ギヴン 4

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ギヴン 4
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神195
  • 萌×245
  • 萌22
  • 中立11
  • しゅみじゃない23

--

レビュー数
20
得点
1232
評価数
296
平均
4.3 / 5
神率
65.9%
著者
キヅナツキ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
ギヴン
発売日
価格
¥679(税抜)  
ISBN
9784403666148

あらすじ

フェス出場を目指して、審査と新曲作りに明け暮れる中、春樹(はるき)は若い真冬(まふゆ)や上ノ山(うえのやま)の才能に圧倒される。息苦しさを感じた春樹は、メンバーに隠れ元カノのバンドのサポートを受けてしまう。だが、春樹が密かに想いを寄せる秋彦(あきひこ)がそれに気づき……。春樹と秋彦の恋が、生々しく軋む。澱のようなオルタナティヴ・ラブ!

表題作ギヴン 4

(仮)上ノ山立夏,高校2年生,ギター担当
(仮)佐藤真冬,高校2年生,ヴォーカル&ギター担当

同時収録作品ギヴン(4)

梶秋彦,大学生・ドラム担当
中山春樹,大学院生・ベース担当

その他の収録作品

  • 設定資料集①〜⑥
  • とびだせモブ!①〜④

レビュー投稿数20

秋彦がクズ

秋彦が春樹が好きなの知ってて今まで思わせぶりなことしてたのも、雨月にもヒモしてくっついているのも、むしゃくしゃしたら春樹も雨月ともヤルのも無理でした

2

せつない

この巻から5巻の途中までが映画化された部分です。
4巻では映画で端折られていた立夏と真冬の学校でのキスシーンが見れます(確か...7巻に付属の限定DVDにも収録されていたと思います)。

秋彦と雨月。
一番好きな人とは上手くいかないもんなんですね。
わかってるけど、こんな現実をアニメや漫画で見せられるとなんか悲しくなっちゃいます。
でも春樹が秋彦にただ振られるエンドも可哀想すぎてありえないし。こういう落とし所しかなかったんだろうなと思います。

0

こういうの嫌いじゃないけど…

順調にメインがハルと秋彦に移行してきてます。さすが1000年代生まれな大人組、真冬と立夏カップルの子供っぽさが際立つったら。高校生組は完全に脇に追いやられてしまった感。
今回は秋彦とハルがそれぞれの視点から描かれてました。秋彦の片思いは切ないですし、荒れてもイイ男なのは分かります。だけど天才と凡人の違いに悩むハルへの言葉だけは、なんかお前が言うなと思ってしまいました。
四人のキャラが皆別々のことで悩んでもがき苦しんでて、青春だなって思うし感動するとか共感するとか、すごいのは分かります。こういうの好きです。でも視点が動きすぎて一人の掘り下げが甘く感じてしまい、キャラのことが理解できた気になれません。
肩入れできる好きなキャラが一人いれば違ったのかな。上手くハマれてないなあと思いながら読み終えました。

0

春と秋と雨

再読です。
前巻が良かっただけに、かなり評価に迷いました。
良かった部分と、こうあって欲しくはなかった部分がガツンとせめぎ合う1冊。
高校生組と雨月が語る秋彦とのお話だけ、もしくは展開があと少し違っていたのなら萌評価でした。
高校生組が本当にかわいい。

私は、もし春樹があそこまで願掛けのように伸ばした髪を切るのなら、それは恋愛が成就した時が良かったななんて思っていたんです。
なので、あの理由でというのがとても悲しくて。
とは言え、成人組の恋愛模様は、恋愛以外でもぐちゃぐちゃとした決して綺麗とは言えないものがあって、すごく人間臭くて好きなんですよね。
雨月と秋彦の、両想いなのに一緒に居るとどんどんだめになってしまう切なさと、依存だと分かりつつも離れられない関係。
この辺りを真冬だけに語る雨月が苦しくて「冬のはなし」を歌った時の真冬と似たものを感じます。
秋彦のやるせない気持ちも、ぐるぐると渦巻くような危うい感情も決して理解が出来ないとは言えないんです。
でもちょっと、春樹とのレイプシーンは必要無かったような気がしないでもない。
もし描くのであれば、そうなるまでをもう少しじっくりと長く読みたかった。
唐突かつ、あれでは春樹があまりにも辛い。

秋彦は、春樹には弱い部分や情けない自分を見せず、対等・もしくは少し余裕のある姿で居たかったようにも思えるんですよね。
大人びて見えますが、秋彦はまだ20歳ですから…
「自分を好いていてくれているのが分かる」春樹から逃げられないように、嫌われないようにしていたのかな。
自分から離れて欲しくない気持ちが強く見えるというか、彼は思っていたよりも子供な部分があるのでは?
一方で、バンドの中で「自分は唯一の凡人だ」と疎外感を覚え、周りの才能に苦悩する自己肯定感が低い春樹。
いやあ…春樹の気持ちがすごく良くわかる。
うーん、なんでしょうね。なんとなくなのですが、春樹は秋彦の事をなんでも出来る人だと思っていたようですし、決して対等な関係だとは思っていない気がします。
この2人のすれ違っているお互いへの印象の齟齬のようなものが、あの「ほぼ和姦シーン」になってしまったのかもしれません。
酷い行為だったけれど、なぜか秋彦の事が嫌いになれないのが不思議。
むしろ、今までよりも気になっている自分がいます。

傷付けられても、秋彦を見捨て切れずに同居を許してしまってから、好きだったはずの秋彦の今まで知らなかった面ばかりを知っていき、どん底に落とされた相手からの言葉で救われるのが皮肉だなあ。
いつも必要だと言ってくれていたのは秋彦だった。
うん、これは離れられないですよね…
秋彦の春樹への気持ちは一見すると恋愛感情ではないように思えるのですが、実は好きなのでしょうか。
この後一体どうなるのか。
読めば読むほど3人がどんどん好きになってしまって、どんな形であれ、幸せと救いがある事を願いながら次巻を読みたいと思います。

1

大人サイドの恋愛事情

はー
この巻が一番切なかった……
春樹がね……
秋彦め!!

大人の恋愛サイドに突入です!
春樹大好き♡
秋彦がモテるし、それはなんか分かる。
でも、一番いい男なのは、春樹だと思います。

元カノのバンドのサポートを頼まれた春樹ですが、
なかなか言い出せずにいるところ秋彦に見透かされてしまいます。
雨月と喧嘩した秋彦は、
無理矢理春樹を襲つまてしまうのですが、
辛そうな秋彦に春樹は、何でもしてあげる…と言うのです。
でも、それを無碍に突っぱねる秋彦に心底腹が立ちましたね!

秋彦を思って伸ばしてきた髪を切り、
吹っ切ろうとする春樹が健気で泣けます。
それでも、春樹は秋彦の部屋に居座るという図々しさよ……

ふー
この巻で秋彦くそめ!!と、何回思ったことか(笑)

0

どんどん面白くなる

アニメ化もして、完全にBL界のメジャー作品。
既刊5巻です。巻数重ねて手を出すのが躊躇われてくる方もおおいでしょうが、キリの良いところで終わっているので今ならタイミングいい。

ここまでくると変な痒さは完全になくなりました。この超人気作でも巻数重ねるとレビュー減るんですね。売れてるのがちるちるにレビュー書く層ではない気もするけど。

漫画としてどんどこ面白くなります。嬉しい。

◾︎中山春樹(22歳 大学院生)
◾︎梶秋彦(20歳 大学生)
雨月(梶の同居人)が梶にとって心惹かれる毒なのが分かる。
春樹推しです。梶にもっとブチ切れてボコボコにして欲しいし、梶には100回生まれ変わって100回春樹を愛してもらわないと心おさまらない。惚れた弱みですね。梶をボコボコにしない春樹が好きです。梶のことも好きです…だって春樹が梶のこと好きなんですもの。でも憎し梶。
調停者に頼り切ってると、崩壊した時が辛い。"パッと見て分かる天才"だけで回ってるグループなんてないよなぁ。

0

秋彦にイラッ!

アニメきっかけでイッキヨミ。
立夏真冬が好きなので教室のキスとか良かったね…。にしても進展遅いけど。
秋彦にはちょっと身勝手だな〜とイライラするとこがあるんですが、春樹の友達だったら絶対何か説教しちゃいそう(笑)。
春樹、凡人の苦悩わかる、わかるよ〜。

1

笑顔も泣き顔もどちらも皆切ない。

アニメ化記念に読み直してたら
久し振りにBL読んで泣きました。(二度目)
春樹、切ない!
凡人であることの疎外感。
才能と一緒に居られることの喜びと同時の絶望。
分かりすぎる……

久し振りにぐわっと心を揺さぶられました。

前から好きな作家さんで追いかけていましたが、
好き過ぎてなかなか評価とかレビューとか書けない。
どこぞのひ◯たみたいに、
「ぐわっ!」とか「きゅんっ!」とか「うぐっ!」とか、
感想の語彙が極端に貧しくなるので……orz

秋彦も雨月も我儘で自分勝手な男なんだけど、
好きになってしまったら仕方ない……
それを理性でねじ伏せようとして失敗して苦しんでいる。
この辺の放漫さがダメな人はダメかも……

凡人の私はどうしても春樹に肩入れして読んでしまうので、
秋彦酷いっ!と思いつつ、
早く春樹の懐の深さに気付け!と拳を握る!

実は怖くて五巻まだ読んでません……
そろそろ読んでもいいかな……(涙)

とにかくキャラクターの表情にやられる。
いつも、そう。
絵が語る作家さん。

評価はぶるぶるしつつ「神」で!

1

春樹の涙がたまらない

 今回は秋彦と春樹に重点の置かれたストーリーでした。今でも両想いな秋彦と雨月。ただ、お互いが音楽の道を極めるには、相手の存在が重荷になってしまう。これは2人の中での非常に感覚的な話なんだと思いますが、感性で作曲し演奏する以上、やはり見て見ぬ振りはできない感覚なんでしょうね。一見両想いなら音楽面にも良い影響がありそうだけど、特に雨月にとっては、秋彦に無防備な自分を晒け出す生活の中では思うような演奏ができず、負の要素になってしまう。でも、自分からはとても拒絶することはできないから、秋彦から離れてくれるのを待っているという彼の独白はあまりにも悲しかったです。

 そんな雨月とのやり取りで鬱憤が溜まっている時に、秋彦は春樹の部屋を訪れ、彼の自分への好意も分かっていながら彼の体に激情をぶつけてしまいます。「お前じゃだめだ」という秋彦の言葉にショックを受けながらも、拒みきれなかった春樹が切なかった。結局春樹は秋彦に押し切られてしまい、奇妙な同居生活を始める2人。バンド内でも劣等感を感じ、他に好きな人がいる秋彦に襲われ同居も許してしまった惨めさが相俟って、涙が堪えきれなかった春樹の表情にもらい泣きしました。秋彦が悪者になりきれないところも憎いですよね。雨月も春樹も誰かに大切にされるべき人間だと思うので、2人の心からの笑顔が見られる日を待ちたいです。

1

期待以上

正直、3巻まではバンド系は気まぐれなジャガーのが好みでした。しかし、春樹と秋彦編は物凄く面白い。天才の雨月には成す術もない秋彦、憧憬し嫉妬しながらも雨月を求める秋彦の苦悩。雨月も秋彦を追い詰めてると苦悩しつつも雨月を誰よりも理解してくれ、互いを求めあう間柄を本当には離れが難くいる。その一方で、秋彦は自分の事を思ってくれている春樹を、本当に受け入れる事も出来ずに追い詰めて傷付けても離れずにいる。春樹は一人バンドの中で凡才だと苦悩する、秋彦には春樹の苦しみが判るからこそ、春樹がこのバンドには必要だと説く、失恋した相手に励まされ離れてもくれない苦悩。恋愛だけでなく、天才に嫉妬し追い求めては傷付き葛藤する姿が痛々しくも腑に落ちてくる様がこの物語の一番面白いところだ。

5

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