孤高のバイオリニスト×難聴のデイトレーダー、正反対の世界で生きる二人の、心震わす至高のラブストーリー

世界でいちばん遠い恋 1

sekai de ichiban tooi koi

世界でいちばん遠い恋 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神349
  • 萌×272
  • 萌14
  • 中立6
  • しゅみじゃない1

208

レビュー数
47
得点
2081
評価数
442
平均
4.7 / 5
神率
79%
著者
麻生ミツ晃 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
価格
¥670(税抜)  
ISBN
9784796414579

あらすじ

[五十鈴 歩、29歳、投資家]
重度の感音性難聴だが、それ故に人よりも自立しなければという意識が強く、人に甘えることに不器用。

[壬生十嘉、19歳、バイオリニスト]
才能はあるが、群れない性格と異質な演奏スタイルから大学では孤立し、疎まれている。

音を知らない五十鈴と音を奏でる十嘉、偶然出会った二人は、互いに“無いもの”を楽しむかのように距離を縮めていく。五十鈴に惹かれている自分に気づいた十嘉は、臆することなく真っすぐ感情をぶつけるが、そんな十嘉に五十鈴は戸惑うばかりで…?
話題作『リバース』の麻生ミツ晃による、心震わす至高のラブストーリー

表題作世界でいちばん遠い恋 1

音大生,孤高のバイオリニスト,19歳
難聴のデイトレーダー,29歳

その他の収録作品

  • 翌朝のこと(描き下ろし)
  • カバー下

レビュー投稿数47

優しく、温かい空気が流れている。とても素敵な作品

作者様買いです。

作品全体に流れる優しい雰囲気が好きで、2巻まで一気に読みました。
難聴の五十鈴の「音のない世界」がイメージできたのは
麻生先生の繊細な描写と、まるで本を読んでいるような言葉による描写なのでしょうか。

話をしているとき、難聴であるが故に、いつも周囲との間、ずれを感じていた五十鈴が、十嘉の言葉を聞き逃すまいと口から目を離さない様子に、グッときました。
障がいがあるからと気をつかわれたくない五十鈴に、ズカズカ正面から
接してきた十嘉はきっと新鮮で、お互いの距離が縮まっていく様子が好きです。

番外編も読みました。まだ本編も続編があるようなので、
楽しみに待っています。
素敵な作品、大好きです。

0

心を寄せて、、、馴染んでいく

新刊がレビューランキングでとても高評価のようなので1巻から読ませていただきました!

麻生先生の作品は私的には久々でとても楽しみにページを捲りました(ღ˘͈︶˘͈ღ)

攻めも受けも生き辛そうな2人のお話し
受けは聴覚に難があり、受けは学習能力なのか教育環境に恵まれなかったのか音楽の才が秀でてはいるけれどその他の教養が後回しなタイプ
それぞれ自分の置かれてる状況にどこか受け入れきれない葛藤を抱えながらも折り合いをどうにか付けて生きている、、、そんな様子に胸がざわめきます

2人の出会いや攻めの壬生くんの才能だけで音大通えるのか?問題とかは創作範疇の素敵なフィクションとしてスルーします

壬生くんも受けの五十鈴さんも形は違えど誰かと共有出来ない苦しさ・葛藤・諦観みたいなものに苛まれていて…そのフラストレーションを誰かにぶつける事も出来ない・しない事でまた殻に閉じこもって、諦めて、、、と生きて来たのに、何故かお互いを前にすると「気にならない」相手に出会えた事で自分の日々に彩りを感じたって事がこのお話しの重要な所なんだと思うのです

なので、すごく言葉も表現も良くはないのは十分自覚した上で言いますが、、、五十鈴さんの身体的な特徴や壬生くんの環境はこの作品のドラマの一要素として捉えた方がいい気がしました
必要以上にその真実味を深追いせずに「そういう設定」という事以上の事は考えない方が私には合っていそう
センシティブな設定に変に身構えないで読ませて貰うスタンスの方が合っていそうです

すごくリアルな事と対比したり、現実的な事へ慮った視点を持って「ヒューマンドラマ」として考えると違和感や引っ掛かりが見えてしまいそうで集中出来なさそうなのかな?と、、、

心に埋まらぬ穴を抱えた年の離れた2人が出会い、その空いた穴のままの心を寄せていき、少しずつその穴を互いが侵食し合っていく、、、という「切なさを伴うLOVE STORY」として捉えて読んだ方が楽しめそうかな?って1巻を読んだ感じでは思いました

この2人がどう心を寄せるのか?主に五十鈴さんだとは思いますが、、、その馴染んでいく様子を見守っていきたい優しい空気感を感じる1巻でした
番外編、2巻と読むのを楽しみにしたいと思います

あと、めっちゃ壬生くんの首の後ろが気になる、、、アレは何だろう?
そこも言及されるのかな?
気になるなぁ~~~ヽ(´ー`)ノ

1

玄関

2巻を待ってレビュー。1巻もよかったけど断然2巻が良かった。1巻ではどうしても、また拾う系の作品か…みたいな気持ちになってしまったんだよな。成人男性を気軽に家に連れ帰る成人男性はそんなにいない気がしてならない。そして一転玄関までしか入れなくなるという。端々が丁寧な麻生先生の作品だからこそより違和感。

あと麻生先生にもってる印象といえば作品から小説のような雰囲気を感じるところ。といっても、小説ではできない、絵で魅せる部分もしっかりあって。

難聴の登場人物が出てくるBL作品はいくつか思い当たりますが、どれも様相が違って面白いなぁ。

1

No Title

友人のオススメで読んだ初ミツ晃先生。めちゃめちゃ良かった~!
重度の感音性難聴の五十鈴と才能はあるけど孤立しているバイオリニストの十嘉。2人の間だけにある見えない空気、音がない分それ以上に響いてしまう想い。音にして伝えるよりも伝わってしまう人の内側にある言葉が、実に美しくて眩しい。
偶然の出会いから初めて芽生えるお互いの感情に、通じ合う時にはこれまでの常識なんていらないのだと思った。静かにそして温かく、こちらの胸の琴線も震える。もうすぐ2巻が出るそうで良いタイミングで読めた~。続きがとても楽しみ♪

1

手探りで紡いでいく2人の恋が尊い❤︎

ひとことで噛み砕けない内容の真剣さ
が胸に刺さってくるんですけど
正にエモーショナルな作風が素敵で
読むと毎回、とにかく
胸がいっぱいになってしまい
私も直ぐに言葉にならないんですよね。

読んでから何度も感想を書き
めちゃくちゃ時間が経って
やっとレビューをしてます。

ちょっと重いかもしれないですけど笑
お付き合いくださったら嬉しいです

難聴の五十鈴さんと
バイオリニストを目指している十嘉
全く逆の意味で音と関わっている2人
なんですが、
音とは関係のない世界で
他の誰よりも気持ちの深いところで
通じ合っていくというお話です。

五十鈴さんが聴覚で感じる部分
多分、音だけじゃなくて、
肌で感じる気配みたいなところも
反応が遅れるところがあると思えるんですけど、
そこを言葉で補うようにして
コミュニケーションすることになるんですよね。

そういった五十鈴さんが言葉に託す真剣な姿に接して
十嘉の方も、今まで言葉にしてなかった
気持ちを言葉にすることで、
今までおざなりにしていたものに宿っている
心の存在や大切さに気付き
それをどう扱うのか、寄り添うのか、伝えるのかを
知っていきます。

2人は10歳の年の差があって
バイオリンだけが自分のアイデンティティ
のようなものだった十嘉は、
五十鈴からヒトの内側の豊かさ、
他に足のついた暮らしぶりにひかれ

五十鈴もまた、自分が不要だといったふうに
通り過ぎてしまった情熱や
真正面から物事に向き合う素直さが
十嘉をみて思い出します。

そうしていくなかでも
言葉が伝わらなくて、すれ違うところはまた切ないんですけど
それと2人の間にはいくつものハードルがあって
なによりも相手を知りたいっていう気持ちがないと
なかなか叶えられないってことがまた胸熱なんです。

ひとと出会い、気持ちを通わせ、
向き合うことの大変さ、真剣さ、大切さ、尊さ
そんなことを、BLにのせて語られてる…
最上級の萌えですもう。
すごく素敵なお話で、読む度に涙ぐんでしまう。

結局、レビューというより
感想をつらつらと書いてしまったかもしれない…
でも、言葉にできないそれをそのままにして
味わうような、素敵な気持ちになりますよ。
とってもおすすめです❤︎



3

ドキドキする恋

大学生の十嘉と在宅卜レーダーのいすず。
本来なら交わることもなかったかもしれない二人ですが、お互いに自分の弱さをさらけ出せるかけがえのない関係になっていきます。

とんがって天才肌の十嘉は、バイオリン馬鹿とも言うべきか独害的で、バイオリンも荒けずり。
一方の五十鈴は、難聴のトレーダー。自宅でフリーの仕事をしています。何でも自分でやろうとする五十鈴。でもやっぱり一人は寂しい。
ゆっくりと近づいていく二人ですが、これからといっところで一巻は終わり。
このあと、友人たちも絡んでどうお話が展開していくのか楽しみです。.

2

今一番、続きが読みたくてたまらない作品

今日少し久しぶりにこちらの作品を読み返し、世界観に浸りました…

続きが気になる本はたくさんあるけれど、一番読みたい!!!って切実に思うのは、
やっぱりこの作品。

どこかにこんな二人が実在してたらなあ…なんて脳内妄想してしまいます。

麻生先生が「ゆっくり優しく進む、柔らかいお話をめざしました。少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。」とコメントしていらっしゃるのですが、”少しどころか胸いっぱいに広がるこの幸福感をありがとうございます…!”とお伝えしたくなります。

作品の満足度に、エロ度は関係ないんだなあ(少なくとも私にとっては)、ということを十二分に感じさせてくれる作品です。

特に印象に残ったのは、「聞こえないってどんな感じ?」と真正面から切り込む攻めの質問への(←なかなか、ここまでストレートに聞くことってできないですよね)、五十鈴の答え。
「ああ、きっとそういうものなんだろうな…」とものすごく納得したし、素直に笑いながら答えを返す、大人で優しい五十鈴にきゅんと来たシーンでした。

荒々しい態度を見せるけれど、弱さや繊細さを内面に抱えている十嘉。
対して「聴覚障害」を抱えていることから一見弱い存在のように見えるけれど、誰よりも努力しデイトレーダーとしてきちんと成果を上げ、芯の強さを持つ五十鈴。
二人の対比が本当に見事だなあと思います。

初めは十嘉がぐいぐいと一方的に(恋愛的な意味で)五十鈴に惹かれ、気持ちを抑えきれなくなった十嘉の行動に、五十鈴は彼を拒絶します。
でもストーリーが進むごとに少しずつ十嘉に惹かれていく、その流れがとても自然で素晴らしくて…特に、玄関で頭を打ちそうになった時、十嘉に頭を手で支えられた時の五十鈴の表情!!!十嘉と一緒に数秒間じーーーーーーっと眺めちゃいましたね。。十嘉も言っていたけど、かわいすぎて。

何度も繰り返し読んで、気長に続刊を待ちたいと思います。
(でも出来るだけ早く読みたいな〜…大好きな作品なので!)

2

終わらないでほしい

久々にボロボロ泣きながら漫画読みました。
半分くらいから悲しいわけではないけど涙が止まりません。
このままゆっくり進んでいく2人を見守りたいけど終わってほしくない〜!
永遠に続いてほしいって思う作品です。

2

優しくじっくり育つ恋

高度の難聴を持つ五十鈴と、バイオリンを学んでいる大学生十嘉、交わる事がないであろう2人が出会って段々と恋愛になっていく物語でした。

聞こえない者と、音楽をやってる者のBLってめっちゃ難しいんじゃないかなあと思っていたんですけども、お互いに分からない部分が多すぎるとそれが興味となって、知りたいって気持ちになったり五十鈴にとっては音楽自体に憧れがあることから距離が自然と縮まっていく感じで良かったです。
すぐに肩をトンッて出来る距離感もドキドキしました。

十嘉はバイ?っぽいので五十鈴が好きだし、触れたいってなりますが、五十鈴はノンケなのでまだまだ恋になる手前ですが、予兆を感じられるラストでした。
お互いに孤独を抱えていますが、暗くなり過ぎる事なくふんわりと温かい雰囲気の作品でした。
次巻も楽しみにしています!

1

続きを激しく欲する

なんかもう、序盤から涙が出てきそうに鼻がツーンとなりました…。

何なんですか、この世界観…。
五十鈴の纏う空気に透明感があってキラキラしてるんですよ。心が浄化される気持ちでいっぱいでした。
この悟りを開いたようなオーラ…今まで難聴で苦労も悲しみも経験したからこそなのかな…と思うと、なんだか切ない気持ちでいっぱいです。

今までフラれることが多かった五十鈴だから、こんなにもグイグイ来たのは壬生が初めてだったんじゃないかな。障害のある五十鈴に気を遣うことなく自然体で接してくる壬生には戸惑うけど嬉しくもあるような…。

突然のキスに拒絶をしたような感じだけど、確実に壬生に惹かれている五十鈴…。これから2人がどんな関係になっていくんでしょうか。壬生のコンクールや五十鈴の投資の仕事…2人の恋も気になるけど、そっちも気になって仕方ありません。

続きが待ちきれないです。
まだ壬生からの強引なキスのみ。次巻では2人の想いが通じ合ったシーンを拝めますように…^ ^

1

上手く言えないけど…

すごく人気で話題になっていた作品なのですが、今更読んでみました。
そもそも麻生先生の作品も読んだことなかったのですが
とてもすごいなぁと思いました。

重度の感音性難聴の五十鈴と、バイオリニストの十嘉。
二人の出会いは偶然で、でもその偶然の出会いから
お互いを知るようになり十嘉は五十鈴に惹かれます。

十嘉って最初から思ったことをはっきり言葉にするなぁと思ってたのですが
告白するのもはっきりと五十鈴に言い、
いきなりキスしたのは本能に従って生きてるなぁと思いました。



上手く言えないのですが、一人で生きることをずっと頑張ってきた五十鈴に
弱音を吐ける、自分の気持ちを素直に言える場所があればいいなって思いました。
同じように十嘉にもそんな場所があればなぁって。
お互いがお互いを必要としていることはわかるけど、その関係がより確信的になって欲しいと思いました。
とにかく二人共に幸せになってもらいたいです…。


今まで読んでなかったけど、読んでよかったなぁと今更ながら思いました。
続きを読むのが今から楽しみです。

1

とにかく満足度の高い一冊

ものすごい読み応え。
主役二人が何回か会うことで少しずつお互いのことを知って、距離が近しくなっていく様子がとても丹念に描かれています。
これまで二人がどうやって生きてきたのか、二人が出会ったことでどのように変化していっているのか、ページをめくるごとに理解が深まり、とても質の良い小説を読んでいる気分になりました。
これでまだ1巻なんて。続巻がとても楽しみです。

麻生先生の美しい絵柄と表現方法、それに作品世界がとてもマッチしていて、特別感を感じます。
特に、重度難聴の五十鈴の描写が秀逸。
十嘉の唇を読むために真正面から顔を見つめる様子に、こちらもどきどきします。
声が出せない分、顔の表情をオーバー目にしている、と作中で五十鈴が説明してましたが、会話する時のくるくる変わる表情と、一人でいる時の表情の違いも、人物の深みを感じました。
それから、苦手なパーティーで具合が悪くなったときの、五十鈴視点の滲んだ視界もよかったです。

3

表紙だけでもどきどきしますv

あとがきで麻生さんが書かれいる通り、
「ゆるく、やわらかい」お話。

二人の(特に十嘉くんの)緩やかな心情の変化が、
ゆっくりと丁寧に描かれていて、
五十鈴くんは、
本編でも触れられていましたが、
表情がその心の内を素直に表していて、
自分では自分の気持ちに
気がついていないんかい?と
十嘉くんにはバレバレじゃん!と、
ちょっとどきどきと見てしまいますv

今後二人がどんなふうにお互いを理解し合い、
心を重ねていくのか、
こちらもゆったりと見守りたいと思いますv

評価は、ここまででもすでに「神」!

3

必ず読んでほしい!充実感アップ

初コメントです!
ストーリー性がめっちゃよかったです。
これから五十鈴と十嘉を見守っていきます!!

2

繊細なタッチで描かれる、心理描写が秀逸です

絵柄とお話がこれほどマッチしている漫画家さんはなかなか珍しいと思います。
すべてにおいて繊細さを感じさせる絵柄と、お話の深さにそれだけで感動を覚えました。
二人の関係性を繋ぐもの、葛藤、諦め・・・いろんなものが凝縮されている物語です。ここから続く二人の話がどんな風に展開していくのか、1巻だけでもかなりの満足度に舌を巻きました。本当に素晴らしい作品です。
麻生先生の作品に触れたのは今作が初めてでしたが、他の作品もぜひ読んでみたいと思わせる世界観の美しさで、次巻も楽しみでなりません。

6

耳で聴かない音楽と口で喋らない対話

自分が当たり前にいる世界は他の人と違うし、映っているものが100%相手に通じることはなく歪曲したりする。それを理解して意思表示しないと分かり合えない。

十嘉のヴァイオリンは独りよがりなものから相手に届ける音に変わる。
五十鈴は守り続けているルーティンの生活からはみ出す十嘉の行動を想像する。

人との出会いで視野が広がるお話が大好きなのですが、それを画と言葉の細かいディテールやエピソードで情感MAXに表現されていて、読んでいるこちらも目がキラキラしてしまいます。
静かでシネマティックなお話。

この作品は男の子二人が恋心を送り合うラブストーリーでありつつ、人との対話で大切な姿勢が丁寧に描かれるところがとても良いです。
聞こえないヴァイオリンに大喜びで拍手をする五十鈴、手話や行動で伝える十嘉。馴れ合いで会話出来ない二人のむず痒さや直情が、BL的に眩しいのだけど、それだけでなくハッとさせられます。障碍者に優しくしようではなく、普段対話でちゃんと相手と向き合ってるかな、とか。

麻生先生の絵が少し苦手だったのですが、読んでみて本当に良かった。続き必ず追います。

5

2人の息遣いが聞こえてきそうな作品

 麻生先生といえばシリアスで切ない空気感、というのがイメージとして焼き付いてしまっているので、今回も構えて読み始めたのですが。十嘉は音大生として燻っているバイオリニストだし、五十鈴は耳が聴こえない人でやはりシリアス要素は大なのだけど、どこか雰囲気が常に柔らかくて穏やかというか、2人の心が少しずつ近づいていく様子が微笑ましく映る作品で、読み進めるのがとても楽しかったです。

 十嘉は自分の声も音楽もありのままを瞬時に届けることができない五十鈴と接することで、初めて他人に何かを伝えるということの本質と向き合えるようになる。今後の彼の音楽人生に、大きく影響を与える出会いになったことは間違いないでしょう。一方で五十鈴の方も、変に気を遣わずはっきり物を言う性格でありながら、根は優しく誠実な十嘉との交流を心地良く感じ始める。突然キスされても流されたりせずに、きちんと拒むところも好感が持てました。自立することを第一に考えてきた故のしっかりした性格なんでしょうね。そんな彼が十嘉と過ごすことで、少しでも他人に甘えてもいいんだと思える日が来るといいなぁと思います。

4

読んでください

天才肌のバイオリニスト×難聴のディトレーダーなんてあまりリアルな設定じゃないのに違和感なく受け入れられるのは、麻生先生の心理描写があまりにも丁寧で心に染み入るように入ってくるから。言葉で強引に設定を理解させようとせず、一つ一つストーリーの過程でキャラクターの内面を浮き出させてくれるのはさすがとしか言いようがない。
あっという間に読み終えてしまうけど、軽くはないし、次巻がまた読みたくなること間違いなし。
麻生先生の作品は、出会えて良かったと思える作品が多い。BLの枠にはめなくても素晴らしい!だけどBLだからこそ良さが引き立つと思わせてくれます。

5

読んでおくべき作品

麻生先生の作品は絵も内容も繊細で、表現されるものが細部にまで感じられるのが好きです。
今作のあらすじを読んだ時に、素敵な作品なのは間違いないだろうと思っていましたが、その通りでした。

五十鈴のひたむきさや謙虚さに触れ、難聴を抱えながらも興味のある事には好奇心を抑えきれない無邪気さを微笑ましく思いながら、いつの間にか彼の幸せを願いつつ頁をめくっていました。

くすぶっていた十嘉が五十鈴との出会いでたくさんの事柄に気づき、それをヴァイオリンで表現していく事で少しずつでも前進し、大きな才能が花開く瞬間が見たいです。
そしてもちろん、これから五十鈴の心がどう動いていくのかや、十嘉が音楽に、五十鈴の心を手に入れる為にどう頑張っていくのか、麻生先生の細やかな描写で綴られるであろう次巻がとても楽しみです。

3

まさに神作!

一冊丸々表題です。
絵柄はとても綺麗でお上手で最初から最後まで眼福です!


離島育ちの音大に通う孤高のバイオリニスト攻×難聴のデイトレーダー受というカプです。


あらすじは他の方が書かれているので省きます。


最初から最後まで作者様の世界観に引き込まれ夢中でページを捲っていました!
音を知らない五十鈴(受)が静で音を生み出している十嘉が動で正反対なのに絶妙にマッチする瞬間にトキメク。
誰よりも一人で立ち前を向きながらも他者との関係を気にかけている五十鈴の真っ直ぐと生きる姿は本当に美しい!
その反対に音を生み出して生きている筈の十嘉は自分の世界と自分が気になった音にしか興味がなくて開いた世界で生きてる筈なのにまるで閉ざされた世界で全てをシャットダウンしたがっているように生きていて天才もまた孤独なのだろうと。
個人的には音の無い世界を知らない十嘉がそれを率直に五十鈴に問いその問いに五十鈴が真摯に答えたシーンが好きでした。
知りたいでも傷付けるかもしれないだから聞かないが優しさでは無いのだろうと思いましたし言っても分からないだから説明しないと諦念するのではなく少しでも伝えようとする。
そこからきっと始まるんだろうなと色々と考えさせられます。
1巻ではキス止まりですし十嘉が五十鈴に好意を寄せるまでしか発展はしませんがそれでも本当に素晴らしいストーリーです!
そしてその物語にピッタリの美しい絵が最高で一度読んだらもう手離せない一冊です。
この先の二人がどうなっていくのか今から楽しみでたまりません!

4

上質!

麻生ミツ晃先生の漫画はホテルのアフタヌーンティーみたいな上質な時間に感じられるんですが、この作品もまさにそんな気分になりました。とにかくロマンチック。
昔に流行ったハンデのある人と健常者の恋愛ドラマのような王道さと麻生先生の繊細なタッチと心の描き方が心地よいです。続きもので本当に良かった。これを一冊で収めてしまうのはもったいないから。できればじっくり時間をかけて完結させて頂きたいです。

これから読まれる方にはセリフのないコマをじっくりとご覧になってほしいです。小さなコマに至るまでドキッとします。

2

わぁあ、、、

初めて読むタイプの題材でした。
はぁ、すごく良かったァ、、、
感情の流れに無理が無く、とても読みやすかったです。

言葉のひとつひとつが重要に感じて、何度かページを行ったり来たりして噛み締めながら読んでいました。
会話の空気感が伝わってきて、お互いを刺激し合っていく展開が好きでした。
また読み返したいと思います!

3

心震えるラブストーリー

「初めて知った こんなに心をかき乱される恋を」
帯の一文ですが私も一気に心奪われました。

音が無いのが当たり前の環境で育った五十鈴、音が全ての環境で生きる十嘉。正反対の2人なのに魂で惹かれあっていく過程に涙が出てしまいそうになります。
必死に伝えてくれる五十鈴の話を聞く十嘉のように、作中の言葉一言一句見逃さまいと丁寧に読みたくなります。言葉を濁さずストレートに伝える十嘉は絶対に心優しい少年ですよね。

読み終わったあとに2巻は続くと知りまして、とても嬉しい。もう神作な予感しかないです。

4

ゆっくり、優しい、心に染みる物語

音大でヴァイオリン専攻の大学生×難聴のデイトレーダーのお話。

才能があるが異端で、周りから距離を置かれるが、自分にはヴァイオリンしかないと踠く十嘉と、耳が聞こえない分、自立しなくてはと必死に生きてきた五十鈴。交わらない2人がひょんなことから出会い、交流を深めていきます。

五十鈴と関わることでいい方向に変わる十嘉と、まだ受け入れられない五十鈴。

1巻では十嘉からの不意打ちキス止まり。
しかも、五十鈴は告白を断ります。しかし、アピールを続ける十嘉の優しさに触れながら心が動き始めたところで次巻へ。

穏やかに進む物語が心地いいですし、難聴という設定が素晴らしく生きています。

2人の人生を影で微笑みながら見守りたい作品でした!
2巻も楽しみにしています(^^)

6

凄く好きです。ネタバレは無いです。

レビューを書くタイプでは無いのに、つい書いてしまっています。
主人公2人や周りの人の感情や考えが文字だけでは無くて全てで表現されていて、
本当にページの端から端まで、無駄な所は無いんだなと感じました。
重い話、シリアス強めでは無く優しいお話なので身構えずに読めます。
心に届く素敵なお話でした。

3

よく効く薬のような展開だった

心を洗う薬のような物語。
麻生ミツ晃先生の作品は、人としてどう生きたらいいのか、いつも考えさせられるテーマを取り上げています。
今回は、重度難聴の主人公の五十鈴歩と、バイオリニストを目指す音大生、異端の天才で孤独な壬生十嘉。

公園で行き倒れた十嘉を助けるイスズ。
トオカは、イスズの重度難聴を知らず、口の動きを見せない会話のやり取りでイスズを困らせる。
助けたのに、裸足で家を飛び出した十嘉を追っていくと、イスズは、公園でバイオリンを弾く十嘉を見付ける。
イスズは聞こえないけれど、肌に受ける振動で演奏を体感する。
・・難聴のイスズは、音楽に憧れている。

十嘉は離島出身。粗削りな独学の演奏の評価は、割れて孤立、理解者がすくない。
教授が十嘉に常に言うのは
「客観性に乏しい、自分勝手な演奏」
「伝えること、伝え合うことを深く考えなさい」
・・教授は意地悪で助言していない。「楽譜は知らない文字で綴られた手紙」だと語る教授。

これは、難聴のイスズと交流する為と、演奏の壁を超える為に、十嘉には絶対必要。この物語のキモ。
音の無い世界に居るイスズと、自分から交流を遮断して殻に籠る十嘉。

イスズと交流しだして、十嘉の演奏と音が変わっていく。
相手に意思疎通させるほんの少しの気遣い。
最初から決めつけないこと。
・・難聴の従弟を連想して、涙なしで読めなかった。感動しました。
・・続きが楽しみ。

4

圧倒的に尊い

もうめちゃくちゃ良かった!!!

なんか、なんだろ、尊いです。圧倒的に尊い。すごい。素晴らしい。
ストーリーが面白いのはもちろんなんだけど、五十鈴と十嘉が本当に大好き!
わたしの理想か?ってくらいキャラデザが好みで、二人の表情がめちゃくちゃ刺さる。
あと、台詞が良かった。
心を曝け出すみたいに絞り出される十嘉の言葉と優しくて真っ直ぐな五十鈴の言葉は何度でも読みたくなる。

何もかも尊い。これしか言えない。
すごい作品に出会ってしまった…。2巻が待ち遠しい。

4

続刊の発売がもう待ち遠しいです!!!

麻生ミツ晃先生の大ファンです。
先生の、おそらく初めて続刊があるコミックスだと思います。
これまでの作品は1冊で完結しても重厚なストーリーに大満足なのに、いったいどんな物語なんだろうと発売前から楽しみにしていました。

結論から言うと、先生があとがきで話されている「ゆるく・柔らかいお話」というのがまさにぴったりの作品でした。しかしゆったりとした雰囲気のなかにも1巻から既にストーリーにはかなりの進展があり、続刊があるにしては1巻からずいぶん展開にどきどきさせられるなあと感じました。

一方でおそらくまだ明らかになっていない秘密がすくなくとも歩(難聴のデイトレーダー)側にはありそうなので、続刊でどのようなストーリーが展開されるのか楽しみです。

1巻ということもあり、評価は萌2にしてしまいましたが、現時点で神率が高いのは十分納得の内容です。

3

ゆっくりすすんでいく

こちらのお話は最初1巻完結だと思っていましたが続きます。
麻生ミツ先生の描く絵はとても繊細ですが、お話も二人の出会いからもうすぐ恋に落ちるところまで、丁寧に描かれていて、二人が出会えたのはちょっと奇跡なんじゃないかと思えるのですが、とってもお似合いの二人です。

五十鈴は難聴のせいで少し生きずらそうだけども、子供の時から何でも一人で出来なきゃみたいな親からの教えのせいか、あまり他人に頼らないところがあって、そのせいか他人とも距離をとっている。

十嘉はヴァイオリンの才能はあるけれど、人とは違ったやり方のせいか疎まれていたりする。

2人ともちょっと社会からはみ出てるけど、それぞれ一生懸命生きている。十嘉のヴァイオリンに引き込まれる五十鈴。五十鈴が認めてくれたことが嬉しい十嘉。五十鈴のこと好きになった十嘉は最初五十鈴に拒絶されるけど、諦めないところがいいところ。彼氏は無理でもまずは友達からって。
まだ付き合うところまではいかないけれど、これからもゆっくり、ゆっくり五十鈴の気持ちが自分に向くまで頑張るんだろうな。

まだ恋の途中ですが、優しいお話です。

5

優しい時間が流れてました

ストーリーテラーの麻生先生による”至高のラブストーリー”ということで、気になっていたのですが、煽りに偽りなしの作品でした。
優しいんだけど、ベタベタした甘さのない、ちょっと緊張感のある恋の始まりが、繊細に丁寧に描かれていて読み応えがあります。続刊があるのですが、”どうなっちゃうの?ハラハラ!”ではなくて、姿勢を正して落ち着いて待っていられるww、適度な余韻が残る終わり方で、読者に優しい…と思いました。

異端の天才バイオリニスト(になる予定の音大生)とデイトレで自営している聾の青年という、正反対の世界に生きる動と静の2人が偶然の出会→”また会いたい”→”もっと会いたい” のプロセス、2人のコミュニケーションがとーーってもエモいです。お互いの世界を知らないもの同士だから、それぞれが示す態度はそれぞれにとって新しい世界を見るようなものなんですよね。しかも、これ両者の視点があるから、両方の見ている世界や彼らの今に至る背景もすごくわかりやすくて、だから2人がそれぞれのミッシングピースなんだな、、と違和感なくラブにもっていけます。

お気に入りの場面は、五十鈴→TOKAに「君は 少し、優しくないから」、TOKA→五十鈴に「五十鈴といると 視界が変わる」というところ。萌というよりは、ハッとさせられるような印象的なシーンがたくさんありました。そして、五十鈴の表情が可愛い!!完結巻で、”神”になると思います…。

4

ピュアな恋愛を楽しめそう!2巻楽しみ!

攻め様も受け様もお互いピュアです。
その雰囲気が、漫画の絵ととても合っています。
難聴の障害を抱えた受け様なので、両者の会話もゆっくりで、読み手も絵とストーリーをゆっくり読んで楽しめると思います。

7

柔らかく優しくゆっくり

難聴の五十鈴歩(29)の手話やモノローグは、まるでモノクロの無声映画のような始まり。
音大生のバイオリニストの壬生十嘉(19)は、まるで群れるのを嫌い馴れ合いを嫌う異質さに才能はあるのに孤立している。
音の無い世界と音が有り過ぎる世界の二人が出逢い初めて、物語に不協和音が響きだす。
物語はゆっくり進むのに何故かハラハラドキドキするのはきっと不協和音のせいだろう。
二人の心と距離が縮まる時やっと音が協和音を奏で始めるが、、、、、。
2巻を、続きが気になる。

5

組み合わせちゃヤバいやつ。

私自身、五十鈴と同じ重度の感音性難聴を抱えてます。
あらすじを初めて読んだ時は組み合わせちゃヤバいやつ持ってきたな〜。と思いました笑
重度の感音性難聴×孤高のバイオリニストって...。
本来なら交わすことの無かった関係。
自分だったらテレビで歌番組が流れてたらサッとチャンネルを変えるぐらい。

とうかくんの聞こえないってどんな感じだ?の質問、私だったら聞こえるってどんな感じ?って質問返ししてたと思う笑

何もかも正反対だった2人が初めてお互い未知の世界を知って徐々に心を通わせて距離を縮める話。私だったら興味津々で楽譜や音楽の本をパラパラとめくって読んでたかも。

五十鈴の視点の描写も凄く共感しました。
健常者の世界で自分1人だけ置いてかれてる視点とか声は出せるけど発音が悪いから頑なに発声しない所とか。
それを聞きたい!!ってとうかくんが押し倒すのもキュンとしました。

聴覚障害を題材にした漫画は少ないのでこういうテーマを扱ってくれるの嬉しいです!

次巻も楽しみにしてます!!

13

言葉にならない

読むといろんな感情が溢れてくるのですが、それを綺麗にまとめようとすると、この作品の魅力が薄れてしまうような気がしてしまう。
それくらいには雰囲気があり、様々な感情が織り込まれたお話でした。

続刊もので1巻だと物足りないなあと思ってしまうことがあるのですが、この作品はそんなことはありません。
もちろん、先が待ち遠しくて早く読みたい気持ちはあるのですが。
1巻だけでもあまりに完成されすぎていて、満足感を得ることができます。

なにもかもが正反対だった2人が、徐々に心を通わせて距離を縮めていく様子。
息をひそめて見守りたくなります。
少しでも音を立ててしまえば、離れてしまいそうなまだ危うさのある2人。
今から続きが楽しみです。

7

素晴らしすぎる!以外に言葉が出ない

あなたを知りたい
あなたに知って欲しい欲しい
あなたが欲しい
恋とはこのプロセスを辿るならこのお話しはそれをじっくり読める醍醐味に満ちています

恋をしようと思わない相手だったのに
彼らはこの道をゆっくりと手探りで進んでいます
耳が聞こえない五十鈴と音が相手に伝わらず苦悩しているバイオリニスト十嘉との出会いから少しずつ変わっていく気持ちと関係の変化の過程がじっくりと描かれています
しかもその変化のタイミングは二人一緒ではないのは当たり前で
二人に別々に起こる気持ちの変化を繊細に細やかに
でも冗長ではなくこの長さでまさにピッタリと思う流れで読める…漫画のリズムと自分の心臓の音がぴたりと重なって二人の心臓の様にドキドキできる幸せを感じました

先生の筆致は益々磨かれガラス細工の繊細さに季節の空気まで書き込んでいる水彩画のような情景が重なります

素晴らしい!
という以外の言葉が出ない!


ここで続くんですか⁉︎
と続きが読める喜びと待つ事への悲鳴も上げずにはいられません‼︎‼︎

10

内容ぎっしり超充実!!

一話が終わるたびに内容の充実度を実感し、詰めていた息を吐きたくなる感じがありました。作者さんが折り返しで宣言している通りゆっくり進むお話で、一巻が終わった時点では表面上は一方通行の片思いです。
難聴の投資家と孤立する学生バイオリニストのお話。10歳の年の差はあまり感じず、五十鈴が対等な友人関係を築こうとしているのが良かったです。
五十鈴はとにかく表情が魅力的で惹かれるキャラでした。セリフ・モノローグが何も書かれていない場面が多くて、そういうときは感情を全部表情で伝えてくれているみたい。これって漫画にしかできないスゴイところで、視覚にダイレクトに訴えられると弱いです。儚げな笑顔に勝手に涙を誘われました…。
あと聴覚障害は先天性か後天性かで、かなり本人の認識も悩みどころもできるところできないところも変わってきますが、そこがちゃんと描かれていたのが良かったです。キャラを理解する上で欲しい情報をちゃんとくれる快適な読書は最高です。
相手役の十嘉は五十鈴と出会ってみるみる成長していくのが分かり、それだけでも感動します。依存というより縋り付くような片思いで、全力で応援したくなります。指と首の刺青?の理由は今後明かされるんでしょうか。
描き下ろしでは五十鈴から十嘉への矢印はすでに出ていそうな雰囲気で、次巻への期待が高まります。ぜひ最後まで見守らせて欲しい作品です。

14

まさに至高のラブストーリー

ずっと楽しみにしてました。麻生先生はやはりすごかった。めちゃくちゃ感動しました。一生懸命お互いの言っていることを理解しようとする様にもう胸がいっぱい。これが本当の「会話」ですよな・・。感動しすぎてもう何も言えない・・台詞のないシーンからいろんなことが伝わってくるこの画力。何度も読み返しながらじっくり次巻を待ちます!

7

ネタバレ注意!

 偶然出会った五十鈴と十嘉。ふたりがゆっくりと近づいていく様子がとても微笑ましく読後とてもあたたかい気持ちになりました。

 感音声難聴で音が聞こえない五十鈴はとても表情豊かで、十嘉のバイオリンに目をキラキラと輝かせている様子がとても印象的でした。また、誰にも頼らず努力を惜しまず、ひたすらに頑張る姿が美しくも少し心配になるほどでした。

 十嘉は五十鈴と出会い、本来のバイオリンが大好きな気持ちを思い出し、聴く人に(五十鈴にも)伝えようとどんどん前向きに変わっていく様子がとても印象に残っています。

 十嘉がらあまりにも真っ直ぐで少し強引なので五十鈴は驚いたり一歩引いてしまうところもありますが、十嘉だからこそ五十鈴のピンチを救えたし、本当の心の拠り所になっていける気がします。まだまだこれからゆっくりと進むふたりの今後がとても楽しみです。

8

見事としか言いようがない

麻生ミツ晃先生という事で期待はしていましたが、予想以上に良くて見事としか言いようがなかったです。

一巻なので十嘉が五十鈴に気持ちを伝えただけで、しかも五十鈴は一度は断っているのでラブ度は無いです。それでもゆっくりとお互いが近付いて行って、大切な存在になって来ているのがほのかな甘さになって何とも言えない魅力になっていました。

そして五十鈴は重度の感音性難聴なので言葉が無い代わりに、一つ一つの表情が印象的で目が離せないんです。

またそれぞれの生い立ちにドラマがあって、彼等が何を抱えて生きて来たかを知るのも感慨深い思いがありました。

十嘉は五十鈴と出会う事によって音が変化して、五十鈴もまた寄りかかれる存在が出来た事に安堵するのです。

ゆっくり丁寧に進むお話で、彼等がどんな風に関係を深めて行くのかがとても気になりました。早くも次巻が読みたくてしょうがありません。

5

さすが麻生さん

優しくてゆっくり体と心が寄り添ってぴったりくっついていくような恋
ページを行ったり来たりしてセリフや表情をひとつも漏らしたく無い気持ちになります
続きが楽しみです

6

表情1つ見逃せない

先生が後書きで「ゆるく、やわらかいお話」と描かれている通りの内容でした。
ゆっくりと着実に近づいていく二人の恋物語。
愛おしくて優しい気持ちになれます。

難聴や手話を扱った題材ってすごく難しいと思うんですが、さすが麻生先生としか言えない。
展開も構成も違和感なくすっと物語に入り込めます。

キャラも良かったです。
五十鈴の真面目で努力家な性格はとても好感が持てます。
喜怒哀楽が分かりやすくて素直な反応が見ていて愛おしいです。
何より、普段は聞こえない分大げさに表現してるみたいですが、その分十嘉を意識しだしてからの無防備な反応のギャップがたまらなく可愛い!!

五十鈴が十嘉を意識しだして二人の関係性が進展しそうな所で終わってるので続きもとても楽しみです。

4

すばらしい!!好きっ!!

もう〜何から書いたらいいものか…すばらしすぎて何も言えねぇ状態です。

まだ1巻だけだけど、もう神です!!
こんなの神です!!(キレ気味w)

そでに先生のお言葉「ゆっくり優しく進む」とあったので、そうなのね〜とのんびり構えていたら…とんでもない!!

2人が出会ってからの、空気感、距離感、やりとりにきゅんきゅんしまくり。
それぞれハンディや事情はあるけど、まだそんな感動する場面でもなかろうに、私はずっとドキドキうるうるしてしまって(ちなみに私は涙腺かたいので珍しい)

で、あとがきを読んだらば "雰囲気のある漫画" "2人の男の子が〜一緒にいる空気や場面〜"とあり、さもありなん!!と膝を打ちました。

だって、まさに私がBLで見たいもの…好みのB2人が並んでいるだけで絵になる、萌えるさまが見たい…を描いて下さっているんだからぁぁ〜〜(大歓喜&感涙)
そりゃ、刺さる、ハマる、感動するわ〜と大興奮です。

本編は2話までで、もうダメでした。
2人のやりとりが良すぎて。
距離が近いのも…萌えないでいられるか!!てキレそうになるくらいでw
十嘉が五十鈴のアコを持つとこーーーー!!

耳が聞こえない五十鈴。
バイオリニストの十嘉。
音に対して真逆な立場の2人。
そんな2人の会話、お互いを知ろうとする、理解しようとするさまが尊くて(涙)

十嘉が子どもみたいに五十鈴に心を開いていくだけでも萌えなのにあーた!!
あんな素直に告白するなんて!!
五十鈴に触りたいと、すぐ手が出るし、守ろうとするし、これはいい攻めですよ(決めつけ失礼)

先生がツイッターで早く2人のいちゃいちゃを描きたいと呟かれていて、めちゃくちゃ期待値上がります!
すんごい萌え爆弾。破壊力が凄まじそうで。

もう良いとこ、好きな場面、たくさんありすぎ、何なら全部なんですけど。

2人の距離感、空気感が最高(それはもう書いた)

で、音、言葉の使い方がすばらしい。

ストーリー、キャラ、魅せ方、テーマ、セリフ、絵、コマ割り、10歳差、身長差、性格の違い、十嘉のイケメンっぷり…全部最高です。

もう何をどう書いたものやら支離滅裂ですみません。もうわかんないのでw
とにかくすばらしい!!
2巻が楽しみすぎる!!
またこんな作品に出会えてうれしい!!
先生ありがとうございます!!という気持ちです。

8

愛と優しさで紡ぐ奇跡の物語

『リバース』に続いて読んだ麻生ミツ晃先生の作品です。

音大のバイオリニスト 壬生 十嘉とデイトレーダー 五十鈴 歩のお話。

毎朝、7時に起床しジョキングするのが日課の五十嵐。
今日も公園をジョキングをしていると道端に転がっている靴を見付けました。
五十鈴が辺りを見回すと茂みの中に倒れている男性が…。

聾学校から大学へ進学し、勉強とバイトを両立させ、個人投資家になった五十鈴。
重度の感音性難聴のため、幼い頃から人の何倍も努力してきました。
1人で立って、1人で生きていけるように、と。
しかし、同時に、人に甘えることも、誰かに頼ることも出来なくなっていました。

――壬生は異端。
英才教育が基本のクラシック界で正当な音楽教育を受けていない十嘉。
離島で育ち、弾き方は動画、音はCD、楽譜も読めないまま独学で覚えました。
基礎が出来ていなく粗削り…だけど、誰とも似てない演奏をする。
周囲の羨望と妬みが渦巻く中、誰とも馴染めない十嘉の音楽と心は孤立していました。

本当なら出会うはずもない2人。
公園で倒れていた十嘉を自宅に連れ帰ったことで、五十嵐の運命も大きく動き出します。
なぜ、五十嵐は警察や救急車を呼ばなかったのか?
…それは、意識を失った十嘉がバイオリンケースを大事に抱えていたから。

麻生ミツ晃先生の丁寧で繊細な絵柄と心理描写で、今作も感情が揺さぶられる素敵なラブストーリーに仕上がっています。
全てのコマとセリフに意味が込められていて、無駄が一つもありません。
音が聞こえない五十嵐の生活から十嘉が奏でるバイオリンの音色まで…麻生ミツ晃先生が細部にまで心を込めて描かれたことが伝わります。
本編は、どうぞネタバレなしでご覧ください。
優しく、切なく、そして、あたたかい…全てが正反対の2人だからこそ、お互いをわかり合える。
ゆっくりと進む恋の行方を見守れます。

このお話には、当て馬は登場しません。
脇キャラとしては、五十嵐の大学からの友人 哲、十嘉のバイオリンの講師 オベール先生が登場します。
うーん、脇キャラも個性的で良かったな。

Hシーンは…ありません。
一方的ですが、キスはしますよ。
でも、描き下ろしの最後で、この先の2人を予感させる場面が‼

描き下ろし『翌朝のこと』
本編のその後のお話。
五十嵐が目を覚ますと、十嘉がソファで眠っていて…。

「音のない世界」に生きる五十嵐と伝えることを知らないバイオリニストの十嘉。
一番遠くにいるような2人が偶然に出会い、相手を知ることで、本当の自分に向き合おうとします。
相手に気持ちを伝えること…それは、簡単なようでとても難しい。

続編では、どんな展開が待ち受けているのでしょうか。
はぁぁ、気になって仕方ありません(泣)
五十嵐と十嘉の気持ちが重なり合い、2人だけの言葉を紡いで欲しい…。

“心震える至高のラブストーリー”
ウラスジに書かれているサブタイトルも読めば納得の1巻でした。
単巻ではありませんが、ぜひ多くの方に読んで欲しいおすすめの作品です。

5

ゆっくり恋がはじまる1巻

作家買いです。

シリアスめが多かったり、他の方も書かれている通り、不幸受けイメージの多い麻生先生作品。ですが今回は「恋愛を描きたい」とおっしゃられていた通り、恋がとても丁寧に描かれています。

伝える方法、響き方、気持ちの表現、言葉選び、どれもが繊細で美しい。

孤立する音楽家と難聴者。障碍がある作品は、どうしてもどこか暗くどこか辛い恋のお話になりそうなイメージですが、麻生先生のこの作品は、それより「恋をすること」「伝えることと、伝わること」その主軸がしっかりあるので、とてもあたたかい気持ちで読めました。
音になっていない言葉の表現が色々あるのも良かったです。

五十鈴(受)の表情が可愛くて、十嘉(攻)の行動がある意味とても素直で若くて良い!!

読んでいるうちに、表紙のイラストの攻めの表情の意味が分かり…キュンキュンしました…!

早く続きが読みたい…!!!

5

なんで上下とかで一気に読ませてくれないんだよッツッ!

麻生さんの不幸受けがたまらなく読みたくなる時があって もれなく作家さん害です←買いです(怒)

そのくせ やっぱりお話によって苦手がでちゃうんですよね
※ うちの友人は 読んでるうちに顔の見分けがつかなくなってくるし 暗い雰囲気が苦手と宣う ←ので 毎度コテンパンにやっつけるw


重度難聴者と伝える事に躓く異端の音大生

音のない世界で生きるのに大切なのは 伝える事
求めるものもないまま流され辿り着いた世界の鈍色の空気に 上手く息を吸うこともできず自分の重みで沈んでいく日々 そんな中で出会った彼を知りたい 彼の住む聞こえない世界を理解したい たったそれだけの事で変えられていく傲慢な音


珍しく明るい? いや 違うか 
もって生まれたもののせいで強くあろうとする そのくせ 傲らず穏やかで 優しくて無類の努力家 そんな彼との出会いで息の吸い方を覚えていくような 燻ったものから救われていくような高揚感があるから 明るく感じる?



聞こえないからこそ相手を見る 見ているから寄り添うことができる 互いが持ち得なかったもののお陰で得るもの

五十鈴が飲み込んだ恐怖と 吐き出した文字
引かれた一線に友達の許す範囲で 彼の内側を逃さず受け止めようとする十嘉

まだまだ話は序盤 向けられた好意を意識し始めたところ


気になるのよ 最初からずっと気になってるの
十嘉の左の指と首元に見え隠れする痣


もぉぉぉぉお なんで上下とかで一気に読ませてくれないんだよッツッ!

相手によって乱される心も 小さくできた何かの種が次にどう育つのかも 全部気になるところで終わるのズルい ( ノД`)シクシク…


周りの騒音を遮断するようにつくられるふたりだけの ちょっと苦しくてもどかしい世界

いやもう 麻生さん流石

んんんんんんん これは久しぶりにドはまりする予感 ?

2

「伝えたい」「理解したい」が刺さる(;///;)

この言葉を使うと敷居が高くなりそうで
個人的になるべく避けてたけれど敢えて言いたい。
というか出だしはこの言葉しか浮かばなかった。

さすが麻生作品だなぁ…、と。

まだ1巻なのにすでに圧倒されました(;///;)
胸の中の情緒がグワ~~ッと竜巻みたいになってる。

作中の言葉を少し引用させていただいて…
「よく分からないけど」
「分かりたいと思う」
何気ないこの言葉がとても印象的でグッときました。

これってコミュニケーションの第一歩ですよね。
出来る限り正確に感情を言葉にして、
大切な相手に伝えたい。大切な相手を理解したい。
でも感情を言葉にして伝えるのってホントに難しい。

【言葉】と【感情】と【伝える】が丁寧に紡がれる作品でとても良かったです…!!


さてさて。

受け:五十鈴 は難聴のデイトレーダー。
難聴だからこそ1人でなんでも出来るように教育され、
他者の手を煩わせず生きていくことが五十鈴のライフスタイルになっています。

友人達は五十鈴を"努力家ですごい"と褒め称えるけれど、
この言葉に五十鈴の中では僅かに軋む心がありました。
けれど笑顔で流して気にしないようにしています。

攻め:十嘉 は音大で孤立しているバイオリニスト。
幼少期から英才教育が当たり前のクラシック界において、
ごく普通の庶民で独学で音楽を身につけた十嘉は異端視されて浮いています。

本格的に音楽を学ぶようになって十嘉の耳に入るのは妬み嫉み混じりの罵詈雑言。
大好きな音楽はそこにはなくて、バイオリンも自分も見失っている最中でした。

難聴の青年と、音を奏でる青年。
偶然の出会いが化学反応を起こしていく温かなストーリーです。


一番の感想は、
【言葉】と【音】の絡め方がすっごく刺さった…!

周囲が否定的な言葉を投げてくる十嘉の音楽を、
聞こえないハズの五十鈴だけが目を輝かせて聞く。

このシーンの五十鈴がすごく印象的でした。
全身で楽しさを伝えて、満面の笑みで拍手を送る姿。
周囲の罵声と五十鈴の表情のギャップで泣きそうになる。
悲しいような切ないような気もするし、
五十鈴が純粋に喜んでるのが可愛くてキュンともくるんですよー(;ω;)

そんな五十鈴と接する時間が増えるほど、
十嘉の尖った心が少しずつ安心を覚えて丸くなる。

音楽が大好きなのに"音"に苦しんでいた十嘉は、
音がない五十鈴の言葉がストレートに心に響くんですね。

そして呼応するように五十鈴の言葉や心をシッカリと"見る"ようになる。

頼るのが下手な五十鈴の僅かな心の揺れを
十嘉が見逃さないようにしてるのがめっちゃイイ!!!
五十鈴を見て、感じて、理解したいと耳を傾けてね。
言いかけたまま飲み込む言葉も出すように促してね。

十嘉はそれほどまでに五十鈴に心を奪われるんですよ。
苦しんだ心を包み込んでくれた五十鈴にもぉぉベッタリ!

で、十嘉の物言いは一切遠慮がないんですね。
思ったことをそのままバーンと言っちゃう。
例えば五十鈴の障害についても変に気を使うことをしない。

それは五十鈴に新鮮な驚きと心地よさを与えました。
なんでも思ったことを口にする十嘉に合わせて、
五十鈴も出来るだけ正確に伝わるよう言葉を尽くすんです。

友人たちには言えない本音を
十嘉にだけは話せるっていうのがジーンときました。

そりゃ十嘉が心揺さぶられるわけだよっていう(;///;)
だって五十鈴も真剣に気持ちを言葉にしてるんだから伝わらないわけがない…!

甘え下手・頼り下手・孤独・どこかあいた穴。
これらは十嘉と五十鈴に共通していた箇所で、
2人が出会って隙間が埋まっていくのがグッときました。

また萌え的部分では、
一緒にいる時間は寄り添っているところがイイッ!!!
感情を正確に伝える為に目と目を合わせて会話し、
いつでも話せるように常に手の届くの場所にいる。
皮肉にもハンデがあるからこそ対話が丁寧に行われるんですよね。

距離感と関係の詰め方にドキドキしました(∩´///`∩)
まだ恋人未満なので2巻が楽しみで仕方ないです…!!!

19

ヤバい(神過ぎて語彙力消失中)

作家買い。
麻生さん作品でタイトルに「1」って振られてて、え、続き物?長編?と思ってテンションが上がりました。麻生さんの新刊は「音」を軸にしたお話です。





感音性難聴のため、音のない世界を生きてきた五十鈴(いすず)。
バイオリニストとしての才能にあふれ、けれど自身の音を見つけきれずに悩む十嘉(とうか)。

生きる世界も、性格も全く異なる二人が、倒れていた十嘉を五十鈴が助けたことで関わることになっていく。

難聴というハンディを抱える五十鈴は幼いころから一人で生きていけるようにと育てられてきた。そのためか人に甘えることが苦手でしっかりしなくてはならないという意識が強い。そんな彼はある日公園で倒れていた青年を見つける。慌てて自宅に運び介抱するが、目を覚ましたその青年・十嘉は持っていたバイオリンを「メシ代」の代わりに置いたまま家を出て行ってしまう。

バイオリンを手に途方に暮れる五十鈴だったが、すぐにバイオリンを返してもらうべく十嘉が戻ってきたことで二人はやり取りを始めることになるが―。

五十鈴はデイトレーダーとして生計を立てている自立した男性。
片や十嘉はバイオリニストとしての道を模索中の若き青年。これだけの関係なら、人生の先輩として、五十鈴を道しるべにする十嘉、というお話になるのかも。とがったままの十嘉が、温厚で人懐こい五十鈴に懐き、ワンコのように恋をする、というお話に。

けれど五十鈴は難聴というハンディを持っているためにそこにとどまらない。

二人がそれぞれ抱えるもの。
持ってるもの、持っていないもの。
そして、すれ違う想い。

もう、さすが麻生さんというストーリー。
甘々なだけでも、優しいだけでも、痛いだけでもない。それらすべてが素晴らしいバランスでミックスされた、そんなストーリー。

そこに十嘉が五十鈴にまっすぐに向けるひたむきな愛情が加わることでBLとしての萌えが一気に滾る。読んでいて引っ掛かりがないんですよね。え、どうして急にそうなった?という部分がないっていうのかな。

五十鈴も十嘉も、すごく応援したくなる男の子たちなんです。
一生懸命で、やさしくて、お互いを大切にしていて。人に頼ることを良しとせず、自分の足できちんと立とうとしている。

「音」が少ない世界で生きている五十鈴。
「音」を紡ぐことで自分の世界を広げようとしている十嘉。
けれど、「きこえる」っていったい何なんだろうな、と思わせられるお話です。
伝えたい、その想いが一番大切なのかも。

麻生さんの繊細な絵柄がまたこのストーリーに合っていてじんわり心に染み入ってくる。

麻生さんて、ちょっとしたしぐさとか表情で登場人物たちの心情とか内面を読ませるのが凄くお上手なんですよね。十嘉がバイオリンを(弾くことを)手放したい、けれどバイオリンが手放せない、と思う葛藤とか、五十鈴の常に他人を慮り自立しようとする心情とか、そういったものが怒涛の勢いで流れ込んでくる。そういった細かいところまでパーフェクト。

文句なしの神作品。
あー、続きが待ちきれない!正座して、次巻の発売をお待ちしています。

11

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