった騎士(笑)

折角の連休なのでそこまで普段は読まない「転生&アイドル」をお迎え!
「幼馴染シリーズ」が好きな先生です
既読の先生だと不慣れかも?な作品でも入口のハードルが下がってくれてありがたいです

そして試し読みで感じた更に下がるハードル…!
凛々しかった騎士様の様子が……変!?
既に転生が始まったのか、かつての騎士様はリーマン???
という導入で一瞬にして楽しい気分になれました

尚、このリーマンに辿り着くまでの道のり(転生)も面白いし、リーマンの次にはこのお話しの攻めとなるマネージャーになります
ここの一連の全てが楽しいです(≧▽≦)

攻めのおかしな言動を楽しむだけじゃない!
とても読ませるかわいい恋のお話しが詰まってました

エロはないけど2人の恋は生まれたて♡
その上恋よりも先に大きな「愛」が確実にある1巻!

この後が楽しみでならない
なぜなら2巻の作品タイトルにはー恋人編ーって書いてあるからです♪
2巻、楽しみーーー(*´ω`*)

0

巡り巡って辿り着いた運命の輪廻転生ストーリー

佐久本あゆ先生のラブコメの楽しさはピカイチですね( ´∀`)
めちゃくちゃ笑わせてもらいました!

かつての時代で主従関係の2人が時を超え、たくさんの転生を経て、巡り巡って再び再会の機会を得たストーリーは最高!!
なんなんですかーー、本庄ことウィリアムの転生変遷は(笑)
主人であるフィンリーの転生はヒトで一貫してるのに、ウィリアムは四つ葉のクローバーだったり、亀だったり、犬だったり……挙げ句の果てに祖父(←ようやく人になった 笑)とは。一応何かしら関わりがあるっちゃあるけど、転生先がユーモアありすぎて笑いを堪えるのに必死でした。


今世でやっとサラリーマンになってよかったね。……というのはさておき、立派な洸推しドルオタに変貌したことに更に爆笑。そしてマネージャーに転職してるし!!
物語の序盤なのにすんごい笑いのボリュームです。腹がよじれました。

ラブコメ色強い作品ではありますが、主従関係にあった世のときには、フィンリーは非業の死を遂げていてシリアスめです。このギャップはなかなかに引き込まれます。
時代的に、そして立場的に結ばれることが叶わなかった密やかな想いが、今の世では実現可能になった。巡り巡ってついぞ再会出来た運命に引き寄せられ、かつての想いが再燃したドラマチックムーブは胸アツです。

しかもフィンリー様こと洸からってのがキュンするーーー!!
可愛い顔してるのに芯が強い、自分の気持ちに正直でカッコいい。瞳もキラキラでめちゃきれいだし、そして可愛い…(´∀`*)
恋や恋愛に積極的で本庄を振り回すところも最高です。


過去の事にも触れながら進むストーリーなので、恋愛的にはだいぶゆっくりめですが、それだけ2人の恋の歩みを大事にしているということかなと思います^ ^
エッチはないけど、そのお楽しみは次巻にて……。
2巻は恋人編なので、恋人の甘さが引き立った2人の姿が見れますよ♪

0

切なさはあるも、どこかほのぼのしたコミカルな雰囲気が楽しい!転生主従物語

こちら、存在は知っていたけれどなんとなく今まで手に取ってこなかったことを後悔…!

新刊が発売されたとのことでこの1巻から読んでみたのですが、
笑あり涙あり、心がぽかぽかと温かくなる転生ものでした◎最高に癒された…

大企業に勤めるデキるリーマン・本庄(攻)。
実は彼は前世ではフィンリー王子の護衛騎士であり、毒殺された王子を守れなかった
ことを激しく悔いていて…

自らが死んだ後も何度も何度も生まれ変わり、時には四葉のクローバー、
時には飼い犬、時にはフィンリーの生まれ変わりの赤ちゃんの祖父!として、
ずっとずっと王子を見守ってきた本庄。
今世では3人組アイドルグループのメンバーの一人、洸(受)が王子の生まれ変わり
だと気付き、会社を辞めてマネージャーとしてそばにいることを選びー

と続きます。

序盤の、クローバーだったり飼い犬だったりおじいちゃんとして孫のフィンリーと
対面しドバッと涙を流すシーンが(感動的ながらも)コミカルで可笑しくて、
もうそこからこの物語にグイッと引き込まれてしまいました。

すごくいいなと思ったのは、前世の記憶を持っているのは実は本庄だけではなく、
洸の方もコンサート会場で見かけた時からその正体に気付いていた、というところ。

「自分を守る」という役割から本庄を解放しようと本庄に告げた言葉に、
ジーンとしてちょっと泣きそうになってしまった。。

それに対する本庄の答えがまた、ね。最高に痺れるカッコ良さなんですよね・:*+.

洸が天然ポヤポヤに見えて(実際そんな面があるんですが)、「好き」という気持ちを言葉にしてまっすぐ伝えてくるところなんかも刺さりました。

互いに想いを秘めた主従関係から、恋人同士へ。
新たな関係に一歩踏み出した二人の、”その先”が知りたーーーい!!!

…ということで、新刊の2巻の方も早速読んでこようと思います◎

萌えと切なさとコミカルのバランスがなんとも心地よい、転生主従(×アイドル)の
一作でした✨

0

揺るがない忠誠心が良い

前世では王子のフィンリーと騎士のウィリアムだった二人が、今世ではアイドルの洸とマネージャーの本庄として関わっていく転生BLです。

お互いに前世の記憶も転生した時の記憶も持っているという設定が面白かったです!

何度転生しても揺るがない忠誠心で洸に尽くす本庄が微笑ましくて好感が持てました。
洸と両想いになったというのにアイドル卒業まで手を出さないと言えてしまうところが好きです!

ウィリアムを見つける為にアイドルになった洸の健気さに心を打たれました。
前世からウィリアムが好きで、今世で想いを伝えることが出来て本当に良かったです!
両想いになった途端に泊まりたいって言っちゃう積極的なところが大好きです!

輔と圭太の仲も気になります!
今から次巻が楽しみです!!

1

何世紀もの長い時を超えた両片思いのラブコメ転生ストーリー

長い長い時を超えた泣いて笑える両片思いの転生ストーリーですが、攻/貴生(ウィリアム)と受/洸(フィンリー)それぞれの転生理由は何度読み返しても泣かずにいられません。
表紙は箔押しでもないのにキラッキラで眩し過ぎますが、この笑顔の理由に心の底から納得です。
あゆ先生が作画の裏話として書かれていましたが、キャラの特徴として宝石のファセットカットをイメージし、作画コストが高くなっても拘って描かれた洸の瞳、どれも宝石以上に輝いていて必見。“毎回〆切に焦りつつも洸の目をキラッキラに描き込むのがすごく楽しかったです”とカバーに書かれています。
泣けるシーンは数多くありますが、貴生の『あなたの存在が俺を生かしています』は推しがいる全ての方々に響く台詞で秀逸です!
第4話で『えっ!?』と、必ず第1話から読み返したくなること必須、続編も続いているので、多くの方々に是非とも読んでいただきたいエモーショナルNo.1の作品です!

2

転生BLっていい!

この作品を読んで、あらためて転生もののお話が大好きな自分に気付きました。
しかも前世が王子とそれを護る騎士とか、もう滅茶苦茶萌える設定で感謝です…!

何度か転生してきて二人は近くにいたのに、それになかなか気付かなかったりうまくいかなかったことについて、洸くんが本庄さんにずっと伝えたいと思っていたことに洸くんの優しさが伝わってきて胸にグッときました。
今世でようやく人間同士で生まれてきてやっと二人の想いが通じ合えた…と思ったら本庄さんに長年染み付いた主従関係の記憶のせいでちょいちょいブレーキがかかり笑ってしまいました。

続編も始まるということでとても楽しみにしています!

4

騎士の精神

面白かったです。そして佐久本先生の絵柄の美しさ。表紙の洸くんの頬のラインとかも美しいじゃないですか。

そこそこしか売れていないアイドルがビルの画面にアップで映し出されることがあるのかな?と思いつつ、無事に出会えて良かったです。本庄さんが今まで何度も転生した話。おじいちゃんと孫の関係の話にはウルっときました。でも、今までで一番近くて充実した時間を過ごせたんじゃないのかな。
今回は血縁関係ではなく、ほど良い年齢差で転生できて良かったです。

エマさんの関係や、洸くんの記憶など、「えー!」と驚かされた場面も沢山あって本当に面白かったです。
本庄さんの騎士の精神は凄すぎて、洸くんが第一。ゆるぎなくて素晴らしい。
この二人が恋人同士になった後が気になります。
できれば簡単にはエッチしてほしくないなあ。

5

作画◎主従の現代転生BL

よく考えるとなかなかのトンでも設定だけど!楽しい!騎士の忠義が厚くて楽しい!

騎士くんが一方的に記憶を持っていて、今世こそ!な攻くんおせおせ展開を予想していたんですが、良い意味で裏切られました!フィンリー様にも記憶があったなんて・・・!_(:3 」∠)_最高オブ最高

1巻では軽めのキス止まりで、そこはもちろん物足りないポイントではあるんですが、そのぶん、過去の関係性も丁寧に描かれています。続きが楽しみです!

3

表紙に一目惚れ

アイドル物だったら歯茎が見えそうなキラキラスマイルと原色多めでタイトルも太く目立つ表紙のイメージだけど、優しい光と風になびく控えめな笑みに一目惚れし初めて表紙買いしました。
とはいえアイドルや転生ものは苦手意識があったのでダメ元でしたが大正解でした!
何度生まれ変わっても一途に主を護ろうと想う設定からもうエモい。
両思いになったら急に甘えを主張する受けもかわいい。
また両思い→即エロにしない展開も自分の好みと合致でした。時を超えてきたから丁寧に育んで欲しい。続きが楽しみです。


5

ええ話や (;ω;)b

「まあ~ 最近のフィクションでありがちな設定だしぃ、数日かけて気軽に読もう」っと、そう油断してはいけません!(←してた)

全体的にコミカルで平和な雰囲気の作品ですが、絶妙なバランスとタイミングで切なさを持ってくるトコがもう… 最高でした!

二人が恋人になるまでの流れもしっかりしていました。BLって結構「想いが通じたた夜からH☆」みたいな展開が多いですよね。別に嫌いじゃないんですけど、今回はそれがなくて新鮮っていうか、とにかく個人的に大満足でした。イチャイチャは次巻に期待!

あと、わたくし、バカがつくほど一途な攻めが大好物なので、本庄さんめっちゃ刺さりましたw

圭太と輔の関係も気になる~
続きが楽しみです!

9

続きます!最高です!

あるあるな転生モノかと思っていたのですが、表紙にひかれて購入。
結果最高に好きです。

始まりの前世の記憶は王子フィンリーと騎士ウィリアム、そこから子供とクローバー(笑)、飼い主と亀、飼い主と犬、おじいちゃんと孫、と二人の転生歴がおもしろかったです。
満を持してのリーマンとアイドルだったんだなーと。
コミカルさで読み勧めていたら、まさかまさかの設定でほろりとしました。

フィンリーがウィリアムを見つけたい理由、過去世での自分がかけてしまった呪い(と思ってしまっていることば)、過去世ではいつもウィリアムが亡くなってから前世の記憶を思い出していたこと。

コミカルからほろっときて、終わってしまうのかなーと思っていたらまさかまさかの両片想い!
よかったー!と思ったんですが全然いちゃいちゃしません。しかも周囲へのカムアウトもしてるというのに。

マネとアイドルの作品は他にもありますが、こちらは根本に主従関係が存在してるのが違うなと思います。絵柄は線がキレイで癖がなくとても読みやすいです。
キス止まりだったので次巻に続くそうです。やったー!
エチがなくても十分で、むしろない方が自然でなんとも思わなかったですが、たしかにもっとイチャイチャしてほしいかも‥?

必要であれば洸がアイドルをやめるまで手を出さない、を本気でいきそうな感じがどうなるのか楽しみです。

6

時を超えた想い

アイドルの洸と彼を推しているドルオタの本庄。
前世の記憶を持ちながら幾度となく転生してきた、そんなふたりのお話でした。

街頭の大型ビジョンに映し出された洸の姿を見て前世の記憶が蘇り、それと同時に彼を推すことに決めた本庄。
ウィリアムだったころのフィンリー王子に対しての忠義まで取り戻し、ライブに握手会にと足繁く通う姿がすごく微笑ましかったです。そしてついにマネージャーにまでなってしまうという(笑)そこまでしちゃう本庄のアツい気持ちが本当にツボでした。
アイドルとオタクという関係を超えたふたりはどうなるの?と、ワクワクしてしまうような展開になっていたのがすごく良かったです。

そしてどちらか片方が前世の記憶があるのではなくて、ふたりともが最初の出会いから相手のことだったりこれまでの転生までもきちんと覚えているというのが面白かったです。

スキャンダルもどきな出来事やファンとのトラブルがあったりして、ちょっぴりハラハラしたけれど。その後はふたりの気持ちが無事に交わって、すごく明るいハッピーエンドになってくれて安心しました。続編も楽しみにしています。

2

ちょっとそこらの転生じゃないよ

転生もの、流行ってますよね。
でも、よく見る転生ものとちょっと違うかな。会いたい人の為に護りたい人のために、何度も何度も転生を繰り返したった1人の人への忠誠心と愛で思いを成し遂げようと突き進む元騎士のウィリアム(貴生)とウィリアムへの心残りを持ち続けていた元王子フィンリー(アイドルグループDumas天沢洸)が長い時を経て巡り合うお話。
持ち前の真面目さと忠誠心で、ちょっと方向性の違うドルオタになったウィリアム(貴生)が、アイドル洸を護りたいが故に起こす行動が滑稽であり涙ぐましくもあり、愛情深くもあり一見クールなだけにその一途な思いにグッと来るものがあります。
一度の転生ではなく、何度も何度も転生を繰り返しながら様々な形でフィンリー王子を守ろうとするウィリアム。このストーリーに色めいたことろはありませんが、王子と騎士という立場での信頼関係、現在のアイドルとマネージャーという立場での信頼関係がどちらも男同士の友情と2人の愛情からなるものと感じさせるのです。

前世で毒殺された王子と、王子を護り切れなかった騎士の一見悲しい話の様に思えますが、佐久本先生らしく笑いをとるところも忘れず、笑いとキュンの黄金比でしっかりファンの気持ちを掴んでいます。
互いの気持ちがはっきり自覚できたところで続編へ続くとなりましたが、ウィリアムに根強く残る忠誠心がやっと恋人になった2人の行く末をどのくらい妨げてしまうのか…
また、Dumasのメンバー圭太と輔のこの先にも期待大です。
続編、大変楽しみです。

10

前世と現世が繋がり、百年を超える愛の物語

本庄(前世:ウィリアム)×洸(前世:フィンリー)


百年を超えて
何度でも転生し続ける、
2人の愛に感動の渦に巻き込まれました!


表紙もなんと素晴らしい!
洸のあのキラキラした瞳や笑顔だけで、
本庄との愛情の鍵を握る存在であり、
2人がお互いに輝きを放ち合っている!

主人公の本庄は、
元騎士で現在は会社員として生活している。
ある日、アイドルの洸が前世で護りきれなかった
王子の生まれ変わりだと知り、
彼を守るためにマネージャーとして働くことに。
という始まり。

本庄は、
前世の名前がウィリアムで、
フィンリーを守るために騎士だった。
前世で果たせなかった忠義が胸に残っている。
現在は洸を献身的にサポートしている。
洸に猛アプローチしている姿が
愛しくてかっこいい。

洸は、
前世が王子様フィンリーで、
想いを寄せていたウィリアムに会いたくて、
アイドルになった。
グループ「デュマ」のメンバーで
クールで美しくて氷貴公子として有名だけど、
内面には悩みや不安を抱えている。
前世の記憶を思い出してからは、
ずっとウィリアムを探し続けている。
自分の想いを伝えることができなくて、
重圧を感じている。
見た目とは裏腹に隠れている
本庄に対する気持ちや、
必死にウィリアムを探す姿が切なくて愛しい。

「私の命の使い道が、あなたで良かったとそう思います」という
ウィリアムのセリフは、
フィンリーを守るための
執念深く尽力する忠誠心を表している。
本当の愛はこんなに熱いものですね!

「人はいつ死ぬか、いつ会えなくなるのか、わからないんだ
ずっと続くと思ってた日常が、突然終わることもある
だから、もう後悔したくない 
本庄さんが好きです」
洸は前世でフィンリーとして生きていたとき、
ウィリアムに伝えきれなかったことを
百年以上もずっと後悔し続けてきたのだ・・・
洸は過去の後悔を超えて、
ようやく解放された姿が
最高に感動して泣いてしまいました。

人生は本当に何が起こるかわからないし、
大切な人がいつ突然いなくなってしまうかもしれない。
人生を大切にし、
周りの人々を大切にすることの重要性を再認識しました。

何百年も転生を繰り返す
2人の純愛には、
キュンキュンして胸がいっぱいになりました!
本庄が洸を守り続ける姿や、
洸が本庄に本音を語り出す勇気を持ってきたところが
ただただ愛おしく感じられました!

デュマのメンバーや洸の姉が、
心の支えとして登場するのも魅力です。

転生とアイドルを巧みに組み合わせた
異国情緒に満ちたファンタジー風で、
前世と今世が繋がっているのも胸キュンで、
絵柄も繊細で美しい。
2人の深い感情がしっかり描かれていて、
百年を超えた愛もリアルに表現されて、
心温まるハッピーな気分にさせてくれる一冊でした。

5

好きな設定で、連載を読んで単行本を待ってました待ってました

連載を途中まで追って、面白くて好きな設定でもあり、単行本を楽しみにしてました。
こちらの作品は続編が決まりました。
1巻目という感覚で読んだほうがおすすめです。
キャラクター設定も描写が面白くて(攻めの今まで転生、何度読んでも笑っちゃいますしそしてちょっぴり涙が出ます)、
読みやすくて、さらっと読める一冊です。
展開はゆっくりめ、ハラハラするシーンがあるが割と早い段階で解決するのでそこまで心拍数が上がらず、穏やかな気持ちで読めます。
コミックスの半分ほどで結ばれますがイチャラブが少なめ。
そしてエロなし。
まだまだこれから、という感じの一冊です。
特に攻めの受けへの盲目的な愛と全体のコメディ調にぜひ注目してほしいです。

6

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