うしみつどきどき古書店譚

ushimitsudokidoki koshoten tan

うしみつどきどき古書店譚
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神156
  • 萌×291
  • 萌22
  • 中立5
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
34
得点
1215
評価数
280
平均
4.4 / 5
神率
55.7%
著者
tacocasi 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
NUUDE COMICS
発売日
電子発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784864425032

あらすじ

大学院生の小宮くんは、古民家にある古書店「二四書房」の2階に下宿中。
下宿の大家さんは渋さが魅力の陽蔵さんで、小宮くんはちょっぴり邪な想いを抱いている。
ある日のこと、陽蔵さんのもとへ不思議なお客さんが現れて…?
"子ども化"するワケあり大家さん×片想い大学院生の、ゆるかわ怪奇譚♪

表題作うしみつどきどき古書店譚

昼夜変身するワケあり古書店店主
尽くし系大学院生

その他の収録作品

  • うしみつどきどき前日譚
  • カバー下

レビュー投稿数34

ちょっと不思議系BL

下宿先の古書店長に片想い中の大学生小宮くんと、不思議な古書店長陽蔵さんのお話。
面白かったです。不思議な出来事や恋愛と重たい話題が並行しながらも、丁度いいゆるふわ加減で最後までゆるっと楽しむことが出来ました。

起きる出来事の説明がフワッとしてあまり詳しく説明されないのですが、変に説明的にならないことで雰囲気が崩されることなく物語を楽しむことが出来ました。

恋愛面は小宮くんの下心がわりと全開でしたが全体の雰囲気のおかげでそこまで気にならずに読み進めることが出来ました。
とはいえ恋愛感情は終盤にもう少し葛藤が欲しかったなと思います。
相手の感情については、自分を信仰? してくれる唯一の人間になったので答えるのも必然かなと思いました。

オチのつき方は小宮くんの恋愛感情が定まっていたことから想定内で、この状況でハッピーエンドになるならそうなるかと言った感じの展開でした。
ネズミがうっかり悲惨な死に方をしないかだけ心配。後々化けて出そう。

エロはちるちるだと少なめになっていますが、エロいシーンは特に無かったと思います。朝チュンしていただけのような……?
とにかく終始ゆるふわな雰囲気で、とても好きな作風でした。正にタイトル通りのストーリーで可愛かったです。

0

最ー高

表紙が素敵で購入した作品ですが、本当に読んで良かったです。まず、小宮くんがかわいい!!!目がキュルキュルしてる!それと陽蔵さん!無愛想で表情も変わらないけど、関西弁が優しくて、子供になっちゃうギャップがヤバいです。読み始めはこの2人本当にくっつくのかな?って思うくらい想像出来なかったんですけど、最終的にはちゃんと付き合えて良かったし、まだまだ足りないくらいです!この2人がもっといちゃいちゃしてる続編が切実に欲しいです笑

0

それでいいのか神の世界

 不思議でちょっと複雑な世界観はtacocasi先生ならではで、ハマる人はすごくハマるだろうなぁと思います。ただ、私には萌えを見出すのが難しく。ニシと小宮のキャラの組み合わせはむしろ好みだったんですが、そこに陽蔵という別の存在が入ってくるとただ2人のやりとりを楽しむだけだった序盤とは訳が異なり、一気に夢から醒めた気分になってしまいました。彼は本当にネズミのままで良いの?とか、小宮が好きなニシには陽蔵の要素も僅かに残っているのよね?とか。陽蔵のことが気になって2人のハピエンを手放しで喜べませんでした。

1

自分には合いませんでした

すごくほのぼのしてて嫌いな雰囲気では全く無いのに萌えられなかったです
受けのビジュや2人の性格はむしろ好きな感じなのになんで急に攻めも好きになったのか気持ちの変化がはやくて理解できませんでした…
なんでだろうと自分でも思います………
他の作品もこんな感じなのでしょうか…?!ファンタジーな作品だと設定につっこんでしまうことが結構あるのでそれで向いていなかったのもあると思います…
最後甘々だけど恋心育っていたか?!となり萌えられませんでした

2

受攻逆だったらもっと良かった

初めて読む作家さんです。
レトロなファンタジー系を描かれている作家さん…なんですかね?
独特な雰囲気と不思議なお話で、最後までどうなるか予想がつかずで楽しかったです!
個性的なキャラクターも魅力。
カラス早く後継者見つかるといいね…

完全に個人的な好みですが…
受攻逆ならもっと良かったな〜〜と。
陽蔵さん大好きー!!って感じの小宮くん可愛かったので…受けにしとくの、勿体無いな…?みたいな。笑
これでわんこ攻めだったらなぁ。

1

さっぱりとした読み心地だけど充実した読みごたえに満足!

ファンタジーな日常系のお話。特に大変な出来事が起こるわけではないけれど、西さんの謎に少しずつ迫っていくのが面白かったです。
解決はどうなるのかと思いましたが、かなりの丸く収まったのには驚きました。
痛いことは何もない、ほのぼのとした気持ちになれました。
2人の関係も穏やかに深まっていくのがよかった。告白シーンも静か。でもお互いの想いが伝わってきます。
子どもの西さんの目つきがかなり好きで、私のときめきポイントです。神様たちは、それぞれ個性的な性格と容姿で素敵。もっとこの世界に浸りたいです。

1

不思議な間合い

古民家の古本屋の店主(ニシさん)と下宿する学生(小宮)
堅物そうで抜けてるとこもあるニシさんが可愛くみえるの分かります!
小宮が餌付けしてニコニコ見守ってるのも可愛い。
二人のやりとりにほんわか~~~

ニシさんはなんだか読めない人だなと思っていたらの真の顔!裏の仕事に驚きつつも受け入れちゃう小宮の度胸の良さに驚き、関わってくる神様が曲者だけど根は良い人なのも楽しい!!ニシさんが好きで奮闘する小宮のいじらしさ!基本見守り専門なのがますますいじらしい!!ニシさんが子供のときには手を出さず世話だけ焼くのは好感度高いし、酔っぱらって迫っちゃうのたいそう可愛らしかったです!!

ニシさんが受け入れられない理由もまさかの理由で奮闘した割にあっさり解決して笑っちゃいました。生きやすいのが一番ですもんね。思うと、最初に小宮は気がキレイと思った時点で二人の波長は合ってたってということなのかな。肝が据わってグイっとくるニシさんがカッコよさ増してときめきました!

さりげないところに、優しさやコミカルさが散りばめられていて穏やかで可愛らしくてほっこり。

0

不思議がいっぱい

非現実的で不思議なお話だったけど
登場人物がみんなそれを平然と"日常"にしているので何の抵抗もなく受け入れてお話を楽しむことが出来ました。
というか、小宮の順応性の高さがカギで
彼がいちいち騒ぎ立てたり慌てたりするような人だったら
その他の設定がいくら素敵でも最後まで読めなかったなと思いました。

陽蔵の中身がニシさん(屋敷神)で本当の陽蔵の魂が行方不明…という辺りから、駆け足な感じで展開してしまった気がしますが
本当にニシさんと小宮はくっつくのか心配だったので、ふたりのその結末までを知る事ができて良かったです。

0

修行を積んで出直します

長いことコミックのレビューランキングに入っていたので手をだしてみた
tacocasiさんの作品読ませていただくのは 実はこれが3冊目


【弦巻先生の作家生活】【二代目! 地獄ブラザーズ】と読んできて クスッとしたり ほのぼのさは感じても皆さんのように萌えは見いだせず 今回もどんだんずや?と


ごめんなさい

今まで読んできた2冊とはうってかわったようにテンポが合わない
お話の作り自体は先に読んだ2冊と変わりはないはずなのに テンポを合わせようとすればするほど読む気が……遠退く感じ? 失せはしないんだけど

この「ゆるっ」とした雰囲気を楽しむお話だとは思うんです なのにどうにも読みすすめる手が止まるというか 別に理解ができない内容だとかそういうわけではないんです ほんとにテンポが合わない


自分の 前のめりなくせに全力疾走でバックするみたいな よくわからない気質というか性格が祟ってるんだと思います

先に読んだ2冊同様 人ならざる者と関わっていく中で得る安らぎだったり 相手を思うことで生まれる感情を読む優しいお話なんだろうけど 前半読み終わるまでに2週間かがり(汗

子どもの陽蔵さんにフラれ 彼が抱えた秘密を知ったあたりからちょっと持ち直して無事完走はできたけど 


評価をさげようとか そんな気はまったくないです
超個人的な話なだけで ただそんな感じで合わないやつもいるぞという

ダメだわ ほんとに自分の性格が恨めしい ほんとーーーにごめんなさい
ちょっと山こもって修行を積んでから再チャレンジさせていただきます

さーせんしたッ!

2

私のレビューは参考程度でサラリと流して下さい。

こんなこと書いて申し訳ありません。ちるちるでも他のサイトでも高評価だったので購入しましたが、どうしても世界観があいませんでした。ほのぼのしていて雰囲気は良かったのですが、私の趣味ではないなと思い評価させて頂きました。勘違いしてほしくはないのですが、この作品自体を卑下するつもりはありません。ただ、人によっては好みが分かれる作品だとは感じました。高評価に惹かれて購入される方も多いと思いますが、中には私のように感じる方もいると思いました。攻めがショタになる、お伽話風のBLが苦手な方は合わないと思います…。

5

ニシさんやばっっ

帯の受け攻め表記が分かりにくい。
表紙左が攻めの古書店店主、表紙右が受けの小宮くんです。

tacocasi先生らしい和ファンタジーものです。ラブより神様やら妖怪やらのストーリー強め。ニシさんが淡々としてるので、ラブっぽい雰囲気にならないのだけど、最後の急展開!雄ニシさん!朝チュンでそれ!そのへんの数コマもっと長尺でお願いします!!って気持ち。

それにしても陽蔵さんよ…いや、それが幸せならそれもまた良いのか。

萌〜萌2
シーモア限定おまけ漫画1枚 もしも小宮くんが変若水を…

0

嫌いじゃないんだけど…

可愛い〜
tacocasi先生の描く男の子って可愛いですよね〜♡
そして全体を漂うローテンション、心地いいです。

決して絵も雰囲気も嫌いじゃないんだけど、
(地獄ブラザーズの時も感じましたが)
何となく、不完全燃焼だな〜って印象が残ってしまう。
こういう淡々とした感じは好きなだけに、自分でも何故そう思うのか不思議。
巻を重ねるごとに味わい深さがクセになっていくのかもしれませんね。
一巻で終わるのはもったいない。

一つ気になると言えば、
ニシさんの気持ちの変化が早すぎるし、こちらに過程が伝わってこなかったということ。
急すぎぃ〜
ページの残数の都合かな?なんて邪推してしまいました。

2

待ってました~!

tacocasi先生の新作待ってました~!

平凡な大学生と大家さん(?)のお話です~ファンタジー要素入ってます!
普段ファンタジー系はあまり読みませんが先生の作品は本っっっ当に大好き!
ストーリーと絵柄がマッチして違和感なく読めます!

下宿先の大家さんはデカくて愛想がない。
少し抜けていてたまに猫と会話していつもどこかに体をぶつけているw
そんな大家さんに大学生が恋心を抱いてます。

受け攻めはっきり描いてないけどどっちでもイケる…!!!!!!
と考えながら読み進めましたw
まじでどっちでもイケる感じなんです…
2人とも色っぽいしイケメンだし可愛い…まじでどっちでも!!w

身体を組みかえた後の大家さんの手の傷…好き…w

tacocasi先生の作品にでてくる子たちみんなメイン張れるような魅力的な子たちばかりなんで他の神様の話も見てみたいな~って密かに思ってます^^w

5

ザ・tcocasiワールド

tacocasi先生の描く世界観本当に好きです。
あまりファンタジーものは好まないんですが、tacocasi先生作品はファンタジーというより、神様だったり呪いだったり我々日本人が古くより共存している精神要素を取り込んでいるので違和感なく楽しむことができるんですよね。
設定もかなり作り込んでいるはずなんですが、いかにもな無理矢理設定ではないところが素晴らしいです。こういうことが本当に起こるんじゃないかと思わせてくれるファンタジーってなかなかないです。
tacocasi先生作品はほぼエロなし(描いてあってもちょっと一コマくらい)ですが、キスシーンとか色っぽいな~♡と思いながらいつも読んでいるので、本格的な絡みのシーンとかも今後作品の中で見てみたいですね。

2

色んな意味で神作品です!!

BL?ファンタジー?ミステリー?
色んなものが混ざった、とにかく可愛い名作が誕生しました!
さすがtacocasi先生です!!

古書店に下宿している美青年大学生・小宮(受)くんは、密かにアラフォー店主の陽蔵さん(攻)が好き。家賃1万だし、古書店の店番も苦じゃないし、最高の下宿先だと思っていた。…が、陽蔵さんの裏の仕事が発覚!さらに陽蔵さんが幼児化してしまう事件発生!で、小宮くんの周りは大賑わい。でもそのおかげで陽蔵さんと急接近。と思って浮かれてたら酔った勢いでキス&告白、しかも大撃沈。失恋に悩む小宮くんが泣く泣く家に帰ると幼児化した陽蔵さんが行方不明に!?

ってな感じで、テンポよく次から次へと色んな事が起こり、飽きることなく読めました。幼児化陽蔵さんがめちゃくちゃ可愛いのも控えめに言って最高です(笑)
完全なハピエン?かは個人差があるストーリーだと思いますが、登場人物みんなが望む幸せになったのは間違いなく、これから2人にはまだまだ色んな事件が起こるんだろうなーと考えるだけでニマニマしてしまう、楽しいお話でした。

7

素晴らしい作品を読むとため息がでる

はあああぁぁぁぁあああ!!!!!!

もう〜萌えすぎてもうーー!!絵もストーリーもキャラも全部良すぎて語彙力が吹っ飛んでます。

とある不思議な下宿先で生活中の貧乏大学生小宮くんと下宿先の大家であるニシさんの物語。

小宮くんのビジュアルがザ・現代の若者って感じでそのきゅるんとしたお顔にまず萌える。ニシさんが諸事情によりいたいけな幼児になってしまうのだけどその愛らしいショタ姿に萌える。そしてニシさんが成人男性の姿に戻った時のギャップよ。ハンパない大人の色気に萌えてもう、萌えの大渋滞。ニシ氏に健気で一途で素直な小宮くんに何度きゅんきゅんさせられたか。がんばれ小宮くん!君の赤面顔がもっと見たいのだ!!と応援しながら読み進めました。

tacocasi先生の描く作品はどれも私の中で神なので今回も期待大でしたが、これは読んでみるとその期待の遥か上空を飛んでいる作品でした。先生の描くどこか切なくて、淡くて、不思議で儚い恋模様がだいすきです。練られたストーリーも描き込まれた背景も全部全部だいすきです。さりげない、けど心にグッッとくるキャラクター達のセリフ回しと所作は先生の輝くセンスがあるからこそです。

小宮くん!ニシ氏!読了後にこんなにも満足感と萌えを与えてくれてありがとう、、これを書いてたらまた2人に会いたくなったので2週目行ってきます・・!

19

好き♡がいっぱい!

初読みの漫画家さんです。
絵がいいですね〜好みです。
キャラはもちろん、構図、背景も。

陽蔵さんがタイプです♡
小宮くんと同じ目線で萌え萌えしました。
ストーリーを追うごとにかっこよくなっていくのがまた、テンション上がっちゃってw
陽蔵の身体にニシさまが入っているのがいいんですね。

ちび陽蔵が眠そうな目なのもかわいい。
そしてほんとにすぐ眠くなるのがとても愛くるしくて。身体は子どもですもんねw

小宮くんも見た目がかわいいだけでなく、素直で健気でいい。
小宮くん目線でつい応援して読んでいました。

そんな小宮くんに、ちゃんと相対するニシさま。いいわぁ〜。
2人とも潔いというかストレートでめんどくさくないんですよね。ここも好み!

2人が見つめあったり、ちょいと触れ合ったり、抱き合ったり、ちゅうの間や雰囲気、空気感がどストライクで萌え〜です。
ヘタなエロよりこういうのが好き!!となりました、

ストーリー展開もお上手(偉そうにすみません)
私はファンタジーは特に好きではなくて、アニメみたいな既視感あったり、ご都合主義なのは萎えちゃうんですが、本作はそれがなかった。
地に足が着いたというか、古の日本の日常の延長でほんとにこういう神さまいるかも、と思わせてくれる良さがありました。

どの神さまも個性があって魅力的でした。
余談ですが、神さまって、人間味があると言ったら変だけど、気まぐれだったり、えこひいきがあったりしそうだな〜なんて思っているのでw

特に、シキさまがニシ大好きなとこ、ちび陽蔵に萌えるとこがかわいらしかったです。
で、小宮くんまでかわいいと思うところがおもしろくてw シキさま男好き?てか、いい奴〜(神さまに向かってw)なんて思いました。

陽蔵の秘密が徐々にわかってきて、並行して小宮くんの気持ちも高まったり、へこんだり。ニシさまの気持ちもわかってきたり、の盛り上がげ方が上手い。
それがあってのハピエンも自然でよかったです。

ま、なんせ、2人の絡みですよね!
キスの話が出て「あれ せえへんの?」のニシさま!
ちゅうしやすいよう段取りするニシさま!
「もうちょい寄ったら?」と抱きしめるニシさま!
(萌え死ぬ…‼︎)の小宮くんわかるぞ!!でもやめずに実行してえらいぞ!
↑この間、じわじわくる感じ、ずぅとどきどきしっぱなし!
そして体格差に萌え〜!!
ニシさまが小宮くんの腰を抱く、小宮くんがニシさまの肩に手を置く、Tシャツをぎゅっとする…100点萌えです!!(絡みの時、相手に触れていてほしい派なので)

そこから、何回かスムーズにキスするようになり(萌)

「ん」と手を広げて「あれ 抱きつきたいんちゃうかった?」なニシさま!!(激萌&理想攻めさま)
その先のセリフと展開も!!(激萌&理想攻めさま2回目)
そ し て
初夜の翌朝「どこ行くん?」とヒジ付きながらのしっと小宮くんを抱く裸ニシさまの色っぽくかっちょよいことおおお〜〜!!(激萌略)

はあはあ…ちょとテンション上がってしまいすみません(汗)
絵、お話、キャラもさることながら、なんせ絡みのシーンが好みどストライクだったもので(満足顔)

ニシさまの小宮くんの第一印象と、オチも最高でした!!

先生の他作品も読みます!

7

丑三つ時が待ち遠しい

期待以上の面白さでした。
こんな言い方だと語弊がありそうですが、
決して期待はしていなかったなどではなく、
個人的にtacocasi先生の作品にはBL要素よりも
独創的なファンタジー世界やストーリーに魅力を感じていて、
今回も攻めの淡白な感じや二人の醸し出すほのぼのした空気に
ラブエンドまではいかない感じかな?と思っていたので、
後半からのBL展開にかなりテンションが上がってしまいました。

物語の舞台は古めかしい日本家屋の古書店「二四書房」。
そして、その2階に下宿している大学生の小宮は
大家で古書店主の陽蔵に密かに想いを寄せていました。

とはいえ、同じ家に住んでいるからと言ってそうそう進展するはずもなく、
陽蔵との穏やかな日々に楽しみを見出していた小宮ですが…。

ある日、古書店に陽蔵の「副業」の顧客がやってきます。
その内容は不明ながらも、彼を訪ねて来る人々は
いつもどこか不思議な雰囲気を纏っていました。

実はその副業というのは「神様相手の質屋」。
その日も神様からの依頼を受けていた陽蔵ですが、
依頼中の突然の事故で“子供化”してしまい…。

現場に居合わせ、事情を知った小宮は子供になってしまった
陽蔵のフォローをし、質屋の仕事も助手として手伝うことに。

別にショタ萌えとかはない方なのですが、
子ども化した陽蔵が絶妙に可愛かったです♡
容姿は幼くても中身は無愛想なおっさんのままで、
なのに外出時には小宮と手を繋いで歩いたり、
睡魔に耐え切れず小宮の背におぶさったり、
甲斐甲斐しい小宮に黙って世話を焼かれる姿に萌えを感じました。

でも、大人の姿は大人の姿でカッコよさがありました。
のそっとした大柄で愛想の欠片もなく鈍感の極みなのに、
実はちゃんと小宮のことを気にかけてくれていたり、
地味に嫉妬していたり、陽蔵の不意打ちデレに不覚にも
ときめいてしまうこともまちまち。

途中、陽蔵の言葉足らずのせいですれ違うこともありましたが、
想いに応えれずとも真正面から小宮の恋心に向き合ってくれたりと
少ない台詞の一言一言から誠実さが滲み、男前を感じさせました。

他にも、屋敷神ver.や小宮と想いが通じ合ってからの
意外にもデレ甘やかしな陽蔵もキュンキュンしちゃいました。

陽蔵の正体がどうあっても揺るぐことなく一途に想い、
最後まで尽くし続けた小宮の恋が実って良かったです♪

ちなみに陽蔵が午前2時から30分だけ元の大人の姿に戻る設定でしたが、
読み終えてからその時間帯が“丑三つ時”だと気づき、タイトルに納得。
大人に戻るときは大抵子ども服が破れて半裸になりがちなので、
確かに小宮目線だと“うしみつどきどき”ですね(。・・。)ウン(。. .。)ウン

物語の中で登場する神様たちのタイプも色々で楽しかったなぁ♪
お山の神様に始まり、縁切りの神様、火の神様。
個性的で、人間味あっていい意味でらしくない神々に愛着がわきました。

4

素敵な雰囲気の現代和風ファンタジー

前から気になっていた、初めて読む作家さんです。
記事やサンプルなどを見て、疲れたおじさん好きとしては攻めのビジュアルがとにかくドストライクすぎて
子ども化してしまうという設定も面白そうで、ポチっと。

ちょっとした事件でしばらく子ども化してしまう、色んな神様の知り合いがいる、古本屋のオーナーの陽蔵さん。
その本屋の2階に下宿中で、意外に不思議な状況への対応力がある、大学生の小宮くん。

小宮くんがすごく良い子で頼もしくて応援したくなります。
陽蔵さんが子供状態の時は小宮くんが保護者みたいで、二人の可愛い関係性に癒されました。
そして、2人の距離が徐々に縮まっていく様子もとても最高でした!

独特の和風ファンタジーの世界がこの一冊で本当に高い完成度で素敵に作り上げられていると思います。
これがtacocasi先生ワールドなんですね。
もうちょっとこれを説明して欲しい!など特に疑問もなく、悲劇的でもなくて、スッキリとまとまってくれます。
でも、何もかもスッキリまとまってしまったのが逆にえ?!全部都合良すぎるのでは?とちょっと思いました。

2人で色んな独特な神様を訪れ、それぞれの事情なども聞いたりするので、そういう系のストーリーが好きな人には特に合う作品だと思います。

後、方言!!最高です!とても違和感なく、上手に書かれています。
関西の古本屋や神社巡りとかしたくなりました!

9

陽蔵さんにどきどき

古書店店主の陽蔵さんと大学院生の小宮。

神様が社の維持費のために質屋を利用したり委託業務をしたり…、とファンタジーとリアルさとが絶妙に混じり合う世界観に浸りながら楽しく読ませていただきました。

クールな陽蔵さんのこれまたクールな子ども姿。
シキさまが言うように「愛おしっ」てなります。
陽蔵さんに想いを寄せる小宮は神様相手にバチバチしちゃったり、恋愛相談したりとフレキシブルでなかなか肝が据わっていて、かなりのお世話焼き。

大きくなったり小さくなったり、さらには何やらワケがありそうな陽蔵さんに小宮と一緒にどきどきさせられながら、陽蔵さんの雰囲気が変わってしまった理由が明かされていきまたどきどき。

本当の『陽蔵』のこと。
『陽蔵』と『ニシさま』のこと。

陽蔵については望む生の在り方や考え方は人それぞれなんだなあ、と感じました。

とはいえ、やはり陽蔵の身体のままでは気になるところもありましたので…、陽蔵さん改めニシさん本体ときちんと結ばれることになってよかったです。
ニシさんの朴訥で優しくて甘党なところがまた好ましい〜。

二四書房を舞台に繰り広げられるゆるりと不思議でうしみつにどきどきするお話しでした。
タイトルが秀逸です!

5

独特の世界観

今回もtacocasi先生ワールド全開といいますか、大好きな作風です。

他の先生の作品もそうですが、神様や大魔王であったり一見とっつきにくそうな題材であっても、登場人物は皆チャーミングで、なんだ人間と変わらないじゃん!と思える程身近に感じることができます。
そこにBLが絡むと化学反応で物凄くストーリーがおもしろいんですよね。

登場人物の陽蔵さん、クールでありながらさらっと男前なことを言うんですけど、しかも関西弁で。めちゃめちゃ癖に刺さります。

4

先生買い

先生らしい可愛いお話です。可愛いし、関西弁好きだったのですが、「おおーう」と吠えるような何かが無かったので萌にしました。神様でてくる可愛いお話、連載6話分と描き下ろし4P。(カバー下はイラスト)

1か月前に古書店の上に引っ越した小宮。古民家が素敵なのと、何より大家さんが好みど真ん中♡ウキウキ古書店の手伝いをしていたある日、アクシデントで「液体かぶってしもた」と大家さんが言うなり、その姿がちびっこに変わってしまい・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
シキ(攻めさん好き好き神様、♂)、月待様(神様、♀)等、神様少々+眷属少々。

++良かったところ

にこりともしない強面アラフォーおっさんが、アクシデントでちんまりちみっこに変わってしまうところが、可愛い。そしてちんまりしてからも、大人の時同様に笑顔一つ見せないところが面白かったでした。

受けさんも、ちょっとやそっとビビる(と思われる)ことがあっても、すんなり受け止めるところが凄い。色々神様に会えて羨ましいなあ。描き下ろしで明らかにされていましたが受けさん「気が綺麗」な方だったとのこと。そりゃそうだよね、そうじゃなかったらお会いした神様方にけちょんけちょんにされてるよね・・・と納得でした。

お話は可愛く(=色っぽいところはほぼない)、今まで出された先生のご本お好きな方でしたら安心しておススメできると思った一冊でした。ギャップ萌ある方だったら好きなのではないかなあ。

3

作家買いです

古書店に間借りしてる学生と大家さんの話なんですが、大家さんにひとくせ、ですね。

大家さんがとある理由で神様相手の商売をしていて、その神様が創作もあるのか設定がよくできてます。
特に榎の縁切り神は某所にあるものを想像して、実際に行ったのもあいまって、あそこにいらっしゃるのはこんなイケメンの神なんか…って妄想しました。

人型にならない神様もいたり、とある理由に絡む結末が人としてはうーんだけど、生としてはありだな、って思うので考えさせられました。

ピュアな受けなので、幸せになってよかったと思います。
地獄の大王たち(の二代目)、鬼、そして神、ときたので次の作品も楽しみです。

4

ゆるゆる怪奇譚

ちょっと不思議なお話でした!
神様が沢山出てきて面白かったです。

アラフォーがいきなりちっちゃくなるのも、めっちゃ可愛かったです。

最後はみんな納得して終わるので少し切ないような気もしますが、ハッピーエンドです。
まぁそこまで考えていたら、戻りたくないですよね…。無気力に戻っているのを読んでいた時が一番切なかったです。

その分、二人にはラブラブでいてほしいなと思いました!
エロはほとんどないですが、最後は甘々で終わります。

6

ときめきが止まらない

古書と妖と不思議。
どの設定も魅力的で渋滞しておらず、とても楽しく読むことができました。

子ども化するってどういうことなんだろう、と気になって読み始めたのですが。
この子ども化、見た目は子ども中身は大人なので、そのギャップにやられます。可愛い。
子ども化のきっかけも、その原因も素直に受け入れてしまう陽蔵はかなり謎めいた人物です。
この謎の多き陽蔵の正体が、少しずつ明かされていくにつれて、そういうことだったのか!と納得。
読んでいく中で感じていた違和感が、彼の正体を知った時に腑に落ちます。

対する小宮は、陽蔵がドタイプで好感度はカンスト。
子ども化したときも、せっせと世話を焼いていきます。
この好き~が溢れている行動が、萌えました。そしてはたから見ればわかりやすいのに、陽蔵には伝わっていないのが不憫可愛い。

陽蔵の正体が明らかになったことに合わせて、出てくる事実には少しびっくりしましたが。
基本的にはみんな不幸にならない、幸せなお話でした。

2

カワイイとカッコイイイが同居する攻め

完全なるレーベル買い、NUUDEさんを信じて良かったです!次から次へ、ころころ転がっていくストーリーがめっちゃ面白かった!
古書店に下宿中の小宮は、大家兼店主の陽蔵に片思い中。この陽蔵の設定がとても面白くて、少しずつ明かされていくたびに目が離せなくなっていきました。バラエティ豊かな神様たちが登場するのも楽しいです。
最初の事件は若返り薬による陽蔵の子供化で、深夜に30分だけ大人の体に戻れます。ちょっと期待してしまった美味しいエロ展開はありませんでしたが笑、たまに大きくなったときのありがたみ?ギャップ?みたいな、可愛いと無愛想カッコイイが同居してて最高でした!
さらに見えてきた陽蔵の背景はかなりシリアスなものです。体は他人のものっていう複雑さもあって、ここらへんはいろいろ考えてしまい、感情より頭先行な状態で読みました。
BL面は、見た目が好みなのがきっかけだったけど、中身を好きになった話って感じかな。でもそこはあまり強調してなくて、さりげなく描かれてるのが良かったです。
最後は神様らしく何でもアリで、上手くいきすぎなくらい綺麗な全員ハッピーエンディング。二度と戻ってこないあの写真の笑顔のことを思い出して、どうしても切なさは残るんですが、最後まで楽しく読めました。面白かったです。

4

大人な子供にときめく

tacocasi先生独特の世界観がいいなあと改めて思いました。
淡々としてますが攻めの色気が見え隠れ。
くどくないさっぱりした甘々が癖になりそうです。

古書店主人の不思議な副業、何やらワケアリっぽい背景、子供化してしまう攻め、そして抗えない恋心。
物語を彩る要素が散りばめられていますが、いずれもきちんと伏線回収され、ストーリーも読み応えがありました。

ざっくばらんで気持ちのいい攻めの気質と関西弁が魅力的です。
気持ちの美しい主人公受け君とどのように進展いていくのかハラハラしましたが、
腹を決めた後の攻めの包容力にも参りました。
事後の寝顔、キュン死するかと思いました。

8

やっぱりtacocasi先生はすごいなぁ。

tacocasi先生の地獄ブラザーズが好きで
こちらを購入させて頂きました。

こちらも神様絡みのお話ですごく面白かったです。
面白いお話の中にきちんと恋愛も入っていて
スーッと読めるお話でした。

tacocasi先生独特の世界観が展開されており
他の作品では感じられない感情があります。
(上手く言葉にできなくてすみません。)

エロはほぼ皆無と言っても過言ではないのですが
こちらの作品はエロがなくても成り立つし
むしろ少ないのが良いなぁと思いました。

描きおろしの最後のページ(左下のコマ)が個人的に好きでした。
ニシさま気づくのが遅いです(^o^)

3

世界観と作風と絵が大好き

絵が独特な感じでとても可愛いです。

可愛い小宮と無表情でそっけない大家さんの陽蔵。
ほのぼの下宿ライフ?と思ったら…。

小宮が一途に尽くして良い子ですね。とても可愛いです!
子供になっちゃった陽蔵の世話もして、なんでも受け入れて。
ここぞとばかりに小さくなった陽蔵と手を繋いだり!萌えます!
陽蔵も全然動じてないし神様と商売してるし何者?と思ったら!

そうかー。そうだったのかー。

そして陽蔵が本来の体で小宮と抱き合ったりキスしたりしたかったんですね!全然そんなふうに見えなかったよ!
愛情表現が薄すぎる!でもそれも良い!

出会った時から陽蔵も小宮が良い子だとわかってたんですね。

一冊でかなりのめり込む内容でした。
読み応えあります!

5

陽蔵さん大好き

面白いかった〜!
カバーのお色気アラフォー
小宮くんじゃないけどどタイプです!
tacocasi先生は絵も好きだし毎回キャラデザやら
世界観が天才で大好きな先生。
1話を読んで楽しみにしておりましたがやっぱり最高でした。
古書店に下宿?大家がタイプのど真ん中
どエス顔?陽蔵さんはかこいいし今回は年齢操作!
これはおいしすぎる。
子供になっちゃった中身は大人でガワは子供な
陽蔵さんほんとかわいすぎて。
どタイプが子供になっちゃう不思議なお話
今回も素敵な神様が何人も出てきます。
毎度こんな面白いお話を思いついてtacocasi先生すごい。
不思議な古書店主×大学院生と
今回は人間のお話かと思ったら
やっぱりちがいましたね。
そこはやっぱり先生のこだわり?作風なんだなって
思いました。
これからも作家買いします。
BL BLしてないちょっといつもと違う物が
読みたい時オススメです。
面白いですよ!

8

神様と閻魔様は紙一重。

「二代目!地獄ブラザーズ」の続きが読みたい!と思っていたら。当たらずとも遠からず的なストーリーでは無いですか!勝手ながら。この世界線は必ず繋がっているだろうと思わせてくれる、ファンタジーなのであります。神様相手に質屋を営む、ワケあり風のニシ。貧乏大学生の小宮は、ニシの営む古書店に下宿する。古民家風の建物の雰囲気と、ニシの風貌が好みで、小宮はこの下宿生活を満喫していた。此処は関西の何処か。ニシも、訪れる神様も、流暢ではんなりとした関西弁なのだ。イントネーションごと聴こえてくる様な雰囲気も良い。神様は西に居る、なんて思えて来そうな楽しさ。
たまたま偶然。月待様という神様の作る変若水を地震の弾みで被ってしまった事で、ニシは幼ない子供に返ってしまう。「見た目は子供、頭脳は大人!」というアレになってしまうのだ。そもそもニシがこの世の常識とは違う、神様相手に仕事する事には苦労は無いが、古書店の仕事をするには不都合過ぎる。小宮は店番以外にも、子供になってしまったニシのお世話をする事になる。幼ないニシの可愛さにもキュンキュンする小宮も可愛い。ニシの事が好きだ。気持ちを伝えても、ニシの事を何も知らない小宮は段々と切なくなって行く。ニシとは何者なのか。
途中、ニシが屋敷神で。自分の子孫である陽蔵の身体を器として取り憑いている事。陽蔵の魂が元に戻るまで、身体を生かしている事。本来なら神として一般の人間には視え無い事。えええ⁈ 小宮の想いはどうなるの⁈ 突然の別れの予感、切なさ、にどうしても涙腺はキュッと反応するんだけども。呆気ない程にその設定の切なさは霧散する。えええ⁈ 陽三、生きろよ、自分の生を全うしろよ ‼︎ と、ドン引くものの、都合良く実体化出来たニシと小宮はめでたく結ばれる事になる。良いの⁈ という驚き。まぁ、2人が幸せならいいのかなぁ。
神経質そうなんだけど、大柄で、無骨で無愛想、無頓着なニシの佇まいと幼なくなった時のギャップ、ギャップ萌え。そこに萌えつつ、ひたすらニシに想いを寄せる小宮の可愛らしさ。どちらにも萌え萌えです。

7

表紙の眼鏡短髪にピンと来た方は是非

作者買いです。
tacocasi先生の絵は何処を切りとっても可愛い。

無愛想、デカイ、ちょっとコワモテな古書店店主陽蔵と、そこに下宿中の大学院生小宮のお話です。
陽蔵にはあるヒミツがある上、ひょんなことから子供の身体になってしまうハプニング発生という展開。

ショタ化した陽蔵さんがとても可愛い。
愛嬌のあるショタではなく、中身は大人なのも良い。
BLのショタが苦手な方も、ショタ化してる時は色っぽい展開はないのでご安心下さい。
小宮との手繋ぎは可愛すぎます。

大人の陽蔵の色気も良いです。
ガツガツしてないのにこの色香はどこからやってくるのでしょう。
古民家の似合う薄顔アラフォー好きな推定100万人程の姐様がたと共有したい気持ちです。

ノスタルジック漂う雰囲気と、個性豊かなキャラクターの和風ファンタジーにキュンなBLが溶け込んでいる、というような作品でした。

8

シンプルに面白いに尽きる!(そして年齢操作お好きな方へ届け!)

うわ〜〜〜〜〜+゚。*(*´∀`*)*。゚+
萌え云々以前に単純にストーリーが面白かった!!

是非ともネタバレなしで読んで欲しい作品でしたヾ(*´∀`*)ノ

最初はいい意味で、
BLにする必要ある?とちょっと思ったんですね。
(BL要素抜きでも組み立てられたストーリーが面白くて)

でも読み進めるとBがLである必要性もちゃんとあって、
BがLしているからさらに面白いっていう(∩´///`∩)
エロはほぼナシ!露骨描写ナシ!
なのに時々ドキッとくる色気がすごく良かった…!!!
(攻めさんがアダルティなお方なので///)
(6話目のアンニュイな表紙もめっちゃ好き。色っぽい)


というわけでネタバレをできるだけ避けた感想を…。

受け:小宮は大学院生。
欲望に忠実で突き進むけど嫌な感じがしないのが良き。
一途に恋してる姿に応援したくなるなるんですよー!!
好きな人には尽くしたいタイプでせっせと世話を焼くのが楽しそうな受けです。

攻め:陽蔵は古書店の店主。
帯に【渋い・デカい・愛想ゼロ】と書かれるけどそれは長所だよね?っていう(∩´///`∩)
無自覚でめっちゃ男の色気が出てるんですよねぇ。
(本人は淡々としてて超マイペースなので気付いてない)
(無表情攻めが萌えツボの方は要チェックですよーッ!)

ストーリーは陽蔵が店番を条件に格安で下宿を募集し、
小宮が魅力的な条件に惹かれて下宿を始めたところから始まります。

小宮が店番している最中、
陽蔵は謎の副業をしているんですね。
それは人間相手ではなく神様相手のお仕事でーーーと展開します。


個人的に1番萌えたポイントは、
陽蔵が子供の姿になっちゃうところ…!!!!!!!
(年齢操作大好きマンには堪らん(∩´///`∩))

神様相手の仕事中にアクシデントが発生してしまい
姿形だけが小さい子供になっちゃったんですよーー!!
これがもうめちゃくちゃ可愛くて。
見た目は小さな子供なのに中身はアラフォーでもうッ!!

すっごい細かいポイントなんですけど、
小さい子供姿で大人サイズのサンダル履いて接客するところが大好き。
服のサイズが合わなくてダボダボの着てるとこも可愛くて萌え禿げた。
こんなにかわいいのに中身は無愛想なオッサン…。
ああああ、これは萌える。めっちゃ萌える(///Д///)

あとね。
小宮くんが保護者のように世話を焼くんですね。
外歩くときは手を繋ぎましょうねーって。
危ないから1人で外歩いちゃ駄目ですよーって。
中身はアラフォーのおっさんなのに保護者がアベコベになっててニヤニヤしちゃう!

そんな陽蔵さんなんですが、
夜中の2時から30分だけ大人に戻るんですね。
子供⇔大人を行ったり来たりするギャップも萌えツボにガツガツきたー!(∩´///`∩)

で。
子供の姿になっちゃってもマイペースな陽蔵さん。
多少の不便さはあるものの大して気にしてません。
感情がまったく読めないの極みで小宮くんの片想いは振り回されっぱなしなんですね。

でもそれにはワケがあってーーと
辻褄がどんどん合って面白さが加速していくのが爽快。
と同時に、小宮くんの片想いの行方が見えなくてどうなるかとドキドキしました。

いや~~~~~~面白かった!!!!
感想はそれに尽きますねヾ(*´∀`*)ノ

4

世界観が素晴らしすぎて

作家買い。
tacocasiさん作品は表紙からファンタジー要素が滲み出ているものが多い気がしますが、今作品はタイトルからも表紙からもファンタジー要素があまり感じられず、あれ?もしかしたらいつもとテイストがちょびっと違う?とか思いつつ手に取りました。

が。
はい、大丈夫。
今作品もtacocasiさんらしい和風ファンタジーモリモリのお話です。

くー。
めっちゃ可愛かった!





主人公は大学生の小宮くん。
彼の最近の日常は幸せに満ちている。その理由は、彼の住まう「下宿先」。古本屋・二四書房で、店番をする代わりに下宿代を安くしてもらっている。そして何より二四書房の店主で下宿先の大家さんでもある陽蔵さんが好みドンピシャなのだ。寡黙だけれど穏やかで優しく、ちょっと抜けたところのある陽蔵さんの傍で暮らせる日々を、小宮くんは大切に思っている。

が、そもそもなぜ陽蔵さんは二四書房の店番が必要なのか。交代の店番(=小宮くん)が必要になる、その理由は何なのか。それは、陽蔵さんは古本屋の仕事のほかにも副業をしているからで―。

というお話。

今作品には伏線がいっぱいまかれています。
陽蔵さんの副業は何か。
何のために副業をしているのか。
そして、その副業絡みで、陽蔵さんの身体が小さくなってしまって―。

大人サイズの陽蔵さんの時は寡黙でどっしりとした大人の男性、なのに子どもの姿になっちゃうとめちゃめちゃ可愛いの。陽蔵さんはいろいろな方面から愛されているナイスガイですが、そのイケオジ・陽蔵さんのちびちゃん姿に心打ちぬかれました。

で、そんな陽蔵さんに惚れきってる小宮くんの甲斐甲斐しさよ。この二人の少しずつ、に見えてがっつり育っていく恋心がまた良い。今作品はちょびっと厚いというかページ数が若干多い作品ではあるのですが、1巻完結でこれだけのバックボーンを盛り込み、そしてきちんと回収していく。

陽蔵さんが営む「二四書房」ですが、「にししょぼう」って読むんですね。それは陽蔵さんの名字が「西」だからなのですが、小宮くんの中で「陽蔵さん」が「ニシさん」になっていく、その過程が素晴らしい。どういう意味なのかぜひとも手に取って確認していただきたいですが、言葉一つで、しぐさ一つで彼らの関係や心情、内面までも読ませる。そのtacocasiさんの手腕に脱帽です。

タイトルにもついている「うしみつどき」。
ああ、なるほど、そういう意味か!とそこも良かった。

tacocasiさんて昔から可愛らしい絵柄を描かれる作家さまでしたが、今作品の小宮くんたちが醸し出す色香がヤバいです。絵柄の変化なのか、あるいは意識してそういう絵柄で描かれているのか分かりませんが。tacocasiさん作品なのでエロ度は控えめですが、そこはかとなく、少しだけ漂う色っぽい空気感がとてもツボでした。

彼らを取り巻くサブキャラたちも等しく魅力的で、これ、続編とかスピンオフとか描いてほしいなあ、と思う素晴らしき萌え作品でした。

9

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