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shinjusurumade mattetene
メリバ派に目覚めさせていただいた作品です。
もうほんとに神すぎます。葵兄ちゃんのちょっと照れた顔がもうどタイプすぎてぐっさぐさです。
お母さんからの電話で気づいてしまってふくくんが箱を開けてしまったところの描写好きすぎます
葵兄ちゃん過去が辛すぎて終始ぼろっぼろに涙腺壊れてふくくんと葵兄ちゃんと一緒に泣いておりました最初はメリバの存在を知らずに絵柄が好みで買ったのですが、初めて読んだ時はそれはそれは衝撃的でした。オススメです☺️
上下巻を読んでの感想です。
タイトルから結末がもう分かってはいたけど、葵兄ちゃんの回想シーンが辛かった。。。
福太の前では、お兄ちゃんでいたかったんだろうな。
福太と再会してもなお、それは変わってなくて、でもどこかでやっぱ自分を見つけて…って思ったからこそ、福太のラストのあの行動のあとに再び現れて…
「僕を見つけてくれて、ありがとう」
この言葉が葵兄ちゃんの本音なんだろうなって。
まだ中学生じゃ…当初は怖かったと思う。
どうかずっと2人で幸せになってほしいな。。。
非難、批判レビューではなく、マイナス印象のレビューがしたいわけではありません。
発売当初からレビュー点数がとても高く、タイトル、表紙のイラストともに惹かれるもので、購入し上下一気に読みました。これまで買ったBL漫画は五千冊以上になりますが、最も読後感が苦しくトラウマになりそうな作品でした。
ほのぼのラブラブが好きな人にはお勧めしません。
絵もとてもきれいだし、上下巻で引き込み読ませるお話の展開もすごく、前半の優しい雰囲気から後半の種明かしまではらはらどきどきしながら一気に読みました。
全く趣味ではなかったのですが、きらいではなく、つまらない話とも思いません。
他の作品もそうですが、市梨きみ先生は絶妙に厳しく苦しそうな設定、関係でのお話作りの名手なんだと思います。
他の作品も、ああ、しんどい、読み返せない、となりますが、きっとまた次も作家買いします。
市梨きみ先生のお話で一番好きなのはさよならα、です。
上下一気に読みました。
タイトルや表紙、帯から推察できるよう死が関わるだろう、心が元気な時じゃないと読めなさそう、と積読になっていましたが。やはり重かった!
上巻の初っ端で、あ、これ死んでるパターンだ、と分かるけれど、主人公のなかなか思い出せないフラグと思い出してからの対比が重みがあって読み応えありです。結末もそうなるよね、メリーバッドエンドで美しい。余韻がすごくて考えずにはいられないです。
救いは、身体も結ばれたこと、葵が自分の心の中を打ち明けて読者に教えてくれてるところ。
読み始めの葵の印象とガラリとかわり切なくなります。大人の(親も含め)犠牲になった子供(葵)を想うと泣けてしまいます。
とても切ない。
theメリバという感じで、面白かったです。
二人が最終的に幸せになれる結末で良かった、と感じます。メリバ好きな方はハマると思う。
メリバ苦手な方以外はいけると思う!おすすめ!と言いたいところですが、一つだけ注意点。
ネタバレになってしまうので多くは話せませんが、本当にショッキングな描写が最後の方にあって私は若干トラウマ気味になってしまいました。
グロシーンではないのですが、なんというか、「現実ではこういう性犯罪もあるのかもな」みたいな…
すごくキャラクターにも愛着が湧いていたので、正直結末よりもその描写の方がかなりショックでした。
勿論、その描写があったからこそ、最後の"本人たちにとってのハッピーエンド"がより際立つんだと思いますし、私はそこも含めて神作品だと思います。
なので、そこだけ注意かなーと思います。
ごちゃごちゃ書きましたが、私はこの作品が大好きです。
表紙に惹かれて上下巻まとめて購入しましたが、初のメリバ作品を買ったので期待と不安で読み進めました。
結果、良作過ぎて泣きました。上巻は伏線張りまくりって感じでこの後どうなるの?この人は重要人物なのでは?、、と色々考えさせられました。
下巻では伏線回収が凄かった。不幸が重なりすぎて葵兄ちゃんがいなくなっちゃったのは涙無しでは見れませんでした。
最後の最後にタイトル回収され2人が幸せそうだったので「これからはずっと一緒にいられるね」と少々苦しかったけど良かったです。
福ちゃんと葵兄ちゃん、2人で幸せになってくれ
面白かった。
「幼馴染の兄ちゃんが当時の姿のままで現れ……」な時点で「あっ」と察する読者は多い。あなたの予想当たってます。
ぶっちゃけ「切ない」「感動」「涙」よりも、「鬱」「ホラー」「グロ」が頭に残ってしまった……。
まずこの漫画を明確におすすめできない人がいて
・ショタが苦手
・児童虐待や未成年者への犯罪描写が苦手
・鬱耐性がない
・ハッピーエンド>>メリーバッドエンド
・幽霊が物理的な干渉をしてくると冷める
上記の条件にあてはまる読者は回れ右。
特に二番、葵の回想シーンが結構キツい。
直接的な挿入描写があるわけではないのだが、犯人が跨って……のシーンは、散らかった部屋の生活感も相まって胸糞悪いリアルさに溢れていた。
葵と同年代の子供がいる人にはちょっとショッキングかも(気にならないならまあ……)
葵の年齢は作中名言されてないが、高校生にしては幼すぎるので中学生だろうか?
下巻では彼がアパートにいた理由が明かされ、運命的な偶然にやりきれなさを覚える。
とはいえツッコミどころもあり。
嫌がらせの犯人=葵(霊)=警告だとして、もうあれサイコキネシスとかポルターガイストの領域だと思うんだが、死後14年程度の霊がそんなフィジカルな攻撃できるのか?
嫌がらせ見てると千年閲した悪霊級のパワーでは……無念な死に方だったのはわかるがさすがに……。
葵と福太、受けと攻め交互の回想を挟んで心情を掘り下げていくのはよかった。
福太にとって強くてかっこいいヒーローだった葵の家庭が実は……というのは漠然と予想していたが、母親は病んでいるな……。
父親の浮気発覚前まで幸せだった事を考えると、彼女も最初から悪い母親だったわけじゃないのが辛い所。
やり方は間違ってたし、取り返しが付かない結果に繋がってしまったにしろ、心の底では息子を愛してたと信じたい。
読んでて一番メンタルがへこんだのは過去の葵が精神的に追い込まれていく所だった。
葵は福太を守ろうとして出てきた。
福太は葵の為に過ちを犯してしまった。
というか上の住人が少年性愛者だったとして、180センチ台後半成人済みの男に手を出すはずがないので、身も蓋もない言い方すれば葵の暴走が今回の惨劇を招いたんだよな……。
それでも福太があの結末を選んだのは、他の誰でもなく葵が一番だったからだよなあ……。
押し入れの菓子缶の中身は葵の遺骨で、葵が憑いてたのはアパートにあらず自分の骨。
読みながら思い浮かべた作品は「僕だけがいない街」「幸色のワンルーム」「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」「ハッピーシュガーライフ」などで、パクリではないが雰囲気がよく似ている。
BLの文脈ではどうだか知らないが、一般向けだと割とこの手の作品は多い。
ラストが賛否両論なのも納得。
個人的にはあんまり好きじゃない終わり方だった。アレじゃ葵が出て来た意味は……
いや、最後には葵も納得してたけど、「福太を守る」って大前提の目的は達せてないよね?
たとえ福太自身があの結末を受け入れたとしても、その事実を後で知らされる人達の胸中を考えると、あがいて苦しんで生きてほしいと願ってしまった。
終盤で福井に帰った際、葵の母親に会ってほしかった(もう引っ越してるのかもしれないけど)
葵が「愛されてない子供」だと思い込んだまま、逝ってしまったのは辛すぎる。
もう手遅れだし偽善なのは十分承知な上で、母親の謝罪と息子への本音を聞きたかったというのはわがままだろうか……。
葵の父親が方言、葵の母親と葵が標準語だったのを踏まえると、結婚して福井に移住したと考えるのが一番しっくりくるのだが、父親が出ていった時点で実家に帰る事ができなかったのか疑問符。色々事情があったのかな……。
葵母のやった事は絶対許されることじゃないし、彼女が与えなかった愛は福太が与えたんだろうが、うーーーーーーーーん……とモヤモヤしてしまった。
福太は葵にいちゃんに食べてほしいから料理の腕を磨いたのに、再会した時は食べられない体になってた、っていうのは切ないなあ。
BLとして読めば受けと攻めが抱き合って逝った綺麗な終わり方。
片やヒューマンドラマ成分を求めてしまうと、「お前らはそれでいいだろうけど遺された人たちは……」とツッコミたくなってしまうのが難点。
あの後骨は回収されたかもしれないが、やっぱりちゃんと墓に納骨して、そこに福太が手作りクッキーをお供えする……みたいなラストじゃだめだったのかな。
そんなありきたりな最後じゃ名作にならないし、記憶にも残らないのはわかってる。
あの時体を張って福太を守った葵が、再会した事で福太と心中に至る、というのはいくらなんでも救いがなさすぎる。
いや、葵の孤独が救われたならハッピーエンドと解釈できなくもないか。でもなあ……。
平凡だのありきたりだの腐されようと、やっぱり生きていく結末が好きです。
真相がわかってから読み返すと濡れ場がシュール。これ、視覚的には一人でしてたって事だよな……幽霊でも勃起や射精するのか……。
福太が「Free!」の真琴に見えて、脳味噌がバグったことも付け加えておきたい。
これはBL漫画だけど、葵みたいな……あるいはもっと酷い最期を迎えて、今も押し入れや山奥に眠ってる子はたくさんいるだろうな。
読んだあとすごくしんどかったけど、読み応えがすごくあった。すごくしんどかったけど。。こんなに闇なBLはひさびさというか初めてで、しばらく心にこびりついているような感じでした。
これまでたくさんのBL作品を読んできたけど、これが最高に苦しくて悲しかったし泣いた。
ショタは得意じゃないけどこれは別次元でした。
上巻があっての下巻だなと…
福太が壊れていくのも見ものです。
2人が幸せならそれはハッピーエンド!
何度も読み返しては泣いてしまう作品です。
後にも先にも多分メリバを買うのはこの作品だけだと思う。
現実が辛い分、漫画の中は幸せであって欲しいから。
でも、福ちゃんと、葵兄ちゃんが幸せならそれでいい。
願望言うならば、パラレルワールドの世界つくって、福ちゃんと葵兄ちゃんがちゃんと幸せな世界を歩んでいる姿をみたい。
こんなに複雑な心境で終われるBL漫画はまだこの作品以外出会ったことがない。(読まないジャンルだからねw)
この作品に出逢えたことに感謝。
ありがとう。
ここまで読んでくれてありがとう。
この話が福太の妄想だってこと
男子大学生が同じアパートに住む男性を殺害(動機不明)後、福井で凍死体(自殺)で発見される。
男子大学生は普段は気のよさそうな青年だったが事件前から怪奇行動や目に見えて窶れていくさまが目撃されていた。
結局、外側から見るとそんな話なんだよね
BLマンガとしてはしゅみじゃないけど、叙述トリックは神評価です!すごいと思った
BLマンガ(恋愛マンガ)としては全くオススメできませんが、BLを題材とした叙述トリックマンガとしてはオススメします!
そもそも葵(幽霊)なんて存在してなかったのに、幽霊として存在していると思い込んで読み進めてしまって、福太の妄想だと気が付いたときには、うおー!騙された~!(頭抱え)ってなりました!w
だから、ラストが感動したとか泣けたとか二人にとって幸せとか恋愛作品としての感想が持てませんでした
だって、ミステリーやサスペンス作品を読んでその作品の題材が恋愛だったとしても、恋愛内容がどうこうじゃなくて、叙述トリックがすごかったって感想になるでしょ?
この作品はそんな感じ
ただ内容が残酷だし葵も福太もつらいよねって目線で読んでると、生きて一緒にはなれなかったけど死なら二人はずっと一緒にいられるってところが感動しちゃうのかなって思います
私からみればそう思った人はみんな騙されてる!って感じですけど
それともみなさん、叙述トリックと分かったうえで感動してたりするのかな
葵が幽霊だと思った人には、今度はぜひ葵は福太の妄想として読んでみてほしいです
そのほうがしっくりくると思うから
上下一気に見ることをおすすめします。
伏線の張り方、話の流れまでとても分かりやすくて読みやすかったです。感動しました。
初め読んだ時とは違いますが、何度も読めるとおもいました。
2週目は結末が分かっているので、伏線を見つけるとなんとも言えないほどの悲しい気持ちで溢れかえりました。
メリーバッドエンド作品ですが、ハッピーエンド以外の作品を読みたいと思う方におすすめです。
購入して心の底から本当に良かったと思える作品でした。
私は「遥か遠き家」でメリバ、心中もののBLに目覚めました。二冊目を迷っていたのですが、非常に評価が高く、かつ重いトーンの作品はこれだと思い、購入いたしました。
上巻と比べBL的展開シーンが少な目で、その代わりに内容がすごく重くてずっしりと心に刺さりました。上巻でところどころに隠された伏線が下巻によって解明されるのですが、その重さは想像以上で特にラストの20ページ程度はほとんど小説や漫画を読んで泣くことのない私でも泣かされました。
ラストの20ページは「葵兄ちゃん」の気持ちが痛いほど伝わって来て、涙が止まりませんでした。私が一番刺さったと感じたシーンは福太が「一緒の福井に帰ろう」と言うところです。罪を犯してしまった福太にとってこれが一番の選択だったのか、というのは分かりません。でも、私には雪の中で寄り添う二人を眺めていると二人にとってはこれが良かったのかな、と思えてしまいました。
遥か遠き家と同じくらい、もしくはそれ以上に刺さった作品でした。
メリバ、重い話が好きな方には全力でお勧めしたい作品です。
とあるシーンがあまりにも辛すぎて、思い出したくないのに、時々フラッシュバックのように脳裏に浮かんでしまいます。
電子書籍のサイトとかで表紙を見かけるだけで苦しくなる・・・
雑食でメリバに抵抗はないし、ずっと気になってたからセールになったときに買いましたが、もう二度と読めないと思います。
(自分も子を持つ親だから余計にキツいのかも?)
めっちゃ好き‼︎
福太がもう可愛いし、葵兄ちゃんはツンがデレになってくし、ストーリーは最高だし………
これだけは絶対に言える
買って損は無い。
この漫画のおかげで新しい扉開いたし、市梨先生の漫画も沢山見るようになった‼︎
ただ、メリバとかホラー系が苦手な人は見るのをおすすめしないね。
流血表現とか、死んだ表現とかあるから本当に気を付けて読んでほしい。
友達に貸したら「切なすぎて死にそう」って言われたから、切ないのが苦手な人も
おすすめしない。ただ、失う覚悟が出来てるなら読んで欲しい
読んで後悔しました。
読み進めるのに体力がいるのか、読み終わった途端後悔と疲労がどっと出てきました。
余韻が残りすぎて辛いです。
読み返せません。
でも、喜べるような幸せな結末ではなかったけどこれで良かったと思いました。
2人にとってはハッピーエンドなのかな、
1回読んで終わるのはもったいないと感じたので、読み返せるようになったら、何度でも読んで深く考えていきたいと思える作品でした。
苦手かもと途中でやめそうになりましたが最後まで読んで良かったと、なんだかんだ言ってこの作品に出会えて良かったと思えました。
いちおうこの作品はハッピーエンドであるとここに明記しておきます。
しかしながら、ここでの「ハッピーエンド」というのが必ずしも世間一般で幸せとされる結末ではない、というのも念頭において読んでいただきたいな、と。
BL要素も濡れ場もありますが、「the BL作品」って感じではないです。私にこのふたりを表す語彙力は無いですが、強いて言うならば「恋人以上恋人未満」と言った感じでしょうか……恋人以上の感情はあるのだけれど、同時に恋人とするには何か大切なものが欠落しているんです。伝わるでしょうか……
好き嫌いが分かれるのは確かですので、ご無理はなさらないように。
上巻の感じからは一変して物語がどんどん進んでいきます。回答編、とも裏表紙に書いてあるのですが、本当にその通りで…何回も読み返してしまいました!上巻では明かされなかった葵兄ちゃんの過去は、共感できる部分が何か所もありました。‘‘上面だけじゃない…‘‘ありそうなテーマだけど今までなかったような…そんなストーリーです。
他レビューを見ていると結構好き嫌いは分かれているそうですが…登場人物個々の物語がとても深くて、自然と泣けてくる物語でした。特に最後の2ページの絵はは色々分かったうえで見ると、号泣でした。BL初心者で、NGがあまりなかったからこそ純粋に楽しんで読めたのかなとも思いますが…BL苦手な人でもこれは読んで損はありません。もちろんBL上級者さんも…
とにかく!絵も物語もとっても素晴らしかったです!!!
壮大なハッピーエンドだ。きっと市梨先生もそう思って書かれているはず。率直に疑問なんだけどバッドとかいう人は一体どうなってたらこの話はハッピーエンドだと思うんだろう?片方が生存エンド?その方がよっぽどバッドでしょう。すでに一人が死亡しているなら終わり方はこれしかない。ちゃんと犯人もめった刺しにして葬ったところが素晴らしい!コンプラとか常識とか漫画の世界に持ち込むから話が面白くなくなるということをよく理解してらっしゃる!二次元にそんなもんはいらん!!うん。父親と母親はそのへんできっと野垂れ死んでるよ。
これでトラウマとか。笑止。
『ずっと二人でいられることが、一番のハッピーエンド。』
その通り!!!
もしこの作品でトラウマを抱えてしまったという方はこれを読めば元気になるよ!↓
自分的最強のトラウマ、某バ●ナ魚みたらどんなにこのお話がハッピーエンドかが理解できるはず。あの長編を(幸いアニメの方ね)なんの心構えもせずに24話通しで見てしまった時。ハラハラドキドキを繰り返してようやく、ようやく終わりを迎え明るい未来が開けたと思ったよ。(リアルでも夜が明けてずいぶん明るくなっていたよ)油断しきってたさ。多幸感に満ちた状態で見終えようかというその時にだよ。奈落に突き落とされたあの絶望感、あれ以上のトラウマを味わった談募集。
あ、嘘、上下巻のお話で作者死亡のため下巻が見れなくなったのが一番かも・・それもまぁまぁヘビーなお話でよ・・・とんでもないところで終わってるという意味でNA●Aとかもソウカモネ。12ねん・・・
他の人のレビューを見て分かる通り確かに賛否両論です……途中で重い空気になっていき、私も胸が苦しい結末だったなと思いました……でもそれは2人にとっては幸せだったのかなと思います。号泣しました。色々な部分に伏線があって、それを徐々に回収していき、福太の過去、葵兄ちゃんの過去がわかったときにようやく2人は繋がったのだと感じた時涙が止まらなかったですね(^_^;)
まだ読んでない人へ、確かに地雷の人には辛いかもしれませんが、1度でいいので読んで見てください!(矛盾していますが、決して無理はしないように(--;))
下巻の序盤から、ああ、葵兄ちゃんは死んでるんだと思い、それが確信に変わり、どうなっちゃうんだろうと進めていくと、葵兄ちゃん不憫すぎる。 何も悪いことなんてないのに…心が壊れてしまった母親も憎いけど、その原因を作ってさっさといなくなった父親はもっと憎いよ。 そして気になってた老人がこういう風に絡んでくるとは思ってもみなかった。 だけど福太が思い出してくれてよかった…探してくれよかった…見つけてくれてよかった…
下巻は早い段階でネタバラシに入って、ちょっと驚きました。そこからずーっと、残り七割くらいしんどい展開!上巻の伏線が回収されていきますが、これも一つ一つが辛い回答で、なんというかやるせないです。
葵を見ていて感じるのは、子供の無力さに対する歯がゆさ。持たされるのがとても苦手なタイプの感情で、しかもここはBLどうこうの話でなく、原因はクズ親と犯罪者。このドロドロをどう処理したらいいか分かりません。現実にあり得ることだから余計に。流れるのは確実に感動によるものではない涙です。
福太は最初から壊れてて、狂気を見せたときにやっと自分を取り戻したのかと思ったり。葵の存在を福太が作り出した幻とするのか、葵の意思を持つ曖昧な何かとするのか、どちらと捉えるかで印象は違ってくると思うんですが、葵は自分を見つけてもらうことより福太を守ることを優先してたんですね。切ない。
ラストは心中といえば…の雪の中で。福太が関わってきた人々のカットの後に、一コマだけ振り向くシーンが入ってる点に惹きつけられます。この一カットのせいで福太は壊れきってるわけじゃないと思わされ、選択に強い意志を感じてしまいます。しんどさ大増量ですよ…。
たぶん二度と読み返せませんが、自分の中で中間評価は違う気がするので神です。
正直、切なくても涙が出るような作品はなかなかないと思っていましたが、これは切ないという言葉に収まらない作品でした。
あんな結果になるとは思わず、涙が止まらなくなりました。
ほろりと泣ける作品ではなく、メリバのどうしようもない感情が全て涙に自動的に変換されます。
私の幼なじみに読ませたら未だに思い出して泣くぐらいです。(トラウマにはなってません。)
私の周りには持ってない人がいないくらい、持っていて損はないぐらいの作品だと思います。
私自身メリバがとても好きで、読む前にもちゃんと事前にレビューを確認し、「まあ大したことないだろ」と思っていたのですが、、、全然大丈夫じゃない、寧ろ予想を遥かに超えてしんどかったです。
読了後にこんな喪失感が来る作品は初めてというか、良い意味でも悪い意味でも、今まで読んだ中で一番のメリバでした。
とにかく辛く、そして怖く、正直トラウマになりそうでしたが、それが美しくもあり、凄い作品でした。
ただ一つ言うなら、そこまでBLというかエロ要素は必要なかったのではないのかなと思います。
無理矢理組まれているようで、ストーリー的に少し浮いてる感じがしました。
でも話の流れは本当に好きです。
バッドエンドに慣れてない自分にはトラウマになる作品でしたわ。しばらく読み返せない。
悲しすぎて号泣どころじゃない。なんで読んじゃったんだろうレベルで辛くなった。
辛すぎてレビューしたくなった。
バッドエンド慣れてない人は読まない方が良いと思う。
王道的なメリーバッドエンドです。
2人の視点で見れば、ある意味ハッピーエンドで、これしかハッピーエンドになる手段がもうないんですよね......これで2人は救われたんでしょうね...きっと。
でも。
傍から見たらもはやバッドエンドです...。
覚悟はしていましたが、ラストが怒涛の衝撃的展開すぎて......辛くてまだ2度目を読めていません。甘々な日々が逆に浮いていて不穏な空気を漂わせていて、独特の作品でした。
作品はとても好きですし、これもひとつの幸せの形なんだと頭ではわかっているのですが、、、やっぱり、どこかで少しでもタイミングがズレていれば...こんなことにはならなかったのに.....と悔しくて仕方がないです。ちゃんと現世で幸せになって欲しかった..........
レビュー等も特に調べず、読んだことのある先生の作品だったので何となくアニメイトで買ってみましたが自分的には好きなタイプの作品でした。
上巻の途中までは昔仲の良かった葵兄ちゃんと福太が再開する比較的穏やかな話なのですが上巻の最後と下巻の中で葵兄ちゃんが今どこにいるのかが明かされる過程が中々にホラーです。流血表現とかがあるのでグロ苦手な人は気をつけた方が良いかもです。
メリバは特に好きでも嫌いでもないですがこの作品はとても好みでした。メリバが好きな人は絶対に読むべきです。間違いなくメリバ好きにとって最高の作品だと思います。
メリバ好きな人は好きなんだろうなって気がします。ですがわたしには無理でした。トラウマレベルで傷を負いました。読み返す勇気が湧きません……
めっちゃわかります。同じくトラウマレベルで傷を負いました。辛すぎです。
上下巻一気読みです。読む人を選ぶさくひんだなと
上巻の綺麗なめがねの中学生くらいの少年葵と、ふっくらもちもちしたかわいい小学生の福太のほのぼのとしたやりとり
場面が変わって泣きながら目覚める青年福太「俺はもう二度とおもいださない」という言葉とドアに書かれた落書きとぶちまけられたゴミ
後に全部葵の仕業と分かるのですが、幽霊にそんなことできるの?とちょっと疑問は残るのですが
最初のところで一気に引き付けられました。次どうなるのどうなるのとどきどきとしながら
下巻に…しんどかったです。福太の病み具合が尋常じゃなくて読んでてつらい
ミステリーホラー好きの私でも吐きそうなくらい怖かった
最後は、葵の本当にいる場所を福太が探し当てるわけですが、切ない一番泣ける場面でした
そしてタイトルの意味をラストシーンで知るのですね~
メリバですね
天国で幸せになってみたいな生まれ変わってもまた出会って今度こそ幸せになってほしいと切に願います
でもやはりBLでは幸せなラストが一番なのですが…
多分一週間くらいは引きずりそうです
BLではホラーミステリーものもあるのですが、この作品はむれをぬいていたということで神評価です。
初めてレビューを書きます
5ヶ月くらい前に絵柄とタイトルにひかれて買って、今更上下一気に読みました こんなにしんどくなる作品は初めて読みました しんどくなる作品は個人的にすきです
前を向こう、頑張ろう、とかそういうのではないなと思いました 一つ一つの濃い事象がありそれを繋げている感じがしました 上巻はまだしも、下巻は癒しとして読むものではなかったのかなと思います
濡れ場かわいかったです
以下ネタバレ
すきですが、こわくて吐き気がしました
葵視点がただただしんどくてこわくて悲しくて 涙も出ませんでした 泣いてる場合じゃないのです
読み終わってすぐに思ったことは「純愛」です
わたしは愛についてよくわからないのですが、ひたすら求めて見つけて育む、壊れたらやり直す そして永遠を共にする そんなところが純愛だと思いました
福太がもう一度葵を見つけることができてもわたしはしんどかったです
なにより復讐といえど福太は取り返しのつかないことをした 人の命を奪いました そんな中、タイトルの「心中」が思い出され福太の覚悟というか愛を感じました 今までの福太の狂気を見ながらも福太を見くびっていたなと、そしていなくなっちゃうんだなと思って、しんどかったです
最後の葵の幸せそうな顔は読み終わってから2時間経っても何回もフラッシュバックされ心臓がギューとなります 2人いっしょになれて本当によかった ただそれだけです
愛があるなら、全部狂えばいい、死ねばいいってわけじゃないですけど、2人が望んたことならなんでもいいです こういう勢い サラッと 読み込みすぎるとしぬ
一読者でありここに感想を残そうとしているのに愛がなんだとか言って現実を無視しようとしています ごめんなさい 2人が残していったものはとても多いです でも見たくありません 2人の永遠のみ見ました
何回も読みたいです
よい作品に出会えました
泣けるという前評判を見たので読んでみました。帯に賛否両論の話だと書いてありましたが、私はBL漫画を作家さんの頭の中を覗くような感覚で読んでいるので大丈夫だろうと思いそのまま読みました。結論から言うと全くと言っていいほど合いませんでした。
私がこの漫画に萌えられなかった理由はおそらく2つあって、1つ目はメインのカップリング(福太×葵)に全く萌えられなかったこと、2つ目は前後編分かれている、他の作品で例えると「ひぐらしのなく頃に」に近いような造りをしていて、比較的ゆっくりと話を進められるのに話がふわっとしていることにあると思っています。
まず1つ目のカップリングに萌えられなかったことに関してですが、これは完全に私の好みの問題かとも思います。カップリング萌えができなかった理由は、福太と葵の2人が同じ方向を向いている感じがしなかったからです。福太は、過去に葵が自分の前からいなくなったのは見知らぬ男に葵が連れ去られたのを自分が止めなかったからだと思い込んでいて、もう一度葵を見つけた今は葵を離すまいと葵に執着しています。一方葵は、福太がアパートに入居してすぐにドアへの落書きを始めたことから、恐らく自分のことは忘れて他の人と幸せになって欲しいと考えているんだと思います。確かに葵は福太のことが好きですが、好きだからこそ離れなければいけないと思っています。2人の望んでいることが全く違うため、どこかちぐはぐな感じがしてしまって全く萌えられませんでした。
2つ目の理由については、まず疑問に思ったのは「なぜ福太に死んでいるはずの葵が見えるようになったのだろう」ということでした。幽霊が現れる理由はこの世に未練があるからだとよく言われますが、葵の未練が一体なんだったのかよくわかりませんでした。そこで考えられたのは「そもそも葵は幽霊ではないのではないか」ということです。福太の夢の中で起こったことが現実の葵の体にも起こっていたことから考えたのですが、葵は福太の記憶の中の存在なのだろうと思います。夢は過去の記憶がつぎあわされてできるという話をよく耳にします。福太が夢を見る時、絶対に葵の体に同じことが起こるのは不自然なような気がします。ですが葵を福太の記憶の中の存在と仮定してしまえば、その原理にも納得がいきます。ですが、どうして福太に記憶の中の存在の葵が見えるようになったのかは本編を読んでも分からずじまいでした。
他にも話の裏付けが足りない部分がいくつか気になりました。この作品は他の作品と比べて考察をさせるような作品なので、裏付けはもう少しされていて欲しかったというのが正直な感想です。
市梨きみ先生の他の作品はそこまで合わなかったわけではなかったので、これからも面白そうであれば作品は買わせていただこうと思います。ですが、この作品に関しては本当にいろいろもやもやしてしまって楽しめませんでした。ごめんなさい…。
この上ないメリバです。メリバ好きの方にはとてもとてもオススメしたいです。もう、脇目も振らずメリバ方向にハンドル切ってる、って感じです。
個人的にグロが苦手で、先にレビューを読んでなかったらトラウマ化していたかもしれません。直接的なグロテスク描写はされていません。
上巻を読んでから少し間があいて下巻を読んだのですが、上巻が割とハッピー感があったせいで、その印象を持ちながら下巻を読んでかなりショックを受けました。メリバ初心者にはちょっと刺激的だったかな…って感じです。
繰り返しますが、メリバ作品としては最上級だと思います。
間違いなく、このエンディングが彼らにとっていちばん幸せなんだろうと思う。単純にハッピーエンドで締めようと思えば、いくらでもそれに繋がる抜け道は作れる。でも、そうしたら彼らは彼らでなくなってしまう。彼らが彼らであるために必要な構成要素を完全に持った彼らが一番幸せになる方法は、あれしかなかった。そんなことを思わされた。メリーバッドエンドの最適解をみせられた気がする。
酷く良かった。すごく良かった、とは言いたくない。あえて酷くという言葉を使いたくなる。ハッピーエンド以外許せなかったのに、良さが分かってしまった。無駄だと分かっていても、この作品を冒涜するような行為だと分かっていても、彼らのifの世界線を考えてしまう。幸せしかない、甘い甘い世界線の彼らを空想してしまう。普通ならその作品で完結させてしまう。自分の中で出てきたキャラクターを動かすなんてなかなかしない。それなのに、この作品では無意識にそうしてしまった。それほどまでにキャラクターが魅力的だった。愛してる、愛してるよ2人とも。
一週間はこの作品引きずりそうですね。本当に、溺れてしまった。自分の稚拙な文章で、変に具体化しながらこの作品をなぞってしまうと、その良さが削がれてしまうような気がするので、冒頭のような雰囲気文章みたいなものしか書けなくなってしまいました。良い作品だった。本当に。涙が滲むとかいうレベルではなかった。零れました。
あえて、メリバの良さが分からないなあと思っている人にオススメしたいかも。私がそうだったので。ビクビクしながら、身構えながら一発読むといいです。そのあと、感情移入ゴリゴリきしながらもう一発。そうすれば、きっと、もう貴方はこの作品の虜になっています。
様々なレビューに「泣ける!」とされ、タイトルの不穏なキーワードもあってかてっきり最後でさぞ悲しいエンドが来るのだろうと身構えていましたが、正直終わり方にそれ程ぐっとくるものはありませんでした。しかしそれよりも葵の過去、努力、本音、母親や福太に対する精一杯の思いやりにはただひたすらに泣かされました。福太に向けられる純粋で美しい“愛”と、葵に向けられる歪み狂った残酷な“愛”。この対比が自分は弱かったみたいです(笑) まさにお涙頂戴、といった境遇の葵ですが見事に泣かされてしまいましたね。
人によってはバッドエンドともハッピーエンドとも言える展開だったと思います。しかし最後に福太が葵を見つけ出し、そこで初めて報われる葵の努力がまさにハッピーエンドの鍵なのかなあと私は感じました。
賛否両論あるかと思いますが、非常に満足度の高い作品でした。
辛口レビューです
いつどんなすごい展開が来るんだろうと期待しつつ読んでいたのですが、あっさり終わってしまいました。
まあ心中というオチはわかっているのでその時点ですでに読む楽しみが半減しちゃってる感はありますね。
話もある程度予想がついてしまうというかありがちなように感じました。
上巻はまだ良かったのですが、下巻の伏線回収が雑で、葵はただインパクトのためだけに酷い殺され方をされたように思えてしまいます。
葵の境遇についても、うまく言えないんですけど「この要素でこうしてこうならかわいそうでしょ」みたいにとってつけたような感じで、キャラクターに奥深さがなかった気がします。
感動したとか衝撃作とおっしゃってる方もたくさんいますが、万人受けするかしないか以前に内容が薄いな、、という感想しか残念ながら抱けませんでした。
私がおかしいのか? また時間を開けてもう一度読んだら印象変わるかな、、
★セカイ系BL
作品の展開は無常で好きじゃありませんが、
幼児虐待の悲惨さ、犯罪の巧妙さ、犯人の弱者を偽装する狡さを世に訴える点で捉えるなら防犯のフィクション作品として意義は高いと思います。
以前、私の風水の師匠;密教大阿闍梨に「自殺」について問うたことがあります。
師が述べるには「自死は人に与えられた自由の一つ。自死を決意したなら、知人として最後まで死を見届ける愛が必要。邪魔は不要。」と、受け入れ兼ねる返答を受けて悩んだことがあります。悩んで、邪魔をして止めました。
この主人公は、幼馴染との約束を果たす為に自死を選びます。幼馴染の残留思念=霊は、必死に幼馴染へ警告を表して、生きて欲しいと守ろうとします。
でも主人公は、死を選ぶ。死で満足を得る、交わした約束の成就だけを思うのですが、あの世で幼馴染と会える確証は無い。遺す人への想いも無い。
思い詰めて外部遮断を遂げた時に、人は自殺を実行できるんですよね。
こういう不条理を「小人」の私は好きじゃない。哀しすぎる。
しゅみじゃない、です。
共感しすぎる方なので、なるべく2人と距離を置きながら読みました。
ネタバレしたくないので多くは語りませんが、読まないともったいないです。
がっつり読み込んでしまうと、しばらく引きずると思います。
わたしは先にレビューを読んだので、先人の教えを元に身構えることができましたが、何も前情報がなかったら危なかったかもしれません。
わたしにはハッピーエンドに思えました。
これ以上ない、というか、これ以外にないハッピーエンドです。
楽しむためではなく、すごく大事な何か、究極の愛みたいなものを知るために読む作品でした。
上下共に読んでの感想です
もう途中から2人だけの世界
まさにセカイ系でしたね
ちょっと色々無理な設定もあるし中々感情移入できなかったです
第三者目線で読んでしまったせいか、攻めはかなり病的に感じてしまい、後半に行くにつれ見てられなかったです
セカイ系BLなので視点を変えればまた違うと思うんですが、私には合いませんでした。ごめんなさい…
※長文です
上下一気に読みました。
上巻ではらぶらぶでほわほわでえちえちで、たまにふくたの闇が垣間見えたりして、ほーん主人公がちょっと闇抱えてる系かーと思ってたんですが、もう下巻でふくたの闇放出しすぎでしたね。そこも好きです…
そしてショタお兄ちゃんこと葵くんはふくただけに見えてると。これはマジ中のマジ、マジ最高のシチュですありがとうございます。
そんな葵くんはふくたを助けるために落書きをしていた訳ですが、ふくたはそれに気が付かず逆に葵くんを守ろうとして。なんかもう愛と言うより葵兄ちゃんを失いたくないという独占欲や執着心が大きかったですね。まあ覚えてないと言っても1回失った訳ですし。そりゃそうです。
ただあの終わり方、あれは私にとってはあまりハッピーエンドとは思えませんでした。ただふくたが幸せなら、それでいいなら全然構いません。あのおじさんもショタをむりやり犯したわけですし、殺されて当然です()ふくたは葵兄ちゃんと会えればそれでいいと思っていたんでしょうね。相当抱えて病んでいましたし。
賛否両論はありますが、本人が幸せならそれでいいって、私はそう思えます。
この漫画に出会えて、こんな展開もいいなと思いました。様々な意見がありますが、私の中では1番と言っていいほど神作品です。
1周目してからもう一度読み返すと、上で葵の本当の気持ちや過去を知りながら読み進めていくので、葵の思いなどが強く表れてくると感じて余計に涙が止まりませんでした。
葵には、辛かったね。頑張ったね。と声をかけたいです。ですが福太ともう離れずに一緒にいることが出来ることは葵にとっても、福太にとっても幸せなことだと感じました。
展開的にはメリーバットエンドですが、2人にとってはハッピーエンドな作品だと思います。
私自身メリーバッドエンドの作品が好きで、読みたいなと思いつつ、口コミとか見ると、「軽い気持ちじゃ読めないんだろうな」って思っていて、買おうか迷ってました。
でも、買って良かった!
買うなら上下セットがいいと思います。
読み終わった後は、しばらく脳内でシーンが再生されるし、放心状態が続きましたね。
私、全然涙流さない人なんですけど、最後は泣かなかったけど、ウルウルきました。
読むなら元気な時が良いと思います。
病んでる時とか、落ち込んでる時に読むと、他の方々がおっしゃっているように、鬱になります。たぶん。
是非読んで欲しいです!
下巻はずっと涙涙涙でした。メリバが初めてで、自分でも泣きはするだろうと思ってたけど、予想以上に涙が止まらない、当人たちにとってはこれが最高の終わり方であるのは間違いない。そう思うけど残された方(読者側)は、胸になんとも言えないわだかまりが残る感じです。でも読んでほんとに良かったです。メリバ好きになりました。メリバも読んでみたいって思っているなら絶対にこれをおすすめします!
葵のあの負の連鎖のような、苦しい時が積もりに積もったあのタイミングがなければと願う、
が、しかしこの出来事が無ければ話は進まない、葛藤の一言。
上下巻セットで購入しました。
そして、上下セットでの購入をオススメします!!
上巻での伏線が回収されていく下巻は…もう、涙なしでは読めませんでした。。
葵くんの生涯がもう…切な…ってか、凄惨です。
タイトル通りのエンディングへ向かってく感じも、福太が壊れく感じも好きでした。
先生の絵柄も綺麗で可愛くて好きです。
タイトルで結末を出さなくても…とも思うのですが、先生がこのタイトルから思い描いたとおっしゃってるので、このタイトルで良かったのかなとも思います。
私は、ショタもメリバも大丈夫なので全く問題なかったですが、本当に読む人を選ぶ作品だなと思いました。
読みたかったBLを読むついでにちるちるさんのレビューを見て購入。
一気読みした結果めちゃくちゃメンタル抉られた。でもすごく好きだった…(精神的に)痛いし辛いし苦しいのだけれど幸せに笑う二人を見られて最後はちゃんと救われたのだなぁ、きっと天国で二人は幸せに結ばれるんだろうなと…そう思わないとやってられない(笑)
とにかく下巻の謎解き編を見ていてこっちまで精神崩壊しそうなレベルでした。
どこかで何か違えばハッピーエンドだったのだろうかとか、考えしまいながら下巻のホラーっぷりに戦きました。
市梨さん前に読んだ3分間の~より引き込まれました。マジで軽い気持ちで読んではダメなやつ。でも!すごく好きなんだよ!葵兄ちゃんのバックボーンがあまりにもあんまりなんだけど、終わり方好きだしハピエン厨のわたしはハピエンだと思ったし二人なりの幸せ掴んだんだよ苦しいけどの繰り返しでまだ引き摺ってます…。読む価値はある。
ただ、死ネタやら殺人やらレイプやらでメンタル持ってかれてしまうので元気な時にどうぞ。福ちゃんの精神崩壊ぶりがいちばんキツかったかな…いや葵ちゃんもどぎついけど。
まとまりのないレビューですみませんが、わたしはとても好きでした。
以前から気になっていたので購入。鬱々としたラストスパートと結末は決して万人受けではないけれど、刺さる人には刺さる作品だと思う。私はこういったホラーやサイコ的な作品も好きなので楽しんで読めた。
話の展開と結末に読後はしばらく放心し軽い吐き気がしたぐらいだった。いろいろな要素が気持ち悪い感じ。上巻も不穏な雰囲気はしていたが2人が結ばれて幸せそうにしていた。これを見てほっこりしたところで下巻を読むと落差の激しさがすごい。人物の倫理観や環境の悪さが怖い。ただ久々にかなり好きな作品に出会った。
求めていたすべてがありました。やりきってくれて心から感謝しています。
大変気が引けるので作品名は伏せたいのですが、同じ作者さんの別作品を「切ない」という前評判に惹かれて読んだら完全無欠のハッピーエンドでものすごく落ち込んでしまったことがあり(可愛らしくて良い作品だったのですけどね)、今回も正直「これもハッピーエンドだったらどうしよう」というか、逆に「『実は生きてました』エンドだったら今度こそ立ち直れない…」と思っていたのでもう本当に、本当に嬉しいです……ずっとこういう作品を求めていて…………ありがとう……心がずたずたです……
まあミステリ作品ではないというか、謎解きとして楽しむにはもうタイトルからして暗い結末が目に見えている展開ではあるのですが、そこが個人的には好評価で、落ちるためにゆっくりと登っていくジェットコースターのような、まさに「不穏」という雰囲気が非常にツボでした。
なにもかも手遅れだからこそ、それでも残る感情が切なくて美しいのですよね……
こういう"悲劇"を扱った作品というのは、他の方がおっしゃるようにもちろん児童を巡る社会的な問題を反映してという面も当然あるとは思うのですが、個人的にはある種の"愛の寓話"だと思っていて、だからこそ「まともな幸福」から零れ落ちた存在が決して余人には認められないものであろうと救済を得るエンドというのがものすごく好きです。剥き出しの魂の話だから魂に刺さるのです………
ところどころハッとするような表現の美しさが光り、「記憶の蓋を閉める」シーンなんかは鮮烈で素晴らしいなあと思うのですが、一番胸が震えたのはやはり「押し入れが落ち着く理由」が明かされるくだりです……
あのクッキー缶、本当に見るからに小さくて軽いんですよね、「ああ、葵兄ちゃん、こんなに小さかったんだな」と思って、胸がぎゅーってなってしまいました……
万人受けはしないでしょうが、悲しくて美しくて素晴らしかったです。胸に刺さった棘のように忘れがたいラストでした。
上巻の序盤でほぼヒントをくれてしまっているので、正直オチは想像できるな〜と思ってました。
確かに概ね想像通りだったので種明かし的な楽しみ方はほぼ出来なかったけれど、商業の漫画でここまでやり切ってくれると思わなかった要素が2つあって嬉しくなってしまった!
以下完全なネタバレ
要素2つは福太の気が完全に狂うところと、部屋に乗り込んでいって…のところ。大方の漫画だったら完全に気が狂ったところで周囲の助けが入って、葵兄ちゃんもそんなことしちゃダメって止めてくれそうな気がするんですけど、完全にダメな方向に突き進んでくれて期待を超えました。下手にハッピーエンドに媚を売らなかったらからこそ、ここまで話題になった作品ですね!
でも上巻の感想の通り、やっぱ性愛込みじゃ無い方が逆に激重で好きだったかもなぁ。
皆さんのレビューをチラ見しながら、避けて避けて、でも我慢できなくて電子書籍で購入したものの、予感する思いに怯えて暫く読まずにおりました。忙しいからとか、先きに読むものがあるから、体調が悪いから…と不必要な言い訳を作り日延して、とうとう読みました。この巻を読み終え、悲しくて苦しくてギュウッと涙が出ました。
読後感の良いしあわせなお話が好きな私には苦手な作品でした。
どこにでもある日常の側にある殺伐は作り話だけでなく、この作品の舞台となる鄙びた地域でもあちこち報道されます。見過ごされたままのものさえあります。
そのような中で、福太が葵の〝いる〟アパートに来て葵と再会し、葵を〝見つけ〟ることができたことが救いでした。
上下巻2冊のボリュームに見合ったとても良いお話でした。間延びするところがなく特に上巻はじまりのテンポの良さは秀逸です。透けて見える悲惨な予感を感じさせながら弾むような少年期の描写でした。人物はもちろん、福井の背景や料理の絵も繊細。
読み返すのが辛い名作です。
上、下巻の感想です
好きです!!!
心臓がギュッとしましたっ泣
本で買った人で帯を見たら大体察することができる内容
でもでも違うんです!
読んでくださいとしか言えないこの気持ち…
ネタバレをしては感動が薄れそうでうまくつたえれませんがこの時代に生まれてよかった…と思わされました
大泣きしたのでティッシュタオル必須です
お金払って配りたかったです(無理です)
今年1おすすめがここで来るのかと感動です
攻め視点から始まりますが攻め視点で進む話苦手な私でも読めました、受けの視点から進むことも多々あるので攻め視点のみではないです。攻め視点地雷の方も大丈夫だと思われます!
葵お兄ちゃんが本当にかわいくて可哀想で…キャラづくりがとても上手だと思いました。八重歯と、メガネの奥のいたずらっぽい目が本当にかわいかったです…。
葵お兄ちゃんの、現実に起こり得る最悪の形といってもいい最期に、吐き気がしました。それを理解したときの福太の感情は推し量れません。
膨大な負の感情をぶつけられたような読後感で、私は2〜3日引きずってしまいました。メンタルが弱い方は読むのを控えた方が良いかもしれません。先にこちらであらすじや傾向を読んでから買うべきだったと後悔しています。
絵もお話づくりも上手く、こういった傾向のお話が好きな方には最高の作品だと思います。
上下一気に読みました。
賛否両論ある作品ということですが、私は今回『神』評価をつけました。
この作品の肝になっているのは、「人間が狂っていく姿を見させられること」と「在り来りな、実在することをファンタジーを交えて表現している」ことかとおもいます。
まず初めにこの作品は上を2つ、下を3つに分けた計5分割で物語を分けられます。
正直葵お兄ちゃんの正体は勘の良い人だと1/5の段階で分かります。
そして残りの4/5をかけて、タイトルである「心中するまで待っててね」にどう持っていくのかを見るという構成です。
下巻の頭、3/5辺りから物語の最後まで、主人公である福太がおかしく、狂っていくのを見て取れます。感情移入をしない読者の方は「あーあ…」となるかと思います。
そして下巻の4/5、いわゆる解答編、過去編あたりで葵お兄ちゃんの過去が明らかになり、そして彼が少しずつ壊れていくところを見せられます。
家庭崩壊、ネグレクト、自動拉致の被害者。可哀想と一言で片付けることが許されない実態に思わず目を覆いたくなりました。
しかし、市梨きみ先生の表現力によって、目を覆うのではなく、読み進めたくなった辺り、すごい方だなと思いました。
そして物語はラスト、5/5でタイトルに繋がる。
全て読み通して、彼らが壊れ狂い、しかし彼らにとっては幸せになったという、エンディングでした。
人間がじわじわと壊れていくのを見るのは、結構きつかったです。でも彼らにとって最後幸せだったのでこれは1つの愛の形と受け取りました。
そしてもう1つの肝である、「在り来りな、実在することをファンタジーを交えて表現している」ことですが、これは葵お兄ちゃんの過去と、今ここにいることです。
市梨きみ先生も以前葵お兄ちゃんがなぜ見えるようになったのか、の部分をインタビューで回答されていらっしゃいましたので割愛します。
個人的にここの肝は「葵お兄ちゃんの境遇」です。
これ何がきついって、作品として読むと可哀想…辛い…となりますが、普通に今の現代社会で起きてることなんですよね。目を背けてはいけない現代の闇。
ニュースなどで普通に流れていることをこう、葵お兄ちゃん視点で見るのは本当にきついです。
そして最後の拉致監禁、殺害。あぁ、こうやって行方不明になるのかと考えさせられます。
人間がじわじわ狂っていくのは言い方を悪くすると、他の作品でも読めます。(なんならもっとえぐいのもきっとあります。)
ただ、この葵お兄ちゃんの境遇などは市梨きみ先生でないと書けないものだったと思います。
人間の死をあまりに簡単に扱いすぎ、結局幸せとは?みたいなコメントもありましたが、フィクションでありながら、これだけ様々なことを考えさせられるのは間違いなく神作ではないかと思います。
それだけ人に何かしらの影響を与え、感想を書き出させるという力を作品が持っているということなのですから。
こうやって長々と書いていますが、要約すると「読むの結構しんどいけど、読んでよかった!間違いない!」の一言です。
沢山ある作品の中で出会えてよかったです。
またこちらの感想を長々と読んで頂き、ありがとうございます。
これぞ私が求めてたBLって感じ
正直今まで「○○の分まで生きるよ」的なのが綺麗事にしか感じられなかったから、葵のことだけ考えてのラストに最高に興奮しました。
依存してたらそりゃそうなりますよね。納得です。最高です。
もう依存の極地って感じです。
上巻での所々の苦しそうな顔からもう何となく察しながら涙が…
下巻にうつった途端涙がダダ漏れでした。止まらん。明日腫れるやつだ。
終始とにかく泣けました。
福太の過去の後悔についても、葵の辛い過去についても、あの日の決断についても、、全てに涙…。しんどい…。
福太が最後おじさんを殺したあと葵を見つけるシーンで、葵の、福太にそんなことさせたくなかったんだっていう気持ちと見つけて欲しかった、助けて欲しかった、本当は福太の行動が嬉しいって心のどこかで思ってるんだろうなっていうあの複雑な感じにやられました。
福太にとって葵は小さい頃から本人も気付かないうちに依存していて世界で最も大切な存在だったんだろうなって感じました。だからこそ、福太は福太の周りの人達よりも葵と一緒にいる道を選んだんだと思います。
現に、葵がいなくなってしまってからの幼少期の福太は無自覚に他への関心を失ってしまっている。2回目読んでその辺からも葵への執着の強さを感じました。
こんなに泣けた漫画に出会ったのは初めてです。
個人的に秘密基地で福太が言った一言が心にとても残ってます。
BLとしての評価付けるのが難しい作品だと思います。地雷の方も多いでしょうし。
萌えるかっていうと、そういうのは一切ないんだけど、思いの深さというか執着心というか、感じるものはあって最後ほろっとさせられました。
あと、マンネリ、テンプレ、無理矢理設定な作品が氾濫してるなか、やはり挑戦してるな~と思うので、萌×2で。
ザワザワします。
レビューもとてもザワザワしていて普段はレビューの多い作品にはレビューしないんですが(もう大体皆さんが書いてくれてくれているから)なんか作品読んで大分経つのですが妙に自分も思うことを言いたくなってきた。。
私は読み終り「う〰ん」と唸っただけでした。
ラストがバッドエンドっていうのは大昔の昭和のドラマでは結構な流行りだったんですよ。
また小さかったんでリアルで見てたワケではないですが、主人公が良く病気になり最期には恋人の腕の中で美しい世界で美しく死んでゆく‥。
死の美学ってやつでしょうか‥今では感動ポルノってやつでしょうか
そんなラストは今では珍しいので若い人達には衝撃なラストだったかもしれませんね。
今となると、良くも悪くもこれだけレビューされているというのはやはり市梨さんの作品は注目されていて人気あるからでしょう。
と客観的に思えます。
お話はどうであれ、市梨さんがインタビューでメガネの作画の話をされてましたが、作画のクオリティは益々上がっている。
黒髪メガネ、奥に見える瞳‥
キャラの魅力にやられてしまう。
また、トランクに鎖をかけて想いを仕舞い込むシーン。
当人しか分からない心情を言葉だけでなくイメージを絵で表すところなど私は好きです。
市梨先生もこの作品が全ての人にすかれるはなしではないことは分かっていたはず。
敢えてそこに挑戦していく勇気と精神力を賛美したいとは思う。
あと一つ!
市梨先生が描く黒髪の子のスーツ姿が好きなんです(๑´`๑)♡
市梨先生には物足りないかもしれないけど、今度は王道甘々なカップルも描いてみてほしいな(⌒_⌒)
私が読んできた本の中で1番好きです。。。
とくに最後です。
本でこんなに泣いたのは初めてでした。
葵兄ちゃんを誘拐したじじいを社会的に抹殺してからグチャグチャにしてからこ〇したいです。。。
市梨きみさん素敵な本を書いてくれて
ありがとうございました。。。
あの時、あの瞬間に「もし大人がいたら防げたのでは…」
まだ幼い少年達が、忌むべき事件に翻弄された結果
恋情だけを握り締めて行動を起こしてしまった
誰かが止めるべきだった。誰かが気付くべきだった
少年達は最も避けるべき道を選び、最も悲しい結末に辿り着いてしまった
これは悲劇のお話だ
なーんて社会人なら思うストーリーでした!
ですがこれは現実ではなく、才能ある作家様によるコミックス…そしてワタクシは男達の恋を見守る萌え深き腐ったばばあ……社会人のようにはレビュらないわよ!
福太と葵は恋をしていたんですね
恋人を守ろうと助けようと頑張ったんですね
病めるときも健やかなるときも恋した人と手を繋いでいくことを選んだんですね
電車に乗ってるときからずっと、福太は葵と手を繋いでいたんですね
今度蛍を探しにいくときは手を繋いで二人で行けばいいと思います
そうすれば冷たい雪の中でも繋いだ手があたたかいし暗い土の中も明るくなるし
おっと、失念していました
蛍はもう必要ないんでしたね
ずっと一緒にいられるんだから
冷たいのも暗いのも一緒にいられるんなら平気なんですよねずっとずっと
個人的にお供にしたイメソンは
前半から半ばまでは 私とワルツを/鬼束ちひろ
ラスト Be My Last/宇多田ヒカル
葵視点 眩暈/鬼束ちひろ
でした。イメソン聞きながら作品世界に没頭するタイプの方、ご参考までにどうぞ
評価が萌止まりなのは、残念ながら事件性、葵の現状、犯人、ストーカーの正体等、ストーリーが読めてしまったからでした
これからのBL界に関しては、もっと不穏でガチガチのミステリーもホラーもどんとこいです~
上下巻キレイに完結していて拝読して良かったと思えた。上巻はショタっぽい受けの葵と攻めの福太の布団内のやり取りが可愛いこの愛が深まるシーンは下巻の繋がりに欠かせないのだろう。福太は葵に異常に執着していて名前の連呼が怖いですが下巻で理由が明かされます。人物の感情(セリフ)や行動が現実的です犯罪を扱っているので苦手な方もいるかもしれない悲しいけど考えさせられます。悲劇なBLですが二人の愛には穏やかな時間を感じます納得の結末です作者の感性才能に脱帽。絵や背景も見やすいただおじさんが異常にリアルで気持ち悪かったしかしこれじゃなきゃだめなんでしょうね(汗)作者の良作となるのではないでしょうか。後ろをめくらず頭から読んだ方がいいです。
レビューを見るとかなり批判多めの作品だけど、個人的には好きすぎる。葵さえいれば何もいらないみたいな福太の葵への依存にも近い感情は見ててすごく好きだった。純愛から狂愛へって感じがしててすごくゾクゾクする。こういう、あの人との思い出は一生忘れない…あの人のぶんまで生きよう…みたいなオチじゃなくてこれで一緒だね…みたいな鬱になりそうなストーリーをずっと求めてた。ただ、少し話の構造?が雑だなとは思ってしまいました。
タイトルからして、まあ普通に幸せにはならないだろうなぁと思いながら上巻を呼んでました。そして下巻!やはりこうなったか…という展開です。
読み終わった直後にこのレビューを書いているのですが、
正直胸糞悪いです。引きずってます。死んだ経緯の描写が
しんどすぎて、結構そこでえぐられます。
最後のシーンは、2人が幸せならハッピーエンドでしょ!これに尽きます。読者は辛いですけどね。2人の気持ちを尊重してあげようよ。
読み進めていくうちにしんどくなるし、ほんと胸糞悪くなるんですけど、上巻のえっちシーンがよかったです。他のレビューとかでえちがあることで話しのバランスが悪くなってるとか、浮いてるとか書かれていましたが、私の感想としては、エロがなかったら完全に心病んでました!あってよかった!前半が心のよりどころです。まずショタっていうのが強いです。だってちんこが小さいんだもん!ショタつよ!かわい!
結果面白かったか、面白くなかったかっていったら私は面白かったです。
何度も言うように、しんどくはなりますが引き込まれる一冊でした。でも下巻は読み返したくない笑
下巻で謎ときになります。
もう葵が亡くなっているのも、犯人が誰なのかも分かりきっています。
ただどうしてあんなに賢かった葵が、犯人について行ってしまったのかが判明します。
そして福太が記憶を閉じ込めてしまった経過も分かりました。とても切なかったです。
あんなタイミングじゃなきゃ、葵の母親がまともな精神状態だったなら違っていたかもしれません。
葵が再び居なくなってからの福太の狂気が悲しいです。
真実に気がついて葵を見つけた時には涙が止まりませんでした。
好き嫌いが分かれる作品だとは思いますが、最後の2人の笑顔が真実だと信じます。
ただひとつ。福太は親にも周囲にも大事にされて育ってきているので、
心中する前に葵への思いに流されるのではなく、そういう人たちの感情を考えて欲しかった。
では、あると思います。
この漫画に関しては、
アレ、これ読んだことあったっけ?どんな話だったっけ?となる事はまずないです。
作家さんが、ノリで書いたものとは違うとも感じます。
ただ福太には自分の寿命を全うして欲しかった。
罪を償い、自分のために苦しめる両親や友人や沢山の人達から目を背けずに、生き抜いて欲しかった。
まだ若い福太にそれがどんなに過酷な日々でも、
それまで、「心中するまで、待っててね。」であって欲しかった。
葵にいちゃんと一緒にこの世から消えていなくなる事が、
大好きな人と一緒にいてあげるって、何もかも放り出して眠りにつく、それしかないとなるのは幸せと感じてしまうかもしれないけど、
そうじゃない、と私は思いました。
このラストが甘美で刹那的で、これはこれでいいんだ!という感覚もわかるんです…
それでも、ここからこれから、物語にはならなくても福太の人生はまだまだ続いていってこそ、私は読んで良かったと思える気がします。
私は、ホラーや鬱系の作品が大好きなので、BLでこういった作品が読めたこと、大変嬉しく思います。
重いストーリーなので、メッセージ性や深いテーマなんかを期待して読まれている方もおられるようですが、そこではないです。
大切なのは2人だけの完結された世界です。
2人の想い以外は、どうでも良い狂気の世界です。
だから私は、美しいホラー作品として読みました。
第三者視点ではなく、もっと純粋に2人に寄り添って読むと、結末の感じ方も変わるかと。
また、福太の狂っていく描写や、救いようのない現実と美しい思い出との対比がとても素敵です。
報われない、間違いだらけの選択、悲しくて美しくて愛おしい。
そんな作品でした。
後半のフラグ回収があまりにも雑すぎて感情が追いついていかないままバッドエンド。
作家さんが何を伝えたいのかがよく分からない作品でした。
下巻の話の展開に内容を傾けるなら上巻の濡れ場は必要なかったし、逆に上巻のままの雰囲気で行くなら下巻で福太が葵兄ちゃんを殺した犯人を特定して殺す描写まで描く必要はなかったんじゃないかと。
正直私はBLとしては見れないかなって感じ、、
ラストでタイトル通りフラグ回収は出来たけど、無理矢理感がとにかくすごい、、
この作家さんが描くBLをこれまで全て読んできていてハッピーエンドが好きな自分としてはナシかなと。
作家買いです。
前情報は聞いておりましたが、ここまでやられるとは思いませんでした。
個人的には読了感がしんどいきついつらいですが、メリバ作品としては素晴らしいと思います。
衝撃作という言葉が一番適していると感じました。
所々に違和感は感じますが、ストーリーは完成しており、詰めて行けば現代社会にあり得そうなお話でした。
押し入れから骨までくるかなーと思いましたが、そこは眼鏡他だけで。
ドラム缶でそこまで燃やせない…骨どこ行った…底にあったのが骨なのかしら…という事は骨粗大ゴミ…あと蛋白質燃やしたらかなり臭いぞとちょいちょい現実に戻るのがきつかったです。
(BLはファンタジー)
絵の綺麗さもコマ割りも非常に上手い。
弱いホラー展開にもぞくぞくさせられました。
覚悟を持って読むべき作品だと思います。
BL作品に求めるものとは少し違いましたので中立とさせて頂きました。
昨今のエロを求めるBL作品では良さが生かしきれないテーマだと思います。
エロは大好きですが、この作品に関してはエロは必要ないと思ってしまいました。
男性同士であるとしても、プラトニックで読みたい作品でした。
皆さん揃って書かれていますが、まさに賛否両論ですね。
作品としては、ただラブラブの大団円のストーリーに比べたら内容の濃い色んな方向から考えさせられるお話だと思います。
自分の好みとしては、やはりハッピーエンドの方が好きですし、うえっとなるほどかなりエグいシーンもあり何よりテーマの中のひとつが死であることで、最後があまりに悲しすぎます。そういう意味ではしゅみじゃないのかもしれませんが、斬新な切り口と何で?どうして?というサスペンスの様なドキドキ感、綺麗で悲しすぎるストーリーにあえて神評価をつけさせていただきました。
ショタがかわいいです!
ショタと体が大きい攻のお兄さんとのエロシーンを見ることができて嬉しかったです。昨今あまり見なくなったような気がします。時代。
内容は他の皆様が書かれているように賛否両論あるようなので、ショタ好きの方に気楽におすすめできる作品ではないのですが、
ショタの泣くシーンとかもあるので、是非見ていただきたい。
上巻だけならわりと平和なのですが、上下巻読まないとこの作品の良さがわからないと思うので、なんでもい読めるショタ好きの方は読んでみてほしい。
評価に非常に迷いました。忠実に評価するなら萌寄りの中立といったところかな。ストーリーには中盤までかなり引き込まれていたんです。が、中盤から終盤にかけてはなんだか尻すぼみになっていったような。あまり構えず先読みもせず、流れに任せて読んだつもりですが、それでも特に予想を超えた出来事は起こらず。そもそも作品タイトルが最大のネタバレになっているので、どんなに伏線をチラ見せしかしていなくても、物語の向かっている先をそこに合わせて読んでしまうことだけは避けられず。
私はけっして死を推奨する気はありませんし、死を盛り込めば面白くなるなんて安直な発想は真っ平です。生きていても絶望はやってくるし、死を取り入れなくてもこの作品より胸糞悪い作品はたくさんあります。一方で、死を盛り込むことで物語の持つ空気や意味を転換させられることもあると思っています。恐らく、この作品ではそれをあまり感じられなかったのかもしれません。死によって人間の感情に真に迫って何か訴えることも、これ以上ないほどの絶望や鬱感を植え付けることもできると思うけれど、この作品はどっちつかずだったような。最終的にこれで2人の魂が救われたといえるのかどうかも疑問だし、かといって現実世界の惨たらしさが徹底的に描かれているわけでもなくて。どんな死に方をしようと死んだら何もかも終わるのが普通、でもけっして福太の妄想なんかじゃなく葵の魂は実際そこに存在していて、彼らは想いを伝え合うことができている。これってとても幸運なことですよね。
あとは下巻を読んでから上巻に戻ると、なんだかセックスしてる2人が浮いているような気もして。確かにこの展開でどこかに濡れ場を挟むならあのタイミングしかないのだけど、濡れ場って本当に必要だったのかなぁ。ここまで精神的に強い結び付きのある2人なら、むしろ濡れ場なしの方がもっと物語の真髄に触れられたような気もしてしまう。こういった重めのストーリーとBL面を自然に絡めるのって本当に難しいと思います。総じて描きたいシーンや展開は決まっているけれど、読者に恐怖を与えたい、謎解きを楽しんで欲しいというのが先行していてBL面が後から追いついてきたような、そんな印象でした。
沢山レビューが上がっていますので
感じたことのみを率直に書きます。
メリバ作品はあまり読んでいない者のレビューです。
正直吐き気がするシーンが多々ありました。
悪いタイミングが重なって不幸しか呼ばなかった展開も苦しいものでした。
結末はこれが正しい選択だとは思えません。
けれど福太には福太の考えがある。想いがある。
賛同はできないけれど、全てを否定したくない。
そんな感情に包まれました。
この結末を神と呼ぶには抵抗がある。
そんな中で評価の決め手となったのは、
「僕を見つけてくれてありがとう」
という葵兄ちゃんの言葉でした。
一人でずっと寂しかったよね、辛かったよね、
福太と再会出来て良かったね、
と深く刺さったのです。
最悪な結末なのに「良かったね」と思えた。
2人はこれからたくさんたくさん幸せになるんだろうなって。
2人一緒なら今度こそ幸せになれるよって。
タイトルにあるように後追い心中という結末でも、
再会出来た喜びと今後の幸せを願ったのですね。
賛否ありますがこれはこれで一つの愛の形だなと捉えました。
創作の世界ぐらい2人の幸せは2人が決めるもので良いと思うのです。
(リアルでは残された側を考えると気が狂いそうですが)
メリバでありながら、
読後に2人の笑顔しか頭に浮かびません。
救いがなくてシンドイけれどホッとした。
なのにどうしようもなく苦しくて大泣きした。
なんとも言い難い感情が涙となって溢れました。
ただ先述とは矛盾してしまいますが
手放しで“純愛”と褒め称えてはいけない気もします。
そこだけは間違えないように…と自戒しつつ、神評価で。
2人の未来に幸あらんことを祈ります。
初めてレビューを書きます
ほかの作品では、私が書かなくても私の気持ちを過不足なく代弁してくださる方がたくさんいらして、『以下同文!』『意義なし!』ということが多くて評価ポチだけしてきました
この作品は賛否が分かれているようなので、『賛』の気持ちをお伝えしたくてレビューしてみました
この作品はあまりにも衝撃的でどの視点で読むかで受け取り方が変わってくると思います
私が一番大事だと思ったのは葵兄ちゃん自身の気持ちです
幸せな家庭から一変、次から次へと大人たちのエゴの犠牲になってしまった兄ちゃん、犠牲になったことを誰にも知られず行方不明のまま忘れ去られてしまった兄ちゃん
そんな兄ちゃんの魂を救うには『福太の愛』以外になかったと思うのです
ともに過ごし愛されただけでなく、福太が自分を襲った犯罪を暴き、犯人に罰を与え、自分を見つけてくれたことで兄ちゃんの魂はやっと安らぎを得ることができたのではないかと思いました
最後の最後も、別の終わり方があったのかもしれませんが、私は魂の結び付きをより感じることのできるあの最後が、哀しいけれど嫌いではありません
世の中で起こりうる問題や目を覆いたくなる犯罪をBLで描くという挑戦に賛辞を贈りたいと思います
話題になっていた作品なので読まなきゃなーと思いつつ本日やっと読みました。
タイトルは読み終わった時の私の感想です。
うわーとしか思いませんでした。
死というのは物語の中で描かれることが多い要素ですが、この作品の中で描かれた死は軽いなと思いました。葵は可哀想だな、福太は哀れだな、おじさんは自業自得だな。その程度です。
私は小説でもなんでも作者が作品を通して何を伝えたかったのか考えるようにしています。
今回は何を伝えたかったのでしょうか?ただあのラストを描きたかったのでしょうか?
私から見れば心中なんてただの自己満足です。死ぬ方はいいけど残された人なんてただただ可愛そうで仕方ないです。
相愛の男女が(wikiには男女と書いてありました)変わらぬ愛の証として一緒に死ぬことが心中だそうですが、私は福太が葵と共に死ぬことが変わらぬ愛の証なのだろうかと疑問です。
上巻で伏線を張ったにしては、下巻の回収と展開のスピードが速かったな、もう少し丁寧に描いてもよかったのではないかなと思ってしまいました。具沢山でコンソメも入っているけど塩コショウが入っていないコンソメスープみたいな。
心中を美しいこと、最大の愛の表現方法と思われる方は楽しめるかもしれませんが、命を粗末に扱うことを許せない身としてはたとえ漫画、創作物であっても美しいとは思えませんでした。
ただ、良くも悪くも(読んだ後気分が良くはないです)インパクトはあった気がするので中立です。
あっさりで拍子抜けしました。
「ビーボーイ編集長が連載前に『刺激が強い表現や犯罪行為を含んだ展開を予定しています。掲載しても良いかを最後まで葛藤いたしました』と読者へ注意喚起の直筆コメントを掲載。」という異例の宣伝記事を見たときからどんなのだろうと思っていましたが、そこまで……でもなかったような??
確かに、中学生が殺される描写は可哀想ですが。
このくらいの作品なら他にもあったと思います。
あと福太が犯人を殺す描写もアッサリでした。
福太が本当に良い人なだけに、人生狂っちゃって悲しいな…。殺人犯になったあげく自殺(心中)するとか…。
葵も葵で、虐待じみたことをされて逃げ出した先が変態に殺されるとか、救いがない。
福太が死んだあと、アパートでおっさんの死体を見つけた警察は福太を犯人として扱っちゃうわけでしょ。おっさんも犯罪者で葵を殺めてるのにそれは明らかにされずおっさんは被害者として報道されるわけで…。福太が殺人犯だって報道されたとき、カフェ夫婦や福太の両親はどう思うのか考えるとつらいです。個人的に、福太がおっさんを殺すよりおっさんが世間に裁かれる方が良かった。
そしてこれも個人的な意見ですが、心中がハッピーエンドとは思いません。
福太は良いかもしれないけど、葵的には福太が死ぬことを良しとしないのではないかなと思ったのですが。
おっさんが福太も連れて行こうかと話したら、あいつは愛されてるからダメだと叫んで止めた彼が、
死んでからも僕は福太のヒーローだからと言いながら福太を守ろうと必死だった彼が、
福太がこんな歳半ばで自分と心中することを望むか?幸せに暮らしてほしいと思うのではないのでしょうか。
でも最後笑ってたし、望んでたことなのかな~…。
とまあ色々言ってますが、上下巻通して読み応えがあって良かったです。
いつもアホエロばかり好んで見ていたので、たまにはこういう作品も良いなと思いました。
あとこの作品は他の方の感想やレビュー読むのが楽しいです。いろんな意見があって面白い。
追記:
回答編である下巻を見たあとに上巻のエッチシーン見返したら、
これ傍から見たら福太ひとりで喋りながらオナってるのかな…と思いむなしくなりました。
2冊並べると表紙が繋がって見えますね。
実は謎だらけだと思いつつもしかして…と嫌な予想をしていたらやっぱり。
不穏BLなるほど。
タイトルの意味も納得です。
謎が全て証されます。
なんて悲しいことだろう。
葵の家庭環境もその後の出来事も。
全てを思い出した福太。
後悔して思い出して復讐して二人で秘密基地へ。
このまま待っててね。
ずっと二人でいられることが、一番のハッピーエンド。
悲しすぎる。まだ子供だったのに。まだ大学生なのに。一つ狂えば何もかも狂って巻き込んで取り返しがつかないことになって。
これも一つの幸せの形、終わり方かもしれませんね。
今回は作者買いだったので事前情報ほぼ無しで読み始めました。
今までの先生の作品も拝見させて頂いていたので葵兄ちゃん、福太共に完全に私の好みでした。
ヤンデレ気味な攻めとツンデレ気味な受けと上手いこと調和がとれてる感じがして見ていてキュンキュンします。
先生の書くエッチなシーンもとてもタイプで比較的エロシーン少ない方なのかなとは思いましたがそれでも満足するエロさはあると思います。
不穏な空気が終始流れてるのがいいスパイスになっていて、不安定な中にあるエロってなんかクセになります。
この二人の背景があまりにも辛くて読み進めるごとに先を予感して辛くなっていくのですが、読まずにはいられません。
レビューで先が分かるのがちょっと...と書かれている方もちらほら目に止まって確かにその通りではあるのですがそれでもなお作品に引き込まれるほどの出来だと思いました。
葵兄ちゃんはあれだけ辛い環境に居たのに光のような存在だった福太の事をお兄ちゃんらしく守ろうとしていて、それは再開した後も変わらずで深い愛を感じますしそれに比例して純粋すぎるほどの福太の葵兄ちゃんに対する好意も同様で、時間は経ってるのに全く変わらない子供の時と同じ気持ちの2人で再会したという点に運命的だなと思いました。
勝手にですが先生の気合いを感じる作品で、大変心に残りました。
切なくもあり、苦しくもあり、辛くもあり、でもお互いの愛で溢れてる素敵な作品だと思います。
神にしなかったのは勝手ながら消化不良な感じが残ってしまったからです。
しっかりと綺麗に終えられてはいると思うのですがあの二人の悲劇に対してもっと!もっと!是非ラブラブな感じを詰めて欲しかったです(笑)
読み終えた時の気持ちが切なさが6割程だったのでもう少しだけあの二人がラブラブなところが見れたらもう思い残すことはありませんという感じです。
先生是非アフターストーリーを...!
題材があまりにも重いので何度もこまめに読み返せる作品では無いかもしれません。完全にファンタジーだと割り切って読むからこそ読み切れたのかなという疲労感があったので。
私は先生の作品が今までのもの含め好きですからこのような評価になりましたが賛否両論ある作品なのでしょうね。
でも死ネタ大嫌いな私が評価できる1冊でした。
はい。キマシタ!運命の下巻(笑)
覚悟して読んだのに、意外にも甘めのお話だった上巻に拍子抜けしつつ、
気を引き締めなおして読み始めました♪
こちらは、「下巻の感想」&「上下巻合わせた作品全体の評価」となります。
上巻、分かっていたとはいえ葵兄ちゃんの現実を突きつけられたラスト。
もう葵兄ちゃんと離れたくないと、過敏になり家からでなくなり葵兄ちゃんと家に篭る福太。
そんな福太を見て覚悟を決めた表情の葵兄ちゃんは、福太を家から連れ出し愛と感謝を伝え姿を消す。
そして、無くなっていた福太の記憶部分の回想シーンとなります。
仲の良かった大好きな葵兄ちゃんとの日々。
そして葵兄ちゃんが姿を消した日の事。
そしてその記憶を無くすまでの数日間。
・・・普通に切ないお話でした。
その後に、葵兄ちゃんの回想シーン。
あー。。。たまらない。。。
ここで玄関の落書きなどの真実がハッキリと分かる。
そして、葵兄ちゃんが姿を消したことで、壊れかかっていた福太の精神は完全に崩壊。
タイトル通りの結末に向け行動を始める福太だけど、
上巻からちょくちょく登場していた不審な上の階の住人が目に留まる。。。
奴こそが元凶。
「復讐」を遂げ、奴の部屋にあった葵兄ちゃんの形見を持ち二人の思いでの地へと帰る福太。
そしてタイトル通りのラストへ。
多分感想の別れ道は福太の「復讐」行為だと思われます。
私個人の感想としては、上巻で既に壊れ始めた福太の感情が、葵兄ちゃんが姿を消したことで完全に崩壊した時点でもぉ社会的常識などは通用しないのは一目瞭然。
逆にあそこ迄しないと「え?その程度の愛?」なんて感じてしまう程の闇状態。
なんなら足りないくらい。
福太の底知れない病んだ愛の大きさと、葵兄ちゃんの福太を想う気持ちに胸が締め付けられるお話でした。
が、犯人への憎さが消化しきれていないので「神」には至らず。。。
いつもは読後の楽しみにしているレビューを、読前にしっかり読んだのは初めてかも。
数々あがるレビューから話の方向性が見えてきて、「あ、そっち系なの?」と少々驚きました。
救いのない話って、コミックスではそんなに多くないと思います。
(最近甘いものばかり好んで読んで耐性が弱くなっている私に、果たしてどう入り込んでくるだろう)という不安を抱きながら、購入。
以下、ラストについてネタバレしています。
ご注意ください。
何だろう。
ただただ悲しかった。
結末を知っていたから上巻はすべてが不穏に感じたけど、下巻はただただ悲しかった。
葵の人生はあまりに悲劇だし、無惨。
家庭環境から自身の最期まで、何故幼気な少年がこんな思いをしないといけないのか…と憤りを感じる。
でも福太と出会えて、福太に見つけてもらえたことだけは、幸せだったのかな。
福太は葵の失踪以来、自分を責め続け、幼い心には抱えきれないものを背負ってしまった。そんな彼にとっては、葵と死を共にすることが幸せだったのかな。
そう思うしかない。 そう信じたい。
でも2人のお母さんのことを考えると悲しくてたまらなくなる。
子供の話って、どうしても母目線で読んでしまうから。
だから、たとえ2人の恋の昇華を描いた作品だとしても、悲しくて許せないお話だったんです。
2人にとってはある意味ハピエンなんでしょう。
もうお互いにしか救いを見出せない2人だったから、結局この結末しか選べなかったと思うので。
だから憎い。こんな風になった原因が、犯人が、心から憎いです。
評価は迷いました。
私は創作物は創作物として割り切って読むタイプなので、賛否両論作品はたいてい賛に転がります。
だから、2人の愛だけに焦点を当てた物語なら、結果が心中でも神評価つけていたと思います。
でもどうしても、可愛く健気に生きた少年と、幸せな家庭に育った青年の命を奪った出来事は許せませんでした。
本当に悔しい!!!
現代の世相もあり、フィクションだしね…とは割り切れないものがありました。
市梨きみ先生の作品で今まで読んだのは『さよならアルファ』と『3分インスタントの沈黙』の2作品。
それらはオメガバースに義兄弟という、元々が得意でないテーマだったため、別ジャンルの作品が読んでみたいな〜と思っていました。
そしたら今度はこう来た。
毎度テーマは違えど(得意でない分野でさえ)購買意欲を掻き立てられるし、カスタマー心理をうまくついてくる作家様だな、と思います。
いろいろな試みをしてくださることは、私としては嬉しいことなので、あとは個人的好みとスパッとハマる日を待ち望んでいます。
『要らないものばかりだ 葵兄ちゃんのいない ここはひどく寒い』
とりあえず普通に一読者として楽しく読めました、「さよならアルファ」が合わなかったので心配でしたがこんなにストーリーテラーだったのかと良い意味での衝撃でした。
上下巻の分量がまったく長いと思えませんでした、楽しく読めた理由を自分なりに分析すると市梨さんが「物語」に真摯に向き合っているからだと思います。
結末は救いようがないけど、どのキャラも駒ではなく物語を構成する要素として大切に描かれています。
脇キャラのバイト先の夫婦も魅力的なキャラで、この二人の話が読みたいと思ってしまったくらいです。
作者の言いたい事が先行して物語がそれに追随するような作品はあまり好きではなく、
「フィクション」は啓蒙書ではないのでどんなに良いことが書かれていても、その方がよっぽどキャラや読み手を蔑んでいると感じてしまいます。
賛否両論、様々な意見があって当然な作品ですね。
評価がすごく難しい。
いや、一読者のわたしなんかが作者さんが書いたこの渾身の作品に評価なんておこがましいんですけど。
一意見としてネタバレしながら思ったこと。
[葵兄ちゃんの扱い]
家庭環境最悪。病んだ母に精神的に虐げられて限界。偽善者ぶった変態のおじさんに囲われる。
性的に悪戯されそうになり抵抗し命を落とす。
無惨です。酷い。
じゃあ、抵抗していなかったら?
あのクズのおじさんに延々と身体をいたぶられ続けるの?それこそ生きながらに地獄で死に値するんじゃないの?
だからって殺されてしまった事を肯定する訳じゃないですけど。
[福太の復讐]
本筋で変態おじさんに制裁をする福太。
自ら手を下さずに警察に通報したらいいんじゃない?
いやいや、そんな簡単な事じゃないんですよ、と。警察に捕まってなんだかんだで刑務所に入ったとして何の救いになるの?
葵兄ちゃんのお墓に眼鏡を供えて「あいつ、捕まったからね」なんて手を合わせる福太、福太じゃない。
二人が死に至ってしまう過程が、ラストが決して万人受けするものではない。じゃあどうしていたら?のたられば論に何が正解だったのか?と読者それぞれの受け止め方がある。
二人にとってこれ以上ない幸せ、と感じる人もいればもちろん否定的な、嫌悪感や拒否感を抱く人だって多いでしょう。そう思わされるには十二分の描写があります。
神、しゅみじゃない…みなさんが様々な異なる意見を交わすこの作品。
良くも悪くも強烈に印象に残る、心にこびりつく…いろんな意味でとんでもないなと思いました。
もし私の上巻のレビューを読んでくださった方がいらっしゃるなら、こちらのレビュータイトルに「おや?」と思われたかもしれません。
本作の光と闇のような対の表紙を眺めていたら、こういう感想の吐き出し方をしてみるのも時にはいいでしょうと思い、ポジティブ変換した感想を上巻のほうに投稿してみました。
こちらに変換前の感想を残します。辛口です。ネタバレもしています。
ご注意ください。
市梨きみさんは昔1冊だけ読んで作家買いには至らなかった作家様なのでどうだろうなーと思いつつ、ミーハー心の方が勝ってしまったので手に取りました。
連載開始時に編集長が直筆のコメントを出すという話題性に始まり、ちるちるでもコミックス化が決まった2ヶ月前から試し読み記事をアップされるなど異例の宣伝でしたよね。
ストーリー型マーケティングのお手本のような売り方でした。
見事な成功例だなって、今この辛口の感想を書いている時点でも皮肉一切なしで思っています。
だけど、作品自体を絶賛するのは私には到底無理です。
死をエンタメ消費する作者が、同じく死をエンタメ消費したい読者向けに描くその「気軽さ」に、腹の底から吐き気がしました。
この作者には心が無いのだろうかと思いました。
「萌え」が最優先になって、いろんな感覚がもう麻痺してしまっているのでしょうか?
《葵兄ちゃん》は、大人達に人生を搾取されるだけされて呆気なく殺されています。
子供の人生を搾取しまくる母親に間接的に殺され、そこから逃げるために取ったつもりだった救いの手によって直接的に殺される、というおぞましい殺され方です。
この「おぞましさ」が最終的にほんの少しでも昇華されるなら、この作品がくれるものはガラリと意味が変わったでしょう。
それならば読んだ甲斐もあるというもの。
だけど本作は、こんな最悪な形で一人で死んでいってしまった葵兄ちゃんの為に、主人公《福太》の人生がこれまたお手軽インスタントに作者によって搾取されておしまいなのです。
作者が描きたかったのは、結局のところ、このラストなのでしょう。
これが「萌え」なのでしょう。
福太に葵を殺した直接の原因を始末させ、そして福太を殺すことで葵を救ってあげた気でいる作者。
私から見たら、あなたのためよと子供を間接的に殺し続けた葵の母親と一緒です。
何も思わずに読み終われるなら、それは幸せな人生でもあります。
上巻に付けた評価も別に嘘ではありません。
・・・ということも、色んな思いを込めてここに書き残しておきます。
【電子】まんが王国版:修正白抜き、カバー下○、裏表紙○、電子限定ペーパー(1p)付き
作者買いです。上巻も含め、コピーにある「合法ショタ」「連載時から賛否両論」「ハートフル不穏BL」…作家好きでなければ手に取らなかったかも。連載開始時にわざわざ読み手を選ぶと注意書きが入っていたのも知っておりました。コミックス派ですので、途中に読む事もせず、上下巻を一気読み。同時発売でよかったです…。
上巻で不思議な形で再会した2人。そして想いを通わせるように。ある意味では「今の」2人を邪魔するものはなかった。有るとすれば、福太が生きているという現実。私がちょっと苦手かも…と思いながらもこのお話を手に取ったのは、先にこのちるちるでの市梨先生のインタビューを見たからというのもあるんですが、でも、うーん。タイトル…やっぱりネタバレしてるかな…。「心中」という決定的なワードを使っているがために、どういう過程や理由や納得が有るにしろ、ラストシーンで描かれる主人公たちの肉体的姿はそうなのかな…と、そりゃあ察してしまうでしょう(苦笑)正直なところ、そこに向かって読んでしまった部分はあります…。普通に「会いに行くから、待っててね」くらいでもよかったんじゃないかなあ。
往年の名作「高校教師」しかり、その姿は愛し合う2人が行きつく先として描かれてきたものです。どうしても見る人を選ぶから、あまり選ばれてこなかったけれど。なのでそれをBLという形を使って使われたところには凄いと思います。
BLに限らず、一次創作二次創作に限らず、フィクションで描かれる物語が担っているのは、物語に自分を投影するかどうかは受け取り手にも寄りますけど、現実では叶わないかもしれないこと、起こり得ないかもしれないことを見る事によって、楽しませたい、夢を見させたい、というようなことだとも思います。一種の現実逃避でもありますが、「学校の人気者に告白されたら」「昔好きだった人と再会出来たら」みたいな、有り得るかもしれないけど、そんな事なかなかないよね~というような妄想が形になったものが物語ともいえるかと。だからあまり、バッドエンドや所謂メリバ、アンハッピーエンドのものは好まれなかったりする。
多分このお話は、「たられば」が叶わなかった『現実』を描いた作品だと思います。葵兄ちゃんとの再会があったとしても。「もしあの時、一緒にいたら」「付いていってれば」。そんな後悔も虚しく、2人の間には目を背けたくなる現実があります。だけど、『フィクションの物語』らしく、唯一「再会出来た」という「もしこんなことが起こったら」が有ったがために、主人公:福太の中で何処か止まっていた時は動きだし、あのラストシーンへ。
福太にとって、どんな形であれ、葵兄ちゃんと再会出来、そして想いを通わせられた。他人の目から見たら、福太は確実におかしくなっていっていたし、福太が選んだ結末は祝福されるものではないかもしれない。だけど、福太が笑ってこの結末を選んだなら、それは「ハッピーエンド」なのである。そう思わせてくれるお話でした。
神評価にするのはやっぱり出来ないかも…。前述した通り、タイトルでネタバレしてると思えたのと、読み手を選ぶ作品であること、そして、個人的には、1周読んでこの物語を受け入れ、2週目で更なる納得をしたものの、5周10周は出来ないかな…と思うほどに、ヘビーなお話だからですかね…。個人的意見です。
というわけで、いよいよ下巻は「不穏」の部、謎解き編です。
まず冒頭にハートフルな描き下ろし部分があって、ちょっと油断させてからの謎解き編は、葵視点のパートもはさみつつ、どんどん真相解明されていくのですが、、、、。
真相は、想像してたよりは、ずっと「不穏」というか、陰惨で、表現としてはコマ数も抑えて相当描写を控えていますが、それでも読むのは、なかなか辛かったです。
そして、このタイトル「心中するまで、待っててね」にたどり着くのですが、
最初から、このタイトルのために作られたお話だったのだと思うと、とても切ないです。
泣きました。そして、眠れなかった。つらくて、痛かった。
残虐で、陰惨で。言うなれば これは「残酷な天使のテーゼ」
非常にゾッとさせられました。そして自分の脳内でなされた映像化に苦しみました。
これは、この事件自体は、私たちの生きるこの世界に、あり得ることだろうと容易に想像出来るおぞましい事件だからです。
読みながら、少し。福太の記憶の曖昧なところが不穏で、ちょっとだけミスリードされました。
葵兄ちゃんを殺したのは、福太なのでは無いかと嫌な予感もよぎったのです。
福太が封印していた記憶は、自分のせいで葵兄ちゃんが拐われたのでは無いかと苦しんでいた事。
事実はそれ以上に残酷で残忍な事。
両親の勝手な離婚で、精神を病んだ母に異常な執着とネグレクトされ、孤独に苦しんでいた葵は、
いとも簡単に変質者に拐われてしまう。
レイプされ、抵抗した為に殺され、ドラム缶で焼かれてしまう。
福太の想いが呼んだのか、葵の未練が遺したのか。
犯人の住まうアパートに越して来た福太を心配した葵の霊との束の間の逢瀬。
葵への想いを募らせて病んでしまった福太の犯人への復讐。
それは。葵が本当に望んだ事だったのか。
死してなお、愛する福太を守りたいと強く願った健気な葵の、天使の恋の物語と読むべきか。
二人で心中するまで。
この世界はつら過ぎる。生き難い。救いも、きっと無い。
真っ黒に塗られた福太の顔。目を潰された犯人のおぞましさ。
多分もう正気では無い、福太の笑顔。そこには居ない筈の葵の笑顔。
何もかもがただ、恐ろしくて悲しかったです。
一方で、煽りに使われていたショタという禁断感は、こと福太と葵の間には感じられにくかったです。
市梨先生の描く「受け」は、大人でも割とこんな感じなので。
それよりも犯人がリアルで気持ち悪い。
犯人の「気持ちよかったなぁぁ…」が頭から離れない。
手に取るのを躊躇していたこの作品。
なぜならハートフルな作品は大好きですが、
不穏・心中というワードにかなり抵抗があり、
果たして自分に耐えられるのか…と。
上記ワードに引っかかったり、抵抗を感じる方はどうぞ
メンタルを万全に整えて下巻に臨まれるのがよいかと
思います。
辛いシーンに何度も心臓を抉られて嗚咽をあげながら
読み続けて心が瀕死寸前になり読後はしばらく
放心状態になったハピエン厨からの今更ながらで
恐縮なお知らせです。やっぱりダメージは大きかった…。
耐えられなかったけれど、読んで後悔はしていません。
しばらくはちょっと辛いかもしれませんが…
決して正しいとは言えないけれど福太が選んだ道を
見届けられて、葵兄ちゃんを見つけられて、
ふたりでずっと一緒にいられるようになって…
ラストシーンが目に焼き付いて、
ふたりの表情を思い返すだけでもまた涙が出そうです。
ふたりの繋いだ手がもう二度と離れませんように。
またあの幸福な日々が続いていきますように。
ネタバレしてますのでご注意を。
SNS等の宣伝で気になって読んでみました。葵兄ちゃんは昔に死んでるのかなって何となく察していたのでストーリーにそれほど驚きもなく、結末はちょっと悲しかったです。死んだ人が会いにくる話ってけっこう見たりするけど、あまりBLだと見ないなと思いました。そこの点が珍しくて良かったと思います。
葵兄ちゃんの死に方が酷いのでそこは受け付けられない人がいると思います。自分的には読み終わってハッピーになれる気分じゃなかったですけど、葵兄ちゃんが少しでも救われたのならそれもそれで良かったのかな、、
あと、これはおにショタってやつなのかなって思いました。
1巻ではハマらなかったものの、2巻でドはまりした作品のひとつです。
2巻の方が断然心を揺さぶられる内容となっています。
結末よりも葵兄ちゃんの過去の方が衝撃的だったため、もっと葵兄ちゃんと福太の幸せなところとか、二人の過去の話が読みたかったので、そういう意味では上下巻完結だと尺的に物足りなかったです。
市梨先生のエロ表現が多少私の好みではないところがあるためか、上巻ではエロいらないなあと思っていたのですが、この巻で葵兄ちゃんの身の上に起こったことを考えたら福太とのエロがないと絶対ダメだったんだと思い、下巻の後に上巻を読み返すと印象が変わっていて、上巻の展開がとても良かったと思うようになりました。
内容が辛すぎて感想がうまく書けないのですが、読後にも尾を引くストーリーで・・・印象に残る作品でした。
『さよならアルファ』以降、格段におもしろくなった作家さんだと思いました。次の作品も購入してみたいと思っています。神評価としゅみじゃない評価が割れるところも、この作品が何かを考えさせられるすごい作品なのだなと思います。
この作者さんの作品が好きだったので買ってみました。
結果こういう作品は好きじゃありません。まさに賛否両論漫画で拒否派でした。
幼い子が辛い目にあったり、性の対象として表現した描写は苦手です。
このお話は物語を通して伝えたいことが全く分かりません。あの環境で恋愛を通してあの結末で得たものは一体なんだったのか。失って理解できるというものもありません。
でも刺激があることが続くので先が気になる心境にはなります。
冷静に考えると犯罪者と被害者の話で精神に影響をきたしてしまったというところ、そう簡単に綺麗には片づけられないと思います。
あのラストも不快です、どうしてもあれも一つの幸せの形だとは思えません。
不穏BLと売っているようですが不憫BLだと思いました。
ただタイトルと雑誌で注意書きがされている作品で、あらかじめ悲恋だとわかるように周知してくれるのでその点では配慮されているなと思いました。
悲恋が苦手な人は読まなければ良いとういう理論になります。
暗い話や鬱系漫画が好きな人には刺さる作品なんだと思います。コアなファン向けです。