イエスかノーか半分か 1

yes ka no ka hanbunka

イエスかノーか半分か 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神57
  • 萌×232
  • 萌5
  • 中立4
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
17
得点
432
評価数
98
平均
4.4 / 5
神率
58.2%
著者
ユキムラ 

作家さんの新作発表
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原作
一穂ミチ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
イエスかノーか半分か
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784403668401

あらすじ

完璧な外面だが内面は辛辣なアナウンサー・国江田計は、取材相手のアニメーション作家・都築に怪我を負わせてしまい!? 一穂ミチの書き下ろしSSも収録。大人気BL小説コミカライズ第一弾!!

表題作イエスかノーか半分か 1

都築潮,27歳,ストップモーションアニメーター
国江田計,27歳,ニュースキャスター

その他の収録作品

  • うしけいおまけ(描き下ろし漫画)
  • Wake you up(書き下ろし小説)
  • カバー下(キャラ設定)

レビュー投稿数17

友情が主軸にある作品

大人気BL小説コミカライズということと、表紙に惹かれて購入しました。

好みがわかれる物語だと思います。
ほのぼの好きにはおススメしませんが、ヒリヒリはらはらがお好きな人にはあうと思います。

裏表の激しいニュースキャスター、国江田が、仕事で会ったストップモーションアニメーターの都築にプライベートで偶然、出会ってからの交流の物語です。

国江田、表の顔は完璧、仕事に関する裏の努力はすごいのですが、素の顔、プライベートの様子が粗暴、無礼、傍若無人、わがまますぎて、かなり引きました。
死ね、殺す、と平気で発言できる人、漫画のキャラクターでも好きになれない・・・。

都築がめちゃくちゃ懐が広くて受け入れてあげる様子との対比で、国江田の裏の姿を悪く描いているのだと思います。

国江田が裏の顔で交流をしていくうちに、都築と過ごす時間を心地よく感じていく様子は、吠えまくり噛みまくる野犬が人なれしていくかのようでした。
漫画なので、声色は伝わりませんし、服装や所作が違い、マスクをしているとはいえ、何度も会っているのに、気づかないなんてことあるのかな、とやや鼻白んで読み進めていくと、ちゃんと気づいていたのにあえて言わないでいたということがわかります。
都築の懐の深さがますます感じられるやりとりでした。

BL作品ですが、友情が主軸にあったように思います。
エロなし、恋愛感情なし、または微々、の男同士のやりとり、友情を1冊分まるまる使って描いているのが素敵だと思いました。

0

素晴らしいコミカライズ!

原作はアニメ化もされた超有名小説。原作もドラマCDも大好きな作品。
実はこちらのコミカライズの1話を雑誌掲載時に読んで、「面白そう!」と思って原作を読み始めた思い出があります。
2巻を購入して、1巻も再読したのでレビューします。

まずキャラデザがすごく好きです!
計(受)は色素薄めな美人で、潮(攻)はそれよりも少し雄みがあってかっこいい。
ユキムラ先生は初読みなのですが、人物をとても綺麗に描いてくださり、原作好きとして今後が楽しみになります♪

計は、表の顔はキラキラしたアナウンサーだけど、心の中は毒舌まみれで普段着は着古したジャージという、表裏のギャップが激しすぎるキャラ。そこがすごく面白いんだけど、本作でもすごくコミカルに描かれていて楽しいです。
潮も、その真っ直ぐな性格が滲み出ている表情がとても素敵です。

コミカライズは何作か読んでいますが、長い小説を漫画でコンパクトにまとめて、原作好きも満足できるような面白い作品にするのって、実はすごく難しいと思います。コミカライズにガッカリしたこともかりますし。
本作は、とても上手に面白くコミカライズされているなぁと、読み返して改めて感じました。

特に終盤、二人が焼鳥を食べながら口論するシーン。計の苦しさがひしひしと伝わってきて、読みながらドキドキしました。潮の切ない表情も素敵で、ラストのキスシーンもキュンとしました。

あと個人的に、新人時代の計が象の着ぐるみを着て相撲するシーンは、絵になるとすごく可愛くてお気に入りですw

ユキムラ先生は本作を読むまで存じ上げなかったのですが、デビューは2001年で長くご活躍されている先生なんですね。なるほど、ベテランはコミカライズもお上手なのだなぁと、感服いたしました!

素晴らしいコミカライズですので、小説既読の方にも未読の方にも、ぜひおすすめしたい作品です。

1巻は計が夜のニュースを任せたいと言われるところで終わります。
潮と計がラブになるのは2巻からですね。
そちらもすぐに読んでみようと思います。

(ちなみに1巻は一穂先生のSSが3Pついています。)

紙本 濡れ場なし(軽いキス1回)

0

キャラ設定がいい!

原作小説は以前試し読みしたことがあって、その時も面白いなーとは思ってたんですがなかなか小説には手が出せずにいました。
コミカライズされたので1・2巻通して拝読。
まず1巻。これは原作小説読んだ時も思ったんですが、キャラ設定がとっても良いなーって。「国江田計」と「オワリ」の2面性に初っ端心を掴まれました。
そしてその2面性に気付かず、国江田にもオワリにもそれぞれに惹かれてしまう潮。
以前一穂先生がymz先生とタッグを組まれた「ブルーモーメント」を読んだ時にも、キャラ設定完璧だなーと思っていたんですが、それを再認識しました。
主人公2人のキャラと、それぞれの仕事が絡んですごく自然に物語が紡がれて行く…ご都合設定だらけのBL作品が多い中で、こんなにきちんと物語が作られていることに感動しました。

0

じっくり楽しめるコミカライズ

都築×計

原作小説とアニメの後に、
コミカライズでじっくり楽しめるのが嬉しい。

繊細でコミカルな原作小説を、
そのままの魅力を持ちながら、
ユキムラ先生の絵のセンスが、
繊細な空気感の中から、
コミカルな雰囲気をさらに表現しているのが素敵!

このコミカライズのすごいところは、やっぱり
しっかりとこだわりのある2人の表情だ!
2人もイメージの通りにリアルに生きている以上に、
セリフと合わせてコミカライズとして濃厚な印象になっている!

計の完璧な笑顔から一瞬で冷徹な表情に変わる瞬間や、
ドジで天然なところ、
都築のプロ態度と少し強引さも、絵で見るともっとキュート!

一穂ミチ先生の書き下ろしSSがまたたまらないポイントだね。

原作ファンでも、原作未読の方でも、絶対に読むべき作品だと思います。

0

胸が苦しくなるw

何年越しかで待っていた2巻が発売されるとのことで、
久しぶりに読み返してみました。

ユキムラ先生のコミカライズ、
原作は読んだことないんですが、
表現される表情豊かさ、
スムーズに展開されるコマ割り
読みやすく、原作を未読でも
大いに楽しめました。

お話は受の視点で描かれるかたちで
展開されます。
前半は性格に裏表のある受が
面白おかしく語られるのですが、

後半は、そのことで自身の首を絞める
ことになる様子が
シリアスに描かれていきます。

物心ついた頃から
周りから褒められる度に
その期待される姿でしか
他人と関わる術を見つけられないまま
素の自分を出すことができないまま
大人になってしまった受くん。

子どもの頃からずっとやり続けていた受は
器用で、でも逆に不器用なくらい真面目とも言えるんですが、
それを攻から、表の時も裏の時でも
気付いてもらえるんですよね。

そうして素で人と付き合えるということが
こんなに楽で、気持ちが休まるものだと
分かると同時に

自分の歪さに気付いて苦しむことになります。
ここが辛くて切ない!!

相手の期待を汲み取って、
自分の意思とは関係なくその通りに演じることは
言葉を変えるとレッテルを貼られてる訳で
普通はそれに苦しむんですが、
今までそれを敢えてやっていた受くん。
その場面を描く場面も正に新たに一枚貼られて
いるような絵で描かれていているんですが、

自分を慕って心配してくれている攻めに対して
これ以上偽ることを躊躇します。
もうそこでいっぱいいっぱいなのに
そんなこととは知らない攻は、
一線を越えようとしてきて…!

どうなってしまうんだろうと考えるより
どこにも行き場のない受の悲しみが
迫ってきて、早くなんとかしてぇ!ってところで止まっていたんですよね…
ほんと私の心臓にも悪い 笑
やー、続きが読めるのがめちゃめちゃ嬉しいです。

映画とかもありますけど、この緊迫感は
自分の胸の中で自分のテンポでじっくりと。
マンガでも味わって欲しいです。

オススメです!




1

計のキャラが最高に好き

以前からとっても気になっていたこちらの作品。
原作小説を読もう!と思い購入したのですが、切ない系小説を連日一気読みした影響か、読み始める元気が出ず…

漫画ならもう少し気軽に読めると思い、こちらでの評価も高かったため購入して読んでみました。

もーーう思い切って購入して大正解でした◎
毒舌の国江田計の毒吐きっぷりが気持ちいい(笑)
誰しもオンの時はある種の仮面を被っているものだとは思いますが、アナウンサーという職業もあってか、猫被りっぷりが半端ないのになーんか憎めない、というか逆に愛しくなるようなキャラです。

シーモアさん限定なのかな?一番最後に付いていた小説部分の「目の覚まし方」の
オワリのアドバイスに爆笑しました。ちゃんと聞いてるようで全然聞いてなかったような返事を返す都築もナイス。

まだオワリ=計だとバレていないし、ラブも始まっていないのが焦ったい…
これは原作小説を読むしかないですね。すでに期待でわくわくしてます。

漫画版はユキムラ先生の作画が本当に綺麗で、受け攻め共に目に優しいイケメンなのがありがたいです。。なんか溜まったものが浄化される…

0

コミカライズ

原作は好きですが過剰な思い入れはない程度の読者です。もちろんセリフやシーンを削っているところもかなり多いものの、原作のイメージを壊すこともなく、読後続きを読みたくて原作を開く程度にシームレス。
ただコミカライズする必要あったのかな〜とは思う…まぁ小説を全く読まない層にも読んで欲しい作品ではあるか。
「不思議飴玉」とか持ってたんですよ。ユキムラ先生の。懐かしすぎる…作家歴なっっがいですよね。絵は今風に調整されて、お上手になってました。ただ相変わらず背景の量や引きのコマが少ないので、コミカライズに適してるかっていうと積極的にそう思わないのですが、この人気を見ると自分の感覚が間違っているようだ。

0

絵がきれい!

すごく絵が綺麗でした!すごく好み!
原作が小説だということを知らずにパケ買いしたのですが、内容も面白かったです。ただ、オワリの時の素の性格めちゃくちゃキツいです。さすがに驚きました(笑) まぁこの作品ではそのギャップが大事でもあるのですが、攻め様(多分つづきさんは攻め様ですよね?)がおおらかな人で良かったね!と心から思いました。態度よろしくないので、読み始めてしばらくはハラハラしました。
でも心根は真面目で頑張りやな受け様だからなんとか読み切れました。
もうちょっと柔らかくなるときが早くきてほしいなぁ。
続き早く読みたいなぁと思う1冊でした。

0

大好きな作品だから

『イエスかノーか半分か』のコミカライズ1巻です。
原作がある作品だと、どうしても原作の絵のイメージが強くなってしまい、受け入れないことがあります。
ですが、こちらの作品は、一穂ミチ先生があとがきで「活字の原作から細かいニュアンスを拾って、さらにさり気ないユキムラ先生の味付けを加えている」とおっしゃられているように、そんな場面がいくつかあり、こんな捉え方もあり!!と思いながら楽しめました。
計が他人に向ける『国枝さん』と素の自分との葛藤がとても感じられ、こちらの作品も読んで良かったと思いました。
早く2巻が発売するのを待っています。

2

原作通り!

原作既読でこちらのコミカライズも読みました。原作の時と絵師さんが変わるので、イメージ的にどうなのかな?と思っていましたが、完全にイエスかノーか半分かの世界でした!

計は完全に計でしたね。国江田アナの顔(その割にしっかり内心毒舌)と、完全オフの気の抜けた計の顔、原作通りです。そして潮も計とは真逆で裏表のない真っ直ぐな感じが出ていて、こちらも原作通りのイメージでした。むしろ当たり前ですが原作より絵が多いので、なんとなく頭でイメージしていた家でのダルダルの計や潮の作業部屋、仕事の様子などがしっかり視覚化されて現実味を感じます。

まだ原作1巻の半分にもいってないくらいだと思いますので、これからの展開がとても楽しみです。これ、どこまでコミカライズされるのでしょう…。強欲なのでこのままユキムラ先生の絵柄で番外篇までコミカライズしてくれたらなぁと思ってしまいます。

3

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