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こんなファンタジーBLを、待ってたんだ。
yoake no uta
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
1話を初めて読んだときは、かなりワクワクしました。
牧歌的な世界観に、不気味な黒い海、剣を振るって孤独に戦う美しき覡様。
10歳のアルトの明るさと逞しさが、閉塞していたエルヴァの運命を変え始める……!
が、私は2話でちょっと躓いてしまいました。
前よりは確かに成長したけど、せいぜい15歳ぐらいにしか見えないエルヴァ。年齢的には26歳とはいえ、恋愛のれの字も考えたことがなさそう。
一方で、いかにも大型ワンコ攻め!って感じに成長して、「すき、かわいい、キスしたい」になっているアルト。
この二人が恋愛するのって、なんか想像がつかない……。
というか、10歳で社会から隔絶され、13歳から身体の成長が阻害されているというエルヴァの身の上を考えると、年上なんだから合法!とは思えなくて、複雑です。
さらに、修道院のくだりから謎解きモードになってきて、あ、そっちに行くんだ?と……。
個人的には、ファンタジーものとしてのストーリーを深掘りするよりも、二人の恋が育っていく過程に重心をおいて見せてほしかった。
アルトがエルヴァを救いたい純粋な気持ちで頑張っていることも、二人の絆がほんとうに強いのもわかるんだけど、ちょっと自分の中ではいろんなことがしっくり来なくて、そこまではハマりきれない1巻でした。
作品にいまいち、のめり込めず盛り上がりにかけました。
以下感想。好みの問題なので悪しからず。
とりあえずストーリーのみの感想を言わせて貰うと、世界観は今までにない斬新な切り口で凄く良かったです。
ただ、その壮大な世界観に自分は着いて行けませんでした。
苦手とかでは無いです。慣れない世界観で、初っ端から謎(伏線)を書き散らばされて、理解が追いつかなかったです。冒険譚ではなく、歴史書を読んでいる感じで、サビのない音楽を聴いているようなモヤモヤがずっと心のどこかにありました。
会話文や物語の展開も少し分かりにくかったです。今まで1から10を数えていたのに、急に30に飛ばされた気分、こういうのがちょくちょくありました。
また、物語の鍵って黒い海だと思うんですけど、その危険さがあまり分からなかったのも痛手でした。
これがナイフを持った殺人鬼とか、蜂の大軍、幽霊とかの現実に既に存在していて、危険だと認識出来る物 でしたら分かるのですが、黒い海というのがピンと来ませんでした。これ、島の住人が黒い海の飛沫に当たって火傷に犯されてる描写がありましたが、アルトはケロってしていますし、エルヴァ様も危険な状態にあっている描写が無かったので、いまいち分からないんですよね。
海の影響で住人が死ぬなどの犠牲にあえばスリルが味わえたのかもですが、物語は終始アルト視点だったので、本当は物語に語られていない場所で誰かが犠牲になっていたり、エルヴァ様も苦労していたりしたのかもしれない。けれど、序盤でそれが感じられなかったのでいまいちのめり込めずな状況でした。
でも後半の海が罪人に憑依?する部分は衝撃的で凄く良かったです。この辺りから熱が入りました。
元々ファンタジーでスリルのある作品ではなく、世界の奇妙さを描いていく、をテーマにした作品なのかもしれないので、謎が多いのと序奏を長くする前提だったのかも知れませんが、BLを置いて世界の謎に興味があるわけでもなかったので、自分には合わなかった感じです。
多分これ、アルト視点じゃなくてエルヴァ視点なら、黒い海と戦う恐怖とか、墨子の拡がった手で相手に触れる感動とかが味わえたと思うんですが、、(自分ならって事なので今の作品を一概に否定している訳では無いです)
なので本当に好みの問題です。序盤で登場キャラや世界観に、のめり込めない状態で謎を提示されていたのでモヤモヤしていただけです。それが醍醐味なのかもしれないですが。
でも、絵はめちゃめちゃに上手くてビックリしましたし、世界観の作り込み具合は凄く良かったので、今後楽しみです。
こちらの作品がユノイチカ先生のデビューコミックスと聞いて驚いています。
前評判と煽り文が絶賛の嵐だったので、4巻が出るタイミングで一気に読んでみようかと手に取ったのですが…
ああー、もっと早くに読めば良かった…!!評判の良さも納得の1冊目でした!
ファンタジー好きにはたまらない世界観と、美しい画、序盤からぐいぐいと惹き付けられるストーリー、そしてボーイミーツボーイ。
すごい作品を手に取ってしまった。そんな感覚です。
描き手が描きたいものが詰まっているように感じました。好きです。
憂いを帯びた空気纏い、死と隣り合わせの孤独を抱えて1人で生きる強く美しい戦巫子。
そんな孤独な彼に寄り添いながら慕い支える太陽のような人。
骨太なストーリー設定の中でめぐり逢い、いつしか寄り添い合うように暮らす2人の関係性が非常に良いです。
BL的な萌えというよりボーイミーツボーイな雰囲気ではありますが、こちらの作品に関しては性急に関係性が変化するよりはじっくりと読めた方がいいなと感じましたね。個人的にはちょうど良いバランスでした。
この壮大な世界観を読みやすく描くのは本当に難しいのではないかなと思うのですけれど、メイン2人だけではなくエルヴァが守っている村の住民たちの暮らしぶりが垣間見えたり、各地で民を守る他の覡様の存在だったり…どんな世界なのかが分かりやすく、なおかつ自然にまとめて描くのが本当にお上手だと思います。惹き込まれます。
キャラクターは魅力的。謎めいた世界観も引きの部分も興味がそそられる。
大変読み応えのある素晴らしいファンタジー作品でした。
続刊を読むのが今から楽しみです。
1〜4話収録されてます
シリアスすぎるとなかなか次の話が読めなくなる性分なので二の足を踏んでいましたが、いざ読んでみるとテンポが良いのであっという間に読んでしまいました。もっと早く読めば良かった!
ファンタジーBLが好きなので結構読んできたのですが、最高に面白い。恋愛だけじゃなくて+α何かあるような作品が好きな方はマストです!
まず表紙の画力のすばらしさに惹かれて購入したのですが本編も同じくらい素晴らしい画力で引き込まれ。
内容も素晴らしく、どうして海から黒い化け物がでてくるのか、巫子にしか戦えないのか?何か壮大な謎が潜んでいそうな世界観で続きが気になってしょうがなくなり。
最後に犠牲になりながらも孤独に闘わなければならない巫子エルヴァ(受け)とそんな巫子を慕うワンコ系尽くすアルト(攻め)の関係が愛しく尊くてしっかりBLで欲しいツボを押されまくりました。
へとへとになりながら闘い終わり這いつくばりながら帰ってきてドアを開けたらアルトが出迎えてくれたシーンが好きです。エルヴァにとっての初めて見る希望の光が見えた瞬間だなと感じました。
年下×年上だけど見た目は逆転って良いですよね。
アルトが大型ワンコすぎてエルヴァ好き好きしてお世話をしているのが可愛く癒されます。
エルヴァも健気・美人・不憫というタグづけですがちゃんと強さも持っているところが好きです。誰かを守るために闘う受けって最高。
バズってたというか、記事とかでもとにかくよく見かけたなーって。
他の方も書いてるけど前評判のハードル高くなった状態で読みまして。意外とコミカルな雰囲気だったのでギャップは感じましたが、真面目にシリアスファンタジーしていて、そのコミカルな作風とシリアスがうまく働いているのかな、と思いました。
コミカライズされたアル◯ラーン戦記みたいな。
ワンコ従者✕短命の無愛想な戦巫子、とあったのですが、これって戦巫子エルヴァは少年のまま成長止まってて初対面時にちっちゃい子供だったワンコ従者くんが大きな青年に育ってっていうのが美味しいポイントですよね。
年下が成長して、見た目の変わらない年上を守る。的な。美味しいですね。
戦巫子が穢れ(?)に蝕まれていって死んでしまうかもしれないっていうハラハラ感と従者くんの癒しの安心感との絶妙な綱渡り感があり、「大丈夫なのかー?だめなのかー?」ってなる。エモいし、面白い設定だと思います。
とても良い点が、伸び伸びと作品世界を描いているなと感じる点。商業BLでたまに感じる「商売のために売れる要素詰め込んで計算高く作られた作品」感があまりない。
じっくり才能を活かして感性のままに描かせてもらってるのかなって感じがあって、BLというジャンルでそれを良しとする出版社さんが素晴らしいな、と思いました。
ちいさな子供が出てきたり、村の仲間が出てきたり、戦巫女関係者さんが出てきたり。馬車があって馬がいて海が広がってて。
世界が広がっていて、そこに生きる人たちがいるのが感じられるのがとても素晴らしいと思います。
実は、個人的に萌え〜とはならなかったのですが(小声)
作者さん、出版社さん、共に評価されるべき素晴らしさのある作品だなと思って萌え2にしました。
私は普段、出会って即エロ!な作品を割と多く摂取してる方なのですが、そんな私でも恋愛以外のストーリーもあるような、深みのあるBL作品が増えるといいな、という気持ちがあります。
元々BLスキーになった時恋愛する話でBLスキーになったんじゃなくて本編のある一般作品でキャラ同士の関係性に萌えたのがきっかけだったので。
大きな物語の中にいる2人が「物語しながら恋愛もする」っていいですよね。
この感覚わかる人いるかな…
これからもぜひ頑張って欲しいです。
うーーーーーん……ごめんなさい。
確かに面白いかつまらないかで言ったら「面白い」です。
ただ、煽りやレビューが凄かったので、
「うおおおおおお!!!おもしれえええええ!!!」
ってなることを期待してしまっていたのかもしれません。
「一巻は序章。とりあえずここまで読めばめっちゃ面白くなるから!」みたいな作品なら分かるんですが(実際一巻を読んでいまいち分からんなと思ったけど全巻読んだら萌えすぎて過呼吸になりかけた作品もあったので)、皆様のレビューを拝読する限り一巻からフルスロットルで面白いということ…ですよね?
萌え要素が控えめなのは全く問題ありません。そういうのを求めて買った作品では無いですし、何なら今後もプラトニックな関係でも構わないと思える綺麗さでした。
受けのエルヴァ様は美人で健気、少し冷たいというかつっけんどん?に見せかけて実は愛情深さが見受けられる…とかなり好みだったので、シナリオが最高に良い!と思えば悶絶するほど萌えたと思うのですが、残念ながらそこまで至らなかったです。
受けが好みと正反対のタイプでも「萌えはしなかったけど良かった!」「いや、好みじゃないはずなのに何故かすごく萌えた!」ってなったことは何度もあるんですけど、それは萌えとかそういうのがどうでもよくなるぐらいにはシナリオが面白かったから、あるいはシナリオの力量で本来刺さらない要素すら萌えに変わったからです。
受けが超好み、シナリオも確かに面白い、なのに何故か「うおおおお!!」とまでならなかった。それは何故だろうと考えていたのですが、ひとえに期待値が高すぎたからなのかなと思いました。
私は人に何かしら作品を勧める時「読まなきゃ人生損してる!!絶対読んで!!」とは絶対に言いません。
例えばこの作品であれば、美人受けはちょっと…ワンコ攻めはあんまり…ファンタジーは別に…って方にはあんまり勧められないと思うんですよ。確かにシナリオが良いのでそれらの苦手要素を払拭する可能性は大いにあるんですけど、刺さらない人にはどう足掻いても刺さらない。それはどの作品にも共通することです。
そんな中「とにかく読め!!絶対損はさせない!!BL漫画の中で断トツの傑作!!」という意見が散見されたので「BLに抵抗が無ければ誰もが楽しめるレベルだなんて…一体どんな素晴らしい作品なんだ?!」と期待してしまった、というのが今回100%楽しめなかった要因かなと思いました。
橋本〇奈ちゃんにそっくりな女の子を紹介するよ!って言われてワクワクしながら行ったらクラスで一番可愛いレベルの子だった、みたいな感覚。いや、可愛いんだよ、間違いなくめっちゃ可愛いんだけどさ、比較対象に日本でトップクラスの美少女を出しちゃ駄目でしょ…!って言いたくなる…例え方が下手だけどそんな感じです。
私の過去レビューを見て頂けたら分かると思うんですが、粗の多い作品でも比較的高い評価をつけています。
それは「そんなに期待してなかったけど結構良かった」とか「キャラクターが性癖にぶっ刺さったから」などが理由です。「50点ぐらいかなと思ってたら75点だった」とかそんな感じ(もちろん作品自体が物凄く名作だったケースもあります)。要するに大半は相対評価でしかありません。
面白くて話題のBL漫画ですよ〜好きな要素があったら是非!ぐらいの温度感であれば「確かに面白い!キャラも良い!」と、神〜萌×2評価をつけていたと思います。
いや、デビュー作とは思えないクオリティ
もっと早く読めばよかったと思う気持ちと
まとめて読めた嬉しさがせめぎ合っております(/ω\)
ストーリーもキャラクターも秀逸。
表紙が好みじゃないという理由でスルーしてたのが勿体なかった。
夜になると海に黒い怪物が現れる
その怪物を払う存在として東西南北に置かれている存在
選ばれし彼らは役に選ばれると髪の毛の色を失い年齢をとることがなくなる
そして戦いの中で黒いものに犯され短い命を全うする
、のが習いだった。
その数奇な運命を一人の少年が変えていく。お話
孤独な存在だったものが
押しかけ女房的にせわをやかれ変化していく。
変わらないもの、かわったもの。
少々ファンタジーな展開ではあるものの
二人の関係はとても癒される。今後の展開が楽しみ
なんか今までに無いような感じの話!最初読んだ時の衝撃がすごかったかな!ちょっとミステリー要素もあるし、キャラの個性も好き!!
良かったところ
まず絵が好き。めちゃくちゃ絵が綺麗で好みすぎる。細かい表情とか、書くのが凄く上手。
内容が深いところも好き。これから何が起こるのかまっじでドキドキする!!
もっと早く読みたかった!!ファンタジー物が嫌いだったけどこの作品はほんとに好きすぎる!!ほんとに地雷がない作品だと思う。これからが楽しみ!!
帯にあるようにこんなファンタジーBLをまじで求めてました。
もっと早く読んでおけばよかったと思うぐらい面白くて、BLとしてもファンタジーとしても初コミックスだとは思えないぐらい最高でした。
アルトの健気なワンコ感と優しいエルヴァ様の儚い感じがお話の雰囲気とベストマッチしてて表紙やらなんやら全部好みでした。
元々ファンタジー苦手というのもあってこちらは発売当時スルーしてたんだけど、皆様の「3」のアツいレビューに誘われて、1〜3をまとめての購入。
読んでみればさすが注目作品。引き込まれる!
3巻まで読んでからのレビューです。
絵柄はとても綺麗で、エルヴァの着ている民族衣装のような服なども素敵。
本作の冒頭はアルトがまだ小さな子供で、そんな描写も可愛い。
途中から、大きくならないエルヴァに対してすっかりエルヴァを追い越したアルトはなかなかの美形で、一気に「BL」としての期待が高まる!
そこに、夜の海の魔物、村人とは距離を置いて魔物と戦うためだけの存在としての覡様、彼らの身体に出現する墨痣など、なんとなくホラー的な要素も見えてここにも期待が高まる!
…という感じで読んだ「1」ですが、「3」まで読んでまた読むと、アルトの父親とか、父親を知ってる女性(←フムフム)など、いますねぇ…
海の魔物が囚人に取り憑く?
アルトが夜の海に落ちて…
打ち上げられた浜に別の覡様が?
…というところで1巻終了。
読者はBL期待で読んでるけど、本人たちはそういう空気感はまだ薄い。
エルヴァはそういう面でも成長してない/遅い、又は諦めている。
アルトは恋愛感情というより、ひとりで魔物と戦うエルヴァを何とかして助けたい、という気持ちが主。まあちょっと恋?
だからといって物足りないなんていうことは全くなく、その純粋さは美しく気高い。
「2」へ続く。