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愛だの恋だの浮かれていられない!? 現実を見すぎて素直になれない、 三十男の恋の攻防戦♡
koi wo surunara nidome ga joto
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
元恋人で大学教授、今は仕事相手の岩永に言い寄られている編集者の宮田。
岩永と連絡が取れないからと鬼怒川の奥まで行く宮田。
2週間締切が違い、なんとか原稿を書いてもらうも今度は宮田が帰れなくなり、岩永の部屋へ一泊してしまう。
そして!
そして!!
とうとう2人は、、、///♡
でもそこは宮田です。
付き合うことは断固拒否します。
岩永をすっっごく好きなのに。
というのも、プライドが許さないからだというのです。
けれど終盤、風邪を引いた岩永を宮田は見舞います。
もう明らかにお互いを好きと思っている2人に、読者は歯痒さを覚えますが、次巻で本当にお話がまとまるのでしょうか。
早く付き合っちゃえよ~! とか、無責任煽れないのが30代の大人の恋のわけで。
岩永も宮田もどう二度目の恋を上等にさせるのか、楽しみです!!
迫る岩永、かわす宮田。そして陰湿な白石。
岩永と宮田、二人の掛け合いはテンポよくて読んでて楽しい。
岩永に落ちていく宮田に「そら見たことか!」と思うんだけど、
身体の関係を持っても付き合う気ない、自分から喰われに行ってもまだ…ってのは意地張りすぎ虚勢張りすぎな感じで嫌だな。
結局宮田は、岩永が惜しげもなく向けてくる好意に胡座かいてるだけで、岩永が本当に諦めたら焦るし後悔するんだろうなと冷めた目で見てしまう。
これを素直になれなくて可愛いなとは私は思えなかった。
やっと認めてもまだ可愛くないこと言ってるしなぁ。
最後の描き下ろしまで読んで「あれ?岩永ってなんで宮田のこと好きなんだろ??」という気持ち。
楽しく読めてはいるけど、宮田個人のことはあまり好きになれないな。
多分勝ち目ないんだろうけど、白石もっと頑張れ、本気出していけ!お前の本気が私は見たいぞ!
ひげ面の寝乱れくたびれた岩永は大変良かった。美形な男のこういう姿は見ていて楽しい。
ドラマ化決定とのことで、あれ?どんな話だったっけ…?←と詳しいところを覚えておらず、シリーズ読み返し中です。
どうも、このカプ受け攻めとも自分に「刺さる!」という感じではなくどハマりはできなかったため萌え2なのですが、作品としての面白さは確かです!(ごめんなさい、それなのに萌え2で…)
ついについに陥落した宮田。
まあ1巻時点で指一本で崖にぶら下がるどころか、斜面を転げ落ちていたと思うのですが…笑
なーんか、(実際はそうじゃなくても)余裕たっぷりに見える岩永に私も宮田くんと一緒に”負けてる”気持ちになり、悔し〜い!なんて思っちゃいました。
終盤、「君に会ってから毎日新しい自分を発見している」なんて言ってから宮田のあそこを指でぐにぐに押す岩永、えっちだな、、、
30を超えた大人の恋の駆け引き、どうも岩永の方が一枚上手ではあるものの、ベタ惚れなのはよくよく伝わってきてニヤリ( ̄∀ ̄)としてしまう2巻でした。
高校時代に少しお付き合いして、最悪な別れ方をした岩永と宮田。10年以上経って仕事関係者として再会。岩永は宮田にグイグイ迫るが、過去がトラウマな宮田は、惹かれながらも拒絶し続けて…というお話の2巻。
2巻も継続して、岩永がのらりくらりと迫るが宮田は拒否w
そんな中アクシデントで秘湯に二人で一泊する事態に!当然迫ってくる岩永に、宮田は拒みきれず、とうとう最後までしてしまう。それでも付き合いたいとかではないと、最終的にバッサリな宮田w
理性では岩永を否定するも、酔った勢いで岩永宅へ押しかけたり、風邪を引いた岩永を見舞ったり…徐々に岩永を好きな気持ちが大きくなっていく宮田に萌えます。
最後には気持ちが抑えられなくなって、素直じゃないセリフながらも、岩永を大好きという気持ちをたくさんぶつけてしまい、ようやく結ばれる二人でした。
最後の最後まで、というか結ばれた後も、ちょっと捻くれてツンデレな宮田なのでしたw
ストーリーは王道というか、当然最後は結ばれるよね〜、という感じではあります。
ただそこに至るまでの、二人の言葉の応酬というか、セリフやモノローグが、何というかお洒落というか面白くて、グイグイ引き込まれる作品だなーと思いました。
それからやっぱり岩永のお顔、特に目線がエロチックで好きです♡
あと無精髭が意外に濃いのもギャップ萌えでしたw
最後まで読むと、何事も格好つける岩永と、飾らない性格でざっくばらんな宮田が、正反対な感じなのに、心底好き合っているのが面白いなぁと思いました。
お互い違うから面白い、そんな二人なのかなぁw
3巻のお付き合い編をチラ見したら、1〜2巻では描かれなかった、過去の駆け落ちについて出てくるみたいですね。読むのが楽しみです♪
(そういえば、当て馬の白石に宮田が啖呵を切る場面がカッコよくて痺れたので、ここにコソッと書いておきますw)
シーモア購入 (tnk などはトーンでボヤっと描かれて描写も少ない)
今3巻を読むに当たり読み返し中なのですが、読み返す要因はやっぱりこの2巻にあったように思うのです!
なぜって私的にはこの2巻で結構いい感じに落ち着いていたので、3巻は完全に「また読める!」という事実自体がサプライズだったんですよね( ・ิω・ิ)‼
先輩と宮田くんらしい何とも煮え切らないけど、もぉ完全にお互いが落ち切っている恋の駆け引きを楽しむ…まさに「夫婦喧嘩は犬も~」という名のイチャコラ巻です♡
素直じゃない宮田くんが時折見せる甘え、飄々としてそうで伝わり難いけど実は一途な溺愛な先輩
大人なのにメンドクサイ‼だけど元々が先輩×後輩だった2人の歴史があるから大人じゃなくってもいい2人♡
お互いの前でだけ魅せるあのままの2人
めちゃくちゃエモーショナル(〃∇〃)
「釣った魚に餌をやるタイプ」の先輩に釣られた宮田くんとのその後が見れるなんて、、、‼3巻♡改めて楽しみだ~
読み返しってやっぱり贅沢ですね
楽しい~♪
2巻を読んで改めて感じたのは、受けの宮田のようなキャラって案外貴重なのかもということ。かつては岩永の言う通りに従うしかなく、受け身に恋愛をしていた子でしたが、大人になって、岩永と一緒に仕事をするようになってからは、恋愛経験値は低いままでも大人らしい図太さや妥協は覚えていて、それで恋愛経験値をカバーしている。いそうでなかなかいない受けだなぁと。
岩永に再び惹かれている、好意を抱いていることは包み隠さず伝えてしまう。でも、学生時代の彼との苦い思い出をなんとか乗り越えてここまで来た自分が虚しいから、その自分に報いるために付き合うという選択はしない、とずるいことは承知で堂々と岩永を振り回す宮田が微笑ましかったし、潔さに好感も持てました。飄々と生きてきた岩永には相手のガードがこれくらい硬くてちょうどいいのかもしれませんね。なんだかんだ最後はくっついてくれるけれど、付き合う前と変わらず岩永を翻弄する宮田に、いいぞもっとやれという気持ちになりました(笑)。
くっつくまでの過程、それぞれが相手のことを思って自覚していく場面が好きでした。
宮田が自分の気持ちを認めて、もう逃げられない、カウントゼロだとモノローグで語るとことか。
読んでいて私も同じように高まる〜し、ぐいぐい入っていける。
そんな宮田が岩永に自分の気持ちをどう告げるのかと思ったら、岩永に自分のことをそこまで思っていないでしょ…と詰め寄りながら、自分はこれだけ思っていると言っちゃっているとこがよかった。
キャラがブレずに、意地っ張りな感じで、かつかわいい。
それも、好きだからこそ対等じゃないと嫌だから、というのもとてもわかる。
岩永が宮田を呆れさせるようなことを言って、宮田が怒る顔を見て喜ぶのもおもしろい。
ケンカップルではないけど、宮田が言いたいことをズケズケ言って、それを暖簾に腕押しじゃないけど、岩永がニコニコしながら宮田をかわいいなと思う関係性、萌えます。
怒る宮田をおもしろがる岩永にまたぷんすこする宮田、それを見て喜ぶ岩永…とエンドレスですねw
木下先生が書かれていた、仕事をする男性萌え…わかります。私も好きです(由利先生シリーズ好きでした)
木下先生のお仕事BLもっと読みたいです。
先輩が燃えるって言っても、しょせんお上品で面白がって手に入れて愛でて…なだけかと思ったら。
白石くん、君のやること裏目に出てるよ。
二人に美味しいハプニングだよ。
後輩君は必死に求められたかったのかな?
そうじゃないと高校の自分が報われないのと、三十路で男同士の壁を越える覚悟ができないから?
二度目だからこそ先輩も今の後輩君をこんなに好きになったんですね。
後輩君も今度こそ言いたいこと全部言ってやって。
本当は会いたい、褒めてほしい、抱きしめたい…って、先輩のことすごい好きじゃん!
いつまで続くかはお互いの努力次第な感じもいいですね。簡単に一生とか言わなくて。
木下先生、大好きなんですけど、本作はそんなにハマらないなぁ~と
(受がツンツンしすぎてる気がして)思っていたのですが、
今回フェアで改めて1巻~読み直したらハマりました。じわっと後からくるやつです。
ちなみに、”灰かぶり~”はめっちゃ好きです。攻は同じような系統なんですよね。王子系で余裕があって頭がよくてちょっと意地悪。”灰かぶり~”のほうの受は健気、最初から攻に夢中なのに対してこちらの受は、初恋時夢中→でも裏切られた記憶がある→ゆえに攻を信頼できない→しかも三十路で恋に盲目になるには理性が勝る、、という1巻の展開があって、徐々に攻のアプローチに陥落していくんですよね。ダメだ!と思っていても、ガードがゆるくなってくる、初恋のときの気持ちに揺り戻される受の葛藤がいいです。ゆえに、当初鼻についた”ツンツン”がめっちゃ頑張ってるようにみえて可愛くなってきてます。
岩永が好きでちょっかいかけてくる助手の白石君の存在が、ちょっと切なくていいです。大人同士だから、仕事もあるし、それ以前の人間関係もあるし、今の恋愛がすべてにはならないけど、それをひっくるめて今はこの恋をすすめませんか?よろしくね、という雰囲気に洗練を感じて好きです。(大人だから)
萌え萌えポイントはいっぱいありますが、一番印象的だったのは、BLあるあるイベントの”風邪のお見舞い”。宮田くんの差し入れをみて、岩永が”君が風邪のときには こういうのを食べるのか”と思うところ。萌え萌え萌え~でした。
続刊が待ち遠しいです!
悪いオトコとの攻防戦、2冊目。
いやはや、グッとくる台詞のオンパレードで、メモを取ろうかと思いました。
その中でも一番刺さったものを、レビューのタイトルにしてみました。
自分のことを信じてほしい岩永 vs 信じられるわけがない宮田の2回戦。
ひとを信じるというのは、言葉で言うのは簡単ですが、ものすごく難しいことですね。
何も疑わず、裏も読まず、相手が言うことを100%そのまま受け取る。
余計なことはしなくて良くて、実行するべき行動はたった1つ。
ただこれだけのことがどうしてこんなに難しいのか。
それは人間が経験で学ぶ生き物だから。
弄ばれた過去と、本気に見えない余裕。
絶対にまた同じ轍を踏むという予感しかない状況で、相手を信じられるひとなんて果たしているでしょうか。
しかも目の前には嫉妬に狂った助手の白石くんという、良い見本がいる。
岩永を信じて、また同じ結果になったら、何も知らなかった高校生の頃はまだ先に続く人生の方が長くて、立て直すことができたけど、32才の今、果たしてそんな時間の余裕はあるだろうか。
そう考えてしまうのも無理はないんですよね。
年齢、岩永の態度、過去の失敗から学んだ自分。
そういうものが宮田の矛であり、盾となるのですが、岩永の方はどんなに矛で突いても、何も否定しないことでスライムのように飲み込んでしまう。
宮田応援団である読者も、こんな相手に勝てるわけがないと思ってしまうではありませんか。
矛も盾も飲み込まれて、もう身を守るものがなくなったとき、宮田は相手の牙城に素手で向かってしまう。
それ、一番お勧めできない戦い方!と思いつつも、にやにやしてしまう自分を発見。
完全に捕虜になった状態で、まだ口だけは達者な宮田にもにやけてしまう。
ところで、タイトルに入れた台詞です。
1巻で宮田に牙を剥きつつも、岩永には冷酷なまでにスッパリキッパリ引導を渡されていた白石。
ああ、本当に興味のない相手にはここまで冷酷になるんだと思ったものですが、同情とは言え一度抱いたのは事実。
その後も就職が決まらない白石を手元に置いたのも事実。
そういう気遣いが相手に期待をさせることを分かっていない。
「相手の気持ちを考えない」という宮田の台詞に大きく頷くわたしたち。
そして仕事の邪魔すらしてしまう白石に呆れる岩永に、宮田の上記の一言ですよ。
それな!ですよ。
白石を変な風にしてしまったのも、宮田に信じてもらえないのも、そういう風に岩永が育てたから。
その場限りの気まぐれや、同情を相手がどう受け取るかという想像力の欠如。
それによって相手の人格にどのくらい影響が出るか考えない、予見力の乏しさ。
自分が種を撒いた結果に、自分が苦しめられる皮肉。
「明日、世界が終わるとしたら」という仮定でやったことが、結局明日も明後日も続く世界の中で、思わぬ方へ動いていく。
深い。いい。
宮田、素手になってしまったけど、強くなりましたね。
宮田の強さが、vs 白石戦でも発揮されていたのが良かった。
全然語り尽くせませんが。
続きは出るのかな?どうなのかな?
あの岩永が……?!ってくらい宮田にぶんぶんと振り回されたり、みっともないくらいに必死こいたりする姿が見たかったなぁ。
みっともないくらい慌てたりボロボロになったりする攻めが大好物なので、風邪引いてボサボサ&ヒゲ程度じゃ全然物足りないというか……。
宮田は宮田なりに精一杯頑張ってたとは思う。
でも、いくら必死で黒歴史扱いにしてたとしても、やっぱり「永遠の先輩」なんだなぁと。
岩永がいまだに少しばかり胡散臭く感じるのは、私だけでしょうか?
「見た目のせいでどうも伝わりにくい」という点には多少同情するものの、最後の「愛してるよ」が、なんか軽いというか……
泥臭い攻防戦ではなく、洒脱な感じが木下さんらしい作品ではあると思います。
塩対応受VS動じない攻のバトルが印象的だった第1巻から早一年以上。
ようやく二人がまとまります。
この話、割と設定がシンプル(というか他と似たり寄ったり)なので新鮮さ・華やかさに欠けるのは前巻でご承知の通りです。
しかし、しかし、さすが木下作品。
期待通りちゃんと楽しめました。
まず、岩永先生の性格や言葉のチョイスが今回も良い。
宮田くんのツン攻撃をいなす、普段の掴めないポジティブ具合も既に素敵なんですよ。
でもそれ以上に、いざという時に
「今のための必然だよ」とか
「明日死ぬとして後悔しない方を選ぶ」とキメてくる、
そしてそれが似合っちゃうキャラの切れ味がとにかく良い。
まるで胸アツ人気少年漫画に出てきてもおかしくない熱量のセリフ。
それを三十超の平凡リーマンを落とすためだけに全力投球してくるあたりがね、ありがてぇなあ!これぞBLだなぁ!と思わずにはいられませんでした。
そして、これでもか!というくらいのフリとオチの応酬。
1巻から続く宮田くんの
「そーいうの無いから!付き合わないから!」
「俺もう30超えてるし、世間体が……!」的なヤツ。
これどう考えても全部フリなんですよ。
だって、
「本当マジねーから!」と言った数十ページ後に最後まで流されてるし。
「プライドが許さないから付き合わない!」と言った数十ページ後に、自分から会いに行ってやっちゃってるし。
「もうやめませんか?」と言った数ページ後には付き合ってるし。
「おいっ!押すなよ!押すなよ!……ドボーン!」です、完全に。
オチに持って行くのはもちろん先輩のエロテクとキラーフレーズ。
というわけで、
この受ウダウダ言っててイライラするなーと真に受けるよりも、
「付き合いません!(……からのー?!)」のテンションでご一読するとより楽しめるのではないかと思います。
ついでに、
イケメン王子様が、小汚いひげオヤジ姿で登場とか、
ビールと餃子と並列されるオナニーとか、
社会人宮田くんが黙ってない!的なシーンとか
ちょいちょいスパイスも効いて、シンプルなのに浅くない、でも疲れないという個人的にはいろいろジャストな感じでまとまっておりました。
単純フリオチ系+王道コメディがお好きな方におススメしたいシリーズです。
ただ、前巻に引き続き一部展開にお酒の力を頼りすぎ感が否めず、そこだけマイナス1です。
宮田君、めちゃくちゃ良い。
年齢も考えないといけない。
仕事のこともある。
プライドもある。
そう簡単には籠絡させられないぞという強気な姿勢、全力で応援しながら読みました。
読者としては岩永先輩も、彼は彼なりに翻弄されていることを知っているけど、宮田君からしたら自分ばかり手のひらで転がされている感覚なんだと思います。
やられっぱなしでたまるかと、すかさず反撃に出るところがほんと「魅力的」。
岩永先生に全面的に同意します。
一巻を読んだ時点では、なんとなく『灰かぶり〜』と似てるCPだなぁと思っていましたが、全然そんなことなかったです。
宮田君の魅力も、岩永先生の魅力も二巻でさらに深まった印象。
そして今回も嫌な役回りをがっつり担ってくれている白石君、良かった!!
彼も良い味出てた!
恋敵・宮田に見事にやり返され、ぐぬぬとなった姿を見てちょっとキュンとしてしまいました。
なんだ、けっこう可愛げあるじゃないか。みたいな(笑)
この血気盛んなネコちゃんにも素敵な飼い主さんをぜひ見繕ってあげて欲しいです。
1巻に比べると2人の仲は大分進んだと思います。
岩永はかなり本気だと思うのですが、どうしても必死に見えないのが気の毒になってしまいました。
それに宮田がプライド云々言い出した時はどうなるかと思いました。
でも宮田の依怙地な表情が憎めなくて、可愛いのが良かったです。
2人の会話の駆け引きも相変わらず面白くて、このままでいて欲しいけど、もっともっと甘々になって欲しいと難しい事を期待してしまいます。
今回はあの憎たらしい白石に思いっきり言ってやった宮田にスッキリしました。
最後の最後にまた笑かして貰いましたが、宮田と早く同棲できるように岩永を応援したいと思います。
ハイスペ×平凡で、ハイスペぶりに及び腰になる受かと思いきや平凡受に翻弄されるハイスペ攻って木下さんの得意なイメージ。
モテ准教授:岩永×経済誌編集者:宮田(庶民派)
※元恋人同士、駆け落ち未遂
多感な高校時代に一方的に置いてけぼりをくらった宮田の感情がどういう風に変化していくのかドキドキしながら読みました。
大人ゆえ感情に流されまい必死な宮田と岩永の余裕ありそうで実は必死可愛いところもあるっていうふたりのバランスが可愛かったぁ。
岩永と同じで私もヤッたら落ちるのは時間の問題だと思った宮田くん、意外や粘る(笑)
大人として「対等」でいたい。がよく伝わる~!
高校時代の負け試合のリベンジってだけでなく、将来をを見据えての当たり前の葛藤がリアルです。
会話の店舗や小ネタも面白いし、なんといっても宮田が働く描写が好きー!
プライベートで何があろうが(オシリが痛かろうが)、いつも通りに働かないとならない、そういう大変さがちゃんと描かれてるんですよね。
木下けい子さん、手作り餃子よく作ってるな…。
再会ものではあるけれど、「今の」相手に二度目の恋をしているふたりの感情描写がすごく好き。
風邪ひきエピで「思ってたよりフツーのおっさん」って言われた無精髭の岩永が興味深そうに、ちょっと嬉しそうな顔してるんですよね。
ふたりの間の垣根が取り払われたようで、すごく好きな場面です。
以前、読んだ【リアリストによるロマンチシズム】に似た感じかな?と思ってたんですが、いやいや違った。
シチュエーションが似てるのに、毎作違うキャラクターの色味を出してくるベテラン作家さん、ホントにすごい。
作家買いしちゃう所以でもある木下けい子さんの醍醐味がキッチリ味わえました。
■宮田
気持ちを内にこめがちだった高校生から10数年を経て裏表なく言葉にするように。
相手により、かなりストレートな物言い。
意地っ張りと往生際の悪さが読者心を唆る。
体調崩した相手のもとに走ったり、寂しい時に思い出す相手ってそれはもう好きなんだよ。ってわかっていてもブレーキかけようとする意志の強さと酒の弱さのギャップ可愛い。
腹が冷えやすく腹巻き愛用。
■岩永
スカした大学助教授なのに、今巻では宮田にひどい言われよう(笑)
例:ナルシスト、うさんくせぇ等々。
でも、その言われたことを自分なりに向き合ってこたえようとする真摯さは持ち合わせている。
欲を言えば「駆け落ち未遂」辺りの本音を語ってほしかったなぁ。あの夜は何を思っていたのか…。
普段の表情が変わらないので、宮田の言葉にふいをつかれる素顔がよき。
■白石
岩永の助手。絵に描いたようなイヤミな当て馬。
大人気ないやり口を宮田にキッチリ〆られてざまぁwwwなんだけど、どこかで幸せにしてもらいなさい。とスピンオフを期待。
こういう意地悪な子が泣かされるの好きなんです。
1巻で、うーん?とちょっと思っていたのですが。買ってよかった。抱腹絶倒でした。さすがけい子先生、大変失礼いたしました。「絶対忘れないというものではないか」と思ったので萌2にしましたが、「今笑いたいの!」という方でしたら是非。雑誌掲載5話分+描きおろし6P、カバー下無し。
1巻で「堕ちないなー」と思っていた受けの宮田さん。web雑誌を任され、岩永先生(攻め)に連載をお願いしていたのですが、締め切りを過ぎても連絡取れず・・と続きます。
++良かったところ
攻めの「狐×100+狸×100」ぐらいな、何考えてんのアンタという風情が最高。ほんでもって、それを重々承知しているので「絶対アンタなんかに堕ちてなんかやらねー」と受けがすっごく頑張るところがめっちゃ面白かったんです。
・・そう書くと、1巻と何が違ったんだろう?と自分でも不思議なのですが。
1巻ではそんな笑い転げなかったのに、2巻が本当に腹抱えて笑う勢いだったんですよね。受けの恋心が滲み出てきたからかな?
攻めの狸狐度合いはますます磨きかかって、超イケメンキラキラにっこりしているんだけど、超やばい感満点。そのコマ見るだけで、ぷぷって笑ってしまいます。その方が「いい加減怒るよ」って受けさんにぐぐっと迫るコマでは、ダメだと思いつつ「カッコいい・・・」と陥落。
あー私が陥落してしまったカッコいい・・とうっとりしているのに、受けさんが「いろんな穴がゆるむのかな」なんて言うものですから、もう笑うしかないでした。
なんでこんなに面白く化けたんだろうか?私のその読んだ時の波長の問題かもしれないですが、私は2巻、めっちゃ面白かったです!
読みながらクスクス、ニヤニヤ。とっても楽しく読めました。セリフ一つひとつ、表情、話の展開などなど。絵も独特の繊細さがあって。読んでて楽しくなる。大人が読むとそうそう!そうなんよー!なんて頷いちゃう。心の機微をコミカルに、だけど絵と話がやわらかなので、スタイリッシュな印象。岩永先生と付き合うことなったけど、まだまだ固い宮田くん。甘えてる宮田くんもみたいけど、スパダリな岩永先生も見たいです。続きが見たいー。ホント、木下先生の世界、大好き。
『恋をするなら二度目が上等』の2巻です。
完結したのかな?
とりあえず、一区切りしました!
三十路過ぎの男同士の再会を描いたラブストーリーの続編です。
とっくに落ちてるんですよ、宮田は。
それは本人も気付いてる。
だけど、宮田のプライドがそれを許さない!
でも、言ってることとやってることが違ってて、そこが宮田の葛藤をそのまま表してるなぁーって感じで、ジタバタ抗ってる姿にひたすら萌えました。
仕事のトラブルで旅館に1泊することになった二人。
冷静なフリして寝るかと思えば、あっという間に流されてそのままH♡
それなのに、付き合うつもりはないと突き放す宮田──。
ここが宮田のなけなしのプライドなんですよ。
岩永より自分の気持ちの方が大きいのが許せない。
大人だから対等でいたい、もう傷付けられなくない。
多分、過去の岩永との恋に相当傷付いてるんだと思う。
だけど、寂しくなっては岩永に会いに行くし、酔ってる時だけ素直だし、これが本心なんだな。
三十路を超えてみえてきた現実と、岩永が好きだという気持ちの狭間で揺れ動く宮田がリアル。
大人になると、恋って楽しいばかりじゃないんだと痛感させられますね。
意地っ張りな宮田が可愛くて、岩永が宮田に心揺さぶられるのも納得。
簡単に手に入ると思っていた岩永は、なんとか言葉巧みに宮田を口説こうとします。
この、岩永の必死さがよかった!
余裕ぶってた岩永の恋心が加速していく様子が、ちゃんと表現されています。
これまでにない感情に振り回されていく岩永が、飄々として感情が見えなかった今までより何倍も魅力的に見えました。
宮田の元カノに嫉妬している姿にもキュンとした。
Hは対面座位が多くて、岩永を見下ろす宮田の顔が優しくて胸キュンでした♡
番外編は笑った!最高‼︎
岩永、めっちゃ振り回されてる(笑)
木下先生が描くと、ナルシスト男も嫌味なく可愛く見えるから不思議ですよね〜
続編があるのかな?
あったら読みたいけど、ハッピーエンドなので、これはこれでいいと思う。
あっ、猫かぶり男の白石にも宮田がガツンとやってくれます。
岩永にも雑に扱われて、もはや不憫でした;