夜明けの唄 2

yoake no uta

夜明けの唄 2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神370
  • 萌×268
  • 萌24
  • 中立5
  • しゅみじゃない13

192

レビュー数
45
得点
2199
評価数
480
平均
4.6 / 5
神率
77.1%
著者
ユノイチカ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
シュークリーム
レーベル
from RED
シリーズ
夜明けの唄
発売日
電子発売日
価格
¥740(税抜)  
ISBN
9784910526126

あらすじ

「俺の気持ちは
伝えちゃいけないんだろうか」
「愛だの恋だの…必要ない」


海に落ちたアルトは、
流れ着いた先で西の覡・マニエリに
介抱されていた。

一方、不安に苛まれながらも、
南の海を離れられないエルヴァは
唯一、化け物が現れない新月の夜を待って、
アルトを探しに走った。

なんとか再会を果たすと、
張り詰めていたものが切れたエルヴァは涙を見せる…。
そんなエルヴァに、あふれ出る愛しさを
抑えきれなくなってしまったアルトはーー。

離れたぶんだけ、想う気持ちが深くなる。
一途なワンコ従者と無愛想クール主人、
急接近の第2巻。

表題作夜明けの唄 2

アルトノウル,18歳,エルヴァの世話をする青年
エルヴァ,26歳,海の化け物と闘う巫子

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数45

丁寧に進む物語

西の覡さまも美人さんで…。
ずいぶんお茶目だな~と思ったら切ない!泣
あんなに手紙を溜めていて。受け取った花嫁の反応も良くなくて。。
アルトが俺にはエルヴァ様がいるから。守ってあげられない。逃げろって。みんなに優しいけどそこはちゃんと線引きしているんだな、と。

そしてエルヴァ様とようやく会えて良かった…。
必死でアルトのこと探して、はじめて見せたエルヴァ様の涙っていうのがまた。お風呂一緒に入って最後見上げてくるの反則じゃないですか。エルヴァ様のツンツンツンデレ具合が最強にかわいいです。

告白のあとからはお互い様子を伺っていて…今までのようにすら触れ合わない距離に。なかなかくっつかない、、しかしそれが良いなあ。もどかしくて萌えます。

デートしたり1巻よりコミカルな部分も多かったような。エルヴァ様の笑顔や踊っている姿も新鮮。
途中途中でしっかり闇も落としつつ2巻終了。
今回は巻末に次巻発売いつって書いてないですね…笑
待ち遠しいです。

30

神!!

いろんなことに感謝したくなる作品。
読めて嬉しかったのはもちろんのこと。
最初から長編として丁寧に進めてくれたことに感謝。

2巻もぐっと引き込まれる展開の連続で、一気に読んでしまいました。
伏線が回収されたり新たに張られたり、どんどん深みが増していきます。
一巻のキャラが再登場して、分からなかったことが少し見えたりもして。
めちゃくちゃ練られたストーリーだと感動です!

さらっと書かれてましたが
「俺より先に死んだら許さねぇぞ」って
エルヴァはどんな思いで言ったんだろう…考えると切なすぎて涙が出ます。

エルヴァを意識して距離を縮められなくなったアルトと
理由も分からず変わったアルトに戸惑うエルヴァ。
不器用で純粋な二人にきゅんきゅんします!

とにかく幸せになって欲しいと願わずにはいられませんでした。

29

静かな夜にすることは

エルヴァ様一筋エルヴァ様一直線の忠犬ワンコ従者のアルト(18歳・攻め)と、黒い海と孤独に戦っている南の覡(かんなぎ)のエルヴァ(26歳・受け)の、世界の謎と二人の想いが交差するスペクタクルファンタジーBLです。こちらは第2巻となりますので、まずは1巻を読了ください。そして、気になる引きで待て次巻!ですよ!

2巻、面白かったです。ストーリー面で新事実やフラグがたったり、恋愛面で進展があったりで、「あれ、これってどうなっていたっけ?」と1巻と2巻をいったりきたりしながら楽しく読んでしまいました。少しネタバレ込みで感想を書いていきます。

恋愛方面では、アルトの行方不明事件の結果、双方の恋愛的距離がグッと近づいた感じでした。が、あとひと押しなんですよね…!好きだと愛していると想いも伝えあっているのに、お互いに大切でもう離れられないのに、色んなタイミングやしがらみもありなかなか決定打までいけないっていう、このじれじれモダモダ状態の壁をこれから二人がどう打破していくのか楽しみです。 そして、新月の夜に10歳アルトが目をキラキラさせて言った「今夜は寝かせません」にとてもほっこりとしてしまったのですが、やっぱり正しい用法で、大人の「今夜は寝かせない」がいつか聞けたらいいなと思いましたネ。

ストーリー面では、キーになりそうな個性の強い人達が動き出しましたね。領主シヨン、その奥さん、西の覡マニエリ、アルトを個体認識している自我を持った黒い海のバケモノ。個人的にはシヨンのセクハラ発言の直後にエルヴァがドン引きしてキモいと言ってくれたのが良かったです…。そして、本人も知らないアルトの謎がいよいよもって気になりすぎます。
レティとコノエの二人も怪しい行動をしていてなかなか予断を許さない感じだし。そんな中で、アルトの用心深い一面が垣間見れたりして、人物像にも深みが出たなぁと思いました。

ということで、こんなに考察のしがいがあるお話もなかなか巡り会えないので、あれこれ考えながら、次巻を首を長くして待っていようと思います。

27

高揚感が止まらない

2巻、心臓ギューーッてなるぐらい面白かった!
そんでBがLしてる場面が増えて床ローリング不可避。

これマジです。
従者年下ワンコ攻めが好きな全人類読んで欲しい。
戦士ピュア受けも最高なので全人類読んで欲しい。

ひとつのファンタジー作品としての面白さと
BLのエンターテイメント性の相乗効果に圧倒されます。
めっっっちゃ面白かったの一言に尽きました(;///;)

あれですね。この作品は、
「何も言わないからとりあえず読んで」と差し出したい。
まだ完結してないのに2巻を読んですごくそう思いました。


さてさて。

アルトが西の覡様に保護されている頃、
エルヴァにはアルトが行方不明になった報せが入り…。

すぐに探しに行きたい衝動を抑えて
エルヴァは夜の海へ出ます。
その後 新月を待ってすぐに探しに走りました。

一方のアルトは、
西の覡様の現状・修道院のこと・海で見た奇怪な現象etc.
見てきた事柄を整理し 呪いや謎について考えていました。

その後なんとか再会を果たすも、
今までのような距離感でいられなくてーーーと展開します。


"もしかしたら、このまま2度と会えないかも"
恐怖を知ったエルヴァに切なキュンキュンするッ!!!

覡はずっと孤独でいつ死んでもおかしくない。

そんな環境に身を置いているエルヴァにとって、
人付き合いや周囲との調和は必要のないモノでね。
恋愛感情なんて最も程遠く諦めてるのが浮き彫りになってね。

なんかも~~~~~~……
なんですか?この島は。海は。バケモノは。
エルヴァを始めとした覡様達を知れば知るほど切ない。

で、今回の行方不明の一件で
エルヴァもアルトも意識が確実に変わりました。
これがも~~!距離感もモダモダも最高に萌えます////

まず一緒にお風呂。
エルヴァはピュアだから純粋に一緒に入りたい。
アルトはもう平静じゃいられないから無理NG!
っていうスケベ心の差にニヤニヤ悶えてしまう~~!!
(年下攻めが子供扱いされるの性癖なんだよーーー!!)

あと恋愛を最初から諦めてるエルヴァに対し、
アルトが悲し怒りで想いをぶつけるのがグッときます。

行方不明事件の一件は
エルヴァの涙・アルトの涙が非常に印象的でした(;///;)

ストーリーの展開に感動したの意味合いもあります。
と同時に、2人は他人に涙を見せる人達じゃないので
"泣ける相手になったんだな"と深まりも感じられて…ッ!

なんかも~~~~言葉に表せないグワッが来ました!!
すっごい好き。何度読み返しても心臓ぶっささり来る…。

そんなこんなで村から出て過ごした非日常でしたが、
村に戻って日常が始まったあとのモダモダも堪らんです。

以前より素直にくっつきたがりなエルヴァと
以前のように純粋な気持ちで触れられないアルト。
微妙なすれ違いが生まれるのが萌えて萌えて…∞

キスに関してのエルヴァの発言は
イチイチ可愛すぎて天を仰いじゃうやつですよ…。
(アルトめ、覚えてないの勿体ないなぁ( ´艸`) フフフ)

あと新月に一緒に過ごした時間の回想、
あれって実質デートですよね?新月はデートですね?
ショタ~現在で過ごし方の差にもゴッツリ萌えた////

BL部分の個人的萌え中心にツラツラ書きましたが、
物語としても少しずつ進んで目が離せなかったです。
立ち位置不明なキャラの動向が心臓に悪くて面白い!

切なくて、萌え転がって、笑って、面白くて
2巻もたーーっぷり楽しみました!いっぱい読み返すぞ!

22

謎が更に深まります

2巻も素晴らしかった。
1巻は海に流されたアルトがどこかの岸辺に打ち上げられたところで終わったけど、そこでその土地の覡様に出会う。
その覡様との出会いで今まで信じていたものが信じていいのか、と迷いが生じます。
覡システム。
海の化け物。
他の土地の覡様。
アルトはエルヴァ様を自由にしたくてめちゃくちゃ頑張ってる。大きなワンコ可愛い。
アルトのエルヴァ様への「好き」の気持ちが大きくなりすぎて、苦しくなってる。
エルヴァ様もアルトへの気持ちが形を変えつつあるのに戸惑いながらも前進してる。
不器用なエルヴァ様がアルトのために行動したり悩んだりする姿が本当に愛しいです。
今まで苦労したぶん、幸せになってほしいのに、新たな問題出現?というところで終わりました。
他の覡様たちにもアルトのような人がいたらいいのに。1人では寂しすぎる。
アルトを助けてくれた覡様が明るい性格なのにこんな寂しい思いをしているのかと思うと涙が出そうになる。
覡と海の化け物の謎をアルトが明らかにして、もう寂しい覡様を作り出さないようにしてほしい。

20

また素晴らしい本です! A masterpiece.

私は外国人読者です。 私の日本語が下手だったらごめんなさい。

第2巻を注文しました! とても楽しみです! I am excited to get a physical copy of the second book! I already read every chapter released on Renta! The story is really good! I love whenever アルトくん and エルヴァ様 interact. They are so cute! 私は既に物語の続きを楽しみにしています!

お疲れ様でした、ユノ先生! And ありがとうございました for creating this wonderful comic!

19

どんどん惹き込まれていく物語

アルトとエルヴァ様の関係が少しだけ前進する2巻。
前進した事によってすれ違う2人が読んでて切ないです。
覡の謎はまだまだ深くて、アルトの秘密も何やらとても気になるし、エルヴァ様の過去も何やら気になる。
領主様がちょっと…嫌な奴なのかそうじゃないのか、よくわかんないやつでちょっとモヤっとするキャラでした。
覡の孤独が哀しい巻で、マニエリの想いが切なすぎて辛かった。
あと、海の化け物…不穏すぎる。
早く全員死んでとか…色々な謎がすごいちょっとずついっぱい小出しにされて、次巻がかなり待ち遠しいです!!

17

待ちに待った2巻目。

『夜明けの唄』の2巻目。
1巻が刊行されたのが今年の8月。こんなに早く2巻が読めるとは…!嬉しすぎる!

ということでレビューを。





修道院の修繕のため、エルヴァの元を離れていたアルト。
仕事が終わり、帰る途中で海に落ちたアルトの行方は…?

という非常にいいところで終わっていた1巻。2巻はその続きから。

アルトを助けてくれたのは、エルヴァと同じ覡のマニエリという少年だった。エルヴァ以外の覡とはじめて会ったアルトだったが、彼の持つ優しさとその特異体質からマニエリに触れて―。

1巻を読み始めたとき、覡という人身御供のような立ち位置に置かれた孤独な青年と、その彼に一途に想いを寄せるワンコな攻めくん、というお話なんだと思ったんですよね。

が、ところがどっこい、ですよ。

「覡」という存在を軸に、果てしなく壮大なファンタジー要素モリモリのお話が広がっていく。ベースとしてはアルト×エルヴァという二人の恋がありますが、恋愛ものと一括りにはできない奥深いストーリー展開。

これがユノイチカさんの描く美麗な絵柄で紡がれていくのだからもうたまらない。どこまでもこの作品の持つ世界観に引きずり込まれてしまう。

エルヴァという青年は、というか、「覡」は年を取らない。
人との接触も、果てしなく少ない。
だから、なのか?
エルヴァの純朴さがめちゃめちゃ可愛いのよ…。
人を愛するということ、愛されるということ、その先にある身体の接触。そういうものに疎い。でも、だからこそ、エルヴァのアルトを想う愛情には嘘偽りがなく、損得勘定もなく、尊い。

そんなエルヴァを追い詰める様々なものに腹が立って仕方なかった。

一方のアルトも。
エルヴァを愛しているからこそ、一歩が踏み出せない。
エルヴァに一途に想いを寄せ、尽くし、けれどそれが彼の幸せというまさにワンコの鑑のような青年。

ジレジレと、でも少しずつ進む二人の恋の行方に萌えが滾りました。

2巻で登場したマニエリという少年にも心惹かれましたが、終盤で登場する領主のシヨン。彼がまた良い。彼の黒さが波乱を呼びそうです。そして彼を介して少し見えてきたエルヴァの過去も。んー、シヨンがエルヴァに対していったセリフの意味がとっても意味深で続きが待たれます。

まあ、あれですよ。
ひと言でいうと、最高。

帯に「誰かに、話したくてたまらなくなる物語」とありますが、言い得て妙。BL、というだけでなく、お勧めの漫画ってある?と聞かれたら間違いなくお勧めする作品のうちの1冊です。

あー、早く続きが読みたいです。

16

さらに進化

1巻を手に取るタイミングが遅くて後悔したので2巻は予約して購入しました。

魔道祖師などでもそうですが、最近はストーリーをしっかりと組んでいるBLが多いように感じます。この作品もその一つです。
1巻の謎がさらに深まった2巻。8話の終わり方もゾワゾワする怖さでした。アルトとエルヴァの心の動きの描写も丁寧でストレスを感じません。
BLのお約束である恋愛要素はもちろんしっかりと抑えていますが、たとえその要素がなくても買い続けていくだろうなと思うくらい面白いです。素晴らしいエンタメ作品だと思います。ストーリーに引けを取らない圧倒的な画力もやはり魅力的です。
3巻も今から楽しみです。

アニメイトの小冊子は12月発売らしくクリスマスが題材になっていました。幼少期の二人が描かれていて可愛らしかったです。

16

巻を重ねるごとに面白さが増してゆく

2巻で完結かな?と思いきや、まだまだ続きます!

前巻ラストで黒い夜の海に落ちたアルトは海岸に流れ着き、
西の覡であるマニエリに助けられていました。

同じ覡でもエルヴァとは違い、無邪気で寂しがりやのマニエリ。
迫りくる死や孤独に怯えるマニエリの悲痛な叫びに胸を痛めながらも
アルトは遠く離れるエルヴァへの想いを一層強くしていました。

一方、エルヴァもまた行方不明となったアルトを心配しながらも
覡の役目ゆえに海を離れることも出来ず、歯痒い思いをしていました。
そして、化け物が出なくなる新月の夜を待ち、遂にアルトを探す旅に出ます。

3分の1くらいは離れ離れで、再会までが待ち遠しかった今巻。
いつものイチャイチャな二人が見られず大分じれじれしてしまいました。
が!会えない時間が長ければ長い程、互いへの想いを募らせてゆく二人に
早く再会してっ…!と切なさに胸が締め付けられ、再会の瞬間は喜びも
ひとしおでした。

特に今回はエルヴァの著しい成長を感じました。
この2巻ではあのエルヴァが!アルトを探すために海を離れ!
人嫌いにもかかわらず、アルト以外の人間と共に旅をする!
というこれまでのエルヴァではあり得なかった行動に出ます。
それもこれも全てはアルトのため。

アルトのエルヴァへの溺愛は周知の事実でしたが、
このエルヴァの決断からエルヴァもまたアルトを
誰よりも強く想っていることが伝わってきて胸熱でした。

そして、ようやく再会を果たした二人は感情の湧き上がるままに
「好き」という気持ちを伝えあいます。
それはずっと伝えたくても口にはできなかった想いで、
自分が、相手が、互いにとって“特別”だと信じさせてくれる言葉。

けれど、それが家族愛のようなものなのか、性愛なのか、
それぞれの立場や将来など互いを想い合うばかりに臆病になり、
上手く気持ちを伝えきれずにすれ違ってしまう二人がもどかしかったです。
互いに好きあっているのに触れ合えないなんて、未来を夢見れないなんて、
切なすぎる…。

ただ、その分二人きりの時間は特別に感じられました。
新月の夜、二人一緒のお風呂タイム、村のお祭りデート、と
そのひとときだけは誰の目も気にせずぴったりと寄り添い、
笑い合う二人が優しく、甘やかで尊いものに感じられました。

いつもはクールなエルヴァもアルトのことだけは冷静ではいられず、
不安になったり、涙がこぼれたり、赤面して動揺したり、触れるだけで
幸せそうに微笑んだり、ただの一人の恋する青年のようでした。

今はまだ役目に縛られ、先もみえず障壁だらけの二人ですが、
何の気兼ねもなく二人が一緒に居られる未来がやってきますように…。

エルヴァの過去を知る謎めいた男の登場や黒い海にまつわる新たな謎、
錯綜する敵味方事情など、ストーリーもさらに深みを増してゆき、
新刊が発売したばかりなのに既に続きが気になって仕方ありません!
進展と後退を繰り返しながらのスロウペースな二人の恋模様も!
次巻まで少し期間が空きそうですが、正座待機してお待ちしております。

15

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