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yoiyoi monologue
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
彼氏が欲しくて寮のある男子校に入学した詩音。
中学の時の友達からは詩音は可愛いからすぐに彼氏ができるよ、と言われていたけれど、入る部活入る部活ついつい才能を発揮して有力選手になってしまい本来の目的が果たせず退部する日々。今度こそ、と映画部に入るものの、というお話。
この「彼氏つくるぞ」という意気込みと、ホッケー部でも野球部でもこの人かっこいい、付き合いたいと思いつつ、自分がトップアスリートになってしまうというズレが面白くもあり、うざくもあり。
高校1年生って、少女マンガに描かれる絵に描いたような高校生活に憧れるあまり、振り回される部分も無きにしも非ずなので、ここまで極端ではないにしても気持ちはなんとなく分かる。
そのなんとなく分かる、というところをよすがに頑張ってページをめくっていきました。
彼氏欲しい、という意気込みもちょっとアレでしたが、どうにか礼先輩とつきあうことになって、顔がいいからOKと浮かれるところも結構アレでした。
ただそれに輪を掛けて礼先輩が人智を超えた変人(でもすごいクリエーター。つまりは紙一重)なので、キャピキャピふわふわした詩音が気の毒にもなり、映画部で一生懸命なところも見て取れて、気が付いたら詩音を応援していました。
ふわふわして元気だけど、一方で落ち込みやすくて繊細。誤解されやすくて、でも頑張り屋。よいところがだんだん見えていきました。こういうところ、じゃのめ先生はお上手だなあと思います。
それと、詩音の同室の桐人がとってもいい子で、MV撮影に同行させてもらえて良かったなあとほっこりしました。
映画部の面々は相変わらずで、面白く濃く独特で、でもみんないい人達。
本当にいい学生生活を送ってるなあと眩しく感じます。前のレビューでも書いたような気がしますが、大人になって高校生の時を振り返った時に、すごくいい思い出として宝物みたいな時間に感じるのだろうなと思います。
前3冊の2CPの状況はちらっと程度ですが、仲良くやっているのが窺えるのがよかったです。
映画部新入部員、詩音は、恋に恋する1年生。元・副部長の稲葉 礼先輩となりゆきでいきなり付き合うことになってしまい…
黄昏アウトフォーカスのシリーズで3カプ目になります。ここにきて礼先輩の登場、どんな人なのか明かされます。ずっと登場はしていたんですけどね。
才能溢れるけれど実はクズな部分もあって、でも素敵な人でした。かっこいい。
眼鏡を取ると…王道です。
恋に恋する詩音くんは可愛いけれど好みが分かれるところかなぁ。トラブルメーカーな部分もあるけれど、根は真面目で純粋ですごく可愛い。
単体でも読めますがシリーズで読むとより楽しめると思います。
先生の絵は本当に美しく、どのカットを見ても見惚れてしまいます。
部活、男子寮、恋に友情、甘酸っぱいものが詰まってます。詩音くんと同室の友達の友情も個人的にはすごくよかったです!恋愛だけじゃないのもこのシリーズの魅力かな、と思います。
いやーー、いいよ!
可愛い後輩来ちゃったよー!
全力おバカだけどなんでも一生懸命な後輩くん。
良いキャラしてんだよなぁ〜
そして、稲葉先輩ってこんなイケメンだったけという衝撃。
シリーズの中で唯一ストーリーの進み方が違って、ポイントになるシーンはドラマティックに!映画のようというよりは、勇気や元気をもらえYouTube動画の様なドタバタ感があって面白かった!
一生懸命な後輩・詩音くんを軸に進むのですが、思ったこと口に出しちゃうから拗れないで進んでいくのお話はね、でも、先輩がどクズだから詩音の思いを受け流すではなく、届かない。
それでも稲葉先輩にぶつかっていくのです。
猪突猛進イノシシ受なので、そうしているうちに稲葉先輩も気になってきちゃう!!!!
走り回ってたと思ったら居なくなったり、泣いたり怒ったり見てて楽しくなっちゃうからそうなってきたら詩音のペース!
稲葉先輩はさ、シリーズの中でもちょいちょい言うこと男前でカッコいいなと思ってたんだけど今回はひと味違う。。。
好きだって気づいたら突然態度が甘々で人たらし感が半端ない!そこがまたいい!
皆が大好きな可愛らしい受ちゃんです、多少クネってるのはご愛敬ですね。
攻めがサブカル男子で一見気が合わなそうなのですが、最初はただの口約束でいいからと付き合ってくれます。とても健気だし、相手もいい人ですね。
ただこの受ちゃん結構色んな問題をおこします、口も態度もあまり良くないしPV映像のアシスタントに選ばれた時は友人を推す始末。
はっきりいってどっちにも失礼なのでやってはいけない事だと思います。
受ちゃんは素直なのでそれを反省し仕事に邁進、痺れを切らしたサブカル先輩にも言い寄られてはっぴーえんどです、良かったね。
さすがに神評価高いのわかる!面白かったです。
何よりキレイな表紙に目を奪われました。
青春ラブコメBLでしょうか?
詩音がとても良い!彼氏ほしいとイイながらも何事にも全力投球で結果的にテッペン取ってるとこが、すごいカッコいい!じつは超ハイスペックなんだろうか
曲者先輩稲葉さんドクズそうにみえて実はコミュ障なの?マイペースなの?デリカシーないの?ってくらいつかみどころなくて、でも最後は詩音にメロメロになるとこが良かったです。
あと九条くんがイイ味出してて思わず応援したくなりました。
シリーズ化してるのですね。面白かったので次回さくも読んでみようと思います!
映画部シリーズから知り、なんだこの面白さはとどんどん作者さんの作品の雰囲気に魅せられて、今では過去の作品にも手を出し始めました。
この映画部シリーズ3作を拝見した結果、一番こちらのカップリングに沼ってしまいました。
なんといっても主人公の受けの子が最高に可愛いのに中身が最高に男前。
序盤は彼氏が欲しいと周りを若干困惑させるものの、その潔さが一層すがすがしいですし話を進めるごとにどんどん彼の良さが出てきて最後はなんて男らしいんだと感嘆しました。
一方攻めの子はビジュアル最高か!?からスタートしていっての途中からわかる(いい意味での)クズ感が受けの子の影響で徐々に振り回されていく姿がまた可愛らしくてこの二人まさにぴったりだなと思いました。
絵もおしゃれで構図や魅せ方にもとても工夫があって終始見ていて飽きが来なかったのと、やっぱり後半初夜の眼鏡のシーン、あそこで射抜かれました。
何度も読み返したいと思えたこの作品に初レビューを捧げます。
[黄昏アウトフォーカスoverlap]を飛ばしてシリーズ4作目のこちらを先に読んじゃった。
宵々モノローグドラマCD化が発表されて1作目から読み始めてやっとお目当ての作品に辿り着きました。
2作目の仁×義一カプが1番好きなんですが、この2人はどうでしょう?
見た目ギャル感強い主人公の詩音くん、高校を全寮制男子校にしたのは初彼氏作る為!って少女漫画のヒロイン的な。。。
自己紹介で「映画に興味ないけど、それなりにやります、彼氏が欲しくて入部しましたー♡」って馬鹿正直に言っちゃう。おバカ主人公だなー、こーゆーとこもラブコメヒロインな感じする。
そこに、恋愛フラグ悪態つくヒーロー登場。
元副部長、稲葉 礼から「やめた方がいいよ、映画部。彼氏なんて100%出来るわけない」って言われておこな詩音くん。
これ、最初なんてヤツ!アイツなんて大っ嫌い‼︎からの恋に発展ってモロ少女漫画やんっ。
じゃのめ先生のこのシリーズ、
3組共それぞれにモチーフがある。
1作目は映画、2作目はBL漫画、
3作目のこちらは、少女漫画。
とっても良く出来てる。
各話始まりがポエムな詩音くんの一人語りなのも、いにしえの少女漫画っぽさある。
2人が結ばれる(正にこの表現がピッタリ!)シーンも少女漫画的に感じました。
振り向いてくれないツレない彼氏が、後半ヒロインに夢中になる感じ王道中の王道で安心感ある。
それでいてベタな感じじゃなく面白く読ませてくれるじゃのめ先生の手腕に驚きました。
恋をした事ない、仁以外の人間に興味持った事なかった礼が、自分の気持ち気付くシーンとっても良かった。(仁が義一とこっそりキスしてるとこ見ちゃうのもサイコー!)
おバカ主人公ってイラッとさせられる時もあるけど、詩音くんは可愛げがあって憎めなかった。
どの部活もハマらなかったのは、器用貧乏で何でもそれなりにうまく出来てしまうからってのもあったんだろな。映画部は、それこそチームワークが大切だから今までとは違うかもね。礼が評価されてる雑誌見ながら悔しがってたし映画制作、ハマれる世界だといいね。
ところで、中学の友達の女子達に自慢したいっていうてたのはどうなったんだろ?
高校別になって自分の世界が出来てお互い興味無くなったんかな?自慢するなんてくだらんなと詩音くんが思ったんならいいんだけど。
小冊子のストーリーは、3組らしいお話でキュンとさせられました。みんな可愛い恋してていいな。
素直なのが1番だよ、うん。
詩音、礼、桐斗への映画部PRインタビュー面白かったです。
質問誰が考えたのか透けて見える感じとか。
この先もまだまだ続いてくれそうな大好きなシリーズになりました。
ドラマCDも楽しみです。
映画部のシリーズは全て読んでいたのですが、サンプルをみて、受の子が微妙かと思って躊躇してましたが、早く読めばよかったです!
いちばん好きなカップルになりました。
受の詩音がとにかく可愛いし、いい奴です。
顔は可愛い美人、運動神経抜群、真面目で優しく、スパダリ系受くん。
じゃのめさんの画風は好みがあるかもれませんが、めきめき画力アップされてますよね。
アングルが独特で、でもこんなに躍動感、風を感じる作家さんも珍しいと思います。陰影の付け方や、それに漂う空気や季節も凄い表現力だと思いました。
あと瞳の描き方!
萩尾望都さんを思い出すような少女漫画ちっくな感じでもありますが、やはりこの作家さんの個性もあり、目で感情が語られるような感じがします。
本作の礼先輩と詩音くんの続き(甘々)も希望します。
とにかく男前×美人で、ビジュアル美しい〜!
最後になりますが、ストーリーはもちろん素晴らしいです。
次作も楽しみです。
大好きなキャストさまでのドラマCD化ということで、今から期待大♡
有名な作者さまですし予習に、と軽い気持ちで今朝kindle購入したのですが...
は...っもうこんな時間...私はいったい...!?!?
と午前中のタスクがぶっ飛ぶくらいには、夢中でじっくりと読み込んでしまいました。やるべきことは終わらなかったけど、とても心は満たされている、悔いは無し!
つらつらと私事をすみません。
さらに懺悔しますと、絵柄のオシャレさから「雰囲気漫画かな」と軽く見てしまった自分があまりにも恥ずかしい...!!(ごめんなさい!!!)
オシャレだしお顔がイイのですが、ちゃんと泥臭いというか血肉が通っているキャラクターたちなので、物語に引き込まれちゃいます。
フワっと夢見がちな尻軽チャンかと思えば、実は健気さ溢れる詩音と、
クールで無頓着なようでいて、実は好きな人には執着・溺愛系じゃないか...という礼先輩。
関係性が深まってゆく過程で、しっかりと学生生活ならではのエピソードが効いていて、青春も恋も楽しめる素晴らしい作品です。
そして読後、なるほど納得のタイトルですね。
メインキャラだけではなく、周りのキャラへ対する作者さまの愛情をとても感じたのが印象的でした。
シリーズの存在は存じ上げておりましたが、なるほど愛される理由が納得!!
シリーズ他作品も読んでみたいと思います。
なるべくkindle派ですが、紙でじっくり楽しみたい繊細な表情描写、素敵な絵柄なので、買い直そうと思っています...^^
攻めで先輩でもある礼の性格がとにかく独特でした。リアリティがないわけではなく、こういう人いそうとは思うものの、創作に取り入れるにはちょっと難しい性格というか、BLに取り入れるにはさらにハードルが高いような性格なんですよね。一言で言えば、掴み所がない。本人は興味のあることには真面目に取り組み、自分にとって大切な人は大切に扱っているつもりでも、周りからはそれが見えにくくクズと評されてしまう。
できた彼氏が欲しいと願う詩音とは最悪の相性に思えますが、詩音の良い意味で図太いところ、一蹴されてすぐ身を引かずに相手の領域へ踏み込んでいくところ、相手を知ろうとするところは、恐らく礼が初めて体験した接し方だったのではないでしょうか。来る者拒まず去る者追わずで皆去っていったけれど、こんなに前向きに自分と向き合う人は詩音が初めて、だからいつの間にかその存在がないと物足りなくなっていた。人と人との関わりって本当に面白いなぁと思った作品でした。
大人気「黄昏アウトフォーカス」シリーズ第4弾!
ということで、本作発売のタイミングで初めてシリーズ全作読んでみました。
とは言え、ちょっとクセのある画の雰囲気、あんまり好きじゃないかもー、と暫く積んでおりました。
……ごめんなさい。
食わず嫌いでした。面白かった。
巻を重ねるにつれ、作画もストーリーもどんどんクオリティを上げて来ている!
すごい!
本作は他3作に比べ、タイトルからしてビミョー。
表紙カバーのネオンカラーっぽい感じや、メインカプであるジェンダーレス男子のキャピキャピ感、サブカル系先輩のもっさり感とか、大丈夫ー?
って思ったけど、じゃのめ先生のおっしゃる通り。
食べてみたら想像してたのと全然違うお味で、嬉しいビックリ!
上質なラブコメに仕上がっていました。
詩音くん、良い子じゃないですか!
運動神経バツグンで力持ち。
素直だし、一生懸命だし。
ちゃんと自分や周りのことも見えている。
ルックスというより、喜怒哀楽が激しくてくるくる変わる表情と仕草が可愛らしい。
ウサギ耳パーカーとショーパンのふわモコ部屋着はともかく、服装も至ってまともです。
ピアスとかアクセ付けてないのが意外だけど、たぶんそれが彼を物語っているのでしょう。
黄昏シリーズはそれぞれのキャラが立っていますよね。
制服の着こなしも各人違っていて個性が出ています。
礼先輩、ちょっとス◯◯バーグっぽい。笑
異次元の天才肌かと思いきや、普通に話が通じるし、結構察しもいい。
仁と義一のこととかね。
とにかく彼氏が欲しくて、他のことにはまったく興味のなかった詩音だけど、仲間との映画作りの面白さに目覚め、部活動にいそしむようになる。
他人に興味がなかった礼だけど、自分の気持ちに気付き、親友の仁に背中を押されて(幼馴染み同士の友情も良き!)必死に詩音を追いかける。
はい!ここからが晴れて両想い、甘々ターンです。
で、お待ちかねのエロ!
小道具のメガネの使い方、お上手です。
詩音ちゃんの快感でクラクラしてる感じが度の強いメガネによって増幅され、読者にも伝わってきます。
メガネを外した礼先輩のちょっと上目遣いだったり、見下ろす視線がまたエロい!
そしてtkbフェチ、プリケツ好きの私にも、僅かながらですが嬉しい画もございました!
じゃのめ先生には、そこいらへんを益々大切に表現して頂けたらとお願い申し上げる次第です。
シリーズ通して、DKの成長変化する日々、未来へ意志を持って進もうとする姿、アオハルを堪能させて頂きました。
彼らの卒業後のお話も読みたいけど、いつまでも高校生でいて欲しい気もします……。
好きなシリーズです。
今回のCPはどちらもちょっとチートさがあり、出来過ぎかもなぁとは思いましたが内容は良かったです。
映画部で繰り広げられるお話ですが、みんな映画作りにおおいに青春かけてるのが最大の魅力!
映画作りを通じて心が揺り動かされていき、恋愛へと繋がっていくところがいいんです。
チームごとに競い合っていいモノを作ることで、チームの団結心や映画部全体のモチベーションをあげていくところが熱いなぁと個人的にすごく好きです。
今回で3CPめですが、映画部の部員たくさんいるのでまだまだいろんなCPが出てきて欲しいなぁと思います。
映画部シリーズ、本当にもう、、、大好きです。
どの作品も美しくてテンポ良くて面白いですし、
どのCPもきちんと独特な雰囲気を持っていて楽しいです。
元々あまり礼のキャラに興味がなかったので、
今回のメインというのが初めは、んー。。。。って正直思っていました。
でも、ほ〜!失礼しました!
実はイケメンで天然でこういう子だったんですね。
強いヒロインの詩音とのバランスが最高です。
礼も無駄に頑張る詩音に振り回せれ、
お互いが自分、そして周りに向き合って成長していく。
青春!!みんな真面目で頑張っていて、可愛いい!
詩音は詩を書くということなので、
今後、脚本とかにチャレンジして欲しいな〜と思いました。
映画部で脚本家志望の子もまだいないので。
みんなの今後を楽しみにしています!!
シリーズ3作目ですが、一番好きなお話でした!CPの組み合わせも最高。先生の独特なポーズやスタイルがとても自然に2人に合っていた気がします。個人的に眼鏡、キャップがツボなんですが、ほんとかっこよくて話の途中に上の空になる事がしばしば。初めてのエッチの時の眼鏡使いもドラマを観てるみたいで何度となく味わってしまいました。ほんとの恋に落ちた2人はやっぱりキュンキュンします。特に先輩の告白とかヤバかった甘えるイケメンって最高です。
かっこいい、可愛いを堪能できるのはBLだからこそなんではないでしょうか!最後まで物足りなさは感じません、ひとつでもハマるツボがあったら読んでみるのをオススメです。
意地悪な先輩と暴走気味な夢見る後輩、という個人的好みにクリティカルだったこのCP。
今までのシリーズでは、一番恋愛要素が強く感じて楽しかったです。
タイトルにもなるくらいですから、モノローグが特徴的。
既刊よりもずっと、饒舌に語ってくれます。
少しだけこのモノローグが、くどいなあと思ってしまうところもありましたが...
全体的に萌えが詰まっていて、きゅんきゅんしました。
終始詩音は暴走気味なので、礼のクズさなんて忘れて不憫さを感じました。
礼も周りからクズ認定されてはいるものの、基本優しい人なんですよね。
惚れた方が負けなのか、最後は礼のほうから詩音へ愛を乞います。
ここが良い。最高に萌えたポイントでした。
可愛いよねー「映画部」のシリーズは!
で、またもやカップル成立!
この辺はBLあるある的な?周りもみんな同性カップル的な?
可愛いから許すんだけど、ちょっと世界閉じすぎ。
最後まで読めば、詩音は可愛いくて芯の強い子。
でもツカミの印象が悪いよ〜。一生懸命やる子の本来が出てくるまで単なるビッチ志向のアホっ子みたいだったよ。
礼もさ…
これは人それぞれだとは思うんだけど、私個人は礼は孤高で、誰とも恋愛せずの存在と思ってたから。
礼は詩音とは逆に、最後まで読むと彼の弱みのような、礼も普通の高校生だったんだな、という印象に変わる。
こりゃリバの芽もあるやなしや。
で、「映画部」シリーズは、恋愛はソレとして部活に情熱を注ぐアオハルがあるわけで、そこが眩しいのよね。
今回もそこの部分は満足だし、詩音の同室くんもいいキャラでした。
絵はますますキラキラ。好きです。
なんと!本作が「映画部」シリーズの一部だと知らずに読んでしまいました。
どちらかと言うと、イケメン映画部元部長、菊池原先輩と市川の恋が気になる‼︎と、思っていたら既刊「残像スローモーション」がそれだったのね⁈と、気付く。しかも、この「映画部」シリーズただ今4作目、とあっては、過去作をジャンジャン買う羽目になる、という事じゃないですか。うわぁ、まんまと術中にハマってしまいました。
そうは言っても。本作だけ読んでも綺麗に完結しているので、そこはさすがという他ありません。
スポーツなら何をやっても逸材と誉れ高い吉乃は、その実、そんなことはどうでも良い。彼氏を作りたくて入部したのに。イケメンだらけの運動部なのに、吉乃のズバ抜けた身体能力ばかりが注目され、吉乃はガッカリして退部を繰り返していた。
同室のヴィジュアル系バンドマン風の桐斗にせがんで、実はイケメン・パラダイスだった映画部に入部する事になる。やや残念なイケメン、礼は引退した副部長で、吉乃が苦手としていたサブカル系オタクだったが、段々と惹かれて行く事になる。
んー。分かるんだけども。そこはほれ。運動部の誰かとちょい付き合ってみても欲しかった。やっぱちがーう!でも、何でも良いから。だって。勿体無い。ふふっ。
まぁ、彼氏欲しさで部活入りしていた吉乃が、生真面目に撮影の面白さを知って行く、成長して行くっていうのは素敵でした。じゃのめ先生も「映画部」だったりしたのかな。こんなにシリーズ化する程に、「映画部」にこだわっているのだもの。先輩たちが、撮影について後輩達に優しく教えているとこなんかも好きです。
私も学生の頃、課題で8mmとか撮ったことあるけど。もっとちゃんとしたものを作れば良かったなぁって。読みながら思いました。今はアプリとか沢山編集機能があるから。誰でも簡単にそれなりのものが撮れるけど。だからこそセンスだけがものを言う時代。
礼先輩のセンスも気になりますね。
吉乃に付き合う内に、礼先輩も少し成長して行く。菊池原や仲間には愛されているものの、人としては少し欠落していた礼先輩が、恋人として良い男になって行くのも良い。
恋に浮かれていた吉乃が桐斗との友情を大切に思えたり、恋以外の自分の「好き」を見つけられる展開になって行くのもいい。いやー、アオハルだわ。
絵の麗しさも良きなんですが、じゃのめ先生のヘキなのか。制服のパンツがパツパツ過ぎてほっそいのが気になります。レギンスか⁈っていう。脚の形丸見えなんですけども。
登場人物が被っておりますので全て読んでこそ楽しめる点も多いですが、1冊のみでも全く問題ありません。
黄昏(2年同士)・残像(3年x2年)・宵々(3年x1年)となりますが、設定を強弱などで表してみたいと思います。どれか試しに読んでみようという方の参考になれば・・。
青春ぽさ 黄昏>宵々>残像
可愛さ 黄昏受け>>>宵々受け>その他
漢らしさ 宵々受け>黄昏攻め>残像受け>その他
個性の強さ 宵々攻め>残像受け>宵々受け
ルックスの良さ 黄昏攻め>残像攻め>宵々受け>宵々攻め
イライラ度 宵々>>残像>黄昏
学内の様子が楽しめる 宵々>黄昏=残像
映画撮影の様子が楽しめる 黄昏>宵々>残像
先の読めないドキドキ度 宵々>黄昏>残像
小冊子はあくまでも宵々モノローグのふろくですので、他の作品も登場しますが割合は少ないです。
私は残像カップルが最も好きです。小冊子は楽しめました。
じゃのめ先生の映画部シリーズ第4作目です。
今までのキャラクターは何かしら映画に賭ける情熱のあるキャラたちでしたが(寿は途中からだけど)、本作主人公の詩音は「彼氏を作るために入りました」と自己紹介しちゃうようなキャラ。
外見もジェンダーレスな感じとあって、ハマれるかなぁ?と心配でしたが、彼氏が欲しい情熱と一生懸命さに絆されました、私が。
礼を自分が変えてみせると意気込んだ漢らしさも、したたかさも割と好きでした。
礼の方も嫉妬が可愛かったです。
この子、こんな表情するんだとかいうギャップや知らない部分が本作で知れて嬉しかったです。
ラブだけじゃなくて、礼と仁の幼馴染の間柄も素敵なんですよね。ブロマンス的な。
お互いの欠点も長所も本人以上に理解してるし、鼓舞しあえる関係にトキメキました。
詩音はキャメラ担当になるんだろうか。
詩音が書いてるポエムを活かして、脚本を書いたりしないのかな〜って思いました。
しかしあのポエムノートを恋人に見せられる強かさというか、ハートの強さはなかなかのモノだなぁと思いました。
じゃのめ先生の映画部シリーズは本当に大好き。映画が大事なテーマとあって、漫画の中のモノローグとエピローグがほんとに映画のようで言葉一つ一つが沁みます。そしてこの作品読むならシリーズ一作目から読むことは必須です。重みが違いますし、稲葉礼という人物がよーく理解できます。
詩音はヒロインタイプですね。あんなに可愛らしいのに真面目で男前な部分が出てくるのがすごくいい!いわゆる可愛いしい受けでなくひとひねりある主人公なのはさすがじゃのめ先生。
大好き映画部シリーズ。
ストーリーとしては今作がいちばん恋愛要素が多めな気がする。というかそもそも詩音の入部目的が「彼氏を作る!」だからなんだけど、なぜかいちばん萌えなかった。
原因は詩音が女の子にしか見えないってのが大きいかも。
可愛い男の子ってBLではよくある設定なんだけど、あくまで可愛い「男の子」なんだよね。でも詩音は言動や服装がどう見ても女子だなーと思えてBLを読んでる気がしなかった。見た目に反してスポーツ万能って設定はすごく良いと思うし、キリトとの友情シーンもすごく好きなんだけどなー。
あと礼!前半かっこいい!!って思ってたんだけど、詩音への気持ちを自覚し始めてバグりだしてからの礼がちょっと想像とちがってたというか…あのちょっとクセのある感じが好きだったのに、ただの恋する普通の男になってしまって個人的には残念だった。
でも礼と仁の友情シーンも良かったなー。
小冊子のストーリーも素敵でした。
高3の先輩なんてすごく大人に見えるけどまだ10代だもんね
大人同士のお話が好きなんだけど彼らがそれぞれの瑞々しい恋心を見せてくれるこのシリーズも面白い
それぞれが外に見せてる姿と内面のアンバランスな幼さとかが絶妙なんだよね
詩音にはまだ成長する余地があるし礼は詩音が男っぽくカッコよくなっても全然良いみたいだから、2年くらい経ってどうしてるのかも見てみたいな
詩音が礼を可愛がっちゃうのも良いと思うんだ
正直、二人共があんまり好みでなくどうかなって思ったんだけれど楽しく読めた
礼の迫り方最高!可愛かった!!
あんなん高1の子に繰り出すのズルいでしょ
スピンオフ元で礼が好きだったので、本作を待ち望んでいました。
礼が〜やっぱりKAO GA II…のはもちろんなんだけど、かわいい礼、おもしろい礼、ぐいぐいいく礼、エッチな礼…いろんな顔が見られてドキドキワクワク。
詩音が最初ウザくてw
礼がそんな詩音に彼氏なんてできない、と言い放つのが、完全なるフリだとわかってはいるんだけど、そんな2人がどうなっていくのか引き込まれまして。
それが、次第に自然に惹かれ合っていくのが、いいわぁ〜と萌え萌えしました。
2人の気持ちや距離感が、映画作りとリンクしているのが見事で、本シリーズ、先生の腕の見せ所だなと思いました。
礼が詩音にズンズンねえねえねえと迫るのがおもしろいし、まさかの腹チラ!!目線がエロい(「あら怖い」もかわいい)
澄ました顔で、淡々とした丁寧な口調で、詩音をからかう礼が好きです。
そんな中にもやさしさがあって、いいわぁ。
ヤキモチやく礼があんな風になるんだ?!とかわいいし。
好きだと自覚したら結構ぐいぐいいくんだな、というのが意外だったけど、それも礼らしいかもと思えたし、何より話が早くてかっこよい(うじうじこじれる礼なんて礼じゃない気がするし)
印象深いのは、礼が詩音をつかまえて気持ちを伝える場面。
それまでずっと被っていた帽子が脱げて、メガネ越しに両目がちゃんと見える。
素の表情が見えた状態で、素直に気持ちを伝えるのがよく出来てるなぁ、うまいなぁと思いました。
その流れでの「……付き合って 今」ですもんね!!こんなん萌え〜ですよ萌え〜!!魅せ方がお上手。
あげく「つきあって ねぇ」「つきあってよ」「つきあお」て耳元で言われてキスされたら断れる奴なんておらんくない?!と逆ギレ状態ですよww
最初はあんなウザかった詩音もそりゃかわいくとなりますよ!と。
その前に、途中から礼がしれっと詩音呼びになっていたのが…その辺りから詩音のことを気に入り始めたのだな!推測しております。
あ、礼が詩音を「君」と言うのも萌えです!
エッチなことにも、意外にも?積極的な礼!
それは詩音も同じで。
らぶらぶっぷりも好みでうれしくなりました。
描き下ろし、小冊子の2人もかわいかった〜。
あと、仁と礼の信頼関係も見られて、そこもよかったです。
KIRITOもナイスキャラ!先生からの推され具合を感じたのですが、彼のスピンオフもある?や、そこまではない…かなw これからもちょいキャラでいい味出してくれるとうれしいです。
じゃのめ先生作品はこれまで8作読み、お伽話は〜がいちばん好きでしたが、本作も同じくらい好きになりました。
どちらの2人もぜひとも続編が見たいです。
緑ヶ丘高校映画
BLを作った為かBLに親和性の高い映画部
続いて嬉しい第4弾
迷い失敗戸惑いと覚悟
自己愛と自己否定
このシリーズはその切り込み方が大好きだが今回も良きだった
一年生の詩音君が可愛くて良い子だがそれが分かりにくい子
お相手が3年生の伝説稲葉先輩!
下の1年生の子が今回初登場だった上にかなりパンチのあるキャラクターだったので最初なかなかに度肝を抜かれたけど勉強もできてスポーツもできてでも友達ができないコミュニケーション苦手だと悩む子
お相手の稲葉先輩は高校生ですでに知られ始めているクリエイター
こちらはコミュニケーションの必要を感じていない
できないと思っていた子とする必要がないと思っていた子
二人が相手のことを知りたいと思って起こす化学反応のような恋物語にお馴染みの子達がちらほら出てきて花を添えてくれるのが得したような気分になる
一緒にいることが不自然なように見える相手が
だんだん一緒にいることが自然になって
欠かせない相手になっていく感じ
の触りまで
見せてもらえたのかなと言う感じがする
未来永劫一緒にいようせがむところがロマンチックで…少女漫画的だなと思うのだが
本人がそれとわかってするとなるとやはりそこは男の子として可愛くなる
神か萌え萌えで悩んだが、天を仰ぐように神と思うのではなく
可愛いなーと思ったのでこの評価にしました
小冊子に先輩(?)カップルが出てきてくれて
迷ったけど小冊子付きで買ってよかったと思う
映画部シリーズ第4弾。
元副部長(3年)の礼と
映画部に途中入部した1年生詩音のお話。
これまでも個性的なキャラがたくさん出てきた映画部シリーズ。
今作もかなりパンチが効いていました。
素敵な彼氏を作ることを夢見て高校に入学した詩音。
部活内で恋愛に発展することを期待して様々な部活に入部しては、彼氏が出来ず退部…というのを繰り返していた。
そんな時に寮で同室、映画部の桐斗に誘われ入部したのをきっかけに礼と詩音が繋がっていく…という展開でした。
良くも悪くも我が道を行く、詩音の空気を読まないギャンギャンする感じがちょっと苦手かな…と最初は思ってしまったんですが
読み進めるごとにその印象は変わっていきました。
何でも一生懸命に取り組み、周りが見えなくなるほどに真っ直ぐでパワフル。
かと思えば、夜な夜な綴られる詩は脆い心を映していて。
そのギャップがとても良かった!
他人にも自分にも無関心だった礼を変え、自分自身もきちんと成長したことを思えば
詩音が映画部に入ったのは本当に良いことだったなと改めて感じました。
今作は今まで登場していなかった1年部員達も出ていましたね〜
真央たちがちゃんと先輩してる姿を見られて嬉しかったし、歴代カップルたちも登場してすごくテンション上がりました!
そして礼がめちゃくちゃカッコ良くて、ほわほわした気持ちになりました(笑)
本当に大好きなシリーズなので、また何度も読み返してキュンとしたいと思います。
映画部のシリーズももう4作目でCPも3組目ですね。
礼と詩音のCPも好きになりました。
詩音が映画部に入る時の、彼氏が欲しくて入部したとのセリフに吃驚しました。結構大胆で軽い子なのかな?と思いましたが、意外に映画部の活動も真剣に取り組んでいて、好感度がどんどん上がっていくいいキャラでした。
礼が今までの印象とか詩音との初キスの印象で、カッコいい先輩をイメージしてたのですが、イメージがどんどん崩れてきて、ダメダメな先輩に評価がどんどん下がっていって、詩音に振り回されて人間らしいモヤモヤ感情を抱いていくのが良かったです。
このシリーズは恋愛メインですけど、映画部という部活に全力投球のわちゃわちゃしたDK達を眺める事が出来るのもいいですよねぇ。
今回明らかに不純な動機で入った詩音と、同学年桐斗の友情とか嫉妬とかぶつかり合いが見れて2度美味しいですよね。
そこに何だか前よりしっかりした2年生や、引退したけど影から支えてくれてる3年生が加わり、部活物としても楽しめます。
映画部としての活動は今までより少なめでしたが、それでもチームワーク凄いなと思わせてくれました。
次はまた寿&真央の連載なのですね。これからも楽しみです。
青春映画部シリーズ。CGクリエイターでそれ以外はポンコツな先輩と、彼氏作るために入部したハイテンション後輩のお話。
主人公の詩音は第一印象は好感度低なキャラでした。見た目も中身も常にクネってるポーズも、よくいるBLの当て馬モブの受けキャラみたい。なので、何事にも一生懸命で自分に正直に生きてるってとこを見せてくるだけじゃ、そんなに引き込まれなかったんです。
でも桐斗が2年生のミーティングに乗り込んでいった場面から一気に風向きが変わりました。このシーンでまじ泣きしちゃったんですけど、詩音の中にも変化があって、彼氏の礼をほったらかして映画撮影にのめり込むんですね。この部活に夢中になっていくところに礼が絡んでないのが最高にツボで!見えないところで変わっていく詩音を、今度は礼が追いかけることになります。高校生なりに広がっていく世界を感じ取れるような展開で、無性に泣きたくなってしまいました。
礼は最初から顔面の良さにきゅんきゅんできるキャラでしたが、ちゃんと恋して友人を頼って人間らしさを出してくれるともうたまりませんでした。好きすぎるしカッコイイし頭モジャ毛だって素敵だ!用意周到Hも最高でした~!SUKIです!
最初はキャピキャピした詩音に押され気味でしたが、徐々に努力家である一面が見えてくる。
そして、ふとした瞬間に寂しさを感じた礼。
そこからの流れが良かった!
仁に相談しようとしたら義一との密会を目撃してしまい「!!」からの「!!!」
礼にバレた事を察知した瞬間の仁の驚き方が可愛くて笑った(*≧∀≦*)
終盤、マイペースだった礼が詩音を両手で引き留めるシーンの風!季節感!
じゃのめ先生っぽさ全開!からの「付き合って」の流れ、ニヤケずに読める方いますかね?
未読の方はぜひ読んでニヤニヤしてください。
次回作は桐斗編を希望します(笑)
シリーズが進むたびに好きが更新してるんですが、こちらの礼と詩音CPが1番好きかもしれません。
まず今回の主役である詩音がぶっ飛んでて(大体みんなぶっ飛んでますがw)、クスッとしてたまに爆笑しながら楽しく読みました。彼の挫けない強さに好感を持ちました。
そしてクズだと言われてた礼が、ちょっとした優しさを見せる度にキュンキュンしました。分厚いレンズの下はかなりのイケメンです。
じゃのめ先生の青春を切り取った様なシーンが今回もキラキラしていて、ため息をつきながら長々と見つめてしまい読むのにとても時間が掛かってしまいました。
このシリーズの面白さは読んだことがある人しか分からないと思います。今回もちょっとしか登場しない人物が、他作品でどんな役割を担ってたか確認する為に再読したくなります。
一人ひとりの登場人物が生きていて、人間関係がとても面白い作品なんです。特に部活に青春を掛けているところが熱くて爽やかで大好きです。
友情も素敵に描かれていて、男子校の尊さも堪能出来ます。
「黄昏アウトフォーカス」の寿がまたMVの俳優として映画部の撮影に参加してて、美しさに釘付けになりました。
礼が詩音を好きになってからのデレ具合がとても素晴らしくて、彼氏が出来て詩音がカッコ良くなって行くのもとても面白いんです。
こちらの作品から読んで他のシリーズに進むのもお勧めです。
控えめに言って最高のラブコメです。読んでいるときはひたすら楽しくて、読了してスカッとする感じ、梅雨時にこの爽快感は貴重です。本当にこのシリーズは神ですね。それぞれのCPの個性はバラバラだけど、シリーズとしてはすごくバランスがとれてまとまってます。登場人物のBたちがみんなLするシリーズは他にもありますけど、本シリーズは特にCPごとにはっきり色分けされたテーマ設定がとても魅力的だと思います。永遠に読めます。
さらに本作では、キュンする友情が描かれているのもいいんですよ~。礼と仁や詩音と桐人、絶対LOVEにはならないけれど、キラッキラで尊いものです。恋愛は感情の濃い友情といわれますが、その“濃さ”が正確に!描き分けられていて、彼らの間に流れる雰囲気には、恋愛のドキドキとは違う温かくて安定したものを感じられてじぃぃーんとします。(青春は無敵…)
第一印象最悪の2人が恋人になるという展開、そのパターン好きなんです。作家様がそのパターンをどう表現するかが、作品を新しくするんだと思うんですよ。礼と詩音は対極にいながら似た者同士なんですよね。お互いを知ったことによって、初めて周囲が見えてきた、そして、やっと今まで見えてなかった自分を知るとゆー、まさに恋愛を通して成長する不器用な2人のブレイクスルーという印象でした。そのプロセスがとにかくテンポよくて可愛くて楽しいんですけど、空回りする2人が初めて交わった瞬間(礼が詩音を捕まえた瞬間)、礼のキャップが脱げるんですけど、、じゃのめ先生、天才か、、と思いました。
単話配信で読んではいたのですが、タイトル、なるほど、そうかと今更気づいたのでした(←気づくの遅…)。詩音の日記(ポエム)が宵々ごとのモノローグだったんですね。夢見ていたものの実態を掴んだ彼が、恋人と一緒に綴るのはどんなモノローグになるのかな~と思いました。
小冊子、シリーズの3CPの或る夜の出来事。はぁ~、ひいらぎ寮の壁になりたい。コミコミさんのおまけは、お付き合い1か月記念の2人です。礼がなかなかいい彼氏ぶりを発揮しててほのぼの萌ます。
作家買い。
じゃのめさんて以前から綺麗な絵柄を描かれる作家さまでしたが、年を追うごとに綺麗さに磨きがかかっている気がします。綺麗な男の子たちが拝見できてほんと眼福。
さて。
今作品は『黄昏アウトフォーカス』を1作目とする映画部シリーズの4作目。順番としては『黄昏アウトフォーカス』→『残像スローモーション』→『黄昏アウトフォーカス overlap』に続く4作目になります。続編、というよりはスピンオフなので、前作未読でも理解できないことはないと思います。
今作品は今までの映画部シリーズに新たに登場する男の子が主人公。映画部の面々が通学している緑ヶ丘高校の1年生・詩音くん。タイトルに「モノローグ」とついていますが、そのタイトルに偽りなし。詩音くんの感情を彼視点で描くことでストーリーを動かす、そんな展開なんですね。先輩方のことを知らない詩音くんの目線でストーリーが展開していくので、今シリーズ初読みの方でも問題なく読めると思います。
もちろん登場人物たちは前作から引き続き登場していますので、前作既読の方がより面白くは読めると思います。未読で、興味のある方はぜひ前作から読まれてみてください。
詩音くんは中学卒業後地元を離れ、寮のある男子校である緑ヶ丘高校に進学した。理由は一つ。
高校生になったらカッコいい彼氏が欲しい。
ゲイで、それを周囲にカミングアウト済みの詩音くんは、カッコいい彼氏が欲しいのだ。だから、カッコいい先輩から部活に誘われるとホイホイついていってしまう。
がしかし、部で活躍するも彼氏はできない。
そんな詩音くんに声をかけてきたのは友人の桐斗。映画製作部に在籍している彼に、「カッコいい先輩たちがいる」と教えられ、またしてもホイホイと映画部に入部した。
「カッコいい彼氏が欲しい」とみんなの前で堂々と発言する詩音くんだったが、そんな詩音くんに横槍を入れてきた先輩がいて―?
というお話。
詩音くんのお相手は、『残像~』の攻めくんの友人として前作にも登場していた稲葉くん。常にキャップをかぶっていた、あの彼です。言いたいことはスパッといい、周囲と混ざろうとはしない稲葉くん。けれど才能とビジュアルに恵まれた彼は部内でも圧倒的な影響力を持っていて。
今シリーズは、作品ごとに「色」が違うなと思っていまして。
同じ「映画部」の面々が登場する作品でありながらその趣が全く異なる。
今作品はかなりコミカルです。
何しろ詩音くんという男の子がはっちゃけてる。
様々な分野で才能をいかんなく発揮し、ゲイで、可愛いものが好きで、「カッコいい彼氏が欲しい」と臆面もなく言ってしまう。この子が底抜けに明るく、天然で、でも一生懸命で。あのきゅるるんさからは想像もできないチート感がまた良い。そんな彼のキャラクターに支えられる形で、今作品はとにかく笑いを誘う。
そして、映画作りを通して、愛情を育てていく過程は一貫して同じ。
はじめは映画作りを全く知らなかった詩音が、少しずつその楽しさを知っていく姿には思わず応援したくなる。
稲葉くんという男の子はねえ、そんな詩音くんとは真逆なタイプ。
この二人が織りなす恋の行方がとにかく可愛いの。
んー。
可愛いんですよ、ほんとに。
そして、カッコいい。
が、このカッコよさがなんていうのかな、より「作り物」めいて見える、っていうのかなあ…。もう、カッコいいでしょ?萌えるでしょ?というじゃのめさんの思惑が透けて見えちゃう。あざとい。
が、そこはあえて突っ込まず、はい、カッコいいです。萌えます。
で、良いのかも。
詩音くんの「彼氏が欲しい」という、その思いでスタートする今作品。
それは、相手が誰であるのか、というところに重きを置いていない。誰でも良いんです。彼氏ができれば。恋に恋する、そんな男の子だった詩音くんが、稲葉くんと出会い、友人たちと関わり、映画作りを通して人として成長し、そして本当の恋を知っていく。まさにアオハル。甘酸っぱいです。
今シリーズは一貫してイケメンくん万歳状態ですが、今作品で、一人毛色が異なる男子が登場しています。詩音くんの友人の桐斗くん。これから化けそう。イケメンに。しかもさわやかイケメンに。
次巻は彼でしょ…。
彼のスピンオフでしょ…。
いや、彼メインのお話が読みたいです!
ということで、次巻も楽しみに待っていようと思います。