僕等に名前をつけるなら 上

bokura ni namae wo tsukerunara

僕等に名前をつけるなら 上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神94
  • 萌×292
  • 萌39
  • 中立11
  • しゅみじゃない9

--

レビュー数
26
得点
966
評価数
245
平均
4 / 5
神率
38.4%
著者
あがた愛 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
価格
¥694(税抜)  
ISBN
9784813032373

あらすじ

…弟だなんて、知りたくなかったな

高校3年の春、遠坂和泉は弟・矢野馨と再会した。
両親の離婚で離ればなれになって7年、
寮の相部屋で再び一緒に生活することに。
低くなった声、赤く染まった髪、大人びた表情、知らない名字……
何もかも変わってしまった彼に
最初は弟だと気づかず惹かれていく和泉。
兄弟同士のはずなのに、胸に芽生えたこの感情は…?

表題作僕等に名前をつけるなら 上

高1、和泉の弟
高3、馨の兄

その他の収録作品

  • 僕はおとうと

レビュー投稿数26

切ない兄弟愛

学生寮で寮長を務める和泉は新入生の馨と同室になり面倒をみる事に。どこか懐かしい匂いのした馨は実は両親の離婚で7年前に離れた弟で、すっかり変わってしまった彼の様子に気づかなかった和泉。男らしく格好良く成長した馨に惹かれていた和泉は、弟だって知りたくなかったという想いに。
好きだけど好きになってはいけない兄弟愛。馨もまた離れてからずっと和泉の事を想い続けていて、そんな2人が惹かれ合うのを止められる訳もなく…。
上巻の終わり方が秀逸でなだれ込むように下巻を読まずにはいられない!そして初めてのセッが、それは愛しくてエロすぎてもう大変〜。他の人とはどうしても最後まで出来なかった和泉なのに、馨だと体が反応してしまうのは愛しかない!

0

ガチ兄弟×再会愛

親の離婚で離れ離れになった兄弟の再会愛。義兄弟ではなく、ガチ兄弟ものです。

寮で同室になり再会した兄弟ですが、兄・和泉は最初は実の弟だと気付かないまま、恋心を抱きーと続くお話。

実の兄弟ならではの”禁断の恋”の背徳感と、受けである兄・和泉の恋心と葛藤が丁寧に綴られていて、ストーリーが進むにつれ、ドキドキ感が高まります。
和泉の口元のほくろが、なんとも言えずセクシー。

攻めの弟・馨は犬歯?が出てて、グイグイ来る感じ。
わざわざ京都から横浜の兄の学校に来たり、校内での和泉との絡みなど、漂う執着感が良かった◎

ついに馨(攻)から手を出され体から籠絡されそうな兄ですが、これからどうするどうなるー!?と気になるところで終わっている上巻でした。

0

じっとりジワジワ

あがた先生の作品って、しっとりというよりはじっとり〜…って感じがするんですよね。登場人物の雰囲気(髪の毛のツヤすら)も、絵もストーリーも全部がそんな印象。
それが身体の中から込み上げてくるゾワゾワ感に繋がり、妙にクセになります^^


禁断の兄弟愛。
この設定が、あがた先生の絵と見事にマッチ。仄暗さを醸し出す陰の部分を感じにいられません。邦画のスクリーンの画質みたいだなと思ってしまいました。
小さい頃に親の離婚で離ればになってしまった兄弟が再会し、弟から告白されてしまう上巻。わざわざ遠い京都から横浜の学校に進学したことに理由があるなぁと思っていたら、もしや…でした。BLなんでね、これくらいは予想済みでしたけども(笑)

弟の馨の方が執着心ありありなのが垣間見えて、固く閉ざした兄・和泉の心を開いていくんだろうという期待に下巻を早く読みたくなりました(≧∀≦)

0

執着臭がプンプンする…!!


離婚してバラバラになった兄弟が高校生になって再会。
ガチ兄弟なので同性と血縁の葛藤が見どころです。

寮暮らし同室同士なので、お話の規模は狭め。
物事が激しく動くというよりは、じんわり進んでいく感覚でした。
使用しているトーンも暗めのものなので、ちょっとダークな雰囲気。

そしてゲイの兄の片思いかと思いきや―――!?
弟の執着臭がプンプンします。
互いが兄弟なのを周りに隠して他人のように接する二人はどうなるのか…。
上巻ではまだまだ甘さが少なく、今後の展開に期待大です。

0

ボタンを掛け違えて、戻れなくなった

静かに、けれど心は確実にお互いに寄っていく。気づいた時には、沼って戻れない。そんな兄弟BLでした。

『こうやって、隣にいても、ただの友達にみえるのかな』
『オレたち、タイプ違うしね』
(本文引用)

真面目な兄とお調子者の弟は、両親の離婚によって離れ離れになります。
再会時にお兄ちゃんは、弟に気付きません。
弟の距離が近い近い。これで、ゲイのお兄ちゃんは勘違いします。ドキドキしてしまうんです。
でも、最初のこの弟に気づかないでドキドキしちゃうのが、まるで掛け違えてしまったボタンみたいにお兄ちゃんの気持ちを恋にシフトしてしまうんです。

だから、弟だって気付いたあとに必死で軌道修正かけるのに裏切るように弟が「好き」って言ってきて、これからどうなっちゃうの!?と、好きのあと続きが気になって仕方なくなりました!

さすが、あがた愛作品だなって思ったのが、えっちしてる時の顔がえっちです。
禁欲的なえっちさというか、見えるより見えないほうがえっちみたいなあの感覚に似てると思います。
お兄ちゃんには、元カレがいて、元カレとのえっちはぜんぜん感じなかったのに、弟くんとのえっちは感じたことない気持ちよさが込み上げてくるの、たまらなくえっち。

下巻でどんなことになってしまうのか、楽しみです!今から読んできます!

0

切なげ

両親の離婚で離ればなれになった和泉と馨。
高校の寮で同室になり、兄弟なのにお互いにそれ以上の感情を抱いて…?
というところまでを描いた上巻でした。

再会した時、和泉が馨に気付かなかったということは
弟だと認識出来ないほど、長い間会えていなかったということなんでしょうか…
幼い頃のふたりが別れる前、わりと淡々としていたので最初ふたりは義兄弟なのかと思っていました。でもそれは幼さ故の無邪気さだったのだと知って切なかったです。

お互いに想い合っているような展開になっていますが、これからどうなっていくのか…
なんとなく儚げな雰囲気を感じるので幸せな未来であってくれたらないいなと願って、下巻を読みたいと思います。

0

僕等に名前をつけるなら、なんだろう?

うーん、いいお話だったんだけど…。
ごめんね、おばちゃん枯れてるからこういう瑞々しい?微妙な心の揺れ動き?のもう萌えられなくて。

親の離婚で離れ離れになった兄弟。
高3と高1で再会して。
兄和泉は最初馨を弟だと気が付かずに、懐かしい匂いと長身のイケメンで素敵だなと思っちゃって。

これ兄弟だってわかったら絶対気まずいやつじゃん。

馨が和泉に好きだと言って。余計気まずくなるじゃん。

避ける馨。でも優しいんですね。

そして和泉が…。それやったら絶対部屋に来るってフラグじゃん!
やっぱり馨がドンピシャのタイミングで部屋に来て。

下巻ではどうなるのかな?

1

もっと重たい話をイメージして読み始めましたが
思いのほか読みやすくて一気に読んでしまいました。
リアル兄弟ものです。
近親相姦ビバ☆

幼い頃、両親の離婚で離れ離れになった二人。
手紙のやりとりも数年前にとだえたきり。
そんな二人が、高校の寮で再会するのだが・・・!?

正直、個人的にはずっとそばにいた兄弟よりは背徳感が弱い。
苗字もそれぞれ違ってしまうとさらにない。
加えて似てない兄弟ならなおさらない。
と、おもってはおりますが、作品としてはとても楽しく読ませていただきました。

同じ部屋になって、
もしかして、こいつ俺の事・・と思ったら
好きになってしまう兄さんちょろいなwとは思うけど。

後半、興奮して抑えが効かなくてハァハァな弟くんが良きでした。

0

しっかり者の謙虚なデレが可愛い

上巻だけだと、めちゃくちゃ気になるところで終わりました(笑)


この兄弟、元々の仲が険悪ではないので重くなく安心して読めました。

兄は、"しっかりして!頑張って!"と思うようなのは恋愛の時だけであって、普段は寮長をしているくらいのしっかり者です。でもツンデレ感があって、デレが謙虚なので可愛いくギャップが良かったです。

弟は、こっちもギャップというか、一言で言うと狼っ気のある犬かなと個人的に思いました。そんな弟がたまに見せる弟感!カッコよさとこちらも可愛さを兼ね備えたイケメンが拝めました。

あっという間に読み終えたかのようなストーリーへの引き込まれ具合だったので、ガッツリした血縁関係を気にしないなら買って損はないと思います。面白かったです!

5

今のところ大丈夫

本当に血の繋がりのある兄弟モノ、苦手で地雷だと思ってたんですが小さい頃に親の離婚で離されたと言うことや、ずっと会っていなくて、苗字も変わっていたから同室になってもしばらく気づかなかったという仕方ない理由があるので気持ち悪いという感覚はありませんでした。ただ、あくまでも上巻は兄視点でのお話なので、弟の方がどういうつもりで兄の学校に来たのか、兄弟を懐かしんでなのか、既に恋心があるのかはまだわかりませんので下巻でやはり無理っ!となってしまうかもしれません。

今のところは、ダメだとわかっているけど気になってしまう気持ち、小さい頃の面影を見つけては可愛いと思ってしまう気持ちが切なくて、BLという枠を越えて、禁じられた恋にハラハラどきどきさせられています。

0

親の離婚で離れ離れになった兄弟の再会ラブ

紙本
修正…白短冊
カバー下…なし
あとがき…なし

0

萌えた

評価が高かったので読むのが楽しみでした。

和泉が実の弟とは知らずに馨に惹かれて行く様子にドキドキしながら読みました。
なので早々に馨が正体をバラしたのでちょっと驚きました。
弟だと分かっても馨に惹かれる気持ちを抑えられない和泉に萌えました。
そして率直に気持ちを伝える馨に両者の気質の違いを感じたので、実の兄弟物でも嫌悪感とかありませんでした。

2人が一線を越えようとした時に、母親の事故の知らせだったので嫌な予感がしつつの次巻へ続くでした。

1

もっと続きが読みたい(上下感想)

義兄弟ではなく、ガチ兄弟。
血が繋がってるとは知らないまま恋に落ち、肉体関係を持ってから兄弟だと気づくドロドロ系かと思ったらそんなことはなかった。

早い段階で弟からカミングアウト。
兄弟と意識してから恋をするので、兄の気持ちの整理がつくまで丁寧にお話が進みます。
あがた愛先生の作品は絵柄が好みでないのですが、ストーリーが良くてついつい読んでしまいます。

両想いになった段階でお話が終了するので、
ガチ兄弟という点はそんなに気にならなかったです。

【周りからどう思われようと関係ない】と後味良く終わってしまうのですが、
せっかくの血縁兄弟なので家族や友人に知られてしまったりするドロドロ展開も読んでみたかったな。

離婚してるし寮に住んでるしで、兄弟であることの問題が本人の気持ちの問題だけだったので、
もう少しだけ周りの環境にもみくちゃにされる2人を見たいと思ってしまいました。

0

弟だと気付いてからの兄の戸惑いにキュン

子供の頃に親の離婚で別々に暮らす事になった2歳違いの兄弟のお話。

手紙のやり取りも無くなって3年後、兄・和泉の高校の寮に入ってきた弟・馨。
母親の再婚で名字の変わってる弟に気付かない兄。
同室になってゲイの和泉は馨に惹かれそうになるが弟だと分かり気持ちを抑える。


馨が背もデカくなって大人っぽくなっているのに
端々に垣間見れる「弟」っぽさ・・・正しくは「お兄ちゃんが好きな弟」っぽさ♡
たまらないキュンキュンしちゃいました!!

馨の告白も兄弟であることで否定する和泉に切なさがっ!!
そんな中で馨の布団でオナってる際に馨帰宅でドキドキ待ってました展開♪
最後の1ページに心臓が「ヒュッ」ってなりますが
上下巻同時発売でよかった。。。。

0

2人の関係性を的確にあらわした表紙

なんて素敵なんだろう…
と初めて表紙を見たとき目が釘付けになりました。
背徳感からうつむく兄(上巻)と執着心を隠さないまっすぐな目線の弟(下巻)の組み合わせ最高。
性癖に刺さったんだと思います。
表紙買い&作者買いで発売と同時に速攻で読みました。読む前からかなり期待値が高かったにもかかわらず面白かった。
適度にシリアスで純愛、でも弟の執着心半端ないそのさじ加減もすごく好みでした。
絵も綺麗ですね。背の高い馨(攻め)が、甘えながら兄を下からのぞきこむシーンのアングルがうまいなと思いました。
全体的にすごく萌えました。
あがた愛先生の作品の中でダントツで好きです。

11

禁忌の先の美しさ

わたしは未だかつてこれほど美しく純粋な兄弟の愛、それも禁忌といわれる愛を読んだことがありません。

離婚より離れ離れになった兄弟が学校の寮で再会するお話です。見た目がそれほど似ていないふたり、それを語る幼い頃のエピソードがニクイ。何気ないエピソードがのちに確信に迫っていくあがた先生の描き方は素晴らしいのひとことにつきます。

この世界はやはりBLでしか描けない世界であり、純愛以外の何物でもありませんでした。
あがた先生こだわりのtkbがかわいい!!!

6

上下巻同時に読める幸せ

大好きな兄弟モノ!ということで、発読み作家さんでしたが、本屋さんで表紙に惹かれて購入しました。おまけに、上下巻一緒に発売なので、すぐに結末が分かるのも魅力ですね。

さて、内容ですが、親の離婚によって離ればなれになった兄弟が、寮で同室になったことから始まります。
これは、弟がわざわざ兄を追っかけてきたからなんですが、この時点で弟の好き度が分かって萌えます。
そして、最初弟だと気付かなかった兄も、元彼とは出来なかったHが弟相手だと気持ち良くなるというところに、どれだけ好きなんだっていう話ですね。

まぁ、最初は弟と分かった時点で、ダメだとブレーキをかけてますが…。でも、必要以上に背徳感も出してないし、ちゃんと気持ちの整理がつくまで待ってるような感じが良かったです。

0

背徳感は薄め。美しい兄にまとわり付く空気感は濃ゆい。

あがた先生が「インセスト」をテーマに描いたというだけあって。
ひたひたと迫る様な、その空気感は重め。息が詰まりそうな緊張感を孕んで、それは展開する。
私は「僕は君のいいなり」の、あのじっとりと汗ばむ様な空気感を思い起こす。
ところが、やはりインタビューで書かれている様に、ここにその背徳感は無い。
むしろ、薄いと言っていいだろう。兄の和泉は自分の性癖に悩みこそすれ、どうしようもなく実弟の馨に魅かれてしまう。兄弟として育った時間が短かったので、目の前に現れた馨を弟と認識出来なかったからか。ガチの兄弟であるという禁断感は読み手側にも伝わっては来ない。
既に先輩と付き合った事がある和泉は、男同士であるという事よりも、先輩を好きなのに セックスが受け入れられなかった事を悩んでいる。これは何かの暗喩なのか。
馨と想い繋がるまで、和泉は真っさらでいるべきだったのか。和泉の中の何かが予感していたのか。
必要な描写だったのかなぁ?って。ちょっと考えさせられる。

56ページの、和泉が馨を認識した瞬間の、2人の体格差にビビります。馨、育ち過ぎだろ‼︎
そんなの、もうすっぽり 和泉は馨に抱かれる為にあるよね‼︎ 的な。
この美しい、艶かしいと言ってもいい程の和泉が、同級生に肩を抱かれている様子を見て、めちゃくちゃ嫉妬している馨が可愛いです。馨は兄・和泉と違って、友人も多くて 光属性なのに。和泉に対する執着と嫉妬は闇‼︎ 重‼︎ じっとり‼︎
色っぽい和泉がまた無防備過ぎて。たまらんのだろうなぁ。と。

後半にはBLあるあるで、部屋でこっそりソロプレイを勤しんでいると、必ずと言っていいほど、それは当人に見つかってしまう! もぅここまで定型文を見せられると、確信犯じゃ無いかと。
もうちょっとで抱かれてしまいそうになったところで、母からの着信で我にかえる2人。というところで下巻へと続きます。2人が想い繋がるまで、カウントダウン!

描き下ろしは、まだ幼ない頃の馨視点でのターン。この時、まだそれは恋では無い。
ずっと2人で居たのに。半身を失った様な寂しさに、独り寂しく膝を抱える馨は 頼り無く、幼ない。
本編にも記憶として描かれる小さな頃の2人は、とても愛らしい。
離婚で別々に暮らす兄弟というのは、珍しい気がする。子供はモノでは無いのだ。半分こは出来ないと思う。どちらも片親が引き取るというのが、日本ではスタンダードな気もしている。

8

じわじわ惹き込まれる

好きな作家さん&兄弟ものが好きなのでとても楽しみにしておりました。
ちるちるさんのインタビューでも先生がお答えしていた通り、今までの絵より、もっと密度が高く、美しく完成度が高く…それだけでも「神」評価に値します。表紙もそうですが、内容もじわじわと惹き込まれるものがあります。

本編については既にいくつかあらすじを書かれている方がいらっしゃるので割愛します。
最初から吸引力のある流れ。また上巻の描き下ろしは、幼少期離婚してからの弟・馨のお話。これがなんとも切なく寂しい…。1話幼少期の過去回想の時点では離婚という事実に実感がなかったんだなと思いました。

心理描写も繊細に描かれていて凄く良かったです。弟への気持ちに対する後ろめたさをじっとりしていて喜びを感じました…。
兄弟ものって結構、ヤンデレだったり、強姦凌辱系が多かったりするのですが、そういった要素は皆無なので安心して読めます。

8

弟×兄

表紙に惹かれた方は、中の絵も綺麗なので問題なく楽しめると思います。

幼少期に両親の離婚により離れ離れになった(連絡は数年前まで取っていた)兄と弟の再会物BL

和泉は元から女性より男性に惹かれるタイプらしく少し前に同室だった先輩と付き合っていた過去がある。
しかしいざことに及ぼうとすると和泉の体は性的興奮の兆候を示さず、上手くいかなかった。
そんな苦い過去を持っている中で新たに同室者となった馨に惹かれていく。
しかしある時馨が自分の弟だと知る。

ひとまず上巻は和泉の葛藤があったので面白かったです。
馨の方は和泉が好きだという所からはいってくるのでお互いに葛藤を期待すると拍子抜けするかもしれませんが、絵も雰囲気も良い作品なので楽しめると思います。

3

兄弟なのか、先輩後輩なのか。

表紙の綺麗さに惹かれて表紙買いしました。
幼い頃に両親の離婚により離れ離れになった兄弟ですが、弟が兄と同じ高校に進学し、寮で同室になるところから物語はスタートします。

弟の馨は兄だと知っていますが、兄の和泉は気づいていません。
自分的には惹かれあって付き合い始めてから実は兄弟だとわかり、和泉が苦悩する展開か?と予想していましたが、割と早めにバレます。
その時にはお互い惹かれあっていますが、なんせ義理ではなく血の繋がった兄弟なのでこれから紆余曲折あるのか?と期待しています。

絵がとても丁寧で、ほぼ表紙のままですので安心して読めました。下巻も楽しみです。

4

強い執着なのか?

絵が美しいあがた先生の新刊、楽しみに待っていました。
電子ではRenta!で既に配信しております。

離婚を機に離れ離れになった幼い兄弟が高校で再会し、
兄の和泉と弟の馨は寮の同室になります。
ガチ兄弟の再会ラブストーリーです。

馨が弟だと気付かない和泉ですが、
どこか馨に惹かれているのが分かります。
寮の規則から血縁者は同室になれないため、
今更他言しないことを決める2人。

ゲイの和泉は同室の先輩と付き合っていましたが、
どうしても身体が拒絶してしまい別れています。
気持ちがないから受け入れられないのか?
男しか好きになれないくせに、
男を受け入れられない身体に悩む和泉。

そんな時、馨が和泉に告白します。
どう見ても馨に惹かれている和泉だけど、
兄弟ということを理由に否定してしまいます。

和泉の身体は、本当に好きな人なら受け入れるのかな?
馨のベッドでオナニーしているところを目撃されて、
馨に迫られるところで上巻は終了です。

どうにも馨の和泉に対する執着心が強い予感がします。
同じ高校に来たのも調べ上げた結果の事でしょう…
兄弟+執着愛=ドロドロの予感です!

ガチ兄弟なのでハッピーエンドもバッドエンドも、
メリバでさえもあり得るのではないでしょうか?
ドキドキしながら下巻読みたいと思います。


3

弟→→→→→←兄

親が離婚したせいで離れ離れになってしまった兄弟
弟×兄のお話です。

上巻を読んだ感想です。

上巻を読んだだけでは詳しくはわかりませんが、
弟が兄を好きで、わざわざ遠くの寮のある学校に入学したということですね。
これ、兄弟は全然会えてなくて、お互い今何をしているかもわからなかったのに、
兄の所在を突き止めて、追いかけてきたということですかね……。

弟の兄に対しての執着度合いが良いです。


ストーリー ★★★★★
登場人物 ★★★★★
エロ度 ★★★☆☆



0

兄弟という苦悩

私も作家買いです。

作家買いなので、ちるちるのインタビューや帯などの前情報やネタバレをなるべく目に触れないようにして読むようにしています。
義理の兄弟で濁すかと思いきや、バリバリの兄弟でした。地雷はあまりないのでセーフ!
弟の馨がなぜ兄を好きになった事とか、真面目な兄の和泉が兄弟でも腹くくって馨を受け入れるとことか、心理描写がスッと伝わってきて、独特の雰囲気を味わえる上下巻でした。
あがた先生の作品の人物ってそこはかとない哀愁を纏っていて好感が持てます。

あと、下巻表紙の馨の顔が兄に欲情してます!みたいな顔で好き!

0

上下巻の表紙をあわせる幸せ。

作家買いです。

電子発売まで待ちたかったんですが、あの表紙…どうしても上下巻並べて見たかった!

紙本の醍醐味ですね、並べるだけでこんなに嬉しくなるなんて。
しかも、帯の文句と表紙の表情がピッタリで、制服の着方もいい…
あの絶妙なバランスの体格差が解らないのが残念ですが、
欲情している弟と、気持ちを抑える兄、
内容が見事に表現された、二人の呼吸を感じる素晴らしい表紙でした。

あがた先生の描く、年下ノンケ執着攻めと優等生ゲイ受けDKが大好きですが、ガチ兄弟もの。
ガチ兄弟は好みでないと言いつつ、実はここ2週間でガチ兄弟もの3作品目、
ガチ兄弟と言っても、三者三様で全然内容が違っていて驚き…もう好みでないと言えなくなってきた。

偏差値の高い高校に在籍する高3の逢坂和泉は、真面目な優等生で寮長。
幼い頃から女性が苦手なゲイで、以前好きで交際していた先輩とは身体が受け付けず終わり、
思うようにいかない身体とゲイの葛藤を抱えている状態。

そんな中、同室になった新入生の高1矢野馨に、懐かしい匂いを感じた和泉…
自分とは違うタイプで、一緒にいて安心する矢野を意識し始めた頃、幼い頃に離れた弟だと解る。

両親の離婚で和泉は父、馨は母に引き取られ、
三年前に母が再婚し、長谷川から矢野に苗字が変わっていた。
三年前まで手紙で繋がっていた二人は、引っ越しで連絡が取れなくなり切れていた状態。

自分に気付かない和泉に、馨から弟であると告げられ、
恋愛対象として意識していた気持ちを抑え込む和泉。
兄弟として仕切り直した二人の時間で、懐かしさも手伝い距離も心も近くなり、
葛藤するなか馨から好きだと告白され、普通じゃない、兄弟だから駄目だと拒否する。

葛藤、すれ違い、抑えきれない想い…。
仄暗い空気の中、静かにじっとりと描かれる、二人のやるせない心情がせつなくて堪らない。
ラスト急接近の二人ですが…これが本当の寸止めです。
勃つものもございませんが、どうしてくれるのかというところで終わり…
うぉ~~~っと雄叫びを上げての下巻でした。

あがた先生の作品は、本当に静かですよね。静かだからこそ籠った熱のアツさにハァハァしてしまう。
この秘めた和泉の葛藤があるからこそ、このガチ兄弟の禁断愛に萌えるんでしょうが、
馨のぶつける先のない、やるせない想いが解りやすく描かれているのもせつなさ倍増で、
たまに漏らす言葉が重くてリアル…やっぱり年下執着攻めが好きです。

子どもの頃の二人が本当に可愛くて、ちゃんと兄弟なんですよね。
離れていても、しっかりと兄弟の想い出がある二人が、普通の恋愛感情で求め合う。
このパターンのガチ兄弟ものが、個人的に初めてで、萌えてしまうことに気付いてしまった…。
また、新しい扉が開いたようで恐ろしいBL沼。

描き下ろしの離婚後の馨、りこんの意味を実感する寂しさに胸がエグられる。
しかも、学校用品の名前を、マイネームで苗字にバッテンして横に新しい苗字って…イジメられるわ。
せめてシールを貼って書いてあげて~~~。

※紙本:修正は細い短冊です。

6

ガチ兄弟もの。

作家買い。

あがたさんの新刊は兄弟もの。血の繋がりのある本物の兄弟なので苦手な方は注意が必要かもです。上下巻同時発売になりましたが、上巻の表紙がお兄ちゃんで、下巻の表紙に描かれているのが弟くん。弟くんが攻めの、年下攻めものでもあります。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





主人公は高校3年生の和泉。
偏差値の高い高校で、和泉は優秀かつまじめな生徒。が、彼はゲイで、その葛藤も持ちつつ日々生活している。寮で同室だった先輩と恋人同士だったが、身体がどうしても先輩を受け付けず破局した過去がある。

ゲイで、恋人も作れず、でもセックスには興味がある。

そんな自分に嫌悪感を抱くが自分でもどうしようもない。

そんなときに、新入生が和泉の住む部屋に同部屋になり入寮してきた。その後輩くんの名前は馨。
明るく、人見知りしない性格の馨に安心しつつ、でも彼に感じる懐かしい匂いを不思議に感じていたが―。

というお話。

和泉の両親は、彼が子どもの時に離婚した。
その時に和泉は父親に、弟のかおるは母親に引き取られ、以来離れ離れで暮らしてきた。

馨は、実は子どもの時に疎遠になった弟の「かおる」で…。

まじめで品行方正な兄・和泉。
チャラ男で天真爛漫な弟・馨。

なんというか、この設定だけで萌えツボ刺激されまくる腐姐さまは多そうですが、ここに、「わんこ攻め」&「兄弟であるという禁忌」というこれまたナイスな設定が盛り込まれています。

ゲイであるという葛藤を抱え、それでも品行方正に生きようとする兄と、兄弟という枠を超え、チャラ男に見えるのにそれに相反して兄を一途に想い続ける弟。

良い!
萌えツボがこれでもかと刺激されるのです。

上巻は、馨が和泉に想いを伝えるけれど、それを「兄弟だから」と受け入れることができない兄、の展開。和泉が兄弟であるという禁忌を乗り越えられさえすれば馨はいつでもウェルカムで待ってくれているのですが、そうは問屋が卸さない。

和泉のことが好き。
好きだからこそ、無理強いしたくない。
そんな馨の想いも良かったし、

どうしようもなく馨に惹かれるけれど、兄弟という枷を外せずもがく和泉。
の姿にも萌えと共感を感じました。

上巻では、「体の接触」という点はかなりあっさりです。
和泉が馨を恋人として受け入れられないので当たり前と言えば当たり前なのですが、終盤に馨のベッドで自慰にふける和泉を馨が目撃する、というところから一気にことが進みます。

かつての恋人に触れられたときは快楽どころか苦痛しか感じなかった和泉が、馨に触られどうしようもなく乱れてしまう。ダメだと思うのに、心も身体も馨を求めてしまう。

萌えるんですけど!

と思うところで上巻はおしまい。下巻に続きます。

とりあえず上巻だけ買ってみようかなー、と思ってる方には声を大にして言いたい。
絶対、上下巻まとめて買われることをお勧めしたい。

上巻だけで終わるとか、とんでもない寸止めプレイになります☆

基本的に「兄弟という枠を和泉が乗り越えられるか」を軸に進むストーリーで、そこに終始する展開なので非常にモダモダと進むストーリーです。ですが、彼らの友人たちや家族の話も盛り込まれていて中弛みすることなく進んでいくので一気に読んじゃいます。

あ、それとストーリーとは全然関係ないところですが、

和泉の口元にある黒子が、クッソエロいです!ということも、ここで叫んでおきたいと思います。

18

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