天才CGデザイナー×後輩CGデザイナーのアンマッチLOVE!

先輩、断じて恋では!

senpai danjite koi dewa

先輩、断じて恋では!
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神21
  • 萌×236
  • 萌31
  • 中立9
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
19
得点
351
評価数
100
平均
3.6 / 5
神率
21%
著者
晴川シンタ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
発売日
価格
ISBN
9784040658469

あらすじ

「俺はどうやら、この新人に距離を置かれている」――CGデザイナーとして経験豊富な柳瀬は、新人の金田の扱いを持て余していた。ちょっとしたスキンシップを図っても「できるだけ触らないでいただきたいのですが」と拒否されてしまう。そんなとき、ある大型企画が動き出す。金田とコミュニケーションを試みる柳瀬だったがうまくいかない。そして金田は金田で思うところがあり…?

表題作先輩、断じて恋では!

柳瀬淳,CGクリエイター仕事が出来るチャラめな先輩
金田優希,新人CGデザイナー,常に真顔な後輩

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数19

不器用な受けが可愛い!

2022年に実写化もされていたし、そう言えば原作読んでなかったなあと、、、


カナダで経験を積んだ優秀なCGデザイナー×新人CGデザイナーのお話。


表情が険しい受けが、実は攻めのことが大好きだったというギャップが可愛いすぎですね。

受けに嫌われていると思っていた攻めが、実はそうでなかったと知ったり、受けの崩した可愛い表情に心揺れたり、、、


ただ、攻めには過去、仕事で苦い過去があったらしく、受けが好きなのはそのときの自分ではないかと受けからの好意を拒否してしまいます。

ですが、受けが今の攻めのほうがもっと好きだと告白。


受けの喋る言葉が、時折方言なのが良かったですし、直球勝負だったり、うまく自分の気持ちを表情に表せない不器用さがとても愛おしく感じた作品でした。

あと、お表紙の受けの照れ顔も可愛い上に、とても目を惹くインパクトのあるデザインが良きでした。

0

"恋”と”憧れ”の狭間で揺れるお仕事BL

ボイスドラマから気になってはいたのですが、
表紙絵の子が某作品のあの子にそっくり
声優さんも某あの子の声の人で、と少々引っかかり本作を購入。

エロシーンはコミック巻末の描き下ろしのみ
お仕事の描写が重点的
CG会社の内情も作者が取材して協力を求めたようで
あとがきにも書かれいるのでけっこう入念に描かれています

主要人物は
表紙の子の金田くんは普段は眉間にしわを寄せて口数も少ないけど
内に秘めたる純情をぽろっと出してしまうギャップ萌えの青年。
一方の柳瀬は、長い経歴から精神が摩耗して自尊心が低くなり、
金田くんから向けられる憧れと恋心の混じる眼差しに
柳瀬が惹かれていく様子が物語の中心となります
続刊があるようなので速やかに手に入れたいです!

非常に読みやすく、さわやかな読後感。
人にもおすすめしやすいです

0

タイトルってやっぱ大事だな…

私、アーティストのヒルクライムが好きなんです。彼の楽曲「あと数センチ」がもう素敵でひと聞き惚れしたんですけど、それがBLコミックが原作のドラマで使われたという。動画サイト見てみたら、ドラマにぴったりというコメントがあったので、どれどれどんな原作なんだい?と読んでみた訳です。
という、なかなかないだろうきっかけなんですが、いやもう確かに!この楽曲は確かにこのコミックから生まれたんだわ!という感動。少し逆からの感想になってしまいますがご容赦を。

舞台はCGクリエイターの世界。指導係の先輩×新人後輩。先輩から見て後輩くんは何かそっけない…なんだけど、後輩くんからしてみれば!先輩は自分がCGを始めるきっかけになった凄い人で緊張して話せない、というのが真実だったというところから。
うーんでも、このタイトルと、あと主題歌とから受けた想像と、何かちょっと違ってたかな!という感じ。このタイトルなので、先輩が後輩くんに「俺のこと好きなの?」と迫って、違います、恋じゃなくて憧れです!と言い返すような、そんな入りかな?と思ったタイトルだったんですが、うーん、ちょっと違った…?
いや、熱弁振るった後輩くんに俺のこと好きみたいじゃん、となる流れはあるんですが、うーん、何か…想像した流れと違ってて、それが良い意外性なら、うわあ萌!となったんだろうけど、何か個人的にはあまりしっくり来なかったというか。せっかく良いタイトル付けたのに、中身と乖離してるのかな、何か。

まあそんな先輩さん、後輩くんと出会うまで、数々の賞を取ったり大作に関わってたりの凄い人なんですが、その一方で、クリエイターとして求められていることと、自分の理想が噛み合ってないことで挫折…違うな、失望かな、そんなことがあり、結果腐って男女問わず遊んだりーな過去があった。ので、後輩くんからの尊敬?それとも恋愛感情?を素直に受け止められない、という感じだったのですが、恋愛感情だとはっきり意識した後輩くんに目を覚まさせてもらいます。

…うん、だからやっぱりタイトルと合ってないんだよなあー。タイトルからは後輩くんが意地張ってなかなか恋心を認められないのかな?というイメージだったんですが、寧ろ逆だな…。
いや、やっぱりタイトルって大事ですわ。文章的なものなら尚更。そのタイトルとお話の流れがずーっと合ってない気がして、いまいちのめり込めない。
先輩が途中、後輩くんに別に俺は凄くない、と腐ってしまった自分の心情を吐露するんですが、うーん、でも別に、だからと言って今仕事の手を抜いてる訳じゃないし、指導が悪い訳でもないし…。「だから何?」という程度のことかなあ、と。何かドラマティックさが足りないのかな…。

とはいえ、最初に戻ると、主題歌の歌詞で「この先もお隣?の関係じゃもどかしい」とあるんですが、まさにその通りで、会社での席は隣通し、触れようと思えばすぐに触れられる距離でのもだもだは確かにキュンとします。
あれ、主題歌の方がタイトルよりもドラマに合ってる感じだな…これは予想外だ…。

0

あまりにも初心

なんですかこの「俺は初心です!」と自己紹介をしているかのような初心さあふれるカバーイラストは…!!
こんなのもうかわいいに決まってる!読むしか!!と、一気に3冊まとめ買い。
結果、カバーの彼・金田くんは予想を裏切らないかわいらしさでした。

まず、ページを開いてすぐにおっ?となる導入に一体何が…?と思うと、今作はCGデザイナー同士の組み合わせということで。
CG業界の裏側のあれこれが詳しく描かれていて、なかなかここまで描かれている作品は見かけないのでとても新鮮でした。
面倒見の良い教育係の先輩・柳瀬と感情表現が不器用すぎる新人・金田の両視点で進んでいくストーリー。

読者側は2人が今何をどう思っているのかが丸わかりだというのに、当の2人はなかなかうまく噛み合わないのが両視点の良いところですよね。
なりたかった職業に就けて地道にコツコツと毎日頑張る金田と、実力も実績のあるCGデザイナーだけれど、仕事をする度に熱い気持ちが落ち着いてしまった柳瀬の対比が良いです。
「好き」に一生懸命な新人に刺激されていく先輩の図はなんだか読んでいて気持ちが良くて好きでした。
金田という男がとにかくまあ〜初心でかわいらしいやつなんですよ。
尊敬してやまない憧れの先輩・柳瀬を前にするとどう距離を取って良いのかがわからず、ついつい強面になってしまったり、ぶっきらぼうな態度を取ってしまっては反省を繰り返す…
感情がたかぶるとぽろっと出る方言がまたずるい。これは富山弁なのかな。

と、お仕事面と金田のかわいらしさは良かったのですが、恋愛的な部分での萌えが爆上がりしたかというとうーん…というのが正直なところです。
個人的にはお仕事編・導入編といった印象を受けましたので、こちら1冊だけを読むよりも3冊通して読んだ方がより良いのかもしれないなと思います。
続刊に期待を込めての萌評価です。

0

恋か憧れか

大好きなお仕事BL作品。
CGクリエイターたちが切磋琢磨し、仕事や恋に悩む姿がとても眩しいお話です。

お仕事BL作品の中でも、専門的な知識が高く知らない情報ばかりで見応えがありました。そうした背景がしっかりとあるから、ストーリーにグッと深みが出る。BLの段階に進む前段階での土台作りは完璧です。


憧れの先輩クリエイターに師事を受ける新人クリエイターの金田の不器用な態度が初っ端からインパクト大。先輩に塩対応なのが目をひきます。
金田の態度は実は好きの裏返しで、彼の不器用だけど一生懸命で、実は素直な彼にキュンときてしまう柳瀬のちょっかいが、いい感じで恋に動き始めます。

柳瀬への熱い想いが憧れなのか恋なのか。
自分の気持ちを確実にハッキリとさせていく金田に、最初の無愛想な態度は見る影もありません。実はこんなに熱い男だったのね。

過去の自分から逃げる柳瀬にとって、金田の存在はクリエイターとしてのワクワク感を思い出させてくれました。自分の仕事が誰かの心を動かすエネルギーになってると思ったらひよってなんかいられないですよね。金田は全盛期の柳瀬のことも今の柳瀬のことも尊敬してるワケですし!


カナダに行くことになってラブラブが好調ぶりな2人にニヤニヤ。恋愛している金田がとても可愛いかったです^ ^

1

金田くん好き

CG会社で働いている柳瀬は、新人である金田の教育係を任せられる。しかし、どうやら金田は自分のことを避けていている。金田はポーカーフェイスで何を考えているのか分からないタイプですが、それは憧れの柳瀬に自分の気持ちに気付かれないためなのが物凄く可愛いです!ある日、新歓で酔ってしまった金田は勢いで柳瀬への想いを話してしまう。それから金田は柳瀬への憧れをストレートに話すようになったが、柳瀬はその憧れは今の落ちぶれた自分には相応しくないと感じ、金田に強く当たってしまう。しかし、それでもめげずにどんな柳瀬さんでも好きだと伝え続ける金田がとても印象に残りました。好きなものに一生懸命になれる金田が眩し過ぎてこのシーン見て泣いてしまいました。柳瀬が軽すぎるのが少し気になりますが、面白かったです。

3

お仕事BL?

ドラマから入り購入(*^^*)
ドラマリアタイ勢にはネタバレになるので購入を悩みました。
…………っが、ガマンできなぁーい!(笑)
ええい!ポチッ

…………うん、ドラマはこの展開が顔のいい俳優さんパワーで補えそう?
ドラマの楽しみが増えました(≧▽≦)
でもでもBL漫画としてはー?!

お仕事パートとキュンキュンパートの対比も楽しむ作品だと感じました。
対比なんですよぉ…………スムーズに繋がってないっていうのかしら?
お仕事BLは好きでよく読みますけど、萌え萌えパートの盛り上がりがいまひとつ……

でも綺麗な絵で最後まで楽しめました♥

8

溺愛系の攻めがよい!

某電子書籍サイトで安くなっていたため購入してみました!
1巻などの概念をもたず読んでみたところ、全体通して攻めが良きでした!
もう受けに対してのデレがたまりません(*^^*)
対して受けくんがこの作品でのポイントになるのよね。デレはじめるまで長い。。いや、ずーっとデレてるのですが、キャラ的に出さないように頑張ってる方向のため、かわいいんだけどわかりにくかったかな。
方言で不器用で一途でめっちゃ可愛いんですけど、いかんせん純朴すぎるためか、攻めに対して好き好きーと振り切ってほしいとこまではいってくれませんでした。そこが残念でした。
お互い名字呼びのままだし、受けの子も髪少し伸びてほしいなぁと思ってたけど最後まで変わらないし、海外行って同棲してても甘さ控えめだったし、、とちょっと残念だなぁと思うポイントが多々あり、この評価にさせてもらいました。
ただ、攻めは良きですよ〜!
遊び人だった人が一途になっちゃうし、振り回されちゃう!これは大好きなパターンでした!

4

恋の自覚?

死ぬほど憧れ追い続けた柳瀬と同じ会社に入り、新人教育係として隣の席で毎日仕事を教わる金田。
もうもう毎日昇天しそうで…。

でも柳瀬には嫌われてる!何考えてるかわからない!コミュニケーション取れない!と思われてて…。

柳瀬の過去を丸ごと知っててそれでもすごいって追いかけてきて…。

柳瀬の葛藤も、金田の真っすぐさにいたたまれなくなるところも、みんなひっくるめて好きですって。

金田のギャップが!最初から全部出してれば良かったのに!でもそしたら柳瀬は恋をしてくれたかな?

人として好きなのが恋人になって。下地はあったんだろうけど、え?いいの?と思いました。

3

お仕事たっぷり、ラブもちょっとあります

初心に帰って頑張ろうと思えるような、お仕事への情熱がたっぷり詰まった作品でした。


柳瀬(攻め)は、海外で腕を磨いた経験をもつ、技術力・指導力に優れたCGデザイナー。
新人の金田(受け)の教育係を務めていますが、あまりにも素っ気ない態度の彼との距離感に悩みます。
実は金田は、柳瀬を神と崇めるほどの大ファンで、この業界に入ったのも彼の仕事に惹かれたのがきっかけ。
そんな人間が隣にいるせいで、緊張のあまり挙動不審になってしまっているだけなのでした。

金田くん、真面目で一生懸命で、おまけにとってもピュア。
ネギ坊主みたいな頭をした男の子(言い方)に果たして大人のラブが芽生えるのか?と思ったらちゃんと芽生えましたね。良かった。
飲み込みの早さとセンスの良さもさることながら、何よりも新人らしい意欲と情熱にあふれています。
大好きなCGの仕事を、ずっと憧れ続けた柳瀬と一緒にできるのが本当に嬉しくてたまらなくて。
大きな案件に携わるようになって初めて壁にぶつかり、悔しさに涙ぐみながらも最後までやりきろうとする姿勢には胸を打たれました。


柳瀬にもまた、CGが楽しくて仕方がない時期がありました。
けれど、“好きなこと”と“仕事”の乖離に悩んだり、プレッシャーに晒されたりするうちに、徐々にやりがいを見つけられなくなり、情熱が薄れかけてしまっていました。
そんなところに金田のキラキラとした憧れをぶつけられ、輝かしい過去の自分しか見えていないように感じてしまった柳瀬は、思わず拒絶するような態度を取ってしまいます。
でも、それでもなお揺るがない金田のまっすぐな想いに感化されて、この職業が好きだったことを思い出します。


いち作品としては完成度がとても高く、ストーリーも読み応えがあって面白かったです。
だからこそ、BL作品としての観点で考えると、評価が難しい。
いっそ、無理にくっつけずに、“ちょっと距離の近い上司と部下がいるお仕事漫画”として突き抜けてしまった方が良かったかもしれません。
というのも、歓迎会の後の「俺の事好きみたいじゃん」→「そうです」→「じゃあキスしてみる?」という流れが強引すぎますし、そもそも金田が“憧れ”と“恋愛感情”を混同するキャラクターにはどうしても思えないんですよね。
BL作品なのでラブを入れなきゃ!というのはもちろん分かるのですが。

それに、お仕事の説明や描写に重きを置いているぶん、どうしてもラブの要素が削られがちで。
男の子ふたりがキャッキャしているのを見るだけで楽しい私にとっては十分満足でしたが、がっつりとした恋愛描写を求める方には物足りないかもしれません。
(続編があることを知っているので、1巻目としてはこんなものかな、と思ったのも大きいかも)
それゆえ、どっちつかずで中途半端な印象になってしまい、非常にもったいなかったです。

今後はふたりの仲が進展していくところも見てみたいです。

6

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